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NHKのBSで放送しているドラマ「定年女子」が面白い。役職定年を言い渡され会社をやめたキャリア・ウーマン、目の下の隈が気になり辞職したキャビン・アテンダント、校長への昇進試験に合格したものの母親の認知症介護に翻弄される小学校教師・・・・53歳の女性たちの人生後半の奮闘がコミカルに描かれていて楽しい。前置きが長くなったが、そのエンディング・テーマが竹内まりやのなつかしの名曲「もう一度」なのだ。彼女のベスト盤「Expression」(上掲写真)の曲目解説を見たら、「もう一度」は、84年のTBSドラマ「くれない族の反乱」の主題歌として発表された曲だった。竹内まりやって、ドラマの主題歌で名曲をたくさん書いて歌っている。「シングル・アゲイン」と「告白」は火曜サスペンス劇場、「家に帰ろう」は「木曜日の食卓」というホームドラマの曲。「純愛ラプソディー」はドラマ「出逢った頃の君でいて」、「カムフラージュ」はドラマ「眠れる森」、「真夜中のナイチンゲール」はドラマ「白い影」、「幸せのものさし」はドラマ「Around 40~注文の多いオンナ」たち~」・・・・などなど。どれもポップな名曲だ。竹内まりやの曲を聴き直して見て思うのは、これらの楽曲が単純明快なメロディーと無理のない曲構成による極上のポップスになっているということだ。そしてそれらのポップスが今も魅力を放っている。そこには、それらをアレンジで磨きあげている旦那さん=山下達郎の貢献も大きい。「もう一度」は、竹内まりやが、結婚・出産による休業からカムバックした第一弾の曲だったそうだ。彼女にとって文字通り「もう一度」音楽活動に戻り、シンガーソングライターとしてのその後の活躍の第一歩ともなった記念すべき曲だということになる。それにしても、1つの楽曲が、TBSとNHKの2つのドラマに使われるというのは異例だ。30年以上前のドラマだから時効が成立して今回のドラマへの使用が許されたのだろうか・・・・?今晩が「定年女子」の最終回。どんなエンディングを迎えるのだろう?そしてその時に流れる「もう一度」はどんな風に響くのだろうか?最後に一句。 「 定年や 西瓜ほおばり 『もう一度』 」
2017.08.27
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スキマスイッチのセルフカバー・アルバム「リアクション」をじっくり聴いた。このアルバムのセルフカバーのユニークさは、単に自らの曲を違ったアレンジで録音し直すというのではなく、1曲1曲を自分たちのリスペクトするミュージシャンや音楽仲間に選曲・アレンジをお願いし、口は一切出さないというところ。(ボーカルは、スキマスイッチの大橋卓弥が担当)なので、ミュージシャン1人1人がスキマスイッチのどの曲をどんなリアレンジで聴かせてくれるかというのが興味深々。そしてそこにミュージシャンの個性や主張もわかるという仕掛けもある。1曲1曲、スキマスイッチの原曲と比較しながら聴く。原曲をベースにしながら現代的なアレンジを加えたものも何曲かあるが、大胆なアレンジで原曲がすぐにイメージできない曲もある。それこそがこのアルバムの企画意図だったんだろうけど。「ゴールデンタイムラバー」は、ライムスターのリアレンジによってラップ・ミュージックに変身していた。「僕と傘と日曜日」は、オリジナルラブ・田島貴男の手にかかって、ホーンも入ったまるでオリジナルラブの持ち歌のような曲になっていた。「ふれて未来を」は、真心ブラザーズによって、ゆったりとしたソウル・ナンバーとして蘇った。「冬の口笛」は、SPECIAL OTHERSというインストバンドが、リラックスした小粋で都会的な曲に仕上げていた。スキマスイッチの代表曲「奏(かなで)」は、なぜか唯一スキマスイッチ自身がリアレンジを担当。原曲にはなかったドラムとストリングスを取り入れていた。誰かにお願いしたらもっと新しさが出たのでは・・・。それともお願いしたミュージシャンが誰も選曲しなかったので、自分たちでトライしたのかも。驚いたのは、KANが、20曲以上のスキマスイッチの曲をつぎはぎして、「回奏パズル」という全く新しいバラードを作り上げてしまっていた。つぎはぎ感は全くなくいい曲に出来上がっていたのには感服。KANって天才かも・・・。そんなスキマスイッチの楽曲の魅力を再発見できる楽しいアルバムの私のベスト1は、奥田民生のアレンジによる「全力少年」だ。ポップスの名曲が見事にロック音楽に変わっていた。ギター、ベース、ドラムから、パーカッション、コーラスまでを奥田民生自らがやっているからか、まるで彼のソロ・アルバムを聴いているような錯覚に陥った。アレンジ1つで、楽曲はこんなに変わってしまうのだということを改めて実感。というわけで、スキマスイッチのセルフカバー・アルバムは雨がつづくお盆休みのよきリラックス・タイムのお供をしてくれました。機会があったら聴いてみてください。最後に一句。 「 盆休み 『全力少年』 外は雨 」
2017.08.17
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スガシカオがさいたまスーパーアリーナで自らの活動20年を記念するコンサート「スガフェス」を行なった。そのライブの模様を伝えるWOWOWの番組を見た。豪華ゲストのライブを交えた4時間に及ぶ番組だった。ゲストは、怒髪天、Mr.children、UNION SQUARE GARDEN、ポルノグラフィティー、水樹奈々、高橋優・・・・。スガシカオが「ミュージシャンズ・ミュージシャン」であることを証明する豪華な顔ぶれだ。スガシカオの音楽世界は唯一無二だ。ちょっとマニアックな雰囲気を醸すファンク・ミュージックだ。大手の事務所やレーベルに属していたら続けられないタイプの音楽だよね。そういえば5年くらい前、彼が事務所を離れて一人で活動を始めた頃、突発性難聴を発症した。たぶんストレスが原因だったのだろう。その後持ち直した今も変わらぬ独自の音楽を続けているところがミュージシャン仲間のリスペクトを集めている所以なのだろう。そんなストレスフルな苦難を乗り切って迎えた20年記念ライブは、心からライブを楽しむスガシカオの姿が終始あった。大いに歌い大いにギターを弾いていた。彼のギターってカッコイイよね。「ドキドキしちゃう」のリードギターは圧巻だ。ゲストとのコラボによるスガシカオ・ナンバーが興味深かった。怒髪天との「夜空ノムコウ」、Mr.childrenとの「ファスナー」、ポルノグラフィティーとは、なんとメドレー・・・皆、スガシカオの曲が好きなんだなあ。スガシカオの曲ではないけど、高橋優と山村隆太(flumepool)との3人のアコギ・コラボによる福山雅治の「家族になろうよ」が、胸に沁みた。音楽仲間たちとのコラボ・ライブ、参加ミュージシャン全員による「したくてたまらない」のエンディング、そして超満員の聴衆・・・・・・ミュージシャン冥利に尽きると言えるよね。51歳のスガシカオのこれからをフォローしようと思う。最後に一句。 「 原爆忌 シカオのファンク 爆発し 」
2017.08.12
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