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クレイ・ジュダとランドは、各地で人々を苦しめている怖ろしい黒魔術を使う謎の魔道士グラシェラを追う。クレイ・ジュダの持つ解呪の力を秘めた伝説の「シドの剣」が彼らをグラシェラの元に導くことになるが・・・。 パステルたちが活躍する「フォーチュン・クエスト」の時代の人々に「青の聖騎士」と呼ばれ伝説の英雄として敬われることになるクレイ・ジュダ・アンダーソンの若き日の冒険の物語です。前巻、各地で人さらいをしていたり、吸血ヒルと無理やり合成させられてしまった美しいハーフエルフの青年サラスの悲劇的事件の黒幕グラシェラを追う冒険の続きになります。 今回のストーリーでは「シドの剣」を作った魔法戦士シド・ダージェンとグラシェラの因縁、偉大なる魔法使いサヴァランが「シドの剣」に導かれグラシェラやダークイビルと戦うことになった事件、そして謎の魔道士グラシェラの真実など今まで語られることのなかった真相が次々に明らかにされていきます。それと同時に襲い来るグラシェラが作った怖ろしいモンスターたちとクレイ・ジュダ、ランドの死闘、そしてその事件の顛末。剣と魔法のアクション、勇者たちと闇の勢力が織り成す「フォーチュン・クエスト」「デュアン・サーク」にまたがる複雑でドラマティックな展開など見所が満載でとても面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>青の聖騎士伝説1巻デュアン・サークシリーズ クレイ・ジュダも登場しますクレイ・ジュダの子孫が活躍するフォーチュン・クエストシリーズもあります
2006年03月31日
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白鳥愛の前にいきなり現われた天使ラファエルは、愛のクラスメイトの神代光に危機が迫っているので愛に光を救うように頼みます。前から光のことが好きだった愛は、当然彼を助けようとしますが光を救う方法とは「愛の矢」で光の胸を貫き、そして「契る」ことだったのです。告白もデートもキスも飛び越えてそんなことはできない愛。しかし、光には悪魔たちの魔の手が迫っていて・・・。 主人公の白鳥愛が、無垢で純粋でとにかく人の良い神代光を堕落させようとする7人の悪魔の少女たちから救うというストーリーです。話の冒頭は壮絶なアクション・シーンから始まりますが、アクションがメインの話でなく基本的にラブ・コメディになっています。7つの大罪の化身の悪魔の少女たちは、7つの大罪と呼ばれる大食・憤怒・怠惰・嫉妬・高慢・邪淫・強欲の罪を光に犯させるため次々に誘惑してきますが、あまりに無欲で純粋な光の性格や愛の活躍によりうまくいきません。 悪魔の少女たちはそれぞれ大罪の化身なので極端な性格の変な人物ばかり、しかも彼女たちは彼女たちなりに光のことが好きなので一生懸命に誘惑してきます。しかし、彼女たちの思いはあまりに無欲で純粋すぎる光には通じないのです。誘惑が全くの空回りになってしまう光の無欲さ純粋さが大爆笑でした。また、いきなり契ることはできず、かと言って告白もできず、それでも光を守ろうとする愛の奮闘ぶりも面白かったです。 ジャンルはラブコメ・ファンタジー。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>でぃ・えっち・えぃシリーズ
2006年03月30日
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入学試験もくじびきで行う全てにおいてくじびきが重要な立橋院高校。生徒会長の律子・キューベル・ケッテンクラートは今年入学してきた幼馴染みの榎本千尋のことが好きなのですが、彼は異常にキノコ好きな時乃のことが好きで・・・。 「くじびきアンバランス」は主人公の榎本千尋たちが、生徒会の椅子を賭けて一年間続くトーナメントを戦うというストーリーです。対戦方法はスポーツから料理対決まで千差万別で勝利するためには、毎回のように行われるくじびきが重要になるのです。この2巻では千尋に片思いの現生徒会長・律子を中心としたストーリーになっていて生徒会を次々襲う事件や律子の恋の行方などアクションからラブ・ストーリーまで様々な要素が満載なものになってます。 クール&クレバーで任侠の世界の人間で居合いの達人の如月香澄、英語が苦手で算盤の腕は全国トップクラスの変なアメリカ人のリサ・ハンビー、そして文武両道で信頼厚き生徒会長・律子が生徒会メンバーです。この生徒会に以前の生徒会の椅子を賭けた戦いに敗れたフランシスカがテロリストを引き連れて襲撃してくるのです。律子は千尋のことが気になって仕方ない不安定な精神状態でも生徒会長として生徒と学校を守るため戦います。 周囲からは一見完璧に見える律子が内心恋に思い悩みながらも生徒会長として頑張る姿や個性豊かな生徒会メンバーたち香澄、リサとの友情。そして学校での争いなのに何故か戦車まで出てくるアクション・シーンがとても面白かったです。 ジャンルは学園アクション・ラブコメディ。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>くじびきアンバランスシリーズ
2006年03月29日
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武官弁護士のエル・ウィンのことが大好きなミア・ラルカイルは、彼の秘書として働きながらラブ・アタックを繰り返す毎日です。しかし、エル・ウィンにはミアのあからさまな愛情表現にも全く気づいていないようで・・・。 エル・ウィンとミアが武官弁護士とその秘書としてとんでもない依頼や奇妙な事件を解決する日常を描いた短編集の2巻です。「武官弁護士エル・ウィン」シリーズ本編は、真面目で弱者にやさしい武官弁護士のエル・ウィンとエル・ウィンへの想いがいつも暴走している恋する乙女のミアが世の中の闇に巣くう得たいの知れない巨大な悪・陰謀と戦う非常にシリアスなストーリーですが、短編集シリーズでは基本的に二人の非常識な日常を面白おかしく描いています。 前半の5編は、死神たちが最近怖がられず子どもたちにも笑われて困っている事件や自分たちの子どもをどの神様と契約させるかでケンカしてしまう夫婦の話(神様と契約すると魔法が使えたり、信者たちのコネクションに入れたりするのですが新聞の勧誘みたいに様々な特典やキャンペーンをしていて大爆笑)など楽しいものばかりです。後半の2編は、本編10巻と表裏一体のシリアスなストーリーなのですが、どんな絶望の中でも幸せになってやるというミアの意気ごみが伝わってくる本編でのミアの活躍が楽しみになるような展開でした。バラエティに富んだストーリーがいっぱいで大変面白かったです。 ジャンルはラブコメ・ファンタジー。ラブ・コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>エル・ウィン短編集シリーズ武官弁護士エル・ウィンシリーズ
2006年03月28日
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ふりむかない男の幽霊が出るという「三人の女神通り」で肝試しを行った学生たちが、外傷もない不自然な状態で突然死ぬ事件が起こりました。生き残った人間は気が狂っていて「あいつがふりむいたんだ。あいつがふりかえったんだ」という謎の言葉を繰り返すばかりで真相は分かりません。事件がカラム水の存亡に関わることや暇つぶしもあり、アルド・ナリスは真相をつきとめようとしますが・・・・。 「カラム水」とは特殊な方法でカラムの実を煮出して作る飲料でパロの名産品です。広く親しまれている飲料ですがカルストゥス商会の独占販売でしかも作り方が秘伝なので今回の事件で絶滅の危機に陥ります。主人公のアルド・ナリスは「カラム水中毒?」と言われるほどの無類のカラム水愛好家で拷問を受けて寝たきりになって以来、カラム水がないと生きていけないので事件の謎とカラム水の真実を突き止めようとします。 今まで単なる飲み物と思っていたカラム水の誕生が呪われたいわくつきの怪談に関わっていたり、カラム水の販売が様々な歪みを生み出していたり意外な事実に驚きました。物語は身動きのできない探偵が頭脳をフル回転させて人から聞いた情報だけで事件を解決するというミステリーとしては定番の展開ですが、「グイン・サーガ」の世界における政治、嗜好飲料、怪談や伝説などファンタジーの世界ならではの文化が楽しめるとともに犯人さがしなどミステリーとしても十分楽しめて大変面白かったです。また、本編では会えなくなってしまったナリス様の活躍も感慨深く、ナリス様というキャラクターが好きだという人には必見です。 ジャンルはファンタジー・ミステリー。ファンタジーやミステリーが好きな人にお薦めです。<終>アルド・ナリスの事件簿シリーズナリス様が活躍するグイン・サーガ外伝
2006年03月27日
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悪霊退治をしていた綾乃と和麻の前に現われたのは一振りの槍を持った少年。少年の持つ風の精霊王の恩恵を受けた神器・虚空閃に最強の風術師・八神和麻の風の結界が通じなくて・・・。 「風の聖痕(スティグマ)」シリーズは、炎を操る由緒正しい炎術師の一族・神凪家の出身なのに炎を操る能力がないというだけで一族を追われることになった八神和麻が主人公です。和麻はその後、壮絶な苦労・試練を経た結果として風術師になり実家である神凪家に帰ってきましたが神凪家の人々は落ちこぼれとして見下していた和麻が最強の風術師なっていることに納得いかず、和麻の方も一部の人間を除いてあまりに低レベルな神凪家の人々についていけず、和麻と神凪家の間に大きな溝ができてしまいました。和麻を心配する神凪家現宗主・重悟や和麻の弟・煉はそんな和麻の居場所を作ろう苦心しますが、和麻の父親の不器用すぎる態度や素直になれない和麻のはとこの神凪綾乃、そして神凪家や和麻を狙って現れる敵たちのせいでうまくいきません。そんな和麻と神凪家の前に今回も謎の敵が現れ、大変なことになるのです。 いつもやる気がなさそうで事件が起こっても自分は関係ないといった態度の和麻ですが、いざという時は体をはって綾乃を守ったり死にそうな女の子を助けたりする活躍はとても格好良いです。また、今回は地・水・火・風の術師が勢ぞろいし強力な神器を使って戦闘をする迫力のアクション・シーン満載で大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>風の聖痕(スティグマ)シリーズ短編集もあります
2006年03月26日
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シティ・メルボルン跡地から魔法士の子どもたちを脱出させようとするサクラ、黒沢祐一、ディー、セラ、真昼、月夜たち。一方、イルたちモスクワ軍はシティ・モスクワを存続させるため子どもたち捕らえようと罠をはります。サクラとイル、二人の対決の行方は・・・。 「ウィザーズ・ブレイン」シリーズは、ある実験の失敗により環境が破壊された荒廃した世界が舞台です。人々は破壊された過酷な環境で暮らしていくことができないので環境の安定した「シティ」と呼ばれる都市を中心に生活しています。しかし、「シティ」を存続させていくには魔法士たちの脳が必要で魔法士は「シティ」存続のためだけに生み出され、そして殺されていくのです。 殺されていく魔法士の子どもたちを救うため「賢人会議」を名乗り、子どもたちの犠牲なしに成り立たない世界そのものに戦いを挑むサクラ。そして自身も魔法士として生み出されながら、「シティ」なしに生きていくことのできない弱い人々を守るため同胞を殺す痛みを体に刻みつけながら戦い続けるイルこと「幻影No.17」。激闘の中、二人の思い、生き様がぶつかり合います。 「元型なる悪魔使い」と呼ばれるサクラの魔法士としての能力はあらゆる能力をコピーして自分のものにしてしまうという特殊な能力です。オリジナルに比べると威力は落ちますが、様々な能力を組み合わせることで圧倒的な強さを誇ります。「幻影No.17」の能力は「量子力学的制御」という物質の存在確率を操るものすごい能力です。自分の体に対する全ての攻撃を透過させることができるので無敵です。二人は、戦いの中で相手を理解しお互いの生き方を認め合いながらも相容れない考えのため戦い続けることになります。 二人は守ると誓ったもの、自分の信念のため戦います。しかし、どちらにも守るべきものがあり、お互いにそれを認め尊重しながらも必死に戦う姿は二人の想いが純粋で強いからこそ、不器用で悲しくてでも感動的でとても面白かったです。 ジャンルはSFアクション。SFやアクションが好きな人にお薦めです。<終>ウィザーズ・ブレインシリーズ
2006年03月25日
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パン屋を営む少女・小鳥は、ある日暴漢に襲われそうになりヴァーシャと名乗る少女に助けられます。銀髪に鳥打帽をかぶり眼鏡をつけた謎の少女・ヴァーシャは記憶がなく、ストリート・チルドレンとして生活しているようです。家族のいない小鳥はヴァーシャと一緒に暮らすことになり・・・。 ヴァーシャの正体は機械で作られたアンドロイドで記憶はないのですが「正義を貫く」という信念で変身し悪の怪獣と戦ったり、困った人々を助けたりします。しかし、小鳥とヴァーシャが暮らすテラポリスには次々と悪の怪獣や怪人が現れ、ヴァーシャは小鳥や町の人々を助けるため怪獣・怪人たちと戦うことになるのです。 主人公のヴァーシャは人間でなく「正義を貫く」という信念以外、記憶も常識もありません。そんな彼女が小鳥と出会い、暮らしていくうちに記憶は戻らないながら人間らしい感情や友情、そして人々との絆を得ていくことになります。ストリート・チルドレンで一切何も持っていなくて人間でもないヴァーシャが町を守るため戦ったり、人間として生活いく中で少しずつ小鳥をはじめ人々に受け入れられていく様子は心が温かくなり、人間が基本的に良い存在だと信じられます。勧善懲悪で単純な展開なのですが面白かったです。 ジャンルはSFハートフル・アクション。SFやアクションが好きな人にお薦めです。<終>
2006年03月24日
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私立霞ヶ浦学院に入学した時念者の周防と詩乃は、クラスメートたちと映画を撮ることになってしまいます。しかし、霞ヶ浦学院周辺には時間と空間を越えたとしか思えない奇妙な事件が起きていたり、周防を兄の敵として狙う貴宮理生が転校してきて・・・。 時念者とは時を斬り、紡ぐ異能の剣士のことです。この「狗狼伝承」シリーズは時空の果てからやって来るという化け物「狗狼」に一族を殺され、婚約者を奪われた主人公の少年・周防が狗狼や狗狼を手引きした謎の敵に復讐するという物語です。 理生の兄・京梧は周防と狗狼の戦いに巻き込まれて死んでしまいました。責任を感じる周防は復讐者として現れた理生の存在に苦悩し、周防の相棒の詩乃の心も周防が心配で揺れ動きます。 復讐者として全てを捨てて生きることのつらさ、切なさが伝わってくるストーリーでした。特に時間・空間を越えて過去や未来に跳ぶことのできる力を持っていても京梧が死んだという過去を変えて京梧を助けることが困難だというのがとても切なく悲しかったです。しかし最終的には、京梧を救うことが困難ではあるが絶望的でないのではないということが分かり復讐よりも良い方法が示されることになります。復讐者としての戦い、狗狼の陰謀など苦悩の中でも希望を持って進んでいこうとする周防と仲間たちの活躍が面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションが好きな人にお薦めです。<終>狗狼伝承シリーズ
2006年03月23日
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神様の息子の佐間太郎と天使のテンコ。二人は佐間太郎の家族と一緒に暮らしているのですが、ある日突然何故か佐間太郎とテンコの間に赤ちゃんができてしまいます。その赤ちゃんはとても不思議で・・・。 「神様家族」シリーズは、将来立派な神様になるため普通の高校生として人間界で勉強している主人公の神山佐間太郎と佐間太郎の世話をしている天使のテンコ、そして神様の家族たちの話です。佐間太郎の父である神様は息子を心配するあまり神様の力で佐間太郎の願望を何でも叶えて佐間太郎を困らせていましたが、前巻の佐間太郎初恋事件以降まじめに天界で仕事をしています。 今回、神様家族の所に現れた不思議な赤ちゃんの「愛ちゃん」は、いっきに何歳も年をとり成長するので急にパパ・ママになり育てているテンコも佐間太郎も大混乱です。また、佐間太郎が病院で出会った心に大きな傷をうけた車イスの少女が愛ちゃんに関係していて急展開を迎えることになります。 神様、天使たちで赤ちゃんを育てることになるのですが、育てる方も育てられる方もものすごく非常識で大爆笑。それだけでなく車イスの少女のストーリーは感動的で、なかなか進まない佐間太郎とテンコの恋の行方も赤ちゃんの登場でちょっとだけ進展します。バカバカしくて感動的でとても面白かったです。 ジャンルは子育てラブコメ・ファンタジー。ラブ・コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>神様家族シリーズ
2006年03月22日
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「最強」と言われるフォルテッシモとの死闘の果てに海に落ちてしまったビートだったが、柊と名乗る謎の人物に命を救われます。理由も分からず所属していた統和機構に狙われるビートがディシプリン(試練)の旅の果てにたどり着いたのは・・・。 「ビートのディシプリン」シリーズは、世界の秩序を守っているという謎の組織・統和機構に所属する合成人間で主人公のビートがフォルテッシモに「カーメン」を調査するように命令されたことから物語が始まります。ビートは謎の言葉「カーメン」を調べるため行動するのですが、理不尽なことに裏切った心当たりが全くないのに急に統和機構から敵だと言われ、統和機構が刺客として次々と送りこむ強力な合成人間たちと戦うことになってしまうのです。そんな中、ビートは自分とほとんど同じ鼓動と物事の本質を見抜く特殊能力「モーニング・グローリー」を持つ浅倉朝子、フォルテッシモの宿敵・イナズマ、当初謎の敵だったラウンダバウトらと出会い、助け合ったり時には戦ったりしならがらディシプリン(試練)に立ち向かうことになります。 ビートの特殊能力は生体鼓動感知能力(NSU)というもので相手の生体の鼓動に干渉することで相手の動きを一時的に操ったり、自分の鼓動を制御して自身の身体能力を上げることができます。刺客となるフォルテッシモの空間切断能力、一瞬で建物を破壊するリセット、暗殺チームバーゲン・ワーゲンたちに比べて大したものではないのでピンチの連続です。 このシリーズは「ブギーポップ」シリーズとリンクするシリーズなのですが、この区切りとなる4巻では謎の組織・統和機構の秘密が少しだけ明かされたりビックリです。そして、主人公のビートは試練の旅の中でとんでもない強敵と戦ったり、浅倉朝子やイナズマと運命的に出会い遂に「カーメン」を見つけることになるのですがビートの今までの試練や出会い、その中における成長そのものが「世界」に大きな影響を与える可能性だと分かるまでの過程はとても感動的で面白いです。 ジャンルはSFアクション。SFやアクションが好きな人にお薦めです。<終>ビートのディシプリンシリーズブギーポップシリーズビートのディシプリンを読む前にブギーポップシリーズをあらかじめ読んでおくといっそう楽しめます
2006年03月21日
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ミロク教徒たちが静に暮らす村に突如としてあらわれた銀色の仮面の騎士に率いられた謎の騎士団。グインは村に暮らすフロリーとその息子のスーティ、そして村人たちのために謎の騎士団の正体や目的をさぐることになるのだが・・・。 「グイン・サーガ」は、突然記憶を失った状態で現れた謎の豹頭の戦士グインが武勇や人望を得てやがてケイロニアの王になるというストーリーです。強力な敵を倒すため再び今までの記憶を失ってしまったグインは、記憶を取り戻そうとパロの女王リンダに会いにいくことになるのですが、旅の途中ケイロニアの隣国ゴーラの王イシュトヴァーンの子を産み育てているフロリーと出会います。イシュトヴァーンは各地で残虐なことをしていて悪魔王と呼ばれ恐れられたり、反感をかっているのでゴーラに反乱する勢力が相次いでいます。グインは、そんな反乱勢力からイシュトヴァーンの子どもとは言え静に暮らしているスーティとその母フロリーを守ろうとするのです。 風の騎士率いる光団は、平和に静に暮らしている人々に国をイシュトヴァーンから救うためだからということで無理やり反乱勢力に加わるよう強制したり、罪のないフロリーやスーティを利用しようとしていて村人やフロリーたちがとても気の毒で可哀相でした。また、風の騎士の正体が随分登場していなかったキャラクターで懐かしく、今までの「グイン・サーガ」のストーリーを思い出しながら読みました。復讐を誓う怖ろしい風の騎士の怨讐で村人たちやフロリー、スーティがどうなってしまうのか心配でドキドキハラハラさせられ結構面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>グイン・サーガシリーズ 注・本編の最近出た巻のものです。他99巻と外伝もあります。
2006年03月20日
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玖里子の別荘に行った時に起きた事件により気まずい夕菜と凜。和樹と玖里子はそんな二人を仲直りさせようと食事会を計画しますが、夕菜を狙っている「賢人会議」の工作員たちも再び夕菜を拉致するため不気味に動いていて学校に通う日常生活に不穏な雰囲気がただよいます。一方、夕菜の担任で護衛もしている伊庭かおりは、緊急事態の際に敵に夕菜を拉致されるより前に夕菜を政府関係者に引き渡す命令を受けていて・・・。 「まぶらほ」シリーズは、本人はおちこぼれだが伝説の魔術師の遺伝子を持つ主人公の式森和樹が、その優秀な遺伝子を狙われ女の子たちに奪い合われるというストーリーです。短編集ではエリート魔術師養成学校・葵学園を舞台に爆笑のドタバタ・コメディが繰り広げられ、長編シリーズでは謎の組織である「賢人会議」とそれを支配する謎の人物「彼」が送り込む工作員から宮間夕菜を救うためシリアスなアクションが繰り広げられます。また、和樹を自分のご主人様にしようとするメイドたちが活躍する特別編「メイドの巻」シリーズもあります。 夕菜の中にいる悪魔を手に入れるため今まで強引な手段に訴えてきた工作員たちですが、今回はうって変わり日常生活の中でジワリジワリと夕菜の精神を攻撃し夕菜自身から「彼」の方に来るように仕向けます。夕菜を守っている伊庭かおりとディステルはお互いのコンビネーションがうまくいかず、和樹、玖里子、凜など夕菜の友人たちは工作員たちの巧妙な作戦に苦戦します。 夕菜の心の闇、いつもゲームの話ばかりで親しみやすい教師・伊庭かおりの狩人としての顔、そして姿を見せず忍びよる工作員。いったい何がどうなっているのか?驚きの展開でした。洗脳の恐怖や誰が敵なのか分からないサスペンス風なストーリー、驚愕の連続でとても面白かったです。 ジャンルはマジカル・アクション・サスペンス。アクションやサスペンスが好きな人にお薦めです。<終>まぶらほ長編シリーズまぶらほ短編集シリーズまぶらほメイドシリーズ
2006年03月19日
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日本にやって来た「プロイセンの魔王」の目的は自分と同レベルのビアトリス使いの鷹栖絢子にプロポーズすることです。この事態に絢子と付き合っている吉村護は動揺しつつも立ち向かおうとしますが・・・。 人の意思に応え、あらゆることを可能にする奇跡の物質ビアトリス。主人公の吉村護はこの魔法のような技術を習得するため東京ビアトリス総合大学附属高等学校に入学します。そこで「魔女ベアトリーチェ」と呼ばれる世界的なビアトリス使い・鷹栖絢子と出会い、色々困難を乗り越えて恋人同士になりました。しかし、今回「プロイセンの魔王」という強力な恋のライバルが護の前にあらわれ二人の仲が危機になります。 「プロイセンの魔王」と呼ばれるヨハンもそして「魔女ベアトリーチェ」と言われる絢子もビアトリス使いとして天才で、容姿も誰から見てもお似合いのカップルです。しかもヨハンはいきなり絢子に対してプロポーズするという積極的な姿勢なので危機感を覚えた護は真っ向からヨハンと勝負しようとします。しかし、護はヨハンに「天才とそうでない者は見えている世界が違うから身を引くべきだ」と言われ落ち込んでしまうのです。 ヨハンは絢子と決闘をしたことで絢子のことが好きになってしまったり、紳士的にプロポーズをしたかと思ったら脅迫まがいの行動をしたり、ファンも多いけれど反感を持つ者も多かったり、とにかく天才すぎて困った人物です。そのヨハンに護も絢子も振り回されてとても気の毒でした。しかし、ヨハンという障害を乗り越えて愛情を確認し合い、人間としても成長していく護と絢子の姿がとてもロマンティックで大変面白かったです。 ジャンルは学園ピュア・ラブ・コメディ。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>護くんに女神の祝福を!シリーズ番外編もあります
2006年03月18日
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妖精が人間の赤ん坊を丸太や石、ときには妖精の赤ん坊と取り換えてしまう「取り換え子」(チェンジリング)。エドガーの領地でこのチェンジリングが起きていることを知ったリディアは一人で問題の領地へ向かうが、チェンジリングにはエドガーの古い知り合いが関わっていて・・・。 「伯爵と妖精」シリーズは、敵であるプリンスに対抗するため妖精と縁の深い青騎士伯爵の地位を手に入れたエドガーと妖精の姿が見え話もできるのでエドガーに妖精博士として雇われることになったリディアのラブ・ストーリーです。エドガーは、いつもあまい言葉でリディアを口説こうと頑張りますが、今までの行いのせいでエドガーには女性とのゴシップが絶えずリディアに信用されません。さらにリディアを妖精の世界に連れ去ろうとするのを阻止するためエドガーとリディアは形だけの婚約をするのですが、正式な婚約者としてリディアを扱おうとするエドガーに対しリディアは迷惑そう。そんな二人に妖精を操る力を持つプリンスの手下のユリシスの魔の手が迫ります。 陰謀のせいで取り換えられた赤ん坊を元の持ち主に返し、妖精に捕まっているエドガーの知り合いを助けようとするリディア、エドガーですが相手の妖精の正体はワーム。竜の一種でもあり、でかくて火を吐くワームに二人は苦戦することになります。 リディアを傷つけたくないエドガーは、妖精を封じる力を持つメロウの剣で必死にワームに立ち向かいます。しかし、エドガーでは剣の力を使いこなせず危機に陥ります。一方、リディアは自身が妖精の世界に引き込まれる危険をおかしてもみんなを助けようとします。普段は気持ちがすれ違っていたとしても本当の心の底からのエドガーとリディアの二人の真の絆が試されるストーリーでした。お互いに相手のため必死に頑張るエドガーとリディアの活躍が素晴らしく大変面白かったです。 ジャンルは妖精ラブ・ロマンス・ファンタジー。ラブ・ストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>伯爵と妖精シリーズ
2006年03月17日
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研修旅行として鎌倉問答行脚と名づけられたクイズラリーに参加することになった克喜と座敷童の未麟。いちおう学校の行事なので規定時間内にチェックポイントを通過しなければ夏休みに過酷な補習を受けなければなりません。補習回避のためにも頑張る克喜でしたがメンバーはトラブルメイカー柏木よう子、「沈黙の女王」と呼ばれる真山深由美、「黒薔薇騎士団」団員の渡辺綿幸、「ドーナツクラブ」メンバーの弥生千草。さらに生徒会長で黒薔薇騎士団団長の万里小路の妨害工作があって・・・。 「座敷童にできるコト」シリーズは、座敷童とワラシモドキ(正体不明の座敷童の敵)の争いに巻き込まれたため地底人、黒魔術師、セーラー服マニアなどアブノーマルな人物と勘違いされ不幸な目にあう普通人・守屋克喜と克喜に憑りついた不幸を呼び寄せる変な座敷童・未麟の物語です。 今回のストーリーは、クイズラリーを企画した生徒会長本人が克喜たちを妨害してきたり、敵同士のはずの「黒薔薇騎士団」団員と「ドーナツクラブ」メンバーが恋に落ちてしまったり、克喜をめぐり密に未麟と柏木よう子が対立していたり、ワラシモドキの襲撃があったり大変な事態が次々に起こります。始めはちょっとしたトラブルがだんだん悪化していき鎌倉全体が危機になる展開、座敷童とワラシモドキの壮絶なアクション、そして次から次へと問題を起こすキャラクターたちが大変面白かったです。 ジャンルはアクション・コメディ・ファンタジー。アクションやコメディが好きな人にお薦めです。<終>座敷童にできるコトシリーズ
2006年03月16日
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失われた技術や知識を呼び起こし異端者として迫害されるスカイウォーカー幽と最強のスパイラルダイバー焔。幽は地球儀に到達するという長年を叶える前に、生き残るために利用した友人の焔と決着をつけようとします。二人の激突によりおこるのは・・・。 人間が滅んだ後の巨大な宇宙ステーション。そこでは猫たちがロボットたちとともに過酷な環境の中で暮らしています。猫たちは人間が残した遺産を利用したり、もしくは勘違いして変な使い方をしながらもそれなりに楽しく生活しているのです。しかし、大集会という猫たちの組織は人間たちの失われた技術や知識を再び呼び起こす存在・スカイウォーカーを危険視していてスカイウォーカーを抹殺するために常に目を光らせています。そんな不思議な世界。 スカイウォーカーの幽は、大集会の手を逃れ地球儀に行くという夢を叶えるため、ロボットを操り闘うスパイラルダイバーたちの中で最強と呼ばれる焔を失われた科学技術を使い倒し、うまく利用します。当然、焔は怒り「最強」をかけて幽にリターンマッチを挑むことになります。 異端とされるスカイウォーカー、畏怖されるスパイラルダイバーの話。両者ともに非常に恐れられどの猫も関わりあいになろうとしません。しかし、楽という猫は焔を慕い、幽と友達になろうとします。 「最強になる」「未踏の世界に行く」など大きな夢を叶えるためには、多くの代償が必要になるというストーリーでした。私は夢を叶ようとするのは素晴らしいことだと思います。夢を実現するため頑張った人がいるからこそ社会は進歩し、できないことはできるようになり便利になるのです。しかし夢を叶える際には周りに迷惑をかけたり、夢が実現した後でもそのために被害が出たりします。夢を叶えるための犠牲や夢よりも大切なことを考えさせられました。そうしたことが幽にとっても焔にとっても大きな存在である楽により思い知らされます。悲しくてでも感動的でとても面白かったです。 ジャンルはSFファンタジー。SFやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>猫の地球儀シリーズ 全2巻
2006年03月15日
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侵略を続ける大国シスタスに対抗するためフェン、ロカ、リノたちは小国連合を作ろうとそれぞれ各国を駆け巡ります。しかし、他国の「王」を決して許さない姿勢のシスタス軍の魔の手はあらゆる国にまわっていて・・・。 「フェンネル大陸 偽王伝」は、無実の罪を着せられ故郷の国・ストライフを追われた主人公の元王女フェンが、今まで知らなかった広い世界を見るため国々を旅するというストーリーです。しかし、フェンがソルド王国を訪れた時ソルド王が行方不明になったり、シスタスが侵略戦争をしかけてきたり立て続けに大事件に巻き込まれてしまいます。お世話になった人々や友達がたくさんできたソルド王国のためフェンはストライフで軍人をしていた経験をいかし力を尽くすことになるのです。 今回、フェンは人望にあふれ人々をまとめる力を持ったウィルという人物に小国連合の先頭に立ってもらうため民主主義国家コンフリーを訪れウィルを説得しようとします。また、ロカとリー・レイは武勇を示すことが重視される傭兵国家サルトリィに、ラビッジ王のリノは二人の貴族の少女が治めるリーク双貴国にそれぞれ訪れ、シスタスの妨害にあいながらも小国連合に参加してもらえるよう奮闘します。 ウィルと会ったことで今までの自分の生き方や王のあり方、そしてシスタスの行いを見つめなおしフェンは大きな一歩を踏み出します。そして、シリーズ名「偽王」の謎が明かされることになるのです。「王とは皆の幸せを守る人であって欲しい」フェンの願いと決意、そしてフェンが今まで旅と苦労の中で得た経験の意味が伝わりとても心に響きました。とても感動的で面白かったです。 ジャンルは王道ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>フェンネル大陸 偽王伝シリーズ
2006年03月14日
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「廃棄王女」パシフィカと「守護者」のシャノンとラクウェル。血のつながりはなくても強い絆で結ばれた三兄姉妹たちが一緒に過ごした平穏な日々と戦いの日々とは・・・。 「スクラップド・プリンセス」シリーズは、はずれることがない予言により世界を滅ぼす猛毒となると言われ国家から命を狙われる王女・パシフィカと予言のことを知りながらも一緒に育った血のつながらない妹を国全体から命をかけて守るパシフィカの兄姉・シャノンとラクウェルの物語です。今回の「語られざる譚詩曲」は本編では語られなかったちょっとしたサイド・ストーリー4編を集めた外伝短編集で本編シリーズ、外伝のサプリメントシリーズをあわせた「スクラップド・プリンセス」シリーズ最終巻になります。 「スーピイくんの日」「見つめる者」「少女は弱し。されどー」「剣の意味」4編を収録。 「スーピイくんの日」はシャノンがラクウェルの魔法で頭の中身をスーピイくんにされてしまう話です。「スーピイくん」とはパン屋さんの決戦で生み出された少しドラゴンに似ている愛らしいキャラクターで「んごんご」と鳴きます。シャノンが「んごんご」言っているシーンは可愛らしく爆笑ですが、最終的にはとても悲しくけれども感動的な結末です。 「見つめる者」はリーテ・トリジコンという軍人の女性が主人公のストーリー。命を狙われながら旅を続ける三兄姉妹を様々な角度からとらえた話ですが、三兄姉妹の仲の良さが衝撃的に伝わります。 「少女は弱し。されどー」は特殊部隊として育てられたクリスとクリスに恋する貴族の女性ネレイディアの物語です。二人がデートする展開なのですが得意の戦闘とは違いデートに戸惑い、みんなにからかわれたりするクリスが面白かったです。 最後の「剣の意味」はシャノンとゼフィリスの本編その後のストーリー。ものすごくラブラブしているわけではないですが戦争が終わっても変わらない絆をもつ二人はとても仲がよさそうでした。 4編ともそれぞれビックリするような趣向をこらしたバラエティ豊かな話でとても面白かったです。 ジャンルはハートフル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>スクラップド・プリンセス サプリメントシリーズスクラップド・プリンセスシリーズ
2006年03月13日
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血まみれで倒れていた元隣人で幼馴染みのステファニー・マクルーアを助けた三助だったが、ステフは戸有村最凶の武闘者・剣舞連に追われていたのです。剣舞連たちを客として家に迎えている夏月には相談できず、頼りになる夏月の父・八坂井三千人は不在。そして、やって来た剣舞連の佐土原、迅の二人はとんでもなく怖ろしい人物たちで・・・。 「タマラセ」とは人間の持つオーラを具現化する力のことで具現化された武器・道具そのものや「タマラセ」の能力者を「タマラセ」と呼びます。この能力は使う人間の性質により千差万別で主人公の三助は普段は単なる紫の棒で追い詰められると形を変える「パープル・シックル」、夏月は青い籠手状の武器「ブルー・ハンマー」を「タマラセ」として持っています。「タマラセ」の力は裸光石という物質と関係するようなのですが、この物質は怖ろしい災厄を呼び寄せるみたいでそうしたことや様々な因縁により「タマラセ」の力を管理していた戸有村は分裂して争うという異常な状況が続いています。そして、その争いに主人公の三助や三助が住んでいる平磐市全体が巻き込まれているのです。 剣舞連の佐土原は「タマラセ」のビームサーベルで人間を刺し貫き、その人間が焦げる際の臭いをかぐのが大好きという殺人狂です。しかも、致命傷を負ってもすぐ再生してしまう化け物なのです。もう一人の剣舞連の迅のほうは普段は佐土原よりも常識人ですが「迅」という名前を馬鹿にされると暴走して手がつけられなくなります。この怖ろしい二人から三助はステファニーと夏月を守ろうとしますが、不良グループのNNRや謎の人物・黒木葉子が乱入して事態は複雑になっていきます。 剣舞連たちに協力するふりをしながらステファニーを匿い、夏月にも迷惑をかけないように頑張る三助。しかし、殺されたという夏月の母とステファニーに接点が見つかったり、戸有村反逆者・八坂井三十四が平磐に来ていたり、刻々と状況が変化するなか戸有村の対立が次々に顕在化していきます。何が何でもステファニーを守るため時には仲間をだまし、時には怖ろしい敵に立ち向かい、必死になる三助の活躍が格好良かったです。また、壮絶なアクションシーンや命に関わる選択をし続ける展開、そしてストーリー上重要な出来事が次々分かるなど緊迫したストーリーは大変面白かったです。 ジャンルは超能力アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>タマラセシリーズ
2006年03月12日
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「涼宮ハルヒの消失」の12月18日の事件をやっと解決したキョンだったが、今度は掃除用具入れの中に突如出現した8日後の未来からやって来たという朝比奈さんと遭遇します。事情を聞けば朝比奈さんをこの時間に送り出したのはキョン自身だということなのですがキョンには思い当たることが全くなくて・・・。 「涼宮ハルヒ」シリーズは、宇宙人・未来人・超能力者たちから世界に重大な影響を及ぼす強大な力を持つ存在として畏怖される女子高生・涼宮ハルヒをめぐるストーリーです。涼宮ハルヒ本人は自分にそんな力があるとは自覚していないのでSOS団という組織をつくり宇宙人・未来人・超能力者をさがして世界をおおいに盛り上げ、自分も宇宙人・未来人・超能力者たちとともに人生を面白おかしく楽しもうとします。しかし、実はSOS団の団員たちこそ宇宙人・未来人・超能力者たちで彼らは自分たちの正体をハルヒに気づかれないようにしながらハルヒから世界を守っているのです。そして、主人公のキョンはSOS団の中で唯一の普通の人間なのですがハルヒやSOS団のメンバーたちに巻き込まれ異常な事件に関わることになります。 今回はSOS団のメンバーの未来人・朝比奈みくるの話です。朝比奈みくるはSOS団のマスコット的存在としてコスプレをさせられたり、お茶汲みをしたりしています。しかし、未来の出来事は禁則事項として話すことができず時間移動も上の許可がなければできません。しかも彼女は事情を全く知らされていなくて、その他特に力もありません。この巻でもキョンは事件解決のため奔走しますが、みくる本人はいるだけでみんなの役に立っているにも関わらずそれが自覚できなくて無力感にさいなまれます。 未来から送られてくるのメッセージは「石を3メートル移動させる」とか「カメを川に投げ込む」など奇妙なものばかりです。また、未来から送られてきた朝比奈みくると現在の朝比奈みくるの二人が同時に存在することを他の人たちに気づかれるわけにはいかずキョン、みくるは苦労することになります。キョン、みくるは理由の分からないことを理由も分からずやるのですが、ささいなことが未来において重要なことになっていて「あっと!」驚かされることになり大変面白かったです。 ジャンルはSFコメディ。SFやコメディが好きな人にお薦めです。<終>涼宮ハルヒシリーズ
2006年03月11日
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童顔なので12、3歳ほどに見えるけれど実は3300歳に迫らんとする大精霊イツミ・ハマリヤド・アマテル。ミリィやユメミの師匠であり、優秀な気象精霊の師範である彼女の教育方とは・・・。 気象精霊とは、気象を操り自然や命を育む精霊のことです。「気象精霊ぷらくてぃか」シリーズは主人公のミリィ、ユメミをはじめ気象精霊の卵たちが立派な気象精霊になるべく修行の日々を送ります。 サブタイトルの「イツミ組潜入レポート」は、先輩のイツミをまねて生徒たちを自由に伸び伸びと学ばせているのにいっこうに成果がみられず悩んでいるイツミの後輩のマナ師匠とその生徒たちの物語です。このままでは生徒たちが離れていってしまうという危機感をかんじたマナ師匠は生徒のユーリィ、ユンファとともにイツミさんの修行場に潜入し、教育の秘訣をさぐることになります。 高い潜在能力を持っていてもそれを活かすことができない生徒のために鬼ごっこや「苦手科目で満点をとるまで終わらない補習」の罰ゲームなどユニークな方法を使っていかに潜在能力を顕在能力に変えるか工夫したり、他人を真似て成績を上げるにしてもただ外見を真似てなぞるのではなくそれを自分に合わせたものに変えていかないと成功しない、などイツミ師匠の勉強についての考え方や生徒の育て方が興味深くとても面白かったです。また、天才のミリィに応用能力がなくなってしまった原因も判明。自分に合う素晴らしい教師に運良く出会うかどうかが人生を左右するということを考えさせられました。 ジャンルは教育成長ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ミリィ、ユメミの修行時代の短編集。気象精霊ぷらくてぃかシリーズミリィ、ユメミが気象精霊として大活躍。気象精霊記シリーズ
2006年03月10日
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保呂草と一緒に豪華客船ヒミコ号でデートをすることになりはりきる紫子だったが、保呂草の真の目的はデートではなく天才画家・関根朔太の自画像を盗み出すこと。友人の紫子が心配な紅子や練無たちはヒミコ号に無賃乗船するが、突然銃声が鳴りひびきその後男性客が消失するという事件に巻き込まれ・・・。 このVシリーズは元お嬢様にして自称科学者・瀬在丸紅子、探偵兼盗みも請け負う謎の男・保呂草潤平、女装が似合い可愛らしい外見だが実は男性で空手の実力者・小鳥遊練無、保呂草や練無と同じ阿漕荘に住んでいる女子大生・香具山紫子たち個性豊かなキャラクターたちが活躍するミステリーです。 今回のストーリーは船という自由に移動することも隠れることも困難な場所での人間消失、密に絵画を盗もうとするが突然消失事件に巻き込まれ窮地に陥る怪盗・保呂草の危機、そして消失事件や保呂草に振り回される紫子、練無たちの事情が絡み合った事件になります。ミステリーとしては人間が消失する事件がメインなのだと思いますが、それより保呂草さんや紫子がどうなってしまうのか?ライバル関係にある紅子さんや祖父江七夏刑事の対決など人間関係がどうなるのかドキドキハラハラしながら読みました。追い詰められたり、勝負をかけたりする登場人物たちの心理や行動がとても面白かったです。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>Vシリーズ
2006年03月09日
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真紅果林はクラスメートで友達の雨水健太のことが気になって仕方がありません。そんなある日、果林は健太とシスターの少女・折坂千奈が親しくしているのを見てしまい大ショック!しかし、そんな果林の動揺に追い討ちをかけるように連続放火事件の魔の手が迫り・・・。 「かりん増血記」シリーズは、ドキドキすると血が増えすぎ鼻から大量の血を噴出して失血状態になってしまう落ちこぼれ吸血鬼・真紅果林が主人公のラブ・コメディです。果林は自分のことを吸血鬼と知っても敵視しせず受け止めてくれる健太を好きになるのですが鼻から血を出して失神するみっともない姿を見られてしまったり、増えすぎた血を何とかするため牙を通して健太に余分な血を注入させてもらったりして世話になりっぱなしなので情けない自分に自信が持てず健太に自分の気持ちを伝えることができないのです。そんな果林は、健太と千奈の急接近に心を揺らしながら放火犯にも狙われて大ピンチに陥ります。 ただ単に果林、健太、千奈が三角関係になるストーリーではなく果林の兄・煉が乱入し、果林が千奈にとんでもない犯罪者と間違われてしまったり、放火犯と対決することになったりするちょっとミステリーサスペンスな話になります。放火犯に追い詰められたり、千奈に非難される果林を健太が守り抜く感動的な展開がとても面白かったです。 ジャンルは学園ヴァンパイア・ラブコメ・ミステリー。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>かりん増血記シリーズ
2006年03月08日
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高校のアイドル的存在・宮部紅葉に紅葉自身が自宅で催すミニ・コンサートに誘われた高上昇。一方、昇のことが好きな佐倉美咲は昇と紅葉が仲良くなることに危機感を覚え、テンコ・クーゲンと名乗る謎の超美男子から怪しげな「惚れ薬」なるものを受け取ってしまって・・・。 「我が家のお稲荷さま。」シリーズは魔物に狙われやすい高上家の昇・透兄弟とそれを守護する天狐空幻や護り女コウたちが繰り広げる笑いとアクション、感動が満載のシリーズです。とても強くていたずら好きな天狐クーや魔物と戦う以外は手先が不器用過ぎ、その上一般常識もなくてトラブルばかり起こすコウが魔物から昇、透を守ります。 今回のストーリーは都市伝説になっている「灰色の狼人間」に昇が狙われ、それに佐倉美咲、宮部紅葉、クーらが関わり事件を大きくしていくことになります。昇と紅葉がお互い父子家庭ということで共感覚え大接近、「惚れ薬」を使って昇との仲を近づけようとする美咲は大活躍をするも恋愛では大苦戦します。登場人物たちの行動は謎だらけで怪しげ、ストーリー展開も二転三転するビックリなもので大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ラブコメディ。アクションやコメディが好きな人にお薦めです。<終>我が家のお稲荷さま。シリーズ
2006年03月07日
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神剣「北斗」とともに風音と天丸が消えて1年、葛葉は御園太夫として花魁をしながら二人の行方を捜していました。そしてある日、同僚の遊女から九州の高千穂峰に男女ふたりの生き神様がいるという噂を聞くことになります。神剣「北斗」らしき不思議な棒で奇跡を起こす双子の男女は風音と天丸に間違いないと確信した葛葉は天孫降臨の地に旅立つことになり・・・。 「風雲縛魔伝」シリーズは真田幸村に仕える駆け出しくノ一・風音と葛葉が霧隠才蔵とともに神剣「北斗」の再生を命じられることから始まるストーリーです。建御名方命という神様が持っていたという古代の七支刀「北斗」には元々6人の鬼神が封じられいて、その力は何万もの敵を倒すことができたと言われます。関ヶ原の戦いに破れて以来、徳川方に歯が立たない豊臣家を復興させるため真田幸村は日本全国に散らばった鬼神を捕らえ神剣「北斗」を再生させようというのです。 そうして神剣「北斗」再生のため旅立った風音・葛葉・才蔵は、「北斗」を再生させまいとする服部忍軍・笛で妖怪を操る少年の天丸や死ぬような目にあっても次に会うと全くケガ一つないくノ一の蓮華、才蔵をつけ狙う普賢たちの妨害に遭いながらも鬼神を捕らえ「北斗」を再生させていくのです。しかし、「北斗」が再生されていくにしたがい風音の性別が女から男になってしまったり、風音が建御名方命に心を乗っ取られたり、風音と天丸が兄妹であることが分かったり次々と試練が襲います。そんな中「北斗」に封じられた鬼神の正体が呪いにより鬼神にされてしまった古代の戦士だと分かり、さらに呪いをうけた葛葉を助けるため風音と天丸は真田・服部を裏切り北斗とともに行方不明になっていました。 最終巻です。真田十勇士が勢ぞろいし、服部側も服部半蔵の影武者で実力は本物より上だという幹部が登場します。そして、「北斗」の謎が明かされ風音と葛葉が対決します。 著者の桑原水菜さんの作品はテーマの一つとして「炎の蜃気楼」シリーズも「赤の神紋」シリーズも「敗者」というものを扱っています。「風雲縛魔伝」もやはり「敗者」のストーリーでした。「風雲縛魔伝」では天孫族に敗れ鬼神にされてしまった一族、豊臣方についた真田幸村が歴史的に敗者になります。激戦の中で苦しめられた敗者の怨念に捕らわれそうになりながらも怨念を解き放ち「北斗」に関わった人々が少しでも幸せになれるように奮闘する葛葉と風音の活躍が感動的でとても面白かったです。 ジャンルは忍者アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>風雲縛魔伝シリーズ
2006年03月06日
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ただシティを存続させるために生み出されて死んでいく魔法士の子どもたち。そんな子どもたちを救い出し、シティに闘いを挑む「賢人会議」と呼ばれる謎の存在があるのです。その正体は、実は錬と同じく「元型なる悪魔使い」のサクラという少女で・・・。 「ウィザーズ・ブレイン」シリーズの世界は、事故により環境が激変し人間が暮らしていくのに非常に過酷な環境になった地球が舞台です。人々は過酷な環境から守ってくれる「シティ」で生活しているのですが、その「シティ」を存続させるには魔法士の脳が必要なのです。魔法士たちの犠牲の上でないと成立しない世界の背景には魔法士たちの数多くの悲劇があり、そのことで様々な衝突がおこっています。 「魔法士」とはアルフレッド・ウィッテンが開発した技術でIブレインという脳内の生体コンピュータを利用することで脳内に生み出された仮想的な物理法則を現実世界に反映させることができます。そして魔法士にはIブレインの種類によって「元型なる悪魔使い」「騎士」「光使い」「炎使い」など様々あって、それぞれ得意技があります。「騎士」なら身体能力を飛躍的にアップさせる身体能力制御、相手の力を無力化する情報解体です。ちなみに「元型なる悪魔使い」の能力は特殊で専門家に比べて威力は落ちるものの魔法士として全ての能力が使えます。それから魔法士は手術により後天的になることも遺伝子操作で先天的になっていることもあります。 今回のストーリーは、「元型なる悪魔使い」錬の兄姉で錬と同じ能力を持つサクラを探していた真昼と月夜、母マリアの死の原因となった「賢人会議」をさぐっているセラとディーと黒沢祐一、そして魔法士を取り戻しシティ・モスクワを存続させようとする「幻影No.17」が「賢人会議」であるサクラをめぐり争うというものです。家族としてサクラを助けようとする真昼と月夜、「賢人会議」を憎みながらサクラの正体が「賢人会議」であることを知らず偶然助けてもらったサクラに感謝するセラ、サクラと同じく魔法士に過酷な世界を憎みながらもシティに住む多くの人々を救うため闘う「幻影No.17」。魔法士の子どもたちを救うというまっすぐで純粋な思いのサクラは、彼らを助けたり逆に助けられたり敵対したりして自分の信念を貫こうとします。1人でシティを敵にまわして戦うサクラが不器用で純粋でとても格好良くかったです。また、サクラと真昼、セラ、「幻影No.17」のそれぞれの思いがぶつかりあう緊張感ある掛け合いが大変面白く楽しめました。 ジャンルはSFアクション。SFやアクションが好きな人にお薦めです。<終>ウィザーズ・ブレインシリーズ
2006年03月05日
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広い草原に突然あらわれた白い城壁。大きな円を描いて続いている城壁の中には国が存在するようです。キノとエルメスは、そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつも城壁が続く大きな国に入国しようと入国できる門を探すのですが・・・。 「キノの旅」シリーズは、生まれた国と本名を捨てた少女キノが相棒のしゃべり語るモトラド(二輪車)のエルメスとともに様々な国を旅する物語です。二人が訪れる国々は本当にバラエティに富んだ奇妙な国ばかりで時として危険な目にもあいますが射撃の達人キノの力や二人の機転でピンチをきり抜けるのです。一つの国には三日間滞在するというのがキノの決めたルールでその他は特にこだわりもなく旅を続けます。 全十一話の短編集。今回、一番印象に残った国は第八話「殺す国」です。主人公は若き日のキノの射撃の師匠。師匠とそのハンサムな相棒が訪れた国は突然謎の国に戦争を仕掛けられて困っていました。凄腕のガンマンである師匠は素人同然の軍を率い、味方にほとんど犠牲者を出さず敵を撃破し、たんまり報酬をもらうのです。しかし、あかされる敵軍の正体にびっくり!実は・・・なのです(自粛)。金のためなら何でもする師匠の活躍ぶりとブラックユーモアたっぷりの結末がとても面白かったです。その他の話も皮肉がきいたストーリーやびっくりするような国のストーリーが満載。「キノの旅」の魅力がよく出ている巻でたいへん楽しめました。 ジャンルはトラベル・ブラックユーモア・ストーリー。ブラックユーモアが好きな人にお薦めです。<終>キノの旅シリーズ
2006年03月04日
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伊賀の里と甲賀の里。古くからライバル関係にある二つの里にとって重要なイベント伊賀甲賀対抗運動会がいよいよ始まります。1年に1度、日本一の忍の名産地という称号をめぐり争われるこの大会は、毎回重傷のケガ人が続出の物騒なものです。ここ最近は伊賀の里が7連勝しており、今年は連勝を延ばせるか連敗をストップできるかどちらの里も必死です。そんな大会に陰守マモルも参加することになってしまい・・・。 「陰からマモル!」シリーズは、その昔殿様からこんにゃく作り名人の一家を守るよう命じられた忍者の一族・陰守家が何故か江戸時代が終わり殿様の家が滅んでからもずっーと現在までその任務を守っているというストーリーです。そういうわけで主人公の陰守マモルは普段はぐるぐる眼鏡とぼさぼさ頭でさえない少年のふりをして、いざという時は少年忍者になり格好良く紺若ゆうなを守ります。 伊賀も甲賀も運動会をひかえ、実はスゴ腕忍者というマモルを自分の仲間にしようと動き出します。そうして伊賀の服部山芽も甲賀の雲隠ホタルもマモルに結婚をせまることになるのです。しかし、雲隠ホタルがマモルのために甲賀側を裏切ってしまい甲賀最強の忍・猿飛音吉が送り込まれてしまうのです。 ものすごく強くてマモルですら歯が立たないけれどマジカルバナナール男爵には敗北してしまう猿飛音吉がとても面白かったです。そして伊賀と甲賀両方の選手として運動会に参加することになってしまうマモルの無茶な奮闘ぶりも大爆笑で大変良かったです。 ジャンルは忍者ラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズ
2006年03月03日
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極悪忍者集団の血桜忍群の頭目・血桜わに太朗くんは、極悪忍者の頭目とは思えないとっても良い子です。そんな良い子忍者のわに太朗くんの人格が突然変わってしまい春日マコトを抹殺する命令を出してしまいます。おまけに500年前に戻ることができるという「時越えの光」があらわれ・・・。 「いつもどこでも忍2ニンジャ」シリーズは500年前の時代から現代の世界へやって来たくノ一涼葉と血桜忍群のみなさんが巻き起こす忍者コメディです。主人公の普通の高校生・春日マコトは500年前の人物にそっくりということで涼葉には慕われ、血桜忍群には命を狙われることになります。しかし、マコトが頭目のわに太朗くんと仲良くなってからは命を狙われることもなくなり、マコトと涼葉と血桜忍群を辞めたぽけぽけ忍者のかなでの3人でバカバカしいことで大騒ぎしながらも楽しく暮らしていました。ところが今回の最終巻では今までの状況が一変しマコト、涼葉、かなで、そして血桜忍群たちに試練が訪れます。 物語は血桜忍群の猛攻で絶体絶命になるマコト、涼葉、かなで!そして忍者たちは元の世界に帰ってしまうのか?という非常にシリアスな展開です。そんなものすごくシリアスな展開といつもの思わず笑ってしまうようなギャグも満載で爆笑で感動的なラストストーリーになってます。また、マコトと誠之進がそっくりな理由や500年前の争いの原因なども明かされます。 とにかく笑わされたり感動させられたり、最後までどうなるのか分からない気の抜けない面白さでした。それにしても500年前では敵同士として結ばれることがなかった二人が時を超えたことにより幸せをつかむことができたというのが、メインストーリーではなくても非常にロマンティックで良かったです。 ジャンルは忍者コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>いつもどこでも忍2ニンジャシリーズ
2006年03月02日
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「ものすごく環境が良くて勉強がはかどる」というリカ姉の言葉に騙されてちっぽけな南の島・岬島へやって来た武田正時。日本のはるか南、本土から遠く離れた孤島の風習は、奇妙なことばかりで・・・。 正時が岬島へやって来るとき騙されて持たされてしまった首にかける小さな円筒形の謎の物体は「回転様」と言い、それを持った者は島の人間にされてしまう変わりに租税・労役が免除され、さらに未婚の女性となら相手の意思に関係なく誰とでも結婚できるという風習があります。また、島の人々は海賊から身を守るためということで武器を密輸して武装していたり、日本では認可されていない薬を使ってまで異常なほど病気をおそれていたり、他の島の人々からは何故か敬遠されていたり変なことばかりなのです。しかし、転校のスペシャリストを自認する正時は初対面の人たちと仲良くなる処世術を心得ていて少しずつ島の人々と親しくなっていきます。 正時は島に着いてすぐ「回転様」を妖怪としか思えない少女に奪われ、その「回転様」を奪った奇妙な少女・奉納舞部春留と友達になるように頼まれてしまい島での生活は前途多難です。しかし、正時は奇妙な風習や習慣に疑問を持ちながらも頑張っていくことになります。 ものすごく変な岬島の風習とその風習に翻弄されっぱなしの主人公・武田正時の奮闘がとても面白かったです。また、物語の後半には驚愕の島の秘密が明かされビックリさせられました。 ジャンルはSF青春ラブ・ストーリー。ラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年03月01日
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