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先日、宮崎県で発生した鳥インフルエンザ問題が風評によって日本各地に飛び火し、養鶏場の経営者が頭を抱えている。実際のウイルスよりも風に乗って瞬く間に拡がる噂の方が遙かに怖い。消費者は食品の事となれば真っ先に安全を確認する。不二家の件も同じであるが、口に入れる物でもあり神経質になるのも無理はないが、生まれて数ヶ月経つ赤ん坊は何でも口に持っていく。誰が教えた訳でもないのに手の届くものはまず口で確認する。これは人間が生きていく上で自然から授かった本能である。赤ん坊の口から大量に唾液が分泌し、よだれ掛けは直ぐ湿り気を帯びる。唾液の分泌量は非常に重要で、外から進入する菌を唾液に含まれる成分が身体の中に入る事を防いでいるわけだ。虫歯の少ない人は唾液の分泌量が多いはず。人間の身体と言うものは実に良く出来ていて、何処か具合が悪くなれば脳がサインを出して教えてくれる。だから痛み等は有難いものと考えた方が良い。無痛病という原因不明の病気があるが、これは実に悲惨な状況に陥る。痛みを感じないので、身体中あざだらけ、骨折しても気付かない。対処しようがない厄介な病気の一つ。鳥インフルエンザがどの様な形で発生するのか、媒介は何かいまだ特定は出来ておらず研究者の頭を悩ませているが、これはウイルスが突然変異を起こしたものと思われる。何故変異したのか?答えは環境破壊。人間が己の手で生み出した地上最強のウイルスなのである。
2007.01.28
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宮崎県民が選んだのはそのまんま東(本名:東国原英夫)氏だった。彼は政治家としては素人である。だがプロの政治家にうんざりした県民は色に染まっていないお笑いタレントを選んだ。自民党にとっては大誤算であり、大きな痛手でもある。県民のみならず日本国民はこれまでどれだけ口達者な政治家に裏切られて来たことか。選挙の時のみ国民を神様扱いし、当選すれば手のひらを変え支援者たちの期待を大きく裏切る。議員の椅子だけが欲しくて涙さえ浮かべて歯の浮くような奇麗事を並べて国民の気を惹こうとやっきになる。選挙カーは当選に向けてまっしぐら。声は涸れ果て睡眠不足の眼が血の色に染まる。その時のまま国会へ行き、国民の代表として役目を果す議員たちが一体この国にどれだけいるだろうか?政治が一人の力ではどうにもならない事はよく解る。数の多さに勝るものはないだろうが、せめてのろしを上げること位は出来るだろう。そのまんま東氏は、これから県知事と言う笑いごとで済まされない世界で県民の期待に応えて行かなければならない。それは厳しい道程となるだろう。県知事を取り巻く県議会の役人たちを自分のペースに持ち込めるかが課題である。これまでもタレントが県知事を努めた例はあるが、青島幸男や横山ノックなど、結果を残せず政治の舞台から降りて行った。先ずは初めの一歩が大事。信念を曲げず最後まで貫き通す人こそ政治家に相応しいのではないだろうか。
2007.01.27
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不二家の問題が発覚し、巷から商品が消えてから二週間も経つだろうか。しかしながらこれ等の問題は時間経過と共に新たな不正が次々と浮かび上がってくる。社長は辞任し、安全管理の徹底を促進すると言うが当然のことである。当たり前なことが出来ない人間は多いが、大企業が人に害を及ぼすような事は断じて許されるべきことではない。今後不二家がどんな道を辿るか知らないが、消費者の信頼を取り戻しブランドの再生は想像を超える厳しいものになるだろう。日本列島には隠蔽体質が蔓延っており、今は不二家がその矢面に立ち、マスコミを初め、消費者などから厳しいブーイングが飛び交ってはいるものの、これは単なる氷山の一角でしかない。国を司る役人や政治家、教育者、警察署、公務に就いている者たちの不正、隠蔽体質には目に余るものがある。教育者にいたってはいじめを隠し、政治家どもは税金の使い道を誤魔化す。警察署は手抜き捜査、取調べ室で行われる脅迫まがいの供述書作り。人間は弱いもので、自分の足元が危うくなれば自分可愛さに嘘をついたり誤魔化したりと、実に狡猾な生き物でもある。それは後になって後悔の念に苛まされる結果にもなるが、一瞬の判断が個の生き方を左右することもある。個人の付いた嘘の延長上に今回の不二家があると言える。雪印と同じ親族で固めた経営陣、気の緩みが光り輝くブランドに針の穴を開けてしまい慌てて蓋をする行為。漏れて行ったものの重大差に気が付いた時長年培って来たブランドは僅か一日で崩れ去るのである。
2007.01.23
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早朝、薄っすらと東の空に日差しが見え始めていた。台所では朝食の支度に火が鍋の蓋を揺らしていた。ポストに朝刊を取りに行く者、TVのリモコンにスイッチを入れ見慣れた番組を確認する。子どもたちはまだ夢の中にいて、母親は凍てついた朝焼けを眺めながら暖を取る用意。自転車で駅に出掛ける者、街は日常の生活を始めようとしていた。それが一瞬にして悪夢と化すことなど、誰に想像出来ただろうか。1995年1月17日(火)午前5時46分52秒のことだった。地中深くから地鳴りと共に襲いかかった未曾有の大地震。神戸の街が瞬く間にまるで大巨人の手によって握り潰されるような衝撃だった。高速道路は崩れ落ち、電車のレールは飴のように曲がり、穏やかな朝の風景は地獄へと一変した。逃げ惑う人々、何が起こったのか理解不能のまま裸足で家を飛び出る人たち。悲鳴とともにサイレンの音が街中を包み込む。そして火災発生...。時間が経過する度にその被災状況が明らかになる。政府が救援対策本部を設けたのは地震発生後かなり時間が経ってからであった。当時の首相「村山」さん、政府関係者も最初は耳を疑っていた。届かない自衛隊の救援、地元の消防隊だけでは余りにもこの巨大地震の前では無力だった。この地震で6000千名以上が命を落とし、負傷者は4万人以上。家屋を失った人々は46万世帯にも及ぶ。あの阪神淡路大震災から12年が経ち、街は少しずつではあるが通常の港街神戸へと復興して来た。その影には多くの市民、ボランティア団体などの応援もあったが、惨劇を乗り越え新たな笑顔を求めて災害に負けない強い心を取り戻した人たちが大勢努力した結果ではないだろうか。しかしながら、忘れたくとも心の奥に突き刺さった地震の棘はそう簡単には抜けない。自然の猛威は容赦なく人々の幸福を打ちのめす。こんな時こそ人間の絆がいかに大切かを知ることが出来る。人が人を助け合う事の尊さを忘れないでいたいものだと思う。
2007.01.22
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養護学校にいた頃、週に2回おやつの日があり自分の好きなお菓子を注文する事が出来た。私のお気に入りは「カルビーのかっぱえびせん」そして「不二家のミルキーバー」だった。ミルキーはママの味...とCMソングが流れていた。それがなんと「毒の味」になろうとは。菓子メーカーの老舗「不二家」が消費期限の切れた牛乳を使用してシュークリームを作り出荷していた問題で、消えたブランド「雪印」が有難くない思い出に溶け出して来た。さて消費期限と賞味期限この違いはなんだろう?どちらも同じ意味合いを含んでいるが、賞味期限切れだったらまだ何とか食べられる。しかし消費期限はかなり不味い。ランクから言えば消費期限の方が重大である。全ての生産者は製品の品質・安全管理を怠ってはならない。内部統制が行き渡っていない企業の不祥事は後を絶たないが、その責任は全てトップの社長に向けられる。人間は目に見える部分ばかりに気を取られ、見た目を良くしようと粉飾する。根っこが腐ればどんなに高いビルも軽い地震で崩れさる。大事な部分を人に見せない植物は偉大だ。根がしっかりしているからこそ立派な枝葉を大空高く張る事が出来る。ペコちゃんポコちゃんの泣き顔は見たくないものだ。
2007.01.17
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30年以上も長い付き合いをしてきた友人が突然亡くなり落ち込んでおります。不整脈による急性心筋梗塞でした。安らかに天に召された事だけを祈る毎日です。
2007.01.12
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