2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全11件 (11件中 1-11件目)
1

大晦日の朝。 静かな浜に張ったテントの中で目を覚ます。 さすがに冬だ。 6時を過ぎたというのに、まだ外は暗い。テントの中は約7℃。 幸いにも、今朝はそれほど冷え込んでいないようだ。テントから這い出し、朝用に分けておいた薪を焚き火台にセットして火を入れる。朝食用に、昨日の鮭鍋の残りに野菜を加え、うどんを入れてあたためる。ズズーッ、つるつる。 ごくごく、ゴクリ。 うーん、旨い。 いい味が出ているし、なんといっても味噌で体が温まる。朝食を食べ終えると、再びお湯を沸かしてコーヒーを入れる。今日は大晦日。 明日はもう2007年だ!シュラフを畳み、テントを片付け、着替えて、シーカヤックにパッキング。今日は、北寄りの風。 昨日よりは少し風と波があるようだ。 暖かかった昨日は素手で漕いで来たが、今日は手袋を着用することにした。生野島の北側の岬のところでは、潮流と北風の影響で、少し荒れ気味。ここを難なく漕ぎ抜け、来たときと同じ、ちょうど1時間で出発した浜に戻った。***片付けていると、いつも浜を散歩しているおじいさんが傍に腰掛けて、話し掛けてきた。『おー、帰ってきたんか』 『おはようございます、今帰ってきました。 昨日は生野島に渡って、キャンプしとったんですよ』『今日は天気が良くてよかったのう。 この前までは、風が強うて荒れとったが』 『ええ、昨日今日はええ天気で良かったですよ』おじいさんから、この浜は昔、松が立ち並ぶ美しい海水浴場だったこと。 子供の頃は、その松の上から海に飛び込んで遊んでいた事などを伺う。また、蛸捕りばかりしていて、親から『勉強せんで蛸ばっかり捕ってからに!』と怒られていたそうだ。『そりゃそうですよ。 勉強するより、蛸捕る方が楽しいですよねえ』 『ほうよ』『蛸はどうやって捕りよったんですか?』 『カギで引っ掛けるんよ。 銛でついてもええが、そしたら穴に逃げ込む事もあるけえ、カギで引っ掛けるんが一番じゃ』『この海水浴場をあたらしゅう整備してからは、潮の流れが変わって、魚も蛸もそしてワカメも全部おらんようになってしもうた』***『ここは人が多かったんですか?』 『昔はクルマもないじゃろ。 じゃけえ、この辺りの人はみんなここに海水浴に来よったんよ』『ワシは昔、ここで海水浴客相手の宿をやりよったんじゃ。 その頃は人が多かったけえ、板前さんや仲居さんも雇ってのう。 あのころはえかったよ』 『そうですか、今は海の家だけですか?』 『そうそう』『それにここは海水浴だけじゃない、花見も多かったのう。 昔は立派な桜の木があったんじゃ』『ほんまにここはええところですよねえ』 『夏には泳ぎに来んさいよ。 うちはすぐそこじゃけ』 『ありがとうございます』***いつもお世話になっているこの浜。 おじいさんに伺った話しで、数十年前の美しい浜の姿が目に浮かぶようだ。2006年を締めくくるのにふさわしい、『こぐ、みる、きく』のキャンプツーリングとなった。今年の旅するシーカヤックは、これにてお開き!
December 31, 2006
コメント(0)

冬型が緩み、まさにツーリング日和だった30、31日の二日間。 2006年の締めとなるシーカヤックキャンプツーリングに出掛けた。いつもの浜で、シーカヤックに荷物をパッキング。 冬のキャンプツーリングは、どうしても荷物が多くなる。必需品である焚き火台、シュラフカバー、防寒用下着とウエアなどなど。 でもこれがあってこそ楽しめる、冬のキャンプツーリング!冬の瀬戸内を漕いで小さな島に渡り、だれもいない静かな浜にテントを張って、焚き火を眺めながら独り静かに酒を飲む。 これぞ、シーカヤックツーリングの醍醐味である。***今日は6、7キロ、片道1時間ほどのお気軽パドリング(とはいえ、このあたりは潮流も複雑で、航路も交錯しており客船の往来も多いので、経験の少ない人は避けた方が無難である)。行き交うフェリーや高速船に注意を払いながら、いつものルートで島に向う。 空は快晴、海は穏やかで、まさにパドリング日和。快調に漕ぎ進み、ちょうど1時間でいつもの浜に到着した。***フネを引き揚げ、荷物を運び、着替えてテントを張る。次は、薪集め。 浜を散策しながら、小さな焚き火台にピッタリサイズの流木を拾い集める。 うん、これくらいあれば、今日の夜と明日の朝には充分だ。東屋の下に陣取り、ぽかぽかと暖かい冬の日差しを浴びながら、ビールをプシュッ。グビリとやりながら開く本は『ヘミングウエイ』 この短編集が、キャンプツーリングにぴったりと合うのだ。本を読み、海を眺め、酒を飲み、本を閉じて散策し、そして空を見上げる。 瀬戸内の中でも、本当に瀬戸内らしいお気に入りの景色を眺めながら、のんびりまったりと過ごす最高の休日。***夕方、日が陰るとさすがに気温が下がってくる。 そろそろ焚き火の時間かな。浜辺にセットした小さな焚き火台の横に陣取り、火を入れる。ぱちぱち! めらめら! あー、これこれ。 やっぱ冬は焚き火だなあ。今日は、味噌仕立ての鮭鍋と、鮭のステーキ、そして倉橋島名物の一つ『宮西たまご』の目玉焼き。焚き火台の上にスキレットと鍋を置き、焚き火任せの簡単手抜き料理。これが美味いんだ!食事を終える頃には、辺りは真っ暗。焚き火を眺めながら、独り酒を飲む。 空には満天の星。今年一年の海旅を、出会った様々な人達を、そして洋之助君の事を思い出しながら、静かに酒を飲む。うん、2006年も良い年だった!
December 30, 2006
コメント(0)

お気に入りの浜と入江を訪ねた日帰りシーカヤックツーリングから帰ると、今度は倉橋島の『北吉鮮魚店』へと向う。今日はクリスマスイブ。 今晩は、家族とそして両親とともに、これまたお気に入りの刺身屋さんである、北吉鮮魚店の刺し盛りで一杯やろうという計画である。北吉鮮魚店、通称『刺身屋』さんを初めて訪ねたのは、何年前だろうか?その刺身のおいしさ、新鮮さに驚き、感動したことを、ありありと覚えている。 鯛、鮃、脂ののったハマチ、食べた事のないような旨いハモの湯葺き、そしてなんと言っても刺身の旨さを引き立てる甘口の醤油(味にうるさい長男は、この醤油が特にお気に入りだ)。そして、最後に出してくれたお吸い物。それ以来、家族全員が北吉鮮魚店のファンとなった。***妻と延々バスに揺られて行ったり、週末に家族でドライブがてら出掛けたり、親とともに過ごす週末のために持ち帰りの盛り合わせを注文したり、いろいろとお世話になっている。今回も、おまかせの盛り合わせをお願いし、家で包みを開けるのが楽しみだった。 うーん、本当にいつ見ても美しい盛りつけだ。おかげさまで、家族も、親も、たっぷりと新鮮な刺身を堪能することができた。本当にごちそうさまでした! この刺身を食べるためだけに、倉橋にシーカヤックツーリングに行っても良いくらいだ。これからも、新鮮で旨い刺身を楽しみにしています!
December 24, 2006
コメント(0)

小春日和の日曜日。 とある浜から漕ぎ出し、お気に入りの入江へと向う。 冬の穏やかな瀬戸内海、絶好のツーリング日和である。シーカヤッカーならだれにでも、そっとしておきたい秘密の浜や入江の一つや二つはあると思う。 私にとって、今回訪れるエリアは、まさにそんな『とっておき』の入江である。漕ぐ事、約1時間半。 途中で、島に寄り道したり、久し振りの浜の状態や変化をチェックしたり、穏やかな瀬戸内海の冬の週末ならではの静かなパドリングを楽しみながら、目的地を目指して漕ぎ進んだ。この一帯は、カヤックを始めた頃から、最近では5年くらい前まで、それこそ暇があれば通ったエリア。ここを訪れるのは本当に久し振りだ。どんな風に変わっているのか/あるいは変わっていないのか、ドキドキわくわくしながら一漕ぎ一漕ぎ進んで行く。昔は、シングル艇の後ろのハッチに、当時幼稚園児だった長男を乗せて漕いで来て一日遊んだり、タンデム艇2艇で家族で海水浴に来てメバルやギザミを銛で突いて焚き火で焼いて食べたり、釣り竿を持って日がな一日のんびり過ごすために一人で漕いで来たり、またまた、年末の30日、31日でソロキャンプに来たりと、思い出がたくさん詰まっている場所である。瀬戸内とはいえ、ここには沖縄かと思わせるような青い海と白い砂浜があり、干潟があり、洞窟もある。また、距離にすれば短いのだが、道も護岸も集落もない、昔ながらの自然海岸が続いている、まさに、シーカヤックを楽しむためにあるようなエリアなのだ。そして幸いな事に、このエリアで他のシーカヤッカーに出会った事は今までない!ここは片道1時間ちょっとと出艇地からの距離も近く、キャンプできる浜も少ないため、基本的には日帰りツーリングエリアなので、キャンプツーリングを基本にしている最近では、訪れる事も少なくなった。今日は、昨日の思わぬ強風で、予定していた生野島キャンプツーリングが中止になり、久し振りにここに来る事ができて素直にうれしい。ちょうど満潮で波も穏やかなので、狭い洞窟に入ってみる。 ここは、大潮前後の満潮時、しかも波が穏やかな時だけ、スリムなシングル艇は通り抜ける事ができるのだ! 幅の狭いソルスティスSS(もうカタログ落ちした古いシーカヤック、現モデルだとソルスティスGTSが、SSの後継機種か)でギリギリの洞窟。パドリングするスペースはないので、両手で洞窟の両側を押しながら進んで行く。えっちらおっちら。 ああ、なんとか通り抜ける事ができた! 日本海の洞窟ほどスケールは大きくもなく、また洞窟の数自体も多くもないけれど、瀬戸内でもそこそこ海岸洞窟があるんだよねえ。いつも上陸していたお気に入りの小さな浜にフネを揚げ、昼休憩。 ここは、夏に潜ればメバルやギザミを捕る事ができる良い場所なんだ!上陸すると、まずはテーブルと椅子を探しに出掛けた。 ちょうど良いサイズの木の箱と、プラスチックの通い箱を発見。 しめしめ、これでダイニングキッチンは準備万端。最近、日帰りツーリングで愛用している古いタイガーの水筒と、アルコールバーナー、そして廃版となってしまった自慢のハロマークデザイン製チタン五徳『アリゾナストーブ』を、裏返した木箱の上にセットし、お湯を沸かす。ポカポカと暖かい冬の日差しを楽しみながら、お湯が沸くのを待ち、カップ麺とおむすびの昼食を食べる。食後は、再びお湯を沸かしてコーヒーをゆっくりと啜る。たっぷりと1時間ほど休憩し、出発した浜に引き返す。帰りは向かい風が強くなってきたが、そこは風に強い細身のグリーンランドパドルが本領を発揮!今日は、この懐かしい入江を、実漕ぎ3時間、休憩1時間ほど、たっぷりと堪能した日帰りシーカヤックツーリングだった。やっぱりシーカヤックは、景色の良い場所、海のきれいな場所を漕いで楽しむ事に尽きるんだなあ! なんだか、初心に返った気持ちで、のんびりまったりと良い時間を過ごすことができた。 またまた、最高の週末!さすがに思うようにキャンプツーリングに行く事ができず、日帰りシーカヤックツーリングが増える冬から春に掛けてのこのシーズン。 ここにも、これからちょくちょく漕いで来よう。
December 24, 2006
コメント(0)
この週末の忘年会ドライブで、Myロードスターの燃費は、なんと16.7km/L!出発した直後に満タンにして、往復400kmを越えたのに燃料系の針はまだ真ん中を差している。 うーん、これはもしかしてと思い、家の近くで給油して計算すると、今までの最高記録。1.6LのMTなのだが、普段通勤メインでだいたい13~14km/Lといったところ。 これでもいい方だと思うが、さすがに遠距離ドライブとはいえ、16km/Lを越えるとなると驚きである。***エルコヨーテの工房で目を覚ますと、すでにエクストリームNさんは起きており、ストーブの前でiPodで音楽を聴きながら本を読んでいた。シュラフに足を入れたまま上半身だけ起こし、廻りを見回す。 どうやら今日は、雨と風が強いようだ。まだ外は薄暗く、白熱灯の暖かく適度な明かりで、工房がいい雰囲気を醸し出している。うーん、こんな工房があるといいなあ。 なんともうらやましい。おいしい朝食を食べた後は、コーヒーやお茶をいただきつつ、まったりとした空気に包まれる。 なんともいえない、いい時間だ。熊肉、寿司、牡蠣、そしてにんにくでパワーが溢れた3人の会話は、朝から絶好調である。 だれかが発した言葉がツボにはまると、腹を抱えて大爆笑。あー、ほんまに楽しい。 ええ忘年会やった。***名残惜しいが、エルコヨーテと奥さんに何度もお礼を述べ、工房を後にする。エクストリームNさんとともに向ったのは、昨日の温泉。 ここで、ぬるりとした名湯にゆっくりと浸かり、明日からの仕事に向けて鋭気を養う。風呂から上がり、家族へのお土産を買い込み、近くのカフェで昼ご飯を食べてから家路についた。***エルコヨーテさん、奥さん、そしてエクストリームNさん、本当に楽しい忘年会でした。 ありがとうございました。来年も、海で川で、そして宮本常一の『あるく、みる、きく』で楽しみましょう!
December 17, 2006
コメント(0)

この週末は、山口のエルコヨーテに、シーカヤック仲間であるエクストリームNさんとともにおじゃまして、3人で一泊二日の忘年会。***エルコヨーテに熊の肉が入ったということで、それを食べようというお誘いがあった。 うれしいなあ。じゃあ忘年会ですねえ。 せっかくなので、私は広島名物の一つである牡蠣を買って行きます!ということで、それぞれ思い思いのものを手土産に、エルコヨーテに集合する事に。夕方、エルコヨーテに到着し、途中で買った牡蠣と土産を手渡して、工房で火鉢にあたりつつ、お茶をいただきながらしばし近況報告。話しが一段落したところで、これから料理の仕込みに入るとのことだったので、私は近くの温泉へと向う。この温泉は、以前グリーンランドパドル製作のワークショップでエルコヨーテに行った時に、はじめて連れて行ってもらった。 ここのお湯が、ぬるりとして最高に気持ち良いのだ。今回は時間がたっぷりあるので高速道路を使わず、ロードスターをオープンにして、ひたすら下道を走ってきた。 今日は気温も高めで、途中でヒーターを切ったまま屋根を開けて走ったほど、最高のオープンドライブ日和であった。気持ちよい風呂で体を伸ばし、ドライブの疲れを癒す。 あー、ほんまにええきもちやなあ!!!***1時間ほどたっぷりと温泉を満喫し、エルコヨーテに戻る。エクストリームNさんが来るまでまだ1時間ほどあるので、ムカゴや漬け物、烏賊の塩辛などを肴に、ビールを酌み交わす。 プシュッ、ゴクリ、あーウマい。午後7時過ぎには、エクストリームNさんも予定通り到着。 手土産は、美味そうな寿司。 おー、今日はスゴイ事になりそうだ。***北海道から届いたという熊の肉は、なんとも旨そうなシチューになっていた。私が持参した牡蠣は、さっと湯を通してオリーブオイル漬けに。 これまたビールが、酒がススムすすむ。そして、エクストリームNさんの寿司も最高においしい!エルコヨーテの奥さんも一緒に卓を囲み、この一年間に起こった、また思い出に残る様々な話しをしながら、旨い料理と酒を楽しむ至福の一時。ビール、焼酎、日本酒。。。 静かに夜は更けていく。あー、やっぱりカヤックをやっていて良かったー! ダイドックの仲間達と飲む酒といい、エルコヨーテでのこの忘年会といい、こんなにいい人達と巡り会い、旅の話し、海の話し、それぞれの地元の話し、宮本常一の話し、そして愉快なヨタ話を肴に酒を酌み交わし、旨い料理を食べ、最高の時間を一緒に過ごすことができるのも、カヤックのおかげである。ドライブの疲れか、日頃の疲れか、ざんねんながら途中で眠くなり、私は一足先にシュラフにもぐり込んだ。 おやすみなさい。 その後も、夜遅くまで歓談は続いたようだ。旨い料理と楽しいお酒、いい週末だなあ。*今回の写真は全てエクストリームNさん撮影
December 16, 2006
コメント(0)

久し振りの快晴となった日曜日。 近所の海に、お散歩ツーリングに出掛けた。今日は、日帰りなのでミニマムパッキング。 いつもとは違う調理道具セットを準備して、いつもの浜へと向かう。奥の内湾。 ここは、私のシーカヤックの原点とも言える場所である。中古のフジタカヌー(ファルトボート)を購入してカヤックを始めた頃、週末になると、まだ小さかった長男と妻を連れてこの浜に来た。 フネを組み立て、家族を浜に残して近くを漕ぎ回ったものだ。当時は、情島へ渡るのもドキドキしていたことを、懐かしく思い出す。***今日のパートナーは、エルコヨーテのワークショップで製作した『グリーンランドパドル』今年は、これまで使っていたアークティックウインドに加えて、このグリーンランドパドルと、『インチューンパドル』という、すばらしいナローブレードパドルに出会い、旅を共にする事ができた。ただグリーンランドパドルは、檜製のワンピースなので、最近はなかなかキャンプツーリングに連れて行ってやれなかったのだが、今日は日帰りツーリングなので久し振りに引っ張り出してきたのだ。軽い、浮力があって漕ぎやすい、手触りが良い、自分の手のサイズに合わせて削り、磨いてあるので、ぴったりと手に馴染む。 うーん、やっぱり木はいいねえ。***情島、小情島、鈴鹿島を越え、奥の内湾に入って行く。 天気は良いのだが、少し北東の風が強い。 結構な向かい風にスピードがかなり落ちる事もあったが、そこは風に強いナローブレード。 風沈に注意しながら、一漕ぎ一漕ぎ進んで行く。今日は、気温もそこそこ高く、水温もあまり下がっていないようなので、手袋無しでも大丈夫だ。***途中、弁天島の小さな浜に上がり、昼食を摂る。今日は、アルコールバーナーのセットにしてみた。 コンパクトで、昔から使っているベコベコのアルミコッフェルにぴったりと納まり、ミニマムパッキングにピッタリだ。小さい風防とセットにし、お湯を沸かしてカップの天ぷらソバに注ぐ。あ! 箸を忘れた!そう、いつもと違う調理器具セットにしてミニマムパッキングにしたのは良いのだが、箸を入れるのを、ついうっかり忘れていたのだ。でも、忘れたのが箸で良かった。 慌てず、騒がず、木の枝をちょこちょこっと細工して箸を作る。美しい瀬戸内の景色を眺めながら、暖かい天ぷらそばと、おむすびを胃に収める。 うーん、ウマいなあ。食後は、再びお湯を沸かし、コーヒーを楽しむ。***冬とは思えない暖かい日差しを浴びながら、たっぷりと一時間休憩し、再び漕ぎ出した。奥の内湾を時計回りに一周し、もとの浜に戻る。実漕ぎ2時間半、休憩1時間の、お散歩ツーリング。 昨日の悪天候でキャンプツーリングができなかったのは残念だが、久し振りに海に出る事ができた日曜日。 あー、楽しかった!
December 10, 2006
コメント(0)

またまた雨の週末。 今日は思い立って、今年一年酷使したため、削れ、一部が剥げてきたシーカヤックのキール部分のゲルコートの補修をすることに。海旅のほとんどがキャンプツーリングであるため、いつも荷物をいっぱいに積んだ状態でシーカヤックを浜に引きずり上げなければならず、どうしてもスターン側のキール部分には厳しい状況となってしまう。 10年を越えたこのソルスティスSS。 まだまだ現役で頑張ってもらうつもりなので、しっかりメンテしてやらないといけないなあ。こんな天気の悪い日は、シーカヤックのメンテナンスするのに良い機会である。午後からは、前からやらねばと思いつつ、ついつい先延ばしにしていた、昔使っていたwindowsPCに残っている写真をiBookに移動する作業に取り掛かった。***windows98SEの古いPCから、なんとか写真をレスキュー。 PCが動かなくなる前に、写真が残っている事を思い出して良かった!そのPCから出てきた写真は、2001年の秋に行ったケラマでのシーカヤックツーリング、同じく2001年秋の房総半島輪行ツーリング。やはり2001年の秋に会社の人達と参加した、『富士見パノラマ』で行われたMTBでのクロスカントリーレースと、2002年の春に友人と行った、南房総でイルカと漕いだフェザークラフトでのキャンプツーリング。どれもこれも懐かしく、思い出がいっぱい詰まっていて、ついつい見入ってしまった。それにしても、横浜単身赴任の時も目一杯遊んでいたんだなあ。***<沖縄ケラマでのシーカヤックツーリング>このころは、毎年沖縄に漕ぎに行っていた。 この時も、いつもの漕店さんにお世話になり、お客さんは私の他に女性が3名に対して、ガイドが2名という贅沢なツアー。タンデム3艇で、それぞれ男性がスターンを担当し、秋の穏やかなケラマの海と海の幸をたっぷりと堪能した。<富士見パノラマでのクロスカントリーレース>MTBのダウンヒルで有名な『富士見パノラマ』で行われたクロスカントリーレースに、ひょんな事から会社の人達とチームを組んで出場することになった。はじめてのクロスカントリー。 前日の雨でスリッピーな狭い登りを、ゼイゼイ言いながらなんとか上り詰めると、急斜面を下る爽快なダウンヒルが待っている。 右に左に、そして後ろに体重を移動させながら芝生の上を滑るように下って行く快感は、ヤミツキになりそうだった。 最高に楽しかった一日。<房総半島_輪行キャンプツーリング>自転車にテントとシュラフを積んで横浜から横須賀に行き、そこからはフェリーで房総半島へ。一日走って夜は名物の鯨料理。 漁港の隅っこに張った小さなテントで一夜を過ごし、翌日は自転車を輪行袋に詰めてJRでぐるりと東京湾を廻って帰った。<南房総_フェザークラフトで行くキャンプツーリング>友人とともに、南房総の海を、3艇のフェザークラフトでツーリング。 きれいな海を漕ぎ、温泉でゆっくりと潮を流し、地元の海の幸を堪能した。二日目には、住み着いている野生のイルカと遭遇するという幸運に恵まれた、思い出深いツーリング。
December 9, 2006
コメント(0)
朝から冷え込んだ日曜日。 うれしいことに、いつもの銭湯で、年配の常連さん達から、この銭湯の昔の話しや日々の様々な話しを伺う事ができた。『あるく、みる、きく』日本海の漁港や瀬戸内の島々で出会った方々から、昔の暮らしにまつわる話しを聞くのは楽しいし、たいへん興味深いことである。しかしながら、小さい頃から住んでいる地元の話しを聞く機会は、意外なほど少ないことに気が付いた。 やはり、『あるく、みる、きく』は、自分の足元から固めていきたいという想いが日々強くなってきている。***底冷えのする日曜日。 昨日に引き続き、今日も朝から散歩に出掛ける。昨日とは違うルートを、一時間とちょっとかけて歩いた。その後も、シーカヤックのメンテナンス、これから乗る機会が増えるMTBの掃除とディレーラーの調整、道具の整理、家の大掃除や電気器具のメンテナンスなどなどでドタバタどたばた。 あー、疲れた!***ようやく落ち着いた午後2時過ぎ。 ゆっくりとお風呂に浸かろうと、いつもの銭湯に出掛ける事にした。番台で回数券を出して脱衣所へ。ガラリ、と引き戸を開けて浴場に入ると、いつもの常連さん達の顔、顔、顔。『こんにちは』 『おー、今日は遅いじゃないか』『ええ、家の片付けとかいろいろあったもんで』 『そうかそうか』『寒くなりましたねえ』 『ほんまじゃのう』***この銭湯には10年位前から時々通っているのだが、横浜単身赴任で数年ご無沙汰し、坊主頭に変身して体形も変わり、かつ大きくなった子供達のお供がなくなると、常連さん達も私だと気付かなくなったようで、残念ながら話しをする機会がなくなっていた。再び通うようになったここ最近、ようやく再び年配の常連さん達と挨拶を交わすようになってきた。 なんだかうれしい。そうなると、さらに居心地が良くなり、それでなくても快適な銭湯の空間が、よりいっそう落ち着く場所となる。五人で満杯となる小さなミストサウナの空間で、両隣に座ったおじさん達と話す。『ここの風呂はいいですよねえ』 『やっぱり、水がええねえ』 『そう、サウナの後の水風呂がたまらん』『そういえば、ペットボトルで水を持って帰る人も多いですよね』 『ここの水はウマいんじゃ。 水割りにしたら最高よお。 他の水とは違うで』 『昔は、酒造会社がこの水を使いよったらしい』『ほうですか。 じゃけえ水がええんですね。 こんどはワシも水を持って帰ってみようと思います』***『この風呂屋さんはいつ頃からあるんでしょうか?』 『おお、ここは終戦前からあるよ』『そうですか』 『うん、一回経営者が変わったけどのお』『昔もこんなかんじだったんですか?』 『そんなに変わっておらんよ。 タイルがきれいになったのくらいかの。 そうそう、そういえば昔は水風呂はなかったなあ』 『それは、ミストサウナがなかったからでしょうねえ』 『そうじゃのう』『だんだん人も減ってきとる。 昔は、休みの日の夕方は来んようにしとったよ』 『それくらい人が多かったんですね!』『平日の5時過ぎはたくさん来よったよ』 『今は、会社帰りに一風呂浴びる人が少なくなったんでしょうねえ。 でも、やっぱりこの大きい風呂がええですねえ。 家の風呂じゃったら、すぐに出ますよ』そう、家で風呂に入る時は5分、10分で出てしまうのだが、銭湯なら1時間から2時間掛けて、ゆっくりと過ごしてしまう。 休日の小さな幸せ。***その他の方とも、定年後の再就職の話しや地元の企業の景気の事、税に関する政策の生活への影響や地元の昔の話しなどなど、いろいろと興味深い話しを伺う事ができた。 感慨無量。私自身は、この銭湯の客としてはまだまだ若い方の部類に入るだろう。地元に住む若造の一人として、裸の付き合いを通じて、人生経験豊富な先輩方からこれからも様々な事を学んで行こうと思う。***『あるく、みる、きく』 シーカヤックで旅していない時でも、この学ぶ姿勢は実践できるという事を知ることができた、貴重な週末であった。
December 3, 2006
コメント(0)

最近、海に出ない週末は、2時間ほど地元の町を歩いている。 すこし早足で歩く速度は、ちょうどシーカヤックのスピードに近く、30分も歩くと結構遠くまで行けるものだ。 1時間、2時間と歩くと、良い運動にもなる。平日の夜にも30分ほど歩いているが、真っ暗なので、ただ単に歩くだけ。それに対して休日の朝や昼間の散歩では、景色や建物、人々が暮らしている様子を楽しみながら歩く事ができるのが楽しい。今日は風が強くなるという予報で、あやしい雲行きだったので、海に出る予定はなく、朝から散歩に出掛ける事にした。昼間に散策する時は、できるだけ細い路地や知らない道を選んで歩くと、新たな発見があって楽しいものだ。子供の頃は、友達といっしょに、あちらこちらの狭い路地をうろうろと彷徨ったものだが、大人になってからは、メインストリートを外して歩く事は少なくなった。私が住んでいる町は、戦争中に空襲をまぬがれたことから、まだ古い町並みが残っている。 海に近くて狭い路地が多く、尾道や御手洗にも似た雰囲気がある。 そう、港町の雰囲気だ。歴史を感じさせる医院の建物、だれが住んでいるのか立派なお屋敷、しっかりとした蔵、紅唐格子の家。家の前のちいさな流しで魚を下ろしているおじさん、商店を開ける準備をしているおばさん、兄弟で釣り道具を洗っている子供達。小さな漁港に出ると、おじさん、おばさん達が、採ってきたばかりの魚を仕分けたり、捌いたりしている。ケータイが普及してしまった今では、古くて懐かしい『でんわ、でんぽう』の看板を発見。こうして路地や裏道を歩いていると、子供の頃に帰ったような懐かしい気持ちになる。 家の立て替えも進んでいるが、それでもまだまだ古い町並みが残っているのはうれしいものだ。これからも、海に出ない休日には、知らない路地を自分の足で『あるいて、みて』探検してみようと思っている。
December 2, 2006
コメント(0)
仕事の切りが良かったので、今日は有休に。 映画の日だということで、007_カジノロワイヤルを観に行く事にした。数十分歩いて街まで。 ちょうどお昼ご飯の時間だ。 久し振りに、『呉龍』でラーメンを食べてみよう!カウンターだけのこじんまりとしたこの店は、冷麺が有名で、休日には店の外に人が並んでいる人気の店。 ラーメン好きのうちの次男も、ここのラーメンはお気に入りの一つ。***昼前だというのに、店に入るとお客さんでいっぱいだ。 お店の人の案内で、唯一空いていた椅子に座る。今日は、チャーシュー麺を頼んでみよう。まわりのお客さんは、ワンタン入り冷麺派と、中華そば派が半々だ。 晩秋とはいえ、冷麺がウマそうだ。 やっぱり冷麺が良かったかなあ?後から入ってきたお客さんは、二人立て続けに中華丼を注文している。 うーん、もしかして中華丼もオススメなのかも。まだまだ奥が深い。***おいしいラーメンを食べ終えると、次は映画館に。私が映画館で映画を見るようになったのは、ここ2、3年の事。 それまでは、家族が映画館に行くことはあっても、自分で足を向ける事はなかった。007シリーズも、特にファンというわけでもなく、映画館で見た記憶はない。 この最新作も、主演俳優が変わった事が話題になった事を知っている程度である。たしかWebで見たニュースでは、マニュアルトランスミッションのクルマが運転できないとかで、アストンマーチンは他の人が運転したとかしないとか。。。 うーん、大丈夫か?***物語りが始まると、最初から息もつかせぬスピーディーかつスリリングなアクションに引き込まれた。 凄い!思わぬ展開をみせるストーリー、粋な会話、美しいボンドガール、一癖ある悪役。そして、なんといっても不思議な魅力のある主演の『ダニエル クレイグ』ハイテク秘密兵器が出てくるわけではないが、俳優自身の魅力と、鍛え上げた肉体を活かした魅せるアクションで、見る人を引き込んで行く。いやあ、本当に面白い。 これなら、映画の日の特別料金でなくても充分満足だろう。最近見た映画の中でも、最高に楽しめた作品であった。 オススメです!
December 1, 2006
コメント(0)
全11件 (11件中 1-11件目)
1