トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2022.03.02
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ありそうでなかったシリーズ第44弾は「49歳の起業」です。

今から16年前の49歳の時に、家業の泉州の地場産業であった織物業からトランクルームに転業しました。

祖父の代から57年続いた織物業を完全に廃業して、全く未知のトランクルーム賃貸業へ転身を図ったのです。

当時は年々増えてくる中国からの洪水的な繊維製品の輸入に脅威を感じ、このままでは60歳まで織屋を続けられないだろうと危機感を感じていました。

ならば50代に突入する前の「40代のうちに転業しよう・・・」と決断したのです。

49歳とギリギリ40代でしたが、まぁ気持ちの問題です・・・(汗)。



50代に入ったら、そのままズルズルといってしまい・・・そのまま倒産というイメージが頭を過ったのです(汗)。


65歳の今なら、もう転業なんかムリムリ・・・不可能です。

体力も気力も知力も・・・もう現役バリバリの30代の10分の1です(涙)。

転業や起業は社会経験を10~20年くらい積んだ3,40代がちょうどイイので、49歳の起業はタイミング的にギリギリセーフだったのです。



そんな中で、本当にしんどかった織物業をやめられてホッとしたというのも事実です。

まぁしかし、実際の起業なんてそんなモノです。

不安99%、1%期待・・・そんなところです。

普通の人なら99%も不安があれば、新たな一歩を1ミリでも踏み出せませんし、その場でフリーズするだけです。

そんな一家の大黒柱であるお父ちゃんの姿を、妻や子供は冷静に見ています。

ココは男・・・一世一代の正念場だったのです(汗)。

まぁ一般的に49歳とは・・・?

サラリーマンなら1番脂の乗った課長になって3,4年というイメージでしょうか。

50歳の一歩手前で、部長になれるかどうか?と必死に働いているイメージです。

サラリーマン生活の定年を10年後に控え、将来の死活問題が掛かっている・・・という感じか?

私も50歳を1年前に控え、年々増えてくる中国からの繊維製品の輸入と、年々厳しくなる繊維業界の現状を見て「将来これでイイのか・・・?」と自問自答しました。



こりゃダメだ・・・と。

なので、50代に突入する前に転身しなければと思ったのです。

毎週金曜日に大阪本町の繊維街に営業に行っていたのですが、取引先の総合商社や紡績会社や合繊メーカーの中国を中心とした海外取引と川下戦略を加速させ、工場を東南アジアにシフトしている現状を目のあたりにすると、「もうこりゃ、日本の織屋なんか眼中にないなぁ・・」と落胆しかありませんでした。

この日々変化する日本の繊維産業の変貌も、私の転業を後押ししました。

単に地元の織物工場で働いているだけでは、ピンときませんし何も分からなかったでしょう。



世界の繊維業界の情報が集まる大阪本町(船場)に営業に行って初めて肌感覚で地震の予知ができ、「こりゃ危ない・・・廃業(転業)の準備をしなければ!」と感じたのです。

相手が変わっているのに、こちらがいつまでも過去の商慣習や取引に拘っている場合ではないのです。

それも既存の取引先との往復だけではダメで、サラリーマン時代のように「毎日10%の新規取引を増やすつもり(飛び込み営業)」の積極的な営業が功を奏し、取引先の数が増えれば増えるほど生のリアルな情報が増え、より客観的な判断ができたのでしょう。

正に「量が質を上げる」です。

そんな49歳の起業した時の奮戦記をブログで書いていると、それを読んだ朝日新聞の記者から突然取材申し込みの電話がありました・・・(驚)。

「エ?」という感じで正直な話、何で織屋を止めたくらいでニュースになるのかと不思議に思いました(この時点で貝塚市から岬町まで680社あった織物業者が90%以上倒産や廃業をしていた)。

ちょうど二色浜駅前の分譲マンションのポストに一生懸命フライヤーを投函している時で、住民から警察に通報されたのかと一瞬ビビりました・・・(笑)。

結局それがマスコミデビューのキッカケになり、それ以降16年間で大手テレビ(NHK、読売、関西テレビ、テレビ朝日)と大手新聞(朝日、読売)から取材され放映や新聞掲載されました。

という事で、49歳でトランクルームに転業して16年経ち、時の流れの速さを実感する今日この頃です。

もちろん年齢的に16歳年を取り、いつのまにか3人娘も嫁いで孫も5人できました。

100歳まで生きるのが目標ですが、ヤル気はあっても、果たして何歳まで現役で仕事ができるかは分かりません。

とにかく、これまで通り土日に関係なく年365日、目覚まし無しで朝4時か5時くらいに自然に起き、WEB戦略でこの楽天ブログを毎日更新してSNSにリンクさせ、自宅から1分の会社に8時に出勤というパターンです。

これを愚直に続けるだけです。

仕事もプライベートも含めて、もう決して無理をしません。

織物時代は弊社を選んでもらおう(受注しよう)と必死で、無理な要求も受け、理不尽なクレームにも耐えていましたが、もうそんな事は一切しません。

不動産仲介業もこちらから仕掛ける事はなく、これまで充分種まきをしましたので、オファーに対応するだけです。

とにもかくも、もうココ(65歳)まできたら日頃の仕事もプライベートもストレスを貯めない事・・・これに尽きます。

まぁ夏は15時頃に帰り南側の2階のベランダで音楽を聴きながらボーッとビールでリラックス、冬は17時に帰る・・・という年間パターンで決して、決して無理をしません。

これからも我を通すために、更なる努力でビジネスを進化させ、後継者の娘にスムーズに継がせるために盤石の基盤を築こう・・・と(汗)。

  • IMG_5459[1].JPG
     朝日新聞 2006.6.21.掲載


「トランクルーム貝塚」 「スタジオ0724」 「貝塚卓球センター」 「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798  mail: info@sasatani.com

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Last updated  2022.03.02 17:38:41
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