全24件 (24件中 1-24件目)
1

寸刻を 惜しみ崖越す 秋の蝶木枯に 向けどころなし 石の貌コスモスや 夫に従い 情強む掌に残る 温みオリオン 炎へつきず」
2011.03.31
コメント(0)

蟻右往 左往して昏れ 婚近し誕生日 ひっそりと過ぎ 四月馬鹿永き日の 白壁呆け 点滴す
2011.03.29
コメント(0)

誘蛾灯 病む身の何処か 炎えており白菊や こころ誰にも 犯されず菊かおる 銀盃夫の ペン胼胝に
2011.03.27
コメント(0)

癌検に 並び梅雨曇り 仰ぎけり応へたき 声がひきつる 夏の風邪沖縄の 婆の耳朶(みみたぶ) よもぎ餅主と体を ひとつに結び 草競馬
2011.03.26
コメント(1)

時の日の 婚や祈りの 聖歌隊亡き友の ささやき優しき 星月夜東西に 七月の雲 潜みけり
2011.03.25
コメント(0)

母は俳句の合間に川柳も楽しんでいました。買い物に時間を費やす物価高インゲンが泣いてる罪を着せられてお遍路の拾った石をお守りに亡き母の恩しみじみと茸汁地図を見て角を曲がればラーメン屋近頃の髪の流行は乱髪に
2011.03.24
コメント(0)

淑やかに 触れて歩めり 菖蒲園母の忌の 風やわらかに 雪柳雨上がり 子よりの土産は 茄子の笛梅雨雲や 異国にテロの 絶え間なし
2011.03.23
コメント(0)
波路の忌や 仰げば揺るる 夕桜西行の 歌ふともれし 花月夜故郷や 八十路に仰ぐ 夕桜
2011.03.21
コメント(0)

巣立ちたる 並木に夕べ 風の音四月馬鹿 生まれをずらす 親の愛春の夢 いきなり覚ます 選挙カー
2011.03.19
コメント(0)

就職を 祝う花見の 家族連れ住古りし 地にいきいきと 桜の芽「千の風」 聞くや瞼に 春の雨進学の 子の靴いつか 大人めく
2011.03.19
コメント(0)

旅一夜 聖子の布団に くるまれし山形の りんごも最後 かみしむる春寒し 少女期よりの 文も絶ゆ
2011.03.17
コメント(0)

一途なる 句碑に若葉の 風かおる春風を 頬にときめく 人に逢ふ菱餅を 土産に老いの 足かろし秋の夜の 句座のもてなし なつかしき
2011.03.15
コメント(0)

大寒に 耐ゆる古窓 熱く拭く美容院 出て春寒の 衿合わす野良猫の 足跡深く 雪を漕ぐ
2011.03.14
コメント(0)

雪像に 無情の雨や 雪祭り黙々と 除雪に励む ボランティア鋭利なる 刃物となれり 軒氷柱風邪に臥し 賞味期限の 野菜泣く
2011.03.13
コメント(0)

突然の 鵯の高鳴き 氷道神主の 父に余り し鏡餅追憶に 生きて米寿の 春迎ふ
2011.03.12
コメント(0)

農魂に こめし句道や 祝い酒初空に 翼を張って 鳩飛べり闘病の 水を力に 福寿草エンジンを かけて遠出の 初仕事
2011.03.11
コメント(0)

傷兵の 老いて一本 菊作り返信の 詫びを重ねて 冬に入る秋の夜の 演奏拍手 鳴り止まず (孫のマンドリン)
2011.03.09
コメント(0)

南国に 旅せし娘より 雪見舞白菜の 鍋物余す 独りの夜幼子の 夢ふくらめり クリスマス人ごとと 思ひし杖や 師走病む
2011.03.08
コメント(0)

十二月 八日天地に 怒涛音裏金の ニュースに吹雪く 町や村着ぶくれて 明日へのプラン 無となれり
2011.03.07
コメント(0)

尽力の 終美しき 紅葉道白菊や 温顔遠く 旅に出しゆく秋や しみじみ繰りし 晴生の句風連れて 来し白鳥に 湖青む
2011.03.06
コメント(2)

外人も 混ざりヨサコイ 熱気わく重たげな 紅のしゃくなげ 地を染めし子と競ふ トマトの苗に 声かける
2011.03.05
コメント(0)

メトロ出て 新緑の空 眩しめり望郷の 願い果せり 夏の月愛犬の 墓を埋めし 花吹雪雷一夜 とどろき去りて 祭り来る
2011.03.04
コメント(0)

紫陽花や 生涯文子は かたはらに友情の 小石にわが句 小判草盆菓子に 亡き嬰の齢 指折りぬ(嬰=「嬰」の成り立ちには、「貝」が首飾りを表し、首飾りをつけた女の子とする説と、えんえんとなく赤ん坊の泣き声を表す擬声語といった説がある。)
2011.03.02
コメント(0)

連れ立ちて 康司師恋へり 彼岸花盆灯や ソファーに座せし 康司像黙祷の 幾万人や 原爆忌灼け砂を 踏みて八月 一五日
2011.03.01
コメント(0)
全24件 (24件中 1-24件目)
1