特に大仰な表現もなく、淡々と進んでいくのだが、暗いムードが漂っていて、スカッとする演奏とは言えない。 優柔不断な男の振る舞いを見ているようで、「もう少しはっきりしろ」、と言いたくなる。 「Procession」も同じような傾向の曲。 テンポの速い「Gowns of Dark」は疾走する悲しみみたいな感じで、心をざわざわさせところは異色だ。 このアルバムで一番気に入ったナンバーだ。
スネア・ドラムの細かいリズムがそれを一層助長させる。 フェルンクヴィストの「St Joseph」のみ少し毛色が変わっていて、情感豊かで、R&B調のリズムが心地よい。 この路線の曲がもう少しあるとよかった。 最後の「The Last Verse」は前向きな姿勢が感じられる曲で、聴き手は気分良く聴き終えることが出来る。 決してピアノを邪魔しないベースとドラムスのプレイはグループとしての緊密性が感じられる。 以下蛇足 『最後の「The Last Verse」・・』の文章をChatGtpで構成したら、素晴らしい文章だと褒められてしまった。 AIとはいえ、褒められると悪い気がしない。 また褒められるよう精進したい。w
Joel Lyssarides:Stay Now
1.As Night Let Down Its Curtain 2.Sommarsnö 3.Cloudberry Hill 4.Is There a Way 5.Gowns of Dark 6.Procession 7.Chimera 8.Stay Now 9.Echoes 10.Down and Out 11.St Joseph 12.The Last Verse Music composed by Joel Lyssarides, except St Joseph by Niklas Fernqvist Joel Lyssarides(p) Niklas Fernqvist(b) Rasmus Blixt(ds) Produced by the artist Cover art
Recorded by Joar Hallgren at Nilento Studio, Gothenburg, September 7 & 8, 2021. Sound design, mix and mastering by Lars Nilsson