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モラヴィア民謡ともスロヴァキア民謡とも言われる曲に「おやすみ 愛する人」 というのがあります。先日プラハの劇場で行われたモラヴィア地方の民族舞踊の公演。公演終了後も深夜まで、劇場ロビーにて歌と踊りが続きましたが・・・この曲が演奏されたとき・・・ああ、これで おひらきなんだな とわかりました。「おやすみなさい 愛するみなさん」ということだったんですね。::::::::::::::::::モラヴィアの各地方からやってきた出演者のみなさん、プラハに一泊する組は、1人また1人と街に消えてゆき・・・モラヴィアに帰る組は、劇場の外で待っているバスに乗り込み・・・・・・バスで帰る組は、帰り着くまでの間(2~3時間だと思います)きっと歌い続けるんだろうな・・・そんなことを思いながら考えたことがあります。それは、団結心ということです。::::::::::::::::::こころから自分が好きだと思う歌や踊り・・・それは、みんなも同じように大好きである。そのことが共有され、仲間意識を生み・・・すると些細なことは、どうでもよくなってしまう。どうでもよいことに1人1人がこだわると・・・それは結果的に、仲間や自分を大事にしていないということになっていく・・・しかし、まず自分たちが好きだということを尊重すると・・・そこには、自分やお互いを信じあう団結心が生まれる。::::::::::::::::::この公演を観てから1週間以上が経ちましたが、歌うこと、踊ること それに熱中する人の姿は、真実の姿であったということ・・・歌うこと、楽器を弾くこと、踊ること、これが好きで好きでたまらない、そして仲間がいることが、嬉しくて嬉しくてたまらない・・・好きなことを無心でやっている人・・・その真実の姿は、誰もみな本当に美しく感動的でした。そのなかでも、ヤクブさんとミハルさんが肩を組んで歌っていたシーン・・・あの瞬間は、鮮明に私に焼き付きました。::::::::::::::::::「モラヴィア地方の歌と踊り」 その1 から その7 までお付き合いいただきありがとうございました。民謡や民族舞踊、そして民族衣装というのは、書き尽せないほど多くの事項があります。これからも時折、このジャンルについて触れていくことができたらと思っております。写真は、昨日のミハルさんの帽子です。こちらのほうがビーズの感触、もう少しわかりやすいかと思います。
2008年04月30日
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徴兵される若者の歌と踊りである、チェコ・モラヴィア地方の スロヴァーツキー ヴェルブニュク ・・・ (新兵さん募集のためという話もありますが)これは2005年に、日本の歌舞伎、スロヴァキアのフヤラ(民族楽器の縦笛の演奏)と共に、ユネスコの無形文化遺産に登録されたとのこと。::::::::::::::::ということは・・・ ヤクブさんは、貴重な文化の 継承者 なんですね。出演した方は、全員みな継承者! 中には小学生、中学生の継承者もいました!各地方の民族衣装のディティール、そして微妙に異なる踊りの振り付け・・・当日のステージでは、こうしたことについての説明もあり・・・::::::::::::::::それを聞いて・・・ スロヴァーツキー ヴェルブニュクは、事細かなことまで確実に継承されているのだなあと・・・実際には、これが歌えて踊れる人は、極少数かも知れませんが・・・ なんだかとても嬉しかったです。::::::::::::::::さて、終演後には、ロビーで 継承者のみなさん そしてモラヴィアからやってきたそのご家族などとお話ししたのですが・・・その中で・・・ コンピューター関係のお仕事をされているミハルさんという方がとても印象に残りました。::::::::::::::::ミハルさんは、もともとフォークロアーとは無縁だったそうですが、あるとき民族舞踊団の通訳(フランス語)をしたときに目覚めた! そんなことを語ってくれました。目覚めた時から(大人になってから)、歌と踊りを習い、民族衣装も揃えたとのこと・・・子供の時からやっている人 ばかりでもないんですね!::::::::::::::::今日の写真は、ミハルさんのかぶっていた帽子です。古いものなので直しながら使っているとのこと。全面にビーズ刺繍が施されていていますよね。そしてオンドリの尾羽がついています。::::::::::::::::これを 「よかったら」 と言って私にかぶせてくれ・・・さらにベストも着せてくれましたが・・・・・・かなり重いものなんですね。ずしっ ときましたから・・・ ::::::::::::::::でも、その重さに気づいたのはしばらく後のことで・・・まず初めに生まれた感覚・・・ それは幸せ~ という 「熱」 のようなものでした。それは強烈な 「フラッシュ」 が起きたみたいでもあり一気に気分が高揚させられました。::::::::::::::::以前、すみれにローズマリーさん が、民族衣装ほど心を込めて作られた服はないのではないかという内容を コメント返しに書いて下さいましたが、本当にそうだなと・・・この時も心から思いました。 (心が込められたものは、人を幸せにするんですね!)::::::::::::::::さて、私がこの帽子をかぶっているところにモラヴィアのおばあちゃま方が通りがかると目を丸くされ・・・そして 「い~わね!似合うじゃない」 と口々に言ってくれました。その様子に 「まんざらでもないかも」 なんて思った私でしたが・・・::::::::::::::::これはミハルさんの大切な衣装ですものね。丁重にお返ししました。素敵な経験をさせてくれたミハルさん、ありがとう。PS,この写真は、一緒に行ったお友達が、かぶらせてもらったところです。ミハルさんが、かぶっているところだと・・・背が高すぎて写真に撮れません・・・
2008年04月29日
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昨日のモラヴィアワインで思い出しましたが、先日のモラヴィア民族舞踊の公演後に、ビールを飲んでいた人は・・・・・・多分見かけなかったように思います。やはり、モラヴィア地方はワイン! そして 白 なのですね。:::::::::::::::::チェコはビール発祥の地であり、また1人当たりのビール消費量が世界1というまさにビールの国なのですが・・・この消費量は・・・主にボヘミア地方で稼いて!? いるのでしょうか。(一概には言えませんが)ちょっとそんなことを考えました。 :::::::::::::::::写真はチェコ・モラヴィア地方の Znojmo ズノイモ というところの白ワインです。 赤ワインももちろん作られていますが、あまり積極的に飲まれているという感じがせず・・・なぜなのか? それをチェコ人に聞いても、返事はいつも あいまいなままです。
2008年04月26日
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モラヴィア民謡には、どのような歌が多いのでしょうか。のどかなもの、ご機嫌なもの、哀愁のあるもの、情熱的なもの・・・歌詞はいろいろありますけれど、白ワインが歌われるものが多いように思います。::::::::::::::::::というのも、モラヴィア地方は(特に)白ワインの産地として有名だから! なんですねもう1杯ワインをくれ とか ワインを飲む時間はまだあるじゃないかなんて歌詞がよくみられます。::::::::::::::::::今日の写真・・・左に立っている方は、ワインを自家生産しているとのこと。お店にはおろさないというワインを馳走になりましたが、それはフルーティーで・・・::::::::::::::::::さて、その他によく出てくる歌詞や単語は、街の名前:○○街 ~そして フライアルカ という言葉・・・ これは 「彼女」 を意味するものです。このフライアルカという単語は、例えば日本語が、ちいさい、ちっちゃい、ちっこい・・・などと変化するのと同じように、語尾が変わったりして・・・::::::::::::::::::きっと、意味合いも少しずつ違ってくるのでしょうね。チェコ語と日本語は、ともに微妙なニュアンスを帯びた言葉だと思います。このフライアルカという単語は古いもので、現代の子供は普通知らないとのこと。フライアルカって何?と大人に聞くのだそうです。::::::::::::::::::○○街・・・ここに彼女は住んでいた・・・でももうここにはいない遠いところへ行ってしまったんだ・・・おかみさんワインをくれ・・・とか○○街・・・ここから僕は徴兵される・・・行きたくないなあ帰ってこられるかなあ・・・ 最後のワインを・・・::::::::::::::::::要約するとですが、こんな感じの歌詞が、のどかな調子の長調で歌われるのを聴くと・・・なんていうのでしょうね・・・ 感情移入しつつ、なぐさめられます。男性1人で、男性2人で あるいは男声合唱で、または男女のデュエットで・・・どんなヴァージョンもありなのですが、心はいつも引き寄せられ・・・::::::::::::::::::チェコ語の歌ですから、歌詞の意味が手に取るようにわかるわけではなく・・・でも、きっと誰が聴いても(歌詞はそっちのけで)いいなあと思ってもらえると思います。“昔はあった でも今はない ” というテーマが、こうした歌には共通している・・・というような説明を受けましたが・・・ ちょっと切ないですね。::::::::::::::::::いま例に挙げたモラヴィア民謡は、割合と男社会!な感じなのですが、乙女心の歌も もちろんあり・・・そして陽気に騒げ騒げとか、踊れ踊れという実に あっけらかん!としたものもあります。そしてそこには、やはりワインや他のお酒の名前がよく登場 ということが多いようです。::::::::::::::::::さてここで、このモラヴィア地方の歌と踊りシリーズ 『その2』 に掲載した写真をもう1度ご覧いただけたらと思います。ヤクブさんのとなりでワインの瓶をもっている女性・・・素敵な笑顔ですよね!彼女は、ヤクブさんの 彼女 (フライアルカ) なんです。::::::::::::::::::彼のそばにいられるということが本当に幸せそうで・・・そして、みなさんに (気づかれないような) やさしい気遣いをしていました。素敵なカップルだなあと・・・ 2人を見ていると・・・歌と踊りで盛り上がっているさなか、違う感動を覚えました。
2008年04月24日
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モラヴィア地方には、スリヴォヴィツェ というプラムから作る蒸留酒があります。これは、かなりアルコール度数の高い食前、食後酒です。昨日のヤクブ・トマラさんのYouTube の映像、ご覧下さいましたでしょうか。ステージに出てきた彼が、まず受け取って一気飲みしている あれ・・・あれは スリヴォヴィツェ なんです。いい歌と踊りを見せるための景気づけ でしょうか・・・文化・・・ですね。::::::::::::::::ザルツブルグでもそうでしたが、チェコもこういう火酒類というのはよく登場します。歓迎や応援の意味でふるまわれたり、友情に乾杯、誕生日に乾杯、 などなど。オーストリア人のおうち(特に地方)にご招待されると、玄関には既に火酒が用意されている・・・ そういう場合がほとんどでした。一気飲みしないと失礼にあたる・・・などといわれるので、半ば仕方なく、覚悟を決めて飲み干すと・・・「いい呑みっぷりじゃないか、もう一杯やろう!」 などと言われ !!これは、あちらの誠実な! おもてなし なのですが・・・::::::::::::::::こんな感じで・・・? お酒というのは、ちょっといれるといいものだ・・・終演後の スロヴァーツキー ヴェルブニュク でもそういう風に感じました。私も2人のお友達も劇場のカフェでグラスワインを一杯買い・・・すると初めて会う同士でも、気兼ねなくお互い乾杯!とグラスをかち合わせられる・・・そしてそこから会話が生まれ・・・旧知の仲のように親しみを感じたりする・・・すると地酒を持ち込みしていたモラヴィアのみなさんは、自分たちお気に入りの スリヴォヴィツェや白ワインを各種、私たちにごちそうしてくれたりして・・・ますます会話もはずむ。:::::::::::::::::こうしてお酒が入ってからのみなさんの歌と踊りは、本当に素晴らしいの一言でした。どんなに好きな歌や踊りでもステージでやるからには、責任性も生じる・・・プログラムの進行や演出もあり・・・しかし、終演後のロビーでは、そうした枠から解放されたのか? 自分たちが歌いたい歌や踊りたい踊りがランダムに次から次へと続き・・・本番ではヴァイオリンを弾いていた人が、ロビーではツィンバロを演奏したり・・・踊ったり・・・ そういうのもありました。PS,丁度プラムの花が咲いていたので、写真を撮るときにスリヴォヴィツェの瓶に添えてみました。Jakubu Tomala ヤクブ・トマラさんの歌と踊り↑↑↑ もう1度どうぞ!
2008年04月22日
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プラハで行われた、この催し物のポスターには、スロヴァーツキー ヴェルブニュク とタイトルがつけられていました。スロヴァーツキー ヴェルブニュク ・・・これは、チェコの東南モラヴィア地方の中でもスロヴァキアとの国境付近、スロヴァツコ地域の徴兵のこと。そしてその昔、徴兵される若者が、旅立つ前に歌う歌を指すということになっています。:::::::::::::::徴兵に対してのあれこれの思いが歌われ、数あるモラヴィア民謡の中でも特に人気が高いジャンル。モラヴィア地方の国際フォークロアフェスティバルでは、この歌を披露する特別なステージもあるくらいです。このフェスティバルの模様は、You Tube にアップされており、 先日もスロヴァーツキー ヴェルブニュクの世界に浸っていた私は・・・:::::::::::::::これを歌う Jakub Tomala ヤクブ・トマラさんの雰囲気に惹きつけられしみじみいいなあと感慨にふけっていました。その時は、まさかご本人に対面することになるとは思いもせず・・・でもそうなんです! 彼がプラハのこの催し物に出演したのです!終演後、どうみてもヤクブさんに間違いなさそうだという人がいたので話しかけてみると・・・やはりヤクブさんだった! 不思議なことがあるものですね!:::::::::::::::ヤクブさんは、日本人の私が、You Tube で彼の歌っている様子をみていたこと、しかも名前まで覚えていた ということに 私以上にとても驚いていました。それはそうですよね。こちらもまさかですが、むこうはもっとまさかですから。ペットボトルに詰め替えたワイン! をこちらに差し出すヤクブさん。モラヴィアはワインの名産地! 民謡の歌詞にもよく白ワインが登場するよね! :::::::::::::::そんなことから話は始まり、しばらく歓談させてもらうとその場全体が和んできました。はなやかで、とても美しい装飾や刺繍が施された民族衣装をさりげなく、かっこよく着こなすヤクブさんは、明るく陽気なモラヴィア人。その反面、物静かな眼差しを併せ持つ彼の表情・・・これは、とても思慮深く誠実な印象を与えるものでした。:::::::::::::::西ボヘミア人のピアニストが、スロヴァーツキー ヴェルブニュクは、悲しい歌なんだよ。 でもお酒を飲んで歌うから陽気に見える・・・モラヴィア人は、外交的だからね。そんなことを教えてくれましたが・・・ヤクブさんは、そうしたニュアンスを持っているなあ・・・・・・そんなことを思いつつ・・・:::::::::::::::さて、ヤクブさんは、お客さんが帰った後もロビーで11時半まで歌って踊るからよかったら一緒にどう? と匂わせるようにと誘ってくれたので、私は同伴のお友達2人と共に、最後の最後までモラヴィアの皆さんと素晴らしい夕べを過ごすのでした。ヤクブ・トマラさんの歌う様子 ↑↑↑ 是非ご覧になって下さいね。PS,写真はヤクブさんがヴァイオリンを弾いているところです。このブログへの写真掲載の件、快諾してくれました。
2008年04月21日
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チェコの東南、モラヴィア地方の歌と踊りが見られる催し物が、昨日プラハの劇場で行われました。モラヴィア地方最大の街、ブルノから・・・そして民謡の宝庫であるスロヴァキアとの国境、オーストリアとの国境地帯から・・・素晴らしいメンバーが集まり・・・その数、総勢100名以上だったと思います。みなさん各地の民族衣装を身にまとい、素晴らしい歌と踊りを披露してくれました。:::::::::::::::本公演は、夜7時からの1時間強でしたが、歌い足りない、踊り足りない・・・そんなみなさんの集まりのこと。終演後は、お酒も入ってみんな和気あいあい! これからが自分たちの時間! とばかりに 飲んで しゃべって 歌って 踊って・・・それはもうお祭りのようでした。私もここはプラハだということを忘れるくらい。あっという間に楽しい時間は過ぎていき・・・おひらきになったのは、12時近くでした。::::::::::::::::この催しものでの出来事・・・何回かに分けて皆様にご報告したいと思っております。新しく出会った人・・・ 気さくに歓談したこと、話すより前にまず一緒に踊った人・・・いろいろありました。PS,写真は終演後のステージです。
2008年04月20日
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ヨーロッパの刺繍・・・いろいろなものがありますが、白生地に白糸だけで刺す白糸刺繍は、清楚なイメージですよね。ヨーロッパ人は白にご執心・・・その様子は、ヨーロッパ各地で生まれた白糸刺繍の様々な技法に窺うことができるでしょう。::::::::::::::::そしてもう1つ、ヨーロッパ人が思い入れを持つもの・・・それは、自分のイニシャルの文字です。ヨーロッパの文字 というとアルファベットですよね。図案化された字体や重ね文字・・・家族の紋章やロゴマーク・・・::::::::::::::::こうしたもの、つまり、白糸刺繍 と 文字 この2つの組み合わせ。例えば、まっ白いシーツやベットリネン類に白糸でアルファベットが刺してあるもの・・・歴史的、伝統的な文化から考えると、これは、 「ヨーロッパ的である」・・・そう言うことができるかも知れません。::::::::::::::::さて、白糸刺繍を見ていると、ハ長調 ドから始まる音階や和音のこと、そしてその響きについて考えることがあります。特に子供だと顕著に見られることなのですが、ドの音を何回も繰り返し聴くと、白い色が頭に浮かぶ という現象があります。::::::::::::::::実際私もそうでした。 白く・・・そして澄みきった まっさらなイメージ・・・これは今も変わることがありません。ハ長調の音階と和音は、ピアノの 「白鍵」 だけで構成される。このこともより白をイメージさせるのかも知れませんね。::::::::::::::::こころを真っ白にしておくこと・・・これは常々大事なことだと思っています。曇りがあったり色眼鏡で物事を見ると、大切なことに気がつかなかったり、誤解してしまったりするものですから・・・::::::::::::::::人生や人間関係、ピアノの奏法や解釈・・・より素晴らしいものに近づく時というのは、曇りが出たりもしますが・・・そんな時、白糸刺繍の清楚な世界を見つめると・・・これはいつも私に白さの価値、その大切さを思い出させてくれます。::::::::::::::::本調子ではない時、オーバーヒート気味の時・・・しばらく眺めていると ・・・こころがリセットされ、難しく考えていた自分が遠のいていくのがわかります。PS,写真は自作のポーチです。
2008年04月19日
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ピアニストが白いハンカチで鍵盤を拭う様子・・・これはとても印象的だと言われたことがあります。ステージで使用するハンカチ・・・特に気を配るようにしてきましたが、このお話しがあって以来、ハンカチになんとも言えぬ愛着が生まれました。:::::::::::::さて、ハンカチの歴史を辿ると、イニシャルやモノグラム入りのハンカチに行きつき・・・これはその昔、愛の小道具だったなんて聞きました。昔のご令嬢は、自分のイニシャルが刺繍してあるハンカチを必ず持っていたそうで・・・:::::::::::::思いを寄せる男性がいると、こうしたハンカチを彼のそばに さりげなく わざと 落としたりもしたのだとか・・・自分に届けてくれることを期待して・・・なのでしょうね。拾った男性は、ハンカチのイニシャルから名前を割り出す・・・という訳です。:::::::::::::2つまたは3つのアルファベットを重ね文字にしたモノグラム・・・これには本当に無限にデザインがあるもので・・・すてきな字体を見つけると、コレクター魂が刺激されて欲しくなってしまいます。:::::::::::::このアンティークのハンカチにデザインされている H A O どんな方がお持ちだったのでしょう・・・故意の(恋の)落し物としても使用されたのか・・・?そんな想像をしてみたくなります。:::::::::::::ハンカチに託した思い・・・拾われ 届けられ・・・そして・・・なんだか夢がありますよね。こういうことを知って以来・・・ハンカチは、デリケートに扱わなくちゃと思うようになりました。PS,モノグラムというと、ルイ・ヴィトンのLとVのロゴマークを思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
2008年04月17日
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よく行く店でお掃除の仕事をされているカテジナさん・・・従業員にもお客さんにもとても慕われていています。みんなのお母さんであり、お姉さんみたいな人。仕事の合間には接客もするし、相談事にものってあげたりしています。::::::::::::::今日は道端で、ばったり そのカテジナさんに会いました。好きな人に会うと喜びのフラッシュが起きますよね!で、お互い大げさに挨拶すると、なぜか話題は夏の休暇はどう過ごす? みたいな内容になり・・・:::::::::::::::私は毎年 もと住んでいた国、オーストリアに行くのが常なのですが、彼女はプラハでのんびりできたらそれで十分満足だと言っていました。そんな会話から、去年の夏、オーストリアで出会ったドイツ人の神父様のことを思い出しました。:::::::::::::::チロル州の大型リゾート地であるマイヤーホーフェンに向かう列車で偶然乗り合わせた まだお若い神父様・・・休暇に向かう神父様は普段着。ですので、聖職者だとわかるわけもなく・・・ただ彼の周りは空気が澄んでいて いい感じだなあと・・・:::::::::::::::それでなんとなくお話しをすることになり、お仕事は?なんて伺ってみたら神父様(司祭様)だったんですね。それを聞いた私は・・・ 「え~大変ですねえ。さぞお疲れになることでしょうよ」 みたいなことを瞬間的に言ってしまい・・・:::::::::::::::なぜなら・・・神父様のお仕事とピアニストのそれは、ちょっと似ていると思うからなんです。ステージと祭壇(っていうのでしょうか)というのは何か似ている・・・精神を統一していなければだったり、完璧を求められる仕事で・・・:::::::::::::::神父様はその他、教区の方のお世話とか雑務もたくさんおありでしょうし・・・その都度、みなさんに尊敬される態度でいなければ ですよね。そんなことを ぶしつけに 言い放ってしまうと・・・案外リアクションがよかったんですね。 さすが神父様だと思いました。:::::::::::::::神父様曰く 「休暇は絶対必要」 なんだそうです。 やはり人間ですから、お務めを果たすことと自分に戻る時間は別だ みたいなこともおっしゃっていました。素直な方だな・・・その自然さに尊敬の念が浮かんできて・・・30分ほどでしたが、ご一緒できたことが幸運である! と、後になるほど実感されました。:::::::::::::::マイヤーホーフェンには、SLも運行しており・・・この写真の列車は、神父様と一緒に眺めたものです。列車の旅って面白い出会いが今までにもありましたが、この神父様との遭遇は、「ありがたい」 ・・・そういうものでした。:::::::::::::::夏の休暇 ということで、神父様を今1度思い出したのですが、これにはもう1つ思い出された原因がありまして・・・カテジナさんって本当に飾らない笑顔が素敵な方なんです。そして、彼女の放つ空気ってこの神父様と どこかで 似ているんですね。::::::::::::::::彼女も正直に仕事大変だわ・・・なんて言います。実際大変だろうなと思います。が、どうみても楽しくて仕方ないように見える・・・神父様のミサ・・・信者ではありませんが、出席してみたかったです。ご連絡先を伺っておくべきでした。PS,神父様とは最初から最後まで友達口調でお話しさせていただきました。あちらも抑制のきいた感じで くだけて おられましたので。
2008年04月15日
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半袖の人がいるくらいの陽気・・・歩き回っているとコートが暑苦しい・・・今日はそんな暖かい1日でした。街での用事を済ませている最中でしたが、お天気や お日さまの光・・・一瞬の景色って待っていてはくれませんよね。ヴルタヴァ(モルダウ)川に映るプラハ城とカレル橋の様子・・・しばらく眺めてから写真に撮りました。(絵がかけたらいいな・・・なんてちょっと思ったりもして・・・)この写真を撮る直前、韓国人の新婚さんがカメラを構えていて・・・折角ですので2ショット写真を撮って差し上げました。よい思い出になりますように・・・そしてお幸せに!PS,用事があれこれ溜まってしまい・・・もう少し民族舞踊について書きたいのですが、日を改めてに致します。
2008年04月12日
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素敵なお話が聞けるって楽しいことですよね。スペインの民族舞踊フェスティバルのことをすみれにローズマリーさんが、写真付きで紹介されています。コメント書き込み欄にも貴重なお話が!みなさま是非、ご覧になって下さいね!すみれにローズマリーさんのブログは こちら です。PS,写真はチェコの民族衣装の1例です。
2008年04月08日
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ピアノの上に掛けた クロス全体の写真です。時々こうして飾っていますが、しばらく眺めるとしまいます。いつも出しっぱなしだと、当たり前になってしまうのが勿体なくて・・・いいものって ちょっと が良かったりすると思うんですよね。
2008年04月07日
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彼はまさに、おてあげ 状態。このジャスチャー ・・・ちょっとユーモラスで好きです。でもこんな風に言ったら彼女は 「ふざけないで!」と言うかも知れませんね。:::::::::::::6回に渡ってご覧に入れたアンティーク刺繍のテーブルクロス。カップルが演じている1つ1つのシーン・・・いろいろなことを思い巡らせながら日記を書いているうちにこの刺繍がもっと好きになりました。:::::::::::::この作品を刺した方は、きっと こころを1つにして1針1針 ステッチを進めていったことでしょう。アウトラインステッチの細かくて正確な針目・・・そしてこれだけの大作を完成させた根気・・・見事!の一言に尽きます。:::::::::::::偉大な作曲家が曲に込めたメッセージ・・・それを忠実に再現すること・・・これは私の義務であり、使命感を持ってやるべきことだと思っています。この刺繍のように1針1針心をこめて正確に、しかし遊びゴコロも交えて・・・時間をかけて丁寧に曲を弾きこんでいく・・・とても価値のあることです。::::::::::::::曲への理解が進まない時は、彼のように 「おてあげ」 になることもあります。でもユーモアを忘れずに・・・そして、自分にできることを できるなりにやっていくこと・・・ピアノも刺繍もそんなことを教えてくれます。::::::::::::::6回シリーズで思いを綴った 「アンティーク刺繍の愛らしいカップル」これにておしまいにしたいと思います。読んで下さった皆様、ありがとうございました。
2008年04月06日
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ダンスを踊る2人の様子・・・幸せそうですね。彼女はひらりと回転中・・・でも彼はちょっと窮屈そう・・・このダンス、お互い視線を合わせながらの共同作業? でしょうか。::::::::::::::子供の頃の私は回るものが大好きでした。まず初めがレコード。回転するレコードはとても不思議で、いつまで見ていても飽きることがありませんでした。::::::::::::::そしてスピーカーから聞こえる音に合わせて自然に体が動き、踊るようになったのですが・・・それは同じところをレコードのように、高速でぐるぐる回る、というものでした。 (今はできません!)::::::::::::::そうした経緯からか、私は踊りの曲が弾きたい性分でして、メヌエット、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ・・・リサイタルのプログラムには、必ず踊りの曲を入れる!これが鉄則になっています。::::::::::::::さて、「人は生まれながらに歌ったり踊ったりしたい生き物なのだ」ということをたどると、それは原始時代にまでさかのぼるそうです。言葉もなかった原始時代・・・そこでの意思伝達は、身振り手振り、ジェスチャー、そして感情を表す声・・・これが歌と踊りの起源の1つだそうで・・・:::::::::::::文明が生まれ、言葉や文字が発明されると、音楽や舞踊もまた地域や民族によって独自の発展を遂げました。そして全てはより洗練され様式化されたと言えるでしょう。しかしその根源はやはり、気持ちを表現したい、人に何かを伝えたいそして人と何かを分かち合いたい・・・そうした本能的欲求なのではないでしょうか。:::::::::::::人という生き物の(原始的かつ)根源的な欲求から生まれた歌や踊り・・・それは、全人類が同時に楽しむことができる素晴らしいコミュニケーションと言えます。違う言葉を話していても、異なる文化圏に暮らしていても・・・私たちは人間であるという存在と、その根源的な欲求で結ばれているんですね。:::::::::::::話は戻り・・・ レコードを聴きながらぐるぐる回る少年は、何を表現していたのでしょうね?多分、「無心に嬉しい」・・・その気持ちを体現していたのだと思います。音楽の好きな子供だったんだなあ・・・と 痛感します。PS,おしゃべりな民族は、ボディーラングエッジも巧みだと思います。そして表情もまた豊かです。
2008年04月05日
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彼女が手にしているハンカチ・・・きっとアルファベットでイニシャルが刺してあることでしょう。昔は、イニシャル入りのハンカチを皆さんお持ちだったとのこと。それは相手に自分を印象づける 愛の小道具として使われていたそうです。::::::::::::::そんなハンカチで彼女はきっと涙をぬぐっていたのでしょうね。そして、彼はやさしい言葉をかけてくれている様子。でも、こういうハンカチってとても薄手で繊細で・・・涙数滴で、びしょ濡れになるようなものなんですよね。::::::::::::::ほっとしたとき、誤解が解けたとき・・・そして安心感に包まれたとき、そういう時に出る涙ってありますよね。なにも悲しい時ばかりではなく、心から感動したときや危険から救われたときにも涙線はゆるむ・・・:::::::::::::::そして、今この瞬間「生きていてよかった」という実感が有無を言わせず心の底から湧き上がってくる・・・例えば、モーツァルトやショパンの曲には、そうした瞬間や そこに私たちが感じる生きる喜びが表現されているように思います。:::::::::::::::さて、「喜びを感じる曲」というのは、挙げればきりがないほど沢山あると思います。しかし、喜びがもたらされる一瞬、その急速な展開をとらえたかのような作品・・・それは、深い精神性を湛えた、心の動きに敏感な作曲家にしか描くことのできない音楽なのではないでしょうか。:::::::::::::::::そうした作曲家に共通すること・・・それは人間が好きであるという強い肯定の気持ちなのだと思います。これは私たちが幸せであることや、喜びを分かち合うことの大前提でもあるはずです。:::::::::::::::::このことを私に気づかせてくれたのは・・・尊敬する作曲家であり、指導してくれた先生、そして聴衆の皆様・・・ほっとしたときに出る涙、というお話をしましたが、ほっとしたときに解ること! これも素敵なことだと思います。
2008年04月04日
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愛らしい刺繍のカップル・・・でも今日は喧嘩してしまったのでしょうか?彼女はうつむき、彼は言葉のかけようもなさそうな・・・困りましたね・・・:::::::::::::::悲しいな、切ないな・・・そういうのって誰にでもありますよね。作曲家だって同じです。そしてそういう気持ちを込めた曲・・・聴いていると自分のこととオーバーラップして感情移入してしまう・・・でも、不思議と癒されたりして・・・ :::::::::::::::偉大な作曲家は自分の気持ちや感じ方に正直です。そして臆することなくそれを音に表します。時として私たちにやってくる辛い事柄・・・しかしそれは、人への同情や共感、思いやりや慈しみといった美しい心を育む・・・:::::::::::::::そうした真実が作曲家と共有されたとき・・・そこには許しと慰めがもたらされ・・・全ては優しく浄化されていく・・・きっとそうだと信じています。私たちが悲しいなと思うとき・・・そしてある曲が心に慰めをもたらしてくれたら・・・それはきっと何か大切なものを作曲家と共有しているということだと思います。
2008年04月03日
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まずはお辞儀 そしてこれから・・・このカップル、ワルツを踊るのでしょうか?:::::::::::::::19世紀のウィーン、人々はワルツに熱狂しました。ダンスホールはにぎわい、夜、家にいる人は誰もいなかったといわれる程・・・ウィーナーワルツというと、ヨハン・シュトラウスが真っ先に思い浮かびませんか?ワルツ王といわれる彼・・・しかし当の本人は、全く踊れなかったそうです。:::::::::::::::いや、踊れたのかも知れません。しかし人前に出るのがとても苦手だったそうで・・・きっと公衆の面前でダンスをするなんて考えられなかったのかも・・・それでもあちこちの会場をかけもちで演奏して歩いたり、とにかく大勢の前で、凄いカリスマ性を発揮した音楽家です。::::::::::::::::「ひと目」 を凄く気にした彼は、人から自分がどう見えるか?ということを徹底的に研究したようです。いかに自分が優雅に振る舞えるか? ヴァイオリンと弓を持って鏡の前に立ち、何度も何度も指揮する姿をチェックしたり・・・:::::::::::::::::服装、髪型、ひげのお手入れ・・・そして太らないこと!これにも大変気をつけていました。今だったら軽度の視線恐怖症と診断されるのかも・・・でもこういう気質が、彼をプロ意識に導いたのかも知れない・・・そんな想像をしても許されるかな? などと思います。:::::::::::::::::::ハプスブルク帝国の最盛期に活躍したヨハン・シュトラウスの音楽からは、時代の華やぎを反映させたとても饒舌な印象を受けます。また、帝国の衰退を予感させるような憂いも感じられて・・・滅びゆく美学というのでしょうか・・・実際、世の中は大きく変わりましたよね。::::::::::::::::::::しかし、彼の1番有名な作品 「美しき青きドナウ」 は、世界中で親しまれつづけ、オーストリアでは、第2の国歌!とまで言われています。誰でもあの曲を聴けば、きっとこの刺繍のカップルが踊るワルツって・・・・という想像がつくのではないかと思います。::::::::::::::::::::この刺繍を刺した方の胸には、どんなワルツへのあこがれがあったのでしょう?素敵な思いが100年後の私たちにも語りかけてきませんか?PS,ヨハン・シュトラウスの シュトラウス = Strauss は、ドイツ語で 「花束」 の意味です。ダチョウという意味もありまして、そこから連想するとダチョウの羽・・・ダチョウの羽のついたイヴニングドレス・・・ダンス・・・ワルツ・・・ヨハン・シュトラウス・・・やはりここに行きつきます。
2008年04月02日
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プラハのアンティークショップで見つけたテーブルクロス・・・ひと目惚れで購入しました。お店の人の説明では、1900年代初め頃の作品とのこと。今から100年前・・・刺繍が、教養ある女性のたしなみであった時代・・・どんな人が どんな思いで刺したのか・・・手にとって眺めているとタイムスリップします。::::::::::::::約140センチ四方のクロス・・・縁のドローンワークを除くと、使われている刺繍の技法は、アウトラインステッチ、クロスステッチ、フレンチノットの3種類。そして、生地の端では、写真のようにカップルがいくつかの素敵なシーン演じています。図案自体、少しイラストっぽい感じもあり・・・この2人、何をお話しているのでしょう? そんなことをマンガのように吹き出しとセリフをつけて想像するのも楽しい見方かなと思います。:::::::::::::::“帽子を脱いで花束を差し出す男性”“彼女の視線はお花に向けられ・・・”この後の展開というかストーリがなんとなく微笑ましいので写真と共にシリーズでご紹介したいと思います。身長 約15センチと13センチの愛らしいカップルの様子・・・もちろん音楽に関する事柄なども併せてお話ししていきます。PS,プラハの空港でおじいさんが、花束を持っておばあさんの帰りを待っているのを見たことがあります。古き良き時代のなごりでしょうか。
2008年04月01日
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