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今月始めの記事に書いた、Mayer Hawthorneのライヴを、ビルボードで観てきました。人生初のビルボード。六本木に着いた時点でドキドキ(笑)受付をして、名前を呼ばれて、席に案内してもらうライヴなんて初めてでした。中はゴージャス。うーん、ラグジュアリー。私たちは最前列の席、ステージ向かって左側のテーブルに着きました。私は良かったんですが、一緒に行った友達は首が痛くなりそうな位置で…本当にすみません。ライヴが始まる前に食事もしてしまったり。すごいなー。ビルボードだ。そして、18時きっかりにステージが暗くなって、まずはバンドが登場。Mayer Hawthorne & the Countyということで、このバンドはThe Countyというのかな?みな、黒のニットかカーデ、黒ネクタイ、黒パンツ、白シャツでキメていて素敵。胸元のワンポイントが、みんな同じで、キリンっぽいような動物のものだったのですが、あれはどこのブランドだろう?私の席はギターの真ん前だったんですが、ちょっと待て、ギターのお兄さん(トファーさんと言うらしい)があまりにも男前すぎる…!これではメイヤー(本名はアンドリューなんですが)を見ている場合ではない!と思ったのですが杞憂。ステージ袖からぴょこっと走り出てきた小柄なメガネ。メイヤーだ!ベストとパンツはスーツになっているようで、蝶ネクタイをしていました。そして足元がナイキの赤いスニーカー。そこにパンツの裾が半ばインしている、不思議なカッコです(笑)もうもうもう、可愛い!!昔のリヴァース・クオモみたい!「Your Easy Lovin' Ain't Pleasin' Nothin'」!!この曲大好き!!一気にテンションがあがります。楽しそうにニコニコしながら歌うMayerに、周りを見渡したらみんな笑顔。立て続けにアルバムの曲を演奏し、おそらく「Shiny & New」のときに、お客さんに変なフリを要求。たぶん雨をイメージしたものだったんでしょうが、なんかおかしくてまた笑ってしまいました。次に演奏した「Ruthless」はギターのトファーさん作曲で、彼がVoでした。この方すごくギター上手いです。それで歌も歌っちゃうなんて…素敵。たしか中盤あたりでMCが入って、メイヤー「みんなディナー楽しんでる?美味しい?」そしてふと私たちのテーブルを見て「残してんじゃん」とニヤリ。いじられてしまいました(笑)。それと、曲は忘れてしまったのですが、メイヤーがちょうど私の前に来たのです。見上げたら、そりゃあ目が合いますよ。キャー!と心の中で叫びつつも、おそらく私の顔は相当にやけまくっていたことでしょう。ドラムスのクエンティンさんを、「ヒューマン・ビーイング」とやたら強調していました。すごく正確にドラムを叩くヒューマン・ビーイング。しかし本当に正確にタイトなリズムでした。カッコよかったです。ベースのジョーさんは、頭もボワッと爆発していて、異彩を放っていました(笑)。ミスターゼブラとか言われてたような…タオルもベースのストラップも、小物が全部ゼブラ柄でした。キーボードのクインシーさん。彼も素敵!インテリメガネをかけたウィル・スミスみたい。ギターのトファーさんを語り出したら止まらなくなると思います。エッジのきいたギター、コーラスもナイス。落ちかかってくる前髪をたまにかきあげるしぐさがたまらない!!何でこの方こんなに唇が赤いの?と思っていたら、それはピックを咥えていただけでした。そんな何気ないところも素敵すぎる。今度はコーラスを要求したり、踊るように飛び跳ねたりと忙しいメイヤーでしたが、私たちを楽しませよう!という気概がとても伝わってきました。国内盤もリリースされていないアーティストが、いきなり日本のビルボードでライヴというのは相当冒険でありプレッシャーだったと思います。けれど、彼は肩に力を入れすぎることもなく、実に自然な姿で私たちをショウに引き込んでくれたと思います。見た目にまったくアーティストオーラが漂わない、ちょっと素朴な感じのメガネの青年が、歌い始めると一気にこちらを魅了してしまう。歌の力はすごいなと思いました。そしてなんだかよくわからないけれど、私の心を奪ったメガネ(笑)。リヴァース・クオモ、アーランド・オイエの牙城に迫る、いや、切り崩した?それほど魅力あるヴォーカリストです。なんともいえないキュートさが、ね。来日メンバーはこのようになっているみたいです。メイヤー・ホーソーン(Vocals) クインシー・マクラリー(Keyboards) トファー・モーア(Guitar) ジョー・エイブラムス(Bass) クエンティン・ジョセフ(Drums)それと、セットリストStar Time Easy Lovin'Make Her MineMaybe So, Maybe NoShiny & New / RainRuthlessDon't Mess With BillOne Track MindFly Or DieGreen Eyed LoveBiz / JagwoLove Is All RightThe Ills-----------------------When I Said GoodbyeMehna MehnaWork To Do着席で観るよりも、ぜひオールスタンディングのライヴハウスで観てみたい。そう思わせるほど、踊りたくなってしまうようなライヴでした。すごく楽しいので、これは、ROCK/POPSが好きな人でもいけるのではないかなあと思います。メイヤー大好き!!になっちゃいました。
2010.02.28
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Mayer Hawthorneは近年稀に見るダサカワメガネです。 ライヴも、とても良かったです。バックバンドの凄腕ぶりに驚嘆。 これは、ビルボードよりも、スタンディングのライヴハウスで観たいくらい。 勢い余ってMayerの写真を買ったことは、隠さず報告します(笑)。可愛かったんだもん…
2010.02.27
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昨年の半ば過ぎあたりから、私のブログのトップに載せておいたので、写真に見覚えのある方は多いかもしれません。Kid FearというベルギーのSSW。Lieven Bulckensという青年です。アルバムは「The Carnival」という1stアルバムが、デジタルオンリーでリリースされています。デジタルオンリー…なので私はいまだに買っていません。悔しいのでLieven本人にメールをして、盤はないのか盤は!!とごねたのですが、残念ながら盤はないとのこと…。マイスペで聴ける曲すべてが良いので、これはぜひアルバムを聴きたいのです。でもダウンロードはイヤなのです。しかし、Kid Fearは近年まれに見る素晴らしいSSWだと思っています。初めて聴いたとき、あまりにも素直に飛び込んでくる彼の声とメロディに、ただただリピートを繰り返すばかりでした。リードトラック「The Carnival」は、彼の歌声を存分に堪能できる、アコースティックナンバー。高音になると透明感を増し、低音の響きは丸く柔らかい。これはPVも良いです。再レコーディングされた「Caroline」は、思わず涙がこぼれてしまいそうです。カントリーっぽいメロディラインですが、Lievenの声でちょっと雰囲気が変わる。ここでの彼の声、誰かに似ているなあ…と思っていたのですが、EmbraceのDannyに似ているのです。彼らの優しい声は、やはり共通するものがあるのでしょうか。途中の大仰なくらいのギターソロも、それはそれでいい。無茶苦茶なほどの泣きのメロディなのです。佇まい的にはアコギ一本でひっそり…という雰囲気なのですが、とにかく周りを固めているメンツもなかなかのようで、彼の声を最大限生かしつつ適度にゴージャス、というプロデュースがなされているのかな、と思いました。それが「Weekend in the Sand」のような曲。なんとなくアメリカンなイメージです。マイスペでないと聴けない(Facebookだと反応しない)かもしれませんが、「Drink up my Friend」は「The Carnival」の系統のスローバラード。リズムを取る打ち込みの音と、アコギの音色だけのシンプルな音は、やっぱりいいなあと思わされます。それと。Lievenすっごくカッコイイので、見てるだけでも目の保養です(笑)。マイスペちなみに、「Caroline」のプロデュースをしているDouglas Firsも良いですよ。マイスペのトップにいるNona Mezも私は好きです。
2010.02.26
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以前取り上げた、アメリカはアーカンソーのSSW・Chase Pagan。ディスクユニオンのアウトレット棚でふと見かけたので、これも何かの縁だと新譜を手に入れました。「Bells & Whistles」というこのアルバムですが、1stよりも格段に良いと私は思います。やっぱりひねくれた感のあるVoは健在で、これがまた実にクセのある声で好き嫌いがわかれると思うのですが、気に入ってしまったらしばらく聴き続けてしまいそう。今回はもっとカントリー~フォークに寄った感じで、のんびりと牧歌的な雰囲気の曲もあります。Chaseの声も穏やかで、これはいいな~と思っていたりすると…突然ウギャーとか言い出したりするので、もう、気が抜けません。しかし、まったくもって穏やかさと優しさの割合が増えているので、なんでかなあと思ったのですが、ブックレットを見て納得。お子さんが生まれていたのですね。前作のときにすでに生まれていたかもしれませんが、今回は、実に可愛らしい子がChaseに肩車されている様子が写真に収められています。そんな幸せな様子ではあるのですが、1曲目「The Lonely Life」は、死んだ子あるいは別れた子のことを歌っているような、物悲しい、やさぐれてさえいるような1曲。3曲目の「Warrior」や5曲目「Summer comes」はFOWとかも歌いそう。Rogerさんなんかも歌っちゃいそうな、そんなポップさにあふれています。ところがそこから真逆の方向に向くのが「Gun and the sword」。ピアノが怖いです。けれど、またも途中からメジャーコードに転調して始まるポップなメロディ。これの繰り返しで、ホントに落ち着かない(苦笑)「John & Betty」は、ひょうきんでポップな曲調で、女性の愛をお金でつなぎとめようとする男性を、喜劇っぽく歌い上げています。これはひねくれていなくて、けっこう楽しく聴けるかも。おどけたピアノも可愛いです。ストレートで素敵なラヴソング「Nameless」の後に1曲をはさみ、ラストの3曲は、とても素晴らしい流れを見せてくれます。とくに素晴らしいのは、クロージングナンバーの「Train-a-coming」。歌詞はシンプルながらも、大切な人を失った悲しみが静かに胸に迫ってきます。私はこういうときの彼の声がいちばん良いなあと思うのですが、あの奇声も忘れられないのが本音です。たまたまではありましたが、このセカンドアルバムを聴けて良かったです。こんなふうに、アーティストとしてしっかりとステップアップしていくところを見届けられるのは、本当に嬉しいことなんですよね。マイスペヒゲを剃ったらカッコ良くなっています。
2010.02.24
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以前にも取り上げている(1stと3rd)、アメリカはマサチューセッツのWinterpills。ようやく、2nd「The Light Divides」まで辿りつきました。第一印象としては、3作の中ではいちばんアップテンポのような気がしました。けれど、あの愁いをたたえたサウンドは変わりありません。「broken arm」が良いですね。私は1stの記事を書いたときに、Elliott Smithに似ていると言いました。そしてやっぱり今もそう思います。Figure 8のときのElliottのような雰囲気。女性コーラスが、すべての曲にイノセンスを感じさせます。透明で冷たい、人間というよりは妖精の歌声のような…そんな気がします。いろいろ検索してみると、「明るくなりすぎてつまらない」というふうに書かれてもいました。たしかに、少しメジャーコードっぽい曲もあるし、感じ方は人それぞれですが、これを「明るくなりすぎてつまらない」とは…詞を読んでいないのだろうか。Winterpillsの音楽の源がなんなのか、そういうことを知らずにぱっと書いたとしか思えない。ラストの13曲目「a folded cloth」が終わったあと、数分後に始まる「broken arm」の、凍りつくような冷たさ、鋭さ、哀しさ。私はこのアルバムの、外見の明るさと中身の暗さのギャップが好きです。優しい微笑みを浮かべながら、心は傷だらけ。そんなイメージが思い浮かびます。私はそういう存在にたまらなく共感しますし、寄り添っていたいと思うのです。珍しく、ひとつのアーティストのアルバムすべてを記事にしてしまいました。Winterpills。古傷の痛みのように、私の心に響きます。マイスペ
2010.02.23
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何でいまさら、の感もありますが。たとえグンゼっぽいTシャツでも、微妙なスーツでも、変な靴でも、歌い方が変でも、声が気持ち悪いと言われても、私にはオールオッケー。彼の3rdアルバムは、これまでの中でいちばん好きです。そして、贔屓目でなくとも、素晴らしいアルバムだと確信しています。「Slow Attack」と名付けられたこのアルバムを、実は、買った当初に少し聴いて、浸った後、聴かなくなっていたのです。私はけっこうそういうことがあるのですが、大好きで好きで好きでたまらないアーティストのアルバムを、実はそれほど聴きこまなかったりするのです。なぜかと言えば、大好きだから、それを超えてしまうようなアルバムがほかに出てきて欲しくない、そんな変な思いがあって、聴けないのです。それがまさに、Brett Andersonという人と、Suedeであるのですが。けれど、再び封印を解いた「Slow Attack」、やめられそうにありません。冒頭の「HYMN」は、Suedeのときに歌っていた「See you in the next life...」というフレーズを彷彿とさせる、美しいメロディ。ピアノとストリングスで彩られていく世界に響くBrettの声は、3作の中でも最も伸びやかで哀しげで美しい。歌詞は、Suede時代から聴いている人にとっては、Brett Anderson節、Brett Anderson的言葉選びという感じがします(マンネリといってはいけないのです)。だって、これが好きだからBrettが好きなんですもの。ゴージャスというほど光り輝いてはいないけれど、明らかに復活の輝きを放ち始めた彼の姿が見えます。前作「Wilderness」も良かったけれど、「Slow Attack」の方がより繊細で、芸術品のように細かなところまで気が配られている、そんな気がするのです。実は「For my wife」と記載されているように、いつの間にかご結婚していらっしゃるBrett兄さん。良かったね。結婚なんてしたら僕の中のDemonが消えちゃうなんて言ってたころもあったけれど、やっぱり、そばに居てくれる人がいたら、強く穏やかになれるんだよ。国内盤をリリースしているインペリアルさんから、いつもDMが来るのですが、Brett担当の人、絶対ものすごいファンだと思います。DMに「ブレ様」って書かないでしょ(笑)そして…3月24日、Teenage Cancer Trustのショウの一環として、Royal Albert Hallで行われるコンサートに、Suedeが参加します。実はウォームアップギグまで予定が入り、20日と21日にはもう再結成が実現するのですね。メンバーは…Brett, Mat, Simon, Richard, Neil。はいBernardファン残念でしたー。でもバニは最前列でピーナッツ投げてるかもしれません。見たいな、その図は。
2010.02.22
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私の周囲ではすごく評判の良いアーティストなのですが、これまでは聴こうともしませんでした。Montt Mardie。もうすでにMontyとしての活動をアナウンスしたので、Montt Mardie名義のアルバムが出るかどうかは微妙ですが…なぜ聴こうともしなかったのかと言えば、こないだのMayer Hawthorneじゃないけれど、裏声がすごく苦手だったのです。最初に買ったのは、「Clocks/Pretender」でした。けれど、このときに聴いた裏声が、どうにもこうにも私にはダメで、ほったらかしにしてしまったのです。その後、ニューアルバムが出ると周りの評価はやはり良かったのですが、手を出すことはありませんでした。けれど、ふと見つけた、安価で売られていたベスト盤「Introducing...the best of」を買ってみたのです。彼の所属レーベルというとまずHYBRISが思い浮かぶのですが、私が持っているのはRuffa Laneからのリリースのものです。時間もおいてみたし、もしかしたら裏声も気にならないかもしれない。だって、普通の声のときは好きな感じだったし。そして…ごめんなさいMontt Mardie。いい曲ばっかり入ってた。ベスト盤ですから、キャッチーでとっつきやすい曲ばかりではあるのですが、こんなにキュートで素敵なポップソングを作ってたんですね。「1969」だったでしょうか、ラストのフェイドアウトしていくあたりで、CureのBoys Don't Cryのイントロ(だったように聞こえたのですが)がちょっと流れるところでグッときました。17曲中、好きなものは前半に集中していますが、最後までけっこう聴けました。しかし、裏声バリバリのはやっぱり苦手でしたが…(苦笑)。「The Windmill Turns All The Same」なんて、イントロは最高に好きなんです。けど、サビで「う~…裏声」となってしまう。自分のそんな耳に遺憾の意を示したいです。だって次の「Castle In The Sky」なんてたまらなくセクシーでソフトな声なんですもの。ごちゃごちゃ言ってますが、裏声じゃない曲はやっぱりいいので、彼の最新アルバムは裏声メインなのかどうか、誰か教えてください。
2010.02.21
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Spoonの音楽は、いつ聴いても違和感があって、二度聴いたとしても決して同じようには聞こえない。私はいつもそう思っています。キャッチーで盛り上がるサビがあるような曲も好きだけれど、彼らのようにいろんなところが曲がっている音も、すごく魅力的なのです。加えて、USインディ界きってのツンデレ様(?)・Britt Danielの存在が大きい・笑新譜「Transference」、最初に通して聴いたときは、やはりというべきか、「何コレ?」でした。どれがなんなのかまったくわからない、でも不快ではない、不思議な感覚でした。コーラスが重ねられた、サイケデリックな雰囲気の「Before Destruction」から始まり、個人的にはこれぞSpoon節!な「Is Love Forever?」でこれはいけるぞ!と感じました。シンプルに拍を刻んでいくバンド、その上で少し投げ遣りに転がるBrittのヴォーカルがたまらない!「The Mystery Zone」も、Spoonのポップで明るい部分に光を当てたようなナンバー。縦よりは横に揺れたいリズムは、ミディアムテンポで心地良いです。シングルカットされた「Written in Reverse」は、不穏でダークな音なのに、どうしても気になる…見てはいけないのにどうしても見てみたい、触ってはいけないのに触ってみたい、そういう、イケナイ雰囲気がぷんぷんします。でも、このときのBrittの声も最高にセクシーで艶やか。だんだんとテンポの上げ下げがあるせいで、メリハリもばっちりだと思います。これの7インチ買っちゃったんですよね。ピンクヴァイナルなんです。可愛いから(笑)。ジャケの4人のおじさんたち(失礼)も、何とも言えずチャーミングな表情をしています。「Goodnight Laura」が…急にこんなに優しい詞、どうしたの?!という素敵なピアノバラードです。あまり、Spoonでこういうのは聴いたことがないような…けれど、とても優しくて響く曲です。「Got Nuffin」は、このアルバムの中で、いちばんストレートなロックが感じられる曲かなと思います。こういうのもしっかり入れ込んでくるんだから、やっぱりSpoonはロックバンドだよね、と思ってしまいます。というわけで、何度も聴けば聴くほど、味が出てくるアルバムの典型だと思います。とりあえず聴いてください。ピンと来なかったら、3回くらいは我慢して聴いてみてください。何か、ひっかかるものがあると私は思います。マイスペツンデレBrittさんに「なんでこんなとこ来たの」とMCで言われたい。
2010.02.18
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毎日の日課にしていることがあります。読売新聞朝刊に2月から連載が始まった、宮城谷昌光先生の「草原の風」を読む&切り取ること。予告が出たときに、ものっすごい勢いで大騒ぎして、家人に顰蹙を買いました。ピーには吠えられました。でも、それだけ嬉しかったんです。なんてったって、大好きな宮城谷先生が、私のベスト皇帝二大巨頭のひとり・光武帝(もう一人は、唐の太宗:李成民)を主人公に連載をする!!走り回って叫び倒したいくらいでした。本当に嬉しくて。で、連載が始まると、毎日のように切り取ってファイルに保存。書籍化されるときは加筆・訂正されるのかな。となるとオリジナルを取っておきたい。毎日毎日、劉秀の名を眼にするたびに幸せに浸っています。ちょっと気持ち悪い人ですね(苦笑)宮城谷先生のやわらかな文章を読んでいると、心が静まるのを感じます。最初に読んだのはなんだっただろう…「重耳」かな?いや違う。高校生のときでしたが…「天空の舟」は大好きです。「王家の風日」も良かった…「三国志」を書かれたときは離れてしまっていたので、実は未読なのです。時間もたくさんあるので、これからですね。そんなわけで、イヤでも新聞に毎日触れることになり、結果として、今までになくしっかり新聞も読むようになりました。下野新聞(栃木県民御用達)やめたのも大きいですが。宮城谷先生のおかげで、活字離れから戻ってくることができそうです。
2010.02.17
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兄貴という呼称がこれほど似合う男もそんなにいない。Kelly Jonesの兄貴っぷりに、もはや、「一生ついていきます!」と宣言しかねないほどまいっています、Stereophonicsに。3ピースでしたが、今ではサポートだったAdamも正式メンバーになり、4人組とさらにオトコくさくなりました。新譜「Keep Calm And Carry On」は、本国ではすでに昨年リリースされていましたが、国内盤が年明けてようやく日本でも発売になりました。やっぱり対訳が欲しいので(そしてボートラはライヴVer…絶対聴きたい)、試聴もせずにひたすら待っていたのです。待ってた甲斐あったー!!!冒頭を飾る「She's Alright」は、少し抑え目に始まりますが、徐々に盛り上がっていってサビで目いっぱいシャウトするKellyの声に、こっちもテンションが上がります。「Innocent」、これは名曲でしょう!ステフォにしては驚くほどポップで爽やかで、明るいイントロに思わず笑顔になりかけますが…ライナーを読んだら、子供のころ亡くなってしまった友達のことを書いたのだそうです。けれど、思春期の無謀さやありあまる活力を、いとおしむかのような視線で描いているように思えました。やはり兄貴の懐は深い。好きな曲が続きます。「Beerbottle」。両親の強さに重ねられたメッセージが、ずっしりと胸に響きます。今にもへこたれそうな人たちばかりがあふれている世界に、立ち上がれ、前に進めと、叫ぶKellyの声。なぜだろう、その声は全然イヤミでなくて、頑張れよ、と背中を押されるのでなく支えられているような気がしました。このままでは全曲紹介になりそうな勢いですが…これはステフォ節!絶対ライヴで盛り上がる!と確信したのは「Trouble」。Javierのドラムがカッコイイし、ギターも鳴りまくって、アップテンポのハードなナンバー。スローバラードだけれど、どことなくゴージャス感も漂う(たぶんそれはKellyのVoのせい)「100MPH」は、中間で少しクールダウンするのにぴったり。そしてこの後の「Wonder」は、静かなのにスピード感があって、不思議な感じがします。KellyのVoもギターも抑え目なのに、しっかり走っている感じがします。「Stuck In A Rut」を挟んで、クロージングナンバー「Show Me How」は、穏やかだけれど、胸にしみいってくる1曲。これも、ライヴでやってくれたら涙してしまいそうだなあ。ボートラは3曲、「Innocent」「I Stopped To Fill My Car Up」「You're My Star」のライヴVerです。これが…最高です。やはりステフォはライヴバンド、そう思わされます。普通にレコーディングされたCDの音より、もっといいんだもの。マイスペそしてなんと、4月のBritish Anthemsでの来日が決定です!おそらくトリ。これは、行きたいよ。兄貴たちに会いたい。
2010.02.15
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Bluetonesをほぼ聴いたことがない私が聴く、BluetonesのVo・Mark Morrissのソロアルバム 「Memory Muscle」。Bluetonesファンの方々には「なんで聴いてくれないの?!」と言われてしまいそうですが、ちょっとご縁がなくてBluetonesは聴かなかったのです。なので、Mark Morrissというソロアーティストとしての感想を、ある意味ピュアに言えるかな、なんて思ったりも。「I'm Sick」のイントロのトランペットが民族調な(東欧っぽい?ジプシー?そんな感じ)ところでグッときましたが、そこから流麗になだれ込むサビも実にメロディアスでいい。一転、「Buckle Up Baby Doll」は、ハーモニカ鳴り響く、ひなびたあたたかさのあるアップチューン。これはカントリー調かな?Teddy Thompsonとか歌ってそう。おおっと驚いたのが、TFCのカヴァー「Alcoholiday」。しかも、けっこうはまっています。しっかりTFC節でありながら、ちゃんとそこにとけこんでいるMarkの声。このカヴァー、好きです。「Bienvenido」、これがとてもポップで素敵な1曲!ギターポップといって何ら差し支えない、ジャカジャカアコギとアルペジオ、サビで弾けるコーラス、もう、大好きにならずにいられません。全体的にカントリー・フォーク調な仕上がりで、郷愁と素朴さが全面ににじみ出ています。それはMark自身がそういう優しい人だからなのかな、と思いました。アコギの音色と、ひだまりのようなあたたかみのあるMarkの声が合わさって、とても心地良いです。時折ひょこっと顔を出す寂しさのようなものがとても気になります。そこも味なのかな。まったく共通項はないように思いますが、OCSのクラドック先生のソロを聴いたときのような、意外さと、胸に広がる充足感を覚えました。良いアルバムです。これ、ちゃんと売れば売れると思うんですが。ぜひ、聴いてみて欲しい一枚です。マイスペジャケットの挿絵の中に隠れているワンコが可愛いです。
2010.02.14
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Richard Hawleyの6thアルバム「Truelove's Gutter」。私は彼をちゃんと知ったのはこの前のアルバムからという新参者ですが、5thアルバムの素晴らしさに、必ず次からは買い続けようと決めていました。上手い表現が思い浮かばないのが歯がゆいのですが、「渋い」。苦味も甘味もありつつ、やっぱり渋い。前作はもっとポップな雰囲気でしたが、今作は、スローバラードのみで固めています。曲間に切れ目がないので、8曲が長大な1曲になっている感じです。そのためか、ひたすらゆったりと流れゆく大河のような雄大さを感じます。懐の深い、まさにオトナのオトコ的サウンド。あたたかく穏やかなRichardの声に包み込まれると、そのまま安心しきって眠り込んでしまいそうな気もします。ブルース、カントリーの薫りがふんだんに盛り込まれ、聴く人の心に安穏をもたらしてくれる、まさに大人の味わいは、ダンスミュージックやポップ化してきたロックミュージックに熱狂する人には受け入れがたいものかもしれません。けれどいつか聴いて欲しい、こんなに素敵な音楽もあるのだということを知って欲しい。弱輩者の身でありながら、そんなことを考えてしまいました。マイスペジャケもカッコイイです。
2010.02.13
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Sherwoodの3rd「QU」が、昨年の10月にリリースされています。Sherwoodというと、ああエモね~と思われてしまいがちですが、それだけではない!!と声を大にして言いたいのです。それは1stのときもそうでしたし(実は2ndはそこまで思い入れがなく…ごめんなさい)、今度の3rdを聴いたとき、その思いは再びよみがえってきたのです。彼らは素晴らしいロックバンドなのです。ありきたりな言い方ですけれども。美メロというだけのエモとは違うんですよ。もう。導入がアカペラというところで、すでに何か違うものを感じました。Sherwood、こういうコーラス上手なんですよね。で、そこにすごく固い絆を感じるのです。そう簡単には壊れない、本当に強固なものが彼らをつないでいて、それがそのままサウンドに表れているように思えるのです。リード・トラックとおぼしき「Maybe This Time」の力強いこと。Sherwoodらしい、爽やかさに包まれたタフネスが感じられるこのナンバー、聴いているうちにお腹の底に力がわいてくるような気がしました。しかし、詞を読んでいると、けっこう疲れちゃっている感じもしなくもないのです。けれど、その疲れ切ったどん底からなんとか這い上がろうとする強い意志のきらめきが見えるようです。「Ground Beneath My Feet」はピアノメインのバラードからバンドサウンドへつながる、ドラマティックなナンバー。詞がなんとも切ない…ように解釈したんですが。ブックレットの写真と相俟って、何だか胸をしめつけられるような思いでした。「Around You」はストレートなラヴソング。これめちゃくちゃ好きです。こういう歌、大好きです。ホントにホントに大好き。I'm on the way home to you. So take off your make up, would you?なんて、いいなあ、こういうメッセージ。女性Voを迎えた「Worn」は、ちょっと新たなSherwoodが垣間見られます。この女性Voがとても良い。イノセントだけれどしっかりとしていて、Sherwoodのサウンドに合っているなあと思いました。この後の「Free」が、まるで陽のArcade Fireみたいなイントロなんですが、サビに入ると、ここぞとばかりに泣きのSherwood節。で、やっぱり詞が泣けてしまうわけです。自由になりたい、ただ自由になりたい、けれど自分たちが過去に蒔いた失敗の種は大きく成長しすぎてしまった…とか言われてしまうと、どうやったら泣かないでいられるでしょうか。全体的に、ビターな部分と今までの爽やかさを併せ持った感じになったかな、と思います。やっぱり、Sherwoodは、同じベン図でくくられてしまうバンドの中では別格で好きですね。マイスペ
2010.02.12
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デトロイト生まれのSSW・Mayer Hawthorneのデビューアルバム「A Strange Arrangement」。ブルー・アイド・ソウルです。私が聴くジャンルではまったくありません。いつものように何かいい音楽はなかろうかとネットをさまよっていたときに、まあ、あれですね、メガネだったんで、ジャケが(苦笑)。そしてマイスペで聴いてみたところ、あら?良くない?珍しくも私のアンテナに引っかかったのです。裏声と地声を使い分ける歌い方に、好き嫌いがあるかもしれませんが(裏声のはヘタだというコメントがチラホラ…でも私はいいと思うのですが)、スウィートでメロウな彼の声は、まさにこういうソウルを歌うにふさわしい。どんな高級ショコラよりも、もっともっと甘くてクセになる。そんな感じです。「Maybe So, Maybe No」はアーバンジャズっぽくオトナの雰囲気。私はこの曲がやっぱりいちばん好きかな。あ、でも「Your Easy Lovin' Ain't Pleasin' Nothin'」のダンサブルなところもいいな。なんとも楽しくなってしまう、ふと自然に笑みがこぼれてしまう陽気なナンバーです。元気までもらえる。なんで私がブルー・アイド・ソウルを聴けるのか…と少し考えましたが、いるじゃないですか。Paul Weller師匠が。そんな師匠もきっと気に入ってくれそうな「Make Her Mine」もステキな曲です。もうすでに師匠がカヴァーしている様子を妄想しています。危険です。それに、昨年~一昨年にかけて、Curtis Mayfield(こちらはブルー・アイドではなく本物ですけれど)を聞かされていた時期がありました。知らず知らずのうちにベースが築かれていたのでした。そうか、納得。それにしてもこの冴えないオタク風味な青年が、こんなにソウルフルな音楽を作り出すとは。このアルバム、何を聴こうか迷うときは、きっと何気なく手にとってしまう回数が多いに違いありません。マイスペ
2010.02.11
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竹音堂さんが紹介なさっていらしたので、聴いてみたらこりゃいいわ!とすぐさま飛びついたのが、Codeine Velvet Club。Fratellisのヴォーカル・Jon Fratelli…じゃなかった、Jon Lawlerと、Lou Hickeyという女性によるデュオ(でいいのでしょうか?バンド?)です。私が聴いたのは竹音堂さんのところにリンクが張ってある、「I am the Resurrection」のカヴァーだったのですが、これの素晴らしさはもちろんのこと、アルバムもとてもイキのいい、それでいてFratellisのグラマラスな部分も持ち合わせた、カッコ楽しい一枚です。PVにもなっている「Hollywood」、Jonがブラックスーツで正装してるんでなんか笑っちゃうのですが、これを見ただけで、グッとくる人は多いと思います。マイスペで見られるので、下のリンクから飛んでみてください。ちょっと、Killersの「Mr. Brightside」チックな部分もあるような印象を受けました。でも、こちらの2人(JonとLou)の方がより怪しげでエロティックです。Jonがですね、想像以上にカッコイイのです。カッコイイ。Jonのことばっかり言ってないで、Louのことも書かなくては。古い映画のサントラにありそうな、ゴシック風だったり、適度に品悪くしているキャバレーの雰囲気だったり、そんなものにとけ込んでいる…そうだ、どこかすれた感じの声で、これがまたセクシーなのです。全部のメロがキャッチーで気持ちいいですね。Fratellisほどの疾走感はなくて、よりポップスに近づいた感じなので、とても聴きやすいです。私のお気に入りナンバーは「Little Sister」と「I Would Send You Roses」。そしてボートラと表記されている「I Am The Resurrection」!この歌って、たくさんの方々がそれぞれの思い入れを持っている曲だと思いますが、このカヴァーはアリですね。久々に「おおおお!」と背筋がぞわぞわっとしました。マイスペ
2010.02.10
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海岸に淋しげにぽつんとたたずむ象さんのジャケットで、何となく、きっとこれはいいバンドだろうなと思ってしまったのです。オレゴン州ポートランドのバンド・A Weather(このアルバムだとメンバーは5人ですが、現在オフィシャルをのぞいてみると、4人になっているようです)の1stアルバム「Cove」。レーベルはTeam Loveです。まるでこの悲しげな象さんの嘆きのような、静かでなおかつしっかりとした重みがあります。けれど、男女ヴォーカルの掛け合いで、だいぶふわりと軽い印象に仕立てられているなと思いました。男性の声はベルセバのスチュアートを少しハスキーにしたような感じ、女性の方は透明感のある高音。決して少女的というのではなくて、もっと素っ気無さのようなものを持ちながらも、どうにも気になる。そういう雰囲気がします。その素っ気無さがたまらない。だから気になって仕方なくなってしまう、そんな魅力がある女性ヴォーカルです。男性ヴォーカルももちろん良いです。やわらかで、懐深いイメージ。Winterpillsがなんとなく頭に思い浮かびました。あ、あとRadical Faceとか。そして、私には詞が抽象的すぎてわからないのです…が、「Oh My Stars」は、この悲しげなメロディたちの中で、大事な人へのあたたかな愛を歌っていることが聴いて取れて、なんとも胸キュンしてしまったのでありました。それにしても、どこにも小技を仕込むことなく、ひたすらまっすぐに作られた音ですね。静かで悲しい音を静かに悲しげに演奏することがどれだけ大変なことか。でも、それをやってのけるこのバンド・A Weather。素敵なバンドに出会うことができました。3月にニューアルバムが出る予定のようです。マイスペオフィシャル(音が出るのでご注意を)
2010.02.09
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鳥人、たしかに。とM-1を思い出して笑ってしまいながらも聴き始めたDovemanことThomas Bartlettの「The Conformist」。詳細なバックグラウンドや素晴らしいレビューはすべてLiricoのsinさんのブログに書いてあるので、私が言及するまでもないかと思います。ウィスパーボイスと呼んでもいいような、儚げな声なのですが、これが耳に残る。周りを固めた豪華なメンバーの中にまったく埋没することのない、不思議な存在感を放っています。Thomasが奏でるピアノがそれにぴったりと寄り添う様は、まるで宗教的な美しささえ感じます。彼が歌っていることを、私はうまく日本語にして伝えることができません。ただ感じ取れることは、すごく悲しげに溜息をつきながら、ポロンとピアノを鳴らす誰かの姿。深く静かな溜息が、このアルバムの中に満ちているような気がしました。例外なく女子ならば反応してしまうThomasのハンサムぶりも相俟って、天使の溜息だなあ(これが鳩の溜息ではいけないのですよ!)と思ったのでありました。なのでEddi Readerとは何の関係もありません。マイスペ良いSSWをお探しの方はこのDovemanを。
2010.02.09
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この人のことは前にも書いたような気がするのですが、記事が見つからないので再度。というのも、ついに現物を手に入れたからです。ベルギーのバンド・Sioen。Fredrik Sioenを中心とした、ソロプロジェクト的なバンドのようです。アルバムは3枚くらい出ていたでしょうか。私が買ったのは、2007年リリースの3rd「a potion」です。リリースされた直後から、かれこれ2年以上欲しい欲しいと思い続けながらも、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、HMVのマルチバイでやっと手に入れたというところです。SioenことFredrikはピアノを弾きつつヴォーカルを取るスタイルのようです。で作詞作曲全部こなす…というと、クリス・マーティンが頭に思い浮かんでしまうのですが、Coldplayっぽくはない。繊細な曲と、感情を叩きつけるような激しい曲との差異に驚きます。「What I Fali To Understand」などは、弦楽器も加わり、ピアノが壊れそうな迫力で演奏されているのに対し、次の「It Didn't Last」は本当に優しく穏やかなバラード。同じアーティストがやっているとは、ちょっと思えなかったりします。暗く不穏なものさえ感じさせるナンバー「Suicidal Sunset」は、おそらくこのアルバムの中でいちばん「浮いている」曲だと思います。でも、これが意外に耳に残っているのです。詞もけっこう怖いし、ねじれた人間の心を映し出した、ある意味いちばん人間っぽい曲かもしれません。間奏のピアノはジャズの即興のようです。「Ready For Your Love (high)」や「I Need A Drug」は、私が彼の曲を好きになるきっかけとなったナンバー。やっぱりいい。少しハスキーな声が歌い上げるメロディは、ドラマティックなのだけれど、リズムの雰囲気はジャズっぽい。詞もなんとなく目を通してみましたが、ストレートなラヴソングというよりは、もっと人間の中身…憎しみや狂気、そんなものを書いているのかなあという印象を受けました。マイスペしかし残念ながら、このSioen、今の音はだいぶ方向転換してしまっているようで、アフリカっぽいんですよね…たぶん次のアルバムは買わないなあ(苦笑)
2010.02.06
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2月3日、渋谷クラブクアトロにてAndrew Birdのライヴを観てきました。チケットを取ったのはかなり後の方だったのですが、開場時間になってもほとんど人がいなくて、500番超えだったのですが、2列目で観ることができました。客入りが心配になりましたが、開演直前になったらかなり埋まっていて一安心。外国人の方がとても多かったです。前座は、キセル。なんとなく、勝手に、アコースティックに聞かせる人たちなのかと思っていたので、打ち込み多用のポストロック的な部分に驚きました。しかし、お兄さんのヴォーカルと詞がすごく胸に響きました。訥々とした感じなのですが、それが余計にグッときたのだと思います。自分の現状が少し入り込んできてしまって、後半は、涙をこらえるのに必死でした。素晴らしかったです。それからAndrew Birdがついに登場。バンドじゃ…ないのね。ひとりであの楽曲をどうやるんだ?ジャケット、シャツ、細ネクタイに細身のパンツと、もろ私好みのいでたちです。あ、カッコイイ。という女子の感想はさておき、この方は、私が持っていた彼に対するすべてのイメージを引っくり返しました。ヴァイオリンが鳴り響き、うわ、CDより迫力あるわと思っていたら、足元のエフェクターのスイッチ?を目まぐるしい勢いでチェンジ。かと思ったら口笛でメロディを。この口笛がすごくて、私は、こんなに上手な人を初めて見ました。でも何か変…というか、うん、変わった感じでした。痙攣するようにヴァイオリンを弾いてみたり、歌なのかMCなのか朗読なのかわからない部分は多いし、靴は片方だけ脱ぐし、見ているだけでもとても興味深い人でありました。本当に、いろいろなことができる人なのですね。ヴァイオリンをピッキングしながら歌い、ヴァイオリンを弾きグロッケンを叩きながら歌い、背中にはギターを背負っている。そして打ち込みも完璧に操る。全身が音楽でできているような人なのだなと思いました。実は、かなりインストの時間が長かったのですが、それもまったく飽きないパフォーマンスでした。これは、見てみたらわかる。すごいのですよ。ブルースっぽくもあり、カントリーっぽくもあり、ポストロックっぽくもあり…万華鏡のような世界でした。そしてやはり声がいいんです。CDよりももっと伸びやかで太い、朗々とした声でした。時折、Rufus Wainwright的な響きも感じました。本当に、素直に「いい声」です。MCすべて英語だった上、けっこうもごもごしていたのでわからない部分がかなり多かったのですが、「Oh No」の前のMCだけはわかりました。こういうネタを…(笑)ま、オトナの時間ですから。お客さんが静かだとか言っていたような気がしますが、気を悪くしないでいてくれるといいな。静かであるということは、日本人にしてみれば最高のリスペクトのあらわれでもあるのですから。曲が終わった瞬間の拍手の熱烈さでわかってくれたかなあ。これは、行って良かったです。行かなかったらものすごく後悔するところでした。セットリスト某所より転記(曲名省略あり)EjamHappy BdayWhy?PlasticitiesNervous TikFitzSection8cityNatural DisasterOh NoCarrion SuiteTenuousnessImitosisOh BaltimoreAnonanimalHeadsoakScythians----------Oh SisSomedaysWeather Sys終演後、物販をのぞいていたら、ひょっこりとAndrew本人が現れました!な、何にも持ってない!どうしよう!CD買っちゃえ!と、CDを買ってサインしてもらいました。ステージにいるときよりソフトな雰囲気でした。ふわふわふわ~っと。英語がよくできないから、MCが全部はわからなくて、笑えなくてごめんなさいと言ったら、ニコッと「いいよ~気にしないで」と。うわ、笑顔が…素敵だ(笑)。良いライヴでした。また来てくれるといいな。
2010.02.05
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昨日はAndrew Birdをクアトロで見てきました。 番号が500番超えだったにもかかわらず、開場時間にあまりに人がいなくて、ラッキーにも2列目真ん中で見ることができました。 前座のキセルのあまりの良さに、早くも本気泣きの私(笑) そしてアンドリュー鳥さん。 歌しか聞いたことない人は、絶対戸惑うはず。だって変なんだもの(笑) しかし、今までに見たことのない類のライヴでした。簡単に言えば、すんごい良かったってことです。 終演後、ひょこっと物販エリアに現れたアンドリュー。サインをいただきました。ふわ~っとした、なんともいえず素敵な人でした。 そして、かえすがえすも、キセルが素晴らしかった。
2010.02.04
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以前の日記でも紹介したことがある、ベルギーのアーティスト・The Bony King of NowhereことBram Vanparysのアルバム「Alas My Love」、意外にもHMVの通販であっさりと手に入れることが出来ました。やっぱりアルバムを通して聴くと、印象も違いますね。以前の日記には、スローバラード~ボサノヴァ的雰囲気と書いていましたが、そうでもないような。ボサノヴァというにはちょっと暗すぎるかな。Thom Yorkeっぽい声はやはりそうなんですけれども。ピアノやシンセに始まり、様々なパーカッションをバックに従えた様子は、聴いていてけっこう面白いです。土地柄と言うのはあるのかなあ、と思いました。同時にSioenのアルバムも買ったりしたのですが、このへんでつながっているベルギーのアーティストたちの音の共通点は、優雅さなのです。嫌味のない品の良さ。このThe Bony King of Nowhereにしても、何気なく聞き流していきそうな一音一音が、本当に、そっと、やわらかなタッチで置かれているのです。紡がれていく音に細心の注意を払い、芸術品を作り出していくかのようです。おそらくこのアルバムの代表曲でもあろう「Maria」なんかには、それが顕著だなと私は思いました。だんだんと伴奏の楽器が減り、最後にBramの声だけが残って終わる。それも計算し尽された美しさの引き算。また、ここでやっと聴けたアルバムタイトルでもある「Alas My Love」。冒頭から続くハンドクラッピングの切れの良さに、後ろで控えめに鳴るギター。これらとBramの声だけなのに、短くも美しいバラードとして成立してしまうのです。ハンドクラッピングでリズムを刻むライヴ感までもそこに生み出してしまう。すごい。昨日書いた、Prince of Assyriaに通じるところがあるような気がしました。名前の雰囲気も似ているしね・笑マイスペ
2010.02.01
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