2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全6件 (6件中 1-6件目)
1
『魔法使いたちの恋』―再会4― その後のことは、あまり覚えていない。 任命式は、いつの間にか終わった。 ラウ国王は、カイによく似た意地悪そうな笑みを浮かべたままだった。 エリル師が何か抗議の声を上げていたが、「わしは嘘を申してない」と答える声だけが聞こえた。 嘘じゃない――。 フィア先輩も言っていた。 『第3王子さまの婚姻が決まった』と。 カイが、第3王子さま……。 そして――、3日後に、結婚する。 与えられたその部屋からは、夕陽が見えた。着替えることも忘れたまま、窓辺にぺたんと座って、その夕陽を見上げた。 衣装が、夕陽の色に染まる。 それはまるで、この胸に潜んだ醜い感情が染み出てくるかのように思えた。 痛い。痛い。胸が、痛い。 とてもじゃないけど、冷静に受け止められそうにはなかった。 視界が滲む。 涙が溢れてくる。 喉の奥から、抑えていた嗚咽が漏れた。 両手で口を抑えて、何とか声を殺して、泣いた。「ふ……っ、うっ、……っ、カイ……っ」 馬鹿だ。本当に馬鹿だ。 今の今まで、カイが誰かのものになってしまうなんて、考えたこともなかった。「……いや……っ、嫌……っ」 耐えられそうになかった。 でも、カイは王子さまだ。何処かのお姫さまと結婚しなきゃならない。 意地悪そうな態度を取っていても、カイは優しい。 きっとお姫さまを愛そうするだろう。そうして、お姫さまもきっとカイを好きになる。「どう、しよう……」 判ってる。 僕という存在は邪魔だ。 なのに……。「卒業なんて、しなきゃ良かった……。宮廷魔法使いになんて、ならなければ……。王城に来なければ……」 来なければ何だと言うのだろう。 2度とカイに会えなくなっていただけだ……。「……カイ、好き……」 精一杯そう声にしてみたのに、その声は何もない部屋に吸い込まれていった。 その声とともに、大事な想いも消えていくような錯覚を覚え、ぞくりと恐怖が走った。「あ、あ……」 不安に飲み込まれてしまいそうだ。 その時、「……リュイ?」 そう名前を呼ばれた。 その声に、強張っていた全身から力が抜けた。 振り返らなくても、誰だか判る。 幼い頃から、いつもそうだった。 傍にいてほしい、そう願うといつだって飛んで来てくれた。 近付いてくる気配を感じる。しばらくして、背後からふわりと抱き締められた。 自分より一回り大きな褐色の腕。 カイの腕だ。「……会いたかった」 耳元で、カイの声がそう告げる。 首筋に、カイの髪が触れる。 全身の感覚という感覚が、カイの存在を追い掛けた。 どうしようもないほどに、カイを求める。 あああ、カイが好きだ。 離れることなんて、出来ない――。 回された腕を両手でぎゅっと抱き締めた。そうして、首を傾けてその指に口付けた。「リュイ?」 カイの声が聞こえる。 答える代わりに、身体を反転させてカイを見上げた。「カイ、好き」 伸ばした両手で、カイの黒髪に触れた。そのまま指を絡めて引き寄せると、カイの唇を奪う。「好き、好き……」 何度かそう呟いて、何度も唇を重ねた。「まだ、足りない……」 それでももっとカイと重なりたくて、今度はおずおずと舌を差し入れた。カイの舌が応えてくる。絡め取られる。吸い上げられると、身体の奥が、ずくん、と震えた。吐息が上がる。「……どうした? リュイ?」 長い口付けの後、尋ねてくるカイの声には、ただ首を振って答えた。 理由なんて要らない。 これからのことなんて知らない。 今だけは、カイがほしい――。「もっと、ほしい……」 何もかもがもどかしかった。 もっと、もっとカイに触れたい。 着替えないままでいたことを少し後悔した。この服ときたら、着るのも難しかったが、脱ぐのも容易ではなかった。手当たり次第いくつかの紐を外すと、いろんなところが少しずつ肌蹴てきた。 何でもいい。 早く、カイに、触れたい。「リュイ? リュイ? こら、待てって……」 カイの手が止めに入ってくる。「どうして?」 上目遣いにそう問いかけると、カイが1つ溜め息を落とした。「……何かあったのか? 泣いている……」 夏空色の瞳が、覗き込んでくる。 もしかして、カイ、知らないの……? それとも知っていて……? でも、もう関係ないや。 僕は、カイが好き。 今は、それだけだ。「……抱きたくないの?」 釦を外すと、カイの褐色の肌が見えた。頬を寄せると、カイの身体がぴくりと動いた。「今は、黙っていて……」 触れた箇所から、カイの熱が伝わってくる。 嬉しい。 カイに触れるだけで、こんなにも嬉しい――。 また、涙が、溢れてきた。 ……続きます♪================リュイ、本領発揮(?)です。この子はある意味とっても素直だから……。さて、『再会』前半終了です。長かったですね…。あと後半4話ほどで完結かと思うと感慨深いものが…(笑)。今しばらくお付き合い下さるととっても嬉しいです♪あ、外伝は書きますから(笑)。ライxシア、セイxエルで(^^)================職場にて。血圧が高いおじさまが一言。「血圧測ってくれた看護士さんがべっぴんさんでね。もうどきどきして…」頬を赤らめるかわいいおじさま。「でも、もう大丈夫。すっかり落ち着いたよ~」……さいですか。高瀬ではときめいて下さいませんか(笑)。いいもん。高瀬、癒し系を目指しますから←何かが違う…。ちみっと淋しくなった高瀬でした。いいもん、いいもん……。
October 24, 2006
コメント(12)

バトン強化週間です(^^)恥ずかしがらず(?)、少しずつUPしていきますね(^^)では、1つめ。すっかり遅くなってしまいましたが、『デスクトップバトン』です♪まわして下さった、ミツル。さん~(><)ありがとうごさいますvv===================【1】あなたのデスクトップを晒して、一言どうぞ。 皆さまの予想はいかがでしたか…? 何だか、少し恥ずかしいですが…。 ファンタジー大好き人間です(><)【2】OSは何? Windows XPです。 古き時代はMac Userでした…。フリーズが多くて泣きそうでした(><) Winは賢すぎて、どこに何があるのか判りません…(^^; 知らない間に(←おい)、どこかから何かを取ってくるので不思議です…。【3】これはあなた個人のパソコン?職場や家族共有のパソコン? 個人のノートです♪ 仕事にも使ってます(^^; でも見られてはならないものがたくさんあるので、パスワードかけまくり…。ははは。【4】この壁紙は何?どこで手に入れた? ははは。『ロードオブザリング』大好きですから! 確か、公式HPから入手しました。もしかすると期間限定の奴かも知れません。 はい♪ たくさんダウンロードしてます(^^) ちなみに、これは、ゴンドールの石の都『ミナス・ティリス』です♪ 尖がっているのは、エクセリオンの白い塔です♪ この都の前に広がる『ペレンノール野』での戦いシーンが感動的でした! ローハンの騎馬隊が登場した時、震えましたよぅ…! あああ、解説始めたら止まりません…(^^;; パソコン机の向かいにあるサイドボードには、原著も含めて一通りの本が…。 壁には、指輪物語の世界の地図が……。というのが高瀬の生活環境です(笑)。【5】壁紙は頻繁に変える? たまに(^^) でもいつも必ず、『ロードオブザリング』です♪ お気に入りは、この壁紙とホビット庄ののどかな風景。【6】デスクトップのアイコンの数はいくつ? 7個ですね…。 これでも精一杯整理した状態です(><) 作業中のものはすべてデスクトップに貼るので、仕事が重なった時には解析中のデータやら、書きかけの論文やら、発表スライドやら、ごちゃごちゃ…(><) 昨年秋には、デスクトップの半分以上アイコンが並び、「見えん~!」と泣いてました←なら片付けなさい…(^^;【7】ファイルやショートカットがゴチャゴチャしているデスクトップ、許せる? ええ、ええ、ご本人がよければ何だってOKですよ~(^^) 高瀬も同類ですから(^^;【8】何かこだわりはある? 実はあまり考えていません…(><) 昨年まで職場で活躍していたときには、私用のファイルは深くふかーく潜らせていました(笑)。小説やHPは10回近くファイルを開かないと出てこない…。しかもファイル名は全て暗号です…。でも職場でお話書いてました←こらこら! ボスの来襲に備えて、彼が今必要としている(あるいは必要にしそうな)ファイルはデスクトップに。何故なら、「見せて」と言われたときに、出来るだけ深層を見せないように(笑)。【9】今回、このバトンが回ってきてからこっそりとデスクトップを整理した? はいっ!!! 整理しましたよ!←きっぱり(^^; 仕事上の晒せないファイルもありましたので…。【10】最後に『この人のデスクトップを覗きたい』という5人 先に覗かせていただきました! もしかしなくても、高瀬が最後でしょう…(汗)。 拾って下さる方がいらっしゃれば、ぜひどうぞ(^^)
October 24, 2006
コメント(4)
あああ、週末更新停滞しすみませんでしたっ!!遅くなりましたが、本館を更新いたしました!しまった! 1ヶ月以上空いてしまった(汗)。すみません(><)よし! 読んでやろうという心意気の方、どうぞ(^^) ↓『Crossing 第15話』死地を彷徨って、やっとレイチェルが一回り成長してくれたような気がします。キース、頑張れ(汗)。「すれ違い」をテーマにしたとはいえ、何処まですれ違うつもりだ! と内心自分に突っ込みを入れたくなるプロットだったのですが、少し修正を加えつつ、ようやくゴールが見えてきました(^^)さて、次回から、剣術大会に突入していきます…。か、書けるのか? 高瀬……。戦闘シーンは苦手です…(><)それより早くHシーンを書きたい…←こらこら!バトンをなかなかUPできなくてすみませんっ!今週はバトン強化週間として、頂いたバトンをこなします!お話も少しずつ進めます(^^)お楽しみに♪さ、頑張ろう!
October 23, 2006
コメント(6)
『魔法使いたちの恋』―再会3―「サキ=オ=リュインでございます」 頭を垂れ、膝を折った。 一瞬だけ視界に入ったその部屋は、想像以上に広い部屋だった。荘厳、とでも言うのだろうか。重々しい空気に押し潰されそうになる。そうして、それが部屋の大きさや装飾によるものだけでないことはすぐに判った。 足元から長く続く絨毯の先、巨大な王座に座っている人物、サイガ=イ=ラウ国王陛下。 離れていても、圧し掛かるような威圧感が伝わってくる。 1秒1秒がとても長く感じられた。「面を上げよ」 そう告げられて、1つ息を吸い込んでから、顔を上げた。 途端、微かなざわめきの声が聞こえる。 何か、変、かな……? 正装姿が似合っていないのは何となく判っていた。でも、教わったとおりに着たし、間違っていないと思う。 何で、みんなじろじろ見るの……? ラウ国王の他に、何人かの魔法使い、重臣たち、そして騎士たちがその場にいた。 みな一様に視線を送ってくる。「なるほど。“お人形さん”か」 ざわめく声の中、ラウ国王がぽつりとそう呟くのが聞こえた。「やわらかい金糸の髪に、若草色の大きな瞳。透き通るような白い肌……。どうだ? 今宵、わしの寝所に来ぬか?」 ……はい?「そちの乱れる姿が見たい」 乱れる……??? どうやって……?「……そちを抱きたいとそう言っておる」 小首を傾げていると、ラウ国王がそう付け加えてくれた。 何だ、『乱れる』って、『抱かれる』ことをいうの……。 ふとカイに触れられた日のことを思い出す。 カイの指に『感じ』て、恥ずかしい『声』を上げた。 ああ、あれが『乱れる』……。 顔が火照る。胸がどきどきする。「良いのか?」 ぼうっとしていたら、ラウ国王の声が聞こえた。 良い……? これまでの台詞を思い出す。 『そちを抱きたい』……?? 陛下が僕を……??「や……っ」 思わずそう声にしていた。「あ、……嫌、です」 慌ててそう言い換える。 でも、言葉を正したところで、命令に背いたことには違いない。 どうしよう……。「冗談だ」 青褪めていたら、頭上からそう告げられた。 視線を上げると、意地悪そうな笑みを浮かべるラウ国王の顔があった。 あれ……? 何処かで、会ったこと、ある……?「サキ=オ=リュイン、ガリル王国宮廷魔法使いに命ずる」 ラウ国王がそう告げると、隣に控えていた初老の魔法使いが立ち上がるのが判った。そのまま耳飾を外しながら、近付いてくる。その手の中にある耳飾の色に気付いて、心底驚いた。 真紅の宝石だ。 魔法使いたちの最高位とされる、“ガリル王国宮廷魔法使い”。その7人の長とも言える存在、エリル師が持つ耳飾の色だと聞いたことがあった。「よく来てくれた」 目の前まで来たエリル師に微笑まれた。優しげなその顔には見覚えがあった。「あの時、の……?」 エリル師の指が、左耳に触れた。耳飾を付け終えた後、そっと握ってくれた手が、自分の中の1番古い記憶と重なる。この手が、燃え盛る建物から落下した時、受け止めてくれた手だと、そう認識した。「ゴウは、私の不肖の弟子は息災か?」 その時、育ててくれたあの優しい義父が『エリル師の唯1人の弟子』だということを、初めて知った。 でも不思議とあまり驚きはなかった。「はい。相変わらずです。僕の弟妹は、21人に増えていました」 笑顔でそう答える。 ガリル王国の南西地方は、いくらか収まったとはいえ、いまだ戦火の絶えない地域である。 親を亡くした子、子を亡くした親――。親友や恋人、大切な人たち。数では表せない悲しみがそこにある。 そうして、行き場を失くした子たちを引き取り、育てているのがゴウだった。 本当に、たくさんの愛情をもらった。 その幾らかでいい。僕に出来る恩返しがしたい――。 それが、僕の夢だ。「陛下」 顔を上げる。玉座に座るラウ国王を真っ直ぐに見つめる。「争いのない国を」 願いを声にする。「そのための尽力は惜しみません。ただ……、争いに魔法は使いません」 言い切ると、周囲がしん、と静まり返った。「12年前、同じ台詞を口にして、クビになった奴がいたな……」 静まり返った室内に、ラウ国王の声が響いた。「だからこそ、この耳飾を託すのに、相応しい魔法使いでしょう?」 エリル師の声がそう答えた。 優しげなその声に、凍り付いていた空気が溶けていくのを感じる。「なかなかどうして。可愛いだけの御しやすい奴かと思えば……」「カイ様が選ばれただけのことはありますかな?」 突然登場したその名前に、心臓が跳ねた。 カイ……? どうして……?「あ……」 ラウ国王に何処かで会ったような気がした理由が判った。 闇色の髪、空色の瞳。そうして、意地悪そうに微笑んだ顔は、カイにそっくりだった。 もしかして……。 1つの答えが導かれる。 第3王子さまって……。 今の今まで、カイの素性を考えたことなどなかった。 誰であろうと、カイはカイだから。何も気にしたことはなかった。 馬鹿だ、とそう思う。 カイが好きだ。 カイと一緒にいたい。 でも、たぶん、それだけじゃだめだ。 だって、だって……。「カイは3日後に婚姻することが決まった。そなた、どうする?」 現実を突きつけられた。 何かが崩れる音が聞こえた。 …続きます♪===================窓の外はぽかぽかお天気です(^^)ボスからの宿題が遅々として進まず…(汗)。頑張っています(><)お話の方は、カイの素性をちらちらと匂わせてみましたが…。さすが皆さん、鋭いですね~(><)当人(リュイ)にも見習ってほしいものです(^^)さあ、思い込んだこれからのリュイの行動にご期待下さい(苦笑)。この子、前回もそうでしたが、誘い受けというか襲い受けの傾向が(笑)。おっかしいな~(^^;;;これまで好き好き追っ掛けてきたので、追っ掛けてもらうのも良いでしょう。妄想を膨らませながら待っていて下さると嬉しいです(><)さ、今夜はバトンと『Crossing』を更新します!では、病院行った後、仕事して来ます!
October 21, 2006
コメント(8)
『魔法使いたちの恋』―再会2―「……ごめん、も、限界……」 カイではない誰かの声がそう呟いた。 次の瞬間、ふ、とカイの気配が遠ざかっていくのを感じた。「……カイっ」 追い縋るように覗き込むと、一旦閉ざされた瞳がゆっくりと開かれた。 その瞬間、 カイ、じゃない――。 そう直感した。「……うわ、至近距離だね」 戸惑いがちに一歩後退り、さっきまで確かにカイであったその人が苦笑する。 やわらかいその笑顔には、何処か見覚えがあった。「あ、……もしかして、フィア先輩?」 そう問い掛けると、フィアは笑顔のまま静かに頷いてくれた。 学院に入学した頃、第1の塔の寮長を務めていたのが、フィアである。一緒に在学したのは1年だけだが、学院生活について優しく教えてくれたことを覚えている。同時に、この物静かな先輩が、『天才』の名をほしいままにしていたことも思い出した。“ガリル王国宮廷魔法使い”になっていても不思議ではない人物である。「……会えた?」 記憶を辿っていると、優しい声にそう問い掛けられた。 誰に? とは聞くまでもなかった。 “カイがこの人の姿を借りたのだ”と、そう理解した。 でも、何故……? 今、カイは何処にいるの? 何が何だか判らない。 しかし、尋ねようと口を開いたところで、その口をフィアの人差し指に制された。「後でね」 耳元でそう囁かれる。 そうして、「さ、まずは任命式だ。覚悟しておいてね」 にっこりと笑うフィアにそう告げられた。 長く続くその廊下を、フィアの後について歩く。 正装、ということで、着せられたその服は裾が長くてとても歩きにくかった。ぼんやりしているとつまずいてしまいそうだ。更に付け加えるなら、子供のように小柄な体型の自分にはどうにも似合っていないような気がする。仕方がないこととはいえ、何だか少し恥ずかしい。 それにしても……。 フィアの背中を追い掛けながら、きょろきょろと辺りを見渡してみる。さっきから、どっちを見ても人がばたばたと行き交っていた。かなり騒然とした雰囲気だ。 ……お城の中って、もっと厳かなものだと思っていたけど……。「どうしたの? ……ああ、いつもはこんなことないんだけどね。第3王子さまの婚姻が急遽決まるみたいだから」 そう説明を加えるフィアが何処か楽しそうに見えるのは、気のせいだろうか? ん? 第3王子?「第3王子さまって、いらっしゃいましたっけ?」 素朴な疑問をぶつけると、フィアの目が丸くなるのが見て取れた。 しまった、とそう思う。 学院内で育ったためか、世俗に疎いことは何となく自覚していた。 でも、自国の王子さまの数すら知らないというのは、いくら何でも常識外れなのかも知れない。 更に付け加えるなら、自分はこれから宮廷に仕える身だったりするのだ。 恥ずかしい……。 慌ててもう一度、記憶を辿ってみた。 ガリル王国の現国王であるサイガ=イ=ラウ陛下に、2人の王子さまがいらしたことは知っている。第1王子さまであるトウ王太子殿下、そうして第2王子であるティン殿下。確か28歳と26歳になられるはずだ。 ……? でも、いくら考えてみても、頭の中にそれ以上の情報はなかった。「……本当に知らないの?」 フィアが上げた驚きの声に、羞恥に頬が染まった。「何にも? 全く? 本当に教えてもらっていないの? リュイ」 矢継ぎ早に質問される。 どうしよう……。 何と答えてよいか判らないまま、ふと見上げると、大きな扉の前だった。 溜め息混じりに笑みを浮かべるフィアの顔が見える。「でも、ま、僕が口出しすべきことじゃないからね。本人から教えてもらってね」 どういう意味だろう。 本人って……? 情報を整理しきれないうちに、大きなその扉が開く音が聞こえた。 続きます♪===============更新が遅くなりすみませんでした(^^;;それから、いろいろとご心配ありがとうございました。どれだけ心が癒されたことか…(^^)へたれ高瀬ですが(苦笑)、ぼちぼち頑張っております(^^)さ、リュイたちも幸せにしてやらなくては!ちみっとずつですが、前進(?)していきますよ~♪温かく見守って下さると嬉しいです(^^)===============昨日は高瀬母と高瀬妹の相変わらずの呆けっぷりに、お腹が捩れそうでした…(^^;;病院にて。「トイレに行って来るね」と高瀬母。数分後、赤面しながら帰って参りました。尋ねたところ、「トイレに行ったらね、男の人がいて…」 ふんふん、それは驚いたね。「ホント、びっくりして慌てて外に出てみたら、男性用やった~」 ほう。この病棟に入院してから1週間以上経ちますが…。 今、気付いたのかっ! さすが、高瀬母!「毎日行ってたのに…」 それはこっちの台詞ですが。「でもね、おかしいとは思ってたのよ?」 さいですか。「女性用トイレに何で男性用の便器があるのかな、って」 ………。 気付いてくれ、その時点で!(笑)「どうやって使うのか、一度尋ねてみようかしらと思ってたの」 あああ、その前に気付いてよかったね。 うんうん、よく気付いたよ。 いいよ、もう、それで(笑)。ホント、びっくりするくらいの天然ぼけっぷりです(^^;;;数々の伝説を作っていますよ……。腰抜かしそうになりました…(^^;;;で、その後、高瀬妹の家に寄ったのですが…。「姉ちゃん、買い物に行きたいから、子供たち見てて」と高瀬妹。 おお、OKだよ。気をつけて行っておいで。「何か要るものある?」 お、優しいではないか。 では、牛乳を←牛乳大好き高瀬(^^)「ええっと、ぎゅうにゅう、ね」とメモを取る高瀬妹。 覚えろよ、というか……。 何だ、それは。 書かれていた文字。 それは、「午乳」。 うん、牛(うし)じゃないな。それは午(うま)だな……(笑)。 こらこら。牛という字を書いてごらん。「うし~? ええっと、ああそうか。牛肉の牛(ぎゅう)、ね」 書かれた文字。「牛肉」 はい、正解。 なのに、何故、牛乳が書けない(笑)。 牛乳は何のミルクかな、高瀬妹よ。「ええ? ああ、牛か」 気付いてくれた様子です。 あああ、28歳4児の母。頑張ってくれ(^^;;;何だか。そんなこんなで、相変わらず笑いの絶えない家族です……(^^)いいのか、それで!いいことにしておいてやって下さい(苦笑)。
October 18, 2006
コメント(8)
まずはお詫びをっ!!あああ、すみませんっ(><)もしかして、高瀬死亡説とか流れてませんか(苦笑)。ご無沙汰してしまい、本当にすみませんでしたっ!それから、温かい励ましのお言葉をありがとうございました!高瀬、本当に幸せ者です~(><)なのに、馬鹿高瀬、レスが遅くなりすみませんでしたっ!生きてますので、ご安心下さいっ!!参っている時って、人の優しさが胸に染み入ってきますね。見ていてくれる人がいる、心配してくれる人がいる、待っててくれる人がいる、嬉しいことです(^^)ま、いろいろいろいろありまして……。情けないことに、いい加減へこんでおりましたが(^^;皆さまの励ましを糧に少しずつ浮上できました(^^)更新滞った状態なのに、拍手して下さった方もありがとうございました(^^)嬉しいコメントもありがとうございました!さあ、これから頑張って更新していきますね!年末までに今年の目標は終えることが出来るのか(苦笑)。========================というわけで、1つ更新を♪さあ、読んでやろうという心優しい方!ぜひどうぞ(^^) ↓『魔法使いたちの恋―再会1―』これまで応援下さってありがとうございますvvいよいよ最終章の始まりですvv全8話の予定は未定←こら。でも、18禁になる予定は確実(^^)ちゃっちゃと書いていきましょう(^^)同時進行で、本館『Crossing』と『お題』も書いていきますvv=========================最後に近況報告。煩悩の神さますらご不在で、深刻な状況でしたが、一先ず浮上してきました。一時は、一行も書けませんでした…(^^; ホント情けないやら。ところが、高瀬父が再び緊急入院しちゃいました(^^;;今度はちょっぴり事態が深刻です…(><)高瀬母がへこみまくりで…、そちらも心配。夏の肺炎は予想以上に手こずりましたが、何とか退院許可が出て、高瀬父の希望もあり、高瀬母の頑張りもあり、自宅療養していましたが…。たぶん脳梗塞だと思いますが、麻痺が進行しちゃいました。口からご飯を食べることは諦めて下さい、とのこと。でもって、高瀬父の親戚たちからの攻撃開始。無理に退院させたからよ。家で上手く栄養管理できてなかったんじゃない?ちゃんと看ていなかったから…。よくも言ってくれる……。君たち、見てないでしょう? 高瀬母がどんなに頑張っていたかを。家に帰って笑っていた高瀬父を。微笑み合っていた2人を。高瀬にも良く判らないけど(←おいおい)、確かな絆はあるわけで、そこに愛はあるのかといえば、しっかりあると思う。愛情を持って、献身的に介護していた人間を、結果から評価しないで欲しいのです(><)手伝えとは言いません。誉めてくれとも言いません。勝手な憶測で、傷つけないで欲しい……。いやいや、実は爆発寸前。高瀬母大好き高瀬、きっともうすぐキレます……(苦笑)。いや、現場にいたらキレてたろうな。困ったな。ま、一応低空飛行ながら、状態は安定しています。追い討ちではないのですが、ボスから緊急出頭命令もいただきました(^^;;;いやん。行きたくない←こらこら!ま、そうも行ってられないので、出頭してきました(^^;;宿題を頂きました(^^;それにしてもボス、高瀬の様子に気付いて下さって、「いや、父が入院しましてね」と笑う高瀬に、「それはとっても心配だね」と。すっと高瀬の高さまで降りてきて、一言気持ちを代弁してくれました。あああ、そんなところがあるから憎めない。うん、頑張る。以上、近況報告でした(^^)暗くなってすみません。でも何だろう、お陰様で、今は元気一杯です。======================いろいろありましたが、でもって何かが見えなくなっていましたが(苦笑)。さらに、ネット中毒人間がネットすらしなくなっていましたが。(おお、重病だ)今日、久しぶりにネットに繋いで、パソコンから確かに伝わってくるたくさんの方々の優しさに触れ、幸せを噛み締めていますvv皆さんに出会えて、本当に良かった♪
October 13, 2006
コメント(14)
全6件 (6件中 1-6件目)
1