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◆初見。 見逃した名作はあまりにも多すぎて、人生の残り時間を考えると、 焦りを覚える日々である。 リアルなガン捌きに定評のある三橋達也が主演ではあるが、 八千草薫の美しさばかりが目立ってしまう。 特撮ものというより、サスペンス作品と呼んでも差し支えない程 ストーリーもしっかりしている上、物悲しさがある。 ガス人間を演じる土屋嘉男は、私にとっては「七人の侍」での 村人と、「激闘!マッドポリス80」の初代キャップであり、 昨年まで存命されていた。 土屋氏の著作「クロサワさーん!黒沢明との素晴らしき日々」も 今回入手した。 東宝が真面目に(予算をかけて)作っていた作品には、こういう 印象に残る作品が目白押しである。
2018/07/31
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◆「日本車“スバル・インプレッサ”が公道でアメ車と対決! ドラッグレースに全てをかける父親と息子の姿を描くカー・アクション。」 という解説に惹かれてCSのムービープラスで録画~鑑賞。 CSではアライサム(B級専門会社)特集などが組まれたり、B級作品の 良い狩場になっている。 本作も完全なB級作品でありながら、この満足感はなんだろう? そう「ベスト・キッド」のレース版なのだ。 B級映画だった「ロッキー」をさらになぞったB級映画「ベスト・キッド」を さらにさらになぞったのがこの作品なのでは? ということは、おじいさんは「ロッキー」であるわけで、そりゃ面白いはず。 B級映画万歳!
2018/07/30
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◆若い頃、リドリー・スコットの描く近未来都市の暗さに引いてしまい、 途中までしか観ていなかったが、続編がWowowで放送されたので、 「エイリアン祭り」の余波で通して観ることにした。 ふ~ん、こういうお話だったのね・・・。 自己認識に関するSF作品は多いが、生き死にが関わってくると切実で、 ここまでドラマが膨らむわけね。ふむふむ。 観終わってラストの解釈でネットを検索すると、まあ、あるわあるわ。 エイリアンシリーズもそうだが、リドリー・スコットさんは、御自分の 年齢を考えて、取敢えず各作品に「解答」を出して欲しいと思うのは 私だけだろうか?
2018/07/29
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◆子どもの頃から何度も見て来た映画だが、CSでHDリマスター版が 放映されたので、家族にも見せたくてホームシアターで今一度。 友人たちと笑い飛ばしてきた「地球の軌道を変える」などのSF設定が 実は当時の東大教授らの監修のもと行われたことを知りビックリ。 (唯一、ゴラスが接近し月が吸い込まれたのに地球が無事なのは 物理的にNGということらしいが) いや~半世紀にわたり失礼いたしました。 さて改めて観ると、ゴラスに遭遇し非業の最期を遂げる田崎潤の 渋い演技、大好きな池部良の生真面目なリーダー役、そして、 この夏「東宝お色気担当」だったと知った白川由美の若々しさ など、子供の頃とは全く違う視点で楽しむことが出来た。
2018/07/28
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◆恒例の夏祭りでのシューティングレンジ。 10年以上ほぼ固定していた運営方法を今年から大幅変更。 ・料金無料化:主催者側都合によるもの。 ・景品(参加賞)なし:無料化に伴う措置。 ・同時射撃数は削減:上記により客数が大幅減と予想されたため。 店舗運営担当も、部門単位から「有志」に変更した。 スキルの高いメンバーが続々と定年退職してしまい、また、 毎年の盛況に「参加したい」という希望者も居たためである。 今回明らかになることは、毎年千人来てくれていたお客さんが 「景品目当て」だったのか、「撃ちたかった」のか来店動機の内訳だ。 大幅に客数が減ると思って気楽に構えていた我々の予想は、いい意味で 大きく裏切られ、例年通りの行列となり、大いに焦った。 何しろ銃の数を半分に減らしてしまったので、捌けないのだ。 途中、あまりの行列に新規に並ぶ方を制限する始末だ。 それでも、さすが「有志」である。 例年以上に迅速な客捌きで、600~700はこなしただろう。 お客様の技量も高く、今年も女の子はうまい子が多かった。 毎年数名、車椅子のお客様が来る。今年もお母さんと一緒の子が来て、 初めてらしく試行錯誤して撃っていた。 「これなら座ったまま遊べるでしょ」 エアガンシューティングの愉しさが、また広がった。 さすがにバテた分、有意義な祭りだった。
2018/07/27
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◆毎年恒例、テーマを決めての「プチ合宿」状態を目指す夏休み。 今年は、他の稽古メニューに時間を取られ相対的に少なくなった ウォーキングを日に10km以上行うことと、手足に装着する錘を 活用する方法を確立することを目的にした。 もちろん、普段のメニューはそのままこなす。 食事面では「ごはん」を徹底的に少なくし、2kg以上の減量も目指した。 ウォーキングはあまりの暑さに出発時間がどんどん早くなり、ついには 「走れ歌謡曲」を聞きながらの時間帯になった。 涼を求めて海岸線を歩いたが、全然涼しくない(苦笑) 錘(ウェイト)を巻いて歩いたり、片方3kgを足に巻いての蹴りなど 高校時代以来のトレーニングを試行錯誤したが、いくつかの方法では 効果が高いと再確認した。 高校時代は、鉄下駄などで蹴りを鍛えたりもしたが、今はもっと細かく 技のプロセスを分解して鍛えている分、効果が高くなる。 連日、吐き気がするぐらい鍛えたおかげで、体重も3kg落ちたが、 「ごはん」(白米)をほぼゼロにした分、疲労が蓄積した。 連休が明けてから、ご飯の量を少し増やしたが、体重は維持でき、 疲労回復具合が劇的に改善された。 なかなか得るものの多いプチ合宿で、愉しかった!
2018/07/26
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◆ノーマークだったこの作品をDVDで購入して鑑賞することになったのは、 「『さらば宇宙戦艦ヤマト』の『原型』がこの作品にある。」という情報を 得たからなのだが、なるほど、両作品の監督である舛田利雄の描きたいもの は共通していると感じた。 一部のプロットは確かに酷似している。興味深い。 作品そのものも面白く、石原裕次郎はともかく、二谷英明、大坂志郎、そして 渡辺美佐子がハマり役で大満足だ。 学生時代、バイト先で知己を得た方が南方戦線を経験しており、彼から聞いた 兵隊さんたちの日常生活の一端もそのままのイメージで描かれているなど、 変な思い入れで一方通行の作品に落ちることなく、まさに娯楽作品としての 大作として楽しめた。 DSCF0145 posted by (C)kirk1701
2018/07/25
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◆いきなり表紙が「オートマグ」 「さすがにネタ切れか~」と思いながら頁をめくると、 「オートジャム」と揶揄されたオートマグには実は設計段階で 既に不備があり、今般、その弱点を改良設計してリニューアル、 という「ものづくり」ストーリーの特集だった。 ちなみに、旧型ユーザーもアッパー部分とマガジンを交換すれば 快適な連射が楽しめるそうな。 家電製品や情報関連機器など、問題点が解決・改良される前に ライフサイクルを終えてしまう「もの」に囲まれている昨今、 こういうロングテイル商品が半世紀近く経ってリニューアルされる というのは、銃器の世界のひとつの面白さかも知れない。 逆に先般のHPのように、姿を消そうとしているものもあるが、 それだって一般の工業製品に較べれば、なんと長寿なことか。 その実銃の「人を傷つける道具」という側面を取っ払い、純粋な 玩具として細々ながら未だに生産・流通しているモデルガンもまた、 私にとっては「工業水準の高さが生み出した工芸品」として、 素晴らしいものだと思う。 なんて自身の趣味に正当性を持たせつつ、ふと棚を見上げると、 6個ぐらい並んだMGCのオートマグの箱が。 発火させてジャンク化した時のために、コツコツとオクで 揃えたものだ。 何のことはない、使い捨てのつもりかよ(笑)
2018/07/24
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◆CSで何度か録画していたのだが、 ・ケースのデザインの良さ ・付属小冊子の内容が非常に充実 ・「総集編」が収録されている などの理由で結局購入することにした。 BDが出るのを待っても良かったのだが、リメイク版が クライマックスを迎える今、愚息やその友人との 「勉強会(=イッキ見)」もあり、今が買い時と判断。 内容は何度も観たものだが、劇場版と異なり終盤、地球で ヤマトとコスモタイガーが都市帝国に仕掛けるシーンは何度 観ても鳥肌モノだ。 パチンコ(パチスロ?)でこのシーンがリメイクされたことが あるが、あれも素晴らしかったなぁ。 DSCF0140 posted by (C)kirk1701
2018/07/23
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◆劇場版と最近始まったTVリメイク版がなかなか良くできている 上に、劇場版ではオリジナル版の出演者のカメオ出演や、主題歌が 口ずさまれたりと、オリジナルが是非観たくなってきた。 ちなみに、私が当時、デザインで敬遠していたMGCのM-16A1を 購入する気になったのはこのドラマがきっかけである。 さてさて探してみると、シーズン1のDVDセットが販売されていた。 残念ながらシーズン2は未発売のようで残念・・・と思ったら、CSで 有料再放送と来た。やるじゃね~か! (笑) ドキドキしながら観てみると・・・少なくとも序盤は記憶通りのどちら かと言えば人間ドラマに仕上がっている。 DSCF0144 posted by (C)kirk1701
2018/07/22
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◆「哲学SF」なんて分野があったとは知らなかった(笑) 異星人とのコンタクトものでは、我々の世代では「未知との遭遇」は 宇宙船の中が見れるというバージョンも含め、わくわくしながら劇場に 足を運んだことがなつかしいが、この作品は淡々としたシーンが続く。 異星人を最初に観た時は「バ、バイラスっ!」と思ってしまったのは 家族でも私だけだったようだ(苦笑) この作品では、「時間は流れるものではなく、過去も未来も既に確定 したロールケーキのようなもので、我々はそのひとつの断面を現在と 認識している」という理論を採っている。 この辺りが非常に分かり易く描かれた脚本のおかげで、鑑賞後にもやもや した気分の残らない作品となっている。 劇場版「S.W.A.T」のジェレミー・レナーの学者役もなかなか良い。
2018/07/21
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◆ドン・シーゲル監督、スティーブ・マックイーン主演。モノクロ作品。 ジェームズ・コバーンと、「ビヨンド・ザ・シー」などで有名な歌手、 ボビー・ダーリンも共演している。 (ちなみにボビー・ダーリンは大好きでレコード・CDも愛蔵) 昔見た映画なので、結末は知っていが、一匹狼キャラのマックイーンは 相変わらず恰好いい。 今回の彼の相棒は「グリース・ガン」 マガジンを3本、上下互い違いにテープで巻き、周囲の兵士とは差別化 した、ちょっと身体を傾けた走り方で戦場を駆ける。 不発が多いようで、盛んにボルトを引いている。 改めて観て、独軍側の砲撃シーンなど、「コンバット」同様に記録 フィルムが挿入されていたりと、完全なB級映画だが、ボトルショーに 近い設定で、男たちのぶっきらぼうな優しさが良く描かれている。
2018/07/20
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◆この再販シリーズ、もう逃げられなくなっている(苦笑) 届いてみると、コミックは既に持っているもので、なおかつ一部は DVD化(「謀略運河」だったか)されているものだ。 絵のあまりの酷さに途中で挫折してすべては見ていないが。 要は2巻で発行されていたものを、1巻にまとめ、連載時にカラー だった頁がカラーで収録されているだけのものだ。 これで2,700円はちょっと高い・・・が、本日予約を入れた 「地獄の神話 生原稿 下巻」は7,000円近い(爆) ま、掛かる手間(人件費)と想定販売部数を勘案すれば、この程度 になるのだろう。 ま、ついていけるところまで行こう! DSCF0138 posted by (C)kirk1701
2018/07/19
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◆2016年の作品。アカデミー脚本賞受賞作。 Amzon Primeでウォッチリストに入れて久しく、やっと鑑賞。 監督・脚本は「アナライズ・ミー」などの脚本を手掛けた ケネス・ロナーガン。 冒頭、航行する船を斜め前から撮ったシーン。 どうやってシンクロしたのか?見応えのあるシーンだ。 ネタバレにならない程度に書くのが難しいが、「何一つ解決しない」 人間ドラマが続く。 随所に入ってくる人口5,000人程度の港町のカットは秀逸。 連休の「エイリアン祭り」に慣れてしまった脳みそでは、この作品の 良さがいまひとつ理解できない。 あの三枚の写真、内訳ががどうなっていたのか???
2018/07/18
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◆「プロメテウス」の続編。そして「エイリアン」前日譚。 「前日譚ではなくリブート」とという情報も流れている。2017年公開。 正直、オリジナルとの「接続性」が気になるほど、「エイリアン」に 思い入れはないし、既に2作公開されいてる、「AVP」でエイリアンの 起源については触れられており、無理に整合性を持たせる気も、本作も 監督したリドリー・スコットにもなさそうだし。 何より我が家では「AVP」が大うけで完全に認知されており、今更、 「あのエイリアンがプレテダーの獲物かよ!」という爆笑衝撃を なかったことにはできないのだ(笑) 前作登場のマイケル・ファスベンダーは今回はさらに重要な役で出演。 そして名作「君が生きた証」のビリー・クラダップまで! さらに今回のヒロインはキャサリン・ウォーターストン・・・どっかで 聞いたことのある名前だと思ったら、名作ドラマ「ロー&オーダー」の サム・ウォーターストンの娘ときた。 以上の配役については、鑑賞中に家族の誰かが気づく。 「あれっ?この人?」に始まり、延々と記憶を辿り、最後はネットで 確認するのだが、ある程度の本数を鑑賞していればこその愉しみである。 さて、本作。ホラー映画はあまり好きではないのでSF映画寄りのシーンで それなりに楽しむことができたが、正直、辻褄の合わない点が幾つか 気になり「やはり『前日譚』ではなくリブートなの?」とも思ったが、 ネットで調べてみると、まだまだ続編「エイリアン:アウェイクニング」 が企画されたり、ボツになったりしているみたいなので、要はスコット監督 の寿命と根性次第、といったところか(笑) さらにプロローグ動画も幾つか公開されており、多少の補足にはなる。 https://youtu.be/XeMVrnYNwus https://youtu.be/B4Cmf4BuNgg もう、付き合うしかないだろう(笑)
2018/07/17
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◆「エイリアン」の前日譚。2012年公開。 監督は第一作「エイリアン」以来久々登板のリドリー・スコット。 この作品の公開時点で続編『エイリアン/パラダイス・ロスト』が既に 企画されており、それが2017年の『エイリアン:コヴェナント』となる。 実はこの作品、数年前に冒頭のみ観ていたのだが、「『エイリアン』に に直接つながるわけではない。」というスコット監督のコメントをどこか で読んでいたので、先送りにしてしまっていた。 老境に入ったスコット監督の哲学的作品になっていると勝手に思い込んだ こともある。 今回『エイリアン:コヴェナント』を観るにあたって、その前作である この作品も改めて真面目に鑑賞した。 結果・・・いや~失礼しました。スコット監督!素晴らしい! オリジナルから30年以上を経て、総合芸術である映画そのものが非常に バランスが取れており、2時間、ダレることなく楽しむことが出来た。 その上で期待した「謎解き」も絶妙にワクワクさせてくれる。 そして、つい先日、我が家を感動させてくれた「光をくれた人」の主演、 マイケル・ファスベンダーが重要な役で出演。 これ、順番が逆だったら、感想も変わってしまったかも知れない。 2回、3回と観たくなる作品である。
2018/07/16
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◆ボクシング目当てにWowowは契約してきた。 タイソンvsホリフィールドはまだビデオ時代だったが、録画した テープは今も保存している。 3R、流れの中で出したパッキャオのアッパーでマティセがダウン! タイミングなのでダメージはないが、パッキャオは乗りに乗る。 39歳とは思えない仕上がり具合の肉体でチャンピオンのマティセを 試すように、「技巧派(私はパッキャオをそう評価している)」らしく、 様々なパンチを試す。 7R。もう一度パッキャオが3R効果的だったロング・アッパーを 出したところにマティセの顎があった。 マティセが前に出ないでメイウェザーのように距離を取ったら、 このKOはなかったと思う。 以下私の想像だが、マティセ陣営は、パッキャオは全盛期ほどの スピードはなく、ましてやアッパーなんて多用してくるとは思わな かったのだろう。 この戦い方、タイソンに対したホリフィールドの闘い方に酷似して おり、パッキャオ陣営の研究が奏功した試合と言えよう。 噛み合ってしまったが故のKO決着。 どちらも素晴らしいボクシングを体現してくれた。拍手!
2018/07/15
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◆シルベスター・スタローン,ロバート・デ・ニーロそして我が ハーヴェイ・カイテル競演のサスペンス。 スタローンはちょっとうらぶれた保安官を演じるために、身体が だぶついたままで出演。 他に高額ギャラの役者を呼ぶために、ギャラ返上で臨んだとか。 デ・ニーロは裏表もないまともな役なのは仕方ないとして、 カイテルは、痛快なぐらいの徹底した悪役がハマりすぎ! 作られた演技とは思うのだが、どうしても「コイツ絶対悪い奴だ」と 観る側に思わせてしまう雰囲気の出せる彼のような役者こそ、天性の 役者だと思う。 デ・ニーロのように徹底した作り込みで役を仕上げる役者も素晴らしいが、 カイテルは、なんか地のままでやっているような奔放さが良い。 腐敗した市警察対正義の保安官、という図式だが、「ランボー」のような 大暴れもなく、ヘロヘロの中年保安官が頑張るこの作品、終盤など、 橋をうまくあしらったカットも秀逸だ。 ま、何より3人の俳優をまとめて観れるお得感で評価できる佳作。
2018/07/14
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◆平日の毎朝聴いている「おはよう寺ちゃん活動中」の6時ちょっと前の 映画紹介コーナーで昨年紹介されたのを憶えていた。 ベタなタイトルと、あらすじが対照的なことに興味を持った。 さてどんな作品かと、先日購入したポータブルプレーヤーを プロジェクターに接続し、上映開始。 ・・・もう、冒頭の風景描写だけで期待満点。 孤島に立つ灯台。夕暮れの海。全てが丁寧に美しく撮られている。 あそこに籠って稽古と天体観測に明け暮れたい!なんて思った。 第一次大戦後の時代設定だけに、調度品などの小道具はもちろん、何度か 登場する万年筆もいい感じ。 主人公が使っていたのはアウロラと観た。 登場人物はほとんど皆、善人なのに、話はどんどんこじれていく。 「一度許せばいい。あとは恨む努力を続けなくて済む。」 夫婦役で共演した二人は、これがきっかけで実際に結婚したとのことだ。 鑑賞後、愚息が「自分が子供を持ってから観たら、また違うでしょうね。」 私は「俺の歳になると、あのおじいちゃんの気持ちで観ちゃうなあ。」 三代で、それぞれの視点で考えさせらえれるドラマを、素晴らしい風景描写 が優しく包み込む、秀作だ。
2018/07/13
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◆ばらだぎさんのサイトで拝見し購入。また真似っこだ(苦笑) 目当ては特典映像。いや~買ってよかった! マックイーンの生涯を追ったドキュメンタリーも良かったが、 「編集技術の魔法」というドキュメンタリーが非常に面白かった。 冒頭、旧式の手回しの編集機でフィルムをカットしたり、テープで つなぐシーンがあり、また中盤でも20世紀初期の編集風景も挿入 されており、興奮した。 というのも、中学~高校まで、文化祭で自主製作映画を撮っていた 私が制作の各プロセスの中で一番面白かったのは、フィルムの編集 だったからである。 当時は、接着剤でカットしたフィルム同士を繋いでいたが、やがて 映写機に引っ掛からないテープが登場し、作業は快適になった。 それでも撮影に匹敵する労力が掛かるのが常で、友人たちと夜通し 編集作業をした時の楽しさは忘れられない。 この番組には、ジェームス・キャメロン、ジョディ・フォスター、 ショーン・ペン、マーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノ らが監督と編集について語っているが、先日観たレザボア・ドッグスが 女性編集者とは意外。 映画の初期、エジソンなどは「映画に将来はない」と言っていた 映画の弱点を、編集技術が補ってきたという視点は今後の映画鑑賞に 深みを加えてくれると思う。 それにしても、カールツアイスのレンズでの置き撮り。 手持ちで適当に撮ったのだが、暖かみのあるいい発色だ。 DSCF0136 posted by (C)kirk1701
2018/07/12
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◆WICAさんに教えていただき、早速ゲット!(苦笑) 中身は普通の国語辞典だが、このケースは素晴らしい! 本体表紙はタイガースカラーで真っ黄色! 辞書の扉部分には甲子園球場での試合風景写真があしらわれ 後ろの扉には、タイガースの旗が!感動! いま中学生あたりだったら、授業中も楽しめそうだ(笑) WICAさん、ご紹介ありがとうございました! 広島の豪雨災害で三連戦が中止になっているうちに、何もしないで 2位から4位に転落しているが、この辞書をTVの脇に並べて、 オールスター明けもしっかり応援するぞ! DSCF0137 posted by (C)kirk1701
2018/07/11
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◆最近ハマってしまい、充実したウェイトトレーニングと相まって 体重を4kgほど増加させてくれている、夜マックと裏マック。 この作品はその「マクドナルド」の誕生にまつわる実話を基にした 物語である。 「みんな揃って観ようぜ!」と盛り上がっていた家族だったが、 観終わった時の雰囲気と言ったら・・・。 そのくらい、後味の悪い作品だった。 主演のマイケル・キートン。 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」では 哀愁たっぷりの演技を見せてくれただけに、本作でも同じような キャラクターだろうと勝手に予想してしまった。 それが・・・確かに本作も方向性は違うが、強い印象の残る演技で 「勘違い野郎」(こちらの主観)を演じきった。 正直、マックのバーガーを口にするのを躊躇するようになったのは事実だ。 DSCF0056 posted by (C)kirk1701
2018/07/10
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◆HDDからBDにコンテンツを移行中だが、その間もBDを鑑賞できるようにと 久しぶりにポータブル・プレーヤーを購入。 加えて、ディスクをセットして再生するまでのスループットが短くて 済むので、内容確認などにも良い。 昔、DVD時代の安価な外国製を使用していたが、やっぱSONYの方が値は 張るものの回転音も静かだし画質・音質も良い。 バッテリはバックライトを最大にしても2時間程度は余裕。 少し暗くすればカタログ値通りに4時間持つ。 本体が少々重いのが難だが、カバンに入れて持ち歩く予定もないので 問題はない。 2018_0807_02265900 posted by (C)kirk1701
2018/07/09
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◆タイトルはもちろん知っていたが、こんなカッコイイ作品とは! 半世紀、この作品を見逃してきたことは後悔しきりだが、生きている うちに観ることが出来たのでヨシとしよう。 大東亜戦争中、特務機関にいた主人公(鶴田浩二)は、引退し、 港町神戸でステーキハウスを経営している。 そこに戦時中の上司(藤田進)からの使い(待田京介)が現れ、 主人公は再び裏の仕事に引きずり込まれる・・・。 所謂フィルム・ノワール的作品だが、鶴田浩二と待田京介は ひたすら格好良く、鶴田浩二に絡む相棒役の西村晃の情けなさも 憎めない好演ぶりだ。 戦前は二枚目役者の藤田進の、スパッと割り切った悪党振りも良い。 ちゃっかり登場の金子信雄もいつもどおりで、主役を引き立てている。
2018/07/08
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◆日本未公開。これだけの豪華スター競演なのになぜ? CSでもなかなかやらない上、最近ハマっているハーヴェイ・カイテルが 出演しているのでディスクを購入。 結果、特典映像が盛りだくさんだったので満足。 何しろ、最近よくある「もう一つのエンディング」ばかりか、 「もう一つのオープニング」も入っている上、未公開カット、 NG集も楽しめる。 内容はシリーズで一貫している「ムコいびり」だが、今回は 「一家の長」を巡って、ムコ殿も気合が入っている。 随所にゴットファーザーを思わせるBGMとカットが入り、デ・ニーロの 過去作を観た人には笑える。 下ネタも多く、B・ストライサンドやD・ホフマンは、こんな作品に 良く出たなあ、と楽しく笑える作品だ。 2018_0807_02235900 posted by (C)kirk1701
2018/07/07
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◆1980年代まで現役で活躍し、今も存命のR・デュランの伝記映画が 果たしてどのようなストーリーになるかも気になっていたが、 何より、デ・ニーロ。 この作品の3年前には「リベンジ・マッチ」でリングに上がる身体を 作ったかと思えば、本作では髪の毛を抜いて(と見えた)老齢の トレーナーを見事に演じていた。 ボクシングシーンに拘り過ぎず、サラッとデュランの全盛期が描かれる。 ライバルだったシュガー・レイ・レナードは本人にそっくりで笑えた。 後半は、どこまで史実を追いかけるかと実はハラハラして観ていた。 何しろ晩年のデュラン、パンクラスの船木と異種格闘技戦までやるほど いい加減な試合が多かったからだ。 それでも彼がパナマの英雄だった事実は、本作ではブレずに描かれ、 爽やかなエンディングだった。 パナマ運河を大型貨物船が「水のエレベーター」で移動するシーンは 圧巻。
2018/07/06
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◆近年再生された「太陽の塔」 焦がれて2度も(当時の関東の子供にとっては充分な贅沢と思う)足を 運ぶことが出来た大阪万博。 2度目の帰り、会場のトイレの窓から見えた太陽の塔の「目」から 放たれていたブルーのサーチライトは今でも鮮明に記憶している。 科学に目覚め、宇宙に憧れ始めた頃の象徴的なイベントで、後の人生に 於ける幾度かの選択に、このイベントが影響したことは確かだ。 そんな感動を子供たちにも味わってほしくて、愛知万博に出掛けたが、 国際情勢の変化を実感しただけの寂しいものに終わった。 現在誘致中の大阪万博にはほのかな期待を持っているのだが、まあ、 同じようにガッカリしそうだなあ・・・。 さて本書は、太陽の塔にまつわる各種のエピソードと写真で構成されて いるが、写真の方は当時の写真業界への冒涜とも思えるほどヘタなもの ばかりでガッカリ。 「記録」として書庫に保存することになりそうである。 ※写真はカールツアイスの32mm&X-H1で撮影。 DSCF0125 posted by (C)kirk1701
2018/07/05
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◆東映チャンネルで放映開始。 月曜日の夜7時半。自宅のテレビは親父と当時近所に住んでいた 独身時代の叔父たちの酒盛りに占有されており、隣に住んでいた 祖母の部屋でよく観ていた記憶がある。 その後「太陽にほえろ!」が始まった時に、この「刑事くん」の パクリに思えた記憶がある。 OPでマカロニ刑事が歩道橋から飛び降りるシーンなどは、この 作品のまんまだし。 で、今回の鑑賞にあたりネットで調べてみると・・・。 萩原健一はもとより、当時の名立たる俳優・歌手がふんだんに ゲスト出演しているではないか。 さらに脚本陣も、市川森一・長坂秀佳ら錚々たるメンバーが競う ように30分の枠にそれぞれのテイストをつぎ込んでいる。 第10話「枯葉に朝日が」では市川森一が「網走番外地」からそのまま 流れてきたような嵐寛寿郎の老いた渡世人振りを描き、まるで後年の 「傷だらけの天使」を思わせる作品である。 もっと軽いドラマだったと記憶していただけに、今見ると、本当に 真面目に作られていたことがわかり、毎回楽しみに鑑賞している。
2018/07/04
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◆全くサッカーに興味がないのだが、普段聴いているラジオ番組でも かなりの情報量が流され、それなりに知識は得てしまう。 普段から2~3時には起床する生活なので、今朝起きると、丁度 試合が始まっていた。 何の先入観もない素人の目から見て、日本、いい試合したと思う。 サッカーを観なくなった理由は、ちょっとしたことでの反則アピールや 辟易するような感情表現、外国勢と比べての技術・体力の足りなさなど、 我々武道の世界とは正反対の価値観が多く感じられ、イライラするから であった。 が、今回は海外で活躍している選手を始め、技術的にも体力的にも ベルギーにほとんど劣っていなかったと思う。 さらにパスも情けない失敗などはなく、狭い隙間をよく突き、後半出場の 本田などのキープ力なども、素人目にも凄いと感じた。 身長差・個人技技量を緻密な連携で突き破る、日本の目指すサッカーの 姿がある程度見えたと思うのだが。 後半日本が2点も先制し、「もしや」と期待もしたが、選手交代後の ベルギーはまさに本気感が凄かった。 同点に追いつかれ、決勝点を極めに行ったところをカウンターでやられたが、 時間稼ぎに回ることもなく、試合終了までキビキビと動いていた日本選手に 拍手を送りたい。 こういうサッカーなら、4年後も応援したくなる。
2018/07/03
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◆1963年・東映映画・白黒作品。 最近、CSで再放送された栗塚旭版ドラマ「新選組血風録」をしっかり 見直したばかりだったので、興味深く鑑賞した。 市川右太衛門(北大路欣也の父)演じる、「旗本退屈男」とみまごう 近藤勇と木村功演じる篠原泰之助の関係を軸に話は進む。 ドラマ版で人情に溢れる原田左之助を好演した、徳大寺伸が藤堂平助を 演じたり、佐藤慶が山南、加藤武が土方などに配されている。 ドラマとは正反対に設定された新選組は、モノクロ作品(富士フィルム) の階調豊かな陰影のおかげで、まさに陰惨な殺しの集団として描かれ、 こと迫力という点では、ドラマ版を越え「本編」の貫録を感じる。 原作は同じ司馬遼太郎のものだが、この作品はかなり脚色されており、 その分、面白くもなっている。
2018/07/02
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◆DeNAと阪神が戦うときは、現DeNAの大和選手を応援しても居るので、 複雑である。 6/28の三戦目の9回裏。最後のバッターは大和。 一打同点を望んだが、試合終了。う~ん複雑。 さて翌日のヤクルト戦。 この試合、確かに阪神側も北條のポンコツ守備が目立ったが、それでも 勝利が見えていた7回。 北條が三塁を狙う藤井をタッチしようと試みた際、藤井が走路を大きく 外れた。 どうみても「ラインアウト」に映ったが、飯塚三塁塁審は 「タッチしにいっていない」としてセーフ判定。 これはひどすぎる。 後に知ったがこの飯塚という奴、現役時代の金本監督と遺恨ありとの事。 阪神は球団としてNPBに意見書を出したようだが、どうせスルーされる だろう。 そういう背景はもちろん知っていただろうホーム(ヤクルト側)の実況も 開き直っており、もともと、G+とこの局は、異常なまでの自球団贔屓が 鼻についていたこともあり、むかつきながらヤクルトとの三連戦を 見守った。 この試合も私は勝ったと思っているので、結果勝ち越しは嬉しい!
2018/07/01
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