仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.05.02
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カテゴリ: 雑感


先月に家族で東京ディズニーリゾートに行きました。2日間かけてランドもシーも存分に楽しんで、子ども達大満足。さて、初日TDLのワールドバザールの中で音楽隊が登場して見事なディズニーのメロディーを聴かせます。少人数なのにパンチのある演奏、さすがです。

写真はその演奏なのですが、ソプラノサックスがストレートではなく、アルトのようにカーブしている。よくテーパー管の吹き込みの所だけが曲がった格好いいソプラノは見るが(一般にはそれを指してカーブドと呼ぶのかも知れない)、タツノオトシゴのようにかわいく曲がったソプラノはあまり見ない。

ストレートの場合、どうしても管を支える指が体(腹)から離れてしまうから、この方が随分演奏しやすいように想像する。多少音色は変わるだろうが。

妻と子ども達が買い物している間、私はこの演奏を聴きながら、ある事を悩み始めてしまい、どうしても気になってしまった。

それは、ラベルがボレロで使ったのはテナーとソプラノ(ラベルの指定はソプラニーノだったかも知れない)だが、ひょっとしたら現在のBbではなくて、C調のものだったのだろうか。まあ、そういう小さい悩みは良いとして、ボレロの独奏楽器の順番はどうだったろうか。テナーサクソフォーンは2巡目のB主題だから、7番目で間違いない。最初のA主題はフルート、次はBbクラリネット、B主題の最初がファゴット、次がEsクラリネット。ここまでは多分間違いない。

5番目がA主題に戻って、伸びやかに典雅に演奏する楽器。オーボエなのだが、イングリッシュ・ホーンかなにか、とにかくラベルのことだから普通じゃないヤツだったな。

やっと今調べましたら、オーボエ・ダモーレでした。調性はA調。オーボエとイングリッシュ・ホーンの中間に位置する。その名も、愛のオーボエですね。素晴らしい。

ラベルはオーボエ・ダモーレの他に、イングリッシュ・ホーンもオーボエ2席のうち1席の持ち替えとして指定したようだ。



さて、ボレロの順番の話にもどるが、6番目はフルートとトランペットのユニゾン。普通にはあり得ないが、管楽器を音のパレットとして使っている感覚か。

その次にいよいよテナー・サクソフォーン。私は初めて聴いた中学生の頃はアルトだと思いこんでいた。楽器の音色は音の移り目に現れると言うが、従来の管楽器にない、明るいのに奥深くて淡麗で豊かな音色。ラベルの卓見ですね。そして次の8番目は、B主題をソプラノが伸びやかに歌う。

想像だが、ラベルの本来の指定は、7番目はテナー単独だが、8番目はB主題の前半8小節はソプラニーノで、B主題後半は下がってくるフレーズなのでソプラノを使う(テナー奏者が持ち替え)という意図なのではないか。楽器の最も美しい音色が出る音域にこだわったのではないか。

B主題はおそらくBb(実音)から始まると思うのだが(楽譜を確かめていない)、ソプラノよりはソプラニーノの方が、通常の倍音域で安定した音を出せる。しかし、主題の最後の方は2オクターブくらい下がるから、ソプラニーノ(Eb)では音域を越えてしまい、ソプラノに橋渡しする、と言う風にラベルは考えたのかも知れない。

3巡目の第9番目以降は、ラベル独特の管楽器の組み合わせで、もうわからない。唯一ソロで見せ場があるのがトロンボーンだが。

おそらくディズニーリゾート広しといえども、ボレロのソロの順番を思い出しているヤツは、絶対に他にいなかっただろう。

ついでに、こんな夜中にさんざん悩んだボレロの順番を確かめて、やっと安心して眠りに就こうというオヤジも全国に私だけでしょう。ちょっと自慢して、寝ます。

(TDSは5周年でした)
070502TDS5周年





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最終更新日  2007.05.02 03:08:44 コメントを書く
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