仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.08.11
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真夏の夜の9日は、田中の新記録達成で歓喜の坩堝と化したKスタだった。本当に、熱かった。

さて、今朝の河北新報では、球団がシリーズに備えて2000席程度を仮設で増築して、9月の主催ゲームから使用するという。

我が家の子は、取り壊すのはもったいないというが、今回は時間を優先するのだろう。シリーズに間に合わせるためなのだ。

そもそも、Kスタではシリーズはできないという話があると聞いていたが、今朝の記事では「NPBがシリーズの収入源を懸念して、球団に対して2万8千席に増やすよう求めてきた経緯がある」と説明されている。開催場所やチケット価格はNBPに決定権があるため、球団としては最大限の努力を示すことで、仙台開催に理解を得たい考え、との解説だ。

たしかに、収容人員は無視できない要素ではある。3万人が、ひとつの目安とみられているようだ。かりに、収容人員が少ないとの理由で、Kスタの試合だけがチケットの価格が跳ね上がるようでは、たしかに困る。

また、参入時に三木谷社長が球場の増席を約束したとも報じられている。

興行側のカネ勘定や、球団側の怠慢を指摘する向きは、それはそれで重要なことだろう。しかし、大事なことを置き去りにしては行けない。プロ野球は、カネのためだけではない、町や地域や人の心に勇気を与えるものだろう。特に復興に心ひとつに向かう我々東北人にとって、今年のイーグルスの躍進は、格別の意味を持っている。

2年前の春。開幕さえ危ぶまれた中で、宮城に戻った選手達は、野球どころではない状況で戦うことになった。遅れてきて申し訳ない、野球をやっていて良いのか。嶋の言葉だった。それでも選手達は時に仮設住宅を訪れては人々を励まし、逆に励まされた。子ども達に教えたり、球場に招いたりもした。

9年前に急転直下、東北に生まれた急造球団だが、地域に根付き、震災で一層絆を強くした。地域あっての球団であり、地域に支えられての野球だ。



プロ野球と地域の関係、あるいはプロ野球そのものを真正面から問う問題だと言えるかも知れない。





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最終更新日  2013.08.11 16:51:51
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