仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.04.29
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3連勝の余勢を駆って、と思ったら2連敗。昨日の大敗はそれとして、1か月以上が過ぎたブラウン・イーグルスの底が見えてしまったような気がして、大変淋しい。

野村監督の存在や采配には、是非の両論があった。わかりにくい面もあったけれども、チーム全体で勝つために戦うという姿勢が、昨季にはあったように思う。選手起用や戦術にも、1つ1つに意味があったように思う。

今季はどうだろう。クルクルと変わる打順。変わってはいるが、新しい面子といえば、聖沢と辛島、それに去年十分休んだ中村ノリくらいだ。鳴り物入り(とまでは言えないか)の新戦力アンディは既に無く、モリーヨはどこよ。

もっと深刻なのは、従来の戦力の低下だ。山崎は好機をほとんどつぶし、渡辺直人も活きが悪い。草野と鉄平も、コンスタントに打撃成績を上げられないのは、守備や打順をいじられているからではないかと勘ぐってしまう。それに、福盛、青山も姿を消した。

要するに、前向きな要素がほとんどないのだ。監督業とは、せいぜい毎日打順をいじっているだけなのか、と言いたくなる。それも、ポリシーのない変更に思えてならない。

昨日は山崎を初めてスタメンからはずした。休養のためという。はずすことは別に構わない。だが、なぜ今なのか。山崎が主砲の役割を果たしていれば間違いなく勝てた試合は、この1か月で5試合くらいはあった。結果を客観的に評すれば、チーム不調の最大の原因は(選手では)山崎だ。1点差で負けた試合の多さとも関係している。

だったら、監督の役割の重要な1として打線をいじるというのなら、どうしてもっとはやく動かなかったのか。

結局、ブラウン監督のオーダーは、いじるために打線をいじる、というような気がしてならない。持ち駒の中で、明日はどうしようか、だれか若いやつも試してみようか、と。或いは、監督の裁量とはそのくらいしかない、とでも割り切っているのだろうか。

応援している方は、大変辛い。ワンプレー毎に意図と気迫をもったプロの戦いを展開して欲しい。選手はどう思っているのかわからないが、毎日変えられるオーダーに戸惑っているのではないか。もちろん、プレーの結果が反映されるのは当然としても、変更の意味や監督の意図が伝わっているのだろうか。



こう考えていくと、昨秋のブラウン起用のニュースの際に囁かれていたことが、思い出される。会社側は、個性が強くなく、自己主張の少ない、ついでに年俸も少ない監督を望んだ、だからブラウンなのだ、と。選手の強化や勝利には目もくれず、そこそこ勝ってそこそこ負けて、営業を続けられればいい、と。

私は、興行主としての会社の方針はわからないし、評論する立場でもない。したくもない。監督の個性も二の次だ。ただただ、熱気にあふれ、選手が連携した多彩な戦略をからめた、最上質で本気のプロのプレーを見たいと思うのだ。そして、できれば勝利して欲しい。

そのための基本条件が欠けているような気がする。スタジアムに足を向けるとき、またラジオのスイッチをひねるときの、ワクワクした夢が、消えかかっている。





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最終更新日  2010.04.29 11:09:51
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