音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

2009年01月30日
XML
カテゴリ: クラシック音楽


 1979年11月に最初のレコードを出してから、今年で30周年を迎えるシャンドス・レコードの「マイルストーンズ」と題されたアンソロジーが出ました。

 私は、先月の前半HMVで見つけて、いろいろ探して英国の AMAZON に予約を入れました。ところが発売日のが1月3日なのに在庫切れで、送るのが2月に入ってからだという知らせが入りがっくりしました。ところが、そのCDが2月になる前に入りました。

HMVだとマルチバイでも5400円あまりですが、英国AMAZONで購入したら、送料込みで34.4ポンドあまりです。

1ポンド135円として計算しても、4600円あまりで、HMVよりもさらに安く、1枚当たり160円弱という価格です。

 個人的にはシャンドスはあまり持っていないので、ダブりもレスピーギの「シバの女王ベルキス」が入った1枚だけで、ラッキーでした。

全体的には、器楽曲がほとんどなく、ロマン派以降のオペラもバラの騎士のハイライトしかも英語版が1枚で少し不満です。

 古い音楽が比較的多く、現代曲もほとんどないのも不満です。

この30枚組の狙いはどうなのか分かりませんが、おそらく今まで聞いたことのないファンにアピールするという狙いが大きいと思います。

CDは紙ジャケに入っていて、ジャケットの裏に曲目と演奏者がクレジットされています。各々のCDにはコメントが付いていて、なぜそのCDが選ばれたかをうかがい知ることができます。

ギブソンの「惑星」は1978年シャンドスの初めてのリリースで、デジタルPCM録音の走りだと書かれています。

 曲目解説はなく、別に創業者であるブライアン・カズンズとエンジニアの息子ラルフの挨拶が載っている小冊子とシャンドスのカタログがついています。まあ、この価格なら仕方のないところですが、録音年月日くらいは欲しかったところです。

 その、小冊子によると、ブライアンは仕事を始めたときには、写譜とアレンジを手掛けていたそうです。その後、フリーランスとしてプロデューサー、サウンド・エンジニアとしてRCA,EMI,DGGなどの著名レーベルの仕事をし、その後息子のラルフをスタジオに引き込んで、一緒に仕事をするようになったのだそうです。

 また、オペラでは、キャストのクレジットはありますがナンバーのクレジットがないのも不親切です。

 しかし、簡素ではありますが、ジャケットデザイン、レーベルデザインともこのボックスのために新たに版下をおこしたもので、手は抜いていないところはさすがだと思います。

小冊子を見ていたら ウエッブサイト ですべてのCDのブックレットをPDFでダウンロードできると書かれてあるので、見に行きました。

なるほど、可能なようです。

これならコストもかからないし、賢いやり方です。

 そういえば、シャンドスではこのサービスを結構前から行っていた気がします。

 これであればポータルさえ作れば、既存のリソースをそのまま使えるので、賢いやり方だと思います。というかこれしか方法はないと思います。

 しかし、PCを使っていない人はどうなるんでしょうか。そこらへんの配慮がほしかったと思います。

 また、ケースの高さが通常のCDケースよ2センチは高く、同じ棚には置けないのは少々困りものです。これはカタログのサイズが大きいからで、なぜ同じ大きさにできなかったのか理解に苦しみます。

 これから、ゆっくりと聞いていきたいと思いますが、全部聞くのがいつになるか分かりません。

なにしろ、去年買ったマイルスの「オン・ザ・コーナー」の完全版もバーンスタインのマーラーの交響曲全集のDVDもほとんど手つかずですから。

私の場合には、こういう大部のものを買うと、あまり聞かないことが多いです。

それは多分買ったことで満足してしまうからではないかと思います。

 ところで、このボックスでは、英国やロシア物が多くを占めているため、今まで聞いたことのない作曲家の作品を聞くことができるのも楽しみの一つです。

たとえば、アレクサンダー・グレチャニノフというロシアの作曲家は聞いたことのない名前です。彼はリムスキー=コルサコフの弟子のようです。

 また、フランスのリリー・ブーランジェの作品を集めたCD「ファウストとエレーヌ」もあります。

 とりあえず、昨日から車で順に聞いていくことにしました。

 まず、キングズ・シンガーズのデビュー・アルバムを昨日聞きました。

 最近は全く聞かなくなりましたが、彼らが初来日して一時ブームになった時は、彼らのレコードをよく聞いていたものです。このCDは聞き覚えのある歌と懐かしい歌声でとても楽しむことができました。

 今日は、ガンバの映画音楽集の中からヴォーン=ウイリアムズの第1集を聞き始めました。

 ということで、これから先全部聞き通すのがいつになるか分かりませんが、楽しんでいきたいと思います。

 ※Music Web internationalというサイトにシャンドス30周年にまつわる記事が載っていますのでご興味のある方はぜひご覧ください。
ロブ・バーネットによる30周年の記事

カズンズ父子のインタビュー









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009年01月30日 22時28分56秒
コメント(0) | コメントを書く
[クラシック音楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: