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日曜日は、南桑から行波までの川下り。目が覚め、テントから這い出すと、外は曇り。 7時前。 3人それぞれが朝食の準備を始める。私の朝食は、コッフェルで炒めたウインナーと、別府の鉄輪温泉旅行の時に買ってきていた、インスタントのだんご汁うどん。食事を終え、片付け始めると、ポツリポツリといやな音が。 みんな、そそくさとテントやシュラフを片付ける。フネを下ろし、着替えて、クルマをゴール地点の行波まで移動し、一台で再び南桑の河原に戻ってきた。さあ、出発だ! 一人で下った昨日はこれ以上ない最高の天気だったが、幸い今日も、雨はたいしたことはない。漕ぎ始めてすぐ、流れが岩にあたっている瀬があり、ここはポーテージ。 下るとすれば、どういう危険が考えられ、どのルートをとるべきかを考えるため、中州に集まり、岩に絡んだ流れをチェックした。再び出発。 小雨の中を下るのも、子供の頃、雨の中を遊んではしゃいでいた事を思い出し、なかなか楽しいものだ。先日の新聞で、京都大学 フィールド科学教育センター教授 山下洋さんの次の様な記事が紹介されていた。***『川ガキ、海ガキ』養成を川岸に、よい子は川で遊ばない、なんてひどい看板があるんですよ。 (中略) 今後、水辺の環境を回復し、健全に管理するために、川ガキ、海ガキの存在は非情に重要だと思う。 子供達が自然と親しんでいれば、教育を通して、彼らは自然環境の変化を観察し、実感を持って環境を考えられるようになる。***3月末の錦川。 残念ながら、川ガキは見当たらない。代わりに、川オヤジ/海オヤジの3人組。 環境の事を考えているのかいないのかは別にして、きれいな流れの中を気持ちよく、楽しく下り、ゴミのない美しい河原でたっぷりと遊びたいと思っている。先月一人でこのルートを下見した時よりもかなり水量が少ないが、最近一度下見したことがルート決定に役立ったようだ。 順調に下って行くことができた。昼前に、お気に入りの河原で昼食と休憩。私は、スベアで餅入りチキンラーメン。 ウマい、体が温まる。食後はインスタントコーヒーを飲み、再び出発。 ゴールの行波までは、もう30分ほどだ。その後も、なんとかポーテージすることなく無事ゴールすることができた。 ゴールする頃には、雨も上がり、空も明るくなってきた。川オヤジにとって、最高の週末!
March 29, 2006
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週末に一緒に川下りを楽しんだ EL COYOTE の洲澤さんから、メッセージが届いた。 プロの視点で見た錦川や、リバーツーリング/カヤッカーのリスクマネージメントについて、一度考えてみる良いキッケカになると思うので、紹介します。<以下、メールより転載> ここ5年、とんとご無沙汰だった川カヌーに出かけました。行き先は山口県の名川・錦川。 いや驚きました。何が驚いたかって、昨年の水害の傷跡です。 鉄橋がひん曲がり、流され、残骸が河原に・・・。 過去20年近くの間に、人為的な河川改修工事以外で、川の流れがこれ程変わった事は記憶にありません。 また、各所に見られる、キャンプ客への注意の呼び掛け看板です。大声、花火、トイレの使い方に至まで・・・。 そして我々を見る、地元の方々の少し厳しい視線を感じました。 自然を楽しみたいと、キャンプに出かけカヌーを漕ぐ方々が確実に増えています。 楽しむ事は、騒ぐ事だと思われている節を多々見受けます。 僕は、自然を楽しむ事は味わう事だと考えています。 錦川のカヌー旅について少しお話します。 錦川は護岸工事も少なく、水が美しく、全体的に流れも穏やかで、危険な箇所も少なく、のんびりと川旅が楽しめると言われています。 シーズンには、家族連れや、折りたたみ式カヌーやゴムボート式カヌーを多く見ます。 川旅には安易な川であるとの評判です。 しかし死亡事故が多いのもこの錦川の一つの特徴です。 間違えてはならないのは、危険な箇所が無いのではなく、少ないが確実にあると言う事です。どこが危険なのか、危険はどのように回避すれば良いのか、至極基本的な事を知る必要があります。 自然を愛する人々の一つの特徴に、あるがままに生きたい、自然に生きたい、川のように自由に生きたい、などの言葉を聞きます。 これは、生き方への気持ちや希望です。それを具体化するには方法が必要です。 地図も持たず、下見もぜず、ただ川を漂う事が自然を愛し自由を楽しむ事だとは思えません。 川旅の総べてが自由ではありません。ただ、規制の範囲が日常より大きく広く、自ら行う判断の自由度があるだけです。自ら選択できる道の数が多いだけです。 自由の享受の裏には大きな責任があります。 川カヌーの大切な約束事は、自らの進むべく道を自らが見い出す事です。 ただ漂うのが、川カヌーの醍醐味ではありません。 地図を持ち、下見をし、本流から傍流へ、傍流から本流へと漕ぎくだりながら、常に安全を確認し旅をすすめるのです。 さてさて、なぜ僕がこんな説教臭いメールを出すかと言うと。錦川の流れが変わり、多分カヌーをひっかけるだろうなと思える場所が増えたからです。 もうすぐゴールデンウィークです。多くのカヌーイストが錦川を訪れるでしょう。 危険な場所は川の水量などの状況で変化します。 十分に注意して錦川の川旅を楽しんで下さい。 エッ!どこが危険かって? そりゃ自分の目で確かめて下さい。橋げたなどに、太い竹なんかがひっかかり、ひん曲がって張り付いているでしょう。流れに身をまかせて、プラプラ漂っていると、あなたも竹のようになりますヨ!EL COYOTE 洲澤育範
March 26, 2006
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この週末は、錦川で『えみしの会』のキャンプツーリング。メンバーの都合で集合は夕方なのだが、最高の晴天なので、まずは一人でのんびりツーリングを楽しむ事にした。前回は南桑から行波まで下り、昨年の台風の影響が確認できたので、今日は行波から下流を下ってみよう。行波の河原にダンサーを下ろし、近くの商店に昼食のパンを買い出しに行き、10時過ぎに出発。 かなり水量は少ない。ぽかぽかと暖かい春の日差しを浴びながら、川岸には菜の花が満開の春の小川をプカプカと流れて行く。 ああ、気持ち良いー!まず最初の左にカーブした瀬は、昔は竹やぶが絡んだいやらしい瀬だったので、中州に上がってスカウティング。 かなり流れが変わっており、今日の水量では素直な瀬になっていた。河原で遊んでいる親子に挨拶し、右岸側にテトラの入っているストレートの瀬を気持ち良く滑り下り、一つ目の沈下橋へ。ここも少し流れが変わっており、橋脚に気を付けながら慎重に下る。***こんなに天気が良いのに、カヌーもカヤックも居ない。 錦川を独り占めしているような、贅沢な気分。錦橋、二つ目の沈下橋と順調に越え、御庄橋の上流側の河原に上がる。 ここで昼食だ。大きな流木を椅子代わりに、買ってきたパンを齧り、お茶を飲む。 ゆっくり、まったり。30分ほど休んで、ゴールの御庄橋下の浜にフネを揚げた。***ここからは、御庄駅まで歩き、錦川清流線でクルマを回収に行く事になる。パドリングパンツ、パドリングジャケット、パドリングシューズ、黄色いペリケース、サングラス、坊主頭のかなり怪しい中年オヤジが、ももや桜の咲いた静かな田舎道を独り、のたりのたりと歩いて行く。花の香りが漂ってきて、歩いていても良い気持ちだ。新岩国駅で缶コーヒーを仕入れ、御庄駅のホームで、ひなたぼっこしながら列車を待つ。 1時間ほど待って、ようやく到着した列車で行波に戻り、カヤックを回収。そのまま岩国で買い出しをして、待ち合わせ場所である、美川町の河原に向かった。***待ち合わせ場所では、エルコヨーテさんが先に到着しており、カヤックを浮かべてウオーミングアップ中だった。挨拶を交わし、テントを張り、薪を買い出しに行く。後から来るエクストリームNさんを待ちながら、5時になったので、まずはビールで乾杯。6時過ぎにはNさんも到着し、薪に火を入れ、宴会モードに突入した。今回は、各自が準備した料理を適当に分け合うスタイル。料理の上手いエルコヨーテさんは、しっかりとつまみを仕込んできており、エクストリームNさんは、奥さんが準備されたという豚肉と大根の煮物。 どれも旨い。 ビール、日本酒、ワインと酒がすすむ。私はといえば、最近お気に入りのホットサンド。今回は、食パンの変わりにマフィンを使ったのだが、これがなかなかいけた。焚き火を前に、様々な話しが盛り上がる。 どんな酒場で飲む酒よりも(といっても店で飲む事はほとんどないのだが)、こういう状況で飲む酒が私は一番好きだ。明日が楽しみ!!!
March 25, 2006
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ボルドーバーナー、スベア123、コールマン400A。今日は、晴れてはいるものの風が強く、海に出る事ができない。最近は天気もコロコロと変わり、春らしいといえば春らしいのだが、2週続けて週末は陸の上だ。 トホホ...せっかくなので、久し振りに、普段使っていないガソリンストーブを引っ張り出し、試運転してみる事にした。ボルドーは手で温める。 スベアはごく少量のガソリンをスポイドで吸い出し、本体の凹みにたらして火を着けて予熱。 コールマンはポンピング。 とそれぞれ点火の儀式が異なるのも面白い。コールマンは、レバー部の増締めが必要だったが、どうやらみんな調子は良い様だ。 一安心。***外遊びを始め、遊歩大全などの本を読んでいた頃、ガソリンストーブに憧れていた。コールマン最初に買ったのは、コールマンのPEAK1シリーズ、モデル400A。 たまたま釣り道具屋で見つけ、黒いボディが気に入って購入。2カ所ある調整用レバーの可動部分のメンテナンスや増締めが時々必要な以外は、火力は強く、調整範囲も広く、浜で湯を沸かすのに重宝していた。 スベア123。遊歩大全にも紹介されている、定番の一つ。 オールドファッションなシンプルさとブラスの色あいが気に入って、プリヒート用ガソリンを吸い出すためのスポイドをセットしたり、ミシンで収納袋を自作したりして愛用していた。シンプルなため信頼性も非情に高く、少量のガソリンを窪みに注いで点火するプリヒートの儀式もそれはそれで楽しく、またあの独特の燃焼音がソロキャンプの夜を和ませてくれたものだ。ボルドーバーナー有名なこのボルドーバーナー。 これ以上ないシンプルな構造と美しい外観に引かれて買ってはみたものの、残念ながら実際にキャンプで使った事はない。 時々引っ張り出して眺め、たまに火を入れてみるだけだ。それにしても美しい。 これでお湯が沸かせるのだから、本当に驚く。MSRは、質実剛健。 私のは火力調整がほとんど効かない時期のものなので、それだけが少し不満だけれど、信頼性も、収納サイズも、絶対的な火力に関しても、なんの不満も心配もない。そのため、フェザークラフトK1を使った尺取り虫方式での瀬戸内横断など、ソロの旅で、道具に絶対的な信頼性を求める場合には、MSRを良く使っていた。ただ、道具としての味という点では、やっぱりスベアやボルドーの方が個性的で魅力的だなあ。今年の旅では、久し振りにこの古いパートナー達と出掛けてみるか。
March 19, 2006
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雨の休日。 朝起きると坊主頭を自分で散髪し、サッパリした後はいつものように軽いジョギング。 その後は本を開いた。『遺跡が語る日本人のくらし』 岩波ジュニア新書 佐原真著主に中学生や高校生を対象に書かれた本のようだ。***第一章は、日本人/日本文化の源流と題して、山口県豊北町の土井ヵ浜遺跡が紹介されている。この美しい浜は、昨年のシーカヤック日本海北上編や、家族でのドライブ、海水浴でも訪れた、お気に入りの場所の一つだ。***『めいめいの器/わたしの器』第七章では、めいめいの器/わたしの器と題して、共用器と銘々器、そして属人器の事が書かれている。 属人器とは、自分の食器の事。奈良の平城京では、役所の名前が墨で書かれた土器が見つかっており、さらには、個人のあだなのようなものが書かれた器もあるのだそうだ。でも、一般的に属人器が使われるようになってきたのは、ひとりひとりが箱膳を使うようになった室町時代から江戸時代の間であろうと考えられているということで、それほど古い事ではないようだ。また、世界的に見ても、属人器をつかう国や地域は少ないらしい。 沖縄でも、昔は属人器はなかったと書いてある!たしかに家の食卓でも、ご飯を盛る茶碗と箸は、めいめいの好みのものを買っており、それぞれ使うものが決まっているが、フォークやナイフ、スプーンは同じものを揃えていて、だれがどれを使うという事はない。うーん、今まで当たり前というか、何も疑問に感じた事はなかったが、属人器という視点は箸とフォーク/スプーンの事を考えると分かりやすい。 納得。***『浮いた時間』第十章は、弥生人の道具箱。石の道具から鉄の道具に移り変わり、仕事の効率が上がった事で、人々の生活や社会にどのような影響を与えたかについて、考察してある。ニューギニアの『シネア語を使う人々』は、石器から鉄器に変わり、働く時間が減ったので、それまでごく親しい人の儀式や祭りにしか出席できなかったのが、それほど親しくない人の祭りや儀式、宴会に出席するようになった。オーストラリアの『イル=イヨロント族』は、鉄の斧を手に入れたことで労働が楽になり、浮いた時間を『昼寝』に使った。これに対して、日本では、『生産性の飛躍的な増大につなげた』。 石斧で1本の木を倒す所を、鉄斧で4本倒すことで、同じ時間で多くの成果を得た。***著者は最初、楽になって昼寝をしたイル=イヨロント族の話しを知った時には吹き出してしまったそうだ。 だが、そのうちに、技術や道具の発達は自分たちを解放するためだと思っていたのだが、実は大きな誤解で、自分たちを忙しくするために技術や道具が発達している面もあるのではないかと考えるようになる。交通機関が発達して、それまで10時間かかったところを、3時間で行く事ができるようになったとしましょう。 浮いた7時間をどう使うかと考えてみると、ほかの仕事をしているのです。著者は、空いた時間で『昼寝をする』ことは正解だ、と思うようになったそうだ。遊びの精神著者は、多田道太郎さんの言葉、『強制されている状況からは空想力がはばたくはずがない、休んではじめて人間の構想力とか空想力がはばたくのだ』ということを思い出す。そして、『私たちはもうすこし余裕を持って、いい意味での怠惰の精神、遊びの精神で生きていくべきではないでしょうか。 これをなによりもまず自分自身にいいたいと思います。』***まったくもって同感である!↑ Photo by N-san @ 瀬戸内カヤック横断隊2005
March 18, 2006
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お気に入りのアウトドア用品となりつつある『iPod』。キャンプの夜はもちろん、休日のジョギングや散歩のお供として大活躍している。我が家には、一人一台(一個?)のiPodがある。 私がiPod_nanoで、妻と二人の子供はshuffle。***iBookG4を共有して、iTunesにみんなのCDやmusic storeで購入した音楽を集め、そこから各人が、適当に好きな曲を探して、自分のiPodに入れている。Def Tec、ケツメイシ、風味堂、大塚愛、加藤ミリヤ、B'z、クレージーキャッツ、東京事変、綾戸智絵。。。聞いた事も無い歌手や曲もいつの間にか入っているので、新たな発見があってなかなか楽しい。iBookG4をハブにして、それぞれが刺激し合いながら家族の音楽生活がつながっている感じだ。***最近では、Podcast_ポッドキャストの楽しさにも気付き、お世話になっている。英会話の番組に人気があるようだが、私が特に気に入ったのが『落語』。ジョギングの時にはさすがに落語は合わないが、散歩の時や、会社の昼休憩にはピッタリだ。ただ、ついつい独りでニヤニヤと笑ってしまうので、周囲の人からしたら怪しいかも。それにしてもこうなってくると、動画が見られるiPodも欲しくなって来るなー。 イヤー、あぶないアブナイ!!!
March 13, 2006
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デイパックに、水とアルコールバーナー、アリゾナストーブ、シェラカップ、インスタントコーヒーを詰め、近くの山に散歩に出掛けた。 雨も昼前には上がり、空も明るくなってきた。軽いジョギングの後、ワゴン車の洗車を済ませ、昼食を食べ終えると、パッキングして出発。iPod-nanoをお供に、podcastingで入手した落語を聞きながら道を登って行く。 早足で歩くと、軽く汗ばむくらいの陽気だ。落語が面白い。 散歩にぴったり。 ヘッドホンを付け、ひとりニヤニヤとしながら山の中を歩いている怪しいオヤジ。1時間弱で、頂上に到着。展望台に登り、北側の山や南に広がる瀬戸内海の景色を眺める。 晴れていれば、四国まで見渡せるのだが、今日はあいにくの曇り空。ベンチに陣取り、アリゾナストーブをアルコールバーナーにセットして、シェラカップでお湯を沸かす。 風が強くなってきたので、小さなウインドスクリーンもセット。お湯が沸くと、インスタントコーヒーを飲み、ポッキーデコレを食べて体を温める。***休憩を終えると、こんどは別の道で山を下る。 目指すは、いつもの銭湯。七曲がりの急坂を下ると、結構足にくる。大きな風呂にゆっくりと浸かり、疲れを癒した。 海に出ない週末。 それはそれで忙しかったなあ。
March 12, 2006
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宮島口”うえの”の、絶品『あなごめし(穴子飯)』***今日は、久し振りに妻とドライブ。 天気も良く、暖かい春らしい朝。軽くジョギングで汗を流した後、朝早くからロードスターを洗い、ワックスを掛け、ドライブの準備。今日の目的は二つ。一つは、宮島口にある『あなごめし』で有名な”うえの”での昼食。もう一つは、映画『力道山』。妻が藤竜也のファンで、前からこの映画を見に行きたいと言っていたので、ホワイトデーも兼ねてのドライブ。***まずは駅弁で有名な宮島口の”うえの”。 子供達は、じいさんばあさんに連れて行ってもらった事が有るのだが、私たち夫婦は初めての訪問。今日は11時前に入る事ができたので、席は空いていた。 店の方の対応も、気持ち良い。 近くのテーブルのおじさん/おばさんたち(自分たちの事はさておいて!)が話しをしている内容によると、11時頃だと30分待っても入れない事も多いそうだ。 今日は、ラッキーかも。店には、若いカップルも多い。特上と普通のあなごめしを注文。特上といっても、あなごの質が変わる訳ではなく、一列増えるのだそうな。***運ばれてきたあなごめし。 蓋をとると、旨そう!!! 『いただきます』美味い。 絶妙な焼き加減と味付けがされ、きれいに並んだあなご。 米粒が立ち、粘り気があるわけでもなく、と言ってもパサパサでもなく、丼にぴったりのごはん。 職人技だ。日本酒をグビリとやりたくなるが、今日は運転が有るので我慢ガマン!今度は電車で来て、たっぷりとあなご料理と酒を楽しみたい店であった。留守番の子供達には、ささやかなおみやげに、もみじまんじゅうを購入。***夕方からは、『力道山』きれいな映画館の観客は、十名とちょっと。 あまりの少なさに不安になる。 映画評でも、ほとんどコメントを見なかったしなー。 観客が少ないせいか、上演回数も少なくなっているようだ。見終わっての感想は、なんともやるせない、切ない気持ちになる映画であるということ。力道山の生きてきた時代背景、強さを支えたつらい経験と夢、不安になる自分を支えてくれた妻の存在。***『たった一度の人生。善人ぶってどうなる!』 『すみません、負ける事に慣れていなかったものですから』 『昔のように、だいじょうぶ、うまくいきますよ、と言ってくれ』***中谷美紀がとても良い。 やさしくて、強くて、かつ、はかなげで。。。妻は、藤竜也がたっぷり出ていたので満足したようだ。 私にとっても、なんともやるせない複雑な想いは残るものの、期待していた以上の映画だった。***あなごめしと力道山。 変わったとりあわせではあったが、春の一日を堪能させてもらった。
March 11, 2006
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キャンプツーリングの朝は、テントの中で6時半に起床。 シュラフから抜け出し、調理器具や食材一式を持って、東屋に上がる。 と、床にはうっすらと霜が降りている。まだまだ春もはじまったばかりだなー。パーコレーターでいれたコーヒーを啜りつつ、東の空を眺める。 この、日の出直前の景色が好きだ。***朝食は、昨日の食パンの残りでサンドイッチ。 さすがに朝は簡単に、ベーコンを炒めて、バターとチーズで挟んで普通のサンドイッチ。 これに、無印良品のエスニックなインスタントスープ。このスープが、スパイシーでウマい。ゆっくりと朝食を摂り、コーヒーをお代わりし、歯を磨き、片付けに入る。***出発のときより身軽になった荷物をパッキング。今日は、GPSの練習を兼ねて、出発地点の海水浴場を目的地に設定。生野島の東岸を岸沿いに漕ぎ登る。キャンプした浜のすぐ北には、海からすぐのところに木が茂り、そのすぐ後ろには家や小屋が有り、まるでミクロネシアのような良い感じのロケーション。こんな別荘が欲しい!!!***フェリーの航路を避けて生野島の北側まで行き、そこからは竹原港に向けて北上する。天気も良く、海も穏やか。 あー、春だ。それにしてもヤバいのは、グリーンランドパドル。漕げば漕ぐほど、使えば使うほど手に馴染んでいる。 このままでは、メインパドルがアークティックウインドから代わってしまうかも! と思うくらい使いやすいのだ。***海水浴場に到着。クルマに荷物を運んでいると、知り合いになった地元のおじいさんが、またもや現れた。 嬉しい。『帰ってきたんか?』 『昨日、大久野島から大三島経由で生野島に渡り、キャンプしてきました』 『結構早いんじゃノー』 『そうですねー、時速7kmくらいですかね』 『そうか、歩くよりはやいんか!』この会話がきっかけで、話しがはずんで行った。『ところで、あんたはどっから来よるんか』 『呉です』『そうか、呉には修学旅行でいったなー。 当時は鉄道が通っていなかったから、竹原から呉までは船でいったんじゃ』 『そうですか、でも呉でどこを見たんですか?』『軍関係の学校とかじゃ。 呉の後は広島に泊まって、宮島を見て帰った』その後も、子供の頃から手漕ぎ船で釣りに行った事、阿波島の毒ガス施設の事、子供の頃は船に付いてくるくらいスナメリが多く見られた事、漁師時代の事、リタイアした後も釣りの道具を造って小遣い稼ぎをしていたことなどの話しを聞かせてくれた。***特に興味深かったのは、山陽商船(山陽汽船?)の大坂から下関を結んでいた船のことだ。 おじいさんが、小学校を卒業するくらいまでは残っていたそうだ。この話しは、カヤック仲間であるエクストリームNさんからの紹介で知った、宮本常一の本に書かれてたので身を乗り出して聞いてしまった。『その船は、この辺りを通っていたんですか?』 『そう。 あの船は大きかったんで、この前を通ると大きな波が来たもんじゃ。 子供はみんな、その波をめがけて海に飛び込んだもんだ』『いやー、その船の話しは、本で読んだ事が有るんです。 そうですか、この前を通っていたんですか』 『あの船は大きくて沖に停泊したので、ちいさな手漕ぎの伝馬で行き来しとった。 風が強いときは船まで行けんかったもんじゃ』***『これから季節なので、時々来ます、 またお願いしますね』 『クルマを見りゃー、あんたじゃいうてすぐ分かる。 子供と一緒にでもきんさい』今日はすごく嬉しかった。 何度もお世話になっているこの浜も、ようやく自分のベースになったんだという気がした。
March 5, 2006
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土曜日の朝、竹原の海水浴場に向かってクルマを走らせる。 今週末は天気も良さそうだ。今年初めてとなるシーカヤックでのキャンプツーリングは、お気に入りの生野島。クルマを停め、出艇の準備をしていると、先々週も出会った地元の元漁師のおじいさんが散歩にやってきた。『おはようございます』 『この前は、どこまで漕いだ?』『風が強かったんで、阿波島をグルッと回っただけで帰ってきました』 『それがえかったろう』『今日はせっかくなんで、テントを積んでキャンプしてきます』 『天気がええから良かったノー』***今回は、近場でキャンプを楽しむツーリングなので、荷物も多めだ。小さなソルスティスSSにピッタリパッキングを終え、アークティックウインドはスペアパドルとしてスターンデッキにセット。そして、最近メインパドルとして使っている自分で仕上げた『グリーンランドパドル』を手に、出発した。まずは、岸沿いに東に向かう。 目指すは忠海。ちょうど潮も押してくれているようで、GPSは10km/h前後のスピードである事を示している。静かな海。 天気も良く、パドリングも快調。 忠海では、時々立ち寄っている『岩風呂』の前に漕ぎ寄ってみる。 開業前で、掃除中だったが、いつもとは違う視点からみるのも面白いものだ。***バウを南に向け、大久野島へと向かう。毒ガスの島としても有名な大久野島。 東側の海岸に沿って進み、小さな浜に上陸。ここでは、休憩も兼ねて、きれいなビジターセンターに立ち寄る。職員の方に館内を案内してもらい、ナメクジ魚やスナメリに関する資料を見て回る。館内では、地元竹原が竹で有名な事から、竹の繊維を利用した紙漉きの体験もできるようになっているほか、地元の山に登るイベントも時々行われているようだ。これから、いろいろな企画を考えて行きたいとの事。 楽しみにしています。***浜に戻り、竹原で買ってきた弁当で昼食。休憩後は、大三島に向かって再び南下。中潮だが、結構潮が流れている。 本船も多いので、左右をワッチしながら、若干フェリーグライド状態で流れを横切る。貨物船をやり過ごし、大三島側に近づくと、どんどん流れが速くなる。 休憩していると、あっと言う間に後ろに流され、岩礁が近づく。 慌てて全力でパドリング。ふー、疲れる。その後は、島沿いに漕ぎ進み、洲本から岸を離れて神殿島を越え、大崎上島の鮴崎に向かう。神殿島の西側は海底地形が複雑なのか、流れが複雑で、いたるところに渦がまいていた。 大潮の時には要注意ポイントだ。***そのまま、大崎上島と佐組島との間の水道を抜け、生野島に上陸。今日の漕行距離は、ちょうど20km。 なかなか良い感じの慣らしになった。荷物を降ろし、フネを揚げ、テントを張ると、お気に入りのなんちゃって別荘であるいつもの東屋に上がる。ここからの景色が大好きなのだ。 抜けの良い風景。 瀬戸内らしく島が散在する景色。 何度来ても飽きる事が無い。今日は、冬の間に仕入れておいた秘密兵器を持ってきた。『オールドパイレックスのパーコレータ』お気に入りの東屋に陣取り、春の海を眺めながら、啜るコーヒー。このパーコレーターは、大きい事、ガラス製なので取り扱いに注意が必要なことなど、普通に考えると、シーカヤックの旅には向かないと思う。でもこれは、尺取り虫方式での瀬戸内横断や日本海北上など進む事が目的の旅とは違い、自分の庭の様な地元の海で、アイランドホッピングを楽しむのんびりツーリング。 ちょっとだけ贅沢。パーコレーターでいれたコーヒーは、味だけを比べるとすごくおいしいという訳ではないけれど、お湯の沸く様子、透明なお湯が次第に褐色に変わって行く様子などが手に取るように見えるのが楽しく、やはりキャンプで飲むのはパーコレーターが雰囲気。また、ごついガラス製なので保温力がすごく高く、かなり長い間、あつあつのコーヒーが飲めるのも良い。***夜は、焚き火台を使い、先週から使い始めたホットサンドメーカの出番。熱々のホットサンド、豆スープ、ワイン。焚き火の火を眺め、ワインを飲み、独りの夜を静かに味わう。良い夜だ!
March 4, 2006
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