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ハーブを長年いろいろな種類を育ててみましたが、いちばん育てやすいのはローズマリーです。匍匐性(ほふくせい)と言って、横に這う性質のローズマリーがとにかく強健で、ちょっとやそっとじゃ枯れないのです。香りも匍匐性は強いようです。そばを通る時にちょっと葉に触れますと、いい香りがします。手のひらで葉をこするとローズマリーの香りがただよいます。料理にも使いたい時は、魚や肉料理ににあうようです。ポテト料理、ホイル焼きにもにあうようです。ハーブを育ててみたいという人には、匍匐性のローズマリーがおすすめです。木立性と言ってまっすぐ低木のように伸びる種類のローズマリーもありますが、なぜか木としての形作りがうまくかないようです。個人的には匍匐性のローズマリーをおすすめします。市場に出回っているローズマリーも匍匐性が大多数なようです。私が地元の花市場で見かけるのも匍匐性です。ハーブは地中海式気候の原産が多いのですが、日本のような夏が高温多湿の気候では真夏の蒸し暑さに弱ってしまうようです。手入れがむずかしいのは、決して家庭園芸の人たちの手入れがまちがっているわけではないのです。人気のあるラベンダーも育つのは北海道や信州のように夏が涼しい地域なのですから。(適した地域に住んでいらっしゃるかたにはおすすめできますが)その点、ローズマリーはだいじょうぶ。うちの裏庭の吹きさらしにローズマリーの鉢が何鉢もあるのですが、真冬には寒風や雪にあたっています。真夏に直射日光に当たりっぱなしでもだいじょうぶです。家庭園芸では、真夏は明るい半日陰に、真冬も軒下くらいですと、好条件ということになるでしょう。10年以上育てていますが、虫が付いたという記憶がありません。ふつうに風通しのいい場所でしたら、害虫の心配はまずないでしょう。匍匐性のローズマリーに唯一ものたりない点があるとすれば、花の色の紫色がうすいことでしょうか。濃い紫色を希望する人はものたりないかもしれません。でも育てやすさの長所がはるかに大きいと私は考えます。★ローズマリーは強健なので、殖やすのもかんたんです。挿し木もできますが、もっとずっと簡単な方法があります。↑上図のように、匍匐性は枝がくねくね曲がっているので、S字を描いている枝を誘引して、枝の途中を地中に埋めてしまうのです。そうすると、地面に埋まった部分から新しい根が出てくるのです。親木からもつながっていて、栄養分をもらいながらですから枯れることはありません。埋めるときに浮き上がらないように、太い針金を二つ折りにした金具で地面に固定すると良いでしょう。1年もすると充分に根が育ちますから、親木から切り離して、新しい鉢に植えます。すでに根があるのですから直ぐに根から水分と養分を吸収して育ちます。挿し芽よりもずっとかんたんで失敗がなく、殖やしやすい方法です。真夏と真冬以外はいつでも可能ですが、新しい枝葉が伸びはじめる春が最適期です。ぜひ試みてください。★注匍匐性ローズマリーの枝はS字にカーブしていますから、ちょうどS字に曲がった部分が地中に埋まるように、気をつけて誘引すると、作業がしやすくなります。★注地中に固定するU字型の金具は手作りでいいのです。よく胡蝶蘭の花を支える時の針金の太いみたいのがあるでしょう。緑色か茶色の・・・針金としては太く、支柱とよぶには細すぎるような・・・・・あれを適当な長さに切って、二つ折りにしたものでいいのです。あるいは盆栽の針金かけに使用するアルミニウム製の、茶色い太い針金があるでしょう、あれでもいいのです。
2009.01.24
風知草は稲や薄(ススキ)の仲間で、とにかく強健で放っておいてもよく育ちます。春に若葉が出て、夏に緑の葉が涼しく、秋に花が咲き、冬には枯れ葉になります。枯葉も冬の風情をたのしむためには、そのまま残しておく人も多いようです。では風知草の枯葉を切り取るのはいつが適期なのでしょうか?「早春の新しい葉が伸びはじめる前」です。枯れ葉の状態以後でしたら冬のいつでもいいようです。春になって新緑が伸びてしまってからでは、枯葉の間から伸びて来た新芽を切らないように、枯れ葉だけを切るのは、神業です。できるものではありません。切ろうとすると新緑も切ってしまうことになります。新緑が伸びる前であれば、枯葉だけですから片手でまとめて、1回だけ、剪定ばさみでちょっきんと切ればいいのですから、楽勝というわけです。というわけでまだ風知草の枯れ葉を残している人は、新芽のでる前に、一作業しましょう。★なお、つけくわえておきますと、4月ごろ緑葉がのびたころに、もういちど剪定する人もいるようです。そのままですと夏には葉が長く伸びすぎるので、2,3芽を残した高さで剪定するのです。1本から新芽が2,3本出てきますから、葉の本数が倍増して、葉が短く、こんもりした形になるというわけです。植物を育てる場合には、2,3か月後の形を想像したり、1年後の形を想像したりして、いろいろな手入れができるようになれば楽しいとおもいます。
2009.01.23
ポトスの葉は緑色に、黄色(クリーム色)のもようが付いていて、観葉植物としての魅力になっています。ポトスを買っていったお客さんから、「模様が消えてしまうのね。」とがっかりしたような質問を受けることがあります。模様が消えて緑色の葉になってしまうのは日光不足が原因です。暗いところに置くと、緑の部分が多くなります。明るいところに置くと、黄色の部分が多くなります。日光不足の環境では、ポトス自身が緑の部分を大きくして補おうとするからなのでしょうか?ポトスは基本的に室内の半日陰(明るい日陰)に置くことが多いようです。夏に直射日光に当たったりすると、黄色の部分が増えるだけでなく、葉全体が色褪せたような感じになることもあるようです。自分がちょうどいいと思った模様になるところに置くことができれば(置く場所を選べる環境にあれば)いいでしょう。。
2009.01.22
冬の1月・2月は、春からの園芸シーズンの準備期間でもあります。菜園や庭土を耕すのに最適な時期です。土を耕起するだけでもいいのですが、昔からよく言われている冬の「天地返し」をして土を再生しておきましょう。天地返しとは、地表の土と地中の土を入れ替える作業を言います。略図の順番に・・・1、上半分の土Aを掘り出します。2、下半分の土Bを掘り出します。3、土Aを先に(下に)埋め返します。4、土Bを(上に)埋め返します。この「天地返し」によって、上半分の土Aと下半分の土Bが入れ替わることになります。(だから天地返しと名付けられたのですが)ずっと地中にあった土が地表に出ることによって、寒さや風に当たったり、霜柱が降りたり凍ったりします。それだけでも土が生き返るのだそうです。さらに寒さの効果で、病害虫を殺菌、消毒の効果もあるようです。雑草の根も取り除けるようです。掘り起こすだけでも土を耕すことになります。地中に押しつぶされていた土が耕されたことによって、空気を含んで、ふわふわに柔らかい、通気性のある土にかわります。さらに土を埋め返す時に、落葉や腐葉土を混ぜておきますと、自然の有機質が増えることによって、植物が育ちやすい栄養豊富な土になるのです。家庭菜園も冬は野菜が休んでいたり、庭も春からの植え付けを前にしています。そういう時期こそ、天地返しをして、植物の生育に重要な土を耕しておきましょう。
2009.01.22
↓ 前回のシンビジウムの植え替えと、もう一つ重要な作業が、春の新芽かきです。根元のこぶ状のものをバルブといいます。暖かくなるとバルブの横から新芽が何本か伸びて来ます。新芽を何本もそのままにしておくと、栄養が分散されてしまいますので、どの新芽も大きく育たないのです。充分な大きさに育たないので、どれにも花芽が付かなくなってしまうのです。植え替えの時に新芽をかき取って、バルブ1つにつき、いちばん勢いの良い新芽を1本だけ残しましょう。栄養分が集中しますから、秋までに充分な大きさに育って、花芽が付くことは確実です。花が咲かないで、葉ばかりがたくさん茂ってしまうという鉢は、この新芽かきをしないのが原因だと思います。たくさん出てきた新芽を全部伸ばすと、栄養が分散されてどれも一人前に育たないから、バルブも小さく、花芽が付かないということになるようです。勢いの良い株は4月以降も新芽が出てきますから、8月までは新しい新芽が出てきたら、かきとってしまいましょう。9月、10月は花芽が出てくる時期になります。花芽をかき取ってしまうとたいへんですので、9月、10月の新芽は少し大きくなるまで待ちます。花芽か葉芽かを確認してから、(花芽の場合はぷっくり丸くふくらみます。葉芽はぺったんこです)葉芽だった場合だけかきとることになるわけです。シンビジウムは以上のようなサイクルの1年間で成長するのです。注1、「バルブ1つにつき、新芽を1つ」というのは目安です。シンビジュームには大型種もあれば小型種もあって、バルブの大きさも違います。おなじ鉢の大きさでも、大型種はバルブが2,3個。小型種はバルブが4,5個ということもあるようです。注2、古いバルブは葉が枯れても、バルブ自体の中身が緑色でしたら取り除かないでのこしておきます。バルブの栄養分をもらって新芽が育つのですから大切にしましょう。バルブの中身まで茶色く枯れてスカスカになったら、取り除きましょう。
2009.01.22
シンビジュームの来年の花に重要な作業は、花後の植え替えと、新芽かきです。暖かくなった4月ころが最適期になります。(温度を保てるならば3月に植え替えてもいいようです)特にこの冬に購入した鉢は生産農家のもとで根がいっぱいになるまでに育った鉢なので、一回り大きい鉢に植え替えたほうがいいとおもいます。(ただシンビジウムは鉢がちょっと苦しいくらいのほうが花芽が付きやすいので、大きすぎる鉢ではなく、一回り大きいくらい)用土は洋ランの土、あるいはシンビジウムの土と表示された専用の土が良いようです。シンビジュームには2種類の用土があって、1つは軽石が主体の土です。もう1つは茶色い木の皮(バークと言います)です。その2種類が適度に混合された用土もあるようです。今の鉢に使われている用土に近い土がいいのですが、どちらの土なのか、鉢をよく見て確かめるといいと思います。基本的には粒が大きくて、水はけ(排水)のよい土であれば、(通気性もいいわけですから)、どういう用土でもいいのですが・・・植え替えには、水はけのために鉢底に大粒のゴロ土を1列敷くものですが、上記の用土には大きい粒も含まれていますから、大粒のをちょいと選び出して底に敷けばりっぱなゴロ土になります。わざわざゴロ土を買わなくてもじゅうぶん役にたつものです。一回り大きい鉢に植え替えることによって、根が張って、株も勢いよく育ちます。
2009.01.22
四季バラ(薔薇)の剪定の時期は2月と8月です。正確には2月下旬と8月下旬が最適期といわれています(関東地方基準)2月下旬に剪定すれば、新芽が伸びてきて3か月後の5月の花期にちょうど満開になります。8月下旬に剪定すれば、2か月後の10月の花期にちょうど満開になるのです。四季バラとはいっても、初夏の5月と秋の10月に多数の花をつけて咲くようです。満開にあわせて、ちょうどその2~3か月前の時期の、2月と8月に剪定することがバラの育てかたの大きなポイントなのです。2月の剪定はちょっと強めの剪定がいいようです。2月の強剪定といいます。8月の剪定はちょっと弱めの剪定がいいようです。8月の弱剪定といいます。2月はバラの植え替えの適期でもありますから、この時期にちょっと世話をすれば、いっぱいのバラの花を楽しめるでしょう。
2009.01.21
バラ(薔薇)の植え替え・植え付けは、葉を落として休眠している冬の間が最適期といわれています。バラだけではなくて、落葉樹・落葉果樹もそうなのです。落葉している休眠期でしたら、植え替えで少々は根がいたんでも、葉が無いのですから、葉がしおれることはありえないのですね。葉がついている時に植え替えると、葉がしおれて株が痛んでしまうのです。11月と2月下旬が特に最適期と言われます。休眠中の11月から3月が落葉樹の植え替えの時期なのですが、1月・2月は厳寒期で、雪が降ったり、土が凍ったりするので、真冬はちょっと避けたい。冬の初めの11月か、冬の終わりの2月下旬でしたら、真冬の寒害をさけられるので、最適の時期とされているわけです。鉢植えのバラを何年も植え替えていないという時には、鉢を植え替えてみましょう。そのときに根の状態をたしかめることができます。根が順調に育っているか、それとも根が育っていなくて土がくずれてしまうとか、判断ができることでしょう。肥料は根付いてからの2~3週間後くらいから与えます。土を全部落としたばあいは大事をとって4週間後くらいからだんだんと与えるのがいいようです。休眠期の終わりの2月下旬に植え替えてすぐ、3月から暖かくなって新芽と根と葉が順調に成長を始めますから、最適です。また2月下旬は、バラにとっては春の剪定の時期ですから、剪定と植え替えを同時にできる重要な時期でもあります。家庭園芸では、まだ冬の寒い2月下旬が、早春の訪れになりますから、やがて来る春の花の満開の季節を呼ぶことでしょう。
2009.01.21
じんちょうげ、ちんちょうげと呼ばれる沈丁花は早春の香りの良い花として知られています。この沈丁花を植え替えると枯れてしまう、と昔からよく言われています。根が「ごぼう根」といわれる野菜のごぼうのような太い根が1本伸びているだけなのです、植え替えの時にスコップでこのごぼう根を切ってしまうと、新しい根が出て来ないのです。細かい根が無数にある植物でしたら少しくらい根を切っても問題ないのですが、1本だけのごぼう根では再生がむずかしいのです。根を切らないようにスコップを地中深くまで入れて掘り上げたとしても土がぽろぽろとこぼれ落ちてしまいます。細かい根が無数のある植物でしたら根が土をつかんでまとめますから、土は落ちにくいのですが、ごぼう根では掘り上げるときに土は落ちてしまいます。というわけで沈丁花を普通の花とおなじように植え替えると枯れる確率が高いのです。1、大きな木を植え替えると枯れるので、若木のうちに植え替える。2、植木鉢で育てて、できるだけ土を落とさないようにして、庭に植え替える。3、根を切らないように植え替える。4、もう一度植え替えなくてすむように庭植えは場所をよく考えて一回で決める。沈丁花の植え替えはごぼう根のためにむずかしいと知りましょう。
2009.01.20
強い寒さにあてたか、あるいは水やりを忘れたために、シクラメンの葉と花がぐったりとしおれてしまうことがあります。茎と葉がだらんとしなだれて、一晩で枯らしてしまったのではないかと焦ることがあります。でもだいじょうぶ。そういうときのシクラメンの再生方法は・・・1、少し暖かいぬるま湯を鉢土にたっぷりと与えます。2、新聞紙を大きく広げて鉢を一回りくるみます。3、新聞紙の上部を絞ります。(茶巾寿司のように)。つまり新聞紙のテントをつくるわけです。4、暖房のある暖かい部屋に24時間置きます。5、24時間以上たってから、新聞紙を開けば、あらふしぎ、元どおりに回復しているはずです。しおれたのと枯れたのはちがうのですから、しおれただけでしたら、以上の方法で必ず回復するはずです。はやまって枯れたのだとおもって捨ててしまわないようにしましょう。しおれた時に絶対にしてはいけないことは、日の当たる暖かいところがいいだろうと考えて、屋外の日なたに出して日光浴させることは、よくありません。冬の季節はいくら日なたでも温度はかなり低温でシクラメンには低すぎます。弱ったからといって肥料をたくさん与えるのも、むしろ病気の人にビフテキを食べさせるようなもので、かえって弱ってしまうのではないでしょうか。上記の方法のように、ぬるま湯だけで一日で回復しますから、試みてください。
2009.01.20
植木鉢の大きさは1号=1寸(約3センチ)ですので、号数に3を掛けると憶えてください。上部分の直径が、5号鉢は5寸、約15センチになります。受け皿もおなじに号数で表示します。鉢の底や受皿の底を視ると、5とか6とかほとんどの鉢に数字が印字されているはずです。それが号数表示の数字です。お客さんが鉢を買いに来る時に、植え替えで今の鉢の大きさがだいたいこれくらいで・・・というお客さんが多いようです。あるお客さんはうちのお店に並んでいる鉢花を見て目分量で、「この鉢くらいの大きさ」と言います。このばあい、大きさをまちがうことがままあるようです。あるお客さんは自分の鉢を計ったひもを持ってきて、「このひもの直径」と言います。あるいは何センチと数字で調べてくるお客さんもいます。(正確ですので、いちばんまちがいがないとも言えますが)基本的には号数がわかれば、3センチ単位で繰り上がっていくわけです。(4・5号、5・5号もありますが)もう一回り大きくてもいいのか。1号3センチ大きくてもいいのか、1号3センチ大きくては大きすぎるのか・・・だいたい判断できるわけです。メーカーによって少し大きさの誤差がありますが。そして鉢の厚さがあるので、内径が3センチなのか、外径が3センチなのかという問題もありますが・・・基本的に鉢の大きさはプラスチック鉢でも素焼き鉢(駄温鉢)でも化粧鉢(塗り鉢)でも、号数で表示されています。鉢の底の数字をみれば、号数がわかります。★プランターのような縦横の長さがちがうばあいには、長い面の長さ(長辺)で表示されるようです。一般的なプランターの長さは65センチですので、商品番号に65あるいは650の数字が表示されていると思います。ミニプランターの場合は、28とか40とか、長辺の数字になります。最近ではバーコードのシールが貼られていますので、そのシールの商品番号の数字をみれば、その意味を読みとれるようです。ちなみに商品番号が65Wとか、65BRとあれば、65センチで白色(White)、65センチで茶色(Brown)というような意味だとおもわれます。65Eはエコノミー(Economy)で普通あるいは廉価クラスかな?
2009.01.19
つるばらの花芽は上方に向かう枝の先に咲く性質があります。枝(茎)が上に伸びたままにしておくと、その先端にしか花が咲かないのです。(↑ 図1)枝を横にすると、どの節からも上方に向かって花芽が伸びますから、花が数多く咲くことになります(↑ 図2)。こちらがおすすめというわけです。つるバラは、バラの中ではやや早めに、ちょうど今ごろ、1月の下旬から2月に、薔薇の剪定と枝作りの最適期になります。新芽が伸びる直前で枝葉がしげっていないので、作業のじゃまにならないので、形作りがしやすい時期です。つるバラは長く伸びた枝を横に寝かせる誘引をします。金網やフェンスがあるのでしたら、枝を横に固定すればいいのです。昨年中に根元からシューっと伸びたシュート枝からも花芽は出てきますので、おなじように誘引します。鉢植えやあるいはスペースが限られている庭で、横に伸ばすスペースがないときは、斜めに螺旋形に伸ばしてゆく方法があります。アーチ作り、行灯作り(朝顔の支柱のかたち)、タワー作り、パーゴラ作りなのの形にすると、枝は斜めにらせん形に伸びていきますから、横に誘引するのとほぼ同じことになって、花芽がいっぱいにつくはずです。自然のままに育つようにと何もしなくてもいいのですが、つるバラは枝を横にすると花芽が多くなることを知って、今の時期に枝を横に誘引する作業をちょっと試みるといいと思います。
2009.01.18
シンビジュームや水仙の葉が伸びすぎて、形が暴れてしまったからといって、葉をまとめて結んでしまう人が多いようです。でも葉をまとめてしまうと、重なった内側の葉には日が当たらなくなります。奥の葉というか、内側の葉には日が当たらないのですね。外側の葉だけにしか日が当たらないことになります。内側の葉に日があたらないと、かえってモヤシのようにひょろ長い葉になりますから、逆効果なのです。悪循環という意味です。葉は太陽の光を受けて、植物の栄養に必要な葉緑素を作ります。水仙は花が終わったあとから夏に葉が枯れるまでの期間に、葉がせっせと栄養を作って、球根として貯蓄されて、来年の花が咲きます。その大切な時期に、花が終わって観賞価値がないからと思って、葉をまとめて結んでしまったりすると、内側の葉は日光不足で、来年の花のための栄養分が作れなくて、球根が太らないのです。(葉がじゃまだからと、花後に刈り取ってしまうよりは、まだいいのですが)シンビジウムでも花の時期が終わると、葉がうっとおしくなって、まとめて結んでしまう人が多いようです。かえって日陰になった葉はもやしのように間延びして、軟弱な葉になって、だらりと垂れやすくなるのではないでしょうか。むしろ葉がひろがっても、太陽の光を広い面積でいっぱいに受けたほうが、ひきしまって、強健な直立した葉になります。たしかにシンビジウムや水仙の葉は場所をとってしまいますからコンパクトにしたくなりますが、はやまってまとめて結んでしまってはいけません。何もしないほうが一番いいようです。対応としては、水仙は花後から葉が枯れるまでの3か月くらいなので、がまんする。シンビジウムは朝顔の支柱のようなもので、葉を広げながらも支える方法を考えればいいのではないでしょうか。
2009.01.18
バラの苗や大苗はほとんどが接ぎ木苗が多いようです。野ばらを台木にして、園芸種を接ぎ木してあります。根の部分は野生種の野ばらですから株の勢いが強く、花の部分は美しい園芸種になっています。ばらの花が変わってしまったんですが、先祖帰りですか?と聞かれることがあります。園芸種の部分が枯れてしまって、台木の部分から野ばらが伸びてきたのだとおもいます。園芸種が咲いているのに、野ばらの新芽も伸びてきて、2種類のばらが咲くこともあります。野ばらの勢いが強くて、園芸種が栄養分を取られてしまうこともあるようです。基本的には園芸種を育てるのですから、台木の野ばらの部分から伸びてきた新芽は切り取ることになります。スタンダード仕立てと言って、ベンジャミンのように、1本高い茎が伸びて、その先にバラの花が満開に咲く仕立てかたがあります。スタンダード仕立てでは、高い茎の部分も野ばらだそうです。野ばらを高く伸ばしたその先に園芸種のばらを接ぎ木してあるようです。ですから茎の途中から新芽が伸びてきたときに、スタンダード仕立ての茎の途中にも花が欲しいとおもって、その新芽を伸ばしたとしても、野ばらが咲いてしまいます。というわけで、台木の部分から伸びてきた新芽は切取ることになります。スタンダード仕立てでは、茎の途中から伸びてきた新芽も切取ることになります。園芸種と野ばらでは葉の形もちがいますから、判断できます。接ぎ木のバラでは野ばらが勝って、薔薇の花が変わってしまった、先祖帰りするのね、ということにならないようにしましょう。
2009.01.18
シンビジュームの来年の花に重要な作業は、花後の植え替えと、新芽かきです。暖かくなった4月か5月ころが最適期になります。特にこの冬に購入した鉢は生産農家のもとで根がいっぱいになるまでに育った鉢なので、一回り大きい鉢に植え替えたほうがいいとおもいます。用土は洋ランの土、あるいはシンビジウムの土と表示された専用の土が良いようです。シンビジュームには2種類の用土があって、1つは軽石が主体の土です。もう1つは茶色い木の皮(バークと言います)です。その2種類が適度に混合された用土もあるようです。今の鉢に使われている用土に近い土がいいのですが、どちらの土なのか、鉢をよく見て確かめるといいと思います。基本的には粒が大きくて、水はけ(排水)のよい土であれば、(通気性もいいわけですから)、どういう用土でもいいのですが・・・植え替えには、水はけのために鉢底に大粒のゴロ土を1列敷くものですが、上記の用土には大きい粒も含まれていますから、大粒のをちょいと選び出して底に敷けばりっぱなゴロ土になります。わざわざゴロ土を買わなくてもじゅうぶん役にたつものです。一回り大きい鉢に植え替えることによって、根が張って、株も勢いよく育ちます。新芽かき根元のこぶ状のものをバルブといいます。暖かくなるとバルブの横から新芽が何本か伸びて来ます。新芽を何本もそのままにしておくと、栄養が分散されてしまいますので、どの新芽も大きく育たないのです。充分な大きさに育たないので、どれにも花芽が付かなくなってしまうのです。植え替えの時に新芽をかき取って、バルブ1つにつき、いちばん勢いの良い新芽を1本だけ残しましょう。栄養分が集中しますから、秋までに充分な大きさに育って、花芽が付くことは確実です。花が咲かないで、葉ばかりがたくさん茂ってしまうという鉢は、この新芽かきをしないのが原因だと思います。たくさん出てきた新芽を全部伸ばすと、栄養が分散されてどれも一人前に育たないから、バルブも小さく、花芽が付かないということになるようです。勢いの良い株は4月以降も新芽が出てきますから、8月までは新しい新芽が出てきたら、かきとってしまいましょう。9月、10月は花芽が出てくる時期になります。花芽をかき取ってしまうとたいへんですので、9月、10月の新芽は少し大きくなるまで待ちます。花芽か葉芽かを確認してから、(花芽の場合はぷっくり丸くふくらみます。葉芽はぺったんこです)葉芽だった場合だけかきとることになるわけです。シンビジウムは以上のようなサイクルの1年間で成長するのです。注1、「バルブ1つにつき、新芽を1つ」というのは目安です。シンビジュームには大型種もあれば小型種もあって、バルブの大きさも違います。おなじ鉢の大きさでも、大型種はバルブが2,3個。小型種はバルブが4,5個ということもあるようです。注2、古いバルブは葉が枯れても、バルブ自体の中身が緑色でしたら取り除かないでのこしておきます。バルブの栄養分をもらって新芽が育つのですから大切にしましょう。バルブの中身まで茶色く枯れてスカスカになったら、取り除きましょう。
2009.01.18
シャコバサボテンは少しぐらい水やりを忘れても枯れないくらいに強健ですので、花の手入れが苦手なかたの家でもよく見かけます。花後には枯れた花がらを摘み取りましょう。鉢についているラベルや、園芸の本には、「花後に茎葉も2,3節を摘み取りましょう」と書いてあるのをよく見かけますが、ちょっと待ってください。もし挿し芽をしてミニの1鉢を作りたいと思うのでしたら(かんたんです)、今、茎葉を摘み取るのではなく、暖かくなる4月か5月まで待ったほうがいいと思います。暖かい時期になれば挿し芽ができますから、その時に摘み取った茎葉を挿すことができます。★茎葉摘み(4月か5月)何年も育てた大鉢によくあるのですが、茎葉が長く伸びて垂れ下がって、鉢のふちあたりで花が咲いているのを見かけます。そういう形もおもしろいのですが、頂上面に花が咲いていないことになります。これは葉摘みをしていないのが原因です。春から初秋までの成長期にシャコバサボテンは3節くらいの新しい茎葉を伸ばします。葉摘みをしていないと先へ先へと伸びていきますから、長くなってしまって、茎葉が垂れ下がって、その先に花が咲いてしまうのです。ではどうすればいいかというと、4月か5月に(ちょうどゴールデンウィークの連休ころ)、茎葉を3節くらい摘み取って短くしてしまえばいいのです。初秋までに新しく3節くらい伸びますから、ちょうどいいのです。摘み取ったところから2本の新芽が伸びてくることもありますから、茎葉がふえて花の数もふえるというわけです。★挿し芽茎葉摘みで摘み取った茎葉を、4月5月ころの時期でしたら挿し芽ができますので、挑戦してみましょう。3節くらいの長さに摘み取った茎葉を用意します。鉢花の大きさにもよりますが、5本くらい取れるでしょうか。それを小さめの鉢に5ヶ所くらいに挿し芽をします。1鉢に1本ではなくて、1鉢にまとめて挿してしまいます。寄せ植えとおなじで、いっぺんでボリュームのある鉢ができるのですから。初秋までの成長期に3節くらいの新芽が伸びてきて、その先端に秋に花芽がついて、12月には花が咲くでしょう。
2009.01.17
サンスベリア(サンセべりア、虎の尾)は最近は室内の観葉植物として普及しているようです。特別な作業が必要な植物ではないので、育てるのも楽なのでしょう。厚い葉の中に水分を含んでいるので、ちょっと水やりを忘れたくらいでは枯れることもありません。そのサンスベリアの失敗で一番多いのが、冬の時期に、葉はしっかりしているのに根元からポロっと折れてしまった、という現象です。これが一番多い。サンスベリアの失敗はこれだけだと言ってもいいくらいです。その原因は冬の低温です。サンスベリアは寒さに弱く、鉢土の水分が冷えて、株の根元から痛んでしまうのです。対策のポイントはただ1点。冬の水やりを休止すること。12月、1月、2月、3月の冬期は水を一滴も与えずにからからに乾かします。(関東地方基準)地方によっては、冬には株を鉢から抜いて、新聞紙で包んで、押入れに入れておく、という習慣が昔からあるようです。そこまでしなくても、最近の住宅事情は昔より暖房の面ではよくなっていますから、水やりを控えさえすればいいようです。冬の明けがたの最低気温のときに10度以上、理想的には12~13度あれば、冬でも少しは水を与えてもだいじょうぶのようですが、でも基本的には、冬の時期は水を完全に切って、低温から株を守るのが一番いいと思います。サンスベリアは厚い葉の中に水分を保存しています。乾燥には強い植物ですので、成長期である春から秋までの間も、水やりは充分に与えますが、やや乾かしぎみでちょうどいいといえるでしょう。
2009.01.17
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