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試合前日、土曜日のことです。久しぶりに、日帰りの試合。今度こそ、忘れ物のないように早めに準備開始です。「シャツ、もう入れたから。」先週、イカムネシャツ忘れた彼は、今回は真っ先にチェックしたようです。大会要項を見ると、女性のヒールカバーは新品を着用のことと書いてあります。今回はスタンダードの試合に白いドレスを着ることにしましたので、それに合わせて真っ白なサテンシューズを箱から取り出して、真新しいカバーをつけます。「絶対、踏まないでよ。明日は誰にも踏まれないようにするんだ。」マイ・スィート・シューズ。真っ白のまま、お家に帰って来ようね。さてさて、ラテンシューズは...。「ねえ、あたしのラテンの靴、知らない?」「僕、金曜日、練習行ってないから知らないよ。」あちこち捜しましたが、見当たりません。金曜日、炭坑節サンバのサークルやって、練習会一人で自主練して、それで、どうしたんだっけ?いつも、一番最後まで残って練習しているんですが、この日は彼がいなかったので、みなさん教室に残っておられる中、先に帰って来たんです。ひょっとして、置いて来ちゃったの?慌てて教室に電話してみました。留守電です。うわー、まずい。明日の選手権の準備もあるだろうし、先生方もお忙しいのでしょう。マイ・スィート・シューズ。わたしの大切なラテンシューズが、誰もいない薄暗い教室に、ポツンと放置されている様子が、頭に浮かびました。今から3年前、 <第135話> 裸足のシンデレラ でお話ししましたが、試合会場にラテンシューズを忘れていって、大変だったことがありました。それも、この同じJBDF関東甲信越の茨城大会でした。ああ、なんてバカなんでしょう。一番大切なものなのに。しかし、ご安心ください。履き古したダンスシューズなら、捨てずにいっぱい持ってます。買いに走ったり、先週みたいに借りに飛び出したりする必要はないんです。明日のラテンの試合は、たとえ優勝しても昇級にはならない、いわば消化試合みたいなものですが、今年最後のJBDFの試合ですから、錦を飾りたいところです。頼むよ!明日は、君が、私のマイ・スィート・シューズだからね。履き古したラテンシューズのなかでも、一番まともそうな靴を選び、丁寧に新品のヒールカバーを巻き付けました。(つづく)
2005/10/31
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朝6時の電車に乗って、約2時間。JR笠間駅は、一種異様な雰囲気に包まれていました。笠間稲荷神社で有名な茨城県のこの小さな駅に、今日降り立つ人たちは、ほぼ全員、頭をきっちりとスプレーで固めて、大きな荷物を引きずっている競技ダンサーたち。精算所は大混雑です。今日は、JBDF関東甲信越支部のアマ・スタンダードそしてプロ・ラテンのNo.1を決める年に一度の選手権大会です。私達が参加するのは選手権ではなく、スタンダードC級戦と、ラテンB級戦。いってみれば、前座です。混乱を避けるために、ダンス競技団体のことをちょっとだけ説明すると、私達が日本全国を飛び回って、青森だの滋賀だの出ている試合は、JDSFというアマチュアの団体の試合です。このほかに、JBDF(財団)と呼ばれるプロの競技団体があって、今回は、こちらに所属する選手たちの試合です。長野であっぷるじゅうすさんとお会いしたのも、こちらの試合。各団体によって、昇降級規定が異なるので、いろんな団体に所属する競技選手は、その数だけ級を持っていることになります。私達は、JDSFではラテンA級、スタンダードC級、JBDF関東甲信越支部では、ラテンB級、スタンダードC級です。さて、駅からもう一組の競技選手たちとタクシーを相乗りして体育館に向かいました。私達が以前住んでいた茨城県の大会ですから、たくさんの知り合いの方々にお会い出来るのも楽しみですし、教室からも、先生がお手伝いに来ておられるはず。体育館に着いてみると、まだ開門前で、参加する競技選手たちの長蛇の列が出来ていました。今日は、何にも問題なくスムーズに来られたか、というと、そうはいかず、試合前日、実はちょっとしたハプニングがありました。(つづく)
2005/10/30
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月が~出た出た、月が~出たぁ、アヨイヨイ♪皆さんご存知、盆踊りの定番、炭坑節です。この踊り、ご存知でしょうか。「掘って~、掘って~、また掘って。担いで、担いで~」こんなふうに振り付けられています。昨日、サークルレッスンで、炭坑節をやりました。じゃなくて、サンバをやりました。サンバホイスクとコルタジャガばっかり1時間です。しかも、男女それぞれ別々に。要は、床の上だけでペタペタ踊るのではなく、バウンスアクションに伴う骨盤の動きで、地面を掘れ、という練習でした。以前、キャロル先生に教えていただいた「Dance into the floor」(床の中におどれ)というのと、同じことなんですが、これをやらないと、床からエネルギーをもらえないので、足下が軽くなってしまうんです。サークルには、ある程度踊れる方ばかり参加されていますが、この床に対するプレッシャーが理解されて出来ている方は、多分、半分いるかどうか。それだけ、難しいことなんです。サークルの後の練習会に、リーダーが仕事で来れなかったので、私はひたすら鏡の前で、炭坑節を繰り返していました。ステーショナリーサンバウォーク、サンバホイスク、ボルタ、クルザードウォークス、すべて、この床を掘るイメージで踊ることによって、ワンのリズムが強調され、メリハリが出てきます。私がスタジオのはじっこで地味練を繰り返していると、先生がやってきて、アドバイスを下さいました。カウンターラン、リバースロール、これらにも応用が可能でした。普通の練習会より大汗をかいて、有意義な基礎練ができました。みなさんも、炭坑節、やってみて下さいね。
2005/10/29
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表彰式が始まりました。先に午前中に行われたラテン競技の表彰です。もう皆さん、すっかり普段着に着替えてしまって、なんとなく、記念写真も地味です。午後のスタンダード競技にも合わせて出られた方は、そのままの服装で表彰式を向かえますので、何の競技だったのかあとから写真見ても分からないかもしれません。6級から、5級、4級と、だんだん上の級の表彰へと進みます。私は優勝じゃないなら、もう何位でもいいやという、かなり投げやりな気持ちになっていました。もう、今年はあきらめて、来年もう一回、B級から出直せってことなのかな。それとも、最後の最後まで諦めずに出続けろってことなのかな。そんなことを考えているうちに、自分たちの名前が呼ばれました。準優勝でした。続いてスタンダードの表彰です。もうすっかり、ラテンのことで頭いっぱいだった私は、C級戦優勝で自分たちの名前が呼ばれても、なんだかピンときませんでした。予選を踊っているとき、「いやあ、素晴らしい踊りですね。僕たちは、ついていきます。」と声をかけて下さった方、てっきりリーダーの地元の知り合いかと思っていましたが、岐阜から来られた2位の方でした。あとから、スコアーを確認して、自分たちが1次予選からずっと1位をキープしていたことを知りました。それで、あんなこと、おっしゃってたんですね。彼に聞くと「全然知らない人。」というので、おかしいなと思ってたんです。決勝で彼が固かったのは、優勝を意識しすぎていたせいですね。オナーダンスを踊った京都のTさんは、私達の写真を撮って下さいました。そして、次の試合で会った時は、一緒にご飯でも食べましょうと誘って下さいました。「千葉さん、千葉さん!」私達のことですよね。「最初から、ずっと応援していたんですよ。」その方は、奈良県大会の事務局役員の方で、「是非、奈良県の大会にもいらして下さいね。」と言っていただきました。国道1号線を京都に向かってひた走ります。お母さんが応援に来てくれた試合で、いい成績が取れて本当に良かった。イカムネシャツ貸して下さったKさん、ありがとうございました。優勝はKさんのおかげです。このご恩は決して忘れません。去年、スタンダードD級戦に優勝して、今年C級戦で優勝。リーダーは、「来年はB級優勝のトロフィー、おかしてもらうしな。」こんな、調子のいいことを言って、大会で頂いた金メダルを実家に置いて来たのでした。(おわり)<こちら、お金で買える金メダル>
2005/10/28
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決勝のワルツ、なんだか、リーダー、ちょっと固い感じでした。どうしたんだろう。曲はタンゴに変わります。四角いフロアのそれぞれの面で、違うルーチンが組んであるはずなのに、そのうちの3面で同じ振り付けを踊ってしまっています。コントラチェックばっかり。あがってるの?3曲目、スローフォックストロット。ウワー、足でかい。そんなにロアしたら、もぐっちゃうよ。なんとか踊りきって、応援して下さった皆さんと客席のお母さんに一礼して退場しました。いろんな方向から、私達の番号を呼ぶ声や、拍手が聞こえたので、すっかりいい気分で踊らせてもらいましたが、あとから聞いた話によると、皆さん、お母さんつながりの方々で、思いっきり、親の七光り状態だったようです。フロアでは、次のB級戦の決勝が始まっていました。私は、もう、見てもいいだろうと、結果が貼り出されている壁に向かいました。決勝の順位は、まだ載っていませんでしたが、昇級者の名前は貼り出されています。一番気になるのは、A級維持をかけた午前中のラテンの結果。優勝=昇級なので、そこに名前があれば優勝ということです。ラテン6級、5級、4級、... 私は壁を横に伝って、自分の名前を捜しました。3級、2級、なんだか、ドキドキします。まるで、ジェットコースターの、最初のゆっくり上がっていくあの感じです。D級、C級、B級、ありました、A級!あれ?昇級者の名前、私達じゃない!うそ....。期待に胸膨らんだジェットコースターは、真っ逆さまに急降下。一気に地下10階まで、潜った気分でした。準決勝のスコアを見ると、優勝したカップルと1点差で2位につけていました。わたしは、すっかりしょんぼりして、スタンダードの結果を見ることすら忘れていました。トボトボ彼の元に戻ると、フロアではスタンダードA級戦が始まっていました。一緒にラテンを戦った京都のTさんも決勝に残っています。「昇級できなかったよ。」私が小さい声で言うと、かれは、「うん、知ってる。」と言いました。「実は、スタンダード競技始まる前に貼り出されてて、僕はお昼から知ってたんだよ。教えると、きっとしぼんじゃって、午後の競技でいい踊り出来ないかもしれないと思って、だまってたんだ。」えー、そうなの?私はそんなこととは知らず、きっと優勝だと信じて、「午後もがんばっちゃお。」なんて思ってて、ああ、わたしって、なんてお気楽なやつだろう。リーダー、いい人だなあ。もっと、大切にしないと、バチ当たっちゃうよ。A級戦が終わり、京都のTさんたちが優勝。オナーダンスを披露してくれました。その踊りには、私達にはない、余裕のようなものが感じられました。今日初めてお話しさせていただいたのですが、とても陽気で素敵な方々。その明るさがこのオナーダンスにも出ていて、優勝にふさわしい、素晴らしいワルツでした。(つづく)<遊園地限定 ジェットコースター加トちゃん> <昔はまったジェットコースタードラマ>
2005/10/28
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久しぶりにダンスの自主練習に行った帰り、近所のスーパーでタマネギやらヨーグルトやら買ってレジに行くと、「優勝おめでとうセール!」のちらしをもらいました。「ロッテ、優勝決まったんですか?」このスーパー、ダイエー系だから、関係ないんじゃないのかなあ。それに、ホークスはダイエーじゃなく、いま、ソフトバンクになったんだよね。どんな選手がいるのかとか、全然野球のこと分かってない私ですが、そのくらいは知ってました。「なんで、セールなんだろ?」リーダーも、いまいち分かってないみたい。「パリーグの方が勝ったからってこと?」チラシを見ると、明日から始まるセールで、タマネギ、めちゃ、安くなるじゃない。返して来ようかな。「千葉県だからじゃない?」え?誰が千葉県?「ロッテって、本拠地、千葉県なの?いつから?」こういう、おばかな人もいるんですね。(それは、あたしだ)阪神の本拠地知らない人はいないでしょうね。ほんと、ごめんなさい。ロッテさん、優勝おめでとう。千葉県民の誇りです。<千葉ロッテマリーンズ 優勝おめでとうセール>
2005/10/27
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スタンダード競技の予選が始まりました。私達の出場するC級戦は、エントリー組数53組、昇級は上位10%ですから、この中の5位までに入る必要があります。色とりどりのドレスに身を包んだ女性たち、燕尾服をきっちりと着こなした男性たち。それぞれが、日常生活をはなれ、今日だけは紳士淑女になって背筋を伸ばし、胸を張って一同に会し整列する様は、まるで別世界にタイムスリップしたようです。コールを待つ間、私はテレビで見たヨーロッパ10ダンス選手権の様子を思い出していました。シェープ、ムーブメント、表現力、どれもとても真似の出来るものではありませんが、それと重なるように自分が踊っているイメージを頭に描いていました。ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット。一次予選を踊りきって、観客席のお母さんを見ると、右手でOKサインを出しながら、大きな笑顔を送ってくれました。私は、いつものように貼り出された結果を見ずに、リーダーに促されるまま2次予選に臨みました。33組が勝ち残っています。相変わらず咳が出ましたが、踊り始めるとなぜかピタっと止まります。2次予選が終わってトイレに行くと、そこで、お母さんとばったり会いました。「お兄ちゃん、引っ張り回してるけど、あんた、よう、きばって、ついていってくれてるなあ。ええよ。その調子。」お母さんは、スタンダードをメインに教えているダンスの先生ですから、きっと、私に言いたいことは山ほどあったと思いますが、何も言わずに褒めてくれました。私はとてもうれしくて、涙が出そうでした。そして、もっともっとがんばろう、と思いました。3次予選、勝ち残ったのは26組。実は、スタンダードはここ数週間、全く練習していなかったので、感覚をもどすのに時間がかかりました。競技が始まる前の練習時間も、先週足を踏まれて大変な目にあったので、参加しませんでした。レッスンを受けた時のメモを読み返してみると、あまりにも注意点がたくさんありすぎて、とても覚えきれないし、急には出来そうもありません。とにかく、二人の作るフレームだけは絶対に崩さないように踊ることにしました。そして向かえた準決勝。ここで敗退することが最近多いので、一番緊張します。準決勝には13組が勝ち残っていました。エネルギー切れになると困るので、踊る前に控え室に戻り、残っていたおにぎりを食べました。先週の教訓が、今回はかなり活かされています。予選を踊っているうちに、ラテンぽくて優雅さに欠けるワルツやスローも、だんだんスタンダードの感覚が戻って来て、滑らかな動きが少しずつ出来るようになっていました。ついに、決勝のフロアにコールされました。私達の名前が呼ばれると、客席から「ああ、ラテンも出てた、千葉さんやな。」という声が聞こえました。私達はいつのまにか、「千葉さん」という名前になってしまっています。まるで、本名じゃなくて、「ギリシャ人」と呼ばれ続けた画家の「エル・グレコ」みたいだな、と思いました。(つづく)スペイン発行エルグレコの絵画10種エル・グレコの生涯描かれた戦い美の巨人たち モネ「日傘をさす女」/エル・グレコ「聖衣剥奪」
2005/10/27
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A級戦の準決勝を踊り終わって、私は2階の選手控え室にもどりました。彼は、体育館に残って、よく試合でお会いする京都のTさんと話をしていたようです。お母さんは、会場で見つけた知り合いの方と私達のビデオを撮ってくれて、そのまま、観客席に残っていました。準決勝を踊ったうちの2組が落とされて、決勝に進むのは6組。目標は優勝でも、心のどこかに、ひょっとして、落ちてたら、という不安はいつもあります。踊り終わってしばらくすると、紙が貼り出されて、勝ち残っているかどうかが分かります。私が見に行くと、どうも次の踊りに影響するみたいなので、結果を見に行くのはリーダーにまかせています。いい成績だと、張り切りすぎちゃうし、ギリギリだったりすると、力が入りすぎてしまうようなのです。6級から決勝が始まりました。体育館に向かう階段を下りていくと、小学生くらいの男の子二人が、「グリコ」をやっていました。じゃんけんして勝った方が、グーなら「グリコ」、パーなら「パイナップル」といいながら、階段を上っていく遊びです。 私が小さい頃は、「グリコのおまけ」だったんですが、ここでは、「グリコ」でした。3段しか上がれないから、グーだと効率悪いなー、なんて思いながら、体育館に向かいました。そうそう、関西では、「じゃんけんポイ」じゃなくて、「いんじゃんホイ」っていうんですね。D級、C級、B級と決勝が進み、ついに、午前中最後のプログラム、ラテンA級戦の決勝がコールされました。京都のTさんも、この中に入っています。私達の名前が呼ばれ、フロアに登場すると、会場から、「ホー、千葉県からかいな。えらい遠くから、来てはるんやねー。」なんて言う声が聞こえました。お母さんはビデオを回しながら、大きな声で私達の背番号を連呼してくれています。それに、決勝では、多分、お母さんの知り合いの方々でしょう、いろんな方向から私達の背番号や名前を呼んで下さる声が聞こえてきました。サンバ、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレ、準決勝の時のような、変な緊張も解けて、身体がよく動くように感じました。特に大きな間違いもトラブルもなく、4種目を踊り終えて、私達は満足でした。あとは、結果を待つのみ。ところが、表彰式は、午後のスタンダード競技もすべて終わったあとのようでした。ラテンだけ出場のかたは、それまで待っていなければなりません。結果はおあずけ。私達は、お母さんの作ってくれたおにぎりをほおばり、午後のスタンダード競技のための着替えに入りました。昨日の夜、なんとか調達出来たイカムネシャツはちょっと大きめでしたが、全然問題なさそうでした。ところが、「ボタンが一個、足らへん。」え?なんだって?イカムネシャツにはボタンがついていません。穴だけあって、別売りの小さなカフスボタンで止めるんです。どうも、いろいろな種類のシャツがあるようで、お借りしたイカムネは、彼のいつも着ているシャツより、ボタン穴が一つ多いようです。「そんなの、1個くらいしなくても見えないよ。」と、私。「やっぱり、ボタンも一緒に借りて来るんやったなあ。」と、お母さん。彼は、なんとなく不満そうに、余ったボタン穴をいじっていました。(つづく)燕尾服用サスペンダー蝶ネクタイカフスセット(白蝶貝)燕尾服
2005/10/26
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「何か、お兄ちゃんが下で呼んでるでー。」受付をリーダーに任せて、2階の選手控え室で柔軟体操をしていると、お母さんが私を呼びに来られました。「なんだろ?」ついでに、ヒールカバーチェックもして来ようと、ダンスシューズを持って、1階の体育館に降りてみると、彼が入り口で待っていました。体育館の床を傷つけないように、女性のハイヒールにはカバーをするように義務づけられている試合が多くあります。通常は、受付と別にヒールカバーチェックの机があって、検査済みのシューズにはシールを貼るところが多いのですが、この大会では、カバーのチェックが済まないと、背番号をもらえないシステムになっていたんです。無事に受付も済ませ、練習に入りました。今日は、6級から、ずーっと、5、4、3、2、D、C、B、A、全部の級の試合がありますので、近県からはもとより、ちょっと遠くの競技選手もたくさん参加しておられました。最南端は沖縄、最北端は私達、千葉です。滋賀県ダンススポーツ競技大会。京都からも大勢参加していましたので、お母さんは、あっちでもこっちでも、知り合いに会って、結構楽しんでいるようでした。「長男の応援に来ましたんや。これ、うちとこの長男。こっちが、お嫁さんです。」私の方は、柄にもなく緊張しまくって、乾いた咳がコホコホ出てきました。仮にもダンス教師をしているお母さんの長男の嫁ですから、私のせいでいい成績が取れなかったら、ちっちゃく荷物まとめて実家に帰されちゃうかもしれないじゃないですか。(たぶん、それはないと思うけど)A級戦準決勝の8組が整列したとき、その緊張はピークでした。頭にずーんと漬物石が乗ったようなこのプレッシャー、分かってもらえます?もう、膝から下なんて感覚なしです。多分、リーダーも同じように緊張していたのでしょう。○○先生の長男ですから、下手なことは出来ません。シャツ忘れるだけで、十分。サンバのリズムが会場に鳴り響き、A級戦参加の8組は、はじけるように踊り始めました。チャチャチャ、ルンバ、パソドブレ、4種目連続です。踊り始めた途端、いつもの自分に戻りました。床から伝わるエネルギーが、身体を通して音楽を刻んでいきます。彼の目は、いつになく自信に満ちて輝いているようでした。(つづく)
2005/10/25
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薄暗いオレンジ色の光にライトアップされた五重塔の上に、下弦の月がくっきりと冴え、京都の夜は幻想的に更けていきます。この秋一番の寒さを記録した試合前日、私達は、東寺の横を抜けて、国道一号線を南へと下っていきました。お母さんの知り合いの方で、イカムネシャツを貸して下さるという方がいらして、京都から二つとなりの市まで車を飛ばすことになりました。閑静な住宅街を行きつ戻りつしながらようやくたどり着いて、シャツをお借りすることが出来ました。家に戻って来た時にはすでに12時を回っていて、ライトアップされていた東寺の明かりも消え、すっかり湯冷めしてしまった私は、もう一度お風呂に入らせてもらいました。先週に引き続き風邪で、うつった彼は鼻に、私は咳に来て、二人で、ゴホゴホ、ズルズル、こんなんで、踊れるんかいな、なんて言っていました。布団に入って耳を澄ますと、いつの間にか雨が降り出していました。ササササ、と降る雨は、どこか上品な趣で、京都に降る雨は、音まで上品な感じだなあと思っているうちに眠りに落ちていきました。「ラテン、二組しか出てないよ。」「えー!それじゃ、成立しないじゃない。」A級維持のためには、最低5組の競技選手が参加していないと、競技不成立となるんです。思いっきり、変な夢で目が覚めてしまいました。試合当日、朝早くから起きて、お母さんは私達のために大量のおにぎりを作ってくれていました。3人で車に乗り込むと、一路、滋賀県へ。五条大橋に、子供たちが走っています。国道一号線は、ここから北へ伸びて、会場となる瀬田運動公園体育館へと続いています。「日曜日だから空いてるでしょう。」なんて言っていた国道一号線は、京都市を抜ける辺りで大渋滞。観光バスとツーリングバイクの事故で、たくさんのパトカーや救急車、消防車まで来て、現場検証の真っ最中でした。数十分の時間のロスはありましたが、受付終了前に何とか体育館に到着。プログラムで真っ先に、ラテンA級戦の出場者数を確認しました。8組、よかった。何とか、競技成立です。A級維持のための条件は、上位20%。つまり、優勝しないとダメってことです。いつもながら厳しい戦いが始まります。(つづく)
2005/10/24
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京都は,主人(リーダー)の実家があります。先月,パーティでお邪魔してから、1ヶ月ぶり、彼の両親と弟の よね吉、そして私たちの5人で、食卓を囲みました。大勢で食べる食事はおいしいです。先週のどたばた劇とはうって変わっての平和な夜。明日の滋賀の試合には、お母さんが応援にきてくれることになっていました。「明日,朝早いし、早めに寝よねー。」私は,早々にお風呂に入らせてもらって、夜10時、すっかりくつろいでいました。やっぱり、ホテルよりずっと落ち着くし、よく眠れそう。すると、かばんをいじっていたリーダーの背中に変化が…。「しまった!」えー、またなの?今度は何?吉本新喜劇じゃないんだから、毎回ネタ出ししてくれなくてもいいのに。「スタンダードのシャツ忘れてきちゃったよ。」イカムネシャツ実は,去年の12月にも、こんなことがありました。燕尾服の下に着るシャツは、「イカムネシャツ」という特別のシャツで、普通のYシャツでは代用できません。お父さんに聞いてみると、「持ってへんよ。」これはまずいことになりました。もう10時回ってますから、店は開いていません。明日は朝から試合なので、前回のように店に寄ってから試合という訳にもいきません。「棄権か…。」みんな,顔を見合わせました。(つづく) イカムネシャツ
2005/10/23
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本日は京都に来ております。今日は,時代祭りの日でした。出かける直前に、あっぷるじゅうすさんから速達が届きました。先日の長野大会の様子を、ご主人がビデオに撮ってくださって、それをDVDに編集して送ってくださったんです。あまり時間がなかったのですが、好奇心を抑えきれずに、包みを開けてみると、なんと盤面には私たちの踊ってる写真が焼き付けてあるではありませんか。ビックリ。さわりだけでも見てみようと再生しました。どこのプロが踊ってるのかと思ったら、このサイトに時々きてくださる「2005楽天太郎さん」です。続けて登場は、「あっぷるじゅうすさん」、そして、私たちの姿も。あっぷるじゅうすさんのご主人は、ビデオ製作会社の方なんでしょうか。完全に素人の域を越えた、ショップで売ってるようなビデオの仕上がりです。あんまり出来栄えがすごいので、思わず支度の手を止めて、また、格安チケットの新幹線に乗り遅れそうになってしまいました。(汗)客観的に自分の踊りを見て、良くあることですが、「なんじゃ、これは。」でした。自分たちで撮るビデオは、定点撮影で遠距離なので、今まで気が付きませんでしたが、今回とって頂いだビデオは、大きく映っているため、全然シェープが出来てないことや、足がばらばらなのが、もろばれです。しかも、わたし、デブだし。(涙)すっかりしょんぼりして、「ああ、だめだめ。何でこれで準決勝までいけたんだろう。あっぷるじゅうすさんたちのほうが、ぜんぜんうまいよ。いったいどこが良かったんだろうね。」というと、うちのリーダー、「僕の背中。」ですって。そうそう。背番号ついてるのは、「僕の背中」ですからね。明日もよろしく頼みますよ。あっぷるじゅうすさん、素晴らしいビデオ,ありがとうございました。
2005/10/22
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ストレッチ、マッサージ、アミノ酸補給、私達は、考えられる全てのケアをしながら、発表を待ちました。棄権することは、始めから考えていませんでした。もし、決勝に残れたら、何が何でも踊る、その執念が実を結ぶ時がついにやってきました。もう、右足は、どの角度で立っても痛いのですが、フロアに名前がよばれると、いつものように、クルっと回転して、笑顔で観客席に一礼しました。こんなので踊れるんだろうか、不安でいっぱいでした。彼も、ちょっとでも足先に力を入れると、また、ピキーンとつるので、思いっきりは踊れそうもありません。決勝のサンバ。このリズムには不思議な力があります。昔、過酷な労働で疲れきった奴隷たちが、その中でも生きることの喜びを見いだした、心と身体を奮い立たせる、不思議なリズムです。そして、その魔法は、私達を包みました。どうやって踊りきったのか、あまり記憶にないのですが、私達はパソドブレのフィニッシュまで無事踊りきり、6位の成績でした。かろうじて決勝に残れたので、「ダンスやめる」話はすんなり取り下げることができ、心底ホっとしました。どっちにしろ、もう「やめる」なんていう気はサラサラなくなっていたんです。ダンスシューズを脱ぐと、私の足は完全に硬直していました。さっきまであれだけ踊っていたのが嘘のように、ロボットみたいなカクカク歩きしかできないんです。長いこと鉄棒にぶら下がっていると、手がその形で硬直するような感じだと思います。二人して変な歩き方をしながら、ゴロゴロかばんを引きずって、それでもモノレールと電車を乗り継ぎ「イクスピアリ」に行きました。もちろん、祝杯の地ビールを飲むためです。風邪ひいてるときビール飲むと悪化することは分かってましたが、「社交ダンスA級への道」存続をきめた、このめでたい日に飲まないで、いつ飲むんだって感じです。ひとしきり地ビールを飲んだあと、ハロウィーン期間限定のカボチャのケーキを食べました。本当に不思議なんですが、このカボチャのケーキを食べた途端、全ての呪縛がとけるかのように、普通に歩けるようになったんです。どうしてそうなるのか、さっぱり分かりませんでしたが、ハロウィーンとカボチャの間には深い関係がありそうです。ラテンで優勝したのは、地元のKさんでした。茨城のKさんは3位。どちらも来年A級昇級を決められました。私達は、来年もB級決定。去年は私達の方がA級に近かったので、彼はそれをとても悔しがっていました。そのとき私の中に、ダンスの神様が降りて来て、私の口をかりてこう言ったんです。「ダンスはね、マラソンレースのようなものなの。だから、いま、5キロや10キロの地点で、誰が一番だとか、抜いたの抜かれたのなんて、そんなのは大したことじゃないんだよ。全部走りきったとき、そのとき1番ならそれでいいんじゃない。」彼が両手を広げて、いつもの優しい目で私を見ました。私はその腕の中にすっと入って、しっかりと抱き合いました。「よく、がんばったね。」彼は、泣きそうな声で「うん」といいました。「また、がんばろうね。」彼はもっと泣きそうな声で「うん、うん」といいました。(おわり)
2005/10/21
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「痛っ!」ラテンの靴は、スタンダードの靴に比べると柔らかくて、足が自在に動かせる反面、負傷した部分も動いて、そのたびに膝の方まで痛みが走ります。ラテン練習曲がかかっている間、どうしたら、痛くない部分だけで踊れるか試行錯誤しました。踏まれたのは小指と薬指の骨が重なる辺りで、残り3本の指だけで踊れば痛くありません。パソとサンバは、フロアを大きく回っていくので、足をたくさん使います。ラテンはもともと足の親指側を主に使うので、上手くやれば、全く小指側を使わずに踊りきれると思いました。1次予選、思った通り、上手く踊れました。股関節の痛みは長い付き合いなので、それほど苦痛ではありません。喉の痛みは、実は、のど飴舐めながら踊りました。スタンダードに比べると、ラテンは精神的にゆとりがあります。C級の頃からよく顔を合わせる地元のKさんが、「あれ?去年A級になったんじゃないんですか?」と声をかけて下さいました。Kさんたちは、先生を変えて半年、ボディの使い方を徹底的に練習されたということで、以前よりずっとボディリズムが見えるいい踊りになっていました。2次予選、同じヒートに、こちらもD級の時からずっと顔を合わせる茨城の強豪Kさんがいらして、挨拶をしました。長野の大会で優勝されてますので、すでにA級のリーチがかかっています。そして向かえた準決勝、12組の中から6組が決勝に進みます。ここで、勝ち残らないと、いよいよ「さようなら、社交ダンス」になってしまいます。ハロウィーン・モンスターの悪戯は、ますます度合いを増していきます。そして、その矛先は、私からリーダーへ。準決勝、一曲目サンバの出だし。ピキーン足がつりました。しかも、両足。(TpT)/私はそれに気付きませんでした。なんか彼の踊り、カクカクしてるなあ、力入ってるなあ、とは思っていましたが、両足つったまま2曲も続けて、普通踊らないじゃないですか。私なら、すぐ、泣きながら場外ですよ。何度も途中でやめようと思った、と彼はいっていました。ダンスに対する情熱と、競技への執念には拍手を送りたいと思います。パチパチパチ。えらい!しかし、もとあといえば、練習不足で弱った筋肉を、突然競技で酷使したからそうなったんです。子供の運動会で足つっちゃう運動不足のお父さんと同じです。この「運動会で足つっちゃうお父さん」状態は、私も同じでした。考えても見て下さい。3本指だけで、10分、腕立て伏せしたらどうでしょう。手のひらついて10分とは違う、普段使わない筋肉を酷使することになると思います。私も、足の裏の筋がつっていたんです。ただ、足首から下全体が痛くて、どこがどうなって痛いのかわからなかったので、「やっぱり、骨にヒビ入ってるのかな。」なんて言っていました。(つづく)
2005/10/21
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お話の途中ですが、ロンドンインター、激変です。<プロラテン>マイケル・マリトースキー&ジョアンナ・ルーニス(ポーランド)優勝!アンドレ・スクフカ&カタリーナ・ベンチュリーニ(スロベニア)準優勝!セルゲイ・リュピン&エレナ・コヴォロヴァ(ロシア)3位!知らない間にアマラテンのトップファイナリストだったデンマークのクラウス・コンシュタール&ヴィクトリア・フラノーバが、プロ転向、いきなり4位に入っています。 NANA07256さんの情報によると、悲しいことにこの、2位、3位のカップル解消とか。クリクリビー組、ティモキン組も解消しましたから、プロラテンはシャッフル状態です。<アマラテン>リカルド・コッキ&ジョアン・ウィルキンソン(イタリア)優勝!ピーター・シュトケブロウ&クリスティーナ・ユエル(デンマーク)準優勝!このブログの一番最初に紹介したスロベニアのユーリ&ヤグダは7位に入っています。おしい!優勝したイタリアのリカルド・コッキは、もとクリクリビーのパートナー、カリーナとつきあっているというし、クリクリビーは、リュピンのパートナー、エレナを狙ってるというし、あーもう、どうなってるんでしょう。<プロスタンダード>ここはすごい。ついにトップが入れ替わりました。ミルコ・ゴッゾーリ&アリシア・ベティ(イタリア)優勝!ティモシー・ホーソン&ジョアン・ボルトン(イギリス)準優勝!ウィリアムピノ&アレッサンドラ・ブキャレリ(イタリア)3位風はイタリアに吹いていますねー。<アマスタンダード>ここは順当です。ドミニコ・ソアレ&ジョイア・チェラソリ(イタリア)優勝!アルナス・ビゾーカス&&エヂタ・ダニューテ(リトアニア)準優勝!サーシャ・カラベイ&ナターシャ・カラベイ(ドイツ)3位結果はこちらからこらんくださいませ。
2005/10/20
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ロビーでおにぎりを食べていると、午前のスタンダード競技だけで帰られる方が、次々と通っていきました。そのなかに、同じ教室の方もいらして、声をかけてくださいました。「元気いいねー。いや、すごいわ。」これって、ひょっとして、回し蹴りのことかな。「いや、もう、ぼろぼろで...。」「そんなことないよ、午後もがんばって。」ありがとうございます。とはいうものの、朝、負傷した足はいまだにジンジンするし、股関節も痛むし、風邪でのどはヒリヒリするし。なんかいいことないのかな。いまさらながら、「決勝に入れなかったら、ダンスやめる。」なんて言うんじゃなかったと、密かに後悔していました。自分にいいとこない時は、人のいいとこ捜せ、だ。「今日さ、今までの中で、一番髪型決まってるね。」いつも、イタリア人マフィアみたいに、べったりオールバックにしている彼が、今日は、少し前を膨らませてリーゼント風に仕上げていて、とても似合っていました。彼は、自分でも、上手く決まったと思っていたらしく、そういうと、とってもうれしそうに、おにぎりをほおばりながら笑いました。「さっき、並んでるとき思ったんだけどさ。背中のお肉とれて、ダンサーの背中みたいに筋肉見えてきたよ。」え?ほんと?私にも、いいとこあったんだ。なんだか元気が出てきました。フロアに戻ると、ラテンの練習曲がかかっています。まるで、長い外国生活から日本に戻って来たみたいな、ほっとする感じがしました。聞き慣れたラテンのリズム、彼も、同じことを感じていたようです。午後のラテンB級戦。化粧をラテン用にシャープに塗り替えると、鏡の中の私は、なんか、エジプトの壁画みたい。いつもと、少しイメージが違います。参加組数49組。サンバとパソドブレで競います。このなかの6位以内に入らなければ決勝に進出出来ません。さらに、A級昇級のためには3位以内に入る必要があります。(つづく)
2005/10/20
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午後のラテン競技に出場する選手たちもそろそろ集まって来て、あっちこっちから、私達の背番号を呼んで下さる声が聞こえてきました。踊りながら流れていく景色の中に、いくつもの知っている顔が見えました。ああ、私にはこんなにたくさんの素晴らしいダンス仲間がいて、こんなに暖かく見守ってもらっていたんだ。その声に後押しされるように、私達はクイックステップをなんとか走り抜きました。彼が急に崩れ落ちたのは、エナメルの靴がこすれて引っ掛かったのだといっていました。普通は、靴同士がスムーズに擦り合わされるように、パウダースプレーをするのですが、3次と4次予選の間に時間がなかったので、それが出来なかったのが原因だったようです。そしてついに迎えた準決勝。なんと、こんなにボロボロだった私達が、その中に勝ち残っていました。ここまでこれたのが奇跡のようですが、もう、ほとんど、エネルギーを使い果たしてしまい、最終予選の時に、必死に彼を持ち上げたせいか、古傷の股関節まで痛くなって、今度こそ、致命的に思われました。喉痛い、足痛い、股関節痛い、3重苦で踊った準決勝のタンゴでは、足がもつれ、クイックでは、二人のリズムが合わず何度も止まってしまい、私は、ロンデの高く上げた足で、あろうことか、他のカップルの女性を回し蹴りしてしまいました。「ご、ごめんなさい。」Kー1じゃ、ないんだからさ...。水色のきれいなドレスの女性は、思いっきりムっとした様子。これは、社交ダンス、エレガントな競技(のはず)です。結果、準決勝最下位の成績で敗退。こうして、社交ダンスA級への道は、風前の灯となってしまいました。午後のラテンに最後の望みをつなぎます。とりあえず、おにぎりでエネルギー補給。(つづく)
2005/10/19
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蝋人形のように固まった、私のただならぬ様子に、リーダーは、顔を覗き込んで、「大丈夫?踊れる?」を何度も繰り返していました。私は、口で浅い呼吸を繰り返しながら、全意識を集中させて、こんなとき、どうしたらいいかを考えていました。私はレスキューダイバーで、メディカルエイドの資格を持っています。何か、あったはず、そうだ、首のマッサージ。頭にもっと血が行くように頸動脈を刺激してやればいいかもしれない。4次予選。これを乗り切れば、準決勝です。首のマッサージは功を奏し、しだいに呼吸が楽になってきました。「大丈夫。踊れるよ。」大きく深呼吸をして、最終予選のフロアへと踏み出していきました。今日4回目のタンゴです。曲の中盤にさしかかったとき、突然、腕にずっしりと重みがかかりました。彼が、崩れ落ちていきます。「うそ!なになに?」私は訳が分からないまま、自分よりも20キロ以上重い彼を、信じられないパワーで抱き起こしていました。立ち上がった彼は、何事もなかったかのように知らんぷりで踊り始めます。「....?」何だったのか聞く暇もなく、続いてクイックステップ。だんだん足が重くなってきました。彼も、右腕が下がって来ています。もうだめだー。ウルトラの星に帰らなくては。早く曲終われー。そういう時に限って、なかなか終わらないもんです。もう、エネルギーレベル、レッドゾーンでした。(つづく)
2005/10/19
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1次予選を踊り終えて、今日は朝からいろんなことが起こるなと思いながら、うがいをしにトイレに向かいました。ハロウィーンの悪戯にしては度が過ぎてるよ、ここまでいじめることないじゃない。喉痛いし、足痛いし、でも、幸い転んだときうまく受け身が取れたようで、こちらのダメージはありませんでした。会場に戻ってくる途中、久しぶりにY家のお母様にお会いしました。私達の後援会長&応援団長さんです。わあ、勝利の女神様だ。「どんまいどんまい。転んだあとの踊りがよかったから、きっと好印象だったと思いますよ。」ありがたいです。一人でも応援して下さる方がいると、千人力。2次予選、3次予選、だんだん調子が上がってきました。ほとんど全力疾走のような感じで走りに走ったクイックステップ。以前私達がお世話になっていた教室の先生方が、審判の研修に来ておられて、3次予選のクイックステップに拍手を送って下さいました。踊り終わったばかりで汗を拭う暇もなく、続けて4次予選でした。うがいに行く時間もなくて、喉が焼けるようです。しかも、ここにきて、急にエネルギーが切れてしまいました。ちゃんと朝ご飯を食べなかったせいでしょうか。コールを待って整列しているとき、血の気が引いて、目の前が暗くなって来てしまったんです。「貧血....?」こんなときどうするんだったっけ。まずいまずいと思っているうちに、唇がしびれたような感覚になってきて、呼吸も浅くなってきました。どうしよう....。目をつぶったら倒れそうで、私は必死にフロアの向こう側を凝視していました。(つづく)
2005/10/18
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骨折れたかと思いましたが、触ってみると、ちゃんと、つながっている様子。指も動かせるので、何とか踊れそうです。それにしても、本番前に負傷なんて、これもハロウィーン・モンスターの悪戯でしょうか。スタンダードC級戦、いつも250組くらい出場するんですが、今日は、三笠宮杯とかぶっているせいか、参加人数が半分くらいです。この中で、6位までが決勝に進出出来ます。最初の種目はタンゴ。足、踏ん張れるかな?力入らなかったらどうしよう。何となく弱気です。曲がかかり、審判の並ぶ観客席側のラインに向かって、床を蹴りました。大丈夫、痛くないです。しかし、前方に、ピボットで回っているカップルが...。早く行ってくださーい。その心の言葉はむなしく、しょっぱなから交錯。私は足がひっかって、転倒。リーダーもつられて転倒。まだ、10歩も踊ってないのに...。曲はどんどん進んでいきます。ひょっとして、今日はこれで終わり?そうはいきません。今日、決勝に入れなかったら、私はダンスやめるんでした。競技人生がかかってるんです。私は、急いで靴をはき、さっと立ち上がりました。炎のダンサー魂に火がついて、足の痛みは全く感じなくなっていました。倒れた位置でホールドを組み直し、集中力を研ぎすませて、リーダーの合図を待ちました。(つづく)
2005/10/18
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JBDF関東甲信越の秋期大会の一つ、全千葉競技ダンス大会が、千葉市のポートアリーナで開催されました。今日は、午前中がスタンダード競技です。突然の風邪で、痛かった喉も、何回かうがいしているうちに、声が出るようになりました。すぐに着替えて、日頃の練習不足を埋めるべく、練習曲のかかるフロアに入りました。今日のスタンダードC級戦の種目は、タンゴとクイックステップ。既に、大勢の方が練習フロアで踊っています。長野県大会以来、一度もスタンダードを踊っていなかったので、完全に勘が鈍っていて、タンゴのホールドをしたまま、なかなか出ることが出来ません。「何で出ないの?」私は、しびれを切らしていいました。「だって、出ようと思うと、次から次に人が来るんだもん。ぶつかっていくわけにいかないでしょ。」それはそうですけど、これじゃ、いつまでたっても流れに入れずに、練習曲が終わってしまいます。一番最初に競技会出た時もこんなだったなあ。クイックステップは、もっと悲惨で、二人が違うことやったり、ルーチンも忘れてます。かなり、まずいです。今日の競技とは関係ないけど、ワルツがかかったとき、好きな曲だったので、踊ってもらいました。何か、楽しいです。この、風を切る感じ。競技じゃないと、楽しいなあ。ワルツで少し人ごみで踊る感覚が戻って来たので、次のタンゴはうまく出られました。ガリっ私は、一瞬、足が砕けたかと思いました。他のカップルの男性に思い切り足を踏まれたんです。しかも生足の部分。私はそのまま、リーダーに支えられて場外へ。右足の甲が、みるみる赤、紫、緑の混ざった星雲みたいに変色していきました。(つづく)
2005/10/17
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ハロウィーンは、生の世界と死の世界の壁が最も薄くなる時期といわれています。ケルト民族にとって、この時期は、死んだものたちが交流のために、この世界にやってくる、日本でいったらお盆みたいなもので、悪戯好きの妖精が人間を騙したり、悩ませたりするので、ご機嫌を取るために玄関にお菓子を置いたりしたのが始まりだと言われています。そういえば、うちは玄関にお菓子を置いていませんでした。ぶ~~~ん。試合前日、せっかく眠っていたのに、羽音が耳にまつわりついてきます。もう、うるさいなー。それでも、私は半分夢の中で、虫をはらっていました。ぶ~~~ん。うるさいってば。パシッ!あろうことか、自分の鼻を自分で強打して、びっくりして目を覚ましました。まだ夜中の3時半です。この夏、1匹の蚊も家にいたことはなかったのに、10月の半ばになって、なんでいるんでしょう。しかも、よりによって、私の鼻にとまることないじゃないの。仕方なく起きて、顔中に虫除けスプレー塗りまくって、また寝ました。競技会に寝不足は一番こたえます。寝られるものなら、多少お肌に悪くたって平気です。目覚めたのは3時間後。朝ご飯を食べている時間がありませんでした。そして、さらに悪いことには、喉が痛くて声が出ませんでした。風邪みたいです。うがい薬とコップ持参で競技会へ出発。歌うわけじゃないんだから、喉痛くたって踊れる。私はいつの間にか、ダンスに対してあんなに後ろ向きだったのを忘れ、さまざまな試練に立ち向かって戦いに挑む、競技戦士の心になっていました。(つづく)
2005/10/17
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もう、社交ダンスやめようかな。美術館へ向かう途中、そんなことを考えていながら、駅の構内にダンスウエアの安売りの店が出ているのを発見して、思わず吸い寄せられてしまいました。「この、金色のネックレス、彼のお母さんが欲しがってたっけ。ついでに私にも、銀色のやつ買っちゃおう。」やめようかなと思っておきながら、この行動は長年の習性でしょうか。もうすっかり夕方になり、いつまでぶらぶらしていてもしかたないので、電車に乗ると、彼からメールが来ました。「雨降るから、早く帰っておいでよ。」そう簡単には仲直りしませんからね。とはいうものの、「もうすぐ着くから。」なんてメール打っちゃって、私もお人よしだな。家に着くと、「ねえ、明日、競技会出るでしょ。一緒に踊りたいんだよ。」やけに下手に出てるな。その手には乗らないよ。「それじゃ、一つだけ条件があるんだ。ラテンもスタンダードもどっちも決勝に残れなかったら、私、ダンスやめるから。」彼は、大喜びで支度を始めました。でも、ここ数週間、試合以外では全然踊ってないんです。そんな練習不足で、決勝に残れるはずありません。自分で言っておきながら、すぐに後悔しました。本当に私はそんなに簡単にダンス、やめられるんだろうか。これまでやってきた8年間の努力を、そんなに簡単に捨ててしまっていいんだろうか。しかし、言ってしまった手前、もう後には引けません。背水の陣です。(つづく)
2005/10/16
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上野の西洋美術館に行ってきました。ルネッサンス期に発見され発達した版画の技法、キアロスクーロの特別展です。これは、イタリア語で「明暗」を表す言葉。ドイツで発明され、イタリア、オランダ、ベルギー、イギリスなどに広まっていきました。 同系色の明度の違う版を何枚も重ねることによって、微妙なグラディエーションを表現し、対象を3次元的に浮き上がらせる手法で、題材は主にギリシャ神話やキリストにまつわるものでした。日本の浮世絵と全く別の方向に発展したこのキアロスクーロの展覧会と、時期を合わせて北斎展も博物館の方で開催されていて、西洋と東洋の趣の異なる版画を同時に堪能することが出来ます。さて、何で、明日試合なのに、練習もせず、一人で美術館に行ったのか?実は昨日の夜、夫婦喧嘩をして、いろいろ考えることもあり、頭冷やしに美術館に行ったわけです。きっかけは、よくあるつまらないことですが、「どうしても、これだけは譲れないものは何か」みたいなことを考えることができました。思い付く全てのものは、必ずしも「なくてはならないもの」ではないことに気付かされます。例えば仕事、どうしてもそれでなければならない理由はなく、たくさんの選択肢の中からその一つを選んでいるだけです。例えば住むところ。ここに住まなければいけない理由は特になく、いろんな意味で便利だからここに住んでいるわけです。たとえばダンス。私にとってダンスは、何でしょう。明らかに趣味の域を越えていますが、これも、彼と一緒にやっていて面白いから続けているだけで、面白くなくなったらやめると思います。競技ダンスは一人では出来ません。最近トッププロの競技選手の間で、カップル解消劇が流行っていますが、以外とこの絆というのは簡単に壊れてしまうものかもしれません。キアロスクーロ(明暗)の版画を見ながら、人生にも明と暗の間にある、つまり、やりたいことと、やりたくないことの間の、どちらにも属するような微妙なグレーゾーンが選択肢のほとんどをしめているものだなと思いました。
2005/10/15
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iPodお持ちの方、結構多いんじゃないかと思いますが、私は、一番最初のモデルを買った一人です。いつも、お昼の散歩の時に、これでダンス音楽や、その日のムードに合わせた音楽を聞いて楽しんでいます。今日は、お天気もよくて、公園のジョギングコースにさわやかな風が流れていました。いつも早足で歩いているんですが、なんか、ジャイブ聞いてたら走りたくなってきました。よーし、今日は走っちゃうよ。軽快に走り始めて、まだ100mもいかないうちに、音楽がパッタリ止まりました。見ると、ロック状態のままフリーズです。あれ?iPodって、走っちゃいけないの?でも、コマーシャルでは、これでブレークダンス踊ってたよね。しかたなく、今日のお散歩は、自然の音を聞くことにしました。セミ、すずむし、とり、いろんな声が公園には満ちていました。部屋に帰って、リセットを試みましたが、ますます暴走して加熱しています。「こいつ、頭に血のぼってるな。頭冷やせ!」冷蔵庫にぶち込みました。パソコンもそうですが、こういったハイテク機器は熱に弱いので、いうことを聞かない時は、冷やします。案の定、つめたく冷えたiPodはリセットボタンが効きました。皆さんも、万策尽きた時は、冷やしてみて下さいね。 Apple iPod nano 2GB black 【ipod5000】 MA099J/A. M9724J/AiPod shuffle 512MB
2005/10/14
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プロテイン計画を初めて、早4ヶ月。一袋1.2キロ飲み終わって、第1シーズンが終了しました。この時期に結果報告するのはちょっと嫌なんですけど...。なんでって、このブログを読んで下さっている方はご存知の通り、ここ数週間続いた競技遠征に伴う「グルメ旅」のせいで、リバウンドしてしまっているからです。一番スリムだったのは8月。プロテイン計画始めた時に比べて、-3キロでした。それから比べると、今は、また1キロ増えました。この1キロは名古屋の味噌かつか、浜松のうなぎか、長野の地ビールか、はたまた青森のアップルパイか。それで結局どのくらい?ウエスト - 5センチ ヒップ - 6センチ 体重 - 2キロなんか、いいんじゃありませんか??ちなみに、始めて1ヶ月経過したころの途中経過。 ウエスト - 2センチ ヒップ - 4センチ 体重 - 2キロあんなに食べたのに、お腹とお尻がサイズダウンしてますよ!というわけで、第2シーズンに突入すべく、早速注文しました。 ザバス プロテインウエイトダウン1袋 1.2kgウエストとヒップのサイズダウンは、もう一つ理由があります。お昼のウォーキングのときに、これを履いてました。夏、暑かったですから、40分歩いただけでも効果抜群でした。ターボセル激安!在庫限り★9800円で販売されている商品です!この価格では手に入りません!!(09...今後の課題は、たくましすぎる腕を可憐にすることです。そしてさらに、ナイスバディへの旅は続く...。また、経過報告いたします。みなさんのダイエット計画&成果はいかがですか?
2005/10/14
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秋は空気が澄んでいて月がきれいですね。今日は、そんな秋の夜にぴったりのラブ・コメディをご紹介します。11月15日開幕、メトロポリタン・オペラ「ラ・ボエーム」のトラックがニューヨークの街を走って来ます。トラックとすれ違ったロレッタ(シェール)は、そのオペラで自分の人生が大きく変わることなんて、全く知らない37才未亡人。もう、恋なんて自分には無理、いつも地味な服装で、地味な仕事をしていました。その夜、彼女に突然、転機が訪れます。行きつけのレストランで、友人のジョニーと夕食を共にしたあと、結婚を申し込まれるんです。私はこのシーンが大好きで、自分もこんな風にプロポーズしてもらいたいなあと、この映画を見てずっと思っていました。ジョニーは、彼女の前にひざまずいて、震える声で「結婚してくれませんか」と、たずねます。顔なじみのウエーターたちも、その場に居合わせたお客さんたちも、みんなナイフとフォークを持つ手をとめて、彼女の答えを固唾をのんで見守ります。「いいわ。あなたの妻になります。」そう言った瞬間、店中の人から拍手がわき起こり、みんな笑顔で祝福を送ってくれるんです。結婚する前、それとなく、この映画のことをリーダー(今の主人)にほのめかしたんですが、残念ながら私の場合はこんなふうにはいきませんでした。その話は、置いといて...。ジョニーには、仲違いをしていた弟がいました。何とか彼が結婚式に来てくれるように頼んでくれないかとロレッタにいい残して、ジョニーはイタリアへ旅立ちます。弟はロニー(ニコラス・ケイジ)。町外れでパン職人をしています。彼を訪ねていったロレッタは、あろうことか、ロニーと恋に落ちてしまいます。許嫁の弟と!こんなことは許されない、なかったことにしよう、というロレッタに、ロニーはこういいます。「この世に好きなものが二つあるんだ。君とオペラだ。その両方を一度に味わえたら、君の言う通り忘れることにしよう。今晩、一緒にオペラに行ってくれないか。」彼女は承諾します。そして、夜、美しい月が輝くメトロポリタン・オペラに、奇跡が起こります。煤と汗にまみれ、無精髭でパンを焼いていたロニーは、タキシードに身を包み、若く美しい貴公子に大変身。そして、地味で冴えなかったロレッタも、月の女神のように美しくなって、オペラ劇場に登場します。社交ダンスも、これに似ていますね。普段、仕事をしている姿とは全く違う自分が、競技会やパーティの華やかな席にあって、一種の変身願望を満たしてくれるんです。この生活の中の二重性みたいなものが、人生に彩りを添え、深みを与えてくれるんではないかと思います。さて、この二人の恋の行方はどうなるんでしょうか。旅から帰って来たジョニーは、そして彼らを取り巻く、家族の反応は?この作品は、アカデミー賞3部門に輝いた傑作です。特に脚本が素晴らしくて、軽妙な言葉のやり取り一つ一つにユーモアが満載。何度でも見てしまう、ハッピーエンドなおすすめ映画です。秋の夜長に、ロマンチックな恋の夢を是非どうぞ。 月の輝く夜に<Moon Goods>
2005/10/13
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試合のあった夜は、青森駅近くの郷土料理の店に行きました。さすがに、見たことも聞いたこともないものばっかりなので、メニュー見てもよく分かりません。そこで、郷土料理コースみたいのを注文して、次々に持って来てもらうことにしました。まずは、「ばっけみそ」これは、蕗の味噌和えです。ちょっとした苦みが、さわやかでおいしい。「ニシンの切り込み」ニシンの細切れの塩辛のようなもので、お酒によく合います。 お酒は、3種類の地酒をちょっとずつ試せる「利酒三種」というのを注文し、甘口の「純米ねぶた」、中辛の「喜久泉本醸造」そして辛口の「から鬼じ」を試しました。 薄い塩味の「ほや」これは好き嫌いがあるでしょうが、私は大好き。「エゴ天酢みそ」は、海藻を蒟蒻のようにして、酢みそをつけたもの。おなじみ「もずく酢」は、酢が、三杯酢でなく、リンゴ酢を使っているんでしょうか。 ホタテの刺身に、貝焼き味噌、小さく切った野菜がどっさりはいった「けの汁」。鱈のあらを使った豪快な「じゃっぱ汁」どれも栄養満天です。 これだけ食べて、すっかり満足した私達は、地ビールの買い出しに行きました。エー、まだ飲むの?!ビールは別腹ですから御心配なく。駅前のお土産屋さんには、奥入瀬地ビールが置いてあります。3種類買って、ホテルで味見です。 青森は美味しいものが多いですね。ソフトクリームも、いろいろありました。三内丸山遺跡のなかのカフェテリアでは、モンブラン風に仕上げた「栗ソフト」売ってました。青森駅近くに、ピラミッドを平たくしたようなアスパムという大きな建物があるんですが、そこの1階のお土産コーナーには、「リンゴソフト」や「ホタテソフト」なんてあって、ホタテの方は微妙な塩味がバニラと相まって美味しいらしいです。トロフィー持って帰る分のスペースがあいてましたので、お土産もいっぱい買いました。ここに来てから毎日食べていた「リンゴスティック」という、棒状のリンゴパイ。それに、リンゴを丸のままパイにした「丸ごとリンゴパイ」、実は、アップルパイ、大好物なんです。 スライスしたリンゴを揚げた「りんごチップス」。リンゴを蜜につけて細かく切って乾燥させた「蜜りんご」。意外と知られてないけど特産の「カシスティー」。「にんにくせんべい」カレー味と普通味2袋。 こんなにたくさん買い込んできたのに、現段階で残っているのは「丸ごとリンゴパイ」だけになってしまいました。ダイエット計画、急ブレーキです。(o^ _^o)お話だけで、お腹いっぱいになってもらえましたか?(おわり)
2005/10/12
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縄文時代って、そんなに長いの?今回、青森市にある三内丸山遺跡を訪れて、かなり認識が変わりました。例えば、平安時代は約400年間、江戸時代は300年間くらいですが、縄文時代はなんと、1万年以上も続いているんです。いま、2005年、たった2000年でここまで文明が発達しているんですから、1万年もある縄文時代の間、ずっと人類は同じようにクリを食べて竪穴式住居に住んでいたと思いますか?ひょっとしたら、高度な文明が発達して崩壊して、そんなことを2回くらい繰り返しているんじゃないかなんて、思えてなりません。土偶も、女性を象ったというより、宇宙人みたいです。 三内丸山遺跡は、今から約5500年前~4000年前の縄文時代の集落跡で、日本で発見された最大級のものです。新潟のヒスイ、北海道の黒曜石、岩手の琥珀、さまざまな地域の産物が出土して、交易も盛んだった様子がわかります。草で編んだポシェットや、漆塗りの技術もありました。それに、お酒も造っていたんです。その頃、イギリスではストーンヘンジが、エジプトではクフ王のピラミッドが作られていました。ここの展示室はとても充実していて、縄文文化を映像や展示物で学ぶことが出来るほか、復元された竪穴式住居や、有名なこの火の見やぐらのような建物が、広い敷地に点在しています。 私達は、夕暮れの丘をゆっくりと散策しながら、遥か昔に心を遊ばせていました。ちなみに、温泉帰りですが、まだ頭は競技会のときのまま、スプレーでコテコテです。「ぼくさあ、この時代にも生きてたのかな。ほら、輪廻転生するっていうじゃない。」「生きてても、人間じゃないかもよ。クマとか...。」彼は、ハチが異様に苦手で、でもハチミツが大好きなので、きっと前世はハチに追っかけられてたクマだろうと思ったんです。ところで縄文人の言葉は、日本語とは全然違います。唯一同じなのが、私の知る限りでは、「クマ」です。ただしアクセントが違って、マの方が上がるんです。(関西弁と同じ?)今回、閉館間近まで丁寧に回ることが出来たのも、温泉を10分で切り上げて来たからです。皆さんも機会があったら、是非足を運んでみて下さい。とても興味深いところでした。明日は、郷土料理をご紹介します。(つづく)
2005/10/11
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青森駅から国道103号線を十和田に向かって山道を上っていくと、紅葉の山がきれいに見下ろせる八甲田ロープウェー入り口があります。この日は、三連休中日、お天気にも恵まれて、駐車場にはたくさんの車が止まっていました。そして、出発から約40分、目的の酸ケ湯(すかゆ)温泉に近づいて来ました。次第に空気が、卵の腐ったような硫黄の匂いに満たされて行くのが分かります。二人は、競技会が終わったばかりのスプレーでカチカチに固めたヘアースタイルのまま、その地に下り立ちました。混んでます。600円の入浴券を買って中に入ると、そこに運命の分かれ道がありました。右が混浴、左が男女別のお風呂です。チケットを渡して、どちらか一方に入らなければなりません。早く頭洗って、顔も洗いたかったのですが、聞いてみると、千人風呂は泡が立たないのでつかるだけ、洗うなら男女別のお風呂へどうぞとのことです。しかし、女湯は満杯状態だと言われてしまいました。折角来たんだから、有名な千人風呂に入ろうと覚悟を決めました。女子更衣室から一歩足を踏み入れると、男女の間に心細い板塀がはってあります。一応、念のために持ってきたバスタオルで命拾いしました。そこを抜けると、いきなりこんな光景です。 女性は5~6人で、あと50人くらい全部男性。圧倒的に数で負けている女性陣は「四分六分の湯」のかべ際に張り付いてじっとしています。 これはまずいことになったと思いましたが、もう来ちゃったし、タオルを巻いたまま乳白色のお湯に足を踏み入れ、壁際女性陣の仲間入りをさせてもらいました。熱いです。一応、真ん中に、男女の境目の立て札があるんですが、なんだか押され気味です。気のせいとは思いますが、男性陣がみんなこっちを見ているような気がするんです。どの方向を見ても、誰かと目が合いました。しかも、全開のおじさんたちが足を広げて縁に座っていて、目のやり場に困ります。私は口を一文字に結んだまま、しっかりとバスタオルを胸元で押さえ、じっとりーダーの来るのを待っていました。温泉でゆったりなんていうのには程遠い、もっとも緊張した時間でした。そこへニコニコ旦那登場。あー、お気楽なやつ。私の心中を知れ、だ。平気で、男女の境目を越えてきちゃって、焦りました。一人でお湯の沸きだし口に行って、おいでおいでをしています。私は、しっかりバスタオルを押さえたまま、お湯から出ないようにコソコソ寄っていって、「もう、出る。」といいました。まだ、入ってから10分も経っていません。沸きだし口から少し手に取って、口に含んでみると、強烈に酸っぱい味がしました。というわけで、私の混浴体験は、たった10分で終わりました。でも、もう充分。お肌すべすべ、ほかほかです。それに温泉に入って、こんなに緊張したのは初めてで、いい思い出になりました。次は、三内丸山遺跡へご案内します。(つづく)
2005/10/10
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青森は快晴でした。最近お天気には恵まれています。今日は、後期東北ブロック選手権大会。会場は、青森駅から車で10分ほどの、はまなす会館です。ランキング戦も兼ねているので、青森県外からも、福島、岩手、山形、そして、関東からは私たち,計16組が選手権(A級戦)のラテン種目に参加していました。他に、6,5,4,3,2級戦、D、C級戦、ミドルシニア、グランドシニアがあり、大会はにぎやかに開幕しました。ダンスビュウのカメラマンさんと、またお会いして、お互い苦笑いです。「よくお会いしますね。」なんていわれてしまいました。愛知,浜松,青森,行く先々で、ここ1ヶ月のうちに3回もお会いしているんです。衣装は、オレンジ色の極楽鳥花エクストラ。恋待ちココスさんが、おまけで付けてくれたオレンジ色のわかめを少し長めに付けてみました。予選は2ヒート、種目はサンバ、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレの4種目です。A級維持のためには、3位以内に入らなければなりません。プログラムを見ると、私たちの番号近くに、弘前大学の学連選手が4組入っています。これは厳しい。体力的には20歳前後が旬ですから、予選落ちの可能性もあります。ところが、予選は背番号順ではなく、シャッフルされていました。床はつるつる。でも、昨日おいしいものたくさん食べたし、ゆっくり眠れたので、体力万全です。無事予選を通過して、準決勝に進みました。ここからはジャイブも入って5種目。約7分半の連続全力疾走です。リーダーは最近の練習不足と太りすぎのせいで、3曲目のルンバのあたりからバテバテです。遠征のたびにおいしいもの食べて地ビール飲んでるせいでしょうか。結果は、8位。1ポイント差で、7位までが決勝進出です。がっくり....。優勝は、前期東北選手権と同じ、福島の母&息子カップル。2位,3位は弘前大学学連。4位は今年のシニア日本代表Yさんでした。Yさんは、これから温泉によって岩手に帰られるとの事。十和田湖に向かう途中に、酸ケ湯(すかゆ)温泉という有名な温泉があって、千人風呂がお勧めだということをおしえていただきました。私たちはレンタカーがあったので、お昼はコンビニでおにぎりを買って、そのまま酸ケ湯に向かいました。しかしここで、大変なことが起こったんです。強烈な「混浴」体験、次回お話します。(つづく)
2005/10/09
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上野発の夜行列車降りたときから~♪今日は,青森に来ております。3連休初日とあって,新幹線は満席です。トンネルを超えるたびに空の様子はめまぐるしく変わり、灰色の雲の隙間から時々のぞく太陽が、一瞬、まぶしく海を照らす光景は、息を呑むほどの美しさでした。八戸駅で新幹線から特急津軽に乗り換えて青森駅へ。乾いて綿毛のようになったススキ野原が風にあおられて大きく波打っています。黄金色の稲穂も、すでに刈り取られた所が目立ち、北に来たなと実感しました。青森駅は、海のそばのせいか、夜は、寒いです。鮮魚市場の中にある食堂で、彼はボリュームたっぷりの海鮮丼、私はにぎり寿しをいただきました。ネタはみんな新鮮で、ホタテはぷりぷり、ボタンえびは甘~く、中トロはネタが大きすぎてご飯が見えないほどです。ぶらぼー!上野から八戸駅に着くまでの3時間、私たちはこんな話をしていました。「日本中で、行ってない県て、どのくらいあるんだろう。」手帳に書き出してみました。これだけ毎週のように遠征に次ぐ遠征をしても、まだ行ってない県はありました。秋田、岐阜,福井,和歌山,鳥取,島根,広島,山口,愛媛,高知,大分,宮崎こんなにあるんです。でも、これって,結構いろいろ行ってる方ですよね。皆さんは、いかがですか?明日は、後期東北選手権です。(つづく)
2005/10/08
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社交ダンス競技のブログを書いている私も、この番組が始まった頃、まだ、競技をしていなくて、「なんか、凄くうまいな~」と思って見ていました。周りには、この番組を見て、競技やってみようと思ったって言う方も、大勢いらして、日本の競技ダンスの普及に大きく貢献していることは間違いありません。サークルの方から、「ナンちゃんて、学生の時からダンスやってたんだってよ。」なんて、お聞きして、なるほどねー、だからあんなに上手なのね、と思っていたものです。バンドのメンバーなんかは、ダンス競技のことは全く知りませんから、昨日もメールで、「ねえ、ウリナリって、すごいの?」なんて、聞いて来たりして、多分、この番組が始まった頃の私と、同じような感覚で見てるんだろうなあ。まず、1級が一番上だと思っちゃってるんです。私も昔、そうでした。ウリナリはいつも、「1級」のあたりの試合ばかりなので、その上に、まだ、アルファベット級があることを知らない方は多いんじゃないでしょうか。武道でも、級の後に段が来るように、ダンスもアルファベット級になって、やっと黒帯だと思っていただくといいかもしれませんね。それに、この級という制度は、日本独自のものなので、海外で「あたし1級なの」なんていっても、「なにそれ?」っていわれるだけです。それから、ブラックプール。ここで優勝すれば世界一。確かにその通りなんですが、出るだけなら誰でも出られる、ってこと、あまり皆さん知りません。必要なのは、お金と時間と勇気だけで、資格とか何級以上とか全く関係ないんです。ですから、今これを読んでおられるあなたも、一緒に踊ってくれる人がいればエントリー出来ます。ただ、ご覧になったように、海外の選手はとてもレベルが高いので、日本代表選手でも、現段階では予選落ちです。実力がなくても出られますが、私達なんかが出ても、ウリナリと同じように1次予選で敗退するのは、まず、間違いありません。以前、 ダンス大国、日本でも書きましたが、ブラックプールは、お正月のハワイと同じ状態で、日本人だらけです。プロスタンダード部門の出場者の半分が日本人なんですから、たぶん、アマチュアの440組のうちのかなりの割合で日本人がエントリーしていると思います。ある意味、心強いですよね。日本語通じるかも。せめて、一次予選くらいは通過出来る実力をつけて、私達もいつか参戦してみたいと思っています。 ウッチャンナンチャンのウリナリ!! 芸能人社交ダンス部 1996春 伝説はこの大会から始ウッチャンナンチャンのウリナリ!! 芸能人社交ダンス部 2005春【VPBF-12140】=>20%OFF!ウッチ...
2005/10/07
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ウルトラの母って、何歳か知ってます?なんと、14万才だそうです。そんなに生きてて、まだお肌ツルツル。しわ、たるみなしですよ。ちなみに、ウルトラの父は16万才だそうで、いったい、いつ知り合ったんだろう。何万年くらいお付き合いしてから結婚したんだろう。つまらない疑問が次々とわき起こってきます。そして、ウルトラマンタロウ、彼は1万2000才。ウルトラの母、12万8000才のときの子供だとのこと。スケール大きすぎて、ついていけません。そう考えると、この地球に、今生きているすべての人の年の差なんて、せいぜい多くて100才くらいですから、はっきり言って、誤差範囲ですよ。ゲーテだって、80才超えてから16才の少女に恋してたんですから、10才や20才の差なんて、全然大したことありません。最近、社交ダンスでも、年の差カップル多くなってきました。父&娘、母&息子、この辺は競技会でもよく見かけます。おじいちゃんと孫娘なんていうカップルも、テレビに出てたらしいですね。ダンスの場合、問題になってくるのは実年齢より体力年齢だと思います。体力年齢をできるだけ若く保って、ますます世代間を超えた、年の差ダンスカップルが増えていくといいですね。
2005/10/06
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リーダーが走っていくと、黄色いお揃いのジャンパーを着た大会事務局の方々が次々に集まって来られて、親身になって話を聞いて下さいました。本当にありがたいことです。5時半に予定されている表彰式には出られないと分かると、「もう、結果出てると思うから、聞いて来てあげようね。」といって下さいました。フロアでは、引き続き、スタンダード競技が始まっていました。Vサインをしながら戻って来られたので、てっきり優勝かと思った、と彼は言っていました。結果は、準優勝でした。その場で、トロフィーと賞状をいただき、タクシーに飛び乗って、浜松駅へ。新幹線の時間まで、あと10分ほどありました。あきらめの悪い私は、駅構内の売店を片っ端から走って回り、「浜松地ビール、おいてませんか?」と尋ねて回りました。「もう、電車来ちゃうから、早くホームに行こうよ。」しぶしぶホームに上がったものの、本当に新幹線がホームに入るまで、リーダーと荷物をそこに残し、ホームの隅から隅まで「浜松地ビール」捜しました。とうとう、新幹線が入って来たので、1杯無料券で「富士山」という名前の生ビールを買って、乗り込みました。物産展で買った、白タマネギのえびせんをつまみに、ビールで乾杯し、大変だったこの2日間を振り返っていました。「事務局の人が言ってたんだけど、A級選手が2組以上出てないと、成立しないんだって。」え?じゃ、あたしたちだけだったの?あとみんなB級?それじゃあ、優勝しても同じだったんだ。確か、静岡のOさんはA級だったと思ったけど、今年Bに降格してたのかしら。A級維持は、思ったより大変でした。明日は我が身って感じです。なにしろ、現A級の8割は、来年B級に降級なんですから。表彰式に出なかったのは、初めてでした。というわけで、誰が優勝したのか、スコアはどうだったのか、私達にはまだ分かりません。入賞者全員で撮る、ダンス雑誌の集合写真にも写っていないわけです。今回の競技会は、とてもいい教訓になりました。試合によっては、表彰式が一番最後に来ることもあるので、帰りの時間設定には注意が必要ということです。でも、なんだかんだいっても、格安チケットで往復出来て、助かりました。大会事務局の皆さん、ありがとうございました。来年の「ねんりんピック静岡2006」、成功を心よりお祈り申し上げます。(おわり)<富士山のビール>
2005/10/05
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一般の競技は、A級、B級、C級、1級、2級、があり、下の方の級から決勝が行われていきました。予定では、私達の出番は3時。準決勝を踊り終わって、決断を迫られる時でした。今出れば、絶対新幹線には間に合います。新幹線に乗り遅れると、その後に予定していた用事がずっとずれ込んでいくことになり、チケットのことは別にしてもそれは困ります。決勝を踊っても、優勝出来る確率は5分の一。優勝でなければ、来年のA級維持も確定出来ないのです。「どうしよう。」しかし、こんな所で帰ったら、何のためにここまで来たのかわかりません。地ビール飲むためでもなく、うなぎパイ買うためでもなく、私達がここにいるのは、A級戦の決勝で踊るためではありませんか!「決勝、踊ろう。」そうこなくっちゃ!踊り終わってすぐに出れば、何とか間に合うかもしれません。一か八か、道は開けるでしょう。新幹線は4時過ぎなので、3時45分にタクシーに来てもらうように予約を入れました。決勝では、一組ずつが名前を呼ばれ、フロアに登場して観客の声援に応えます。私達は遠征組でしたが、皆さん、暖かい拍手で迎えて下さいました。4種目を無事踊り終わって、自分たちのビデオを回収にいくと、近くに座っていらした観客の一人に、「すばらしかったわあ。」と言っていただき、感慨もひとしおでした。やっぱり、決勝に残って良かった。しかし、のんびりしてはいられません。私はすぐに帰り支度に入り、リーダーは大会事務局の方に事情を説明しに走りました。(続きは後ほど) 耳で聞くD・カーネギー道は開ける オーディオCD版道は開ける愛蔵版
2005/10/04
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「今日は、準決勝まででいいや。そうすれば、地ビールも飲めるしね♪」 社交ダンスA級への道を追求する筆者にあるまじき言動です。「何言ってんの、地ビール地ビールって、この子は! 今日は、試合なんだよ。ビール飲みに来たんじゃないんだから。それにね、5組しか出てないんだから、絶対決勝まで行っちゃうんだよ。」ふぇ~、怒られちゃいましたよ。(>_< )5組しか出てないって、静岡選手権なのに?!あわてて、パラパラとプログラムをめくると、驚いたことに、静岡県を代表する選手権にも関わらず、静岡の選手2組だけです。あとは、愛知、東京、千葉、計5組。こんなに少ないと、昇降級規定不成立なんじゃなかったかしら。上位20%って、優勝した人だけってことでしょう?何か,力が抜けていく気がしました。それでも、形ばかりの準決勝が2時半から予定されていましたので、練習場として用意されていた小さい体育館で、普段出来ない細かい点のチェックや、先生に教えていただいて、まだ充分練習出来ていない部分を何度も練習しました。ちょっと気になっていた、外の物産展も一回りすることが出来ました。名物うなぎパイや、お茶の販売、カテキンを使った石鹸、山崎まさよし愛用のハーモニカメーカーさんも店を出していました。あっちでもこっちでも試食して、うなぎパイと白タマネギのエビセンを買い、お弁当もゲットして、楽しい時を過ごしました。さて、いよいよ静岡選手権、ラテンA級戦がコールされました。普段、予選で使われるフロアの4倍はあろうかと言う、広大なフロアに、参加5組が、入ります。これなら,絶対ぶつかることはないでしょう。サンバ、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレの4種目。私達の姿が、中央の巨大スクリーンに大映しになりました。(つづく)静岡の名産品です
2005/10/03
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浜松の朝は快晴でした。天気予報では、10月だというのに最高気温30度と予想しています。会場の浜松アリーナは、グランプリが開けるほどの立派な体育館で、私たちが到着した8時半には、もうすでに多くの方々が練習されていました。昨日、職場からの問い合わせの電話ですっかり時間をとってしまい、地ビール工場には行けませんでしたが、お約束のうなぎは、しっかりリーダーにおごってもらいました。外食はいつも割り勘なので、おごってもらえるのは誕生日か、こんな時くらいです。さすが音楽の街。白い制服にビシっと身を包んだ浜松市消防音楽隊が、競技会に参加です。ブラスバンドの行進曲に乗って選手入場なんて、初めての経験でした。正面の巨大スクリーンには、選手の入場風景が大きく映しだされます。「マツケンサンバ」と「世界に一つだけの花」の演奏に続き、ブラジルのサンバチームが入場です。小麦色の肌に大きな羽、15センチもありそうなヒールで、激しいサンバのリズムで踊るダンサーたち。ここ浜松市には、ブラジルの日系の人たちが多く住んでおられるそうで、こんなところで、本場のサンバカーニバルが見られるとは思ってもいませんでしたので、すっかり嬉しくなってしまいました。通常、試合は午前がラテン競技、午後がスタンダード競技となっていますが、この競技会は特別でした。来年行われる「ねんりんピック静岡2006」の競技種目に社交ダンスも入っているとのことで、そのリハーサル大会として、午前中は60歳以上の方々を始めとした年齢別の地区対抗戦やジュニアの試合があり、一般競技は午後からです。ラテンA級戦の静岡選手権だけにエントリーしていた私たちは、プログラムを見るまで、そんなこととは知らず、「午前中に試合が終わったら、地ビール工場に行ってゆっくりできるね。」なんていってました。新幹線も余裕をもって4時過ぎに予約。当然、お昼御飯は持ってきていませんでした。しかし、プログラムを見て頭を抱えました。決勝が3時、表彰式が5時半です。格安チケットは、時間変更が出来ないので、表彰式までいるとすると、また通常料金の切符を買い直さなければなりません。これは、痛いです。しかも、その時間に帰らなければならない用事も入れてしまっていました。(つづく)
2005/10/02
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浜松駅を降りた時から、うなぎの焼ける香ばしい匂いが、あっちからもこっちからもして来ました。無事に予定の新幹線に乗れて、車窓から頭を雲の上に出した富士山を眺めながら、恵比寿ビールで乾杯しました。この格安チケットは、新幹線の指定席券がお得になるだけでなく、飲み物一杯無料券もついているので、いつも、恵比寿ビールと交換します。浜松に来るのは初めてなので、ホテルにチェックインした後、早速、辺りを散策に出かけました。駅前に一つだけとても目立つ高層ビルがあって、行ってみると、素晴らしいコンサートホールと公園、ショッピングモールにホテルが結びついた、アクトシティという複合施設でした。高層ビルの45階は展望室になっていて、登ってみることにしました。建物のあちこちに、楽器を象ったオブジェがあり、展望台に通じるエレベータの扉にも音符がたくさん書かれていたので、不思議に思って受付の女性に尋ねてみました。浜松市は、カワイやヤマハといった楽器メーカーの産業が盛んな音楽の街だという説明でした。なるほど、だから、駅の構内にもピアノが展示されていたんですね。ホテルに入っているレストランも、「ドン・ジョバーニ」や「パガニーニ」など、それっぽい名前になっています。展望台から、浜松の街を見下ろすと、調度日が沈んで、東の空から青い夜が忍び寄る時刻でした。空のタクトに合わせるかのように、次第に東から、家やビルに明かりが灯っていき、それが、ますます鮮やかさをまして西へと広がっていきます。この光景は、音楽の街にふさわしい、美しいハーモニーを見るようでした。展望台を降りて、久しぶりに足裏マッサージをしてもらおうとショッピング街を歩いていると、ガラス越しに、「浜松地ビール工場」の文字が目に飛び込んできました。お!ここでも地ビール発見!まずは、足裏マッサージをしてもらって、それから、地ビール工場でビール買って、うなぎで締める、という夢のようなシナリオが心に浮かび、自然と顔もほころんできました。と、そこへ、携帯に電話が。なんと、職場からトラブル発生の連絡です。夢のシナリオから、すっかり現実に引き戻されてしまいました。
2005/10/01
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毎週のようにダンス競技会の遠征が続くと、交通費もかさみますので、出来るかぎり安く押さえようと工夫するようになります。格安チケットは、通常料金に比べるとかなりお得ですが、時間変更ができないというデメリットもあります。明日、浜松で行われる静岡選手権出場のために、格安チケットを購入し、夕方出発ということで、のんびりお昼御飯を食べていました。午前中に一週間分の買い物やクリーニング、ごみ捨て、掃除などをすませ、あとは、支度をして出かけるだけです。「新幹線、何時だったっけ?」「4時頃だったよ。今日、映画の日だから、何か見てから行く?」なめこ汁をすすりながら、お昼のニュースを見て、一応、確認のためにチケットを手に取ったリーダーの表情が突然変わりました。「大変だ! 新幹線4時じゃなくて、14時だよ!」栗おこわがのどに引っ掛かりそうになりました。うっそー!お昼御飯食べてる場合じゃありません。そのまま、ハシを放り出して右往左往、30分で支度して家を飛び出しました。乗り遅れたら、払い戻しも変更もききませんから、何しろその新幹線に乗るしかないんです。「何か、忘れものしてないかなあ。」物凄く心配でした。(つづく)
2005/10/01
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今年の夏のパーティでパートナーとカップル解消したT先生。なんと、ラスト・ショーから2日後に、新しいパートナーが見つかりました。こんなスピード、見たことないです。私の心の中では、秘かに、「別れても~好きな人~」の替え歌で、「別れたら~、次の人~」というフレーズがリピートしました。その新パートナーが、昨日初めてラテン練習会に参加。サークルレッスンを終えた人たちも、是非その踊りを見たいと、壁際にずら~り並んでいました。こんな日に限って、うちのりーダーから「仕事で抜けられない。」という連絡が入り、私も見学組の仲間入りです。今度の日曜も試合ですから、本当は練習したかったんですけどね。新パートナーは、別の教室で教えているI先生。足の強さが際立っていました。さすが、元A級パートナー(ちなみにT先生は、JBDFプロC級)、短期間で4種目、バッチリ仕上がっています。真夜中過ぎに家に帰り、いつものように洗濯したり家の用事をこなしながら彼の帰りを待っていましたが、2時を過ぎても帰ってきません。会社や携帯に電話しても通じないので、「さては飲みに行っちゃったな。」ちょっと不機嫌です。ゴソゴソ音がしたので目を覚ますと、朝の7時。朝帰りです。これは、一つ懲らしめてやらねば。しかも、テーブルには、湘南江ノ島水族館のパンフレット。「それね。道で配ってたんだよ。今度、連れてってあげようと思ってもらってきたの。ほらほら、見て、すごくきれいなスパもあるよ。行きたくないのか?!」なに、態度でかくなっちゃって。自分の立場を知れ!だ。(ブツブツ)「折角、晩御飯ご馳走してあげようと思ってたのに、いいのか?!」え?おごってくれるの?(態度、急激に軟化)彼がすかざず「今日は、ウナギだよ。おごってあげようと思ってたのに。」なんだか、食べ物に釣られる自分が情けなくも感じるんですが、とりあえず湘南のスパと今日のウナギを獲得したので、許して寝かせてあげることにしました。明日は、浜松で試合です。ふっくら肉厚でとろ~り柔らかい♪増田さんが作るほっぺた落ちそうな美味さ!うなぎ長蒲焼 2人...
2005/10/01
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