スタンダードが2曲、それ以外はシャンソンや映画からインスピレーションを受けたというランクマンのオリジナルという構成。 1曲目の「Nostalgia In Paris」から実に詩情豊かな世界が広がる。 6曲目の「間奏曲」はピアノ・ソロ。 2分に満たない曲だが、美しいメロディーと気品のあるピアノにうっとり。 「Toi (Ôde à l’amitié)」も心を揺さぶられるようなワルツで、シャンソンの世界に浸れる。 ヴォーカルにまとわりつくような弦も、筆舌に尽くしがたい。 「Tango pour la fin d’un amour」(愛の終わりのためのタンゴ)はチェロのピチカートがタンゴと不思議とマッチして、都会的な魅力を振りまく。 エンディングの小唄みたいな終わり方もしゃれている。 「Les hommes que j’aime」(私が愛する男性たち)は軽快なテンポに乘って、清々しいメロディーが流れる。 中間部のスキャットはピアノとのユニゾンで詩情豊か。 「Danse avec ta peine」ではランクマン自身?によるバックコーラスも加わり、ムーディーな仕上がり。
1. Nostalgia In Paris 2. Bolero nocturne N°3 3. Michel Legrand:Que feras-tu de ta vie ? 4. Le pouvoir des mots 5. Je le sais 6. Interlude 7. Toi (Ôde à l’amitié) 8. Tango pour la fin d’un amour 9. Les hommes que j’aime 10. Ma prière 11. Danse avec ta peine 12. Jacques Prévert, Joseph Kosma:Les Feuilles Mortes (bonus track)
Sarah Lancman(vo,p) The Hanson Quartet: Anton Hanson(vn) Jules Dussap(vn) Gabrielle Lafait(va) Simon Dechambre(vc) Blanche Stromboni(b track 2-7) Lucas Henri(b track1,3,4,8,)
special guests: Louis Billette(ss,Ts) Jean-Francois Prins(g)