仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.02.05
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カテゴリ: 宮城
宮城の共学化問題は、全校共学化の方針が維持されて良かったと、胸をなで下ろしている。大局を見据え、本当の意味で宮城の子ども達のことと、更に言えば、本当の意味で仙台一高の将来を考えて苦労してきたであろう県教委の方々の努力が水泡に帰することが無くて、本当に良かった。

梅原市長のような一部の論者は、まだまだ盛り上がって行くのだろうけれども、ある程度の時間が、一定程度の解決をもたらすと考えるしかない。論者の方々も、自分たちなりに一心不乱に教育のことを考えての言動なのだろうから、議論がかみ合わなかった。宗教論争みたいなものだ。一方的なのだが。

おそらく数年すれば、共学化の判断が妥当だったと大多数の県民に支持されるだろう。一足先に共学化した仙台二高が、早くも全国トップクラスに躍り出ている現実が、ある。

何度も言うが、私は進学実績や模試の成績だけを持って学校の評価とするのではない。進学校なら進学校らしいパフォーマンスがあるべきだ、ということ。仙台・宮城を牽引する進学校が存在して欲しい。特に現役進学率が問題だ。一高や二高の3年生が半分浪人するような現状で良いはずがない。それを校風だと自慢するような風潮を、これからの高校生世代に押しつけて良いはずがない。

仙台二高は、女生徒が例えは悪いが「黒船」となって、沈滞を破る働きをしていると思う。教員の目の色も変わったのではないだろうか。一説には、従来宮一女高に入っていた層が仙台二高に回り出した、という。これを序列化だと悪く言う意見もあって良い。しかし、教員組織や卒業生組織などの旧体制懐古主義を打ち破る爽快な成果に、生徒達は納得し、拳をあげている別学論者もやがては心の内で理解する日が来るだろう。そう思いたい。トップ高は仙台・宮城の教育界全体を引っ張る存在であらねばならない。

今回の県教委の「騒動」の1か月は、長い目で見れば取るに足らない短さだ。共学化を県の教育史の汚点と決めつけた市長もいたが、卒業生組織がハッスルして未来を消し去ってしまう、そんな、いかにも仙台の内向的足引っ張り文化の典型みたいな結果にならなくて、まずは良かった。

■関連する過去の日記です(主に05年のもの。最近も記事もあるかも知れませんが。)
利府高校の躍進を期待 (09年1月28日)
県立高校共学化論議を考える (08年12月18日)
宮城県立高校の共学化について(4)真に学校を思うなら? (12月11日)
宮城県立高校の男女共学化を考える(3)妙案登場!? (12月7日)
仙台市梅原市長の「仙台一高・仙台二高別学維持」発言に思う (11月30日)
宮城県内の公立高校の男女共学化論議を考える(2)歴史 (11月28日)  
宮城県立高校の男女共学化を考える(1)序論 (10月28日)  
宮城の進学率と公立高校を考える (9月6日)





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最終更新日  2009.02.06 01:05:16
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