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一杯やるのが好きなので、ついつい食べ物のテレビ番組を見てしましますが、 行ってみたい店があり、懐も温いとしても、さてさて、です。 というのも店の評価は往々にして3つの観点から語られます。「料理」「サービス」「雰囲気」。しかし、もう一つ重要なポイントがあるそうです。それは「お客」。 いい客で満席になれば、いい空気が醸成され、客層のよくない店は、どんなに優れた料理を出しても、店の品格が落ちてしまうそうです。 つまり店の良し悪しを最終的に決定づけるのは「お客」。 そうなんですね。特に鮨屋のようにカウンターで、握り手と対峙し、適当に話もしなくては、おいしくいただけない店など、やっぱり「客筋」というのでしょうか、あるんですよね。 そんなことを思っていては、行きたい店に一生行けません。さてさて、トホホです。
2010年07月23日
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こんなに暑いとついつい手にしてしまうのが生ビールですが、 東京にいるときはホッピーが安くて手頃で愛飲しています。 ホッピーと言えば、あの看板娘を思い浮かべ、仕事柄、看板娘の先生である武○野の社長の顔が出てきます。 その社長さんの本の広告でよく出てくる言葉が「仕組み」。「仕組みにする」という商売のやり方の薦めなんですね。 さてマーケティングという言葉の適切な訳となかなか出合えなかったのですが、先日ある本にこんな訳が載っていました。 「マーケティングとは、売れる・儲かる仕組み」。 これをベースにわが社のマーケティングとは「お客様から『ありがとう』の数を増やすこと」。別の会社はマーケティングとは「自社の味方を増やすこと」。さらにマーケティングとは「従業員から本当の笑顔を引き出すこと」。などなど、自分の胸に腹に本当に落ちる言葉に直してみれば、マーケティングが実際に分かり、実践できるようになるというお話でした。 あなたも「マーケティングとは売れる・儲かる仕組み」にするために、自分なりのマーケティングの定義を再認識されてみては、いかがでしょうか。
2010年07月22日
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男遍歴で有名だった故・宇野千代さんのエッセイ本から、 彼女がたった一人、恋人以外で褒めている人がいました。ご興味のある方は、まあご覧ください。 「いつ会っても同じ人でした。しかしこの世の中の現実に、無一文のときでも億万長者のときでも、態度が変わらないという人は、他には見たことがありません。こんなことはありえないことです。 その人はありえない人の一人でした。いつでも大抵、にこにこと笑っているよりほかの顔をしていることはありません。家へ行くと、国宝級の美術品がごろごろと転がっています。日本でどこそこと言われる骨董屋の主人も、その鑑識においてはその人を抜くことができないどころか、てんから甲を脱いでいるのです。 それでいて、当の本人は、至極さっぱりとした顔付きをしているのは、端から見て、一大壮観です。 この不思議な人は、ほんとうの意味で自然人なのでした。生まれた時のままの心情を、そのまま保有しているとでも言うのでしょうか」。 「野心はあるのですが、しかし野心はないのです。欲望はあるのですが、しかし欲望はないのです。世間普通の意味で、仙人とでも言うのでしょうか。 艶々した血色の好い顔に総白髪という風貌は、まだ60歳にもならないのか、70歳を過ぎているのか、誰にも分かりません。この人の好きな種類の人間は、植木屋と魚屋とゲイバーの人たちです。 人を咎めたり、人に求めたりすることの全くない彼は、どんな人間とも、対等に付き合っているからです」でした。 その人とはあまり知名度は高くありませんが「青山二郎(故人)」です。とにかく小林秀雄や白洲正子の「目利きの指南役」でした。
2010年07月21日
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毎週、毎週、新聞の書評欄を見て、何を読めばいいのかなあ…。その書評している人について書いてありましたので、書き写してみました。「書評家が作品と首っ引きで、どんなに社会的とか客観的とかいう言葉に頼って思案してみたところが、一般読者の社会的嗅覚という実在には達し得ない。専門批評家の本の読み方に比べれば、一般読者は読むというより嗅いでいるようなものだが、批評の基準を生活感情の唯中に持っているのが強い。めいめいの生活のめいめいの幸不幸に即して、傍若無人に嗅ぎ分ける。愛読するか黙殺するか、どちらかだ。面白い詰まらんですべてを片付けて、作者の企図がどうのこうのという、批評家の同情的空想には何の同情もない」。男の理屈が女の生活感情の前で、バサリとやられる、日々の暮らしの中に実在するシーンと同じなんですね、この「嗅ぎ分ける」能力こそが、個性の発揮なんでしょう。人生、暮らし、仕事、付き合い…などなど、もっと「嗅ぎ分ければ」すこしはメリハリが出て、楽しくなるのでは?
2010年07月20日
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企画の立案で最後にチェックしておきたいことの1つに、それが自分第一、自分大事のエゴを満足させるものになっていないかがあります。だいたい若いころは誰もが張り切って、一生懸命に熱を入れて考えたり、作ったりするので、「自分の作品」になっているのですね。 たとえば広告の世界の話ですが、ヒットしたコマーシャルは、何かしら時代が要請しているような空気や感性を備えているものです。つまり「時代性や社会性」が備わっているので、受け入れられるのですね。このブログにもたびたびご紹介しているアート・ディレクターの可士和さんはこの時代性や社会性の捉え方について、こんなことを言っていました。「対象にとことん向き合って、徹底的に検証し、その本質を掴んでコンセプトを作り上げる」。もっと具体的には「与えられた課題の本質は何かを見極め、問題点を洗い出し、それに対する解決策を提示し、定着に向けて実行に移す」。それを彼は「整理作業」と呼んでいますが、「その過程で大切なことは『気づきの仕組み』を持つことだと思います。『気づきの仕組み』とは『アイデアは自分がひねりだすものではなく、その対象から引き出すもの。だから答えは必ず目の前にある』という考え方が基本です。ですから対象がある限り、アイデアは枯れることがないのです。『モノづくり』の本質とは、そこに集約されるのではないかと思います」と。確かにスピードは大切ですが、とことん時間をかけることも大事で、ある売れっ子漫画家はアイデア段階には喫茶店を「はしご」して煮詰めるとも言っていました。これもおなじみの話ですが、アイデアは机の上は生まれず、考え事から離れて、だらだらとした下り坂を歩いているときなどに、ふと浮かぶとも。すばらしい企画やアイデアの基本には「対面性」「時間性」「身体性」が潜んでいるのですね。
2010年07月19日
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昨日午前中はセミナー。 講師の先生の冒頭のお言葉はダーウィンの進化論。おなじみの、「変化に対応したものだけが生き残れる」でした。 そんな視点で新聞を見てますと、「時代が変われば品変わる」に出合い、なるほどねえ、そうかと。 記事は男子の服装が細身になったので、お財布もふくらみが目立たないものとか、名刺入れより一回りほど大きいサイズで、カードや小銭も収納できる小さく、薄いタイプが売れているとか。 そうですね、ビジネスでも暮らしでもお金を使うシーンでは電子マネーの時代。クレジットカードと電車に乗るカードがあれば、都会ではまあOKですものね。そのうち携帯がすべてやってくれるようになると、財布も不要になる毎日へ? さてこれらのお財布、お値段は13,000円程度が売れ筋と書いてありましたが、もう少し待てばもっと使いやすくて安いものが出てくることでしょう。まさしくレッド・オーシャンの世界ですね。 でも基本にレッド・オーシャンの戦いがないと、身近な商品やサービスが、より高品質に、スピーディーに、安価にならないし、暮らしがレベルアップしません。それと次から次へと新製品が世に出て来ないなんて、想像できませんよね。(まるで以前のソビエトのようですね) 企業にとってはなんとか競争のないブルー・オーシャンを手にしたいでしょうが、ユーザーはレッド・オーシャン大歓迎!
2010年07月18日
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スーパーの安売りじゃあるまいし、と思ってしまった ABCマートの「早朝割引」。好調なのか販促なのか、在庫処理なのかは知りませんが、今度は夕方に「イブニングセール」を実施するという。目玉は最大「8割引」。(LED並みですね) なんだかんだ言っても割引率の大きさはインパクト!眠い朝早く、子どものお迎え・夕食の準備に忙しい夕方にお客さんを集めるとなると振り向かせるためには、この位のインパクトが欲しいですよね。 「しょぼい」セールしか打てず、結局「不発」でチョン。その失敗の原因はここにあるよう。 何でもそうですが、相手に興味を持って貰おうと思えば、まず初めに必要なのが「つかみ」です。 「8割引」は「つかみ」。それでお客さんを「つかんで」、「さあ、いらっしゃい!」。 シャッター通り商店街がお客を取り戻したことでテレビでも報道されましたが商店街全店が月1回はプロパー品で「100円均一」ワゴンを店頭に出す。そしてお会計時に店内のレジまで足を運んでもらう時に他の商品も見てもらう。すると店の中まで入ったことのないお客さんは、初めて見る商品ばかりなので、喜んで見たり手に取ったりしてくれ、購買に結びつくというお話でした。 プロパーの「100円均一」も「つかみ」。 会社の規模が小さいほど、勝手気ままにこの「つかみ作戦」が展開でき、ここで「仮説と検証」という明日の米探しもできちゃう。 悪い言い方に取られがちですが「企てる」「仕掛ける」というのは、お客さんの方を向いていれば、それは世のため、人のための提案。 企画力や提案力が必要にはすっかり耳にタコができていますが、一度「つかみ」からお客さんに近づいてください。
2010年07月17日
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前にも書きましたが、養老先生がまだ中学生(旧制ですかねえ)の頃、 近所のご隠居に「大学へ行くんだ」と言ったら、「お前、バカになるよ!」と一喝された話があります。 この「バカになる!」=「勤め人になるのか?」とすれば、このご隠居、実は先見の明があるというか、いかにも「ご隠居」というか、素晴らしい!! どこがそんなに「素晴らしい!」のか。 その答えは超・飛躍しますが「源泉徴収」と思います。 勤め人=サラリーマンは、ほとんどの人が「源泉徴収」でしょう。ほらサラリーマンの人なら12月に「年末調整の書類をつくるから」と総務や経理の人から毎年言われるでしょう。 そうなんです、サラリーマンは国から、毎月の給料から税金を先取りされているのですね。国にとっては超・上得意客ですよね。(勝手に取っていいんですから) そこで国も「源泉徴収した税金から引いて欲しいことがあれば言ってね=年末調整」という、一つの儀式を行うのですね。 でも何かよく分からないし、書類を出したりするのも面倒だから、まあいいや。すると、毎月きっちり先取りされた税金はそっくりすべて国庫に入ってしまいます。(先に税金を引かれているから、税金を納める=取られる?実感がないのですね) ところが毎年確定申告をする、ほら商店のオヤジさんも、保険屋のおばさまも、今年「こんなに経費がかかりました!」と国に申し入れるのです。「経費」は収入を得て、お国に税金を払うための「こませ」ですから、この「こませ費用」は税金支払いの前提だから、収入から引いてね!と言うと、国は引いてくれるのですね。(無茶はできませんよ) ここがミソなんですね。つまり、後から税金を納める場合、それは自腹感覚ですから、少なくしたいですよね。すると、少なくしたいために情報を調べたり、知識を得たり、知恵を絞ったり、ふだんはしない頭と体を使って、いわゆる「節税」を短期間に一生懸命やりますよね。 ここが「○○の壁」の突破口とその意味合いなんでしょうか。 とにかく「源泉徴収」の方は、できる限り年末に「年末調整」を行い、先取りされた給料直接差し引きの税金から、いくらかは戻ってくるように取り組んでみてください。 税金に対する学習は、ヘタなクイズ番組を見るよりかは、世の中の仕組みが違って見えてきて、ためになりますよ。しかも、先取りされた税金から「還付金」という現ナマがあなたの懐に。
2010年07月16日
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モーツアルトの音楽を胎児に、仕込みのお酒に、野菜栽培で聞かせる、などなど 昔からこういうお話をよく耳にしましが、今度は何番煎じか知りませんが「バナナにモーツアルト」ですって。 モーツアルトの曲には8000ヘルツ以上の高周波音とゆらぎの音がたくさん。これには、あるゆるものの分子を活性化する作用があると言われ、モーツアルト効果という言葉まで生まれて、よく分からないのですが「波動」がキーワードらしいですね。 このモーツアルト・バナナの当事者は「実は私は恥ずかしながらモーツアルトの曲もあまり知らなかったのですが、聴いてみるとたしかにいい。心が安らぐと言うか、落ち着くというか、リフレッシュされるというか。バナナには感情はないですから、こういう感じ方はしないでしょうけど、波動によって熟成されるとやさしいおいしい味になりそうです。バナナ自体が青い状態で輸入して、日本で追熟してから販売する商品ですから、そこの過程でモーツアルトを聞かせるという事はまさに『音楽熟成』の理念にかなってますね」。そうか、何でも「青い状態」でないと、モーツアルト効果は発揮されないのですね。妙齢を過ぎたオトナにとっては、残念なことです。 でも、あなたがどこかに「まだここが青い」と言われたり、思われるところがあるなら、遅くはありません、モーツアルト効果をお試しください。(当方のお奨め曲はディヴェルティメント第3番ニ長調 K.136です) 信じるものは救われる、です。 ただし、モーツアルトの数ある曲の中でも、「レクイエム」はやめましょう。「死」が「熟成」されてはたまりませんからね。
2010年07月15日
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お客様、協力会社、仕入先から、いきなり 「御社の事業価値はなんですか?」と問われたら、「弊社は~」とすぐ、分かりやすく、魅力的に、伝えられる会社に~ 本日の新聞にこう、ありました。 見かけの安さで引き寄せる顧客獲得競争が一巡し(今まさにどの業界でもそうですね)、既存店売上高がガクンと低迷。脱却の手掛りを求めて、ある超有名企業の社長を訪ねた。 くだんの社長いわく、「御社の事業価値はなんですか?」しどろもどろになると、社長は「株価は、御社に将来がないと言ってますよ」と一言。 帰って役員合宿を持ち、徹底的に議論し、事業価値を定義した。その事業価値を実現するための仕組みや方法も決め、独自製品を売り出した。これが幸いし、今は当時の株価の約8倍になっているという。 さて「株価」という客観的?(恣意的でしょうか、期待値でしょうか)なモノサシのない会社は、どこに定点を見出し、注視すればいいのでしょうか。 商品、サービス、売上げ、利益、開発、人材、...... まずは身内チェックから。「製品(商品やサービス)が市場とズレていないか」。 そして、「既存製品にとらわれすぎていないか」「既存製品にはめた枠を外す」つまり、壁を壊し、ユーザーの使い方に合わせて、強みを持ち寄っているか。「ズレ・チェック」ですね。 つぎには社内にも目を向けて、みんなで一度SWOT分析をブレスト的にやられてはどうでしょう。会社の方向性や強み・弱み、なにより「やってはいけないこと」が判明するかも。 「これもズレ・チェック」ですね。 こんな独自の「定点再チェック」で、もしかしらた、究極の「戦わない」ブルー・オーシャンを手にすることができるかも!(くだんの超有名企業の社長はユニクロ・柳井氏です)
2010年07月14日
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大和魂というと、なにやら不穏な印象を受ける方もいらっしゃると思いますが、 今度のサッカーでは「日本の選手たちに勇気をもらった」という人がよくメディアで目に付きました。 つまり、大きな目標を掲げ、それに向かって一生懸命に努力し、世の中の誰もが認める大きな成果をあげた人を見たり触れたりして、自分もなにかしら「奮い立つ」んですね。 これはモチベーションの話にもたびたび出てくる話と似ています。 高いモチベーションを常に維持している人には3つの秘訣があるそうです。1.エンドユーザーの幸せな顔を思い浮かべる。2.小さな目標を設定して達成し、満足感を得る。3.モチベーションが高い人と話す。 この3番目がそうなんですよね。 モチベーションは伝染力があるため、高い人と話したり、接したり、知ったりするだけで、簡単に上がるそうです。 モチベーションの高い人は、周りの人や上司や社長や先生に限りません。故人でもいいのです、古典の作者でも、発明家でも、歴史上のヒーローでも。 そういえばNHKの「龍馬伝」は、国民のモチベーションを上げるための深謀遠慮なのでしょうか?
2010年07月13日
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高収益を維持できている企業にテルモがあり、 同社の会長の言葉に「時流に流されず、自流でやる」とありました。 不確実な時代において長期間競争力を維持するためには、その時々のはやりに流されず、自分でしっかり練りこんだ戦略が重要、ということでしょうね。 さて「戦略立案」とは「競争相手との差別化の方法を明確にし、それを実行するための仕組みを考え、中長期的な利益獲得につながる筋道を構想すること」と書いてありました。 ところで、「それにはちまたの戦略論や戦略策定に基づいていては、いい戦略は生まれない」とも。 じゃあ、どうすればいいのだ!「勝利の方程式とでも言うべき自社の戦略構想につなげるためには、自分の頭でしっかり考え、弱みを強みに変えたり、潜在顧客を見通したりする発想力が重要となる」。当たり前じゃないか!! でもこんな発想の切り口をいつもお持ちですか?1、高い視点、広い視野。2、常識を疑う。3、ワーカブルなオペレーションイメージ。 さてさて、こんな戦略立案能力が、実務を実質的に動かしているミドルに求められているのですが、実務を動かしていると目の前の数字に追われ、なかなか戦略なんて考えられないのが実情。 しかし、経営者から求められているのは「自らの持ち場をベースに戦略を構想し、企業変革のドライバーになる」こと。 まず「高い視点、広い視野」を持ってもらうことでしょうね。 何事も思わなくては始まりません。 松下幸之助月間「日めくり」の1日にも「最初の一歩は、願うこと」とあります。
2010年07月12日
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サッカー・本田選手の母校でのメッセージは、「大きな夢を持て」でした。 実際に、現場でその声を聞いたら、みんな感動するのでしょうね。新聞でもサッカーに関する記事が断然増えてきました。 その昔、ジーコの「考えるサッカー」というベストセラーがありましたが、ボヤキの野村監督ではありませんが、サッカー監督の指導法が、マネジメントに活用される記事が目立っています。 例えばこちらは福岡大学サッカー部監督さんの弁です。「人はポジティブになっているときなら、どんな大変な目標を設定されても、エネルギーに満ちているからガッツガッツ挑戦することができるんですよ」。 一方で、「元気のないときに、高い目標を設定してもダメです。伸び悩んでいるときには、手が届きそうな目標を与えて『やったら、できたでしょ』という感覚を体験させる。これを自己有能感といいます」。 それで、でき始めたら、「『オマエが化けてくれると、こんなに面白いことになるぞ』といわれれば、選手ももっとその気になって、さらに化ける率が上がります」。 しかし様子を見てダメなら、「まっすぐ伸びているヤツなんて、どの世界にもいないよ」と。 最後の締めとしては、「プロになったら、必ず壁にぶちあたる。そのときに乗り越えられるかは、現状を自己分析し、成長のサイクルをつくれるかどうかにかかっています」。 「もしドラ」がベストセラー街道を走ってますね。あなたがサッカー好きなら、「サッカー」をテーマに書いてみませんか。 セレブになれるチャンスですよ!
2010年07月11日
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タイトルは「客は『百貨店の"薫り"』を渇望していた」でした。「いろいろ買ったよ。4万5000円使っちゃった」百貨店前で初老の女性が戦利品を手に満足げだ。 両手いっぱいの買い物袋を携えた客が次々にバスに乗り込む。多くは中高年女性だ。 北海道・帯広の老舗百貨店「藤丸」では月一回こんな光景が見られる。 買い物客を送迎する「お買い物バスツアー」の一コマだが、驚くのは出発地だ。釧路発、北見・網走発、中標津発の3便があり、最短の釧路からでも100キロ超、中標津に至っては200キロだ。釧路便なら片道2時間半。5時間半ゆっくり買い物と食事をして夕方帰る。 東京の百貨店なら栃木や静岡の客を送迎するようなものですが、うーん、販促は「出掛けていく」か「来てもらう」かの、どちらかしかありません。常識破りのバスツアーを発案したのは、再生計画の旗振り役として招かれたアイデアマンの山田章男専務(当時常務)。「地元では百貨店が店じまい。しかし、高度成長期を体験している中高年は、大型スーパーとは違う独特の"薫り"を忘れられない。女性は何歳になってもお洒落して出かける場所がほしいのです」 百貨店真空地帯の中高年向けに、来店の足という"新商品"を探り当てた藤丸。この成功に加え、経営改革、経費削減を推し進めた結果、06年からは連続4期黒字を維持している。昔ダイエーの社長が「売上げがすべてを満たす」と言ってましたが、このいい循環がすべてを良くしてくれるのですね。 だって、商売はなんてったって「店頭の勢い・活気」ですもの。この考え方、取り組みを参考に新・販促をお考えください。
2010年07月10日
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昔の政治家たちは、どういうふうに社会と接していたかというと、 彼らは凶弾や暴力にも怯まず、主義主張や信条のために立ち向かい、世の中をいい方向に導こうとしていた。 「義」も「侠」もあるのだ。 今日、720余名もいる国会議員の中に、どれだけ似た志を持った人がいるだろうか。 そうは言っても時代が違いますよね。 政治がひっぱる社会から、経済がひっぱる社会になるほど、懐具合は豊かになっているようで、お隣の中国はまさにそのような展開ですし、別のお隣の北朝鮮はまだまだ人々の懐具合がピーピーなので政治主導なんでしょうね。 政治と宗教と民族の話はするな!と言われておりますのでここで止めますが、確かに昔は政治家とジャーナリストは尊敬されていました。 それは言うことに責任を持たねばならず、もしそれが果たせないと殺される。また言うことを実現するためにはいろいろな抵抗があり、ここでも命が狙われる。 いまの政治家はもちろん、ジャーナリストと自称しているマスコミ人も、命がけで発言したり仕事をしていないので、そりゃ、世の庶民から尊敬されませんよね。 時々、テレビでは目をつぶってコメンテイターの話を聞きますが、たいしたこと言ってませんね。あれって、顔を見ることで「なにか特別なことを言ってくれそう」という刷り込みを、すでに持たされているよう…。
2010年07月09日
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暑い暑いといいながら、身体は夏の盛りに向けて対応してくれるので、 寝冷えぐらいで、たいした風邪にはならないのかも知れません。(冬に向うときは脂肪を溜める身体になるように、です) さて、暑い暑い=難しい難しいと置き換えれば、難しい文章を読む効果も、実は身体と同じように頭の回転や働きにもあるのでは? 本を読む。フムフム、なるほど、そうなのか、確かに、などなど。しかしそれは本を読む一面であり、そういった読み方は単に知識を蓄えているだけ、とも。(知識は蓄えて活用しないと、MOTTAINAI)。 せっかく本を読むなら、考えるきっかけやヒントにもならないとこれまたMOTTAINAI。 面白ければいい、新しい方がいいという傾向は、そもそもマスメディアの世界にあったもので、今やそれが文化や教育の現場まで浸透していることを嘆いている先生もおられます。 先日テレビでワタミの創業者も申しておられました。わからないままに、1冊を何度も読み返して行く。そうするとだんだん分かるところが出てくる。それを繰り返していると、一度にパッと全体がわかるようになる、と。 実はこれが「快感」なのでしょうね。暑い夏だから「快感」が欲しい?
2010年07月08日
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今宵は相馬真淵先生の50歳誕生日前祝い。 こういうとき、男なら誰しもが口に出すのが、孔子ですね。50歳は「五十になって天命(人間の力を超えた運命)をわきまえ」とあります。 まあ今は人生80年時代ともいわれていますので、これをその通り当てはめるのも、どうかと言う人もいます。 年をとるといえば、「隠居」という言葉が頭をよぎってきますが、これを英語で言うと「カントリー・ジェントルマン」といい、お隣では「陸沈」というそうです。 落語ではありませんが「横丁の隠居」という存在、横丁の若い者からふだんは役立たずの年寄り扱いされているのに、何かあったら、誰もがまっさきに相談に行く。 そんな「隠居」は中国で言う「陸沈」という言葉にふさわしく、海に沈むのは誰でもできるが、陸に沈むのは難しい。誰もが「横丁の隠居」になれるわけではない。と、ある高名な評論かが言ってましたっけ。 とにかく「隠居」の最たる見本には「伊能忠敬」が挙げられるでしょう。彼は養子で入った家の家業を盛んにしたあと、隠居。その隠居時代に地図づくりを仕事にして、世の役に立ったのですから。 人生二毛作。どんなタネを植えるのか、50歳から準備すれば、成功間違いなし?
2010年07月07日
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何か他社と差別化できる独自性を持つことで、競争力を高めたい。 これはほとんどの会社や人が思っていることでしょう。 オリジナリティ。この響きに弱いんですよね。それは自分にオリジナルなものを創れる才能やアイデアが無いからと諦めているから。 ではオリジナリティとは...。「独創性と言うことがよくいわれるが、それは何を意味しているのだろう!われわれが、生れ落ちるとまもなく、世界はわれわれに影響を与え始め、死ぬまでそれがつづくのだ。 一体われわれ自身のものと呼ぶことができるようなものが、エネルギーと力と意欲のほかにあるだろうか! 私が偉大な先輩や同時代人恩恵を蒙っているものの名を一つひとつ挙げれば、後の残るものはいくらもあるまい」。 そうなんですよね。アレンジとはいいませんが、影響やヒントを他からもらって始めて、自分なりのオリジナリティが発揮できるのですね。 話はそれますが、紫式部の「源氏物語」は実は中国にあった話をいろいろと取り入れた作品であると言われています。しかし現代ではさまざまな作家がこんどは「源氏物語」から何かを頂戴して、自分のオリジナル作品を作り上げています。 またシュムペーターの「イノベーション=技術革新」は誤訳で、「イノベーション=新しい結合」だといっていた高知の大学の先生がおられました。 オリジナリティもそうなんでしょう。自分らしい「新しい組み合わせ」。 だったら、できそうに思えてきませんか。
2010年07月06日
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言いこと言ってるのになあ、 全然、反響がない。 よくある(当方も)話なんです。正しいだけではダメなんです。では、何が足らないのか。 例えばこんな話が書いてありました。弁当屋のハンバーグ弁当といたしましょう。 これはどこにもあるポピュラーなものですが、ある店がハンバーグ弁当を売り出し、大変売れ行き好調となると、必ず同業者は真似てきます。 でもどこをしっかり真似るかがポイントなんですよね。 どこを真似るのか。それはその商品の価値を、いかにどんなタイミングでアピールしたか、だそうです。これは当の弁当屋の力作だと思いますから、そう簡単には見えてこないでしょう。また弁当のハンバーグですから、そんなに違いはないのでしょう。 結論は、その価値をアピールするタイミングがぴったりだった、とか。 世阿弥に「時節感当」という言葉があるそうです。 まさに「タイミングを掴む能力である。時の節目を見る能力である。どんなに正しいことを言っても、それがタイミングを外してしまえば、けっして人に受け入れられることはない。行動にも説得力がなくなる」。 頭のいい人は早くから近い将来を見越していろいろ考えていますが、どんなに正しく、いいものでも早くて通じない、これまた現実の世界なんですよね。
2010年07月05日
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安くするには量、規模がものを言うのがいままででした。 「仕入れ量が増えれば規模の経済で、仕入れコストが下がるのが経済の原則」。いわゆるGMSの商売のやり方でした。今年の3月~8月の決算はどうかわかりませんが、昨年の同時期、IYは初の営業赤字、イオンもGMSは営業赤字で、GMSの終焉とまで言われていました。 では安くするための別の方法はないのか。たとえば「ユニクロ」は、規模と無縁の時代から川上に攻め込む機動力と、川下の消費者が欲しがる商品を探し当てる嗅覚を培ってきたと言われます。 ある意味でIYらしい「単品管理」かも知れませんが、地道に「強い商品を1品1品作り上げる」ことが、「安く提供する」ことにつながっていったのでしょうね。 あるディスカウントチェーンの代表者も「規模がないと低価格品ができないというのは言い訳だ。センスと知恵でいい商品はできる。大きくなれば足腰が強くなるとは考えない。むしろ、その逆だ」と。 以前から「選択と集中」と言われてきましたが、まずは「小さなコアコンピタンス」で地盤固め。 それは、結晶ともいえるような小ささかもしれませんが、その結晶の光を多面体にすることで、強い輝きが生まれるのでしょうね。
2010年07月04日
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今はファスト・ファッションの時代なので、若い人は「ご存じない!」んですが、 昔はデザイナーズ・ブランドが大流行だったのですね。 それも外国の著名デザイナーとまじって、日本人も大活躍。大御所には川久保先生、山本先生、三宅先生などがいらっしゃいました。 川久保・山本両先生の特長で有名なのが「非対称」のデザイン。当方は専門家ではないので正しいかどうか分かりませんが、「非対称」というデザインワークやセンスは、どうも日本人のお家芸のようで、昨年ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎シカゴ大学名誉教授もそれらしいことを述べておられました。 「理論物理学者として成功した要因を『育った環境が影響している』と分析。素粒子の質量の起源を説明する『自発的対称性の破れ』について、『対称なものを美しいと思わない日本人感覚が原点になっているのでは』と。 成長戦略が喧しい昨日今日ですが、「非対称の遺伝子」も一考してほしい基本戦略。 もちろん今すぐ、住まいづくりのプランや、リフォームのアイデアで、この「非対称」を使えないでしょうかねえ。 最後に再び南部教授のお言葉を頂戴して〆といたします。「先生に教わるのではなく、一人でじっくり考える習慣が身についていたことがよかった」。
2010年07月03日
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新聞で読まれた方には申し訳ありませんが、「まったく!」といっていいほど面白かったので、ご紹介いたします。ある老舗企業の社長が役員全員に「iPad」を支給し、役員会では今後ノートパソコンに代わって「iPad」持参を義務に。その効果は誰もが「iPad」ならではの機能を活用していると思いきや、実は…。「ノートブックだとディスプレーを見るふりをして役員が伏し目がちになり、表情が分かりづらかった」。つまりノートパソコンのフタが邪魔をして、議論に賛成なのかそうでないのか、「空気が読めなかった」と。それが「iPad」だと「机の上にベタンと置くだけだから遮るフタがない」。ずっとうつむいて「iPad」の画面を見ているのもおかしいので、役員たちの背筋が伸び、お互いの顔を見ながら議論に参加するようになった。しかも「iPad」のキーボード操作に慣れていないためか、たいていの役員が発言内容を懸命にノートに取るようになり、役員会の雰囲気も「ピリッと引き締まった」とか。当の社長は「iPad」はフタなしパソコン。機能的に優れているとは思えないがと苦笑する。いやはやです。
2010年07月02日
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「いろいろな勉強はいい商品を選ぶ能力を磨くためで、商品を作るためのものではありません。自らものづくりを始め、企画をゼロから考え出すと、どうしても自分の色が強くなる。でも、自分が好きなものと売れるものとは違います」。これはしまむらの社長さんのお言葉ですが、「餅は餅屋」なんでしょうね。小売をやっているのだから現場の情報が手にでき、それをもとにSPAをやれば、確実にヒットするのでは…。でも、あえてそこをせずに、得意なことをさらに深堀りする。それがさらに強みとなって他社を寄せ付けない業績となる。似たような商売だから一緒にやる。似たような商売でも方法論が違うから別会社にする。わが業界の工務店さんにも、これは言えるようで、リフォームでもしっかりと業績をあげている会社さんは、HPも住宅建築とリフォームを別々にしています。話は変わって「お客様は人につく」とよく言われます。古くは東急ハンズ、今ではユナイテッドアローズでしょうか、店員の専門性が信頼性につながるんですよね。そして接客でお客さんのハートをつかむには「自分も楽しまなければダメ」だそうです。さて楽しむためには、信じなければ。信じるためには、好きでなくては、ですよね。輝いてる店長さん、店員さん、もっと増えてください。
2010年07月01日
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