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『フードファイト 独逸死闘編- Bemuttern Sie Wasser -』の序章をUPしました。 いろんなシリーズを放りっぱなしでごめんなさい。 このままだとさすがにやばいと思うので、出来上がっているこの部分だけを。 タイトルを和訳すると『母なる水』です。序章のドイツ語は――今は秘密です。 この辺りはお話が全部終わった後で、後書きで紹介します。 香取君の夏のドラマ、確認しています。 ……うん、アニメとドラマの制作局が違うなんてよくある話ですしね(『セーラームーン』etc)。 この辺りは先入観がありすぎると楽しめなくなりそうなので、心を真っ白にしてから望みたいと思います(戦々恐々、でも楽しみ)。 夏の土9ドラマの紹介を見て、初めて私はジェラシーを感じました。 君塚脚本でスパイドラマだそうですね。 ああ、SMAPで見たかったです(←根っからの諜報ネタ好き&SMAPファン) こうなったら絶対に成功させてくださいね。 日本にスパイドラマのブームを作って定着させて、いつかSMAPにもスパイドラマの話が来るぐらいに。 レビューする時間はありませんが、心から応援させていただきます。 来週あたりからまたネットに触れる時間が激減しそうです(汗)。 下書きを溜めたり、うまく立ち回っていきたいと思います。
2009/06/30

砕け散った矜持の欠片をかき集め。 それでも前に向かって歩いてた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ごめんなさい、管理人は恋愛音痴なのでどうしても再開発の話ばかりレビューの中心になってしまいます。 主人公の話が薄くなってもご容赦ください(謝)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 矜持 伊藤勝。 ――彼はただ、仕事に誠実であっただけではないか。 これまでの私の感想も、周吾郎さんと同じです。 彼は自分なりに最善のプランを立て、協力者の意向も汲んで最善を目指して行動していただけです。 ただ、彼に人を見る目がちょっと無かっただけで。 彼は周吾郎と会い、その言葉を借りて自分を向き合います。 周吾郎は決して相手を否定せず、ただ少しだけ指摘していくだけでした。 人と交わるプライドを――と。 そして彼は選びます。 自分の仕事に対する誠実さという名のプライドを。 そして商店街という顧客に対して交わる勇気を。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 言霊 言葉にする、という作業はとても不思議なものだと思います。 たとえば私がこうして文章を打っていても、思わぬ自分の考えがふと湧きあがったりするんです。 文って言うのは恐ろしいものだとも思います。 どうしても自分の中から振り絞るもの故に、語彙だけでなく、自分の思考や理論の限界すら思い知らされるんですね。 それはメールも同じです。 自分の気持ちに、自分の力で形を与えるものですから。 その時に記した文面で、自分の心が本当に当てはまるのか、確認できるのです。 メールの文面に、自分の心はそうだと暗示をかけるのか。 或いは、その文面と心のずれを認めることができるのか。 そのどちらになるのかで、道は全く違う方向へと別れるのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 追い掛けて、そして>「優しいから」 その言動でずっと不安にさせてきた邦之。 でも邦之は春乃を好きだとはっきりと自覚しました。 彼女の中の不安を吹き飛ばすには、彼の行動が必要でした。 だからこそ彼は彼女を追いかけ、抱きとめたんですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いよいよ物語はラストに向けて動き出します。 邦之がこれまでのドラマの展開でどう変わったのか、何を学んだのかが問われるようですね。 これからの展開がとても楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 砕けたはずの矜持は、まだ確かに胸の中に。
2009/06/29

振り絞った勇気。 その向こうの可能性には、手を伸ばさずに。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 伊藤の戸惑い 嫌味なところもある。邦之達の努力をすぐに抹殺してしまうところもある。 けれど、彼は根っからの利益主義でも、悪人でもないのでしょう。 彼が仕事として手を組んだ相手は、少しばかり犯罪の匂いがします。それこそ、伊藤が戸惑う程に。 しかし、伊藤自身はちゃんと筋を通し、相手にも利益がある形にしようと、誠実に仕事をしようとしています。だからこそ商店街の人たちも一度は彼の言うことに従おうとしたのですから。 また彼自身も、女性関係に関しても相手のことを誠実に考えている気がします。 優子に対する態度も、相手への気遣いが感じられます。 彼自身は決して敵では無い。 きっと手を組んだ相手が間違いであることを、すでに薄々と感じているはずです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 邦之の優しさ「優しいから」 誰にでも優しい。それは時に残酷なのかもしれません。 その人の特別でいたいという思っている春乃。でも『誰にでも優しい』彼が相手では、彼に愛されているという自信がなくなってしまうのかもしれません。 自分が邦之が好きだと知られてしまった後でも、邦之の態度は一切変わらなかったことも、自信を失わせてしまったのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 町内 少し意地悪でミーハーなところがある人たち。 だけど、本当に悪い人たちでは無く。 邦之の父親と仲たがいしちゃったり、伊藤の方の肩を持ったりと、なかなか邦之を認められなかったおじさん。 若い人たちが自分を慕うのも、自分がまだ必要とされているのも感じられたとき、完全に諦めきっていた散髪屋の店長も考えを改めるようになったのですね。 彼らの経験がこれからどう生かされていくのか、楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夜闇が明けたとき、その先に本当にあったのは――。
2009/06/29

苦手なことから逃げ続けてきた男たち。 そこから一歩を踏み出し始める。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 商店街の鬱憤 邦之は商店街の人々に追い詰められ、とんかつを揚げることになります。 彼を非難する商店街の人たちの気持ちも分からないでもないんですけどね(苦笑)。 就職の為だけに吐いた嘘で、商店街の人たちは踊らされ。 自分達がそれぞれで頑張った上で破たんしたのに、今頃になって『まだ早い』と言ってみたり。 少しカチンと来ることもありますよね。 そしてその騒ぎを扇動したのは、さっき邦之の父親と喧嘩した散髪屋の伯父さん。 多分、多少は意趣返しが入ってますね。 だけど、邦之がとんかつを食べたり、仕事に向き合う姿勢に、少しだけ考えが変わります。 中途半端な思いで向き合っているのではないのだと、悟ったのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 父の仕事 邦之は商店街の皆から追い詰められ、カツを揚げることを決意します。 彼にとってトンカツは苦手なもの。それでも一度は父の仕事を継ぐことを考えていたのか、と前回のラストで伺うことができます。 彼は区役所で、ぎりぎりの綱渡りの仕事の中で結果を出し、やりがいを感じ始めていました。 その時、『どんな仕事でもきちんと向き合え』という父親の想いをちゃんと理解したんです。 また、区長にトンカツのこだわりを説明する父親の姿に、実家の仕事を見直したりする機会もありました。 それらがきっと、『トンカツ嫌い』の気持ちを上回ったんですね。 だからこそ、父から『作り直せ』『食ってみろ』と言われた時に、その助言に従う気持ちになったのでしょう。 父の信念を知っているからこそ、父の判断に従う覚悟ができたのだと思います。 たとえ不味くても、彼の信念だけはしっかりと伝わったんですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 春乃と邦之 とうとう、春乃を意識し始めた邦之。 彼女の下へ走るのは、幼馴染としての義務感からなのか、それとも女性としての意識なのか。 それはこれから試されていくのでしょうね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 匠の決意 邦之がとんかつを食べたことを見、自分もまた動き出すことを決めます。 奥さんや区長など、女性に弱い自分を変えるために動き出すんです。 彼の中に必要な自信は、すでに育っていました。 商店街の皆に言うだけの勇気もあり、そして奥さんへの怖さも消えていました。 彼にはただ、それを自覚するだけのきっかけが必要だっただけのなのかもしれませんね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして、彼の新しい恋が始まる。
2009/06/19

きっと、どこかで本気になった。 結婚をめんどくさいと思う気持ちを、憧れが上回った。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 邦之の本気 邦之が結婚をめんどくさがる気持ちを、自分を変えるきっかけ。それをくれたは真琴でした。 そして結婚への憧れを具現化したような、真琴の子供達と理想の妻。それを見たとき、彼はきっと『彼女の傍にいたい』と思ったのでしょう。 障害があるからこそ燃え上がるような、そんな熱い恋では無い。 けれど、真琴には彼には無い知識もあり、一緒に盛り上がれる話題もあり、とてもしっかりしていて、女性らしい。 そして時に自分が力を貸すこともできる。 邦之の気持ちが変わるのも自然だったのかもしれませんね。 とはいえ、その気持ちは叶わず、結婚は遠のくことになります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ つき過ぎた嘘 邦之は再び、他人を庇って職を失います。>「ちょっと嘘が多すぎたんじゃないか」 彼は自分の吐き過ぎた嘘への罪悪感と、嘘を吐き続ける限界を感じてのギブアップでしょうか。 ですが彼にとって、『商店街を守る』という決意は嘘ではないはず。 匠と周吾郎の二人がいる限り、力も貸すこともできるんです。きっと、弟と同じように力を貸していきたいと思ってる……はずです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回の感想は短めにこの辺りで。 邦之が全ての告白をした一方で、気持ちを溜めこんでいる春乃はどうなるのかも含めて。 彼らがどのようにがんばっていくのか、これから続きを見たいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして0からの再出発。
2009/06/18
突然ですが、余所で釘を刺されてきました(待て)。 ちょっとまずいこと(注:非合法では無い)をやらかしていたみたいで、寝る前のベッドの中で携帯を見つつ真っ青になりました。(その後、それ絡みでホラーテイストの悪夢を見。うなされながら懲りました) 悪い意味で『気づいてくれ』という願望があるのかな、やっぱり自分。 けれどネットをやる人間としては持ってはいけない気持ち。自分でそう言っておきながら何をやってるんだか(凹)。 釘をさしてくださった方には多謝です。 良くない意味で引きずられていた部分もありますし、これからのネット生活を少し見直した方がいいかもしれませんね。 警告の方には素直に従いたいと思います。 あちらでの反省をこちらでも活かせるように、ちゃんと考えて動くように頑張りたいと思います。
2009/06/17

「この街が育ててくれた」 その血と肉に染みこんだ匂いを、失う訳にいかない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まとめてのレビューで行こうかと迷いましたが、まだ余力があるうちは一話ずつで頑張っていきたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 匠の想い 匠の奥さんって、ひょっとして『猟奇的な彼女』だったりするのでしょうか(汗)。 剃刀負けでごまかせないような暴力を振るう妻を愛してる匠が少し可哀相です。悪いですが、DVの人は男女問わず問題があるって(滝汗)。 家族を守らなくてはならないという使命感と、街への愛情と、その二つを天秤に掛けざるを得なくなったとき。 彼は一度は仲間さえ突き放して家族を選びました。 ……それでも、彼は改めて自分の知っている人々と向き合い、少しだけ代わります。 自分の人生にこの街がどれだけ関わっているのかを知り――自分の軌跡を想ったとき。 ――それを失うことの怖さを、知ったのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 嫉妬は好きの裏返し 春乃の恋に、ようやく茂も気づいたようですね。 傍から見てるとかなり分かりやすいリアクションなのに。茂も本の力を借りないと気付かないし、邦之さえ気づいていないし(苦笑)。 それにしても、勝手に嫉妬される真琴が少し可哀相です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 桜田さん&茂、大活躍 桜田さんも茂も大活躍。 最初は足を引っ張っているように見えた桜田さんの活躍にはちょっとうれしかったり。 茂も参加して、彼らのチームワークがどんどん良くなって、結果も出し始めましたよね。 これからの彼らの活躍も楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 故郷と、愛する人のために。彼は困難に立ち向かう。
2009/06/14

希望。 その言葉に込められた、相反する意味。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回の感想に付けるサブタイトル、『スティグマ』とどちらにしようか迷いました。 でもなんとなく『スティグマ』は別の機会に使えそうなので、今回はこちらにさせてもらいました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ ダブルミーニング 直訳通り、『二重の意味』ということ。 今回の物語ではいくつも『二重の意味』を込めた言葉が掛けられていました。 ……私はドラマの中で解説されるより、自分で探したり人のレビューで読んだ方が楽しいのだけれど(苦笑)。 まぁ、その場で解説しないと気持ち悪いと感じる人も多いですし、この辺りは好みの問題でしょうか。 まずは『希望』。 これは九十九が解説済みですね。 次に『怖い』。 和音が言ったのは、脳というものの神秘性と、それに踏み込む畏れを指すことば。 対して九十九が言ったのは、自分の脳がどうなるのか分からないという怖さ。そして脳科学を知ることで自分の末路を知るかもしれないという恐れ。 また『しりとり』。 一見すれば意味のある文章も、それは単なる言葉遊び。 九十九が『しりとり』を言い出した時、彼にとってはリハビリとしての意味でいい。犯人にとっては『自分の意図する言葉を言わせる』ための手段として聞こえて。 そして今回の物語自身も、犯罪そのものを追い掛ける主軸と。 九十九の過去と未来を追い掛けるという意味と。 その二つの意味を込められています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 透明人間 ここに来られている人ならば、香取君の『透明人間』を思い浮かべる人が大多数かな。 もちろん私も、『透明人間』の最終回を連想して「赤外線センサーを無力化するなら、室温を体温と同じぐらいに……・」とか考えてたり(待て)。 そして『光ファイバーの服を~』というくだりで、『トリニティブラッド』に出てくる『不可視化迷彩』を連想したり。 SFでは意外と定番のネタらしく、これは不可能と否定はしませんでしたね。……今の科学ではまだ再現できないと思われますが。 そして九十九はまだ未完成の科学ではありませんでした。 『本当に透明になる』という意味ではなく、『透明と同じ扱いになる』という意味で事件を解き明かすのです。 この考え方も、ある意味手品に通じるかな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 九十九の脳 ……生き返った対価は、早すぎる寿命。 そこで『オルフェノク』とかいう言葉が脳裏を過るのは、隣に出てる仮面ライダーの所為だと思う(待て)。 特撮好きにしか通じない冗談はともかく、九十九の尋常でない知能には対価が必要となるようです。 尋常でない糖分の消費量、疲弊の早さ。彼は人の数倍の速さで人生を生きているという事実を示しているのでしょうか。 ……障害と引き換えに天才になる役も、木村君は実は二度目かな?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 予算「研究には金がいるんだ!」 ……それ、裏金を貰わないで研究をしている九十九や和音の前で言っても説得力無いです。(きっぱり) 世間の研究者のほとんどが製薬会社と提携して、合法の範囲でやりくりしているというのに。 世の中の研究者を敵に回しましたね、これ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 個人的に医学部を舞台にした物語にワクワクしました。(知人に関係者が多く、話を聞く機会が多いので) 今度は仮面ライダー電王……じゃなくって、血まみれピアノマンが相手になるようです。 『電王』では実質6重人格を演じきった彼。『電王』以外での演技を私が見るのは初めてですが、こっそり楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 二重の意味を解いた、その向こうに本当の希望を示して。
2009/06/12
彼らは人を動かす。 悪意からか、それとも善意故か。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 人を動かす 今回のテーマは、『人を動かす』ということ。 九十九は由里を動かし、竹神は宮瀬を動かし、和音は研究所の皆を動かす。 そのやり方は様々ですが、彼らは人を自分が望む方向へ動かすのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 焦りが、怒りが思考の空白を生む 今回、冒頭で九十九が行った実験が今回のキーワードでした。『焦らされると、人は本能的な行動しか取れない』 竹上が宮瀬を動かしたのも、怒りで思考を奪い、『復讐』という本能的な行動を取らせる為。 九十九が『あなたには何ができるのですか』と言って逆切れさせたのも、迷いをふっ切らせて行動へと追い立てるため。 和音が緊急ベルを押したのはあくまで全員を集めるため。ですがその緊急ベルのインパクトの強さが多少なりとも判断力を奪い、そして研究所全員の即決へと導かせたのも事実。 また、宮瀬が最後の犯行を行う際、相手が車からひょいひょい出てきたのも同じ理由。 自分の弱みを握っているかもしれない相手が動きを見せたとき。『危険かもしれないという理性的判断』を、『好奇心』という本能が上回ったから出てきたのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ データだけでは正しい判断はできない『統計は、目的に対して最適な条件下で取らなければ無効である』 統計学の基礎の一つであるそれは、学者にとってそれは常識。『データがあっても、それが正しく運用されない限り、証拠にはならない』 同じ初回、今回と連続して示されたのは、その事実でした。『指紋も肉片も、犯人がわざと用意した』『データベースそのものが改ざんされていた』 そう言った事実を指摘したのは九十九でした。 ……この辺り、彼がやってることは脳科学と言うよりも『犯人の思考をパターンを読むプロファイリング』とかのような気がする(←それは禁句です)。 この辺り、九十九が科警研での存在意義が少しずつ示されてきていますね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 犯人の追い詰め方『犯人でなければ拾う必要が無い』 ……確証が無ければトラップに嵌めていく。 この手腕はある意味、探偵小説の王道かも知れません。 その追い詰め方が脳科学とか関係なく、むしろ心理学の範囲じゃないかと思うときが多々あります(←それもやはり禁句です)。 とはいえ、やっぱり視聴者がそっちのけになってしまう学術的な内容で追い詰めるより、分かりやすいもので確証を掴む方がいいのかな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三頭身アニメやミニ知識を突っ込んでみたり、そんなお遊びも可愛い『Mr.Brain』。続きがとても楽しみです。 ところで。 脳損傷の後遺症で主人公が逝っちゃうのは、某ドラマ(ネタばれ回避のため、名前を伏せます)だけで十分ですよ!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少しずつ、変化しながら彼らは動き出す。
2009/06/07

フェイクを仕掛ける犯人達。 彼は綻びから真実を紐解いていく。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 科警研。 これほどまでに心揺れるキーワードがあったでしょうか。いえ、ありません(きっぱり)。 『科捜研の女(テレビ朝日系)』『警視庁鑑識班(日本テレビ系)』シリーズにハマった人間にとって(一時期、当サイトの小説のネタ用に使われた技術をノートに書きだしていた程の熱中人にとって)、これほどまでにガッツポーズを取った題材はありません。 余談ですが関西では『鑑識班』の連続ドラマシリーズの再放送もあり、夏には。 かくして私は非常に胸を高鳴らせながら、このドラマを見ることになりました。……TBSの刑事ドラマを見るのは、『特命!刑事どん亀』以来久しぶりです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ マインドリーディング・トリック 実際の九十九が遭遇する事件は、手品を彷彿とさせるトリックが多いようです。 たとえば、『右手に種を仕込むなら、左手を大きく振れ』という鉄則。爆破事件をできるだけ大きくすることで、カジノへ向く視線を減らし、結果的に関連性をぼやかせるということ。 そしてそれ以上に『手品で重要な心理トリック』が多用されているのが印象的です。 『小さなダイイング・メッセージ』を消すならば、大きなギミックを用意してみたり。 情報を少しずつ与え、偽の情報を構築させてみたり。 個々の情報が正しくとも、それが起こるまでの状況の説明にはならないなど。 それらの事件をひも解く九十九の姿は、手品の禁断のトリックを説明するようにも見えました。 ちなみに今回九十九が言った内容は、手品の基礎であるのはもちろん、小説を書くのにも応用できます。 映画などの台本も、このような『人の意表を突く』ための技巧が凝らされています。九十九の言葉をヒントに観察するのもちょっと楽しいかも知れません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 少しだけ、怖くなる『少しずつ情報を与え、考えさせる。そして自分が考え付いたことならば、疑わない』 少しだけ、怖くなりました。 私達はそうやって、いくつの事実を誤認しているのだろうと。 そしてメディアなどに、どれだけ情報操作されているのだろうと。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 科警研 今回のドラマで楽しみにしていたところの一つは、『科捜研の女』との違いをどう出すか、でした。 科捜研、というのは京都府警の管轄下の科学捜査研究所のこと。科警研と同じ役割をこなす場所です。 『科捜研の女』ではそこの調査官がいろんなジャンルの捜査を数人で兼任してこなしていました。また、その調査の理論を細かく説明してくれるので、それを見るのもすごく楽しみだったり。 建物は普通の研究棟。 地味なんですが、それがまた味になっているドラマでした。 それとは違い、このドラマは建物や中の様子も奇抜。タッチ操作の画面など、新世代の建物を感じさせます。 調査員と言えば、各専門に完全に分かれていますね。そして全員が研究肌。 彼らを見て思わず、『患者の医療に携わりながらも、その一方で論文を書いている』大学医を連想しました。 そんな不思議な空間の、研究肌の人達を九十九がどう変えるのか。それがすごく楽しみです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 九十九という男、木村君の役『彼が知りたいのは、自分のことだ』 このドラマでまず私が感心したのは、主人公の設定でした。 九十九が事件に関わる動機、それに次回以降に引っ張るだけの謎をちゃんと籠めた設定ですね。 主人公の設定と主題、ドラマの細部がしっかり噛みあっていると、それだけで安心して見られます。 木村君って記憶絡みのドラマ(『眠れる森』『空から降る一億の星』)が多くて、『記憶』ネタ好きの自分にはすごく嬉しい。 そして記憶もまた、脳の機能の一つです。これまでの役での経験が、今回の役作りにいい影響を与えてくれると思います。 いろんな好みも真逆になり、それでも空気が読めなくて。 でも妙な気の使い方をするところは変わらずに。 そんな変則的な二重人格ネタに、管理人はノックアウトされています(惚)。 ところで彼の反応を見て、サヴァン症候群を連想しました。 脳に障害があることを補うように、芸術や記憶力に優れる病気がサヴァン症候群といいます。 九十九もまた、脳の一部に損傷を受けたことで、他の部分が補うように動きだしました。 そのことに恩恵も受け、恐怖も受ける九十九。その葛藤がこれから出てくるのかと思うと、すごく楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 直前のイメージ、そしてフェイク 九十九が真犯人を追いつめるために使った方法は、犯人が使った手腕の裏返しでした。 直前に『犯行現場』の写真を見せることで、次に見せたものも『犯行現場』と錯覚させたのです。 また、『不十分な技術で取った証拠など物証にならない』という確信も、犯人を協力する気にさせたのでしょう。 協力的な態度をとれば、たとえ自分にとって不利な証言が出ても、後の公判でも無実だと思わせることができるから。 だから『知らない』と答えることに抵抗が無かったのでしょう。 研究段階の、物証として弱い機械に頼ることなく。その言質を取ることでアリバイを消滅させる手腕。 それはある意味、手品師の手法だとも思えました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 個性派だらけの科捜研。 研究肌の彼らが九十九の影響でどう変わっていくのか、楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 綻びから見えた真実から、さらに奥へと――脳の真理へと彼は手を伸ばす。
2009/06/06
最近、<Dawn>を聞き返す機会が多い。 時折、心の片隅が痛くなることがあるから。 昔のように、笑ってやりとりする自信は無い。 今、私の文章を読んでもらえる自信など無い。 拒絶されても当然だろう。 その正当な怒りを、苦しみを、ずっと感じてる。 被害者である相手の溢れだした痛みを、全て受け取ることができればいいのに。 ごめん、本当に、ごめん。 彼のファンであり続けるからこそ、せめてその傷の存在を忘れないと誓うから。
2009/06/05

子供のいる風景。 その温かさに触れて、心も揺れる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 旅館と桜田さんが揃えば、事件が始まる 桜田さん、やっぱりあなたの前職は新聞記者では無いのですか!? 『京都迷宮案内(テレビ朝日系)』を知っている人なら、思わず手を打つシーンがたっぷりで思わず笑っちゃいました。 情報を聞き出す手段も古典的ながら有効なもの。もうそこに胸が鷲掴みになってしまいました。 ……もともと脇役大好き人間の自分には、桜田さんの株が急上昇中です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ バディ(相棒)匠 桜田さんとの息がぴったりの匠。 普段はやる気がまったくない彼も、故郷の為なら真剣ですね。そんな姿が好感を持てて素敵です。 やはり顔の生傷は妻とのものですか。 彼の結婚生活は灰色のようですが、その事実を知った時、邦之の結婚観はどう変わるのでしょうか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 優しい破局 そして茂と春乃。 この二人を囲む環境がとても優しいんですよね。 誰かが誰かを見ていて、心配している。そんな当たり前であって欲しい、だけど現実には少なくなってきている光景がドラマの中に散りばめられていて、とても癒されます。 茂は本当にいい意味でお兄ちゃんでもありました。 少し妄想と感情が先走るけれど、相手の気持ちを考えることもできる人なんですね。 『告白することで関係が壊れてしまう』という思いも告白されていましたね。幼馴染の間柄での定番ネタではありますが、ほろ苦さを感じました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 言霊『好きな人はいない』 そう繰り返す春乃。 言葉というものは不思議で、何度も同じ言葉を繰り返していると、自分自身に暗示をかけてしまうんですね。 その暗示を打ち破るには、その言葉と真逆の気持ちを強く刺激することと、言葉を解きほぐすことの二つなのかもしれませんね。 春乃は邦之の傍にいる真琴の姿に嫉妬し、そして邦之の言葉に自分を重ねて気付かされるのです。 言霊と言えば、邦之もまた同じように暗示にかかっているのかもしれませんね。 結婚に対して『めんどくさい』と繰り返すうちに、それを信じ込んでしまった邦之。 その暗示を解きほぐすには、今の仕事をもっとやりこむしかないのかも知れません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 子供 邦之は結婚について見つめ直す機会を得ました。 それが真琴の子供との触れ合いでした。 たとえ離婚しても、子供がいてくれてよかった。 離婚しても、結婚を素晴らしいと信じられる。 そんな真琴の存在は、『離婚』『子ども』といった要素に対するネガティブなイメージを一新するだけの力を持っていたようです。 今回の出来事は、徐々にでも確実に邦之の考え方に影響を与えそうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ レビューが二週遅れに突入し、本当に申し訳ありません。 次の感想はおそらく三話まとめてになると思います。ごめんなさい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 揺れる心、優しい時間の中でそっと癒される。
2009/06/02
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