トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2021.07.13
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ライブハウスやリハーサルスタジオの防音工事を手掛ける取引業者が、コロナに関係なくここ数年ずっと仕事がメチャメチャ忙しいようです。

何故か・・・?

コロナの現状を考えればライブハウスや弊社のようなリハスタのような業務用工事が増えたのではなく、一般住宅の防音工事がもう何年も前から結構な割合で増えているようです。

もちろん防音工事というのは、普通の工務店では出来ない特殊な専門工事というも大きいと思います。

本日の読売新聞のくらし家庭欄にも「自宅で楽器 心置きなく」というテーマで、副題に「防音室・パネル 音漏れ対応」とデカデカと記事が掲載されていました。

新築工事やリフォーム工事で、1室だけご主人の楽器やバンド練習用の防音ルームを作るというのが静かなブームのようです。

それも意外に、クラシック系の弦楽器や管楽器と軽音楽系(バンド)との比率が半々という事実に驚きます。

高校時代はクラシック系のオーケストラ部に所属した関係で軽音楽系とのこの辺の事情は分かっているつもりでしたが、やはり音楽全体で見るとクラシック系の管弦楽や吹奏楽の愛好者も伝統的に同数くらいは存在しているのです。

いずれにしても軽音楽系のバンド練習が1番多いですが、クラシック系の弦楽器や管楽器や木管楽器も弊社スタジオのお客さんです。



経済的にも時間的にも余裕がなければ音楽をやろうなんて思いませんが、日本のGDPが世界第3位で未だ世界でも指折りの経済大国だからこそ、こういった音楽人口が多くまだまだ増えている証拠です。

しかし20年前なら考えられなかった事が、今新たな需要としてビジネスになっているのです。

もちろん防音工事業者も生きていかなければならないので、防音工事の需要があればドンドン受注していくのがビジネスの正常な姿です。

しかし、これって個人住宅に防音ルームが出来れば、スタジオに行く必要がありませんので、弊社にとってマイナスに働くかも・・・?

フッと30年くらい前の悪夢を思い出しました。

それは織物業をしていた頃で、泉州に従来のシャットル織機に代わる生産効率(回転数)が3,4倍になった革新的なエアージェット織機が沢山導入された業界の「エアージェットブーム」です。

特に貝塚市はメーカーや代理店から目を付けられ、貝塚市内に伊藤忠と丸紅の繊維機械の販売子会社の営業所まで出来たほどです。

バブル期と重なったこともあり、これによって貝塚市内に最盛期はたった数年で1000台も導入された計算になります(地方の系列工場も含め)。

1台1000万円と計算すると、恐ろしい投資金額です。

30年経った今、弊社も含め90%が倒産廃業してしまったのです。

織機メーカーも販売代理店も日本国内に売るところが無くなれば、当然海外に目を向けるのが当然の成り行きで、その後中国をはじめインドネシアやパキスタンなどの途上国にドンドンエアージェット織機を輸出したのです。



その生産量が3,4倍になった日本製エアージェット織機によってドンドン海外で織物が生産され、その生機や現地で製品にして日本に洪水のように輸出されたのです。

弊社が15年前に織物業を廃業した直接の理由が正にコレです。

といった一連の日本の大阪泉州の織物産地の浮沈がグローバル経済の結果ですが、家庭内の防音室がドンドン出来ても弊社スタジオが廃業に追い込まれる事はありません。

何故なら、日本は既に物欲に拘らない成熟した文化的に豊かな先進国で、音楽活動(バンド、鑑賞)においてこれからまだまだ増えると思うからです。

自宅に防音室と言っても、バンド活動ができるほど大きなスタジオを作れる人は限られますから、自宅に防音室を作る事によって増々バンド活動への意欲が掻き立てられますからスタジオにとって逆に追い風だったのです。

「もう何もいらない・・・欲しいのは精神的な充実だけ」という日本国民が多い

私もそうですが、高級車に乗ったりブランドの高級服を買ったりするより、海外旅行に行ったりカルチャースクールに通ったり健康のためにジム通ったりする「コト消費」のシニアの方が、マーケットとして確実に増えていると思います。

という事で、織物時代は何も考えずに取引商社の言われるままに年間355日24時間エンドレス稼働で月産20万mもの織物を生産してきましたが、今はスケールダウンしてグローバルとは関係なく内需だけのビジネスですので、実需マーケットの動向を見ながら少額の設備投資でもタイミングを見計らって判断していますので、リスクを最小限に抑えられます・・・(汗)。

単にリハスタのスタッフとして働いていたら決して見えないのが今回の防音工事業者の動きで、40数年前の大学にウインドサーフィン同好会を創って関西学生連盟を近隣の大学と一緒に創りレース運営で企業へのスポンサー依頼に奔走して業界「全体」を見渡せましたが、単なる部員なら全く分からないのと同じです。

子供の頃から1から10まで自分で織物業の仕事(機織り、つなぎ、品種替え、営業、仕入れ、経理、検反、運搬)を熟している父親の背中を見て育ちましたが、それにも通じる経営者(零細企業)目線というのでしょう・・・か?







「トランクルーム貝塚」 「スタジオ0724」 「貝塚卓球センター」 「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798  mail: info@sasatani.com

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Last updated  2021.07.13 17:03:46
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