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奈落の策略で鉄砕牙に様々な能力が加わったものの結果的に鉄砕牙本来の力を発揮できなくなってしまった犬夜叉。鉄砕牙を使いこなすことができるように犬夜叉は妖霊大聖という仙人のもとで修行することになるのですが、出会った妖霊大聖は悪い妖怪に肝を抜かれていてトイレットペーパーのようにペラペラな状態で修行になりません。犬夜叉は修行のためにも盗まれた妖霊大聖の肝を取り戻そうと肝を盗んだ犯人を探そうとしますが、何故か妖霊大聖によって鉄砕牙を封印されてしまい・・・。 「犬夜叉」シリーズは主人公の半妖(半分妖怪半分人間)の犬夜叉と時を超えて戦国時代へやって来た女子高生のかごめが、「四魂の玉」という妖怪に絶大な力を与える玉を使い悪事をする宿敵・奈落と戦うことになるというストーリーです。犬夜叉とかごめは、何でも吸い込む風穴を持つ法師・弥勒や妖怪退治屋の珊瑚、子狐妖怪の七宝などの仲間とともに奈落に立ち向かいますが、なかなか狡猾な奈落を倒すことができません。それどころか犬夜叉たちは、巧妙な奈落の陰謀で奈落と敵対している魍魎丸と戦わなくてはならなくなるのです。そうした中、犬夜叉は愛刀・鉄砕牙を使いこなすことができなくなり鉄砕牙の修行をすることになります。 今回は、犬夜叉の鉄砕牙修行の話と妖狼族の鋼牙を倒そうとする奈落の陰謀と戦う話です。何を考えているのかとらえ所のない妖霊大聖ととにかくがむしゃらな犬夜叉はかみ合いそうにないのですが、そういった状況で鉄砕牙を封印され何度も危機に陥っても負けずに奮闘する犬夜叉がとても楽しかったです。また、妖狼族や魍魎丸に対する奈落の陰謀は相変わらず狡猾で読んでいてひやひやさせられました。 ジャンルは戦国妖怪アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>犬夜叉シリーズ
2006年09月30日
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やむことのない雪嵐、突然灰となって散った王族たち。異変が続くザイクルーヴ城は無人となり、その上あまりに激しい吹雪のため普通の人間では近寄れなくなってしまいます。しかし人間ではない「灰かぶり」のポーシアとルーは運命に導かれてザイクルーヴ城にたどり着き、そこで「薔薇の灰」の秘法に関わる重要なある物を発見することになるのです。一方、魔術主アーシアはそっくりだというナーシア姫に成りすまして人々を騙し、そんなアーシアの正体を知っているマイ・エフトールは王太子から正式に王となりアーシアの陰謀を阻止すべく動きます。明かされることになる魔術主アル・ザラーとその弟子ガイユの真実とは?そしてポーシアたちの運命は・・・。 「ガイユの書」シリーズは、主人公の記憶のない「灰かぶり」の少女ポーシアが同じく「灰かぶり」のルーとともにさすらいの旅にでるというストーリーです。魔術主が操る「薔薇の灰」の秘法により「灰かぶり」となった者は、不死の怪物となり魔術主とともに人々に嫌われ恐れられています。「灰かぶり」のポーシアは、記憶がないというだけで不安なのですが「灰かぶり」であることを人々に知られて酷く迫害されることになります。さらに普通の「灰かぶり」は不死といっても自分を「灰かぶり」にした魔術主が死ねば灰となり滅ぶことができますが、ポーシアを「灰かぶり」にした魔術主ガイユはすでに死んでいてポーシアは死ぬことができず迫害され続ける恐怖に怯えることになるのです。ポーシアは自分の記憶や普通の人間に戻る方法を求めてアーシアに復讐を誓う「灰かぶり」のルーとともに旅立ちます。一方、婚約者ナーシアを探している王太子マイはナーシアそっくりなポーシアやアーシアに出会うことになり、その謎を追いかけることになります。 「ガイユの書」シリーズ完結編です。アル・ザラーやガイユの驚愕の真実が明かされ、ポーシアやルー、マイ、アーシアの運命に決着がつきます。アル・ザラーの残した完全なる「薔薇の灰」の秘法をめぐってポーシアとルーは不死の「灰かぶり」から普通に死ぬことができる存在になる希望を見出し、アーシアはさらなる陰謀を企むことになっていきます。また、ポーシアはルーとマイのどちらとともに生きるか選択を迫られることにもなります。アーシアの邪悪な陰謀が進むとともにポーシアは人間に戻れるのか?ルーの復讐は?マイはどうするのか?最後まで何がおこるのか読めない展開が大変面白かったです。 ジャンルは伝奇ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです<終>ガイユの書シリーズ
2006年09月29日
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突然の停電で信号機が一斉に消え、交通事故が発生。本来殺人課の刑事のセシルとドロシーですが現場にたまたま居合わせたことから交通事故事件を担当することになります。被害者は命をとりとめ事故を起こした犯人も軽傷、犯人であるビリー・ロビンソンの個人データもはっきりしているので簡単な捜査になると思っていた二人ですが、その後病院からビリーが逃げ出し翌日逃げたビリーが死体で発見され事件は複雑になっていきます。さらに停電が続くニューヨークは、いつもと違い思うようにいかなくて・・・。 「PARTNER」シリーズは、殺人課に配属されたばかりのセシルと女性刑事のドロシーがコンビを組みニューヨークで起こる様々な事件を解決していくというストーリーです。セシルとドロシーの最初の出会いは最悪でしたが、その後二人で協力して事件を解決していくうちに信頼が生まれ二人は仕事のパートナーとして友情を温めていくことになります。しかし、二人の「男女の友情」は「男女の愛情」と紙一重のもので二人の関係は「友情」と「愛情」の境界線で揺れ動くことになるのです。そして、今回の停電で極限状態に陥ったセシルとドロシーは今まで以上にお互いを異性として意識してしまいパートナーとしての二人の関係が危うくなってしまいます。 NY中が停電ということで車の運転、コンピュータの使用、さらに食事や飲み物まで制限され人々は混乱し、セシルとドロシーは警察として人々を救いながら捜査もしなくてはならなくて過酷な状況に疲れ果てます。また暗くて不安な中、二人きりで協力していくうちに相手をいつも以上に異性として意識してしまい二人の関係に危機が訪れるのです。停電という異常な状況の中で警察としての仕事を果たし、パートナー同士の危機を乗り越えようとするセシルとドロシーの活躍がとても面白かったです。また、「男女の友情」は成立するか?というシリーズのテーマも本格的になってきて今後の展開がますます楽しみになりました。 ジャンルはNY刑事ストーリー。刑事ものが好きな人にお薦めです。<終>PARTNERシリーズ
2006年09月28日
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心臓移植手術を受けてから超オーパーツを操るテロリストに狙われたり、神社などにいる土地神に攻撃されたり、手術に関わった人たちが次々と死んだりする奇妙な事件に巻き込まれるようになった嘉手納奏。奏には心臓の元の持ち主の記憶がかすかに伝わってくるのですが、どうして奇妙な事件が起きるのか?心臓の元の持ち主はどういう人間だったのか?具体的なことは全く分からず不安になります。また、転校生として奏に近づいてきたテロリスト・神楽崎卓(本名はケヴァン)に「移植コーディネーターのアイザックに心を許すな」という忠告を受けたことから奏は今まで頼りにしていたアイザックが信じられなくなってしまいます。そんな時、異常な大雪が降り続き雪女が出たという噂が広まって・・・。 「シュバルツ・ヘルツ」シリーズは、主人公の心臓移植手術を受けた少年・嘉手納奏が移植された謎の心臓が原因でテロリストなどから命を狙われることになるというストーリーです。奏は謎の美女ウルテアに命を救われたり、臓器移植問題を解決する移植コーディネーター・アイザックに守られたりして念願だった健康な体を手に入れることになります。しかし、ケヴァンをはじめとするテロリストたちは奏に移植された心臓は悪魔の心臓だから滅ぼさなければならないと言うのです。心臓移植により健康になった奏は当然この健康な体で生きていきたいと願いますが、ケヴァンから「自分の心臓を捨てて、死者から抉り出した心臓を体に入れてまで生き続ける値打ちがお前にあるのか?」と問われ動揺します。アイザックも信用できなくなってしまった奏は一目惚れしたウルテアに会おうとしますが、そこには敵テロリストの罠があり危機に陥ることになります。 謎の心臓、次々と増える移植に関わった人物の被害、誰にでも姿を変えられる超オーパーツ「カドゥケウスの指環」、アイザックやケヴァンの正体など前巻に引き続いて不思議な謎ばかりです。何も事情が分からず、誰を信じれば良いのかも分からず、そうした不安の中それでも普通に学校生活をおくったりして生きていたいと願い頑張っている奏の活躍がとても面白かったです。 ジャンルは心臓移植サスペンス・ファンタジー。サスペンスやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>シュバルツ・ヘルツシリーズ
2006年09月27日
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仲間の剣士ウルファが敵である魔法使いラダに操られてしまいアルダ・ココたち一行に衝撃が走ります。ラダはアルダ・ココたちに「ウルファを返して欲しければ守龍探しをあきらめろ」と脅迫まじりの要求をしてくるのです。アルダ・ココたちは国の未来のためにも守龍探しをあきらめるわけにはいかず、かと言って仲間を見捨てることもできません。何とか占いで打開策を見つけようとするアルダ・ココですが、ウルファのことを占う途中で不吉な「死」を表すカードが出てしまい先を占うことが怖くてできなくなってしまいます。さらにアルダ・ココは、ウルファとアナンシア姫が結婚を誓い合った仲だと勘違いして思いつめて・・・。 「緑のアルダ」シリーズは、主人公の百発百中の占い師アルダ・ココが荒れ果てた祖国を救うため大きな力を持つ龍に国を豊にしてもらおうと守龍(国を守り豊にしてくれる龍のことです)を探す冒険の旅に出るというストーリーです。アルダ・ココは、守護剣士ウルファや大地の精霊の地狼ヨール、コーサ国王女アナンシアなどの仲間たちとともに守龍を探すことになりますが、次期国王を目指しているルダート王子も守龍を探すことになり国王を目指すライバルであるアナンシア姫とルダート王子はどちらが先に守龍を見つけることができるのか争うことになっていきます。そして龍の背骨山脈で様々な龍に会うアルダ・ココたち一行をルダート王子が雇っている魔法使いラダが妨害してくるのです。アルダ・ココたちは、ラダの卑劣な罠や妨害に立ち向かうとともに守龍を見つけようと奮闘することになります。 アルダ・ココは一緒に旅をしているウルファのことが好きなのですが、王女でもあり親友でもあるアナンシア姫とウルファが結婚を誓い合っていると勘違いしてしまいます。さらにウルファがラダの魔法で操られ、不吉な結果が出る占いは怖くてできずアルダ・ココはますます追い詰められていくことになるのです。そして、そんなアルダ・ココにさらなるラダの卑劣な罠が迫ります。百発百中の占いを頼りに様々な問題を解決してきたアルダ・ココが、不吉な占い結果を前に占いが怖ろしくてできなくなってしまうという展開です。勘違いや不吉な占いの結果に追い詰められていくアルダがとても気の毒でした。また、そうしたアルダ・ココの気持ちに付け入り、ラダがアルダ・ココを罠にかけようとする危機が続くのでとてもドキドキハラハラさせられ大変面白かったです。 ジャンルは冒険ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>緑のアルダ第一部シリーズ緑のアルダ第二部シリーズリダーロイスシリーズ龍と魔法使いシリーズ「緑のアルダ」は「リダーロイス」「龍と魔法使い」に関連したシリーズなので先に「リダーロイス」「龍と魔法使い」シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2006年09月26日
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あまりがんばらずに生きていきたいと思っている巣籠カナは、「将来なりたい職業」を書くというプリントを前に何を書けば良いのか全く思いつかずぼーっとしていました。しかし、突然の光にカナの視界がブラックアウトした後残されていたのは、隣家の庭に仰向けに倒れている義父の姿でカナは何が起こったのか理解できずにビックリしてしまいます。そして、義父が倒れた原因がカナにあるかのように言う隣人の声にカナは怖ろしくなり家を飛び出すことになるのです。警察に追われ町をさまようカナが見つけたのは全裸で銃を持ったまま眠る雪みたいに白い不思議な少女で・・・。 「推定少女」は、突然家出をしなくてはならなくなった主人公の巣籠カナが全裸で銃を持っていてしかも記憶喪失の不思議な少女と出会い一緒に逃亡することになるというストーリーです。記憶喪失の謎の少女をとりあえず「白雪」と名づけるカナですが、白雪はUFO出現事件や銃撃事件に関係しているようでカナと白雪はしだいに奇妙な事件に巻き込まれていくことになります。カナは人間とは思えない超音波のような声を出したり、銃を持っていたり、記憶喪失が本当なのかどうかも分からない正体不明の白雪のことが気になって仕方がありません。しかし、一緒に逃亡の旅をするうちに二人には信頼が生まれ、突如現れた謎の敵に対しても協力して戦うことになるのです。 ストーリー前半は、行き場を失ったカナが白雪という謎の少女と一緒に逃亡し東京で出会ったオタク少年・千晴とも友達になり生活をしていくという展開ですが、後半は警察やカナをつけ回す評論家という不気味な男や宇宙人らしき謎の敵を相手にカナ・白雪・千晴たちが協力して戦うことになるという展開になります。不思議なことばかりが起き、それに翻弄されるカナですがそうした中で白雪や千晴との友情を温め、自分自身を見つめ直し成長していくカナの姿が美しく感動的で面白かったです。 ジャンルは青春SFストーリー。SFや青春ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年09月25日
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クラスに友達のいない斉藤楓未は、いじめにもあい学校へいくことが苦痛です。しかし、楓未には神栖麗奈という唯一無二の親友がいて麗奈に下校時なぐさめられたり励まされて学校へ行く勇気がわいてくるのです。楓未の親友・神栖麗奈はおかしいくらいに美しくて誰よりも楓未を理解してくれていて、そしていつも楓未を受け止めてくれます。麗奈が側にいてくれれば他に何もいらない楓未ですが、ある日盗難事件が起きその犯人にされてしまい・・・。 「神栖麗奈」シリーズは、誰が見てもおかしいくらいの美人で相手が望むどんな役割でもこなす謎の存在・神栖麗奈と麗奈を求めざるを得なかった精神的な傷を持つ人々のストーリーです。神栖麗奈は、「誰か」を強く欲する人の隣に「誰か」の代わりに現れます。麗奈は親友、仇敵、仲間など自分の欲する人の役割を理想的こなすので誰もが絶対的に必要な麗奈に依存することになってしまうのです。しかし、麗奈に依存していた人もやがては本当に必要なのは誰か?麗奈は偽者でしかないことに気づくので絶対的であったはずの存在を急に失い絶望することになります。そしてその結果、自殺するのです。神栖麗奈に関わった人々は、次々と自殺へと追いやられますがその過程で少しずつ「神栖麗奈」とは何なのか?明らかにされていくことになります。 他の人には見えないけれどその人にとって絶対的に必要な誰かになる神栖麗奈。斉藤楓未、木檜篤志、涌井しずか、豊科和亮たちはそれぞれ神栖麗奈に遭遇することになり、そして奇妙な自殺事件に巻き込まれていくことになるという展開です。絶対的に必要なものを絶望へと変え、相手を精神的に追い詰めていく神栖麗奈がとても怖ろしかったです。また、精神的におかしくなった登場人物たちがそれでも神栖麗奈という謎の存在を追っていき、危険と同時に謎が少しずつ明らかになっていくところもスリルがあり面白かったと思います。 ジャンルは学園ホラー。ホラーが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年09月24日
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元旦、霧島進一はガールフレンドの橘愛と一緒に初詣に行くことになります。しかし、進一は深夜放送の水野先生の映画「シベリア超特急」に夢中になってしまい、寝落ちして愛との約束に遅れてしまうのです。遅刻した進一を愛は、「犬以下」「パテ以下」と非難しさらに罰として進一のお年玉まで取り上げてしまいます。愛のカツアゲぎみの行為に恐れを抱く進一ですが、着物姿の愛は大人っぽくてきれいで話していると楽しくて幸せな気分になります。しかし、進一の心には何故か大事なことを忘れている感覚があって・・・。 「神様家族」シリーズは、神様の息子で主人公の神山佐間太郎が次期神様になるために人間界で普通の人間として修行することになるというストーリーです。しかし、過保護な父・神様や佐間太郎を溺愛する母・女神は、佐間太郎のどんな些細な願いでも神様の奇跡の力でたちどころに叶えてしまうので全く修行になりません。さらに佐間太郎は、佐間太郎のことが好きな幼馴染みの天使のテンコや佐間太郎の初恋の人・小森久美子、佐間太郎をからかってばかりの女神候補の姉・美佐、同じく女神候補の妹のメメたちとも一緒に住んでいて毎日大変なことが起こることになります。 前回、テンコに付き添ってもらい神様になるための試験を受けた佐間太郎は、試験に合格するとともにその試練の中で自分の道を見つけました。ストーリー本編はそれで完結したので佐間太郎の友人の霧島進一と橘愛のその後や佐間太郎の幼稚園児時代のエピソードなどこの神様家族最終巻は外伝的な話になります。 幼稚園児の佐間太郎は本編の高校生の佐間太郎と違い恋などの悩みもなく、神様の力でなんでも願いを叶えてもらえるので元気いっぱい我儘ほうだいです。神様の奇跡でテレビを百台出してもらったり、適当に作った殺人ロボットを動かしてもらったり、友だちになったイーちゃんやテンコを振り回す幼稚園児佐間太郎がとても楽しく面白かったです。また、本編ではあまり触れられなかった進一と愛のデートなども二人がお互いを大切に思っていることが伝わり大変感動的でした。 ジャンルはハートフル・コメディ・ファンタジー。コメディや感動的なストーリーが好きな人にお薦めです。<終>神様家族シリーズコミックもありますDVDもでてます
2006年09月23日
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アパートのトイレ掃除をすることが苦痛な篠原カズキは、山姫風花と名乗る不法侵入者に突然悩みを解消してあげると言われ戸惑います。なにしろ風花は縦ロールの長い髪に黒いフリルつきワンピースを着ていて、「わたしは迷える子羊に幸せを運ぶためにやって来た」と宣言している非常にあやしげな人物なのです。カズキは当然警察に連絡し何とか風花を捕まえてもらおうとしますが、「トイレが嫌い」という悩みを風花に知られてしまいアンチメモニクスという不思議な方法でトイレに関する一切の記憶を抜かれてしまうのです。トイレのことが全く分からなくなったカズキにも例外なく尿意が襲いかかり・・・。 「山姫アンチメモニクス」シリーズは、男性を魅了しその記憶を操る「山姫一族」の末裔・山姫翠、山姫風花姉妹が山から町へやって来て、人々の記憶が危うくなるというストーリーです。姉の風花は常識がないのに異常に思い込みが激しく「人の悩みを解決するには、イヤな記憶を抜けばいい」と思い込んでいて人々の悩みを解決し人々を幸せにするために次々と人間の記憶を抜こうと考えています。妹の翠は、そんな異常な姉から人々を守るために町へとやって来て姉である風花を捕まえようとしますが、「男性を魅了する」という山姫の能力をコントロールできないので人間とコミュニケーションを取ることができず姉の情報を集めることができません。翠は、山姫の能力がききにくい主人公・篠原カズキに協力してもらい一緒に姉・風花を追うことになるのです。 風花は「男性を魅了する」という山姫の能力などでたちまちカズキの通う中学校で人気者になり風花先生として学校に出没するようになります。そして、先生や生徒たちの悩みを解決すると言ってはその記憶を抜きトラブルを巻き起こすのです。トイレや恋の告白、困った妹など色んな記憶が抜けてしまったことで起こる大騒動がとても面白かったです。 ジャンルは記憶喪失ラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年09月22日
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人間不信だった兄・小野寺正輝を立ち直らせたという謎の人物・美杉知香が気になって仕方ない正輝の妹の小野寺晃。誰とでもすぐに仲良くなれる社交的な晃は、兄と交際しているらしい知香(本名はティカ)とも仲良くなるべく正輝の友人をとおしてティカに接近することになります。しかし、ティカ=兄を立ち直らせた素敵な人とイメージしていた晃ですが、実際に会ったティカは女の子とは思えないほど粗暴で嫌悪感を覚えてしまうことになるのです。自分は誰とでも仲良くなれると思っていた晃はショックをうけますが、そうこうするうちにティカが正輝の交際相手として正式に小野寺家に招待されることになって・・・。 「ハイブリッド学園」シリーズは、特殊能力を持つ生徒たちばかりを集めて様々な悪と戦っている変な学校・轟学園を舞台に未来を思い通りに変えることができる能力「黄金の力」を持つ主人公の小野寺正輝と獄界という異世界のプリンセスであるティカらが、地上・天界・獄界の争いに巻き込まれていくというストーリーです。小野寺家に招待されたティカ、千堂武志、藤沢久美子たちは正輝の両親と打ち解け楽しく食事をすることになるのですが、ティカに敵意を持つ晃の失言でいつのまにか晃がティカにカレーの作り方を教えることになってしまいます。カレーどころか全く料理をしたことがない晃は、この事態に戸惑います。しかし、料理ができないことをティカに知られるわけにいかない晃はこの日からカレー作りの特訓を始めることになるのです。同時期、天界の陰謀も進行していて晃は天界・獄界・地上界の戦闘にも巻き込まれていきます。 料理を全くしたことがなく、料理の才能もない晃とティカの二人が必死にカレーを作ることになるという展開です。とんでもない失敗ばかりでまずいカレーを作っては食べる人々を苦しめる晃とティカが、カレーを通してお互いを理解し仲良くなっていく姿が感動的で面白かったです。 ジャンルは学園ラブコメ・アクション・ファンタジー。ラブ・コメディやアクションが好きな人にお薦めです。<終>ハイブリッド学園シリーズ
2006年09月21日
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毎回トラブルが起きて転校するはめになる高浪藍子。9月になっても高校が決まらない藍子は、ずっと入学試験・転入試験を受け続け猛勉強をした結果、いつのまにか学力が全国模試トップレベルになっていて名門御伽学園に入学できることになりました。しかし転校初日、御伽学園にやって来た藍子は同級生全てを記号化する生徒監視委員・灘英斗から「転入生に関するデータが消されているので君が転入生である証拠がない」と告げられ困ってしまいます。さらに藍子の他にも第二の転入生が現れ、藍子の立場はますます微妙になるのです。しかもその転入生らしき少女・御伽太郎(仮名)は記憶喪失で・・・。 「マキゾエホリック」シリーズは、転校を繰り返している主人公の高浪藍子が常識はずれの人々が集まる御伽学園1年乙組に編入することになり、乙組のとんでもないトラブルに巻き込まれることになるというストーリーです。藍子のクラスメイトになる乙組のメンバーたちは、世界的な超能力者や悪霊と戦う巫女、クラスメイト以外を標的とする殺し屋、魔法少女、勇者、ハーレム状態で困っている少年など皆おかしな問題児ばかりなのです。藍子はびっくりしますが、驚いている暇もなく記憶喪失の御伽太郎の学園に来た目的が「殺人」であることを知ってしまいトラブルに巻き込まれていくことになります。 異常なクラスに馴染めない藍子は、同じような立場の記憶喪失者・御伽太郎に親しみを覚えますが御伽太郎のポケットに入っていた「ターゲットを始末しろ」というメモのことで御伽太郎から相談を受け、御伽太郎は刺客なのか?ターゲットは誰?共犯者は?という事件に巻き込まれていきます。そして藍子は英斗とともに御伽太郎の共犯者らしき連続爆破犯と対決することになっていくのです。乙組では毎日、宇宙人の襲撃とか霊魔軍との戦闘とかとんでもない事件ばかり発生しますが、藍子はそうした事件に毎回巻き込まれながらも御伽太郎刺客事件を解決しようと奮闘します。とにかく突拍子のない事件が次々起こり、とんでもない登場人物がどんどん出てくる混沌とした展開とそれに巻き込まれながらも必死にクラスになじめるよう頑張る藍子の活躍がとても面白かったです。 ジャンルは学園ファンタジー。学園ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>マキゾエホリックシリーズ
2006年09月20日
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杜名賀家の離婚問題を調査することになった私立探偵・早見壬敦は、その過程で日本を裏から支配している東澱家と没落してしまった杜名賀家の対立や二十年前に杜名賀家を襲った悲惨な事件に関わっていくことになります。なぜなら早見は縁を切ったとはいえ東澱家の次男であり、さらに過去の出来事や人間の心を垣間見てしまう超能力「レイズィ・ノイズ」の持ち主だからです。同時期、杜名賀家の庭が爆破されるとともに怪盗ペイパーカットの予告状が発見されます。ペイパーカットを追っている保険調査員・伊佐俊一と千条雅人、そして次期東澱家当主を狙っている東澱奈緒瀬たちが次々と杜名賀家へとやって来ますが・・・。 「ソウルドロップ」シリーズは、ペイパーカットから唯一逃げ延びた伊佐俊一やロボット探偵の千条雅人、ペイパーカットを捕まえれば東澱家の当主になることができる東澱奈緒瀬たちが「魂の一滴」(ソウルドロップ)と引き替えに命を奪っていく正体不明の怪盗ペイパーカットを捕まようとするストーリーです。ペイパーカットは見る人によって姿を変えたりする能力を持っていたり、予測不能の行動をするので誰にも捕まえることができません。今回、「レイズィ・ノイズ」の能力を持つ早見壬敦がその異能でペイパーカットの正体や二十年前杜名賀家で起こった惨劇の真相に迫っていくことになります。しかし、早見自身も命を狙われていて大変なことになっていきます。 二十年前の惨劇というのは杜名賀朋美が杜名賀家近くの禿猿山で殺人鬼の青柳栄介という男に殺害されるという事件です。近くといっても何故山の中に朋美と青柳がいたのか?どうして青柳は朋美の首を斬って持ち歩くという奇行をしたのか?謎は解決されないまま事件は終わったことになってます。命を狙われ、東澱家のトラブルにも巻き込まれ、「レイズィ・ノイズ」の能力を隠さなくてはならない困難を乗り越えて、時折垣間見える過去や人々の思いから二十年も昔の事件や謎に包まれたペイパーカットを追っていく早見壬敦がとても格好良く大変面白かったです。 ジャンルは伝奇推理ファンタジー。ミステリーや「ブギーポップ」シリーズが好きな人にお薦めです。<終>ソウルドロップシリーズコミックもあります
2006年09月19日
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東京へ行く列車の中で出会った同じ名前と同い年の小松奈々と大崎ナナ。二人は駅ですぐに別れますが、二人とも東京で住む所を探していると敷金礼金ゼロ広くてペットOKの優良物件マンションの707号室で偶然再び出会うことになります。先に707号室を見ていたナナは入居するかどうか悩みますが、後から突如登場した奈々が即決で入居を決めると707号室をあきらめるのが急に惜しくなり、「自分の方が先に部屋を見ていたのだから自分が入居する」と宣言します。それから707号室への入居で二人はもめることになるのですが「家賃も半分になるし、一緒に住んだらどうか」という不動産屋の言葉で二人は一緒に暮らすことになって・・・。 「NANA」シリーズは、恋人の章司に会うために上京した小松奈々とプロのボーカリストになるために東京に来た大崎ナナが運命的に出会い共同生活をすることになるというストーリーです。行き当たりばったりの奈々は住む場所も仕事先も生活費も全く考えてなくて右往左往し、割としっかり者のナナは弁護士のヤスに相談にのってもらって生活の基盤を確保したりバンドの仲間を探したり自分の夢に向かって進んでいくことになります。 東京で新生活を始めるということで奈々は遠距離恋愛だった恋人の章司と一緒に暮らしたりおしゃれをしたり、ナナはバンド仲間を見つけてプロデビューを目指したり二人とも自分たちの夢に向かって歩き出します。お金がなかったり章司と暮らせなかったりバンド仲間がすぐに見つかるわけでもなかったり、二人の新生活は何から何まで順風満帆ではないのですが、そうした障害をものともせず自分のしたいことに向かって突き進んでいく二人の姿がとても楽しそうで大変面白かったです。 ジャンルは友情上京ストーリー。夢や友情のストーリーが好きな人にお薦めです。<終>NANAシリーズファンブックもあります
2006年09月18日
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各国を周って商売をしている行商人ロレンスは、豊作の神の化身ホロを奉る祭りをしているパスロエ村を訪れます。そこで商売した後、ロレンスは商売のため馬車で再び旅立つことになるのですが、その夜の馬車の荷台で積荷の毛皮と一緒に眠っている美しい娘を見つけます。彼女は狼の耳としっぽを持っていて、自分のことを豊作を司る神ホロだと名乗るのです。ロレンスはものすごくびっくりしますが、もしホロが本物なら昔話や言い伝えどおり幸運を授けたり奇跡を起こしたりしてくれるかもしれないので半信半疑ながらも共に旅をすることを了承することになります。ホロは見た目は少女なのに老獪な話術を巧みに操り、ロレンスは翻弄されることになるのですが・・・。 「狼と香辛料」シリーズは、行商人ロレンスと豊作の神ホロが二人で商売をしながら一緒に旅をすることになるというストーリーです。ホロは奉られていたパスロエ村から北の故郷に帰ろうとしますが、狼の耳としっぽを持っていることが知られると悪魔憑きとして教会に捕まり処刑されてしまいます。そこでホロは、ロレンスの商売に協力するから一緒に旅をしてほしいと申し出るのです。この申し出にロレンスは戸惑うことになりますが、ホロの正体が本物なら危険なこともある旅や商売で心強い味方になってくれるだろうと考え一緒に旅をすることになります。 一人前の行商人となってからはずっと一人で旅をしてきたロレンスと畏怖されるばかりで孤独だったホロは各地で商売をしながら二人で仲良く旅をします。そんな中、謎の商人ゼーレンに「銀貨が値上がりするから買い占めないか」というあやしい儲け話を聞かされ、ロレンスとホロは大きな陰謀に巻き込まれていくことになります。商品をより高く売るための巧みな交渉や商売・経済の様々な知識、そして商人同士の騙し合いや駆け引きなどお金を儲けるために工夫をこらしたり、危険を承知で勝負したり一生懸命頑張っている商人たちの活躍がとても面白かったです。また、二人が一緒に旅をする中でお金を儲けばかりでないロレンスとホロの絆など商人としてではなく人間として大切なことも同時に描かれていて非常に良かったと思います。 ジャンルは商人ファンタジー。商売の話やファンタジーが好きな人にお薦めです。<終> 2巻もでてます
2006年09月15日
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13歳になった真賀田四季は真の天才として世界的に有名になり今までよりもさらに多くの人々から注目されることになります。四季は図書館で再会した瀬在丸紅子を一緒に仕事をする仲間として勧誘したり、遊園地で何者かに誘拐されて大騒ぎになったり様々な事件や人々と出会います。そんな中で彼女は、しだいに叔父の新藤清二に思いを寄せるようになっていくのです。「すべてがFになる」で触れられなかった事件にひそむ真相とは・・・。 「四季」シリーズは、「すべてがFになる」に登場する天才科学者・真賀田四季についてのストーリーです。「すべてがFになる」では、真賀田四季は妃真加島の研究所の密室に閉じ込められているのですが、どうして閉じ込められるようになったのか?閉じ込められる原因となった事件の動機や経緯など「すべてがFになる」につながる真相が次々と明らかになっていきます。また、SMシリーズの主人公である犀川創平、西之園萌絵やVシリーズの瀬在丸紅子、保呂草潤平、各務亜樹良などSMシリーズやVシリーズでお馴染みのキャラクターたちも活躍します。 普通の人間では理解できないほどの天才・真賀田四季も恋をすることになります。四季が自分の心をどう分析し、どういう行動を起こすのか?怖ろしい事件を起こすことになる普通の人間では考えられない思考、人を好きになったりする一般的な人間と変わらない感情を持つ天才・真賀田四季の考え方やその思いが伝わりとても面白かったです。また、「すべてがFになる」につながる真相が明らかになっていく展開もものすごく興味深くて良かったです。 ジャンルはミステリー。SMシリーズやVシリーズなどのミステリーが好きな人にお薦めです。<終>四季シリーズSMシリーズVシリーズ短編集四季シリーズはSMシリーズ、Vシリーズに深く関連しているので先にSMシリーズ、Vシリーズを読んでから読むといっそう楽しむことができます
2006年09月14日
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遙と麻由、直純と由花、そして直純の弟子の学とまどかの6人は「カレーコロシアム」と「カスタードキングダム」という全国にあるカレーとデザートの人気店を集めた屋内テーマパークでトリプルデートをすることになります。パティシエでもある遙が各店のシュークリームについて丁寧に説明したり、全店のカレーを食いまくったりそれぞれ楽しい時を過ごすことになるのですが麻由を狙う妖魔たちの襲撃があり戦闘を余儀なくされてしまいます。麻由の護衛として直純と由花は妖魔を迎え撃つことになるのですが・・・。 「麒麟は一途に恋をする」シリーズは、妖魔や滅びを願う星獣たちに命を狙われているイラストレーター春原麻由を守るため麻由を愛する黒麒麟の国見遙とその仲間たちが、襲撃してくる妖魔や星獣たちと戦うことになるというストーリーです。遙と麻由との間に子どもができるとその子は「星の子」という地球の運命を左右する存在になります。地球は「星の子」を通して人類が存続する価値があるかどうか判断し、もし人類が存続する価値がないとみなされると人類は滅亡してしまうのです。人類が滅ぶことを願っている妖魔や星獣たちは、「星の子」が生まれないように麻由を殺そうとします(「星の子」が生まれないと自動的に人類は滅亡が決定します)。遙とその仲間たちは、麻由を守るため世界を救うため妖魔や星獣たちと戦うことになります。しかし、前の妖魔や星獣たちとの戦闘で遙は霊力を失ってしまい、麻由の護衛をしていた亮や柚子もケガや力不足で戦線を離脱してしまうのです。新たに功刀直純とその婚約者の都築由花が護衛として加わることになりますが、長い間実戦を離れていた由花は足手まといになり危機に陥ります。 楽しいデートが妖魔の襲撃で大変なことになり、さらに今まで防戦一方だった戦いから隠れ家をつきとめて敵を先制攻撃するという新たな局面を迎えることになります。危なっかしい由花、戦闘では非情に徹する直純、修行してパワーアップした柚子、霊力が戻りつつある遙、そして使命と家族を守るため戦う燐など迫力の戦闘シーンがとても面白かったです。また、戦闘後にはビックリするような展開があり驚かされました。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>麒麟は一途に恋をするシリーズ月と貴女に花束をシリーズ「麒麟は一途に恋をする」は「月と貴女に花束を」の続編なのでさきに「月と貴女に花束を」を読んでから読むといっそう楽しめます
2006年09月13日
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アルロン自治領をクロティルド軍から救うためクロティルドに囚われたエリック。エリックは一応クロティルドの王子でもあり、クロティルド王も王位継承者としてエリックが必要なのでクロティルド軍は兵をひくとともにエリックを連行していきます。エリックがケガをしていることもあり心配するミミはエリックの看病をするためにも一緒にクロティルドに向かいますが、クロティルド側はエリックが偽者でないか疑っていてエリック、ミミ、そしてミミの知り合いの元クロティルドの騎士グントラムは危険な状態に置かれます。一方、カンタン王国ではエリックの母ソフィーが出産することになっていて・・・。 「鏡のお城のミミ」シリーズは、カンタン王国の王位継承問題に巻き込まれた主人公の少女・ミミがカンタン王国の王子エリックと恋に落ちるというストーリーです。二人は両思いになるのですが、ミミは王位継承争いに巻き込まれて酷い目にあっているので自分の気持ちに正直になれません。エリックもカンタン王国の王子の身分を棄てたからといって王族には違いないので自分はミミに嫌われていると勘違いしてしまいます。その後もミミとエリックの二人には様々な障害が立ちはだかりますが、そうした障害にも負けず二人は頑張っていくことになるのです。そして、カンタン王国の敵国クロティルドに身を置くことになったミミとエリックは、エリックがもし偽者だと判明したら死罪にするとクロティルド側に圧力をかけたれたり、カンタン国王がエリックを引き渡すように要求してきたり事態は混沌としてきます。さらにカンタン国の王妃ソフィーの出産で王位継承問題がますます複雑になってしまうのです。 クロティルドにいるミミとエリックは不安定な身の上ながらミミがケガのエリックを看病するなかで恋愛的には良い雰囲気になります。しかし出産が迫るカンタンでは、カンタン国王ギヨーム三世が王妃が産む子どもの父親が誰か疑ったり、エリックを無理やり後継者にしようと考えたり、愛人としてではなくてもミミを手元に置きたがったり、家臣の妻ソランジュに無茶な命令をしたり王としても父親としても情けない行動をします。そんな中、子どもの幸せを願い出産に挑む王妃ソフィーが大変格好良かったです。また、グントラムがうろたえるほどラブラブなミミとエリックの姿がとても幸せそうで面白かったです。 ジャンルは、ラブストーリー・ファンタジー。ラブストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>鏡のお城のミミシリーズ
2006年09月12日
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ニューヨーク市警の刑事なのにセントラルパーク内で迷子になってしまったドロシーとセシル。二人は、捜査の途中で自分たちと同じように迷子になっている少女アニーを保護している間にドロシーの元相棒でいつも嫌味を言ってくるラリーに事件を横取りされてしまいます。ラリーとその相棒のベンは、無線を盗聴したり証拠を独占したり卑怯な妨害工作をして事件を横取りし、自分達の逮捕件数を上げているのです。ドロシーとセシルは出遅れながらも巧妙な妨害工作と効率的な捜査をするラリーたちに対して非効率でも丁寧な捜査で対抗します。二人の捜査の行方は・・・。 「PARTNER」シリーズは、NY市警の刑事ドロシーとセシルのコンビがニューヨークで起きる様々な殺人事件を解決していくというストーリーです。二人は最初の出会い方が最悪だったり男女のコンビということで戸惑うことになりますが、意見が合わず衝突したりしつつも二人で協力して事件を解決するうちにお互いを信頼できるようになっていきます。事件は、シャロン・メイソンというケースワーカー(児童福祉の仕事です。虐待されている子どもを保護したりします)の女性が殺されたもので死因はナイフで刺されたことによる失血死です。しかし、傷口を調べると犯人は2種類のナイフを使って犯行に及ぶという不可解なことをしていたり、その他犯人を特定する証拠がなく捜査は行き詰まります。ところが少女アニーが意外なことに事件に関係していてドロシーとセシルは、ラリーたちに対してある部分では有利に捜査を進めることができるようになります。 やっと友情が芽生えてきたドロシーとセシルですが、今度はお互いを異性として意識するようになってしまい悩みは尽きません。さらに経験豊富で卑怯なこともするラリーたちとの対決も非常に厳しく捜査が思うようにいかないという展開になります。シリーズのテーマである「男女の友情」は成立するのか?という問題も大きくなっていて互いに惹かれあっているのにお互いの恋人たちと一緒にパーティをすることになるという複雑なところも楽しかったです。また、どちらが早く事件を解決できるのか競うラリーたちとの勝負やアメリカ同時多発テロ事件の影響なども時期的に合っていることもあり大変面白かったです。 ジャンルはNY刑事ストーリー。刑事が活躍するストーリーやアメリカの話が好きな人にお薦めです。<終>PARTNERシリーズ
2006年09月11日
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運命のクリスマスイヴが過ぎ、白銀雪子は大好きな幼馴染み・水瀬遊矢に関する記憶・痕跡を全て失ってしまいます。それでも普通に日常生活をおくる雪子ですが、記憶が消えたといっても遊矢を失ったことによる喪失感は心に残り、雪子は理由も分からず心の痛みにさいなまれることになるのです。そんな雪子の前にあやしい巫女装束の先輩・二条いずみが現れ、「雪子は水瀬遊矢に関する記憶を失っている」と告げられます。雪子はいずみの言っていることが信じられないものの、いずみを疑うこともできなくて・・・。 「カレとカノジョと召喚魔法」シリーズは、悪魔の女の子リールゥを召喚して雪子の大ケガを治してもらった遊矢が願いを叶えるために恐怖心と緊張感という感情を失ってしまい、感情を取り戻すためリールゥを捕まえなくてはならなくなるというストーリーです。恐怖心と緊張感がない状態ではいずれ精神崩壊を起こしてしまいます。しかし、リールゥを捕まえて急に感情が戻しても感情が戻ったことによる衝撃に精神が耐えられず、やはり精神が崩壊してしまうのです。遊矢はこの事態に困りますが、大好きな雪子に心配をかけないよう雪子には黙ったまま元に戻る方法を探すことになります。一方、雪子は何も知らされないまま魔法で強化された身体能力を用いて悪魔や人外の存在と戦い遊矢を元に戻す方法を見つけようとします。そしてクリスマスイヴ、雪子は遊矢に想いを伝え特別な関係になる決心をします。ところが遊矢は、遊矢を愛している悪魔・井沢玲と学校で対決することになり、その結果雪子たちが遊矢に関する記憶を失うとともに遊矢自身も失踪することになります。雪子と玲は、消えてしまった記憶といなくなった遊矢を見つけ、そして遊矢を元に戻し救うため奮闘することになるのです。 シリーズ完結編です。遊矢を元に戻す方法、雪子たちの記憶が消えてしまった理由が明らかになりそれとともに遊矢、雪子、リールゥ、玲それぞれの願いがぶつかりあいます。雪子と玲が遊矢を取り戻そうとするなかでいつも笑顔で今まで愛する雪子にすら見せなかった遊矢の想いや迷い、頑張りなどこれまで隠していた遊矢の感情が伝わってきて大変感動的で面白かったです。特に遊矢が雪子を幸せにすると誓った決意や精神が崩壊しないように必死に頑張っていることを綴った日記シーンがものすごく切なくて良かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>カレとカノジョと召喚魔法シリーズ
2006年09月10日
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二連と人々に呼ばれる仲の良い阿高と藤太。二人は同い年の甥と叔父で武蔵国・竹芝でずっと一緒に育ちました。女の子に親切で人望もある藤太と女性が苦手で少し超然とした感じの阿高は、17歳になるころにはそれぞれ容姿の良い若者として皆の注目を集めるようになります。しかし、藤太には阿高に秘密にしていることがありました。それは阿高の中に「ましろ」という別の人格があり、ましろは阿高の口を借りて時として予知をしたりするのです。このことは阿高や他の人に秘密にしてほしいとましろに頼まれているので藤太は誰にも話していません。ある日、「阿高と坂上将軍を会わせてはならない」というましろの予言があって・・・。 「勾玉」三部作シリーズは、神々の時代から続く不思議な力を持つ勾玉に関わるストーリーです。今までの日本神話やヤマトタケル伝説に続いて、奈良時代と平安時代の間の世界で最後の勾玉が奇跡を起こすことになります。竹芝には代々伝わる勾玉があり蝦夷の巫女・チキサニの力を受け継ぐ阿高は、そのことで蝦夷の争いに巻き込まれていきます。一方、得たいの知れない物の怪が出没するようになった都では「輝く明玉を持つ天女が全てを癒してくれる」という伝説があり病気の皇子や皇子の妹・苑上は、その伝説にすがるように暮らしています。しかし、明玉=勾玉を持っているのは天女のような美しい乙女ではなく少年の阿高なのです。歪んでしまった伝説のため都の人々は阿高を恐れるようになり、阿高を守ることを誓った藤太たちも含めて物の怪や都の争いに関わることになっていきます。 竹芝と蝦夷、自分の生い立ちに揺れる阿高。皇子である兄を助けようとしても女性ということで力が及ばない苑上。そして、阿高を守り抜くため戦う藤太。苑上に近づく男装の麗人・仲成。「勾玉」をめぐる謎の中でそれぞれの願いのため力をつくすことになります。争いを治め、全てを癒すという「勾玉」をどう使えば良いのか?迷いながらも信じることのため奮闘する阿高たちが大変面白かったです。また坂上田村麻呂をはじめ歴史上の有名人がたくさん登場するところも良かったと思います。 ジャンルは歴史ファンタジー。日本史やファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>勾玉三部作シリーズ
2006年09月09日
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天才少女・真賀田四季と四季を見守る其志雄。ある日、四季の叔父である新藤清二の病院で看護婦の阪元が密室で殺されるという事件が起きます。唯一の目撃者は透明人間だという奇妙な人物なのですが事件はそのまま解決されません。天才である四季は、そのずば抜けた思考力で犯人が分かっているようですが其志雄には誰が犯人なのか分からないままです。そうこうするうちに四季の才能に多くの人々が群がり、四季もそれを利用しようとします。事件の犯人、透明人間、そして四季と其志雄の行方とは・・・。 「四季」シリーズは、「すべてがFになる」に登場する天才科学者・真賀田四季の少女時代のストーリーです。SMシリーズ、Vシリーズに大きな影響を与えている天才・真賀田四季のエピソードが次々と明かされていくことになります。主人公の真賀田四季は、ありとあらゆる知識を一瞬で理解してしまう天才です。その思考のスピードは文字に残したり、コンピュータに記録するのが馬鹿らしくなるほどのスピードでしかも普通の人間には理解できないほど高度な思考力です。大学や宗教団体、国家、各務亜樹良が所属してる犯罪組織など様々な人々が四季の能力を利用しようとしますが、そうした人々に関わっていくうちに四季はしだいに天才ゆえの孤独に陥ることになるのです。其志雄は、そんな四季を支えていこうと頑張っていくことになります。 真賀田四季が天才であるということはSMシリーズやVシリーズを読んで知っていたはずなのですが、今回の「四季 春」で四季自身や周りの人々を通して見る彼女の凄まじい天才ぶりがとにかくすごくて大変面白かったです。またSMシリーズやVシリーズに関わる伏線を別の視点から見ることができて非常に興味深かったと思います。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>四季シリーズSMシリーズVシリーズ短編集あらかじめSMシリーズ、Vシリーズを読んでおくと四季シリーズをいっそう楽しむことができます
2006年09月08日
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ミミをおいて辺境のアルロン自治領へ行ってしまったエリック。しかし、ミミは逃げたエリックをひそかに追い、正体を隠してアルロン自治領に潜入することになります。アルロン自治領はカンタン王国のカルネー領とクロティルド王国に挟まれた町なのですが、町を仕切っているヤーコブ代表が賄賂を横行させたり盗賊同然の私兵団を暴れさせて市民や農民を苦しめているのです。カルネー公爵の命令でエリックは、公爵に使える兵士ポールや元山賊の少年ギー・ギーなどの仲間たちと一緒にヤーコブを倒すため動き出します。一方、ミミは70歳ぐらいの老騎士グントラムの従者となり、男装と兜で正体を隠したままエリックを見守ることになって・・・。 「鏡のお城のミミ」シリーズは、カンタン王国の王位継承問題に巻き込まれた主人公の少女・ミミがカンタン王国の元王子エリックと恋に落ちるというストーリーです。ミミとエリックは両思いになるのですが、王位継承問題でひどい目に合わされたミミは素直にエリックと付き合うことができません。エリックも危険で複雑な王国の問題にミミを巻き込みたくないのでミミを遠ざけようとします。さらに前回エリックはミミに好きだと告白されたにも関わらずそれを信じられず、ミミから逃亡してしまうことになってしまいます。ミミは再び思いをうちあけるためエリックを追うことになるのです。 ミミから逃げたエリックは女の子につらく当たった結果その女の子に命を狙われたり、正体を隠したミミにテロリストのような行為をさせたり、間違えてミミを殺そうとしたり、次々にとんでもないことをします。しかし、ヤーコブを倒すため仲間たちの力を借りて頑張っていくことになります。正体を隠しているミミとミミを少年だと思っているエリック、エリックが相手をミミだと認識していないからこそ言えることやできる行為など争いが絶えない町の中で繰り広げられるいつも違う二人のやり取りが大変面白かったです。 ジャンルは、ラブストーリー・ファンタジー。ラブストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>鏡のお城のミミシリーズ
2006年09月07日
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蝙蝠や霧に変身したり人間を操ったり、日光に弱かったりニンニクが苦手だったり、あらゆる吸血鬼の特徴を受け継いだ兄・レリックと吸血鬼としての弱点がない代わりに能力もない妹・フェレットの不思議な吸血鬼兄妹。どうしてか子爵を憎んでいて何度も子爵に挑んでくる偉大なる小悪党ヴォッド・スタルフとその仲間たち。上質の食材を命がけで追い求める美食家・木島閑音と吸血鬼ハンター一行。普通の人間でありながらレリックやフェレットの友人でもあるミヒャエル、ヒルダ兄妹。そして、グローワース島を預かる子爵にして一番吸血鬼らしくない吸血鬼ゲルハルト・フォン・バルシュタイン。様々な吸血鬼たちや吸血鬼ハンター、そして普通の人間たちがグローワース島に集まって・・・。 「ヴぁんぷ!」シリーズは、血を吸わなくて日光が苦手どころか光合成までしてしまう最も吸血鬼らしくない吸血鬼ゲルハルト・フォン・バルシュタインとその仲間や子どもたち、それから子爵を狙うハーフ・ヴァンパイアのヴォッドたちのストーリーです。それぞれ特徴的な吸血鬼としての能力やユニークなキャラクターを持つ彼らが、子爵とヴォッドの変な争いごとに巻き込まれていき大騒動が起きることになります。 ものすごく負けず嫌いなヴォッドが常に貴族らしく振舞う子爵を敵視していて、そのために騒動が起きてしまうという展開です。吸血鬼と人間の友情、吸血鬼同士の戦闘、吸血鬼VS吸血鬼を狩る者たちなど楽しい吸血鬼づくしのストーリーがとても面白かったです。また、「ヴぁんぷ!」は吸血鬼物の多くと同じように吸血鬼が迫害されたりしてますが、そうした所をつきぬけた楽しい登場人物たちが大活躍でものすごく痛快でした。 ジャンルは吸血鬼アクション・コメディ・ファンタジー。アクションやコメディが好きな人にお薦めです。<終>ヴぁんぷ!シリーズ
2006年09月06日
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世界的に知られているスイスの山案内ロボット・モンブランが何者かに殺害される事件が起きます。モンブランはスイス観光の際に多くの登山客や子どもたちに親しまれているだけでなく、テロリストを無傷のまま逮捕したり、山での遭難者たちを救ったり、美しい自然の素晴らしさを人々に伝えたり、真の勇者として世界中の人間やロボットたちから尊敬され愛されているのです。当然、モンブランを殺す動機のある者は全く存在していなくて捜査を担当することになったユーロポールのロボット刑事・ゲジヒトも困ります。そして殺されたモンブランの頭部には突き立てられた奇妙な角のようなものがあって・・・。 「PLUTO」シリーズは、世界的に活躍してるロボットばかりが次々と破壊される事件が起きて、主人公のロボット刑事・ゲジヒトがこの事件の犯人を追うことになるというストーリーです。事件の犯人は、頑丈なロボットをバラバラにしたうえ頭部に角を突き刺すという奇妙な行為をしていて同時期に起きた殺人事件でも被害者の頭部に同じような角が刺さっていてゲジヒトは、「事件」と「角」がどう関係しているのか捜査することになります。さらにゲジヒトが捜査している間にも殺人事件は起き続け、ブラウ1589というロボットの犯罪者からゲジヒト自身も犯人の標的になっていると告げられます。 ちょっと前に冥王星が惑星でなくなったこととは別段関係ありませんが「PLUTO」を読みました。ストーリーは人間とロボットが仲良く暮らしている世界が舞台です。人々に愛されるモンブラン、老ピアニストと元戦闘ロボット・ノース2号との友情、家族を愛する格闘王ロボットなど個性的で魅力的なロボットたちの活躍が大変楽しかったです。ただ、こうしたロボットたちが痛ましく殺されたりするので人間が殺されるのと同様にとても悲しく感じました。また「角」の謎などゲジヒトが少しずつ事件に迫っていく展開がとても面白いです。 ジャンルはSFミステリー。SFやミステリーが好きな人にお薦めです。<終>PLUTOシリーズ
2006年09月05日
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三束元生と縹美樹の結婚、縹組の解散。それに巻き込まれた堂島コウとアトリは、縹組の女組長で美樹の姉でもある縹撫子にミサイルや日本刀で追い回されることになります。なぜなら元生と美樹が結婚してしまうと政略結婚により存続できるはずの縹組が存亡の危機にさらされるのです。どうしても美樹を政略結婚させたい撫子は、美樹たちの友人・工房拡を拉致拷問します。それに対してみークル部長・三束元生や前部長・縹美樹に協力することになったコウとアトリは、工房拡を奪還するためカーチェイスや銃撃戦をに挑みます。さらに悪魔のミカタを狙う「代行者」・ランドール・コーンウォークも介入してきて・・・。 「悪魔のミカタ」シリーズは、死んでしまった恋人・冬月日奈を生き返らせるため主人公の堂島コウが悪魔のミカタとなって悪魔の変わりに人間の魂を集めることになるというストーリーです。悪魔たちは契約した人間たちに「知恵の実」と呼ばれるマジックアイテムのようなものを渡し、それを使って願いを叶えさせるのですが、なかには「知恵の実」で願いを叶えたのに魂を寄越さない人間もいるのです。悪魔のミカタの堂島コウは、仲間たちとともに様々な「知恵の実」を使う契約者たちと対決し魂を集めることになります。しかし、コウの前にコウと同様に「悪魔のミカタ」をしている敵が現れてコウたちの邪魔をすることになっていきます。 コウとアトリは縹組の争いに巻き込まれ、車が破壊されるほどのカーチェイスやマシンガンの弾丸が乱れ飛ぶ銃撃戦をすることになります。それだけでなく三束元生を悪魔のミカタと勘違いしたままのランドールが「知恵の実」を駆使して撫子を手助けしたり、恋の行方・悪魔のミカタ同士の対決は思わぬ方向へ進んでいくのです。会って一日なのにプロポーズすることになったり、時間を操る「知恵の実」タイムタイムの能力、悪魔のアトリの活躍、そして意外な結末など次がどうなるのか分からない予測不可能な展開がとても面白かったです。 ジャンルは、アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>悪魔のミカタシリーズドラマCDもでてます
2006年09月04日
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退院することになった里香は、珍しくパジャマではない薄紫色のワンピースを着ていて本当に長いこと暮らしていた病院を出ることになります。里香はずっと生活していた病院から外へ出ることに不安を感じますが、裕一は私服姿の里香に見とれながらも不安がる里香をそっと勇気づけます。そして、夏目のはからいで里香と裕一の二人は、同じ日一緒に病院を出ることになるのです。退院直後の二人の一日とは・・・。 「半分の月がのぼる空」シリーズは、肝炎で長期入院することになった主人公の戒崎裕一が同じ病院に入院している少女・里香と恋に落ちることになるというストーリーです。里香は不治の病で入院していて最初は裕一を寄せ付けず二人はケンカばかりですが、一緒に話をしたり本を読んだりするうちに親しくなり互いのことを好きになります。その後裕一がエロ本を隠していた事件や成功率が低い里香の手術、そして一生病気と向き合うことの意味などの困難を次々と乗り越えて二人は少しずつ恋を温めていくことになるのです。 この本はいつもの電撃文庫ではなく、絵本のような形式で里香と裕一のちょっとしたデートの一日を綴ったものになってます。神社があったり、伊勢うどんやてこね寿司などのご当地グルメがあったり、季節が春ということできれいな桜が咲いている伊勢の町を里香、裕一と一緒に美しいイラストとともに回ることができます。退院したばかりの初々しい恋人たちのデートは、読んでるほうまで幸せな気分になれる楽しいもので大変面白かったです。 ジャンルは純愛ラブ・ストーリー。ラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>半分の月がのぼる空シリーズコミックもあります
2006年09月03日
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テロ組織「アマルガム」の攻撃により、敗戦をきっした「ミスリル」。傭兵部隊「ミスリル」の軍曹・相良宗介は共に戦った仲間たちと守るべき千鳥かなめを失い、一人で「アマルガム」に反撃するため東南アジアの町ナムサクを訪れます。ナムサクにはAS(アームスレイブと呼びます。人間が中に入って操縦するロボットのようなものです)の闇闘技会が行われていて、これに「アマルガム」が関わっているのです。宗介は弱小チーム「クロスボウ」のAS操縦士となり戦うことになりますが・・・。 「フルメタル・パニック!」シリーズは、戦場で育った「ミスリル」の軍曹で主人公の相良宗介が護衛対象の千鳥かなめを守るため日本の高校でかなめと一緒に授業を受けたり、かなめを拉致しようとするテロ組織「アマルガム」と戦ったりするというストーリーです。世界は「ウィスパード」という超技術の知識を持つ者たちによってASをはじめとする技術革新が相次ぎ、それにより平和が脅かされています。「アマルガム」は、「ウィスパード」である千鳥かなめを狙っていて「ミスリル」の相良宗介はそれを阻止するために彼女のボディガードをすることになります。ところが戦場のスペシャリスト・相良宗介は、基本的に平和な日本の高校生活に全くなじむことができず銃を乱射したり、手榴弾を投げたりつい戦場にいる時と同じように行動してしまうのです。宗介の行動に怒り狂う生徒会副会長・千鳥かなめですが、一緒に敵に立ち向かったり学校に通ううちに互いを理解し心を通わすことになっていきます。しかし、前巻の「アマルガム」の襲撃により宗介は、かなめと「ミスリル」の仲間たちを失い一人になってしまうのです。 大切なものを取り戻すためオンボロASを操り、チーム「クロスボウ」で仲間になったナミやレモンとともに闇闘技会に参加する宗介。ミスリルの敗戦で精神的に傷つく宗介ですが、AS操縦のスペシャリストとしてオンボロの機体でも他チームのより良いASに負けることなく大活躍することになります。普段最新のAS「アーバレスト」を操っている宗介が、旧式でオンボロのASで自分が乗っているASより性能のいい機体に対して様々な知恵・技術で性能の差をひっくり返す戦いをします。こうした宗介の活躍がとても面白かったです。 ジャンルはSFアクション。SFやアクションが好きな人にお薦めです。<終>フルメタル・パニック!シリーズフルメタル・パニック!短編集シリーズ
2006年09月02日
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バイトをクビになった相良則夫は、銀髪の「飴屋」と名乗る不思議な男に出会います。一方、サーカム保険の調査員である伊佐俊一と千条雅人は天才女性歌手・みなもと雫の追悼ライブに現れる「ペイパーカット」と呼ばれる奇妙な怪盗を捕まえようとします。また、社会を裏から操っている東澱久既雄の孫娘・東澱奈緒瀬も祖父と自分のために謎の「ペイパーカット」を追いかけることになります。ゴミと間違えかねない紙切れのような予告状を出し、他の人間にはどうでもいいとしか思えない物を盗み、同時にその人の命を奪っていく怪盗「ぺイパーカット」とは・・・。 「ソウルドロップの幽体研究」は、「ペイパーカット」を目撃して唯一生き残った伊佐俊一とロボット探偵の千条雅人、巨大な権力を持つ東澱久既雄と孫娘・奈緒瀬、そしてお金に困っている相良則夫とその恋人・久美子たちが個人ひとりひとりの「認識」すら超越する不思議な怪盗「ペイパーカット」に翻弄されることになるというストーリーです。予告状どおり、天才女性歌手・みなもと雫の追悼ライブに姿を現すはずの「ペイパーカット」を待ち伏せる伊佐・千条、奈緒瀬ですがライブを妨害する第三勢力「フォーカード」の乱入もあり事態は混沌としていくことになります。 他人にはどうでもよくても本人にとっては「生命と同等の価値のある物を盗む」という怪盗「ペイパーカット」。いきなり殺人を犯したり、かと思えば何故か困っている人を助けたり、とにかく意味不明の行動と何故か誰にも存在を気づかれない謎の能力で他の登場人物たちを翻弄する「ペイパーカット」が次に何を起こすのか?その不思議な活躍がとても面白かったです。また、「ペイパーカット」を追いかける人々もそれぞれ個性的で楽しかったです。それから「ブギーポップ」シリーズに少しリンクした部分もあってビックリさせられました。 ジャンルは、伝奇アクション。アクションや「ブギーポップ」シリーズが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてますコミックもあります
2006年09月01日
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