梅林庵

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2018年11月05日

こんな人間になりたい

(6)

カテゴリ：人

　午前はデスクワーク。午後は総務に請われ、時間を丸々研修に充てました。詳しく書くこと能わずですが、今週末に実施の会社行事に備えてのことです。夕刻、部下の関係する新商品の発表会がありました。私のまちには牡蠣養殖がありますが、それを使った加工品の試食会です。楽しみにしていたのですが、研修のため出席することが出来ませんでした。悔しい。写真のないのが残念です。代わりに家路の風景です。毎度の場所、新大橋の上から見た番匠川と煙草山の夕景です。マジックアワーです。

　さて、書くことがないので先日、本の中に見つけた理想の人物像、斯く在りたいという人となりの記述があったのでそれを抜萃、紹介します。先だって、後藤正治の本「天人　深代純郎と新聞の時代」のことを書きました。中に深代の父親についての記載もありました。それがなんともよいのです。
「いわゆる学問を習得したわけではないのだが、知的関心の旺盛な、そしてかなりの教養人であり、健全な批評精神を有した中産階級｣
「お上への帰属意識は薄く、信じてはいない。そうはいっても別段反体制というわけでもない。～中略～知的好奇心、教養、上からではない平場の目線、漠とした野党精神」
　いい感じです。ここを読んで、なれるものならそんな人間になりたい、と思うのです。勿論、深代の父は戦前戦中の人でしたから、今の生き易さとは比べくもない時代です。それだけにスマートさが一層際立ちます。読んでいてこれだな、目指すところは。そう独りごちたのでした。

今日の類語
｢好奇心｣
　意欲、向上心、向学心、研究心
　何れも歳を取るに従い、薄れていきます。もう無理だろうか。

今日の一首
陽の落ちてこれがあの青テレシコワ一番星を出し惜しみなり

今日のラン
なし

今日の酒
出羽桜1合

今日の写真はそのコップ酒です。出てきた当ては辣韮。その通り、晩ご飯はカレーでした。