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26日から天日坊でもお馴染みの関根真理さん。
25日までの藤井珠緒さんと交代。
遠くから聴こえた時も良かったけれど、
2幕目と3幕目はJazzで始まる「切られの与三」
ピアノのDr.kyOnさん、真理さんはゴキゲンな演奏。
附け打ちさんが絶妙に合わせているけれど
アップライトのピアノから上手は見えないはず。
それでもこのクオリティ。音楽チームの絆を感じる。
「どうぞ叶えて」の小唄が流れる時も合わせて体を揺らしていたり
「お富さん」のメロディーも取り入れて下さったり、
邦楽への敬意も感じられ、粋でチャーミングな皆さまです。
今日も、与三郎はお富と出会い、別れ、走り抜けていきました。
梅枝君のお富、聖女とは言わないまでも、悪女には思えなかった。
九次に「何の遠慮があるものか。お富と与三さんの仲じゃないか」
と言われて、そうだねって納得するところ、
えー、そんなことあるの?
それってどういう意味?と私には受け入れがたいけれど
「そうだよ、ね、与三さん」と合わせられるお富の柔軟性は
計算ではなく、マタ・ハリやカルメンと同じく
ファム・ファタール(運命の女)しか言いようがない。
お富は目の前の相手にいつも誠実だから、相手の男性にとっては
そりゃあ良い女なのでしょう。フリではなくいつも本音の気がする。
本気と言えば、与三郎は逃げたフリ、走ったフリでなく
全力疾走。女方では決して見せない足で、縦横無尽。
近くで観たら、萬ちゃん、島で囚人を管理するお役の時は
厳しい表情でいつものさわやか萬ちゃんと違ったし、
ベテラン揃いのお役人の中でも堂々と立派。
与五郎さんとしての出番はさほど多くないけれど、
口跡の良さと、自分のために身を引いた兄を気遣う
哀し気な声がいつまでも耳に残った。
今日は会いたくて会えずにいた人が偶然、後ろの席。
ようやく会えたから その意味でも忘れられない日。
おひさまみたいな大きな笑顔の人でした。
彼女も勘三郎さんがつないでくれたご縁。
走る勘三郎さんを思い出させる与三郎の姿を堪能。
最後にこんな良い席で観られてカンゲキ!
(シアターコクーン、いつもニコヤカに
観劇後のお客様の感想に耳を傾ける
串田監督のお姿があります。
今回はタイミング悪かったようで
一度も機会がなく、
与三、3回目にして初めて
串田ご夫妻をお見かけしました。
お元気そうなお姿が見られて、
それもウレシ!)
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