Davi's Diary

Davi's Diary

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

DaviNY

DaviNY

Comments

DaviNY @ Re[1]:対岸の火事(09/13) おたまさん 先日某銀行の方々の話を聞…
~おたま~ @ Re:対岸の火事(09/13) 日本でも、1年ぶりにテレビでやっていま…
DaviNY @ Re:ちなみにわたしも(07/14) ~おたま~さん 日本の本には178cmとか書…
~おたま~ @ ちなみにわたしも ボンジョビファンでした(笑) 胸毛がボ…
DaviNY @ Re[1]:NYの女性はビーサンで出勤(07/05) breezyさん >ロンドンでもビーサンをは…
2005/03/03
XML
カテゴリ: 旅行記
グランドキャニオンの醍醐味は、はるか下を流れるコロラド川までトレイルを下って行く事にある。そのトレイルで景色を楽しみ、自然の大きさを体感するのだ。「地球の歩き方」でも書かれている通り、このトレイルはかなり厳しく、一日では戻ってこられない。下るのは言うなれば簡単なのだが、登るのは下りの約二倍の時間がかかることになる。できるところまで降りてから途中のポイントで引き返すのが懸命なのだ。それでも一番下まで降りたい人には、ちゃんと泊まるキャビンがあるというのもすごい話だけど。

自分の足で歩くのも楽しいだろうけど、馬好きの私はやりたかったことがある...ミュールでトレイルを歩くのだ。ミュール(ラバ)は馬とロバのかけあわせで、馬のように大きな体にロバのがっしりした体格と足を持っているので、重労働に最適(かわいそう...)。このミュールツアーはグランドキャニオンの伝統で、1920年ごろから始まった観光ツアーで当時のしゃれたドレスを着た女性たちがミュールに乗っかってキャニオン下りをしている写真などがある。

しかしミュールツアーに参加するには、体重が服を着た状態で200ポンド(80キロくらい)を越えた人はだめ、英語が理解できる人じゃだめなど、結構厳しい規則がある。危険項目を全部理解した上で「万一の事故があってもツアー会社を責めません」という同意書にサインする。英語が理解できるというのは、危険が生じた時に通訳なんかやっていられないため。英語での注意がわからず馬ごとキャニオンに落ちたらどうなるかは想像が難しくないだろう。一応主催者側が言うには、歴史の中で一人の死亡事故も出していないそうだ。同意書にサインをすると、水筒と黄色い雨ガッパを手渡され、朝8時にブライトエンジェル・ロッジ近くの集合場所に来るように指示される。

8時に集合すると、結構人が来ていた。私たちのように一日コースの人もいれば、一番下のキャビンに泊まる二日コースの人もいた。いくつかのグループに分けられ、グループごとにガイドがつく。そこでくどいほど安全事項の注意をされ、ミュールが各自に振り当てられる。この日は昨日の雪がうそのように晴れて晴天。しかし、トレイルにはまだ雪が残っており、しかも中途半端に凍っているので恐ろしい状態である。そのコンディションに気づいたのは、ミュールに乗ってツアーを出発してからだった。細い崖っぷちでミュールたちは時々足を滑らせるのだ...。私たちのツアーはガイドを入れて5人と小さめだった。男性は私の夫ひとり。若いひとり参加の女性と老夫婦が来ていたが、ダンナさんは体重オーバーであきらめたそうだ。60歳を軽く越えていると思われるおばあちゃんはダンナを置いてひとりでミュールツアーに参加するのである。すごすぎる。

トレイルの幅は当たり前だけどそれほど広い訳ではなく、ハイカーとすれ違うためミュールはトレイルの端っこを歩くように訓練されている(安全のため、人は崖の内側を通る)。その怖さといったらない。そして、ジグザグのトレイルを折り返すたびに、ミュールの長い首はトレイルの外に出るので、乗っている人間の視界もほぼ空中を浮くような状態になる。ツアーが始まって三分で思いっきり後悔。笑顔がひきつったまま下りの一時間半を過ごす。途中の休憩ポイント(インディアン・ポイント)まで午前中は休みなく下り続ける。雪が残る氷点下の朝、恐怖に顔をひきつらせたままポイントに着いた時は、安堵で皆トイレに駆け込んだ。(続く...)
mule

白いジグザグがトレイル。このトレイルは果てしなく続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/03/06 09:30:07 AM
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: