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街道の要衝であることから交易と商業が栄え、その富をバックに軍隊・貴族・盗賊たちが大きな力を得る国・ロマール。誇り高き貴族と盗賊が同居するロマールは常に表裏二面で語られます。 暗黒神の教えを認めることにより、王は傀儡となり良からぬ結社組織が己の利益を求め騙し合う国・ファンドリア。ここでは能力のない者が悪とみなされます。 人々を恐怖に陥れた竜を殺し、剣一つで身を立てた英雄リジャール王が造った国・オーファン。いっかいの冒険者たちが一攫千金や夢の実現のため集い、夢と希望で満ち溢れています。 そして古代魔法王国からの長き歴史と伝統を受け継ぐ魔法の王国・ラムリアース。その深き森には幻獣が住み、伝説と伝統により人々の絆はとても強く堅いです。これらアレクラスト大陸の中央に位置する四つの国の物語とは・・・。 「ロードス島戦記」「魔法戦士リウイ」などの舞台となるファンタジー世界・フォーセリア。今回は、フォーセリア世界の中でもっとも大きな大陸であるアレクラスト大陸の中心となるそれぞれ四つの国を舞台とした短編集になります。 ロマールの物語「レイニー・メモリー」は、「ぺらぺらーず」メンバーのひとりベルカナを主人公としたストーリー。お嬢様でファイターでソーサラーという表裏面を併せ持つ冒険者としても不思議な存在のベルカナの背景や彼女の家族のことが描かれていて興味深かったです。 ファンドリアの物語「黄金の車輪」は、暗闇の中で暗躍するファンドリアの人々のストーリー。主人公のベラをはじめ陰謀や騙しあいなどビックリするほどブラックでなおかつ悲哀に溢れた話になっています。 オーファンの物語「夢見し黄金色」は、突然ドラゴン退治をすることになった冒険者たちの話。とんでもない事態、刻々と変わる状況の中で希望を失わず仲間たちと力を合わせて戦うストーリーです。 最後のラムリアースの物語「へっぽこ冒険者と緑の蔭」は、ヘッポコーズを一時抜けた頼りない盗賊ノリスとノリスの面倒を見るおやっさん的存在のドワーフ神官戦士ガルガドの話です。幻獣を守るという任務をするかつての仲間たちをノリスとガルガドが蔭からサポートするのですが、かつての仲間の力になりたいと暴走するノリスとそれを抑えるガルガドのやり取りが爆笑です。 特徴ある国にスポットを当てたストーリーということで短編それぞれ別の世界に行ったかのような世界観で大変面白かったです。それとどのストーリーも意外な展開、意外なキャラクターの一面が見え楽しいです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ヘッポコーズ活躍のソード・ワールドシリーズ
2006年04月30日
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浪人獣司のテンケイは、通りがかりで助けた少女・サナに獣司の名門「レン家」に捕まっている家族を救い出してほしいと頼まれます。テンケイはサナの頼みを聞き入れ、数多くの獣司がいるレン家に殴りこみますがサナの両親は拷問を受けていて絶命寸前で・・・。 獣司とは、己の身体の一部に「仕獣」と呼ばれる獣を宿し、それを操って戦う者のことです。獣司たちは身体の一部を差し出すことで獣の力を手に入れることができるのですが、身体には「爪痕」という刻印がきざまれ強い「仕獣」や複数の「仕獣」を宿したり力を使いすぎると「爪痕」に喰われて死んでしまうことになります。この「白王烈紀」シリーズは、複数の「仕獣」を宿し命を縮めてでも権力や財のある者には分からない小さくささやかな幸せを守ろうとする主人公・テンケイと運命に翻弄される少女・サナ、そして伝説の霊獣「白凰天」たちが陰謀や自らの運命に立ち向かうというストーリーです。 自分の寿命よりも権力者に脅かされる人々の幸せを守りたいと考えるテンケイ、過酷な運命に翻弄されても決して負けず立ち向かうサナ、最強の仕獣であるからこそ悲しい宿命を背負った「白凰天」彼らが互いに助け合い、必死に運命を切り開くため戦うという悲しくも痛快な活躍がとても面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年04月29日
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とんでもない夢を見てしまったせいで姉・天の顔をまともに見ることができなくなった空。しかし、事態はそれだけで終わらず悶々としすぎてしまった少年・空は突然角を生やしてしまい、その角の強大なエネルギーで通っている学校を火災・崩落・爆破事故など「超災厄」と呼ばれるほどの凄ましい状況にしてしまいます。そんな絶体絶命の状況で現れたのは白馬に乗った空のお姉ちゃん天で・・・。 「ゆにこん」は主人公の少年・空が角を生やしてしまったことで強大すぎる力を手に入れ、そのことで数々の不幸に見舞われるのですが、そうしたことで苦しむ空を姉の天が白馬とともに颯爽と現れ危機を救うというストーリーです。空はマクロマティック財団という可笑しな秘密結社に狙われたり、実の姉・天のことが大好きで禁断の恋に戸惑ったり、角のことで悩んだりいろいろ大変な目にあいますが姉弟の絆で乗り切ることになります。 弟と姉の禁断のラブ・コメディなのですが、弟に無理やり制服を着せようとして服を引き裂き仕方ないので自分のセーラー服を弟に無理やり着せて学校に行かせたり、弟がくしゃみをしただけなのに風邪をひいては大変と弟の服を脱がせ自分も全裸になって人肌で温め合おうとしたり、ラブ・ストーリーと言うよりコメディの部分が強くとても馬鹿馬鹿しかったです。また、主人公・空には角が生えてくるのですが角の表現がやたらとHでびっくりしました。登場人物も変な人ばかり、ストーリーもとても不思議ですが、とにかく馬鹿馬鹿しくて面白かったです。 ジャンルは姉と弟の禁断のラブ・コメディ。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2006年04月28日
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「椎堂密っ!おまえが好きだっ!」と叫びながら転校してきた対天使兵器の少女・有栖川咲夜は、椎堂密を殺して滅び行く世界を救うため椎堂密と恋に落ちるよう奮闘します。一方、椎堂密も自分の望みを叶えるためサクヤと恋をする契約を交わすのですが・・・。 「殺×愛」シリーズは天使が滅茶苦茶に街を破壊し、そのことによりやがて世界が滅亡することになるという破滅的な世界が舞台です。主人公の椎堂密は夢の中で世界滅亡・天使・回収・不死身・オメガそして「殺すため愛し合う」というルールを刻みこまれ、自分がいることにより世界が滅ぶことを知ります。しかし不死身である密が死ぬには愛し合っている人物に殺される必要があり、さらに密には学校を卒業するという「あの人」との約束があってすぐに殺されるわけにも最終的に殺されないわけにもいきません。そういうわけで密とサクヤは、お互いに自分たちの望みを叶えるため恋をすることになるのです。 ストーリーは、天使により周りの大切な人々が殺されていくという椎堂密の悲劇的な過去とそれにより周りと一緒に精神が壊れていく椎堂密自身、そして「あの人」との記憶など過去の話とサクヤと恋に落ちる現在の話が同時に進行していきます。密は、恋愛をさっぱり理解していないサクヤに戸惑いを覚えながらも悲しい過去を引きずり二律背反の未来へ歩き出すのです。 自分のことを自分で酷い人間だと騙して偽り、それでも温かさや優しい心を捨てられない椎堂密がとても悲しく感じられました。しかし、幼馴染みの来夏や妹の微、後輩のにゃみちゃん、そしてサクヤなど密が打算と優しさで接する人々との心の交流は、どこか温かく悲劇的なストーリーにも関わらず楽しく面白かったです。 ジャンルは破滅的ラブ・ストーリー。ラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>殺×愛(きるらぶ)シリーズ
2006年04月27日
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刺客に襲われながらも何とか子どもを出産したカリエ。しかし、カリエは匿ってくれたイーダル王子の立場や刺客に居所を知られてしまったことを考え、子どもを守るためにもエディアルドとサルベーンを連れ再び逃亡生活を始めることになります。ザカールの宿命どおりなら男の子であるはずの子どもが産まれてみれば女の子だったことを奇妙に思いながらも「漆黒の海」という森林地帯を旅することになるのですが、そのころユリ・スカナの首都では謀略が進行していて・・・。 「流血女神伝」シリーズは、主人公の少女・カリエが突然拉致されて王子の影武者をすることになったり、奴隷になったり、海賊になったり、正妃になったり、逃亡者になったり次々に襲い来る過酷で激動の運命に翻弄されながらも生き延びるため戦うというストーリーです。今回は、カリエたちが森の中での子育てに悪戦苦闘しながら旅を続ける一方、首都ガンダルクでネシフィカ、イーダル、そしてカリエの友人のグラーシカなどユリスカナ王国の王家の人々を巻き込んだ陰謀が着々と進行していくことになります。 ユリ・スカナの偉大な女王・バンディーカの病気が原因で混沌とする王位継承問題。そして、それに関わる忍び寄る陰謀。思ってもみない意外な王位継承者の出現や王族たちそれぞれの事情・心情など王位をめぐる争いが水面下で進行していく様子は緊張感が漂い、カリエたち一行など思いもかけない人物が次々と陰謀に巻き込まれていく展開はビックリで大変面白かったです。 ジャンルは激動のサバイバル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>流血女神伝シリーズ天気晴朗なれど波高し。シリーズ 流血女神伝の外伝的ストーリーです
2006年04月26日
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いやな悪夢から覚めた真嶋綾を待ったいたのは、自らが「知恵の実」に取り付かれているという悪夢のような現実でした。仲間であるみークルのメンバーたちは、すぐさま真嶋綾を助けるため行動を開始するのですが綾の体が突然とんでもない変化をしてしまったり、綾を狙うボクシング部の一年生が現れたりと状況は悪化していき・・・。 「悪魔のミカタ」シリーズは主人公・堂島コウが死んでしまった恋人・冬月日奈を甦らせるため悪魔のミカタとなり、悪魔が人間の魂を集めるためにつくったマジック・アイテム「知恵の実」を使って願いを叶えた人物の魂を回収するというストーリーです。「知恵の実」を使って願いを叶えた者は契約により魂を悪魔に差し出さなければならないのですが、みんな何とか魂を奪われないよう抵抗するので悪魔のミカタ・堂島コウは頭脳と体力と仲間の力で「知恵の実」の使用者を打ち負かし魂を手にいれることになります。 恋人の日奈を生き返らせるためなら人間の魂を悪魔に差し出すことも、自分に好意を寄せる人々を利用することも何でもすると誓ったコウですが、今回仲間の真嶋綾が「知恵の実」に取り付かれたことで動揺します。また、「知恵の実」に取り付かれた真嶋綾も自分の思い出したくない過去と向き合い、「知恵の実」の名前を当てることで「知恵の実」を取り外そうとわずかな手がかりで戦うことになります。 綾は夢の中で綾を裏切りひどい目に合わせた「高久直子」「山崎誠一」という直視したくない過去と向き合い、コウは「知恵の実」でパワーアップしたボクサー・高虎穂浪とボクシングで戦います。「知恵の実」の名前を当てるという頭脳心理戦、ボクシング対決というアクションともに綾・コウにとって圧倒的不利な状況です。しかし、どんな不利な状況でもあきらめず戦う二人とそれを支える仲間たちの姿がとても感動的でした。特に綾は「知恵の実」で願いを叶えるという誘惑や消せない過去の傷と対峙し絶体絶命になりますが、綾を助けようとするみークルの仲間や堂島コウの友情・絆などが描かれていて感動的で大変面白かったです。 ジャンルはファンタジック・ミステリー。ファンタジーやミステリーが好きな人にお薦めです。<終>悪魔のミカタシリーズ
2006年04月25日
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悪魔による謎の連続殺人事件が多発する東京。半人前の陰陽師・佐原閑は当麻鷹弥とともに魔獣マルコシアスを追い詰めますが謎の美女の介入でマルコシアスを逃がしてしまいます。召喚された悪魔はどうやら「赤の書」を使って呼び出されたようで・・・。 「シャイニングウィザード」シリーズは、いざなぎ流陰陽師・奥物部善ノ介が守護霊・サクラや相棒の南米一の魔法使いムジカとともに世界中からやって来る悪い魔術師や悪霊、悪魔を倒すというストーリーです。 今回は以前の「ハルマゲドンバスターズ」シリーズに登場した悪魔を召喚する魔道書「赤の書」とそれをめぐり暗躍するマダム・アニエス、マハ・ガランヒル、謎の美女などの魔術師たち、そして彼女たちに巻き込まれることになる半人前陰陽師・佐原閑、閑が付き合っている彼女の父親で悪霊退治の先輩でもある当麻鷹弥を中心に物語は進んでいきます。 陰陽師としての実力が足りないことに苦悩する佐原閑。それを心配そうに見守る閑の彼女・七星や当麻鷹弥、閑の親戚の佐原小次郎。そして、閑を利用し陥れようと画策する敵の魔術師たち。たよりなく危なっかしい閑が陰謀や悪魔との戦いでどうなってしまうのか大変気になるストーリー展開でした。主人公の善ノ介はあまり活躍しませんでしたが、暗躍する敵魔術師と閑、当麻鷹弥の魔術による戦闘、駆け引き、「赤の書」をはじめ深まる謎など大変面白かったです。 ジャンルは魔術アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>シャイニングウィザードシリーズハルマゲドンバスターズシリーズあらかじめハルマゲドンバスターズを読んでおくとシャイニングウィザードを一層楽しく読むことができます
2006年04月24日
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何とか敵の将軍ゼトアの手を逃れたヨナタンとヨミだったが、今度は怖ろしい海賊たちのアジトに行き当たり再びピンチを向かえます。果たしてヨナタンたちは、裁き司の杖・ハシェベトを本来の主に届けることができるのか・・・。 「ネシャン・サーガ」シリーズは、大きな力を持つ裁き司の杖・ハシェベトを次代の裁き司に届ける使命を受けた少年・ヨナタンが仲間たちとともに杖を狙う闇の国の将軍や海賊を退け、危険な禁断の地、過酷な砂漠を乗り越え使命を果たすため困難な旅をするというストーリーです。 今回もヨナタンは杖を執拗に狙う闇の国の将軍ゼトアや海賊、裁き司の杖を自分のものにしようとする権力者の陰謀、怖ろしい呪いがかかったマーラ砂漠など数々の困難に直面しますが、船乗りのヨミや海賊のギンバール、セダン帝国王子・フェリンなどの仲間たちの助けやスコットランドに暮らすもう一人のヨナタンの分身・ジョナサンの知恵、そしてハシェベトの力により危機をきりぬけることになります。また、ハシェベトを手にするはずの第七代裁き司の驚きの正体など様々な謎も明かされていきます。 主人公・ヨナタンが使命を果たすため仲間たちとあらゆる苦難を乗り越えていくのですが力を合わせて危機を脱したり、謎を解き明かしたりするたびに友情が深まり心が成長していく正統派な展開が良かったです。 ジャンルは冒険ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ネシャン・サーガシリーズネシャン・サーガのコンパクト版シリーズもあるようです
2006年04月23日
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トロンへイム王国の王都第九警備隊、通称「九尾の猫」は最近王都で多発する人々が邪妖に憑依されて怪物に変容する事件に手を焼いています。そんな混乱状態の王都を何とかしようとしていた矢先、陰謀によりアラン王子率いる「九尾の猫」はヒルベニア女王を拉致するという成功の見込みが少ない危険な作戦を押し付けられて・・・。 「9TAILS」シリーズは、主人公の「九尾の猫」の隊員で体内に邪妖を飼い「破壊者」となる運命の少年・サキと「九尾の猫」の隊長で世界の「調停者」となる運命を背負うアランが王都の平和のため様々な陰謀と戦うというストーリーです。サキとアランは、将来宿敵として争うことになると預言されていますが、二人はそれぞれ互いを認め合い一緒に仲間として戦っています。 今回「九尾の猫」は無理な作戦を押し付けられ、そのことが発端となり隊員たちの絆に深刻な亀裂が生じます。あくまで女王を拉致し任務を果たすという隊長のアランとこのままでは陰謀により殺されてしまうので国を裏切ってでも生き延びるべきだと主張する隊員たち。敵国で孤軍奮闘する「九尾の猫」にさらなる危機がおとずれます。 圧倒的な数の敵軍、その中で必死に戦う仲間たちに生じる不協和音。危機また危機でどうなってしまうのか分からない展開、それぞれ仲間のことを思いながらもそのことで生じる亀裂。とにかく驚愕のストーリーと仲間や大切な人を守ろうとしてすれ違う切ない思いが伝わり、大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>9TAILSシリーズ
2006年04月22日
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行方知れずになった婚約者・ナーシアを捜し旅を続けるマイとその連れのユサーザ。旅の途中、マイは叔母であるフアル公妃・シオニーと出会い、フアル公の荘園城館に滞在することになります。そこでマイはナーシアとそっくりな人物につながる手がかりを得て・・・。 「ガイユの書」シリーズは人々に忌み嫌われるよみがえった死人「灰かぶり」(ドルー)であり、さらにドルーになる前の記憶のない少女・ポーシアがドルーであるというだけでささやかな幸せを奪われ、同じくドルーであるルーとさすらいの旅に出るというストーリーです。この物語にはポーシアにそっくりな人物としてマイの婚約者・ナーシアとルーをドルーにしたアーシアという魔術主がいるのですが、3人の関係やどうしてそっくりなのかは今のところ謎になっていてポーシア、ルー、マイはその謎やそれぞれ自分の記憶・魔術主・婚約者を追い旅を続けているのです。 今回はルーを「灰かぶり」(ドルー)にした魔術主・アーシアが登場し人々に忌まれる不死をばらまき、街を崩壊に導くことになります。ドルーは不死となったことで永遠に迫害をうけるので、その闇から解放されるためドルーにされてしまったルーはアーシアを殺そうと狙います。 アーシアやドルーに関わったことで何もかもが崩壊していく様子がとても怖ろしく、その崩壊に抗おうと奮闘してもどうにもならない無力感が哀しかったです。しかしそんな状況でもナーシアを捜すことをあきらめないマイ、ポーシアを守りつづけることを誓うルー、そして失われた記憶を捜そうとするポーシアなど絶望の中でもくじけない登場人物たちの活躍が良かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終> 1巻ガイユの書シリーズ紹介は2巻目になります
2006年04月21日
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隠国熊野にやって来たテンとカイ。カイはそこで蔓に足をとられ困っている子狐を助けます。そして夜、子狐を助けたお礼としてカイは妖怪たちの宴に招かれてしまうのです。宴を開いた謎の人物とテンとカイと安倍晴明にかかわる因縁とは・・・。 カイの前世は安倍保名という人物です。保名はある日狐を助けたのですが、狐はやがて美しい女性・葛葉姫となって現れ二人は結婚し子どもが産まれます。子どもの名前は安倍晴明。「姫神さまに願いを」シリーズは前世で夫婦だったカイと摩多羅神という神様になった葛葉姫・テンの二人が戦国の世で再びめぐり合い、恋に落ちるというストーリーです。テンとカイの二人は陰陽道の神となった安倍晴明や織田信長、上杉謙信、武田信玄、徳川家康といった戦国大名たちと関わり冒険を繰り広げます。 今回はいつもの長編ではなく短編集になります。その中の熊野の話「杜の遊園地」では、外伝で大活躍の熊野の女神とテンがカイをめぐって熾烈な戦いをするのですが、出身が同じで神様同士の二人の騙しあい、駆け引きが大変面白かったです。また、上杉謙信とその運命の女性・日菜子、織田信長と妻の濃姫、など戦国時代のラブ・ロマンスやマンガ「テンとカイのカンサツ日記」などのエピソードも長編より謙信、信長の心理がよく分かりとても面白かったです。 ジャンルは戦国ラブロマンス・ファンタジー。ラブ・ストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>姫神さまに願いをシリーズ安倍晴明が活躍する姫神さまに願いをシリーズの外伝的シリーズこの「様々果恋草子」を読むにあたり、あらかじめシリーズ本編とともに外伝も読んでおくとより楽しく読むことができます
2006年04月20日
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名前を呼ばれたような気がしたモモは、どこからか飛ばされてきた白い花びら追って何もかもが灰色の奇妙な世界に来てしまいます。そこにはモモを呼んでいる誰かがいるみたいで・・・。 「しにがみのバラッド。」シリーズは通常の黒くて怖ろしい死神ではなく、白くてやさしい死神モモが主人公の哀しくてやさしい物語です。ストーリーは短編もしくは中編形式でモモとその使え魔である黒猫のダニエルが、困っている人々や救いを求めている人々にたいして時には手助けをしたり、時には温かく見守ったりして人々の人生に関わっていきます。今回は「あのときそのとき、でっきぶらし。」「スイカと星の種。」「しにがみのうた。しあわせの国のアリス。」の3編とモモが何者かに呼ばれる「花の環。」が収録されています。 「あのときそのとき、でっきぶらし。」はカメラ好きの少女・北川栞と魔法を使う不思議な先輩・相良桜介の恋の物語。変わり者で栞の前でだけ魔法を使う桜介と自分の気持ちになかなか素直になれない栞の二人の出会いと恋の進展が良かったです。 「スイカと星の種。」は猫のアポロと飼い主の少女・レン、レンの父親のヒロムの家族の物語。人間の言葉がわかる賢い猫アポロがすれ違うレンとヒロムのために奮闘するのですが賢い猫の視点や家族の絆が伝わる楽しくて感動的なストーリーになっています。 「しにがみのうた。しあわせの国のアリス。」は自分たちを死神と呼ぶ殺し屋たちの苦しみ、悲劇とそれを受け止める本物の死神モモの物語。絶望する殺し屋を救おうとするモモの活躍が必見です。 そして「花の環。」は不思議な世界と謎の呼び声、そこに淡い白い花びらにより呼び寄せられるモモの物語になります。死神として変わり者のモモ自身の謎は少しずつ明かされていっているのですが、今回は不思議な世界に迷い込む新展開で今後の展開がとても注目です。 どのストーリーにもモモのやさしさがいっぱい詰まっていて大変感動的で面白かったです。その中でも猫のアポロの話は、猫の視点ということもありとても新鮮で楽しかったと思います。 ジャンルはハートフル・ファンタジー。ファンタジーや感動的なストーリーが好きな人にお薦めです。<終> しにがみのバラッド。シリーズコミックやDVDもあります
2006年04月19日
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秘宝「エンジェル・マヌーバ」を手に入れるためメビウスの帯構造の捩れ屋敷にやって来た保呂草潤平。しかし、捩れ屋敷で待っていたのは密室殺人と西之園萌絵と国枝桃子、そして消えてしまった「エンジェル・マヌーバ」だった。犯人と秘宝の行方は・・・。 「Vシリーズ」に登場する探偵から泥棒までこなす便利屋・保呂草潤平、「SMシリーズ」に登場するお嬢様探偵・西之園萌絵。今回はスペシャル版といった内容でいつもの「Vシリーズ」のメンバーではなく、保呂草潤平と西之園萌絵が「エンジェル・マヌーバ」と密室殺人をめぐって対決することになります。 捩れ屋敷とは、メビウスの帯を1周する形で建てられたコンクリートの建物で10度ずつ捩れた36部屋がメビウス状につながって構成されています。さらに入った部屋のドアをロックすると進む先の次のドアのロックが解除される仕組みになっていて建物全体が密室状態になっています。そして、秘宝「エンジェル・マヌーバ」はそんな捩れ屋敷の柱に張り付くように飾られた短剣で短剣と一体になっている銀の鎖や柱そのものを破壊しなければ取り外すことができないようになっているのです。そんな捩れ屋敷で「この密室が解けるかな。この謎を看破した者にエンジェル・マヌーバを譲ろう。ただし、あれを柱から抜ける者に限る」というメッセージとともに殺人事件が起きます。 密室トリック、「エンジェル・マヌーバ」の在り処、そして犯人探しというミステリーとしてはそれほど大したものではなかったです。それよりも保呂草潤平、西之園萌絵、国枝桃子3人の会話や駆け引きといったやり取りがとても楽しく面白かったです。また、ちょっとしか登場しない瀬在丸紅子や犀川創平も持ち味を出していて全体的に楽しい内容になっていました。 ジャンルはミステリー。基本的にミステリーが好きな人にお薦めです。<終>Vシリーズ
2006年04月18日
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女性イラストレーター春原麻由を襲う異形の怪物たち。そんな麻由を次々と襲い来る怪物たちからひそかに守っている謎の黒髪の青年・国見遙。一方、獣人を束ね管理する組織「院」の功刀直純は、「院」屈指の使い手・獣聖として消滅したはずの「桜の妖魔」や慈愛の星獣「麒麟」について調べていました。麻由自身は全く身に覚えのない麻由が狙われる秘密とは?そして、麻由にかかわる「麒麟」、「桜の妖魔」とは・・・。 「桜の妖魔」というのは桜の妖怪ではなく、「月と貴女に花束を」シリーズに登場する桜という悪人が生み出した怪物のことです。そして「麒麟」とは強力で不思議な力を秘めた慈愛の星獣ことで「月と貴女に花束を」から11年後、様々な謎を秘めたまま主人公の麻由、遙を中心に人類の存亡をかけた新たな戦いが始まります。 ストーリー前半は、次々と襲い来る怪物や謎の人物から麻由を守るため遙とその仲間たちがボロボロになりながらも闘うという展開と麻由・遙の出会いや不思議な絆をめぐり物語は進みます。後半はうって変わり「院」を舞台にそこで獣聖として活躍する佐和山安曇、功刀直純、そして直純と付き合っているかどうか微妙な関係の都築由花を中心に恋と獣聖としての厳しい仕事のストーリーになっています。 大切な人を守るため怪物たちと必死に闘うという展開は、緊迫のアクション・シーンやロマンティックな二人の関係により遙の麻由にたいする思いが伝わってきてとても良かったです。そして、「月と貴女に花束を」REMAINSで気になっていた直純や由花、安曇の恋愛のストーリーも今後がどうなるのか楽しみで大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ラブストーリー。アクションやラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>麒麟は一途に恋をするシリーズ 月と貴女に花束をシリーズ「麒麟は一途に恋をする」シリーズは「月と貴女に花束を」シリーズの続編なので先に「月と貴女に花束を」シリーズを読むことをお薦めします
2006年04月17日
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日本海の孤島から京都の鹿鳴館大学に戻った「戯言遣い」・いーちゃんだったが、殺人事件が相次いだ鴉の濡れ羽島と同様に京都でも殺人鬼による連続殺人事件が起こっていました。そして、いーちゃんが出会うことになるのは、いーちゃんに思いを寄せる少女・葵井巫女子とその仲間たちや連続殺人鬼「人間失格」零崎人識。彼・彼女らといーちゃんの出会いによって起こるのは・・・。 「戯言シリーズ」は、状況に流されやすく人と関わることが苦手で記憶力に難があり自らを欠陥製品と呼ぶ「戯言遣い」であるいーちゃんが主人公のストーリーです。いーちゃんはコンピュータを操る天才の青色サヴァン・玖渚友、人類最強の請負人・哀川潤などいーちゃん以上に強烈なキャラクターである変人たちとともに様々な事件に遭遇します。 前回は孤島での連続殺人の話でしたが、今回はいーちゃんがクラスメイトたちと過ごす日常の中で次々と殺人事件が起こることになります。さらに「人間失格」と「欠陥製品」、いーちゃんと鏡を合わせたように相似である殺人鬼・零崎人識や突然襲撃してくる人類最強の請負人・哀川潤たちも登場し大暴れします。 4人のクラスメイトといーちゃんの中で起きる殺人事件は、犯人を暴く謎解くということよりも本文で「一つの世界が壊れる」と言っているように仲間たちの世界が少しずつ、でも確実に崩壊していくのが大変スリリングに描かれていてとても面白かったです。また、いつもやる気がなさそうで何でも「戯言だ」と言っている主人公・いーちゃんの「強い想い」とその行動が意外で衝撃的で良かったです。 ジャンルはサスペンスミステリー。ミステリーやサスペンスが好きな人にお薦めです。<終>戯言シリーズ
2006年04月16日
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土井超音波研究所のパーティに招かれた瀬在丸紅子と小鳥遊練無。パーティを主催するのは車椅子に座り、仮面をつけた異様な人物・土井忠雄博士。そんな中、山奥深くにある研究所に通じる唯一の橋が謎の予告どおり爆破されてしまいます。さらにパーティの最中に死体が発見されて・・・。 このVシリーズは元お嬢様で自称科学者の瀬在丸紅子、男性なのに女装がとても似合うけれど武道もこなす小鳥遊練無、探偵から泥棒まで何でも引き受ける謎の便利屋・保呂草潤平、紅子や練無の友人で保呂草のことが好きな女子大生の香具山紫子、これら個性豊かなキャラクターたちが殺人事件に巻き込まれるというストーリーです。 今回は陸の孤島となった研究所で六人の科学者、招待された紅子と練無そしてテレビ局の人々、招かざる客の保呂草、紫子、紅子のライバル?の祖父江七夏刑事たちが次々と起こる殺人事件や襲撃事件に遭遇することになります。 首と手首を切断された不自然な死体、襲われた練無、催眠ガスの恐怖、謎の条件によりアクセスできるコンピュータシステムなど事件は、どうして?と思うような不可解なことがいっぱいの展開になります。爆破をはじめ次々起こる危機、科学者が関わる事件らしい論理的で美しい謎、そしてそれらの謎を推理する楽しさなど大変面白かったです。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>Vシリーズ
2006年04月15日
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突然、里香の主治医の夏目に病院を連れ出された裕一は静岡県浜松市に行くことになります。そこで裕一が見たのは長い間病気と闘いながら暮らしている夫婦の姿でした。一方みゆき、司、山西ら裕一の友人たちは、ひそかにとんでもない陰謀をめぐらしていて・・・。 「半分の月がのぼる空」シリーズは、A型肝炎になり長期入院するはめになった主人公の戎崎裕一が心臓の病気で入院している少女・秋庭里香と出会い恋に落ちるというストーリーです。里香の病気は非常に重く、死の危険が常につきまといます。そんな中、裕一と里香は里香を心配する夏目に妨害されたり、裕一が隠し持つH本コレクションの存在が里香にバレたり、里香の病状が悪化し成功確率の低い手術をしなければならなくなったり様々な試練を乗り越え恋を育てていくのです。 今回は、裕一が病気を抱えて生きる里香をまるごと引き受けて一緒に人生を送る決意をするという展開でした。里香との将来のため長期入院によりできなかった勉強を頑張ったり、里香の母親に自分と里香との仲を認めてもらうよう説得したり、恥ずかしがり屋な里香の気持ちを察したり、そして里香にプロポーズしたり、自分と里香の未来を切り開くため精神的に成長しそのために努力をおしまず頑張る裕一の活躍がとても格好良く感動的で大変面白かったです。また、裕一と里香の仲を応援する友人たちの一生懸命ででも爆笑な活躍も必見です。 ジャンルはラブ・ストーリー。ラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終> 半分の月がのぼる空シリーズコミックなど各種関連商品もあります
2006年04月14日
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竜と心を通わす少年シンは家族であるラトキス、ファナたちとの生活を続けていくため大陸最大といわれるぺトル王国の竜部隊に就職することになります。竜や竜使いたちが集う「砦」でシン、ラトキス、ファナ、そしてソルに待ち受けるのは・・・。 「聖竜伝」シリーズは、自由気ままに生きてきた天涯孤独の少年シンが同様に身寄りのないラトキス、ファナ、トカゲにしか見えないが自称神竜のソルたちと出会い、太古の化け物を操るメドース率いる狂信者集団「スキエンツァ」と戦ったり、神竜のソルを育てることで世界の命運に関わったり様々な冒険をするというストーリーです。 前巻はシンたちが自分たちの目的や夢を探して旅をする展開でしたが今回は「砦」でシンは軍人として立身出世を目指し、ラトキスやファナもとりあえず「砦」で自分たちができる仕事をすることになり新たな生活と冒険が始まります。「砦」での生活は、センワルフ将軍や竜マニアな竜医師のクラリベルなど新たなキャラクターたちに出会ったり、ソルが神竜だと知られないように隠したり、厳しい入隊試験、「砦」の竜たちと問題を起こすソル、竜の卵泥棒事件や「スキエンツァ」の陰謀など次々と事件が起こることになります。困難な事件が起こってもラトキス、ファナと暮らすため、「砦」で出世するために無茶をしてでも頑張り夢を叶えようとする主人公・シンの活躍がとても面白かったです。また、神竜として半人前でトラブルばかり起こしているけれど一生懸命なソルも大活躍でした。 ジャンルはハートフル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>聖竜伝シリーズ
2006年04月13日
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転校生・羽月琴葉は、霧舎学園への入学初日に霧が立ち込める校庭の中で突然初対面の男子生徒とキスしてしまったり、刺殺された教師の死体に遭遇したりとんでもない目にあいます。さらに学園の伝説には「霧の日に鐘の音と共に口づけを交わした男女は永遠の幸せが約束される」、「霧の日に鐘の音と共に出会った男女が同じ星に生まれた者同士のときは学園に真の求道者が誕生する」などとあり、琴葉は否応なく二人の探偵兼恋人候補とともに事件に巻き込まれて・・・。 主人公の羽月琴葉が突然、殺人事件と恋愛バトルに巻き込まれるというストーリーです。殺人事件は、密室である講堂にいるはずの教師が何故か霧の校庭で殺されていたという密室殺人。恋愛バトルのほうは、自称「探偵になることを決められた男」という頭は良いのに変わり者の先輩・頭木保とやる気があるのかないのか分からない普通の高校生・小日向棚彦、そして琴葉の三角関係。話はミステリーとラブコメの両側面から進んでいくことになります。事件の担当者が他人に厳しく身内に甘いという琴葉の母親だったり、霧舎学園の生徒たちに変わり者が多かったりして琴葉は戸惑うことになるのですが事件を追ううちに皆としだいに打ち解けていきます。 協力したり疑ったり信じたり、恋愛と殺人事件のコラボレーションによるキャラクターたちの心理の移り変わりが楽しかったです。ただ、事件のほうは容疑者が非常に限定されていたのでストーリーが進んでいくにしたがい自然と犯人が分かってしまいました。しかし、殺人の動機を含めその後のストーリー展開などは友達を思いやる学園ものらしく恋・友情を大切にしていて良かったと思います。 ジャンルは学園ラブコメ・ミステリー。ラブ・コメディやミステリーが好きな人にお薦めです。<終>私立霧舎学園ミステリ白書シリーズ
2006年04月12日
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王都消滅事件に関わったブーメン共和国軍がついに国境を越えギースニデル王国に侵攻してきます。前王が殺され王都が崩壊した混乱の中、新王になったダリエスはブーメン軍討伐とベルマリオン計画の遂行を打ち出し、その実現により国と国民を一つにまとめ困難な事態を乗り切ろうと考えます。しかし、真の敵はブーメンではなくその背後にいるバーゼン共和国。そのことを知るロギューネ、シュナーナ、デリエルたち第61魔法分隊メンバーや青旗会の仲間たちはブーメン共和国との和平、ベルマリオン計画遂行に動き出すのですが・・・。 「第61魔法分隊」シリーズは、第61魔法分隊のメンバーたちがそれぞれの因縁・運命に導かれて国を揺るがす陰謀に立ち向かうことになるというストーリーです。この5巻は完結編で時間や天候を操作するベルマリオン計画、この世界に魔法をもたらした謎の對法石、そして戦いの行方など全ての謎が明らかになり、そして決着がつきます。 ロギューネは和平交渉の仲介役として単身で戦闘中の両軍の間を極秘裏に飛び回り、シュナーナやキキノ、ナンナはベルマリオン計画を成功させるためベルマリオン計画発動に必要な施設の防衛と計画の実行を行い、デリエルは不治の病による死を回避するためベルマリオン計画を利用しての冬眠を待つセレイス王女に会いに行き、そしてキキノの父・エルゲンスは罪をつぐなうため最前線で戦います。国の平和や愛する人を守るため、それぞれが力を尽くして奮闘するという展開でした。刻々と情勢の変わる戦闘、人の心・信念を動かす困難、そしてあっと驚く衝撃の真相と結末など完結編にふさわしく恩讐やわだかまりを捨てたキャラクターたちの活躍が感動的でとても面白かったです。 ジャンルはSFファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>第61魔法分隊シリーズ
2006年04月11日
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「竜鱗の鉄砕牙」という新たな能力を得た犬夜叉。その力を使いこなすことができれば宿敵の奈落を倒すことができます。しかし、犬夜叉が「竜鱗の鉄砕牙」を使うと妖気が逆流し犬夜叉自身を傷つけてしまい、自滅してしまうのです。そんな犬夜叉たちにまたしても奈落の邪悪な陰謀が迫って・・・。 「犬夜叉」は戦国時代を舞台に半妖(半分妖怪、半分人間)の少年・犬夜叉と現代からタイムスリップしてきた少女・かごめが仲間たちとともに、砕け散った「四魂の玉」を集め宿敵・奈落を倒すための旅に出るというストーリーです。妖怪の力を増幅する「四魂の玉」のかけらを使い各地で悪事を働く奈落を倒そうと犬夜叉やかごめとその仲間たち、そして奈落を憎む殺生丸、鋼牙、桔梗らが奈落を追い詰めようとしますが狡猾な奈落はうまく彼らから逃げ延びています。 今回、犬夜叉は「竜鱗の鉄砕牙」を使いこなす方法を探し、桔梗は完全なる「四魂の玉」で奈落を魂ごと消し去ることを考えますが「四魂の玉」のかけらで命を繋いでいる者を犠牲にすることに苦悩し、殺生丸は折られた剣・闘鬼神に変わる新たな力を手に入れ、奈落本体を裏切った奈落の分身の魍魎丸は奈落の仲間の神無に唆され、そして奈落は彼らの力を拮抗させて争わせ疲弊した所を倒そうと邪悪な策をめぐらします。 複雑で巧妙な奈落の罠に犬夜叉たちは躍らせながらも、その罠を打ち破ろうと頑張るという展開になります。犬夜叉、殺生丸、桔梗たちはそれぞれ別々に奈落を倒そうとしてますが、奈落の策略はとても狡猾で怖ろしいのでお互いに協力すれば良いと思いました。それぞれの思惑が交錯し、複雑に絡み合いながらの戦闘・策略は非常に緊迫して大変面白かったです。 ジャンルは戦国アクション・ファンタジー。アクションが好きな人にお薦めです。<終>犬夜叉シリーズ
2006年04月10日
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奥さんや妹のいる所に少しだけ滞在しているキットン、ノルを残しクレイやトラップの故郷・ドーマに行くことになったパステルたち。しかし、ドーマに着いたパステルたちを待ち受けていたのはクレイの婚約者サラに関わる一大事で・・・。 「フォーチュン・クエスト」「新フォーチュン・クエスト」シリーズは、主人公の詩人兼マッパー(マッパーはダンジョンなどで迷わないよう地図を作成する人)のパステル、曾祖父に青の聖騎士という伝説的英雄がいて代々騎士の立派な家柄でファイターのクレイ、時にはトラブルを起こすけれど肝心なときはやさしく頼りになるシーフのトラップ(本名はステア・ブーツ)、以前は記憶を失っていたけれどモンスターやキノコに詳しく知識でみんなをサポートする農夫のキットン、とってもやさしく力持ちで小動物とお話ができる巨人族のノル、まだ小さいので4つの魔法しか使えないが魔法が必要な時は頼もしいちっちゃく元気なエルフ族の魔法使いルーミィ、そして一見白い子犬だが本当は幸せを呼ぶホワイトドラゴンのシロちゃん、この6人と1匹で様々な冒険を繰り広げるというストーリーです。普通の冒険者の話のように襲い掛かるモンスターたちをドンドン倒していくというわけではなく、家族同然の仲の良い彼らが小さな冒険をしていくわけですが時には重要な事件に遭遇し解決したりと活躍します。 今回はパーティのリーダーでもあるクレイを中心としたストーリーになります。クレイは性格もルックスも良いのですが、とばっちりで魔女に呪いをかけられたりするなどいつも不幸な目にばかり遭います。そんなクレイに婚約者の危篤、指名手配になっているクレイの偽者に間違われるなど次々と災難が襲い掛かってきて大変なことになるのです。 「クレイの災難」というタイトルどおりクレイやその婚約者のサラが酷い目にあっていてとても可哀相でした。しかし、そんなクレイを思いやり何とか力になろうと一生懸命頑張るパステルやトラップなど仲間たちの態度・活躍がとても素晴らしく心温まるストーリーで大変面白かったです。 ジャンルはほのぼのアットホーム・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>新フォーチュン・クエストシリーズフォーチュン・クエストシリーズフォーチュン・クエスト外伝シリーズフォーチュン・クエスト バイト編・リミテッドシリーズ
2006年04月09日
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生徒会の生徒会長・草摩由希と会計の倉伎真知はお互い気になる関係。由希は真知の家に行くことになり、二人の仲に進展があるのでしょうか?一方、草摩本家を訪ねて以来行方不明になっている依鈴は・・・。 「フルーツバスケット」シリーズは十二支の動物にとり憑かれた者たちと十二支たちと宴会を開いた神様の一族の草摩家、そして彼らに関わる両親を失っても元気に生きる少女・本田透をめぐる物語です。十二支憑きの者たちは異性と抱き合うとそれぞれ十二支の動物に変身してしまったり、草摩家の現当主である神様に逆らえなかったりします。そのため人々から気持ち悪いと迫害されたり、神様である草摩家当主・慊人に苦しめられているのです。十二支の呪いを解きたいと思っている十二支憑きの者たちと逆に十二支の絆に固執する草摩慊人は対立し、本田透は彼らを助けるため力になろうと頑張ります。 今回、18巻のストーリー前半は由希と真知の話です。由希の過去と重なる真知の過去の話など二人の絆がより強くなるという展開が良かったです。後半は行方不明の依鈴の話。慊人にボロボロにされた依鈴の姿にキレる撥春。愛する依鈴を守ろうとする撥春、慊人に苦しめられても一途に撥春を思い続ける依鈴、十二支の絆を守ろうと必死な慊人、側近として慊人に尽くしながらも他の十二支の者たちを助けようとする紅野、そして何か企んでいそうな紫呉。十二支の呪いに対するそれぞれの立場、思惑、考え方が決定的になり草摩の一族の大きな溝があらためて明らかになります。このままでは草摩家の方針で監禁されることになる草摩夾を救いたいと決意する透たちなど十二支の呪いにあがき、それでも幸せになるため頑張るキャラクターたちの切ない思いが伝わるストーリーで大変面白かったです。 ジャンルはハートフル・ファンタジー。心に響くハートフルなストーリーが好きな人にお薦めです。<終>フルーツバスケットシリーズファンブックもあります
2006年04月08日
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主君もとっくの昔にいなくなっているのに400年前に命令された「紺若作り名人の一家を守るように」という命令をひたすら守り続けている忍者一家の陰守家。陰守家の一員で主人公のマモルは、いつものように目立たずぼさぼさ頭・ぐるぐる眼鏡の姿でひそかにお隣に住んでいる天然ボケトラブルメイカーの紺若ゆうなを守るため頑張っているのだが・・・。 「陰からマモル!」シリーズは、現代になっても何故か掟と伝統を守り続け、忍者をしている一家の物語です。今回は、マモルとゆうなの友達の沢菓愛里の家にマモルが忍びこむ話。マモルの家で飼っている忍犬ぶる丸が宇宙船にのって宇宙人と戦う話。黄金伝説が眠る謎の地下迷宮に挑む忍者たちの話の3編になります。 大金持ちなのにケチの愛里。泥棒に入られたことがくやしくて仕方なく、とんでもない大金を使ってくだらなくももの凄い防犯ハウスを完成させます。ちょうどその時、マモルの母ですご腕のくノ一・桜子が勝手に愛里の家から宝石を借り出していたことから、宝石を元の所へ返却するためマモルの冒険がはじまります。1話目。 激しく争うトカゲ星人と犬型宇宙人のワンダルシア星人。忍犬のぶる丸は、ワンダルシア星人の特殊進化光線で変身して地球を飛び出しトカゲ星人と戦うことになります。2話目。 「小金井黄金伝説」。マモルと忍者少女の服部山芽、雲隠ホタル、そして女剣士の真双津椿は、ゆうなを助けるため黄金が隠され怪獣がいるという地下迷宮に挑みます。3話目。 いつもマモルに冷たくあたる愛里に隠された意外な一面、忍者の修行をつんだ動物VS動物型宇宙人の戦い、謎の地下迷宮と怪獣など忍者のマモルもびっくり驚愕する出来事が次々と起こります。どの話のバカバカしい笑いがいっぱい、驚く展開もりだくさんで面白かったです。 ジャンルは忍者コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズコミックもあります
2006年04月07日
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田舎から都会の薫風高校へやって来た純朴少年・小山田耕太は、転校初日に見知らぬ先輩に呼び出されます。その先輩は学校で一番の美人・源ちずるで初対面のはずなのに「耕太が欲しい!」といきなり迫ってくるのです。ちずるの積極的すぎる態度、人間でないちずるの正体に耕太は混乱しながらも学校での生活が始まりますが・・・。 「かのこん」は妖怪たちが通う不思議な学校が舞台となります。主人公の耕太は転校してきた高校が普通の学校でないことや彼を慕うちずるの過激な行動に戸惑うことになるのですが、しだいにちずると仲良くなり学校の秘密を知ることで少しずつ奇妙な薫風高校になじんでいきます。 舞台となる学校は一見普通の高校なのですが妖術が乱れ飛んだり、人ならぬ者たちの互助会があったり、そこに通う妖怪たちは常識がなかったりとビックリすることばかりで楽しい雰囲気です。また、耕太とちずるの恋愛も人間と妖怪ということや破天荒であり意外に繊細なちずるの性格もあり、すれ違ったり妖怪たちと戦うことになったり苦難の連続となります。困難を乗り越えちずると仲良くなったり、妖怪たちに受け入れられるため頑張る耕太の活躍が面白かったです。 ジャンルは学園ラブ・コメディ。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年04月06日
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高々度上空に存在する見えない飛行要塞フリーダムに囚われた由宇。一方、闘真も立てこもった峰島研究所の通気を塞がれ危機を迎えます。毒がまわるタイムリミットにさいなまれながら孤軍奮闘する由宇とあらゆる敵を圧倒する恐るべき小刀・鳴神尊が使えなくなった闘真は、困難を乗り越え再び出会うことができるのか・・・。 「9S」シリーズは、狂気の天才科学者・峰島勇次郎の発明した超技術により軍事的に混沌とした不安定な世界が舞台です。各国や様々な組織は、峰島勇次郎が発明した超技術の道具・武器を奪い合い自分たちのものにしようと争います。そうした争いに巻き込まれ利用されているのが勇次郎の娘でヒロインの峰島由宇です。由宇は勇次郎同様の天才でその脳の中には勇次郎の残した知識がつまっているのでいろんな国や組織に狙われているのです。普通に暮らすことが不可能な由宇はADEMという峰島勇次郎の遺産を管理する組織に監禁と同時に保護され生活しています。 もう一人の主人公・坂上闘真は、世界の情報を支配する真目家の出身です。闘真は真目家当主・不坐に「鳴神尊」という万単位の敵を苦もなく倒すというとんでもない小刀を渡されます。その「鳴神尊」を鞘から抜くと闘真は人格が変わり、全てを破壊・殺戮する兵器と化してしまうのです。 そんな二人はあるテロ事件で出会い、恋に落ちます。色々あって二人はあらゆる束縛を振り払い逃避行しようとしますが、黒川謙の陰謀により引き離されてしまうのです。 今回は悪魔の名のコードネームを持つ7人からなる異能の集団「七つの大罪」そのメンバーは熱を自由に操ったり、相手の心を読み発狂させるなどの超常能力を有する、強敵に由宇も闘真も苦戦します。そんな時、行方不明だった峰島勇次郎が突然姿を現し数々の真実が明らかになるのです。 相変わらず頭脳戦や超兵器を駆使したアクションなど息詰まる攻防がとても面白かったです。そして初登場の峰島勇次郎や闘真など真目家の秘密などビックリするような出来事が次々おこり見所満載で大変楽しく読むことができました。 ジャンルはSFアクション・ラブストーリー。アクションやラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>9Sシリーズ短編集もでてます
2006年04月05日
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転校してきた謎の少年・帯刀脩は、その地味な容貌とは裏腹に不思議で強烈なカリスマ性を持つ存在だった。彼は座敷童の宿敵・ワラシモドキのパートナーである「閲覧者」で転校早々に次期生徒会長選挙に立候補するというとんでもないことをします。黒魔術を信奉する現生徒会長の万里小路柚祢に何故か無理やり次期生徒会長選挙に立候補させられた守屋克喜は、周りに流され選挙に望むことになってしまい・・・。 「座敷童にできるコト」シリーズは偶然座敷童・未麟のいる部屋に下宿することになった主人公の守屋克喜が座敷童とワラシモドキの争いに巻き込まれたり、学園名物の変人三兄妹に目をつけられたり、変態と間違われたり不幸な目にあうというストーリーです。座敷童と言えば住んでいる人に幸福をもたらす存在ですがセーラー服姿の変わった座敷童・未麟は、実は座敷童として落ちこぼれで一緒に住んでいるパートナーを不幸にしてしまうのです。 座敷童と黒薔薇騎士団、そして超常現象大好きな美少女・柏木よう子にバックアップされた克喜。ワラシモドキと科学を信奉する三千院真人、そして三千院のファンクラブである「ドーナツクラブ」を味方につけた帯刀脩。二人の選挙戦を中心にストーリーは進んでいきますが帯刀の妨害で克喜の仲間の真山深由美が学校に来れなくなったり、ワラシモドキの襲撃もあり克喜は苦戦を強いられます。さらに克喜をおそう不思議な夢、「克喜を守るために来た」と言う帯刀、落ちこぼれの未麟の戦い方など次々と起こる障害や謎の先に座敷童の秘密が少しずつ明らかになっていきます。 次々と起こる陰謀や謎に克喜や未麟が立ち向かうという展開でした。選挙や戦闘などのあらゆる困難を乗り越えようと奮闘する克喜と未麟の活躍が良かったです。また、今まで話の中心的事柄なのに謎になっていた「神話矯正網」や座敷童という存在が何なのか?というストーリー根幹の謎が明らかになっていく過程はとても面白かったです。 ジャンルは選挙戦アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>座敷童にできるコトシリーズ
2006年04月04日
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狛止米子はバニーガールがつけるようなウサギの付け耳を拾った途端、突然出現した不思議なマークが描かれたドアに遭遇してしまいます。変に思いながらもドアの向こう側に何があるのか確認しようと中に入った米子は友人の瀞牧兼とともにあるはずのない学校の地下校舎に引きずり込まれてしまうのです。そこには怖ろしい妖怪たちがいっぱいいて・・・。 「放課後退魔録」シリーズは紅椿学園の妖魔術クラブのメンバーたちが悪い妖怪や悪い宇宙人、そして悪の秘密結社ベロルと戦うというストーリーです。前回のストーリーで主人公だった雨神丈斗が大変なことになってしまったので今回から主人公が狛止米子に変わり新展開を向かえることになります。もちろん以前からのメンバーたちも健在で学校を卒業した妖魔術クラブメンバーたちや丈斗の守護霊の遊天童子も登場します。特に妖魔術クラブ二代目部長・桜宮サヤはその異常なウサ耳好きを十二分に発揮し、今回もみんなを苦しめるのです。 新しく主人公になった無口・無表情・無愛想な少女・狛止米子と相棒の「ハイテンションのび太」こと瀞牧兼が、ベロルと妖魔術クラブの陰謀に巻き込まれストーリーは始まります。妖魔術クラブ部員として新米の二人は理由も分からず戸惑ったり、気持ちを整理できないまま戦うことになりますが以前からのメンバーたちはそんなことは全く気にせずマイペースに二人を仲間に引きずり込んでいくのです。 主人公が変わったり、新しいキャラクターが増えたりしますが魔術や宇宙兵器が飛び交うアクション・シーンや奇妙なキャラクターたちが巻き起こす抱腹絶倒の爆笑シーン、そして大切な人を守りたいから戦うという意外にシリアスなストーリーは変わらずとても面白かったです。 ジャンルはSFアクション・コメディ。アクションやコメディが好きな人にお薦めです。<終>放課後退魔録シリーズ
2006年04月03日
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アーヴとは銀河に巨大な帝国を築いた種族でその気性は激しく、外見は優美です。そんなアーヴの起源や歴史、そして独特の文化がラフィールやジント、その遠い先祖たちを通じて語られることになり・・・。 「星界の紋章」「星界の戦旗」シリーズは、祖先らが地球から移民してきて発展した惑星ハイドで暮らす少年ジントが主人公の物語です。ジントは普通の人間なのですが、故郷の惑星がアーヴに占領されたことがきっかけでアーヴの仲間になってこの先の人生を送ることになります。最初、ジントは奇妙で不思議なアーヴの世界に戸惑いを覚えますがアーヴ帝国王女ラフィールと友達になり、一緒に様々な冒険をすることで少しずつアーヴとしての生活を受け入れていくことになるのです。 この「星界の断章」は、「星界の紋章」「星界の戦旗」など「星界」シリーズの外伝的なストーリーでアーヴ種族たちにまつわる様々な逸話を収録した短編集です。アーヴという種族がどのようにして誕生し発展したのか?ラフィールやジントの運命の分岐点、かわいい猫を食材として見る奇妙なサムソンの食へのこだわりなど全編にわたって不思議なアーヴの世界を堪能することができます。本編シリーズは、「アーヴ帝国」と「人類統合体」の銀河の覇権をかけた戦いが本格的に始まっていて非常に緊迫したストーリー展開ですが、今回の「星界の断章」のようなシリアスなものから思わず笑ってしまうようなバラエティ溢れた外伝的なエピソードも大変興味深く面白かったです。 ジャンルはSFスペースオペラ。SFが好きな人にお薦めです。<終>星界の紋章シリーズ星界の紋章シリーズの続編・星界の戦旗シリーズ
2006年04月02日
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地の宝玉グレデュースが本当はどうなっているのか?真相を確かめるためジャスティーンはダリィ、リュオン、水の伯爵とともにティアラーゼの所に向かうことになるが・・・。 「レヴィローズの指輪」シリーズは、魔術を使うことができないのに魔法の宝玉の一つレヴィローズの主になってしまった主人公のジャスティーンと炎の指輪レヴィローズの化身のレンドリアの物語です。宝玉は魔術師が持つことにより力が増すのですが、魔術の使えないジャスティーンが持っていてもレヴィローズの力は衰える一方です。しかもジャスティーンは、他の宝玉たちの事件に関わることでレヴィローズの寿命が急速に減らしてしまったのです。ジャスティーンが気に入り魔術が使えなくても主になれと言うレンドリア、レンドリアに死んで欲しくないので主をやめたほうがよいと悩むジャスティーン。様々な魔術師たちの思惑が交錯する中、宝玉の消滅をたくらむティアラーゼや残りわずかの命のレヴィローズ、そしてレンドリアとケンカしてしまいレヴィローズの指輪がはずれたジャスティーンに運命の瞬間が迫ります。 シリーズ最終巻です。全ての宝玉を手にいれようと狙うダリィ、油断のならない水の伯爵、炎の魔女と恐れられジャスティーンを嫌う叔母のヴィラーネ、宝玉を消滅させ魔術師の世界に混沌をもたらそうとするティアラーゼ、ティアラーゼと手を組む闇と絶望の宝玉ローティアスなどレヴィローズの指輪がはずれ、地の宝玉の真相に打ちのめされたジャスティーンに次々と試練とピンチが訪れます。ジャスティーンの味方は頼りない地の宝玉の番人・リュオンとローティアスから逃げ続けている光の宝玉リルファーレ、そして寿命が尽きそうなレンドリアだけでジャスティーンは絶体絶命になってしまうのです。 危機の連続ですが、最終的にジャスティーンはある大きな決断をして本当の意味でのレヴィローズの主になります。今までジャスティーンとレンドリアは悩み苦労して、もうダメだと思っても様々な人たちや宝玉たちに助けられなんとか進んできましたが、そうしたことが全て報われるような感動的なラストで大変面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>レヴィローズの指輪シリーズ
2006年04月01日
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