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ザルツブルグの青空市場は、いつも新鮮な食材でいっぱいです。手作りのハムやベーコン、自家製バターにチーズ。石窯で焼いた農家の黒パン。産みたての卵 等々見たことのない食材もたくさんありました。 市場の魅力に取りつかれた私は、毎週木曜日と土曜日を買い出しの日と決めて、それは楽しみに出かけたものです。特に新鮮な野菜が今でも忘れられません。留学して間もないころのことです。私は、ある日市場で素敵な花束に目を奪われました。その花束にはStraussと書いてある値札がついていました。Strauss(シュトラウス)って何の意味だろう?疑問に思って辞書を開いた私は、これが花束を意味することを知りました。Straussって花束のことなんだ!つまり、ヨハン・シュトラウスって花束さんなんだ!次の瞬間、私の耳には「美しき青きドナウ」の旋律が流れ、瞼には花で飾られたウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートの舞台が浮かびました。こうしてヨハン・シュトラウス=花の似合う作曲家というイメージがしっかりと私に刻まれたのでした。
2008年02月22日
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モーツァルトの音楽を「天上の音楽」と形容することがありますよね。モーツァルト = Mozart 分解すると → Mo + zartこのzart はドイツ語で、柔らかい、感じやすい、繊細な、きゃしゃな・・・という意味を表すときに使う単語なんですね。音や色についてこの単語を使うときは、優しい、淡い、ほのかな・・・そんな意味合いも加わるようです。彼の音楽から受けるイメージとマッチしていると思われませんか?私にとってモーツァルトの音楽は、いつも寄りそっていてほしい・・・まさに「天上の音楽」です。そして子供のころの私は「誰の曲が好き?」と聞かれると「モーツァルト!」といつも即答していました。ある小学校のレクチャーコンサートで、僕は子供のころね・・・とこの話をしたことがあります。すると、「なんで子どものころモーツァルトが1番好きだったんですか?」と元気に、しかし思索的な面持ちで質問してくれたお子様がいました。私は「モーツァルトはね、大人になってもみんなと同じようなきれいで澄んだ心をずっと持っていた人なんだよ。僕もみんなと同じように素直に感動できる子供だったんだよ。だから。」 と答えました。無垢でけがれのないきれいな心、(時には難しいときもありますが)いつまでも持ち続けていたいですよね。さて、モーツァルトにあこがれる子供だった私を天はご覧になっていたのでしょうか?大人になった私は、モーツァルト生誕の地、ザルツブルグに留学し、その後やはり彼とゆかりのある街、プラハに住むことになりました。モーツァルトの音楽、「天上の音楽」に導かれたのかも知れない。そんな風にこれまでの人生を振り返ってみると感慨深いものがあります。PS,zartという単語をオーストリア人はいつ使うのか?ザルツブルグに住んでいたころは、いつも気にとめていました。お料理の味や布地の質感、話す声のトーン・・・私には上品に感じられること。そうしたことがzart の概念のようです。それから「zartなキスをしてもらった」とうっとりされていた方もおられました。ロマンチックな人ですね!
2008年02月20日
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昨日はプラハ城の写真をご覧に入れましたね。お城の敷地には、様々な建物があります。その中の1つ、聖ヴィート大聖堂の中に入ってみましょう。この光景を目にしたとき、一瞬心が空白になりました。ステンドグラスの美しさはもちろんですが、壁に映った光の色合い・・・「天上の音楽とはどのようなものだろう?」そんな問いが私の心に浮かびます。PS,教会内での写真撮影には十分ご注意下さい。禁止の場合があります。しかし禁止とされている場合でも、係員のご機嫌?でOKとなることがあります。やさしそうな係員、あるいは聖職者の方に訊ねてみることをお勧めします。
2008年02月19日
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川岸から眺めるプラハ城です。これは去年の丁度今頃の写真。プラハの冬は寒いんでしょうね。とよく聞かれます。「ええ、とても」でも人間の体というのは不思議なものですね。マイナス10度なんて日が続いたあとに0度という日がやって来ると、「今日は暖かい」と感じるようになるんですから。
2008年02月18日
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「クラシック音楽はどのように聴けばよいのですか?」というご質問をいただくことがあります。「どうもよくわからなくて・・・」とおっしゃる方もおられます。みなさん真面目にお考えすぎです。聴くのに理屈はいりません!ただ静かに耳を傾けていれば、大作曲家が曲に込めたメッセージを受け取る瞬間が、必ずどなたにも訪れます。そしてその瞬間に感動が生まれるのです!何かの思いが浮かぶかも知れません。心に引っ掛かっていた疑問が解けるかも知れません。知らず知らずのうちに傷ついていた心が癒されるかも知れません。世界が輝いて見えるかも知れません。どんな感じ方も自由ですし、もし何かを感じたとしたら・・・それは国も時代も超えて世界にたった1人の大事な大事なあなたさまが、偉大な作曲家とコンタクトをした!という貴重な瞬間なのです。心と心で。人は誰しも生まれながらにアーティストです。感じる心をもっているのですから!「ああいいな」と思う曲やメロディーはありますか?みなさまの心に生まれた美しい感覚を大事にしてくださいね!あなたが感動していることを誰よりも喜んでくれるのは、その曲を創った作曲家です。きっと・・・
2008年02月17日
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「1日何時間くらい練習しているんですか?」というご質問。小中学生の為のレクチャーコンサートでは、児童生徒のみなさんと父兄並びに先生方から、そしてリサイタルでは、スタッフの方々やお客様からよく聞かれます。まさか1日中、それも死に物狂いで練習しているわけではありません。これは私の場合ですが、メインの練習は大体夕方6時から9時の間の2時間から3時間にしています。この時間帯が丁度コンサートの公演時間と重なるからです。それと日が落ちて暗くなった方が、聴覚が研ぎ澄まされていくという理由もあって夕方から夜にかけて練習するのが好きですね。演奏のインスピレーションというのは、例えばお皿を洗っているときとか、電車に揺られているときなどにも突然湧き上がります。「あそこはこういう風に表現してみたら?」という声がどこかから聞こえてきます。また楽譜を眺めている時間も大切で、作曲家にいろいろ教えてもらっているような気分になります。結局のところ1日中指を動かしているわけではありませんが、自然と音楽のことを考えている・・・気がつくと・・・
2008年02月17日
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楽天さんでブログを始めることにしました。以前から自分の気持ちや日々感じることを書いてみたい・・・そんな思いはありましたが、なかなか実現できずに時は過ぎ・・・今日のプラハは、ほぼ快晴。目を閉じて暖かいお日さまの光を感じていたら、ちょっとやる気になれました。少しずつ焦ることなく書いていけたらと願っています。
2008年02月16日
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