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2022.11.03
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181系(元161系):特急「とき」




161系は、昭和37年に上越線特急「とき」用として、151系こだま型を踏襲して製作された特急用車両です。151系による試験走行の結果から151系とは足回りに違いがあり、ギア比は157系と同様に設定されたようです。1編成分9両と予備車6両の総勢わずか15両という小世帯の形式となりました。
151系との最大の違いは、スノープラウ取り付けに伴って短くなったスカート、上越国境越えの連続勾配に備えた勾配抑速ブレーキの装備、そして、それを識別するためのボンネットへの帯が入れられたことです。

その後、151系・161系の全ての車両を出力アップする計画により、181系へと改造されることになります。元161系の車両は40番台として181系に編入、製作中に161系→181系と変更された3両についてもベースが161系であったことから、161系を名乗ること無く181系40番台として新製されました。
ちなみに、オリジナルの181系は全て100番台として誕生しています。



昭和52年頃 御徒町駅 電留線にて

粒子が良くなくて車番が曖昧です。台車のTR58とスカートのタイフォン形状で40番台の識別が可能です。


昭和53年頃 西川口~蕨間にて クハ181-44

車番が確認できた車両です。44番は、前述のとおり181系化計画後に落成した車両であるため、161系スタイルのまま181系で誕生した希少な車両です。
外観は161系の先行落成車と全く同じスタイルになっています。


昭和56年5月 蕨~西川口間にて

ヘッドマークがイラストとなり、1年半後には上越新幹線大宮暫定開業が迫った晩年のころの写真です。
正面がちで車番の確認は不能ですが、外観の特徴から明らかにクハ181-40番台であることが判ります。
後にはモロ181・180改造のモハ181・180-200番台が続いており、中間の481系転用サロとあわせて最後を凌ぐ苦心の編成であることが分かります。


追加生産を合わせてもわずか18両という小世帯の形式でしたが、クハ181-45が鉄道博物館に収蔵され往時を偲ぶことができます。
上越形オリジナルとして誕生した唯一の特急車両であり、数的にも希少な車両が保存されていることは、何物にも代え難い幸運であると言えるでしょう。



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最終更新日  2022.11.03 14:43:32
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