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有名だが読む気はなかった。しかし、何か重要なことを語っていた。「時間泥棒」と呼ばれる男たちに町が徐々に支配される。のんびりしていた町の人たちはあくせく働くようになる。まるで現代社会だ。物は豊かになったが、現代人はあまり幸福ではない。核心的だったのは、モモが「時間のみなもと」に触れたことだった。それは、日常の何気ないことに潜んでいる。多分、詩人や画家などの芸術家たちはそれに触れているだろう。宗教家やアスリートもそうかもしれない。私も何度も触れた。例えば、箕面の山に登った時、渓流の側で眠るように咲いていた合歓木。近江八幡の丘で見たアマツバメとホタルブクロ。それは、「時間のみなもと」であり、それがなければ生きていることそのものが無意味になってしまう核心だ。
2020/08/31
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テレビのディスプレイが点滅しだした。やっぱりビデオデッキだけが悪いのではなかった。買っておいたディスプレイが生きた。接続するとHDMI端子が付いていた。だが、古い方のPCには付いてなかった。ひょっとしてと思って見てみると新しく買った方には付いていた。こうなると俄然つなげてみたくなった。速攻でケーブルを買った。設定で少し手間取ったがうまくいった。これで、YouTubeやTEDを寝転がって観れる。
2020/08/29
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ヘーゲルは「世界史は自由の概念の変遷である」と述べる。ヘーゲルには、しばしばその尊大かつ恣意的な決めつけにうんざりしたがこの言葉には多少共感する。確かに、人々の自由度は拡大した。(現代社会でも世界に約2000万の奴隷が存在し、先進国におけるブラック企業の社員が準奴隷だとしても)結局、人間社会は、ピラミッドの上位にいる人間が自由を謳歌して来たのだ。願わくば、底辺にも、もっと自由を。
2020/08/25
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ウソのようなウッチー劇的ラストマッチだった。まず、前半早々、SBがケガでウッチーと交代という絵に描いたような展開だった。それまで、ガンバに押し込まれていたアントラーズも活性化した。ウッチーから再三良いクロスが出た。判断も早く的確で引退する必要が感じられなかった。きっとスタイリッシュな完璧主義者なのだろう。ガンバに1点先制されたまま、後半アディショナルタイムに突入した。またもや、ウッチーからロングフィードが出て、競り合いから、なんとCB犬飼が頭で決めた。引き分けが決まった後、ウッチーはユニホームで顔を隠した。きっと泣いたのだろう。最後までクールな男だった。観客はウッチーが出ただけで泣いていた。
2020/08/24
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ベイトソンは「老いの中では自由意志など大した問題ではない」と述べる。共感する。おそらく、多くの老人がそうではないか。自由意志があろうがなかろうが、そもそも、出来ることなどごく限られている。しかも、その中で1番やりたいことをするとなるとほぼ決まっているのと変わらない。つまり、自由意志を論じるのは概ね若者であり、何をするか決めかねている者なのではあるまいか。
2020/08/24
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リリー・フランキー(カナオ)が良い味を出していた。法廷画家をやっていた。靴の修理とか色々な仕事をやっていたが、元々、美大を出ていた。結構、いい加減で女好きだった。付き合っている女(翔子)もどうやら美大出のようで、神経質で生真面目だった。出版社に勤めていたが、生真面目さ故に、テキトーな部下とぶつかり辞めてしまう。カナオとの間に出来た子供も死んでしまい、徐々に精神を病む。ある日、カナオが部屋にいたクモを殺したことをきっかけに錯乱する。翔子(木村多江)がどうやって立ち直ったかは詳しく描かれなかった。ともあれ、知人の寺でお茶を嗜み、天井画を描くまでになる。カナオも、まったく反省しないどころか、被害者の遺族を侮辱するような凶悪犯の顔も淡々と描けるようになった。
2020/08/23
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「LGBTに生産性はない」と発言した杉田水脈衆院議員が、伊藤詩織さんへの中傷ツイートである「枕営業の失敗」「ハニートラップを仕掛けた」に「いいね」を押していた。そんなものが今まであったのかどうか分からないが、日本のモラルは部分的に崩壊している。
2020/08/21
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TEDの講演で、「ボールとバットの値段を合わせて1ドル10セント。バットの値段はボールより1ドル高い。ボールの値段は?」という問いがあった。聴衆の答えは「10セント」が多かった。しかし、正解は「5セント」だ。これは、初等代数を使えば簡単に出る。(x:バット、y:ボール) x+y=1.10 x - y=1両方の式を足せば 2x= 2.10両辺を2で割れば x=1.05ゆえに y=0.05しかし、現実でこんな場面はまぁない。明らか引っ掛け問題だ。結局、鶴亀算同様、無理やり作った設問なのだ。でも、初等代数の威力を示すには十分だ。そして、講演者の意図だった、「真実は直感に反する」も受け入れざるを得ない。
2020/08/19
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ピカソがたまたま列車で乗り合わせた男に、「あんたはなんでありのままに描かないのだ?」と詰め寄られた。そして、「ほら。こんな風に」と男が財布から取り出した妻の写真を見せられた。ピカソは落ち着いて答えた。「あなたの奥さんは随分小柄なんですね。それに、ちょっと平べったいし」。勿論、ピカソはズルをしている。男は何故見たままを描かないのかと聞いているのだ。しかし、写真が実物と違うことを巧く言い当てている。
2020/08/16
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益田ミリが毎週火曜のピアノレッスンを辞めた。一区切りついたからだった。いずれ元の「弾けないわたし」に戻るだろうが、それははじめる前の「弾けないわたし」ではない。この辺りの繊細な感性がこの人の突出した美点だと思う。年下の講師が開いたコンサートで感極まり泣いた話も笑った。それは、「小さい頃から音楽を愛してきた人たちなんだなぁ」という畏敬の念からきた涙だった。この飛び抜けた善良さはとても貴重だ。
2020/08/15
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Quoraで、「物理学的にこの世のすべては必然ですか?」という質問が立っていた。私は、「不確定原理と量子ゆらぎがあるのでそう言い切れない。そして、神がサイコロを振っても構わないし、むしろ、その方が面白い」と書いた。一方、「人間の測定能力が低いだけで、神はサイコロを振らない」と断言する回答者もいた。しかし、測定能力が低い人間に、何故、神はサイコロを振らないと断言出来るのだろうか。そこに、「そうであって欲しい」、あるいは、「そうでなければならない」という強い思い込みを感じる。そして、そこにこそ、人間の独善性の核心を感じる。
2020/08/13
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Quoraで、「クラシックしか聴かない」と宣言している人が「作者の意図から外れた使われ方をした曲」という質問に答えていた。バーバーの「弦楽のためのアダージョ」という曲だった。J・F・ケネディの葬式で演奏されたそうだが本人は全くそのつもりはなかったらしい。素晴らしい曲だったので、速攻、Amazonで注文した。元々、頑固そうな人とは感じていたが、えらい役立ってくれた。頑固者の価値を感じた。そういえば、私の子供もえらい頑固者だ。しかし、最近、「初めて絵を買いました」とか「幸せな気分になるので玄関に飾っています」というコメントを貰ったそうだ。https://www.youtube.com/watch?v=BV37qZki31U
2020/08/12
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「君の名は。」より大分完成度が落ちた。そもそも、いくら母親を救う為とはいえ、陽菜が廃ビルの屋上にあった祠の鳥居をくぐり真剣に祈ったからといって、天気を左右出来る力を持てたのは、なんぼなんでも無理を感じた。帆高が島を出た動機もイマイチ説得力に欠けた。だが、狂った世の中を純粋に生きようとする姿勢には共感出来た。世界は変えられないが、自分が見る世界を変えることは出来る。
2020/08/11
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子供の頃、「インド人は美味しいお茶を飲むと『ああ。明日も美味しいお茶を飲みたい』と考え、イギリス人は、車を買うと、『今度はもっと良い車を買いたい』と考える」という話を聞き、「なるほど」と感じた。しかし、共感するものの、インド人の考え方には向上心というものが欠落している。そこで、最近観たTEDの講演がつながる気がした。それは、「結果はコントロール出来ない。そして、結果を得られなかったら落胆し、得ても、新たな結果を求めるので、遂には幸福に至らない。だから、結果より過程を重視せよ」というものだった。これでも、イマイチ、釈然としない気持ちも残るが、一片の真理は含んでいるようには感じる。
2020/08/09
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日大ラグビー部元ヘッドコーチだった男が未成年の部員に度数の高い酒を飲ませ酔い潰したり、バーベキューで熱くなったヘラを腕に押し付けたり、頭につまようじを7本刺したりしていたそうだ。それがバレると、LINEで、「チクったやつ殺してー」「まじ追い込む」「家族も追い込む」「全て破壊してー」「俺は怒ったら家族ごとやるから」「今からラグビー部辞めて、友達のヤクザに犯人探させようかな」と書き込んだ。日大は例のアメフト部の不祥事を受けて、「学生ファースト」を提唱していた。笑うしかない。ともあれ、これに近いことは、全国の体育会系クラブで日々行われているのではないだろうか。
2020/08/07
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Quoraで安倍首相のことを「タカ派のぼんぼん」と書いたら、案の定、右翼の横槍が入った。「あれがタカ派で右に見えるのは、見てる人の立ち位置が余程左なんでしょうねぇ。」とのことだった。これといった意味もないので返す気もしない。ただ、本人は気に食わなかったのだろう。このところ、左翼のことを、「ブサヨ」「パヨク」「平和ボケ」「左巻き」と侮蔑する言葉に事欠かない。それほど、世の中が右寄りなのだろう。ともあれ、人の回答に横からわざわざコメントを付けるのは自粛警察に似た傲慢な独善性を感じる。
2020/08/07
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「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、聖者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ」「The sound of the bells of Gion Monasteryecho with the ever-changing nature of all things.The fading hues on the blossoms of the sala treesignify that all that flourishes long,nothing but a spring night's dream.The mighty in time succumb, dust before the wind.」まず、「Monastery」が「僧院」であることを知った。次に、「hues」が「色合い」であること。そして、「succumb」が「屈する」であることを。内容については、確かに、「猛き者もいつかは滅びる」だろう。しかし、「惨めで長い生」よりマシという論も立つだろう。
2020/08/06
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実に感動的だった。フランスの幼稚園児たちと先生が哲学する。まだ言葉もたどたどしい園児たちが「愛」や「死」について語るのは圧巻だった。幼い子供といえども根本的には大人と変わらない。自由度が多少違うだけなのだ。とんでもない意見も出て来るが何故かかえって人間存在の崇高さを感じた。園児たちが小学校へ上がって哲学出来なくなることを惜しみ先生のことを忘れないと言ったのも感動的だった。
2020/08/04
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アルコール依存症だった渡邊洋次郎さんは自分には価値がないと思っていたそうだ。たばこの火で両腕を焼きケロイド状の痕がある。存在感のない自分でも「強く大きく見せられる」と非行に走った。少年鑑別所にいた16歳の時、危篤の父に謝れず、死の瞬間にもシンナーを吸った。その後、ホストになり酒や薬物に溺れた。精神科への入退院は48回に及んだ。窃盗罪で服役中、錯乱して移された独房で、「目の前に突然、心臓が現れた。懸命に鼓動を撃ち、生きようとし続けてくれてきたと気付いた。そのまま受け止め、大事にしたい」と泣いた。今は、酒と薬物を止めて11年。介護福祉士の資格を取り、通信制高校を卒業した。自助グループでも活動している。「下手くそやけどなんとか生きてるねん」という本も出した。魂の地獄巡りをようやくくぐり抜けたという印象だ。ともあれ、私との決定的な違いがある。私もまた、これといって社会的価値のない人間だ。しかし、それは別にどうということもない。自分にとっての価値さえあれば全く問題ないのだ。というか、私にとっての社会もまた、生命を維持する為に不可欠である以上の価値はあまりない。また、「強く大きく見せたい」という欲求も全くない。社会との向き合い方ひとつで人生がこうも大きく左右されるのだ。
2020/08/01
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