それからというもの、毎週のようにダイレクト・メールが届くようになった。ナントカの招待、シーズンチケットの優先の知らせ、来シーズンのカレンダー...それはそれはすごい量だ。情報を芸術家系で使い回ししているのか、シティオペラ、ミュージカル、バレエ、フィルハーモニーなんていうのも届くようになった。さらに、夜8時にもなると、数日おきにメットオペラからさらなる寄付の懇願電話がかかるようになった。Do Not Callリストに載せてから大抵の勧誘の電話はほとんどこなくなったのだが、夫によると、寄付をしたということは「ウチに電話をかけてもいい」という許可みたいなものになるそうだ。そう、私は既にメットオペラの「顧客」なのだ。8時前後にかかってくる電話を、夫が「ほら、またストーカーからかかって来たよ~」と言う。怖いぐらいだ。