仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2016.04.10
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カテゴリ: 教育
塩竈神社の桜を見に散歩してきた。桜咲く新年度。新入生の皆さんは期待に胸ふくらませていることだろう。

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仙台第二高校の進路資料によると、今春の東北大学合格者は116(うち現役66)、東京大7(4)、京都大10(3)である。

国公立医学科の数では、48(22)であり、昨春の35(12)から伸長し、一昨年の44(16)も上回っている。昨年は全国の公立高校で第5位に躍進したが、今回はさらに上がっている可能性がある。東北大学医学科だけでも23(11)となり、地域医療充実のために県教委が進めた医学部志望者の増加策も一定の成果を出してきているものと考えている。

当ジャーナルの総力をあげて、東北の高校について、東北大学の合格者数を中心に拾ってみた。
(2名以上合格の高校。なお、東京大学の合格者数がある場合は、東北大学合格者数に拘わらずすべて付記。なお、現役は合格者の内数。)


高校名 東北大学 うち現役 東京大学 うち現役
青森
27 23
青森東
3 2
八戸
25 21 3 3
八戸北
2 2 1
弘前
21 16 1 1
五所川原
3 3
三本木
4 4
盛岡第一
46 38 9 6
盛岡第三
25 22
盛岡北
3 3
盛岡中央
8 7
宮古
2 2
水沢
7 6
福岡
4 4
久慈
2 2
大船渡
5 5
黒沢尻北
8 7
花巻北
16 15
一関第一
20 18 4 4
仙台第一
80 53 1
仙台第二
116 66 7 4
仙台第三
31 25 1
仙台二華
12 9 8 8
宮城第一
21 14
仙台向山
5 5
仙台南
9 7
3 2
泉館山
7 5
宮城野
3 3
仙台青陵
23 16 2
聖ウルスラ英智
11 10 1 1
仙台育英
3 2
東北学院
13 8
東北学院榴ヶ岡
3 1
仙台城南
2 2
仙台白百合
3 2
宮城学院
2
石巻
9 8
白石
8 5
古川
8 3
古川黎明
5 4
古川学園
11 9
秋田
43 31 8 7
秋田南
20 13
秋田北
3 3
大館鳳鳴
7 6
大曲
2 2
本荘
4 4 2 1
横手
24 23
能代
2 2
湯沢
4 3
山形東
46 35 10 6
山形南
10 8
山形西
2 2
山形中央
2 2
米沢興譲館
13 12
長井
4 4
酒田東
4 2
鶴岡南
13 10 2 1
新庄北
3 3 1
福島
40 30 6 3
福島東
2 2
10 6
福島成蹊
2 2
磐城
10 6 1 1
いわき秀英
3 3
安積
20 17 3 1
安積黎明
11 10
白河
3 2 2 2
相馬
1 1 1 1
会津
9 5 1
会津学鳳
4 3 1



まず、宮城県について。やはり顕著な特徴は仙台二華だろう。上の表には記していないが、京都大が4(4)となっている。仙台青陵とともに、中高一貫の卒業生が出始めたためだ。

トップ校の浪人状況は相変わらずだが、個人が主体的に望む努力を高く評価して良いかどうかは評価が分かれるだろう。(この辺の論議は過去の記事をご参照下さい。私は個人の高い志は是としたいが、現役志望達成を目指さなくて良いとする学校側や卒業生集団の気風と、そもそも大学(高校も?)の序列を前提にしたような進路感を問題にしている一人です。)
いずれにしても、客観的にみて、宮城県の場合は未だにこの気風が他県に比べて突出していることだけは指摘されよう。

他県を見渡しても、中高一貫の成果であろう一関第一の躍進はめざましいし、会津学鳳などもその成果と言えるのかも知れない。ただし、三本木や古川黎明をどう評価するかは難しい気もするし、例えば先進県の秋田では御所野はじめ数校があるが顔を出していない。もっとも、中高一貫の理念がそれぞれにあり、学生・保護者側の期待がそれを支えて発展していく場合もあれば、創設の理念とは若干相違する場合などもあるだろう。もちろん一概に進学実績で評価してはならないとは思う。



終わりに一言。大学合格だけを高校の評価尺度とみている訳ではない。先生や学友に出会って人生を学ぶこと、部活や多様な学校活動で、ひとりひとりが人間として多くの発見をすること、それが非常に重要だと思っている。ただし、進学校として生徒や保護者が期待するのであれば、人間教育とともに現役で進路を達成することを後押ししてくれる高校であってほしい。特に仙台・宮城では、学校側があぐらをかいてきたのではないかとの問題意識で、評論や提言を行っています。
(いつも言っていることですが。)

■関連する過去の記事
東北大学合格者数を比較する (2015年9月4日)
宮城県進学トップ高校の今はどうか(続) (2015年4月18日)
宮城県進学トップ高校の今はどうか (2015年4月13日)
宮城県進学トップ高校の状況は変わったか (2012年9月8日)
今春の各高校の大学合格実績 概略
宮城県の高校の進学実績を考える (2010年11月20日)
宮城の県立高校の「現役」進路実現力を考える (09年8月25日)
宮城県の県立高校の進路実現力を考える (09年8月21日)
共学化の方針を堅持 (09年2月5日)
県立高校共学化論議を考える (08年12月18日)
梅原市長の高校男女別学の主張を考える (08年11月13日)
高校の進学状況 福島県のデータ (08年8月3日)
宮城県の伝統校の進学力を考える 青森県との比較 (08年8月1日)
改めて宮城県の伝統校の進学実績を考える (08年7月31日)
公立高校の学区撤廃を考える (08年7月30日)(宮城県の方針)
宮城県立高校の男女共学化を考える(4)真に学校を思うなら (05年12月11日)
宮城県立高校の男女共学化を考える(3)妙案登場!? (05年12月7日)
仙台市梅原市長の「仙台一高・仙台二高別学維持」発言に思う (05年11月30日)
宮城県内の公立高校の男女共学化論議を考える(2)歴史 (05年11月28日)
宮城県立高校の男女共学化を考える(1)序論 (05年10月28日)
宮城の進学率と公立高校を考える (05年9月6日)





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最終更新日  2016.04.10 18:00:26
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