けんぶる日記
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NHKの演歌系歌番組を見ていたら、竹原ピストルが出てきて驚いた。以前、NHK-BS「玉置浩二ショー」で、玉置とのデュオによる「カリント工場の煙突の上に」を聴いて感動したのを思い出し、期待感が高まる。石川さゆり、五木ひろしらの中で、Tシャツ、ジーパンにひげ面の竹原ピストル。そんなラフな外観と裏腹に、その言葉使い・ふるまいは礼儀正しく丁寧だ。40歳という年齢を感じさせる。ピストルという芸名は、歌い手をめざしていた高校生の頃、友人が命名したのだそうだ。生放送で披露した曲は、「よー、そこの若いの」。何日か前、民放の歌番組でやってたな。何かのコマーシャルに使われている曲だそうだ。シンプルで短いアコギのイントロの後、持ち前の破壊力抜群の歌唱というか絶叫が始まる。 ♪とかく忘れてしまいがちだけど とかく錯覚してしまいがちだけど 例えば桜やひまわりやらが 特別あからさまなだけで 季節を知らせない花なんてないのさ よー、そこの若いの 俺の言うことを聞いてくれ 「俺を含め 誰の言うことも聞くなよ」 よー、そこの若いの 君だけの花の咲かせ方で 君だけの花を咲かせたらいいさリズムもテンポも一定でなく、その時の気持ちの赴くままに弾き語りが進む。曲名から「今どきの若者批判」を歌っているのだろうと想像していたが違っていた。なんとあたたかな応援歌だろう。大口を開けゆがんだ表情、腹の底から絞り出されるドスの効いた声。それだけで迫力満点のパフォーマンスだ。歌い終えた竹原ピストルは、「一生の思い出になりました。ありがとうございました!」とあいさつした。まるでNHKホールの大聴衆の前で歌って感極まったアマチュア・ミュージシャンだ。このあいさつを目の当たりにして、竹原ピストルのこの曲は、若者への応援歌であると同時に、「こんなアマチュアっぽい40歳の歌い手がいてもいいじゃないか」という思いを込めた自分自身への応援歌でもあるのだろうと感じた。久々に存在感を感じさせる歌い手だ。応援したいと思う。最後に一句。 「 花吹雪 揺する不惑の 応援歌 」
2017.04.09
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