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去年の夏(初秋だったか?)、映画館で、『ローマ法王の休日』を観た。別に、観なければならない理由も、殊更見たかった理由も無い。『ローマの休日』を観た事もない。のに、観てしまって、観おわった後、映画館の外で、『なんやこの映画は!』どっせりゃぁぁと、怒ったことだけ覚えている。愛も涙も笑いも感動も無い。法王だって人間なのよ?というメッセージしか伝わってこない。(ここからネタバレ・ごめんなさい。観ようと思っている人は見ないでください)映画の中の法王(枢機卿)は、前法王逝去に伴い、コンクラーヴェで法王に選任され、皆の期待に押し切られて、法王引き受ける事を一旦了承、バルコンで演説するはずが、奇声を上げて取り乱し、重責に耐えられずノイローゼ気味になり、寝込んでしまってカウンセラーにも行くが、御付の人たちを振り切って逃亡、街で今までやれなかった事をやり、冷静に己を見つめ直した結果、(この間、法王庁は、民衆に必死で法王不在を隠し続ける)やっと戻ったバルコンで、私は法王にはなれない、と率直に告げて去り、観衆が哀しみに打ちひしがれる、という映画。法王も「ただの人」、「嫌だ嫌だ」と、カッコ悪く泣いて叫んで項垂れる様子は、決して責められないが、人に人は救えず、現代に聖人は不在であると。・・・救いがない。***この度現実に、コンクラーヴェで立派な法王、フランシスコ一世が選任され、観衆の前で、見事に立ち居振る舞っているのを観て、少し思いを改めた。新しい法王様は、確実に聖人で、俗世を捨てられた方、のようだ。そもそもが、法王になられる方とは、人々の上に立つ聖人なのだろうか。重責に耐え切れず、夜中に枕を濡らしたりなさらなかっただろうかと、一寸だけ、思わなくも無かったけど。あくまで個人的に、・・・法王様がツイッターはどうなんだろうなぁ・・・。
2013.03.20
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中伊豆に行った。「いつか行ってみたい場所」のひとつであったし、大河ドラマ『平清盛』も終わった折も折、今更『平家物語』にはまっていた。ドラマは一回も見なかったが、源氏平家の時代は、掘り下げると面白くてたまらない。(横山光輝の『平家物語』、竹宮恵子『吾妻鏡』の後に、原典に取り掛かった。)・・・てなわけで、「アナタと一緒ならどこでもO.K.よ」と、のたもうた友人には、些か不思議なセレクトだったかもしれないが、独断専権で旅行を企画し、相成った。(源氏がメイン舞台だけど)伊豆箱根鉄道、駿豆線終点修善寺に着くと、可愛い「踊り子」さんが観光キャンペーンを張っていた。一緒に写真を撮って貰い、名産という黒飴を頂く。修善寺温泉は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、三箇所二つ☆を得ている。ここは指月殿。伊豆最古の木造建築で、北条政子が、息子頼家の冥福を祈って建立した。駄目息子でも息子、亡き者にするなど、現代倫理からは考えられる筈もないが、 強い女性でも、泣いたのだろうかと、鎌倉時代の釈迦如来を見て思う。此処の境内には、頼家の墓もある。その後、頼家に仕えた家臣が、謀反を起こそうとして未然に討ち取られたという、十三士の墓もある。問題は、山手に『おしゃぶり婆さん』なるものの存在を示された道標を見付けた事だった。普通は、なんだそれ?で終わるかもしれない。しかし、どんなガイドブックにも乗っていない、旅行前にチェックした、ネットの観光案内でも見つけられなかった存在だ。無駄にテンションが上がっても仕方がないのではあるまいか?かくして私と友人は、前日の雨でぬかるんだ山道を、ヒィハァ言いながら上がる事になった。看板には350mとあったかな? 平地でない山道の距離は実にキツイ。途中で何度も挫折しそうになったが、ここで又、無駄な根性出してしまって。途中、『ぼくはおすすめしませんねー・・・しんどいわ・・・』と、言って下さった方も居たのに。行ってしまった・・・最後まで・・・。orz本当にしんどかった。 友人はもっとしんどかったろう・・・パンプスで。視界の開けた先、岩を削って作った洞の、緑色の光線の中に。・・・髪を下ろしてらっしゃる石像が、それ(おしゃぶり婆さん)だと思うのだが・・・、改めてネットで調べると、別の石像をそれとする説もあり・・・よく分からない。大きさは50センチといったところか。 後ろの岩谷観音様が霞んで見えるのが、少し可愛そうだ。問題は、此処まで来て由来がよく分からないこと。古いものであるのは間違いないのだろう、そして、子宝、子育ての神様、とある。想像はしていたが・・・笑えるものではない。行きと同じように、ヒィハァ言いながら山道を下り、元の場所へ戻る。『あばばばばば、(膝が笑う)、あばばばばば』友人は、少し壊れている。やっとの思いで降りたところで、おじ様たちのグループが標識を見て、『「おしゃぶり婆さん」だってよ!(笑)見に行ってみっか!』と、気勢を上げていた。人でなしの私は、『行ってらっしゃい』と、温かい目で見送った。因みに、おしゃぶり婆さんから更に山の奥へ行くと、源義経像があるという標識があった。ここは、「修善寺に義経が関係あるか」と思ったのでスルー。後で調べると、大正時代に建てられたものだったらしい。 義経ファンか?申し添えておくなら、婆さんも、他の石仏さまも、とても綺麗な顔をしていたと思う。訪れる人が少ないから、傷みのない苔が見事だったし。ただ、時間の限られた旅行では、無理をしないことをお勧めする。足場が悪いので、行って帰るだけで、1時間は見た方がいい。しかし、この経験が、修善寺の思い出の約5割を占めてしまったような気がするのは、・・・なんというか、・・・修善寺的にはいいのであろうか。なんにしろ、キャッチーなタイトルって、全てに於いて勝利するんだ、と、感心した。(修善寺編つづく)
2013.03.18
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さくらの開花情報が飛び回るこの頃、如何お過ごしでしょうか。先日、友人は、宿毛までマラソン旅行に行った。・・・完走、おめでとうございます。私には、元気過ぎて、眩過ぎる・・。友人に対し、身体が絶賛大不調な私。そんな状態で、牛乳瓶二本分献血したら、案の定調子が狂った。(なぜ献血しようと思いたったか・・・偶々薬を飲んでいなかったからだが、よく分からない)一寸前から、ぼそぼそと不調について話していた別の友人から、体壊す前になぜ一言相談せんのやと、小一時間・・・いや一晩中問い詰めたいわとの叱責。なんてありがたいんだ、と、携帯を見て涙が出る。伊豆の山中を、パンプスで這いずり回らせたのに、よく許してくれたもんだ。体温というのは、37度にならなければ微熱とすら言わないという。熱っぽくて、頭が痛くて、倦怠感が抜けなくても、36,8度では平熱だ。お医者さんに行ったって、薬も処方してくれまい。・・・ああ、嫌な単語が頭を過ぎる。家にりっちゃんがいてくれて良かった・・・。時々、嘴による厳しい制裁をくれるけど、鳥篭を見て、小さな眼と見交わすだけで、元気が出ようというものだ。さて、準備運動が済んだ所で、伊豆の山中にてお会いした「婆さん」に付いて書こうかな。
2013.03.18
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