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「兄上に会ってほしい」という椿の頼みに困惑するマモル。椿の兄・真双津風衛門は剣を極めるために武者修行の旅を続けているのですが、妹の椿が時代劇部の衣装を着たマモルの写真を送ったところマモルを本物の侍と勘違いしてしまい侍であるマモルと剣の対戦がしたいようなのです。したかなく風衛門の武者修行の相手をすることになるマモルですが、ものすごい深刻な表情で「兄上は大の忍者嫌いだから正体がバレてはまずい」と言う椿にびっくりします。そして当日、マモルは場違いな虚無僧姿で現れた風衛門に驚きますが、いつも真剣を振り回している椿とは違い木刀を持った柔和で優しそうな風衛門の雰囲気に安心することになります。ところが会った風衛門の目的は思いもかけない意外なもので・・・。 「陰からマモル!」シリーズは、家の伝統で現代になっても忍者を続けている忍者一家の長男・主人公の陰守マモルが忍者としての任務でお隣に住んでいる幼馴染みの少女・紺若ゆうなを誰にも知られずひそかに守るというストーリーです。普段はグルグル眼鏡とボサボサ頭のダサい少年に変装しているマモルですが甲賀のくノ一・雲隠ホタル、伊賀の里からやって来た忍者の女の子・服部山芽、何でも斬ってしまう女剣士・真双津椿など本当は強くて格好良いマモルの正体を知っている女の子たちにモテモテになります。また、すご腕くノ一のマモルの母・桜子は陰守家の忍者としての勤めを果たすため、早くマモルと強い女性を結婚させようと陰謀をめぐらします。しかし、自分がモテることや女の子の気持ちがさっぱり分からないマモルは、いつも勘違いを繰り返し母や女の子たちを困らせるのです。 忍者嫌いの椿の兄・風衛門とバナナ好きなトラブルメイカーゆうながマモルと忍者の女の子たちを大いに振り回す「兄上が来る!」、恐ろしい陰謀のおかげで陰守家に居候できることになり喜ぶ雲隠ホタルとホタルの居候を必死に阻止すべく動く椿や愛里、山芽たちの女の戦いを描いた「ホタルの居候日記」、タイムスリップしたホタルと山芽が小さな頃のマモルに良い印象を与えようと奮闘する「あこがれのお姉さん計画!」の3本立てになります。女の子の気持ちに鈍いマモルに右往左往させられるホタル、山芽、椿、愛里たちの活躍がとても爆笑で大変面白かったです。また、天然ボケヒロインゆうなの独特なバナナワールドも最高でした。 ジャンルは忍者ラブコメディ。ラブコメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズコミックもありますDVDもでてます
2006年12月31日
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クラスメイトの山梨睦美がインターネットで手に入れた呪術道具「人形」にびっくりする美風と優夜。なんとなく面白そうだという理由で「人形」を買った山梨は、やはり面白そうだということで「人形」を優夜の額に貼り付け優夜を操ろうとします。しかし、山梨が「あたしのためにパック牛乳を買ってきなさい!」と優夜に命令しても「人形」はさっぱり効力を発揮せず、優夜を操ることはできません。「インターネットで買った物騒な呪術道具なんてどうせ偽物に違いない」と言いながら冗談半分で山梨に「人形」を使用する優夜ですが、「スパッツを大人しく脱げ」という優夜の無茶苦茶な命令に対して今度は効力が発揮されることになります。この成功に気を良くした優夜は、「人形」を使って美風を操ろうとしますが・・・。 「想いはいつも線香花火」シリーズは霊力が弱くて実家の御火速霊流炎術が使えない主人公の美ヶ速優夜が、霊力が弱くても使うことができる御火布津流炎術を学ぶため三姉妹の彩雲、美空、美風が暮らす高倉家に居候することになるというストーリーです。「美人の三姉妹と一緒に暮らせるなんておいしい思いをしやがって」と男子たちに妬まれる優夜ですが、長女の彩雲には修行という名の虐待を受け、三女の美風には変態扱いされて家の外の放置自動車で生活するように言われ、バラ色とは程遠い日々をおくっています。厳しい修行をしても優夜の炎術はなかなか上達しませんが、思春期の男の子らしくHな妄想を力に変えてしぶとく頑張ることになるのです。 「人形」(にんぎょうではなく、ヒトガタと呼びます)が原因で大騒動になる「学校の階段」、落ち込む美風を優夜がやさしく助ける「まごころの遁走曲」、次女の美空と優夜のデートに美風が怒り狂うことになる「とある双子姉妹の一日」の3編が収録されてします。1巻では虐待されてばかりだった優夜が今回は美風と良い雰囲気になったり、やっぱりHな優夜が原因で美風との愉快な格闘戦が繰り広げられたり、楽しいラブコメディの展開が大変面白かったです。 ジャンルは、霊力アクション・ラブコメディ。ラブコメディが好きな人にお薦めです。<終>想いはいつも線香花火シリーズ
2006年12月30日
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一週間の夏休みを終えて仕事に復帰したセシルとドロシー。車で移動中の二人は突然の銃声とパトカーのサイレンを聞き、事件がおこった現場に駆けつけることになります。そしてセシルとドロシーは何度も銃声が響く危険な建物に到着するのですが、二人とも防弾ベストと着ていない状態なのでドロシーが防弾ガラスの入った車の中に残って連絡をとり、射撃の得意なセシルが慎重に建物の中に突入することになるのです。しかし、セシルが突入した時にはすでに銃撃戦は終わっており、そこで呆然とした新米警官トム・ガルヴィンと以前からのセシルの知り合いの警官オドネルに出会うことになります。銃撃戦が行われた場所には刑務所を出たばかりの犯罪者たちの遺体とともに身元不明の若者の遺体も残されていて・・・。 「PARTNER」シリーズは、主人公のニューヨーク市警殺人課の刑事セシルとドロシーがニューヨークで起こる様々な事件を解決していくというストーリーです。男女でコンビを組んだセシルとドロシーは最初パートナーが異性であることに戸惑いますが、二人で協力して事件を解決するうちに互いを信頼し理解しあうようになりました。しかし、セシルとドロシーは互いに仕事上のパートナーとしての友情だけでなく男女の愛情も感じられるようになり、友情と愛情の狭間で悩むことになってしまいます。それでも次々と起こる事件は二人が悩みを解決するのを待ってくれず、今回も大変な事件が起きてしまうのです。 銃撃事件の現場には犯人を射殺してしまい衝撃を受ける新米警官トム、麻薬所持や傷害罪で逮捕歴がある犯罪者エリスとパットの遺体、そして推定年齢15~20歳ぐらいの身元不明の白人男性の遺体が残されてしました。セシルとドロシーはどういう状況で銃撃戦が起こったのか?身元不明の謎の遺体は誰なのか?捜査を開始することになります。また、銃が苦手なドロシーはセシルだけを危ない目に合わせてしまったことを後悔し、銃の訓練を始めます。誰が誰を殺すことになったのか?状況が分かりにくい銃撃戦でショックをうけるトムや遺体の一人一人の背景や事件の動機などを丁寧に調べて少しずつ意外な真相に迫っていく展開がとても面白かったです。もちろん仕事上のパートナー同士の愛情で悩むことになるセシルとドロシーの姿も良かったです。 ジャンルは、ニューヨーク刑事ストーリー。刑事ものが好きな人にお薦めです。<終>PARTNERシリーズ
2006年12月29日
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敵の妖力を吸い取ることができる竜鱗の鉄砕牙を使いこなすことに成功し、両足に四魂のかけらを持つ鋼牙とも合流して宿敵・奈落を追うことになった犬夜叉たち。その頃、奈落は人も妖怪もかまわず捕らえて食べてしまう妖の木・溶命樹に四魂のかけらを埋め込み陰謀をたくらんでいました。犬夜叉たちは村人から溶命樹の噂を聞きつけ、奈落と溶命樹が対峙する場面に間に合いますが弱点である心臓を取り出している不死身の奈落を倒す手段がなくそのまま奈落を逃がしてしまいます。一方、犬夜叉たちと同様に奈落を倒そうとしている桔梗と琥珀は、奈落の心臓を持つ赤子と魍魎丸を追っていてその途中で鋼牙と出会うことになります。奈落を追う犬夜叉たち魍魎丸を追う桔梗たちは、奈落と魍魎丸がにらみ合う緊迫したシーンに遭遇することになって・・・。 「犬夜叉」シリーズは、主人公の犬夜叉たちが妖怪に大きな力を与える「四魂の玉」を悪用しようとする奈落を倒すため、砕け散った「四魂の玉」のかけらを集める旅に出ることになるというストーリーです。奈落のせいで恋人の桔梗を失った犬夜叉、現代世界から時を超えてやって来た桔梗の生まれ変わりのかごめ、奈落によってやがては自分も吸い込まれてしまう何でも吸い込む風穴の呪いをかけられた法師・弥勒、奈落に家族を殺された珊瑚・琥珀の姉弟、奈落に妖狼族の仲間たちを殺された鋼牙、そして殺された自分の復讐を果たそうとする黄泉帰った桔梗など奈落に酷い目に合わされた者たちは何とか奈落を倒そうとしています。しかし、悪賢い奈落は弱点である自分の心臓を取り出して不死身となり、逆に犬夜叉たちを返り討ちにしようとするのです。ところが奈落が取り出した心臓・赤子と赤子が作った妖怪・魍魎丸が奈落を裏切り、奈落と赤子・魍魎丸は対立することになります。 奈落と赤子、魍魎丸の壮絶な戦いが始まる中、奈落を倒そうとしている犬夜叉たちもその戦いに巻き込まれることになっていきます。そして、激しい三つ巴の戦いはそれぞれに重大な結果を残すことになるのです。互いを吸収しようとする奈落と赤子、魍魎丸。奈落の心臓である赤子を倒そうとする犬夜叉たち。次々と攻守が入れ替わり、互いに切り札と策略を尽くし、危機と好機が入り乱れる迫力のアクション・シーンがとても面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>犬夜叉シリーズ(一部紹介)
2006年12月28日
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大地と里織奈は骸骨ナイフの呪いを解き、元の世界に帰るために仲間になったバスコダやコーニャたちと一緒に大航海時代のような異世界を旅しています。大地が見る呪いを解くための夢の導きにより夢と同じ海底火山の隆起のある特徴的な場所にやって来た一行ですが、それから後の手がかりが発見できず困ります。そんな大地たちの船の前にケストリアの奴隷船が現れ、大地は夢の中で自分がその奴隷船に乗っていたことを思い出すのです。しかし奴隷船と交渉することは難しく、ケストリア国が保護している船を乗っ取るわけにもいきません。仕方なく大地自身が奴隷となり奴隷船に乗り込むことになりますが、奴隷が自由に船の中を調べることができるはずなく行き詰ってしまいます。そんな時、大地は病気で寝込んでいる奴隷の子どもたちの面倒を看ることになって・・・。 「骸骨ナイフでジャンプ」シリーズは、主人公の中学生・天現寺大地と早瀬里織奈が骸骨ナイフの呪いで恐ろしい海賊たちがたくさんいる大航海時代のような異世界に飛ばされてしまうというストーリーです。大地と里織奈は、海賊の襲撃に遭いながらも異世界の無人島で知り合った大男バスコダやネガアール商会のお嬢様コーニャたちとともに旅をすることになります。そして、その旅の中で骸骨ナイフの呪いについて知ることになるのです。「大海賊ブラックモジャーが残した骸骨ナイフで自らを傷つけた人間は、骸骨ナイフの呪いにかかるとともに一年間不死身になる。そして一年以内にブラックモジャーの宝を見つけなければカラカラに干からびて死ぬ」。最初は半信半疑の大地と里織奈でしたが、実際に大地がケガをしない体になっていることが分かり骸骨ナイフの呪いを信じることになります。そして、二人は異世界で知り合った仲間たちに協力してもらい骸骨ナイフの呪いを解き元の世界に帰るための冒険の旅に出るのです。 大好きな大地くんと仲良くなろうとする里織奈ですが恋のライバルのコーニャが現れたり、大地が奴隷船に乗ることになって離れ離れになったりうまくいきません。一方、奴隷船に乗り込んだ大地は呪いを解くためのヒントを探すことより可哀相な奴隷の子どもたちを助けることを優先してしまい大変なことになっていきます。うろ覚えの航海術、一般的な食糧のない船、襲い来る海賊やケストリアの追っ手など困難な状況の中で奴隷の子どもたちを守り戦う大地の活躍がとても面白かったです。また、ありえない勘違いや思い込みでとんでもないことをしてしまうバカバカしくて愉快な展開が爆笑でした。 ジャンルは冒険コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>骸骨ナイフでジャンプシリーズ
2006年12月27日
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クラスメイトの白鳥祈梨のことが好きな鼓太郎。しかし、同じクラスになってから一ヶ月にもなるのに鼓太郎は祈梨と一言も話したことがありません。もちろん鼓太郎は祈梨と話をしたいのですが、彼女の声を聞くだけで失神しそうにドキドキするので近づくこともできないのです。鼓太郎は同学年の妹・琴子に相談し、「告白しないと何も始まらないよ」というアドバイスを受け祈梨に告白しようとしますが女子たちと一緒に着替えている途中の祈梨を見てしまい気まずくなってしまいます。そんな恋に悩む鼓太郎の前に笑い袋(フルル)、道化(ジェスタ)という魔物が突然現れ鼓太郎に襲いかかってきます。鼓太郎は、お人形さんのように可愛らしくて不思議な少女・鈴蘭に助けられるのですが、「どうして自分が魔物に狙われるのか?」を鈴蘭に尋ねたところ「説明したら、殺されてくれる?」と逆に問いかけられて・・・。 「初恋マジカルブリッツ」シリーズは、主人公の藤井鼓太郎が大好きな白鳥祈梨に恋をするというストーリーです。しかし、鼓太郎は体の中にある「リリスの神臓」のせいで魔物に命を狙われていて何度も死にそうになります。さらに鼓太郎を助けてくれたはずの少女・鈴蘭も鼓太郎を殺そうとしており、鼓太郎は困ってしまうのです。鈴蘭によれば鼓太郎が生き残るには祈梨と身も心も結ばれることが必要なのですが、気まずい状況で思い切って告白したばかりの祈梨といきなり身も心も結ばれるなんてできそうにありません。何とか仲良くなった鈴蘭に協力してもらい魔物たちと戦うことになる鼓太郎ですが、魔物を倒す方法がなく追い詰められていくことになるのです。 祈梨のことが好きな鼓太郎。そして、祈梨もまた鼓太郎のことが好きなのです。普通なら不器用でも愛し合う二人は互いに恋をして幸せになるはずなのですが、天動説世界の魔物と超魔術師の襲撃のせいで二人の前に次々と困難が訪れることになります。勘違いですれ違う二人、暗示をかけて勝手に鼓太郎の婚約者となり同居することになる鈴蘭、鼓太郎を殺そうとする魔物たちなど様々な障害に襲われながらも恋のために頑張る鼓太郎と祈梨が面白かったです。 ジャンルは学園アクション・ラブストーリー・ファンタジー。アクションやラブストーリーが好きな人にお薦めです。<終>初恋マジカルブリッツシリーズ
2006年12月26日
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ダナーク村の警察署長として赴任することになったイズー。一介の捜査官から二階級昇進、給料三割り増しで一応栄転なのですが、7年間ずっと首都警察の仲間たちと家族同然に過ごしてきたイズーにとっては愛着のある首都警察や仲間たちと離れることは不満でなりません。できることなら減俸になっても首都警察に残りたいイズーですが、警察上層部の決定に逆らうわけにいかず仕方なく世界最後の秘境と言われるとんでもない田舎のコスタバール県ダナーク村へ向かうことになるのです。舗装されてない道を荷馬車に揺られながらゆっくりとダナーク村まで進んでいくイズー。見渡すかぎりの田と林、どこかで牛がモーと鳴く声が響くのどかな田舎の風景が続いているのですが、そんな風景の中に突如として帚に乗って空を飛ぶ奇妙な少女ビーが登場します。魔法が日常的に存在する不思議なダナーク村にやって来たイズーの受難の日々とは・・・。 「ダナーク魔法村はしあわせ日和」シリーズは、あることが原因で首都警察にいられなくなった主人公のイズーファ・クライン22歳(通称 イズー)が突然田舎と魔法にあふれるダナーク村の警察署長になってしまい戸惑うことになるというストーリーです。ダナーク村はプライバシーが全くない田舎で女性の住人は魔女、また男性にも魔法が使える者がいるという不思議でとんでもない村なのです。ダナーク村の警察署長をすることになったイズーは一度も使用したことがない留置所、お昼を過ぎてもずっと寝ている正式な署員ギャラントと昆虫を愛するお手伝い職員シーカー、そして毎日時間どおりに終わる仕事など事件が全く起こらないのでいたってのんびりしている警察署にビックリすることになります。 イズーは田舎と魔法がいっぱいの驚きの毎日に戸惑うことになりますが、少しずつ村人たちとコミュニケーションをして受け入れられていきます。そんな中、事件が起きないはずのダナーク村で誘拐事件が発生し、イズーと村人たちは協力して村を守ることになるのです。閉鎖的でも人々が温かく、ものすごい魔法が日常的になっているダナーク村とその村人たちがとても面白かったです。また、田舎と魔法に振り回されながらも頑張るイズーの姿も楽しかったと思います。 ジャンルは、マジカル・コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年12月25日
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盗賊団ブラッディ・ファングの中で育てられた少女ルビーウルフは頭目のモルダや長老や手下の盗賊たち、そして盗賊団と一緒に生活している狼たちに可愛がられ幸せに暮らしています。元気に悪賢く育ったルビーウルフはドレスを着てか弱い娘を装い獲物となる人々をおびき寄せたり、時には盗賊たちとともに襲撃に加わったりりっぱな盗賊団の一員として頑張っているのです。しかし、そんな平穏な?日々は盗賊団を討伐するグラディウス王国の騎士たちによって突如として破壊させることになります。容赦なく殺されていく盗賊たち。ところが何故かルビーウルフだけは生け捕りにされ、丁重な扱いをされてお城に連れて行かれることになるのです。しかもグラディウスの人々はルビーウルフを「失われた王女シャティナ」と呼び、国を救うためルビーウルフに戴冠してほしいと懇願してきて・・・。 「紅牙のルビーウルフ」シリーズは、主人公の盗賊娘ルビーウルフが突然グラディウス王国の王女にされてしまうというストーリーです。家族同然の盗賊団を壊滅させられ怒るルビーウルフ。それだけでなく野性的な勘を持つルビーウルフは城にひそむ悪意ある陰謀にいち早く気づき、盗賊として殺された仲間の仇を討つため、そして悪政に苦しむグラディウスの国民を救うため戦うことになるのです。しかし、野生の勘で信用できると見極めた騎士ジェイドは少し頼りなく、ルビーウルフの持つ愛用の武器「導きの剣」も封印されてしまいます。ルビーウルフとジェイドはこの不利な状況を打開するためジェイドの師匠を訪ねることにしますが、剣と魔法を使いこなす手ごわい刺客や恐ろしい魔導兵器が二人の前に立ちはだかることになります。 最初は王女や女王になることを嫌がり、家族同然の盗賊たちを殺された復讐と自分の身を守るために戦うことになるルビーウルフですが、悪政により疲弊しているグラディウス王国を見るうちにグラディウスの国民も救おうと決意します。「国盗り」に協力してくれる仲間たちを集め、盗賊団の延長のような雰囲気で国を救おうとするルビーウルフの活躍が大変面白かったです。また、ルビーウルフをはじめ伝説的な魔法使いエリカ、隣国の王女ミレリーナなど強くて格好良い女性のキャラクターが魅力的でした。 ジャンルは、王道アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>紅牙のルビーウルフシリーズ
2006年12月24日
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勘違いでアリアにとんでもないことを迫った元聖職者ルイラムとルイラムに敵意を持つ物騒な魔女トファニアのせいですっかり荒廃してしまったオルレーユ城。主人のブラド卿からオルレーユ城のお留守番を任されたバンシーのアリアは、梁や柱が倒壊し家具や調度品は破壊され床はひび割れ天井に大きな穴が空いた無残な状態のオルレーユ城をブラド卿に見せるわけにはいかず頭を抱えてしまいます。しかもルイラムの孫娘ユシアだけでなくブラド卿の敵であるルイラムもオルレーユ城に滞在することになってしまい、ブラド卿に戻ってきてもらっては困る事態になってしまいました。アリアは、「オルレーユ城は宿敵ルイラムに乗っ取られてしまったので帰ってくると危険です。」という嘘で何とかブラド卿が戻るのを遅らせようとしますが、嘘を信じたブラド卿は城を取り戻しアリアたちを救うためルイラムを倒すヒットマンを送り込むことになります。妖精たちの呪いに始まり、城の修復やヒットマンの襲来などの困難を乗り切らなくてはならなくなったアリアたちは・・・。 「お留守バンシー」シリーズは、バンシーという家の管理や子育てをすることが得意な妖精の主人公アリアが主人のブラド卿から居城・オルレーユ城のお留守番を頼まれることになるというストーリーです。ところが前巻、ルイラムとトファニアが争った結果オルレーユ城はボロボロになってしまいました。そこでアリアは人間の職人たちを雇って城の修復をしようとします。しかし、一応見た目が人間に見えるバンシーのアリアやサキュバスのイルザリアはともかく、デュラハンのフォン・シュバルツェン、ガーゴイルのセルルマーニ、リビングデッドのフンボルボッチなどどう見ても魔物ばかりのオルレーユ城に人間の職人を招くわけにはいきません。アリアの発案で人間のふりを計画が発動するのですが、かなり無理のある計画なので皆大混乱することになります。さらにルイラムを狙うヒットマンまでやって来ることになり、オルレーユ城は大騒ぎを繰り返すことになるのです。 普通に修復するのではなく今までよりもセンスの良い城にしたいというアリアの我儘でオルレーユ城の住人たちは皆普通の人間の演技をしなくてはならなくなり大変なことになります。とりあえず人間のルイラムが城主役をするのは問題ないのですが小さな女の子に見えるアリアが皆を取り仕切るのには無理があり、メイド役の魔女トファニアはこの機会を利用してルイラムに復讐しようとし、デュラハンのフォン・シュバルツェンは持っている顔だけ隠して鎧の置物のふりをしようとして次々と正体がばれる危機が訪れます。問題が起こるとサキュバスのイルザリアが持つ清楚な女の魅力で職人たちの目を強引にごまかそうとしたり、やって来たヒットマンも無茶な演技で追い返そうとしたり、ものすごく無理のある計画を必死に完遂しようとするアリアたちの苦労と頑張りが大爆笑でとても面白かったです。 ジャンルは、魔物コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>お留守バンシーシリーズ
2006年12月23日
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片思いの天現寺大地くんと少しでも仲良くなりたい里織奈は、大地くんを含む女3人男3人で新しくできた遊園地・美浜シーランドへ遊びに行くことになります。友人たちの協力もあり、大地くんと一緒に遊園地を周ることになった里織奈。しかし、いきなり告白する勇気のない里織奈はとりあえず「だたのクラスメイト」から「ちょっとした友達」になれるよう奮闘することになるのです。ところが恋よりも食べ物に興味のある大地くんは遊園地のレストランで食べるカレーに夢中になったり、一緒に絶叫マシーンに乗っても絶叫マシーンに慣れる練習をしたにもかかわらず乗り物に弱い里織奈は気分が悪くなってしまい、友達としても全く良い雰囲気になれません。そんな時、迷子のオウムに導かれてお土産屋さんにやって来た里織奈と大地くんはそこで奇妙なナイフを見つけます。誤ってナイフで手を切ってしまう大地くん。その瞬間、大地くんと里織奈の目の前が歪み出して・・・。 「骸骨ナイフでジャンプ」シリーズは、主人公の美少女中学生・早瀬里織奈とそのクラスメイトの天現寺大地が突然不思議な異世界に飛ばされてしまい、そこで大冒険をすることになるというストーリーです。お土産屋さんで見つけた骸骨の模様が掘り込まれている奇妙なナイフには「偉大なる大海賊ブラックモジャー」の呪いがかかっていて、その呪いが原因で二人は異世界に飛ばされてしまうことになります。そうして異世界の無人島に飛ばされて混乱する里織奈と大地ですがバスコダ・カマンベールという変な大男と出会い、バスコダの力と情報でとりあえず無人島から脱出することに成功します。ところがその後、里織奈たちは恐ろしい海賊に襲撃されてピンチに陥ることになってしまいます。 女の子の気持ちに鈍感で食いしん坊でずんぐりむっくりな体格の大地。ちょっと頼りなく思える大地ですが、里織奈や周りの人々がピンチに陥るとかならず昔「~ちびっこ大会」で優勝したことがあるんだという意外な特技を発揮して大活躍することになります。里織奈の気持ちにはさっぱり気づかなくても冷静な判断、海賊と戦う勇気、様々な特技でみんなを助け冒険を続ける大地の活躍がとても格好良かったです。また、ところどころに散りばめられている異世界のバカバカしい設定や面白おかしい登場人物たちが大変笑えました。 ジャンルは、冒険コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>骸骨ナイフでジャンプシリーズ
2006年12月22日
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学園最強と謳われる図書部長・月詠読破を恐れる永命学園の生徒たちは、絶対に学園の図書室で暴れたりしません。ところが、どうしてかその学園の図書室で暴力事件が起きてしまうのです。図書室の平和を守るため読破は突然暴れ出した生徒を問い詰めることになりますが、その男子生徒は虚ろな瞳のまま読破にも攻撃をしかけくるのです。読破は彼のトレードマークというべき異常な硬度を誇る十字の鎖で縛られた不思議な黒塗りの本で男子生徒を打ち据えるのですが、男子生徒は足を砕かれても平然としています。黒塗りの本で男子生徒を何度も殴打することにより何とか生徒を止めた読破ですが、暴れた生徒の手の甲に奇妙な刻印を見つけてビックリします。新しく異界司書の見習いになった楠本綴は、そんな読破を手助けしようと声をかけますが「君にできることはない」と言われてしまい・・・。 「戒書封殺記」シリーズは異界司書である主人公の月詠読破が「戒書」と呼ばれる危険な本を悪用されないように守ったり、「戒書」を利用して悪いことをする者から「戒書」を取り戻すために戦うことになるというストーリーです。今回悪用されたのは中世ドイツの魔物が封じられているという「封魔録」シリーズ第二巻「ツヴァイ」。文字情報として封じられている「封魔録」の魔物は人間に読まれることによって少しずつ封印が解かれるので、魔物は「封魔録」を読んだ者に憑依して封印を少しずつ解放していくことになります。読破は解放が進むに連れてどんどん強くなる魔物と憑依された人間をできるだけ傷つけないように戦わないといけないので苦戦してしまうのです。また、綴は異界司書見習いとして何か自分にもできることはないかと悩むことになり、読破のことが好きな図書部副部長・樹睦美も読破を助けることができない自分をもどかしく思いながらも読破のために頑張ることになります。 読破と因縁のありそうな「封魔録」を影で操る謎の人物の暗躍により読破の過去が徐々に明らかになっていき、一人前の異界司書を目指す綴によって異界司書という不思議な存在がどういうものなのか?分かります。憑依された人々を傷つけることがない思いもかけないような「封魔録」の倒しを考える読破、異界司書という普通でない職業の見習いになって戸惑う普通の本好きな少女・綴などユニークな本アクションが面白かったです。また、異界司書としての才能が全くなくても好きな読破のために一生懸命頑張る睦美に好感が持てました。 ジャンルは、本アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>戒書封殺記シリーズ
2006年12月21日
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「無限回廊」に関わる恐ろしい事件から一ヶ月、穏やかな日常を取り戻したかに見える硝子と八重、ひめひめ、君子たち仲良し4人組みは学校帰りのカフェでデザートを食べることになります。プリンが大好きな硝子は十一回連続でプリンを食べているのですが、途中から乱入した先輩の速見殊子のさしがねで硝子とひめひめは特盛りプリンパフェ早食い対決を行うことになるのです。一方、城島晶や芹菜たちはクラスメイトたちと一緒にお昼のお弁当を食べたり、勉強をしたり普通の学校生活をおくっていました。ところが硝子や晶と同様平和な日常を過ごしていた柿原理緒の前に突如「無限回廊」が姿を現し、理緒に晶たちを裏切るように要請します。そうして対立することになる理緒と「無限回廊」。さらにその後、ひめひめが飛び降り自殺をするという衝撃の事態が起こることになって・・・。 「レジンキャストミルク」シリーズは、虚軸(キャスト)という平行世界に侵食されたことで欠落と異能を持つことになってしまった登場人物たちのストーリーです。主人公の城島晶は、父親が虚軸を操る謎の敵「無限回廊」関わったことで異世界から来た硝子と出会うことになりますが、同時に家族を「無限回廊」に殺されてしまいます。復讐を誓う晶はあらゆる犠牲を払って硝子をこちらの世界に留まってもらい、どんな武器でも作り出すことのできる「全一」(オールインワン)という能力を持つ硝子と協力して「無限回廊」と戦うことになるのです。また晶や硝子が通う学校には、「有識分体」の柿原理緒や「目覚まし時計」の速見殊子、「アンノウン」の佐伯ネア、「壊れた万華鏡」の舞鶴蜜など他にも虚軸に侵食された仲間たちがいて復讐だけでなく日常生活を守るためにも彼女たちに協力してもらって「無限回廊」の陰謀に立ち向かうことになります。しかし、虚軸の操作能力を持つ「無限回廊」はひそかに晶や硝子たちの周りの人々に虚軸を侵食させ、そうした人々を操って陰謀をめぐらします。晶や硝子たちは、虚軸と関わってしまったひめひめ(本名は姫島姫)たちを助け出そうと力を尽くすことになるのです。 今回、前巻では登場しなかった速見殊子や佐伯ネアが活躍することになり、柿原理緒も「無限回廊」と本格的に戦うことになります。無限と同一を世界に反映させるという晶たちの中では最強無敵の能力を持つ理緒、あらゆる虚軸を操り狡猾な陰謀をめぐらす恐ろしい「無限回廊」、嘘で満ちたでたらめな時を刻ませることで心を操作する殊子、どんなケガでも治してしまう佐伯ネア、そして何らかの手段で自殺に追い込むという謎の敵が持つ謎の能力。不思議な能力を操って戦う彼女たちのアクション・シーンが大変面白かったです。また、虚軸という非日常と対比して描かれる普通でない硝子たちの楽しい日常もとても良かったと思います。 ジャンルは日常・非日常学園アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>レジンキャストミルクシリーズ
2006年12月20日
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サトミは、所属するオカルト研究会からウチダ先輩のお尻に悪魔の尻尾があるかどうかを確かめるためにウチダ先輩を誘惑してズボンを脱がすように命令されます。全然知らない先輩を誘惑するなんて考えられないサトミは必死に嫌がるのですが、友人のアヤはそんなサトミを強引にウチダ・マコトと会わせて無理矢理サトミの制服のブラウスをまくり上げたりするのです。さらにアヤは暴れるサトミを押さえつけて「サトミを抱くために、おとなしくパンツを脱いでください」とウチダ先輩に無茶苦茶なことを迫ります。一方、天使の少女サクライは天使創世連合会が重要人物に指定しているウチダ・マコトに天使の活動を協力してもらうように説得する任務を行うことになります。サクライはかたくなに協力を拒否するウチダ・マコトを説得するためお泊りセットを用意して付きっきりでマコトを説得するのです。マコトのことが好きなイシダはこの状況に激しく動揺することになって・・・。 「世界は悪魔で満ちている?」シリーズは、主人公の目立つことが嫌いな少年ウチダ・マコトとマコトのことが好きになってしまった悪魔のイシダ・サヤが奇妙なきっかけで仲良くなっていくというストーリーです。この物語では、尻尾と様々な特殊能力を持つ悪魔と頭の輪っかと怪力を持つ天使が存在するのですが、どちらも普通の人間だった人々が突然覚醒しただけで悪魔が特に悪いとか天使が良いということはありません。しかし、悪魔は悪いことをして天使は良いことをするという先入観のある人々は悪魔になった人々を差別することになるのです。また、天使になった人々はやたらと正義感に燃えることになり他人の迷惑にも関わらず正義を行おうとします。悪魔になったばかりで戸惑うイシダを「脅迫」したことで仲良くなったマコトですが、仲良くなったイシダが悪魔として迫害されることを防ごうと頑張ります。しかし、ある事件でマコトに不思議な力があるという勘違いが広がることになり、マコトやイシダは騒動に巻き込まれていくことになるのです。 マコトに迫るサトミ、マコトと同棲するサクライ、この事態にマコトのことが好きなイシダは動揺を隠せません。もてもてのマコトですが、ものすごく現実的な性格なので大喜びするどころかイシダが悪魔であるという秘密を守ろうとサトミ、サクライを警戒することになります。そんな中、「悪魔喰らい」の手下たちが突然現れてマコトに危機が迫まるのです。ズボンを脱がすというバカバカしい特殊能力でマコトを守ろうとするイシダ、何の特殊能力もないけれどイシダが悪魔であることを秘密にしようと頑張るマコト、バカバカしくて楽しいマコトやイシダの活躍がとても面白かったです。 ジャンルは、悪魔・天使ラブコメディ。ラブコメディが好きな人にお薦めです。<終>世界は悪魔で満ちている?シリーズ
2006年12月19日
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「白骨遊戯」とは、犬神たちが何かここぞという時に物事を決める際行う儀式です。その場にいる犬神たち全員が参加し、用意した骨をルーレットに見立てて回転させて最初に「主人」を決めます。そして「主人」になった者は知恵比べでも体力勝負でも何でも良いから厳密な勝ち負けのあるゲームを提案し、参加者たちはそのゲームをすることになります。ゲームの結果最下位になった者は次からゲームに参加することができなくなり、そうしてゲームを何度も繰り返して最後まで勝ち残った者が「白骨遊戯」の勝者になるのです。できるだけ多く「主人」になった運の良い者は、自分の得意な競技を選べるので当然有利です。しかし、運だけでなく手ごわい相手の弱点をつくゲームを考えたりする戦略や全体的なバランスのとれた実力が必要なので勝者になるのは大変です。ようこと薫の10人の犬神たちは、たいていの願い事を叶えることができるという霊薬「願望充足汁」をめぐり「白骨遊戯」で対決することになりますが・・・。 「いぬかみっ!」シリーズは、主人公のちょっとHな犬神使い・川平啓太とそのかわいい犬神ようこが妖怪や変態たちに関わるおかしな事件を次々と解決していくというストーリーです。前巻では伝説の大妖狐や大魔術師が復活して犬神たちを統率している川平家中が大騒ぎすることになりましたが、今回は本編の続きというよりも番外編的なエピソードを集めたストーリーになっています。「白骨遊戯」で争う「女だらけのバトルロイヤル、犬神最強決定戦」、なぜかドッグトレーナーの先生になった啓太とその妻で女子高生のようこが名門女子校で愉快な学園生活をおくる「私立犬上女学院~奥様は女子高生編♪」、修行中の啓太とカエルの神仙・白山名君の交遊を描いたストーリー「邂逅、白山名君!世界はとっても広いんだけろ」、啓太とようこと犬神たちが『全てのカップルに嫌がらせをするもてない男の会』のバカバカしい争いに巻き込まれる「愛と恋の怒りの大爆発!」、みんなが幸せそうにお昼寝をする「こんな寒い日はお昼寝して」、薫の10人の犬神たちの美しい友情を描いたマンガ「なでしこのリボン」など6編とおまけの四コママンガが収録されています。 啓太を全裸にする最凶ゲームや今までの人間?関係が崩壊するのではないかと思われる恐ろしいゲーム、セクハラが原因で先生を辞めされられそうになる啓太、力は大したことがなくても頑張っている人間を守ろうとする心優しい白山名君、感動的なマンガなどいつもにも増してバカバカしい展開やとても感動的なストーリーなど番外編ならではの爆笑エピソードや思いもかけない脇役の活躍が大変面白かったです。 ジャンルは犬神ラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>いぬかみっ!シリーズコミックなどもありますDVDもでてます
2006年12月18日
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16歳の天才少年博士アレックスは、行方不明になっている同じ名前の祖父アレクサンダー・アルバート博士の代わりに孤児を引き取ることになります。祖父の友人の動物学者カシュー博士が地元の孤児をひきとって育てていたのですが、そのカシュー博士が亡くなったため「アレクサンダー・アルバート博士に養育をゆだねる」という遺言によりアレックス博士に連絡がきたのです。「子どもなんて無知で無神経で役立たずで、ぼくは子どもが大嫌いだ」と言うアレックス博士ですが、祖父がいたならまちがいなく孤児を引き受けるので家を任されている義務として孤児に会いに行くことになります。ところが孤児がいるという小屋は、人喰いトラがいるかのように厳重に警戒されていて孤児のリーは野生動物のように周りの人々を威嚇しています。アレックス博士は仕方なくリーを麻酔薬で無理やり眠らせて連れ帰ることになりますが・・・。 「ねじまき博士」シリーズは、天才だけれども人間嫌いの主人公のアレックス博士と野生児の少女リーが一緒に暮らすことになるというストーリーです。リーを引き取った博士ですが、ちょうどその時屋敷の家政婦や執事に休暇を出している期間だったため機械人形のジャックとともにリーの面倒を看ることになります。しかし、博士を警戒しているリーは人間の言葉が分かることを内緒にしたり、博士に見つからないように隠れたり、屋敷から逃げ出そうとするのです。さらに博士が女性嫌いだと知ったリーは、自分が女の子であることを隠そうとして騒動が起こることになっていきます。 天才なのに様々な常識にうとい博士とそれなりに頭は良くても野性動物のようなリー。二人を中心に巻き起こる愉快な事件や信じられない勘違い、そして物覚えがとても悪いけれど楽しい博士の友人オリビエや積極的すぎる性格のオリビエの双子の妹たち、不思議な機械人形などのおかしな登場人物たちが繰り広げるストーリーが大変面白かったです。また、最初は互いに警戒していた博士とリーが少しずつ歩み寄っていき仲良くなっていく展開が良かったです。 ジャンルはトラブル・コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年12月17日
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カンタン国王ギヨーム三世はエリックと別れて居場所のないミミのために舞踏会を開き、ミミを正式な養女として迎え入れようとします。しかし、ミミは少しでも早くエリックに会いたいので舞踏会には熱心に参加せず、それよりも騎士ピポに近衛隊に入れてほしいと頼み込むことになるのです。近衛隊に入り剣の腕をみがけば公女という身分の高い女性ながらマルグリット公国で将軍をしているベアトリスのようになることができ、エリックの役に立つことができます。そうなればエリックのそばにいることができるのです。ミミに幸せになってもらいたいと思っているギヨーム三世は当然ミミが騎士や傭兵になることを許すはずがなく、ミミと大貴族カルネー公爵の嫡子バティストを結婚させようとします。そんな中、クロティルドの王子になったエリックがマルグリット公国に攻め入ったという情報が入り・・・。 「鏡のお城のミミ」シリーズは、田舎育ちの主人公の少女ミミとカンタン王国の王子エリックが恋に落ちることになるというストーリーです。しかし、カンタン王国の王家にひどい目に遭わされたミミは王族であるエリックと付き合うことができません。エリックは王子という身分を捨ててミミとともに生きていこうとしますが、人々は元王子であるエリックを放っておくはずがなくそのために様々なトラブルに巻き込まれていくことになるのです。愛し合うミミとエリックはクロティルド王国で結婚しようとしますが、理不尽なクロティルド側の事情で二人は引き離されることになり遠距離恋愛が続くことになります。 ギヨーム三世はミミとバティストを自然にくっつけるためにミミとバティストの二人に協力してデミ女男爵の娘が抱えている問題を解決するように命じます。ミミは養女になることなくカンタン王国での居場所を作るためにもバティストと一緒にデミ女男爵の娘で友人でもあるナタリーに会いに出かけることになるのです。一方、エリックはクロティルド王国での勢力を得るためにマルグリットを攻撃しますが、そのために弟であるリヒャルト王子を怒らせることになりカンタン王国にいるミミにまで危険が迫ります。離ればなれになってしまったミミとエリックは、お互いに愛する人と少しでも早く会うことができるようにそれぞれカンタン王国とクロティルド王国で頑張ることになります。遠くにいる恋人と会うために一生懸命なミミとエリックの切なさと激しい愛が伝わってきてとても面白かったです。 ジャンルは遠距離恋愛ラブストーリー・ファンタジー。ラブストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>鏡のお城のミミシリーズ
2006年12月16日
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身を隠すため修道女となり、ジェラブシカ院長とともにユリ・スカナ王国の首都ガンダルクを訪れることになったカリエは、理由も告げられず突然真夜中の図書館に呼び出されます。カリエを呼び出したのは「黒の女王」という異名通り全身黒ずくめのユリ・スカナ女王バンディーカ。カリエは一国を背負う者のみが持つ威厳をまとったバンディーカに圧倒されてしまいますが、カリエの立場やユリ・スカナ王子イーダルのこと、そしてユリ・スカナ王国、ルトヴィア帝国、エティカヤ王国など各国の政治や歴史の事情とその未来について話し合うことになるのです。女王の未来を見通しているのではないかと思うほどの適格な判断と洞察力、時折見せる柔らかい老女の微笑みと少女のような笑い、人の運命を握り血の繋がった我が子の運命すらも冷たく見通す感情が欠落した王の顔などカリエはバンディーカの姿に人々の命を道具のように操る残酷な流血女神ザカリアを見たような気がして表情をこわばらせます。きらめくばかりの美貌と才知を誇り、多くの犠牲と血を流して国を貧困と飢えから救った女王バンディーカの過去とは・・・。 「流血女神伝」シリーズはギウタの皇女として生まれ、猟師の娘として育ち、ルトヴィアの王子アルゼウスの影武者となり、エティカヤでは奴隷から正妃になり、ザカールでは流血女神ザカリアの呪縛と戦い、そしてユリ・スカナで娘セーディラを出産して育てることになった主人公のカリエが自らの激動の運命と戦うことになるというストーリーです。流血女神ザカリアはカリエに次々と過酷な運命を与え、その精神を崩壊させて女神自身が復活しようと画策しますがカリエは女神に屈することなく過酷な試練を乗り越えていくことになります。子どもを守るために全てを捨ててユリ・スカナに逃亡することになったカリエですがザカール人の暗殺者に襲撃されたり、ユリ・スカナ王国の王位継承問題に巻き込まれることになったり、女神の魔の手はゆるむことなくカリエを襲い続けます。そんな中、偉大なるユリ・スカナ女王バンディーカに異変が起こりカリエ自身もその渦中に巻き込まれていくことになるのです。 流血女神ザカリアの恐ろしい力を借りて国を治めようとするネフィシカ、ルトヴィア帝国の皇后としてルトヴィアへ帰るのかユリ・スカナに残って姉ネフィシカや弟イーダルを助けるべきか迷うグラーシカ、多くの人々に王として望まれながらも自身の出生に苦悩するイーダル、そして死を目の前にして自分の後継者をどうするのか悩むバンディーカ。ストーリーは国を豊にするために過酷な道を歩んできた女王バンディーカの過去と王位継承争いに揺れるユリ・スカナ王家を中心に進んでいくことになります。女装をしたり世界各地を放浪する変わり者のイーダル、軍服を着て凛々しく国の抱える問題に立ち向かうグラーシカ、そして恋を引き裂かれた後変貌したというネシフィカ、などバンディーカの過去を通じて個性豊かなユリ・スカナ王家の人々の事情が分かり大変面白かったです。 ジャンルはサバイバル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>流血女神伝シリーズ(一部紹介)
2006年12月15日
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豹頭のグインは、顔を見られると有名なケイロニアの豹頭王であることがばれてしまうので元傭兵のミロク教徒と偽ってクムの都市に入ります。ミロク教徒はフードをかぶって顔を隠していても不自然でなく、さらに伝染病にかかってフードを取ることができないと言えば無理に顔を見ようとする者もいません。しかし、元傭兵と言い張っても人並みはずれた巨体を誇るグインはそこにいるだけで目立つことになり、興味本位の人々に何かと声をかけられて迷惑することになるのです。女騎士リギアのおかげでどうにか宿に泊まることができたグイン一行ですが、知り合いの大男ノーマドを探しているという傭兵スイランが訪ねてきて困ってしまいます。グインは病気で話すことができないという設定で演技をしていたのでグインの妻を演じているフロリーがスイランの応対することになるのですが「ノーマドさんではないんです。信じてください」と頼んでもスイランは信じてくれず・・・。 「グイン・サーガ」シリーズは、記憶を失い突然豹頭異形の姿で森に現れた主人公の戦士グインが敵の軍隊に追われている王子・王女を助けることになったり、大国ケイロニアの危機を救って王様になったり、その武勇と人望で大活躍するというストーリーです。しかし、隣国を救うため強敵と対決したグインは、その戦闘で再び記憶を失うことになってしまいました。記憶を失ったままで王様をするわけにはいかないグインは、記憶を取り戻すためにパロのリンダ女王に会いに行くことになるのですが、その途中ゴーラ王国の争いに巻き込まれているフロリー、スーティ親子と出会い二人を助けることになりました。グインは元パロ王子でグインの義兄でもある吟遊詩人マリウスやマリウスの幼馴染みで元聖騎士伯のリギア、そしてフロリー、スーティたちとともに旅をすることになりますが人々が集まる町や都市を移動するにはグインの豹頭が目立つことになり困ってしまいます。 豹頭であることを隠しきれなくなったグインは、苦肉の策で「豹頭王グインに扮する一座」として興行することになります。最初は旅芸人をすることに戸惑いを隠せないグイン一行でしたが、旅芸人としての才能あふれるマリウスをはじめ豹頭王の威厳と実力に満ちたグイン(記憶がなくても本物なのだから当然のことです)、クム風の露出した衣装を着て剣技をみせるリギア、様々な衣装を上手に自作するフロリー、観客の期待に応えてかわいらしく演技をする幼児スーティなど興行を重ねるたびに大人気になるのです。旅芸人としては素人のグインたちが本物の旅芸人に負けないように自分たちの特技を活かし、いろんな工夫をして頑張る姿がとても面白かったです。 ジャンルは旅芸人ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>グイン・サーガシリーズ(一部紹介)
2006年12月14日
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聖都サザンの街は、もうすぐ聖者エルド生誕祭を迎えることになり活気に満ちています。しかし、聖都防衛隊特務隊第二小隊(通称・マリア小隊)の隊長をしているマリアは、魔物を倒す際に周囲の建物を倒壊させたことで上司のグルマンに怒られてしまいます。しかも今回倒壊した建物が王立博物館というサザンにとって重要な建物であったことから「これでは防衛隊ではなくテロリストではないか!」とものすごく叱られマリア小隊は解散の危機に陥ってしまうのです。そうした中、落ち込んだマリアはボーン・ドラゴンとの戦いでミスをして死にそうになります。そんなマリアを救ったのは、特務隊第一小隊の召喚士ガルド。マリアは、大柄で無骨でありながら剣士としても召喚術師としてもスゴ腕でそれでいてやさしいというマリアの尊敬する父イエルに似ているガルドを好きになってしまい・・・。 「召喚士マリア」シリーズは、主人公のマリアが尊敬する父イエルのような召喚術師になるために聖都防衛隊に入隊し、召喚士として出世しようと奮闘することになるというストーリーです。しかしマリアは召喚術が未熟なだけでなく、ゲイの堕天使フレイムと融合してしまったりいろんな魔物が寄って来る魔物フェロモン体質になってしまったり、受難が続くことになります。また、ゲイのフレイムはマリアと同室の美少年剣士アルフレッドを狙っていて、隙あらばマリアの体を操ってアルフレッドを誘惑しようとするので気が抜けません。それでもマリアは、フレイムやアルフレッドやホムンクルスのナナ、サラマンダーのバーニィなどの仲間たちの助けもあり魔神を倒したり様々な事件を解決してきました。今回、遠征から帰還した第一小隊とともに祭りのパレードを警護することになるマリアたちですが、王子イスファンや魔神マルコキアスの狡猾な陰謀があり聖都サザンは大混乱することになります。 マリアはガルドのために一生懸命お弁当を作ったり、ガルドから召喚術を教えてもらったり恋や仕事に頑張ります。一方、マリアのことが好きなアルフレッドはそんなマリアを見て不安になり、フレイムはマリアやアルフレッドを見守ることになります。そして、生誕祭が近づくにつれ第一小隊には不穏な動きがあり、生誕祭当日に思いもよらない怖ろしい陰謀が始まることになるのです。驚きの方法で聖都サザンを崩壊させようとするイスファンやマルコキアスの陰謀を防ぎ、恋や戦いの中で力強く成長するマリアの活躍がとても面白かったです。 ジャンルは召喚アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>召喚士マリアシリーズ召喚士マリア短編集シリーズドラマCDもでてますマリアの父イエルが活躍するシリーズ(一部紹介)マリアの兄エルリクが活躍するシリーズ
2006年12月13日
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ゆうなが風邪をひいたので護衛を休むことができて喜ぶマモル。しかし、学校の帰りに団子を買おうとしているゆうなと出会ったことでマモルの休日は続くことなくすぐに終わってしまいます。そのゆうなは、イメージチェンジをしたのかウェーブのかかったふわふわ金髪で話し方もいつもと違います。マモルはちょっと変だなと思いながらも熱のせいか頭をぶつけたせいでゆうなの頭がおかしくなってしまったと勘違いして急いで金髪のゆうなを連れて家に帰ることにするのです。家に帰ったマモルはゆうなの頭がとうとう大変なことになってしまったと大騒ぎすることになりますが、桜子母さんや本物の紺若ゆうなが現れたことで金髪のゆうながラズベリート王国のユーナ王女という別人である判明して・・・。 「陰からマモル!」シリーズは、忍者である主人公の陰守マモルがお隣に住んでいる少女・紺若ゆうなを陰から守り続けるというストーリーです。ゆうなは何もない所ですっころび、すぐに厄介ごとに巻き込まれるというとんでもない天然系ぽけぽけ少女なのです。マモルは気を抜く暇もないゆうなの護衛という任務に苦労しますが、戦国時代から数百年にわたって紺若家を守り続けているという陰守家の伝統のため命令を出した殿様の藩が滅んで現代になってもゆうなを守っています。またマモルは普段忍者として目立たないようにグルグル眼鏡とボサボサ頭でさえない男に変装して任務を続けていますが、いざという時には格好良く活躍するのでマモルの正体を知る服部山芽や雲隠ホタルなどの女の子たちにモテモテです。しかし忍術は一流でも乙女心に鈍感なマモルは、いつも的外れな勘違いをして女の子たちを困らせることになります。 ユーナ王女は王女としての退屈な仕事よりも日本の観光がしたいのでしばらくそっくりな紺若ゆうなと入れ替わりたいと懇願します。ユーナ王女の願いを聞き入れてゆうなとユーナは入れ替わることになりますが、日本の一般的な常識やゆうなの演技が全くできないユーナ王女を護衛することになったマモルはいつも以上に苦労することになってしまうのです。さらに何者かがユーナ王女を狙っていてマモルたちはそうした陰謀に巻き込まれることになっていきます。そっくりさんと言っても性格や嗜好が全く違うゆうなとユーナ王女が突然入れ替わったことで起きる数々のトラブルが大変面白かったです。またマモルのライバル鮫之介が登場したり、大好きなマモルの役に立とうと互いに牽制しながら必死に報われないアピールを繰り返すホタルや山芽などの女の子たちの活躍もとても楽しかったです。 ジャンルは忍者アクション・ラブコメディ。アクションやラブコメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズコミックもありますDVDもでてます
2006年12月12日
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ボンボロボンボン♪という軽快なギターの音とともに現れる男。彼は黒い服に身を包み、赤いマフラーと髪をたなびかせギターを弾きながら登場します。そして、弱い者いじめをしている不良たちの前に正義の味方のように立ちはだかるのです。ところが彼は襲いかかってくる不良たちにすぐに殴り飛ばされ、ゴミの山に頭から突っ込んでしまいます。不良たちは倒れた男にさらなる攻撃を加えるため容赦なく蹴りを叩き込むのですが、男の知り合いである少年・紅は少しも焦らず様子を見守ります。やがて男は十分に殴られた後「お前らの青春をすべてぶつけきったか?だったら今度は俺の番だ!」と叫んで反撃を開始するのです。ピンチになるとどこからともなく現れる正義の味方、どんな悪も見逃さず絶対に負けない英雄。そんなヒーローになりきって戦うEMEエージェント月下英雄と彼のパートナーにされてしまった紅の運命は・・・。 「EME」シリーズは、妖怪や怪奇現象などの怪異を人々に知られないように闇から闇に葬り去る組織EME(エイト・ミリオン・エンジンの略)のストーリーです。主人公のEMEエージェント乾紅太郎(通称・紅)は、力場干渉能力という物体に触れず物を動かすことができる超能力を使って人間を襲う危険な怪物を退治したり、希少な妖怪を保護したり、また様々な超能力とやっかいな性格を併せ持つEMEエージェントたちに振り回されたりすることになります。今回、無理矢理に正義の味方にかぶれた月下英雄のパートナーにされてしまった紅は、月下の派手すぎる格好(車もヒーローものに出てくるような派手さです)や言動、そして何かと「ヒーローには後継者が必要だ。お前は俺の下で修行して新世代のヒーローになれ!」と強引にヒーローの弟子に勧誘してくる月下に振り回され困ってしまいます。 短編集の8巻です。正義の味方・月下のストーリー3編や自己暗示能力であらゆる人物になりきる虹橋乱、EME一の美女でいつも紅をからかって楽しむ巽蒼乃丞など今回もバカバカしくて楽しい登場人物たちが大活躍するストーリーがたくさんです。特にこの巻から登場する月下が大変面白く、彼がなりきる「チンピライダー」や「ボンクライダー」などのすごく変なヒーローや彼の弟子となってしまう少年の活躍が大爆笑でとても良かったです。 ジャンルは超能力コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>EME短編集シリーズEME長編シリーズ主人公が見習いだった頃のEME長編シリーズ基本的に短編集はコメディで長編はシリアスなストーリーになってます
2006年12月11日
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折り紙で作る「悪魔」は、ほぼ二頭身のデザインで二本の角、二本の耳、二本ずつの手足、翼や尻尾、鼻、舌、顎、さらに両手ともに五本ずつの指まで折り込まれている細かくて念の入ったアート作品です。折り紙に対してある程度経験があり、それなりに器用で折り図を記憶している人でも折るのには一時間かかります。折り紙初心者の人では折り図を見てもいったいどう折っていいのか理解できず、基礎がない人は一週間部屋にこもって頑張ってもまともな形に仕上げることができません。一方、競馬は何頭かの馬を鞭で打って走らせ着順を当てるというギャンブルです。走る馬は最高で18頭ですが行われるレースによって16頭だったり10頭を下まわったりすることもあります。また走る距離はそれぞれレースが行われる場所によって違ってます。こうした折り紙を折る時間と競馬のレースの時間がアリバイに使われていて・・・。 「スパイラル~推理の絆~」シリーズは、主人公の鳴海歩がブレード・チルドレンと呼ばれる謎の存在と関わり、ブレード・チルドレンによって引き起こされることになる殺人事件を解決していくというミステリーマンガです。この「小説スパイラル~推理の絆~」は、本編とは関係のない外伝的なストーリーになっていてブレード・チルドレンとは無関係の事件を鳴海歩や歩の兄・鳴海清隆が解決することになります。また、小説版では原作には登場しないヒロイン小日向くるみが主人公のストーリーもあり、小日向グループのお嬢様である彼女はおじい様の命令で鳴海清隆と結婚させられそうになるのです。変人の鳴海清隆を嫌っているくるみは、おじい様に推理勝負で鳴海清隆に勝つことができれば清隆と結婚しなくても良いと言われて喜ぶことになりますが鳴海清隆はくるみと結婚したくないにも関わらず勝負に負けてくれず、くるみは頭を抱えることになります。 小日向くるみと鳴海清隆の結婚がいよいよ迫り、くるみと清隆の恋人・羽丘まどか刑事は追い詰められていきます。しかし、鳴海清隆の弟・歩がくるみの手助けをしても良いということになり、くるみは気が進まないながらも小学生の歩に助けてもらうことになるのです。事件は競馬の結果を記入した折り紙で「悪魔」を折った後、被害者が殺されたというもので3人の容疑者のアリバイは折り紙と競馬で保証されています。くるみはアリバイトリックを解こうとしますが壁に突き当たることになります。本当は憧れているまどか刑事と兄・清隆を結婚させたくないと思っている小学生の歩、そして自分が天才すぎることで困っている清隆。ミステリーとしては変則的でしたが困った兄弟に振り回されるくるみの姿が面白かったです。また、まどか刑事に蹴り飛ばされる鳴海清隆が爆笑でした。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>小説スパイラル~推理の絆~シリーズ原作コミック スパイラル~推理の絆~全15巻セット
2006年12月10日
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城島晶と一緒に暮らしている城島硝子は、六年前この世ならざる世界「虚軸」(キャスト)からやって来た心を持たない機械人形です。そして晶は、硝子がこの世界に定着できるようにするために平穏な日常や人間としての感覚を捨て去りその欠落と引き替えに「固定剤」(リターダ)になりました。この世界に来た当初は動くことも話すこともできなかった硝子ですが、今では友人もできそれなりに学園生活を送っています。しかし、一見平穏な学園生活の裏側では「虚軸」と関わり異能を得た者たちが日常の世界を侵食していたのです。日常の世界を守ろうとする晶たちですが、事件の裏には六年前に晶の日常を破壊した「無限回廊」の陰謀があって・・・。 「レジンキャストミルク」シリーズは、あらゆる空想と願望の果てに産み出された世界「虚軸」(キャスト)に関わり、「欠落」と引き替えに異能を得た主人公の城島晶や城島硝子たちが現実世界を侵食する「虚軸」から日常を守るために戦うことになるというストーリーです。晶は、六年前に「虚軸」の操作能力を持つ謎の人物「無限回廊」によって両親をどこかの「虚軸」へ流されてしまいました。生き残った晶は別の世界から流れてきた硝子を利用し、宿敵「無限回廊」を倒そうとしますが次々と宿り主を変えて隠れ続ける「無限回廊」を見つけることができません。今回、平穏なはずの学園生活に「無限回廊」の魔の手が伸び、晶や硝子たちは「無限回廊」の陰謀と対決することになるのです。 「固定剤」の晶や「全一」城島硝子、「有識分体」柿原里緒、「壊れた万華鏡」舞鶴蜜など「欠落」と引き替えに異能を得た者たちは、人間を認識することができない代わりに自分の分身を作ることができたりテストの答えが全て分ったりものすごく不自然な存在です。彼らは日常生活を守ろうとしますが、彼ら自身が全然日常的な存在ではないので苦労することになります。機械人形なので感情がないと言いながら山盛りのプリンを美味しそうに食べる硝子、全教科の平均点を予想し全ての答えが分かるのに平均点を取り続ける晶など普通を装おうと頑張る?異能者たちが大変面白かったです。また、恐ろしい事件を引き起こす意外な犯人やその発端となるきっかけなど平穏な日常がそのままこの世ならざる世界に繋がって行くストーリー展開が怖ろしかったと思います。 ジャンルは、学園異能ホラー。ホラーが好きな人にお薦めです。<終>レジンキャストミルクシリーズ
2006年12月07日
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闇の闘技場で妖怪や怪物など現実には存在しないとされている生物を戦わせて賭博が行われているという情報が入ります。EMEのエージェントである紅は、保護指定のPC(フェノメノン クリーチャーの略。妖怪や怪物のことをEMEではそう呼んでます)を保護し、殲滅指定の危険なPCを倒すために地下闘技場コロシアムに潜入することになるのです。紅の相棒は時には絶世の美女・巽蒼乃丞だったり、時には清楚で可憐な後輩・桧絵馬茜だったりするのですが、毎日大忙しの紅には時間の感覚が分からなくなっています。そんな紅は任務の最中に「私と茜ちゃん、選ぶとしたら、どっちを選ぶ?」と究極の選択を突きつけられてしまうのです。さらに紅の前に全てがΩだという謎の超隣人・綾小路Ω(あやのこうじ オメガ)が現れて・・・。 「EME」シリーズは、妖怪や怪物や怪現象など人々に知られると大変なことになる怪異を解決し、闇へと葬り去る組織EME(エイト ミリオン エンジン)のストーリーです。主人公であるEMEのエージェント乾紅太郎(通称・紅)は、触れずにして物を動かすことができる超能力・力場干渉能力を駆使し人間を襲う危険な生物と戦ったり、希少な生物を保護したり、超能力を悪用する人間と対決したりすることになります。また、EMEのエージェントたちは皆それぞれ力場干渉能力をはじめエージェント アビリティと呼ばれる様々な超能力を持っているのですが、その性格は超能力よりも奇想天外で紅は周りの変人たちに振り回されてしまいます。怪異を葬り去るのではなく、怪異に弄ばれているのか怪異を弄んでいるのか不明な紅たちの日常はいつも可笑しなことがいっぱいなのです。 「EME」の短編集7巻になります。今回は「コロシアム!」と「コロシアム?」、「妖怪退治屋」と「妖怪料理人」、「一万円」と「千円」などセットとなるタイトルの短編が揃っています。究極の選択や究極に変な隣人に悩まされたり、時空を越えてやって来た聖徳太子から旧一万円をもらおうとしたり、EMEの先輩を自称する猫又の世話をしたり、ゲゲゲの鬼太郎の影響を受けまくった妖怪退治屋や美味しいものを作るためなら妖怪を食材にしてしまう料理人が登場したり、奇妙で楽しくて爆笑なエピソードが満載でとても面白かったです。 ジャンルは超能力変人コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>EME短編集シリーズEME長編シリーズ主人公の紅が見習いだった頃のEME長編シリーズ 基本的に長編はシリアスで短編集はコメディです
2006年12月06日
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思いがけずベオンレッド王の重大な秘密を聞いてしまったシンは、ベオンレッド王自身の「将来有望な竜部隊の隊員を殺すことはならぬ」というとりなしにより処刑されることを免れますが、その代わり家族であるラトキスやファナに会うことを禁じられてしまいます。シンが口を滑らせて王の秘密をしゃべったらラトキスやファナの命はないという脅しなのです。深刻な事態にシンは悩みますが最も信頼できるラトキスやファナに相談するわけにもいかず、悩みを抱え込んだことが原因で竜部隊の隊員と問題を起こしたり乗っている竜から落ちてケガをしたり失敗続きになります。ラトキスとファナは、様子のおかしいシンを心配しますがシンとなかなか会うことができず不安をつのらせるのです。そんな時、竜部隊の砦に聖竜の卵を狙っていたギィが現れ、都でも異変が起きることになります。シンと神竜ソルは、竜部隊の仲間たちとともに都へ緊急出動することになりますが・・・。 「聖竜伝」シリーズは、神竜の子どもソルになつかれた主人公の少年シンと頭の良いラトキス、家族を殺されたショックで話すことができなくなってしまった少女ファナたちが世界を創世したとされる竜王や恐ろしい太古の化け物を蘇らせて世界中を苦しめようとする宿敵メドースに関わり様々な冒険をすることになるというストーリーです。シンたちは神竜ソルの力を借りてメドースや太古の化け物と戦うことになるのですが、神竜といっても子どものソルの力は弱く戦いはピンチの連続になります。それだけでなく好奇心旺盛で神竜としての不思議な力を気軽に使うソルは、シンが所属する竜部隊の砦などの各地でトラブルばかり起こすのです。また、ソルは神竜の力を利用しようとする者たちにもつけ狙われていてシン、ラトキス、ファナたちはとても苦労させられることになります。 都では倒すことも追い払うこともできない不気味な黒い影が人々を襲っていていろんな竜を操ることのできる竜部隊でもどうしようもありません。シンは幻のような赤い服を着た謎の男に敵の目的や倒す方法を教えてもらい都を守ろうとします。しかし、宿敵メドースは世界を滅ぼすためにすでに動いており、世界を守るためにも砂漠の奥に眠る竜の遺跡でシンとメドースの対決が始まることになるのです。シリーズ一部完結編になります。竜王たちの思惑や太古の化け物の謎、そしてメドースの秘密など今までの全ての謎が明らかになるとともに衝撃のクライマックスが訪れます。世界を守るためにソルとともに宿敵メドースと戦うシン、シンを助けるために大きく成長し新たな挑戦をすることになるラトキス、ファナなどシン、ラトキス、ファナ3人の活躍と絆の強さが大変面白かったです。 ジャンルは冒険ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>聖竜伝シリーズ
2006年12月05日
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戦橋舞弓の前に現われた「神」を名乗る謎の存在は、舞弓の義兄・陸戦坂砲矢がクリアすることができなかったゲームを彼女にクリアするように命じます。舞弓の義兄・砲矢は4年前に謎の死を遂げているのですが、義兄の仇を討つことを誓っていた舞弓は義兄の遺志を継ぎ義兄を殺した「神」を倒すためにこのゲームに参加することになるのです。ゲームの内容は、神の妨害に負けず7日間の期限内に神が連れて来た白い怪造生物と黒い怪造生物をどちらか一方もしくは両方とも殺せば舞弓が勝利するというものです。しかし、もし白い怪造生物と黒い怪造生物が接触したり期限の7日間をオーバーすれば舞弓はゲームに敗北し、しかも世界までも滅びることになってしまいます。恐ろしいゲームなのですが、舞弓は尊敬している義兄と侍として正しく生きるためにゲームをクリアしようとしますが・・・。 「アンダカの怪造学」シリーズは、人間と怪造生物が一緒に仲良く暮らせる世界を作ろうと夢見てる主人公の空井伊依が困難にぶつかっても自らの夢をあきらめずに怪造学を続けようと頑張るというストーリーです。異世界から怪造生物を召喚するという怪造学ですが毎年召喚された怪造生物に人間が殺害されたりする事件が多数起こっていたり、怪造生物を危険な生物だとか便利な道具としか見ていない人々が大半を占めていて伊依の夢の実現はとても難しい状況です。前回の鳳凰事件で夢を叶えることの困難さを知った伊依ですが、今回は戦橋舞弓に命を狙われている小さな怪造生物を守ると同時に世界の滅亡も防ごうと奮闘することになります。 正義の味方や侍を自称する少女剣士・戦橋舞弓は世界の滅亡を防ぐために小さな怪造生物を殺そうとしています。しかし、怪造生物を友だちだと考えている伊依には世界のためといっても傷ついた小さな怪造生物を見殺しにはできません。そして、伊依は小さな怪造生物「梅子」と世界を同時に守るために舞弓に協力して「神」と名乗る黒甲冑を倒そうとすることになります。ところが「正義の味方は扉を破壊して派手に登場しなければならない」「怪造生物の知識が全くない」「私は考えることが苦手だから考えることはすべて君に任せる」と主張する舞弓と協力していくのは大変なことで伊依はそんな舞弓に振り回されながらも「神」の正体に迫ることになるのです。「怪造生物は友だちだから殺さない」伊依と「世界を守る正義の味方」舞弓という全く考え方の異なる二人が、時には対立し時には協力して苦労しながらも「神」の陰謀と戦う展開がとても面白かったです。 ジャンルは怪造アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>アンダカの怪造学シリーズ
2006年12月04日
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反星府組織「シンフォニア」のメンバーたちは、人格の数が多いほど富を築き名声を得ることができるという階級制度や選民意識を失くすため星府の治安維持組織「人格調和機構」と戦っています。しかし、「シンフォニア」メンバーの多くは「異常多声者」という複数の人格が対立したりする精神病の病人を抱えていたり、同じ組織でも思想の相違から連携がうまくいかなかったり「人格調和機構」との戦闘は苦戦している状態です。そんな時、「シンフォニア」の思想的な象徴でもあり五つの人格を持つラレン・シンクレイヴィアは、事態の打開を図るため自身が率いる異常多声者中心の部隊に伝説的な人物であるアラインの後継者を探すように命じます。命を受けた異常多声者のレイカー、リリン、シリウスたちは今の世界を変えられることを信じて小都市アラスに向かうことになるのです。一方、アラスでは人格を一つしか持っていないということで社会から迫害を受けている少年ソロと少女カノンが鬱屈した日々を送っていて・・・。 「多重心世界シンフォニックハーツ」は、住人すべてが多重人格者であることが常識だという惑星アーモネイディアを舞台としたストーリーです。そこでは人格を多く持っている者が全てにおいて優遇されるという階級制度や選民思想がはびこっており、人格を一つしか持っていない主人公のソロやカノンは酷い差別を受けています。少ない人格しか持っていない者や異常多声者、人格の数によって差別をするべきでないと主張する者たちも、そうした制度に反対していて反星府組織を結成し制度を推し進めるオーベルハイム政権を倒そうとしています。しかし、アーモネイディアでは実際の能力はともかく「人格を多く持っている=エリート」という思想が根強く、たいした能力がないにも関わらず人格が多い者が優遇されているのが実情です。ソロは「シンフォニア」と「人格調和機構」の戦闘に巻き込まれていき、多重人格者が発生する驚愕の真実や自身のルーツに迫ることになります。 異常多声者は人格同士がケンカをしていたり、人格の交代をスムーズに行うことができないのですが、その代わり超能力を持つ人格や超技術を操る人格を持ってたりします。こうした異常多声者と多彩な人格を効果的に操る者たちの戦闘シーンや会話が大変面白かったです。ただ、主人公のソロやカノン以外では登場人格?がとても多いので読みはじめは突然人格が入れ替わったりシーンなど少し読みにくかったように思います。上巻の終りが衝撃的な展開だったので下巻を読むのが楽しめです。 ジャンルは異世界アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年12月03日
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寮に住んでいる女子高生の木乃は、セーラー服を着て今日もしゃべる謎のストラップのエルメスと一緒に学園に通います。木乃は普通に平和な学園生活を送りたいと思っているのですが、なぜか正義の味方として宇宙を我が物としようとしている魔の軍団と戦わなければならなかったりするので毎日がとても大変です。遅刻したその日、木乃は遅刻を理由に権力に狂った生徒会に問い詰められピンチに陥ることになります。なぜなら木乃は緑のポーチの中に銃器をたくさん隠し持っていて、それがばれると校則違反になってしまうからです。そのピンチを「刀の貴公子」とか「ザ・辻斬り男」と呼ばれている静先輩に助けてもらうことになりますが、今度は静先輩と仲良くしたということで嫉妬に狂った女生徒が魔の陰謀で化け物になってしまい化け物退治をしなくてはならなくなるのです。木乃は最初化け物に襲われているのが生徒会の人々だったので全くやる気が出なかったのですが、「ヒーローはご飯をおごってもらえるよ」というエルメスの声を聞きすぐさま「謎の美少女ガンファイターライダー・キノ」に変身することになって・・・。 「学園キノ」は、四大魔王宇宙を退治すべく故郷の惑星を旅立ったキノと二輪車のエルメス、剣士のシズたちが補給のために立ち寄った惑星でその星の女神さまから強引に頼まれて星を蹂躙する四大魔王宇宙の手下たちと戦うことになるというストーリーです。キノたちは最初女神さまの頼みをきっぱりと断るのですが、頼みを断られてキレた女神さまの力で本来の記憶を封じられて疑似人格と都合よく再構築された記憶を与えられその意志に関係なく戦わなくてはならなくなってしまいます。キノとシズは女神さまの力でそれぞれ木乃、静として「謎の美少女ガンファイターライダー・キノ」や「サモエド仮面」に変身して戦うことになりますが、女神さまの不手際なのか故意なのか本来の性格とはかなり異なる奇妙な性格にされていて「キノの旅」を知っている読者たちを戸惑わせることになります。 この「学園キノ」は、作中では「キノの旅」宇宙編第二章の続きと記述されていますが、「学園キノは、キノの旅なんかじゃない。そしてそれ故にキノの旅じゃない」とカバーに書かれているように元々の「キノの旅」とは全く違うストーリーになっています。特にシズ様はサモエド仮面に変身すると変態的な行動や発言ばかりでものすごくバカバカしいです。いちおうパロディなのですが本来の「キノの旅」とは全然違うバカバカしさがいっぱいで大変楽しかったです。 ジャンルは学園コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>キノの旅シリーズ 「学園キノ」は「キノの旅」のパロディになっているので先に「キノの旅」シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2006年12月02日
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C大学の大学院に通っている山吹早月は、大学で同級生だった友人の船元繁樹のマンションを訪ねます。大学を卒業してからは船元と全く会わなかった山吹ですが、最近近くに引越ししたので遊びに来て欲しいという連絡がありさっそく遊びにきたのです。しかし、起きたばかりで腹が減ってしかたがないという船元は会ってすぐ食事とビールが欲しいと言い、山吹を部屋に残したままビールを買いにコンビニにでかけてしまいます。留守番をすることになった山吹はしばらく海月及介や加部谷恵美などの友人たちと携帯電話で話していましたが、「六階の部屋の鍵を開けてほしい」というN芸大生の戸川優と白金瑞穂に頼まれて即席管理人となっている船元の代わりに601号室のドアを開けることになります。ところが601号室の住人である町田弘司は宙吊り死体になっていて、鍵を開けた山吹は殺人事件に巻き込まれてしまいます。このことを知ったD2大学院生・西之園萌絵は事件の謎を解決するためにやって来て・・・。 Gシリーズは、親戚が警察関係者で以前にも殺人事件などの解決に関わった主人公のD2大学院生のお嬢様・西之園萌絵が学生たちとともに様々な事件を解決していくというストーリーです。事件を解決するのが大好きな西之園萌絵は、事件を聞きつけてすぐに山吹の所を訪れ萌絵に頭の上がらない刑事たちを従えて事件の謎を解き明かそうとします。しかし、この事件は奇妙なことばかりで萌絵たちは頭を悩ませることになるのです。被害者・町田弘司の宙吊り死体は、小さなフィギュアがたくさん散らばりペンキが塗られロープで固定されておもちゃ箱のように過剰に装飾されています。部屋は完全に密室になっていて、そのうえ一部始終を何者かにビデオで録画されていているのです。ビデオのタイトルは「Φは壊れたね」。死体は何故、装飾されているのか?ビデオを撮った理由とは?そして、犯人は?事件の謎に挑むことになります。 まず死体があったのは完全な密室です。鍵は被害者の部屋から発見され、合鍵は船元の部屋にありました。死因はナイフによる刺殺。そして、死体はロープで固定され第一発見者である戸川優と白金瑞穂が死体に触れています。おかしなことは、何故か長い時間をかけて死体に装飾がされていることと一部始終をビデオに撮っていることです。どう考えても第一発見者である戸川優と白金瑞穂が怪しいのですが、二人を犯人と考えてみても様々な矛盾があってすっきり謎を解き明かすことができませんでした。また、「Φは壊れたね」というタイトルの意味がとても難しかったです。これらの謎がストーリー後半いっきに明らかになっていくのですが、正しい解答によってもやもやした頭がすっきりとしていく過程が大変面白かったです。 ジャンルは密室ミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>GシリーズSMシリーズGシリーズは、SMシリーズの続編なので先にSMシリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2006年12月01日
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