MoMo太郎日記

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2023年01月19日
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カテゴリ: 大人の遠足
小平市ふれあい下水道館のすぐぞにあるのは、この水路、「玉川上水」(→→→​ こちら

玉川上水とは、玉川上水は、羽村取水堰で多摩川の水を取り入れ、新宿区四谷にあった四谷大木戸まで全長約43キロにわたって掘られた、素掘りの水路のことです。この先は地下に埋められた石樋や木樋により、江戸城や武家、町家にも配水され、主に飲み水に利用されていたそうです。

江戸の町の飲み水確保のため、玉川上水以外にも5つの上水が建設され、これを江戸の六上水(→→→ こちら )といったそうです。

江戸の六上水とは、次の6つの上水のことです。
  1. 神田上水:神田川の水を今の椿山荘の近くにある江戸川公園付近にあった関口大洗堰で取水し、後楽園、水道橋を経て日本橋あたりまで給水していた上水です。
  2. 玉川上水:羽村取水堰で多摩川の水を取り入れ、武蔵野台地を東流し、江戸市中に給水されていた上水です。
  3. 本所上水(亀有上水):現在の埼玉県越谷市付近の古利根川から取水し、亀有、四ツ木、そして今の東京スカイツリー周辺を通り、隅田川東岸の本所・深川へ給水されていた上水、後に曳舟川となった。
  4. 青山上水:玉川上水の四谷大木戸から分水し、青山・赤坂・麻布・六本木から飯倉を経て芝方面まで給水した上水です。
  5. 三田上水(三田用水):今の世田谷区北沢で、玉川上水から分水され、渋谷区を通り、恵比寿、目黒区目黒付近等を流れ、三田方面へ給水されてた上水です。
  6. 千川上水:玉川上水を境橋(現在の東京都西東京市新町と武蔵野市桜堤との境界付近)で分水し江戸城の城北地域へ給水していた上水です。

これら六上水のうち、玉川上水の一部区間は現在でも東京都水道局の現役の水道施設としては村堰から東村山浄水場への送水に活用されていますが、他の上水は廃止されています。

また、玉川上水は沿岸の各村々へも分水が認められました。上水完成の翌年に野火止用水への分水、ついで小川、砂川、国分寺分水などが開かれ江戸後期には分水の数は30を超えました。羽村で取水された水量の約半分は途中の村々に分水として流されて、飲み水や田用水として沿岸の村々や多くの新田開発などにも使われていたそうです。恋ヶ窪村分水もそのひとつになります

西武拝島線の玉川上水駅近くにある東京都水道局小平監視所から下流に水は流されていませんが、昭和61年(1986)東京都の「清流復活」事業が実施され、小平監視所から杉並区の浅間橋の区間に下水処理水ではありますが水が流されています。



玉川上水緑道に咲いていたキバナコスモスです。

西武国分寺線を越えてさらに東に向かいます。この踏切の付近が今回の駅からハイキング「水の歴史と実りの大地を廻る、秋の国分寺ネイチャーウォーキング」の中間地点になります。

(秋の国分寺のコースです)

【つづく】


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秋の国分寺(その7) 下水の次は上水を勉強します





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最終更新日  2023年01月19日 00時10分13秒 コメント(28) | コメントを書く


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