仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2015.12.09
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カテゴリ: 東北
年末になると全国高専ロボットコンテストが楽しみになる。私は若い頃から見ているが、豊かな発想が面白いと思っていた。昨年末は受験生の子もなぜか一緒に見て、結構興味を持ったようだった。

ところで、高専は基本的に国立で各県に1校くらいある感覚だが、校名からわかるように所在地は県庁所在都市ではない場合が多いようだ。東北だと、八戸、一関、鶴岡とか。昨年のロボコンでも健闘した福島高専も、所在地はいわき市だ。TVに出ていた学校名からしても、小山、呉、鈴鹿、舞鶴など、県庁所在都市ではないが各県でも第二の集積都市や有数の産業集積地に立地しているように感じる。

ここで、所在地が県庁所在都市にあるものだけを抜き出してみる。その方が圧倒的に少数なのだ。

○ 秋田県- 秋田工業高専
○ 宮城県- 仙台高専(仙台キャンパス。旧仙台電波工業高専。他に名取キャンパス=旧宮城工業高専)
○ 群馬県- 群馬工業高専(前橋市だが高崎市との境)
○ 東京都- 都立産業技術高専(荒川区、品川区)
○ 富山県- 富山高専(富山キャンパス。旧富山工業高専。他に射水キャンパス=旧射水商船高専)
○ 長野県- 長野工業高専(長野市)

○ 島根県- 松江工業高専
○ 大分県- 大分工業高専
○ 香川県- 香川高専(高松キャンパス。旧高松工業高専。他に三豊キャンパス=旧詫間電波工業高専)

宮城県の場合は名称が仙台高専で名取(旧宮城高専)と仙台市青葉区(旧仙台電波高専)。県庁所在都市ではないとは言えるが、かといって石巻や古川に開設するのではなく、実質的には仙台に設置した形だろう。

岩手、青森、山形、福島の各県の場合は、国立大学のある県庁所在都市(青森県は弘前市)を避けて立地しているのは、国の教育上あるいは産業人材政策上の意図的政策なのか、あるいは各都市の強い誘致活動の成果なのか。また、宮城や秋田は、なぜ県庁所在都市で既存国立大所在地域に置いたのか。分散の議論や誘致の熱気はなかったのだろうか。

このような疑問が、当ジャーナルの新たな研究テーマとして沸き上がった。次回以降に、連載します。

(北海道と東北の校名と所在地)
県名 校名 備考
北海道
函館工業
苫小牧工業
釧路工業
旭川工業
青森
八戸工業
岩手
一関工業
宮城
仙台 仙台市(旧仙台電波工業)
名取市(旧宮城工業)
秋田
秋田工業
山形
鶴岡工業
福島
福島工業 いわき市
新潟
長岡工業


全国的には校名に県名を冠しながら、所在都市は県庁所在市以外というのも少なくない。
(例)
茨城工業(ひたちなか市)
東京工業(八王子市)

福井工業(鯖江市)
大阪府立大学工業(寝屋川市)
奈良工業(大和郡山市)
和歌山工業(御坊市)
高知工業(南国市)

沖縄工業(名護市)





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最終更新日  2015.12.10 21:08:58
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