Flatのガンプラ製作日記

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flat2775

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2005.09.15
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カテゴリ: ガンダム小説




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イーポンは祈るような気持ちでトリガを引いた。

手ごたえは・・・ない。

そして、今度の敵からの射撃はさらに正確でドムキャノンの胸元をかすめた。
今のは命中しなかった方が奇跡に近いように感じた。

イーポンは焦っていた。より正確に言えばパニック状態に近かった。


イーポン・イーヨー

後世の歴史家は彼の事を「接近戦を好む超長距離砲撃手」と矛盾した表現で説明する。


敵が近付いてこようものなら、高価なロングレンジバズーカをあっさりとドロップする
彼の性格が皮肉られているのだろう。

なお、実際には、「接近戦を好む」ようになるのはもう少し後のことであり、今の彼は
まだ「超長距離射撃のスペシャリスト」という表現が正しい。

当然のことだが、当時の彼はこの距離で撃ち合いになるなど想像したこともなく、
極度の動揺と焦りが彼を覆いつくしていた。

落ち着け、落ち着け!

楽天家のイーポンが恐ろしく動揺していた。

肩で息をしながら、必死で状況を整理してみた。

あれだけ正確な射撃であることから、移動しながらの射撃とは思えない。
イーポンがウロウロしている間に、射撃ポジションを確保し、モビルスーツを固定


そして今ではイーポンもモビルスーツを固定している。

当然動き回りさえすれば攻撃を受ける可能性は低い。
しかし、攻撃を命中させる可能性も低下してしまう。

今の状態は両者ともに回避する事を捨て、攻撃に特化し、どちらが先に致命打を
与えるかを競っているようなものだ。


ここからコンピュータがはじき出した敵の射撃地点は十分信頼に値するものであった。

しかし、100%命中、さらに言えば致命傷を与える事ができるかどうかは
また別の問題である。
この距離であれば発射時点での数ミリのずれが着弾地点では数メートルの
違いとなるのである。

先ほどの敵の射撃を考えれば、今度下手な射撃をすれば、間違いなくこちらが
やられる。
そう思うと、イーポンはどうしてもトリガを押す事ができなかった。

あと2撃、いや、あと1撃敵の射撃が見られれば・・・
この思いは敵も一緒だろう。
我慢強く沈黙を守っている。

どうすりゃ良いんだ?

先に攻撃した方が死ぬ、その恐怖がイーポンを硬直させ、額を脂汗が伝い落ちた。

続く





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Last updated  2005.09.15 18:43:55
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