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June 29, 2015
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みなさん、こんばんは。
亡くなった友人の御母堂から頂き物がありました。
私は何も送っていないのに申し訳ない。これから心をこめてお礼状を書き、もしできるならお参りをしたいと思います。

さて、こちらはイヤミスです。


ノア・P・シングルトンの告白
The Execution of Noa P.Singleton
エリザベス・L・シルヴァー

死刑囚として10年も女子刑務所で過ごしてきたノア。それもまもなく終止符がうたれる。処刑日が半年後に迫ったのだ。が、そんな時、恩赦の申請を検討中だという女性弁護士が訪ねてきた。彼女は、ノアが殺した女の母親マーリーンだった。

なぜ自分の娘を殺した「とされた」容疑者の恩赦を願い出たか?単純に考えれば答えは二つ。


2.弱みを握られている、など彼女と何らかの共闘関係がある。

1については、早々に否定される。本作はノアの独白で主に語られるが、時折、マーリーンが亡き娘に宛てた手紙が挿入される。その中にははっきりと「彼女=ノアを助けるつもりがない」と書かれているのだ。それならばなぜ今回の手段を取ったのか。

2についての可能性は1より高い。しかしその場合、実の娘の死に母が関わったことになる。それは一体どういう家族関係なのか?

と、いずれも答えが分かったところで別の疑問が湧いてくるような仕組みになっており、これに本来の謎である「事件の全容解明」が絡み、一筋縄ではいかないミステリになっている。

 それにしても一人語りというのは困りものだ。三人称小説ならある程度離れた距離で登場人物達を見ていられるが、一人称はそうはいかない。どんなに語り手の性格や考え方を「イヤだな」と思っても、その人にある程度乗っかっていかないと物語の先が読めない。よって全く影響を受けずにいられないため、嫌な感情を持ちながら読み進むことになる。あ、だからイヤミスなのか。

 今回の場合も、本来マーリーンの独白は物語の展開上なくても良い。むしろ本心をずっと隠したまま恩赦に走り、土壇場で「実は助けるつもりなんかなかった」と明かした方が、ヒロインにとっても読者にとってもインパクトは一瞬で済む。それなのに冒頭で意図が明かされるため、本来ヒロインが知り得ない情報を知っている事はちょっぴり優越感を抱けるはずなのに、知っていることが逆に苦しみになる。あ、これもイヤミスか。

 結論は「他人の事なんて到底わかり得ない」「人はいつか分かりあえるなんて幻想」という事に尽きる。マーリーンの今回事を引き起こした動機の究明も、ノアが幽かに抱いた希望も最後の願いも、受け止める相手側の想いによって簡単に潰される。他人の幸せのためを想ってしたことが全く報われないどころか、見事にすれ違い続ける。こんな事誰も知りたくないが、これもまた現実―の一部―であり、本作はそこをぐいぐいと突いてくる。うん、まさにイヤミスだ。


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最終更新日  June 29, 2015 09:41:11 PM
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