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加藤登紀子のコンサートに続いて、高崎音楽祭へ。コンサートのタイトルは「松井常松 ナイロンナイツ PREMIUM」。松井常松と言ってもピンとこないと思うけど、伝説のロック・バンドBOØWYの元ベーシストといえばわかる人が多いと思う。その松井常松のアコースティック・セッション・ライブなのだ。BOØWY解散後の彼の音楽活動をまったくフォローしていない私にとって、今回のライブはまったくの道の世界。どんなライブが展開するか興味津々だ。開演時間にやや遅れてユニットのメンバーがステージに現れた。ギター、パーカッション、ピアノ、バイオリン、そして松井常松。ベーシストがいないのが面白い。最初の曲は「時の渚」という曲。ミステリアスな雰囲気の曲だ。バイオリンがその雰囲気を助長する。松井はボーカルに専念。割と甘い声質。オリジナル曲を数曲やった後、BOØWYの曲を2曲。「ビリーブ」と「メモリー」。客の拍手が一段と大きくなる。しかたないよね、皆が知ってる曲だし・・・。私の隣の若者2人組も「もっとBOØWYの曲をやってほしいな。」と言っていた。解散して30年も経つのに、いまだにBOØWYには根強いファンがいるんだなあ。群馬はバンドの出身地でもあるし・・・・。松井常松はどう感じてるのだろう・・・?「メンバーには無断で歌っているんです。」と言って、客から笑われていたが・・・。休憩をはさんで2部は、松井常松1人の弾き語りからスタート。明るくアップテンポの曲が多い。松井のギターは、技巧派ではないがストロークが正確でテンポのやリズムが狂わない。さすが元ベーシストだ。2部でもBOØWYの曲を披露した。「ライク・ア・チャイルド」と「レイン・イン・マイ・ハート」。「ライク・・・・」は、松井常松が作詞した曲だそうだ。アップテンポの明るい曲でライブを締めくくった後のアンコールの際にハプニング(演出?)があった。スタッフがケーキを持って現れたのだ。そしてバック・バンドが一斉に「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を歌いだす。あっけにとられる松井常松。このライブの1週間ほど前の9月8日が松井常松の57歳の誕生日だったのだ。こういう時の当人はどんな気分なのだろう?嬉しいんだろうけど、年齢がばれるのもややはずかしいかも。アンコール曲は「明日が日曜日」。ポップな楽しい曲だった。曲名通り明日が日曜日ならいいなあと思いながら、台風が接近する雨の中、高崎駅に向かった。明日は月曜日。仕事に行かねばならないのだ!最後に一句。 「 台風や ナイロンナイツ 外は雨 」
2017.09.25
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加藤登紀子のコンサートを聴きに行った。場所は高崎市にある群馬音楽センター。9月はじめから1ケ月間行われている「高崎音楽祭」の出し物の1つ。「百万本のバラコンサート」と銘打たれたコンサートは彼女の弾き語りではなく、地元が誇る群馬交響楽団との共演。加藤登紀子をナマで聴くのは初めての私。果たしてどんなステージになるのやら・・・。客席を見回すと年配の男女ばかり。平均年齢は65歳といったところか。イケメン大友直人が指揮をする群響の演奏をバックにおときさんがドレス姿でステージに登場。オープニング曲は「LOVE LOVE LOVE」。つづいて「百期百会」。初めて聴く曲だ。そして名曲「琵琶湖周航の歌」。客席のオールド・ファンが湧く。その後。彼女の初期のヒット曲「一人寝の子守歌」を弾き語りで披露。なつかしい。やっぱり、おときさんは弾き語りが似合っている。地元高崎出身で17歳で亡くなった詩人=山田かまちの詞に彼女が作曲した「生きる」という曲が興味深かった。今年7月にCD録音されたばかりの新曲だ。アレンジを担当した千住明が客席からステージに上がり、おときさんとクロストーク。わざわざこのコンサートのためにやってきたのだろうか?休憩後の後半は、シャンソン歌手=エディット・ピアフの名曲をたてつづけに歌っていく。「ラビアン・ローズ」「名前も知らないあの人へ」「愛の賛歌」。ピアフの歌入り芝居に出演していたというだけに、歌いなれていて、しかも味わい深い。おときさんにこんな一面があることを初めて知った。そして後半最後の曲は美空ひばりの晩年の曲「終わりなき旅」。へえ、そうきましたか。確かにおときさんって美空ひばり声質に似てるかも・・・。アンコールはまず「知床旅情」。そうだよ。この名曲を歌ってもらわないと・・・。そしてラストにようやくコンサートのタイトルにもなっている「百万本のバラ」。群響に地元の男女150人からなる「高崎第九合唱団」が加わっての大合唱!その盛り上がりとともにコンサート終了。なかなかの演出じゃん。歌手生活半世紀のベテランだけあって、安定感のある堂々の歌いっぷり。あっぱれ、おときさん!しかも演出や選曲、MCなども練れていてさすがのコンサートでありました。おまけ情報。最近出て売れている桑田佳祐のアルバム「GARAKUTA」の中に、「百万本の赤いバラ」という曲を発見。聴いてみたら、加藤登紀子の歌う「百万本のバラ」とは何の共通点もないミディアム・テンポのポップな曲でありました。最後に一句。 「 曼珠沙華と 百万本の 薔薇に酔い 」
2017.09.16
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長渕剛が5年ぶりにオリジナル・アルバムを出して話題になっている。長渕剛と言えば、「順子」「乾杯」などの弾き語りの名曲や、ドラマ主題歌「とんぼ」、最近では「幸せになろうよ」など、メロディーメイカーの印象が強い。(剛ちゃんごめん、そのくらいしか知らないんだよね)でも、このニュー・アルバムには人間臭い叫びが充満する力強さを感じる。特にアルバム表題曲になっている「BLACK TRAIN」がいい。アルバム発表を記念する武道館ライブの生中継をWOWOW で見た。オープニング・チューンは「BLACK TRAIN」。口笛とブラスによるイントロが何かが始まるワクワク感を巻き起こす。「順子」のようなフォーク・ソング的メロディーが見事にミディアム・テンポのブラス・ロックにアレンジされている。 ♪カネにまみれた Black Train きのう俺は代議士に真っ赤な血をひっかけた 最後の階段を登る俺 目隠しされた死刑囚みたいだ そしてマスメディアの拷問 だまくらかした闇夜の列車 たたっ切られた首 こきつかわれて 踏みにじられて 一人で泣いた夜・・・・得体のしれない怒り、叫びが発せられる。 ♪ウィ ウィ ウィ ウィ・・・アオ アオ アオ・・・ザク ザク・・・・歌詞の随所に謎めいた擬声語・擬態語がちりばめられ、曲の印象を強化する。10年後、20年後に歌い続けられる曲かどうかはわからないが、いいロック・ナンバーだと思う。長渕剛は今年61歳。私より1歳年上だ。生中継の彼は引き締まった筋肉質。普段から鍛えてるんだろうな。昔のロック・ミュージシャンなら、「30歳以上に人間は信用するな」などと口走って、酒やドラッグをやり続けただろう。しかし今は違う。60歳を超えても活動を続けステージに立つためには、体を鍛えていなければならない。弛緩した肉体だと聴衆に信用されないのだ。あの桑田佳祐は数年前から禁酒しているそうだ。ミュージシャンの私(?)も肝に銘じて日々を送らねば・・・・。武道館ライブでは1つのハプニングがあった。ニュー・アルバムからの曲につづいて「とんぼ」が歌われた時、その途中で長渕が歌詞を忘れたのだ。その時聴衆はすかさず声を張り上げて歌い、それによって長渕は再び歌い始めることが出来た。いいシーンだった。ファンってありがたいよね。だからミュージシャン稼業はやめられないのだ。こうしたファンのためにも体を鍛えていい曲を歌い続けてくれよ、長渕先輩!最後に一句。 「 長渕は 闇夜の列車 秋刀魚焼く 」
2017.09.10
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スピッツのオールタイムベスト「CYCLE HIT 1991-2017」が売れている。ピンク色のジュータンの上にカラフルなボタンが並ぶというかわいげなジャケットとは裏腹に、スピッツというバンドがやわなポップ・バンドではなくロック・バンドであるということを再認識させてくれる3枚組だ。スピッツと言えば、エレキギターによるアドナインス系のアルペジオ・コードと重量感・ドライブ感にあふれるドラムとベースに乗って歌われる草野正宗のハイトーン・ボーカルが売りだ。そしてこの「売り」を四半世紀を超えてもメンバー・チェンジなしで続けているというのは賞賛に値する。そんなスピッツの魅力を満喫できるアルバムだ。10年ほど前、アコギ弾き語り2人のユニットを組んでイベントや音楽祭に参加して活動していた頃、よくスピッツの曲をやっていた。「スパイダー」「ロビンソン」「空も飛べるはず」「青い車」「涙がキラリ☆」「君が思い出になる前に」「君は太陽」・・・・どれもメロディアスな名曲でコード進行もシンプルで弾き語ってて気持ちがよかった。ただボーカルのキーが高いので歌うのがしんどかった。でも本当はちゃんとバンド編成でコピーしないと、ロックバンド=スピッツの本領を発揮できないよね。デビュー・シングル「ヒバリのこころ」から、今年4月からフジテレビ「めざましテレビ」テーマソングとして使われている「ヘビー・メロウ」までの45曲を聴いて思うのは、スピッツの音楽はシンプルでパワフルであるということ。メンバーは今年50歳になるが、デビューの頃のみずみずしさを失っていない。草野正宗のハイトーン・ボイスも変わらぬ光を放っている。これからも変わらぬ魅力的な曲を聴かせてほしい。これまでちゃんと聴いたことのなかった「ホタル」と「春の歌」が特に気に入った。バンド編成でコピーしたいなあと思っちゃいました。1つ謎がある。45曲中1曲だけオリジナルでない曲があるのだ。それも、78年に発表したシンガーソングライター原田真二のヒット・シングル「タイム・トラベル」なのだ。シングルとしては発売されなかったが、フジテレビのドラマ主題歌に使われたのだそうだ。ちょっとスピッツ的な楽曲じゃないよね。バンド編成にはないアコースティック・ピアノがフィーチャーされているし・・・。なぜこの曲をスピッツがカバーしたのかは不明とのこと。最後に一句。 「 スピッツや 秋風に舞う ロビンソン 」
2017.09.04
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