Flatのガンプラ製作日記

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flat2775

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2005.08.03
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カテゴリ: ガンダム小説







「ところで、イーポンはどうした?」
「ああ、訓練がしたいって言うから、格闘戦のみの模擬戦で、バキバキにしごいて
 やったら、今日はもう寝ますってさ」
「おいおい、えげつないぜ。お前に格闘戦で勝てるわけないだろう」

「おめさんが火をつけたんだぜ。
 イーポンの射撃センスは抜群だ。
 いくらあのバズーカがあったところで、あの距離からMSを撃つことは並大抵の

 指示通り狙ったところで、距離による偏光率の誤差、接地した地形の衝撃吸収率、
 風や湿度などあらゆる要素が邪魔をして、一撃目で直撃なんてムリさね。
 普通は一撃目の着弾点から補正して、ようやく当たるかどうかだ。
 ところがやつは一発で命中させる。」

クマはここで一息つき、さらに話を続ける。

「しかし、それは自分が安全な状況で敵を狙い撃てる時のことだ。
 こちらに気がつけば、敵さんも必死で逃げるし、攻撃もしてくる。

 こうなると途端にイーポンの命中率は下がる。

 それをおめさんはこう表現した。
 『イーポン、自分だけの絵を描け』」

「イーポンはガンナー(砲撃手)としては十分だ。

 敵の意表をつき、攻撃のタイミングを自らの手で生みださなければ
 ならない。
 そのためには、自分で無から有を生み出す力、白い紙に
 自由に自分の意思を表現する強さが必要なんだよ。」

クマも得たりと頷く。


 イーポンなりにおめさんのヒントの意味を考えたんだろう。
 その結果が、俺との格闘戦になったわけだ。」

フラットはフーッと大きな息をついた。
発想は悪くない。

「やつは化けるかもしれんな。」
「分からんね。イメージは沸いたようだが、それを実戦でできるか
 どうかはやってみないとなんとも言えん。」

「やはりあのジムに勝ちたいのか」
「ああ、そうみたいさね」
「面倒なやつに恋しちまったなぁ。やつは手強いぞ」
「わしもそう言ったんだが、聞かなくてな」
「案外敵のパイロット、女性だったりしてな」
「ガハハ、だからイーポンもこだわっているって?まさかな」

クマがグラスをかかげる。フラットもグラスを持ち上げ、カチリと
合わせた。

「乾杯」

ぐいっと飲み干した焼酎は明日の激闘を暗示するかの如く、
熱く、心地良かった。





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Last updated  2005.08.03 13:26:52
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