無法者に占拠された町の奪還に挑む保安官の戦いを描いたポリスアクション。西部劇でいう所の悪漢たちに占拠された町を保安官が守るのを現代版でやりたかったんだろう。原題Distubing the Peace=平和を邪魔する者を排除するのが我らが主人公保安官というわけなんだが、そもそも自分の放った銃で相棒を死なせたから銃を撃たないで悪者を退治するというトラウマもちで、まあこのトラウマが危機に際して克服される点が映画の肝になる。日本みたいな牧歌的な民族だといいけど、銃社会のアメリカで法を取り締まる側が銃で応戦しない平和主義者で大丈夫なのか?銃なくても腕っぷしだけで悪者をのしてくれる場面は出てくるが相手が銃を持ち出して銃撃戦になったら徒手空拳にも限りがあるだろうに。