森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.05.15
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
ケリー・ターナー氏は「がんが自然に治る生き方」という本の中で、余命宣告を受けてから「劇的な寛解」に至った人たちを調査した。
それによると次の9つがあるという。

1、抜本的に食事を変える。
2、治療法は自分で決める。
3、直観に従う。
4、ハーブとサプリメントの力を借りる。
5、抑圧された感情を解き放つ
6、より前向きに生きる。
7、人の支えを受け入れる。

9、どうしても生きたい理由をもつ。
(コロナの暗号 村上和雄 幻冬舎 82ページ)

この中でターナー氏は、治療者は自分であって、医療者はあくまで補助するだけであると指摘されている。
この点、生きがい療法の伊丹仁朗医師も、自分が主治医になったつもりで治療に取り組むことをあげておられます。

この中で、私がこれはと思ったのは3、5、6、9番です。
5番で、抑圧された感情を解き放つと言われています。
森田では自分に「かくあるべし」を押し付けると、理想と現実に苦しむようになると指摘しています。
どんなに困った状態にあろうとも、現実に寄り添う態度になれれば、苦しいことには変わりありませんが、葛藤や苦悩はなくなります。
私は完全にはその心境には至っておりませんが、この考え方を学習できたことは生涯の宝物だったと思っております。

3の直観に従うということですが、森田では「純な心」で学習したことです。
直感、第一に感じた素直な感情、初一念のことです。

そして、観念的な第二次感情にとって代わり、言い訳、批判、否定するようになります。

6番と9番は、課題や目標を持って生きるということです。
5番で事実に寄り添うことができるようになると、今度はそこを基点にして、上を見上げることが可能になります。
余ったエネルギーの有効活用ができるようになります。
生きがいを持って目標を追いかけていると、病気が近寄らなくなります。

森田的な生き方は、がんの寛解に役立つということだと思います。





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Last updated  2023.05.15 06:44:34
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