音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2021年04月11日
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カテゴリ: 映画

パンダ・ウインド・オーケストラ
一回戻るのも面倒なので、時間潰しのために映画をチェックしたら、関心があった「ノマドランド」が上映されていたので、午後の上映を観た。
平日のお昼なのに、観客が結構いたのは意外。
評判がいいらしいので、映画好きの方が観に行くのだろう。
原作はジェシカ・ブルーダーの『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』
アメリカのノマド(遊牧民)の生態を描いたドキュメンタリー・タッチの映画だった。
一人の中年女性ファーンの生活を淡々と描いている。
アメリカにはノマドの人たちのコミュニティーがあるようで、広場というか空き地に集まっては友情を温めたり、物々交換したりしている。
時にはコミュニティーの指導者の説教を聞いたりすることもある。

寝るのは車の中。
車を改造しているのが大半で、中にはキャンピングカーを牽引している車もある。
仕事は行く先々で短期間の仕事を探して働くとか、あらかじめスケジュールをたてて、計画的に働くなどの方法をとっている。
レストランやホームセンター、アマゾンの物流センターなどでの勤務風景が出てくる。
野外の暮らしをしている人々が現代のアメリカ社会のにいることが驚きだ。
そして、普通に生活している人たちとの意識のギャップがものすごく大きいことを感じる。
おそらく価値観がまるで違うのだろう。
こういう映画を観ると、社会との関わり合いは最小限度でも、自分の気の赴くままに、各地を旅する生活があってもいいと思える。
病気のこともあり、地元にへばりついているしかない管理人にとっては、何とも羨ましい気がする。
キャストはノマドの人たちとその家族、働き先の人たちに限られている。
クレジットされているのは主人公ファーンを演ずるフランシス・マクドーマンドと同じノマド仲間でファーンを愛する男を演ずるデヴィッド・ストラザーンくらいなもの。

無人で荒れ果てた家が悲しい。
エンディングで、コロラドのデンバー?の山が迫ってくるような場所を、主人公?が車で走っているシーンが出てくる。
横に広がった長い雲が、山の中腹まで下がっていて、手が届きそうだ。
さすがに1600mという高地にある土地ならではの滅多にみない風景で、何ともシュールだった。


公式サイト





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Last updated  2021年04月29日 16時22分18秒
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