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「恥を知れ!」(Shame on you)アカデミー賞の授賞式でマイケル・ムーア監督がブッシュ政権に向けていった言葉だ。Shame on you (恥を知りなさい!)この言葉は、もともと全米に反共のマッカーシズム(赤狩り)の凶器が吹き荒れた時代に、それをくい止め理性を取り戻すために結集を促した言葉だという。バクダットがあっという間に陥落しフセイン政権がその生死も明らかでないままに崩壊を遂げたことで、ブッシュ政権内でますますネオコンの存在が大きくなっている。ネオコン(ネオ・コンサーバティブ新保守主義)といわれる人たちが、アメリカの価値観を何が何でも世界に押し広げようしている。そのためには武力を行使することを惜しまない(というよりも積極的に行使したがっている)このネオナチじゃなかった、ネオコンの人びとの言葉を聞いていると、この人たちが2、3世紀前の遺物のような気がしてくる。ラムズフェルド国防長官はしばしば、「優しい言葉だけより、優しい言葉と銃を一緒に使うほうが多くを手にできる」というアル・カポネの言葉を引用するらしい。一国の国防長官がギャングの言葉をお手本にしているのだ。チェーイニ-副大統領は「世界は平和な状態よりも戦争をしている状態のほうが正常なのだ」というような極論を言っている。こんなのはまだいい方だ。ネオナチじゃなかったネオコンの最右派ウォルフォウィッツ国防副長官はそのタカ派ぶりで恐竜(ヴラキラプトル)に例えられているが、彼の目にはアメリカの利益しか目に入っていないようだ。その近視眼的な目先の利益のために次はどこの国が「いけにえ」にされるのだろうか。アメリカは、史上どの国も持ち得なかったような圧倒的に強大な軍事力を持つようになった。ソ連が崩壊した今、先進国の15カ国が束になってもアメリカの軍事力には及ばないという。その並ぶもののいないほど巨大な軍事力比べ、そんな強大な力の行使を決める側、政権の頭脳の方はあきれるほど貧相だ。9.11以降、こんな輩が無能な大統領の側で力を発揮するようになってしまった。今度のイラク戦争でますますその発言力を強めている。アルカイダがその地域にいるらしいという情報だけで、アメリカがアフガンでの戦争を始めた2001年、連邦下院議会でカリフォルニア州選出のバーバラ・リーはただひとり武力行使に反対票を提出した。カリフォルニアでは今でも「バーバラ・リーの声は私の声」というステッカーを車に張って走っている人がいるという。そうアメリカだとて、皆がネオナチじゃなかったネオコンの主張を支持しているわけではないのだ。早く理性を取り戻せ!がんばれパウエル(国務長官)!と声を大にして言いたい。
Apr 19, 2003
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独裁者の最後だった。フセインの銅像が引き倒されて街中を引くずられていく。いかにも独裁者の最後という映像だった。独裁者は悲惨な死後を迎えるのは珍しいことではない。チャウシェスク(チェコ)は即日執行の銃殺刑だったし、第2次世界大戦の時にはムッソリーニ(イタリア)が民衆のリンチを受けて街中に吊るされた。たぶんフセインも生きて捕らえられたら、同じような目にあっていたのかもしれない。バクダッドでは政権の崩壊とともに町では略奪が横行しているという。政府機関から金目のものを何でも運び出している群集は暴徒というにはあまりにも無邪気な笑顔を見せていた。アメリカの力がひとつの政府をなぎ倒すように葬り去った。その力のあまりにも強大さにバクダッドは放心状態に陥っている。開放感によるものなのかイスラムの秩序まで捨てさってしまった暴徒は、圧倒的なアメリカの暴力(力)を見せ付けられて、力が全てだという思いを強くしたのかもしれない。先日イラクの妊娠した女性による米兵への自爆テロがあった。おなかの中に赤ちゃんを宿した女の人が爆弾を抱えて米兵に向かっていった。その深い絶望感を考えると眩暈がしそうになる。自爆テロをする人たちを理解しようとするのは難しい。何も考えずに明日を迎えることができる自分が自ら自爆していくひとの気持ちを思い描くのは不遜かしれない。独裁者は倒れてもイスラム社会を覆っている深い絶望感が消えない限り、テロはなくならないだろう。だけど、そこで自分とは違う人間だと切り捨ててしまうことは、簡単だ。自爆テロなんて狂った人間がすることだと決め付けてしまっても何の解決ももたらさない。どこかに自爆テロをなくしていく方法を探す試みこそが重要なのだと思う。たとえ理解できなくても分かろうとする姿勢こそが今必要なのだ。今、うちの家内は妊娠している。秋には子どもが生まれる予定だ。子どもがおなかの中にいると考えると正直うれしい。生まれてくる子どもの性別や名前を考えたりすることはどんなにか楽しいことだろう。妊娠期間中はどんな女の人の人生のなかでも輝いている時期だと思う。そんなうちの家内と同じようなイラクの妊婦がどのような気持ちで爆弾を積んだ車ごとアメリカ兵に向かっていったのだろうか。その気持ちを考えると暗澹たる思いがする。(作家の池澤夏樹さんの言葉から)どこまで追い詰められると人は自爆テロを実行するのか。先日、二十八歳の女性がエルサレムで自爆テロによって死亡しました(巻き添えの死者一,負傷者約百五十)。彼女は救急隊員で、出産直前の妊婦を乗せた救急車がイスラエル側の検問で病院に行くことを妨げられて車内で生まれた赤ん坊が死ぬ、というような例を無数に見てきました。 テロに至った彼女の心理はわかりません。安易にわかったつもりにはならない方がいい。しかし、それが絶望であるとしたら、それはとても深い、どうにも始末のしようのない絶望であったはずです。 アメリカの強大な軍事力ではフセインの銅像は引き倒すことはできても、イスラム社会がかかえている、この深い絶望の淵から彼女たちを救うことはできない。
Apr 13, 2003
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先日の新聞にイラクへの戦争に反対するアメリカの少女の話が掲載されていた。米北東部メーン州にすむこの13歳の少女は学校で作文を書く。イラク戦争の正当性を問う内容だったので、国語教師は「愛国心のないことを書いた子がいる」と突き放した。男の子が振り返り、ニヤリと笑った。 同級生の冷ややかな視線を浴びて少女はクラスの中で孤立してしまう。アメリカではイラク戦争支持が70%を超えている。いわんや子どもたちの反応はおしてしるべしだ。この話を読んで僕は中勘助の自伝的小説「銀の匙」の一説を思い出した。時代は明治だ。中勘助が小学生だったころ日清戦争が起こった。小学校でも兵隊ごっこや戦争ごっこが盛んになった。校庭のあちこちで加藤清正や北条時宗がちゃんちゃん坊主(清国人の蔑称)の首を切っている。そういう中で彼一人が、「結局日本はシナ(中国)にまけるだろう」という大胆な主張をする。さっそく先生に言いつけられてしまう。「先生、□□さんは日本が負けるって言っています。」先生はしたり顔で「日本には大和魂がある」といって、いつものとおりシナ人のことをなんのかと口ぎたなくののしった。それを自分が言われたように腹にすえかねて、中勘助がいう。「先生、日本人に大和魂があればシナ人にはシナ魂があるでしょう。日本に加藤清正や北条時宗がいればシナにだって関羽(かんう)や張飛(ちょうひ)がいるじゃありませんか。それに先生はいつかも謙信が信玄に塩を送った話をして敵を憐れむのが武士道だなんて教えておきながら、なんだってそんなにシナ人の悪口ばかりをいうんです」先生はむずかしい顔をしていたが、しばらくしてこう言い放った。「□□さんには大和魂がない」(注 関羽(かんう)張飛(ちょうひ)、ともに三国志にでてくる英雄)僕はこの教師の「愚かさ、無知さ」を憎む。同じように、今、愛国心の無いことを書いたと指摘したアメリカの少女の国語教師を軽蔑する。この中勘助の体験した日清戦争は100年も前の話だ。だがクラスで孤立してしまうところまで、米メーン州の少女の話とよく似ている。二人に共通しているのは対戦国とされている相手側にたった想像力だと思う。大人たちが戦争に夢中になっている時に、(その大儀もあいまいなままに単純な「善と悪」という図式を当てはめて大人たちが自己を正当化しているときに、)とらわれない子どもの目で戦争相手国のこと、そこに住んでいる自分と同じような子供のことを考えてみる。そして何かがおかしいんじゃないかと気がつく。だが戦争支持に沸き立っている回りにはその理解者がいない。体制翼賛していく社会がいかに愚かしいか、100年たっても我々は少しも進歩していないらしい。それにしても残念なのはこの教師たちだ。クラスの中での反対意見を「愛国心や大和魂といったいい加減な感情」(彼らが使っている意味では思想ですらないと僕は思う。)で黙殺してしまう。その反対意見を取り上げることで、教師自身を含めたクラス全体で「戦争とは何か」「民主主義とは何か」を考える格好のきっかけとなるところなのに…ただ幸いなことに、現代のこのメーン州の少女は、ネットやメールを通じて理解や共感を感じているたくさんの人びととつながっている。クラスではまったく相手にされなくても世界中で彼女の作文が読まれているのだ。教師や体制側の人間がいかに愚かでも、我々のほうで少しずつ世界を変えていけるのかもしれない。カタツムリの歩みのように、それは本当に少しずつかもしれないけれど、あきらめるには早すぎる…そんな気がするのだ。少女の反戦演説に世界中からメールで反響 http://www2.asahi.com/special/iraqattack/TKY200303270226.html「破壊されるのは私みたいな子供」 13歳米少女が反戦スピーチ http://www2.asahi.com/special/iraqattack/TKY200303270225.html
Apr 9, 2003
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「終わってみれば、この戦争は思ったよりもよい戦争だったと評価される…」とNewsweekのザガリア国際版編集長が言っている(3.26日付 Newsweek)戦争が始まって以来僕はこの言葉が頭から離れない。もちろんこの文章は、フセインの独裁政治が排除されることについて、単独行動にはしるブッシュ政権を批判的に述べた後に発せられているものなのだが、イラク戦争が思ったよりもいい戦争だった…それほど悪いものじゃないと人びとに思われるようになる…という発想はどこからくるのだろう。ディスクの前でコーヒーを片手にTVやネットで、戦場となっているイラクの情報を見ているザガリアには、想像力というものがないのだろうか。情報はあふれている、戦場の映像は24時間TVで流され、空爆の粉塵やイラク人の死体、米兵の携帯食料の様子まで報道されている。戦争がここまで身近に報道されたことはかつてないのかもしれない。湾岸戦争の時だって国連軍サイドのCNN映像しかなかったのに比べ、カタールのアルジャジージャの報道や各国のバクダット駐留のジャーナリストから様々な映像・ニュースが送られてくる。NewsWeekのザガリアだけではない。それらを毎日眺めている僕たちは、かえってその感覚に麻痺してしまい、どこか他人事のように感じてしまっているのではないか。プロ野球の戦力分析ではあるまいし、嬉々として戦況を解説している軍事評論家が嫌いだ。それを見ている自分にさえ自己嫌悪を感じる。実際にそこで人が死んでいるというのに、どこか楽しんでいるとしか思えない奴ら・・・この想像力の無さはどこに起因するのだろう。この戦争を独裁者フセインを排除するためには…という一言で片付けてしまっていい問題ではない。記者たちに誤爆の説明を求められた米国防省の女性報道官は、答えに詰まって「たとえ誤爆があったとしてもそれはフセインのせいだ」といって苛立ちをあらわに席を立った。テロ組織のアルカイダが何でもアメリカのせいだといっているのと、それは変わらない。それでも、誤爆に巻き込まれている市民の姿を前にして、「それほど悪い戦争じゃない」と言うつもりなのだろうか。アメリカの空爆で死んだ3人の幼い女の子たちの写真を見た。ひとつの棺に入れられた3人の幼い姉妹の姿をみても、ザガリアは「この戦争は思ったよりもよい戦争だった。それほど悪いものではない」というつもりなのだろうか。こういう想像力の欠如が一番恐ろしい、と僕は思う。アメリカ人を始め各国の人間が、戦争を中東の問題を、自分とは遠くはなれたものとして、他人事のようにとらえていることが、今度の戦争をより悲惨なものにしている。被害にあう人びとの気持ちを少しでも考えて見ることが必要だ。たとえば、9.11の連続テロに対して、「思ったよりもひどいものじゃなかった…」といったとしたら、アメリカ人はどう感じるだろう。阪神淡路大震災の被害者に向かって、「思ったよりもひどいものじゃなかった…」といわれたら我々はどう感じるだろう。イラク戦争と9.11テロや阪神大震災被害を一緒にするな、と言われてしまうかもしれないが、そこに住んでいる人々・・・日々の生活を営んでいる人々にとって同じだ。遠い砂漠の向こうの海から飛んでくる爆弾で命を落とすことは、天災よりもひどいと感じているに違いない。今、繁栄を極めているアメリカに一番欠けているのは、貧しい国々の人びとや世界に対する想像力だと僕は思う。CNNの大本営発表レベルのTVしか見ていないと、イラクの何人もの子どもたちの命よりも、たった一人の米兵捕虜の救出作戦が大事なことだと錯覚させられてしまう。イラクの子どもたちや赤ん坊の命も、捕虜となった19歳のアメリカ女性兵士の命も、同じように尊いはずだ。そんな簡単な道理さえも我々は見失ってしまおうとしているのだろうか。ニューズウイークのザガリアに聞いてみたい。バクダッドに戦車軍が入りこれから市街戦始まろうとしている。早く終わってくれと願うことしか出来ないけれども、フセインが捕まるか殺されるかして、戦争が終わったとしても、思ったよりもよい戦争だった、などとは言わせない。
Apr 7, 2003
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戦っているうちに敵に似てきてしまうことは、勝利といえるのだろうか アメリカの宗教社会学者ロバート・ベラーが第二次世界大戦の例をあげてこう言っている。「我々が勝ったとそんなにはっきりいえるだろうか。戦っているうちに、敵に似てしまったと言う意味で、我々も敗北したのではないか。戦争初期に米国はドイツによる民間人への無差別爆撃を非難したが、戦争後半には米国が史上最も残酷な民間人への爆撃を行っていた。ドイツやドレスデンや東京を空襲し、広島と長崎には原爆を落とした。いま米国は『テロとの戦争』をしているが、テロとの戦いでも我々は敵と似てきているようだ・・・敵に似てきてしまうということは我々は本当に勝ったといえるのだろうか。」今回もアメリカは、イラクのフセイン独裁体制を国民を非道に殺していると糾弾している。彼が持つという大量破壊兵器、生物化学兵器の脅威を喧伝することに懸命だ。たしかに、フセインとその一族に牛耳られているイラクという国はまともではない。北部クルド人に使ったという生物兵器(毒ガス)によって死んだ赤ん坊の写真を見たときは震えるくらいの怒りを感じた。青ざめた赤ん坊が毒ガスにやられて眠ったように横たわっている姿が今でも頭を離れない。フセインは排除しなければならないというアメリカの主張はもっともだと思う。しかし、その赤ん坊を殺した殺人兵器をフセインに渡したのはアメリカだ、ということも忘れてはならない。20年程前、イラクの大量破壊兵器、化学兵器開発に積極的に協力していたのは他ならないアメリカ合衆国だ。レーガン大統領が就任した年にイラクイラン戦争が起こった。当時イランと敵対していたアメリカはイラクのフセインに対して軍事情報の援助や経済援助を惜しまなかった。この時相当量の細菌類がイラクに輸入されたという。恐ろしいことに炭疽菌など生物化学兵器の技術もこの時アメリカからイラクに送られたのだ。フセインが武力を拡大して中東のヒットラーになっていくきっかけはアメリカが作っているのだということを忘れてはいけない。そして、その時レーガン大統領の特使としてバクダットを訪れ、フセインと固い握手を交わしていたのが、そう、あのラムズフェルド国務長官なのだ。そう考えると、国連でアメリカがイラクの大量破壊兵器・生物化学兵器の存在を必要なまでに主張し続けたのも肯ける。自分のところでフセインに売りつけているのだから、絶対に持っていると確信していたのだろう。この辺は、ソ連がアフガン侵攻をしたときに、アメリカが積極的にアフガンゲリラを支援してビンラディン等を育てた構造とよく似ている。ビンラディンもフセインも他ならないアメリカ自身が『怪物』に育て上げているのだ。自国民に大量破壊兵器を使ったフセインは確かにとんでもない独裁者だ。だけど、北部のクルド人を虐殺した生物化学兵器はメイド・イン・アメリカの大量破壊兵器なのだ。という事実をアメリカ人はもっと知るべきだ、と僕は思う。フセインの非道を非難しているアメリカがこの戦争では、劣化ウラン弾やクラスター爆弾を使っている。劣化ウラン弾は放出される放射能によって、戦争が終わった後々にまで一般市民に被害を及ぼす恐ろしい兵器だ。赤ん坊の奇形や障害をもたすこの人道上許されない武器(すでに核兵器だとする意見もある)を使うアメリカ…湾岸戦争の時もこの劣化ウラン弾が大量に使用された。その放射能被害はイラク国民だけでなく従軍していたアメリカ兵にもおよんでいるらしい。(かつて、ベトナム戦争のときベトコン(ゲリラ)を一掃する目的で大量の枯葉剤がジャングルにまかれた。その結果汚染された水を飲んだベトナムの女性たちがたくさんの奇形児や無脳症の赤ん坊を産んだ。体が繋がったまま生まれた双生児のベトちゃんドクちゃんなども枯葉剤の影響だ。しかし未だにアメリカは枯葉剤とこれらの被害の関係性が明らかでないと主張して自らの非を認めようとしていない……今回も米軍の広報官は同じような言い訳をしている。)またクラスター爆弾も別な意味で戦後まで被害を及ぼすひどい爆弾だ。これは親爆弾の中に数百個の子爆弾を詰め込んだ爆弾だ。親爆弾が爆発して放出された子爆弾がそれぞれに目標に近づき爆発するというものなのだか、ただでさえ殺傷力が強く非道な爆弾なのに、厄介なことに、この子爆弾が一定の割合で不発弾になってしまう。この不発弾はそのまま対人地雷になってしまうのだ。だからこのクラスター爆弾が落とされたあたりは一面あっという間に地雷原になってしまうらしい。対人地雷の非道さは、カンボジアでいやというほど証明されている。戦争が終わって何年もたっても未だにかつて埋められた地雷による被害が続いている。何年も前に終わった戦争のために、子どもたちが片足を吹っ飛ばされたり命を失っているのだ。今、アメリカはこれを大量にイラクの土地にばら撒こうとしている。この戦争はバクダットが陥落してフセイン政権が倒れアメリカが勝つだろう。だけど、フセインと同じようにイラク国民をこの先何年も苦しめるようなことをしているアメリカは本当に勝ったといえるのだろうか。敵に似てきてしまったアメリカは、本当に取り返しのつかない『大きな敗北』をしているのかもしれない。
Apr 3, 2003
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機雷除去イルカ脱走米英軍が制圧したイラク南部ウムカスルの港では、人道支援物資を積んだ船が入港する前に実施される機雷除去作業に、特殊訓練を受けたイルカが投入された。ロイダー通信によると、カリフォルニア州の米海軍サンディエゴ基地に所属するイルカ3、4頭がウムカスルに到着。潜水兵とチームを組み、生来備わった優秀なソナー機能を使って水中の機雷や不発弾などの爆発物を探知、その在りかを人間に教えるという。だが、機雷探知を開始してまもなく、このうち2頭のイルカが海に出たまま帰ってこなくなった。行方不明になった2頭のイルカに単独インタビューをしたCNMのピーター・アーネット記者によると、2頭のイルカは興奮した面持ちで、「国連決議を得ていないブッシュの戦争には参加したくない」 と語ったという。
Apr 1, 2003
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