仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.02.15
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カテゴリ: 東北
足かけ17年、地球全週ほどの行程を歩いて全国測量の偉業を達成した伊能忠敬。その成果である大日本沿海輿地全図(伊能図)は、明治政府が本格的な地図作成を始めるまで使われた。その測量方法は導線法と呼ばれるもので、距離と角度を測りながら進む。ときおり高い山や天文観測で誤差を補正する。天文観測をした地点は1200箇所にも及び、伊能図には、☆(星)印が付されている。

その伊能図の天文観測について、全国で唯一、その足跡を示しているのが、釜石市唐丹の「測量の碑」である。

1801年に忠敬が三陸沿岸測量のために唐丹村を訪れたが、これを記念して、1814年に唐丹村の葛西昌丕(まさひろ)が偉業を残そうと建立した。葛西は天文暦学に関心があり、碑には、忠敬の測量の方法と結果が記されている。同時に、中央に当地の緯度、まわりに星座名を記した長径70センチほどの星座石も残している。

残念ながら、発見された石碑は、建立後の移動もあって正確な測定地点とは一致していないようだが、忠敬の天文測量を裏付ける貴重な遺物である。

(以上、山岡光治『地図を楽しもう』岩波書店(岩波ジュニア新書593)、2008年 から)

■釜石市サイト「 星座石

■せんだいの天文史跡めぐり「 星座石





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最終更新日  2009.02.15 11:35:59
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