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2026.06.05
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テーマ: ニュース(96799)
カテゴリ: 政治
皇族数確保2案、正副議長が合意 各党に8日提示、10日決定


総意案では、現在の女性皇族について、婚姻後も皇族身分を保持するか否かの意向を尊重するなど一定の配慮を求めた。女性皇族の「配偶者と子への身分付与」には言及せず、「必要と認められる場合は所要の措置を講じる」との検討条項を付則に設けるのが適切とした。

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何が何でも「天皇家は万世一系、男系男子絶対」を叫ぶネトウヨが支持基盤の高市が首相なのだから、こういう案に凝り固まることは予想できました。
バカじゃねーの、と私などは思ってしまいます。何よりも、こんな案を受け入れた中道改革にも、心底がっかりです。
が、その反面で、この案を強行することは、多分天皇制の「終わりの始まり」でもあるので、それはそれで悪いことでもない気もしています。

まず、「男系男子」が千数百年続いてきたのは、端的に昔は子どもの数が多かったことと、側室制度があったことが理由です。一夫一妻制の元、一人の女性が産む子どもの数もせいぜい2人という状況下で、「男系男子」を維持し続けることなど不可能なのです。
現に、明治天皇の子孫は、3代目は男子が4人、4代目は5人いましたが、5代目は2人、6代目は1人しかいません。
そして、養子に迎えるという旧宮家の子孫は、1947年臣籍降下時は11家あったわけですが、それから79年経った今、5家は既に男系では断絶し、2家は断絶が確定的で、男系男子の子孫が残っているのは4家のみだといいます。
ということは、あと80年経ったら、旧皇族の子孫の家系だって、男系男子の子孫は全員絶えている可能性は、かなり高いでしょう。

しかも、です。当の旧皇族の子孫はどう考えているのか、自分の子どもを人身御供に差し出す気があるのか。
答えたと報じられています。
考えてみれば当然で、かつて今の天皇が皇太子で独身だった時代、「お妃候補」と言われた女性が何人もいました。その中には、旧皇族、旧華族の子孫の女性もいたように記憶しています。それがどこまで「相思相愛」だったかは知る由もありませんが、それらの元「高貴な」女性が当時の皇太子と結婚することはありませんでした。中には、「お妃候補」と騒がれた途端に他の男性と結婚した人もいた、というような話を後に聞いた記憶もあります。
一般人よりは皇族の生活を知る機会が多いであろう彼ら彼女らは、その生活の窮屈さを知るからこそ、そんな世界に行きたくはないわけです。
もちろん、旧皇族の子孫の男系男子は一人ではないので、「養子になってもよい」という男系男子の子孫も中にはいるのかもしれませんが、その数はさして多くはないでしょう。

では、別の「解決策」として、現在の社会で皇室に側室制度を設けることなど可能でしょうか?
養子の話もそうですが、制度を作れば解決すると思っているところが、ネトウヨの致命的に洞察が足りないところです。
ちょっと考えりゃわかるはずです。いくら相手が皇族でも、今の時代に誰が「お妾さん」に立候補するんですか?我が家は別に、上流階級でも何でもありませんが、娘が誰かの(天皇家だろうが他のどんな大金持ちだろうが)お妾さんにと言われても、私は絶対に嫌ですよ。私だけでなく、たいていの親がそうでしょう。
しかし、皇室ともなればたとえ側室と言えども、「誰でもいい」なんてわけにはいかないはずです。だって、未来の天皇の母親ですからね。しかし、皇室が求めるであろうような高貴、とまでは言わずとも、そこそこ以上の「良家の娘」が側室に手を上げるはずがないのです。
そして、それだけではありません。「結婚してください、でもあなたが男の子を生まなければ側室を持ます」なんてことが制度的に決まっている男と、誰が結婚するのか。つまり、マトモな女性が側室に立候補するはずがないばかりでなく、「正妻」に手を上げる女性すらいなくなるでしょう。

要するに、現代社会においては、いくら皇室が特別な存在であろうと、完全に俗世間と交流のない別世界ではないのだから、世の中の常識とかけ離れたことを、維持することはできない、ということに尽きるのです。

こんなことは、そんなに難しい推察ではないはずですが、それが分からないような人たちが、「側室だ」とか(さすがに側室まで言っているのは、本格的に頭のおかしいネトウヨだけですが)「旧皇族を養子に」とか叫んでいるわけです。衆院議席の数の力で、それを制度的に強行することはできるでしょう。でも、ここまで指摘したような無理を回避することはできません。

日本国憲法は、天皇の地位を「主権の存する日本国民の総意に基く」と規定しています。そして、なんだかんだと言って、天皇家は国民の「総意」を味方につけるべく、様々な努力を払ってきたし、それが今のところかなり上手く行っていると言わざるを得ません。しかし、ここで(男系では)600年も昔に今の天皇家の血筋とは枝分かれした「旧皇族」の子孫を養子にして、「将来の天皇の父」などと言いだしたら、天皇家を敬愛する「国民の総意」は、かなり離れるでしょうね。






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最終更新日  2026.06.05 21:37:54
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