仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.04.19
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カテゴリ: 国政・経済・法律
今朝の新聞によると、航空幕僚長が名古屋高裁判決について、隊員の心中を察して「そんなの関係ねえ」と述べたことを、司法判断を揶揄する発言とばかりに批判的に報じている。

司法判断を尊重せよ、ということか、あるいは地位にある人間の発言として品性がない、ということなのか。しかし、実際に平和維持活動に従事した隊員にとっては、何ともばかげた判決だと思うだろう。

今は詳細に分析したり勉強するいとまがないが、新聞で見る限り、名古屋高裁の判決の論理は相当に無理があると思う。

そして、それ以上に問題だと思うのは、必要ないと思われるのに憲法判断に踏み込み違憲と言及してみせて社会と政治に一石を投じるという、無責任な裁判官の姿勢ではないだろうか。原告は上告しないと言うし、勝訴した国側は上告できない。どうも、裁判官の主観的なあるいは司法権を誇示しようとする、勇み足のように感じられる。

違憲と一言言えば、マスコミが大騒ぎする。運動派は大喜びだ。しかし、政治と社会の動きを真剣に考えた場合、どうなのだろうか。ひとり裁判所だけが、渦を起こして自己満足している場合ではない。当の裁判長は退官したのだそうだが。

折しも私は最近、井上薫『裁判所が道徳を破壊する』を読んだ。2年前の東京地裁のヘンテコ判決(国旗国歌通達違憲判断)について、私は、教育現場における統制の悩みが問題の核心と記した。井上氏は、判決、そして裁判所と裁判官じたいの問題として捉え、元裁判官としての経験も踏まえて、明快に「蛇足判決」と論じきっている。

今回の名高裁も、井上氏なら、こう切り捨てるのだろう。

■関連する過去の日記
東京地裁「国旗国歌通達違憲」判決を考える





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最終更新日  2008.04.19 13:23:18
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