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ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュアントワーヌ・シャトレ[2001]赤 CP90 以前1980円で売っていたので4本買ったワインです。07年の9月に一本、09年の2月に一本飲みました。今日飲んだ瓶は非常に良くなって来ています。07年に飲んだ時は正直言って80点、09年の2月で88点、今回は90点をつけました。但し2000円クラスのワインとしての点数です。古典的ブルゴーニュで若い時はタンニンが強く、果実感が無く、閉じて暗いワインでした。徐々にタンニンに丸みが出ると、果実感も出てきて美味しくなって来ます。香りも味も一級らしさが顔を出し始めたと言う感じです。ブルゴーニュのワインは実は沢山あって日本に入って来ているのは一握りの有名ドメーヌだけです。日の目を見ない蔵に眠っているワインは沢山あるのです。そういう意味ではネゴシアンの仕事は大事です。このネゴシアンのワインは時々特価で売っていますが、5年以上寝かせるとよくなる物が多いです。まあ絶対パーカーポイントがつくようなワインでは無いし、通常お勧めできる物は少ないし、今の流行のワインではありません。白は結構買って直ぐに飲める物もあるのですが・・・販売店資料よりアントワーヌ・シャトレが本拠地を構えるニュイ・サン・ジョルジュ。そこで造られているだけあって、このボディながらこの価格は、アントワーヌ社が持つ高い技術の象徴的なワインです。 ----試飲しました!-----果実の凝縮感もあって十分な果実味と、5年熟成を経た複雑な味わいが感じられました。酸味に柔らかさがあってコクとまろやかさもある、また、タンニンも余韻長くしっかりとしたボディを味わえます。ニュイ・サン・ジョルジュでこの価格、そしてこの味わいなら申し分なしかと思います。果実味豊かな上質ブルゴーニュです。お試しあれ!(試飲日:2007年9月) アントワーヌ・シャトレ社とは・・・ブルゴーニュの大手ネゴシアンとしてニュイ・サン・ジョルジュに本拠地をおき、フランス国内は勿論海外でも高い信頼を得ているブランド。世界中の航空会社30数社が機内サービス用のワインとして利用している、信頼あるネゴシアンです。じっくりしっかり楽しみたいなら、このボディ、決して役不足にはなりません!!高い品質をどうぞ。
2009/08/31
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価格更新!!【送料無料】[2004]シャンボール・ミュジニー/ドメーヌ・ジェラール・ラフェCHAMBOLLE MUSIGNY/DOMAINE GERARD RAPHET CP94何と税込送料込みで3900円です。これお買い得です。非常にチャーミングなワインでした。エレガントで癒されます。濃いワインではありませんが、04ですが酸が出しゃばらず、非常に良いバランスです。やや薄旨系とも言えますが、王道を行くシャンボールでした。香りも素晴らしく、ラズベリー、バラ、森の下草、獣の香りが芳醇に立ちこめます。ミネラルも豊富で適度なタンニンと果実味のハーモニーが素晴らしく、誰が飲んでも美味しいと思うワインに仕上がっています。販売店資料よりブルゴーニュのトップ生産者!言わずと知れたとジェラール・ラフェ!モレ・サン・ドニに本拠地を置くジェラール・ラフェは、フランスではシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最高の生産者の一人。あのパーカーから4ツ星を与えられ、『精力の魂』と言われたジャン・ラフェの息子で、2002年にドメーヌを引継いでいます。父の代から非常に恵まれた畑を所有し、樹齢の古い古木を多く所有しておりますが、多くのワインはネゴシアンに販売しているためドメーヌ元詰めは極僅かとなります。2002年に代がかわってすぐの2003年にはあのロバート・パーカーから98点という稀に見る高得点を獲得し、一躍その名をとどろかせました。
2009/08/30
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2002 CP88マキコレのクロード・マレシャルの2002年の白ワインです。期待して飲んだのですが、難しい状況でした。古酒に移行する過程のワインと言う感じです。果実味が落ちてきて古酒感が出始めているのですが、香りが無いのです。味的には非常にふくよかで美味しいです。しかし火打石香やハシバミ、蜜と言った香りが立って来ません。提供温度も低い様に思います。15度近くに上げれば香りが出てくるのだと思います。某レストランでご招待されて飲んだのでソムリエさんに色々言い難いので我慢して飲みました。丁寧なサービスの店で大きいグラスにほんの少量しか注いでくれません。少しづつ非常にマメに注いでくれるので、待っても中々温度が上がって来ません。ソムリエさんは良いサービスをしているつもりなので言い出し難くボトルは空になって行きました。
2009/08/30
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クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン [2003] 赤 750ml CP9003のジュヴレの一級が美味しかったので、手元にあった村名を開けてみました。良いワインですが、一級と比べると落ちますね。まあ1万クラスの村名と25000円超えの一級の比較ですからこの位の差は当然と言えばそれまでです。パーカーさんチームも流石にここら辺のワインはよく観察しています。村名は88点、一級は92点と4点差をつけています。デュガらしいし、03らしいワインですが、何か決め手を感じません。1万のワインですから濃くて当りまえ、美味しくて当りまえです。一級にある他には代え難い魅力が無い様に思います。最大の欠点は粉っぽいタンニンですね。一人で6時間かけて一本開けましたが、時間とともに良くなりません。スタートの華やかさが2時間位から無くなって地味なワインになって行きます。6人で一本飲むなら美味しいワインです。10年位待てばタンニンは変わるとは思いますが、それほど良くなるような気もしません。もう一本あるのを何時飲むか悩むワインです。 2003 Domaine Claude Dugat Gevrey Chambertin Wine Advocate # 160Aug 2005 Pierre Rovani 88 Drink: 2005 - 2012 $70-$90 (75) The 2003 Gevrey-Chambertin offers a nose of candied black cherries. A backward, firmly-structured wine, it reveals a concentrated core of sappy blackberries and dark cherries. Medium to full-bodied, this tannic effort is slightly dry and clipped in the finish. Drink it over the next 6-7 years.
2009/08/29
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サンクゼールは業務用食品問屋で有名な久世の社長の弟さんが立ち上げた会社です。1975年に斑尾高原で始めたペンションが始まりです。その後ジャムが有名になってワイナリーも出来ました。地域に根差した素晴らしいブランドを作り上げたと思います。このワインは北海道のケルナーを使ったワインです。当然買い葡萄かワインを買ったものだと思います。ケルナーは北海道で成功したブドウ品種でシャルドネや甲州種に無い魅力を持っています。このケルナーはオーストリーワインの様なふくよかさを持ったワインです。辛口ですが、余韻に甘さが残る、柑橘系の香りを持つ爽やかなワインです。和食にも合う良いワインだと思います。価格は2000円です。アルコール度数は11度と低めです。楽天での取り扱いは少ないようです。軽井沢や小布施、八ヶ岳等の直営店や百貨店等で買えるようです。
2009/08/29
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注目のオーストリア!銘醸地ヴァッハウ4大生産者の一人【クノール】[2006] リースリングフェーダーシュピール(クノール) CP881960年から変らない宗教画の様なエチケットのワインです。リースリングらしさはありますが、ふくよかさから言うとちょいと値段が高い様に思います。良いワインで、オーストリーらしさもあるのですが、ミネラル感が薄く、ニコライホフやガイヤーホフと比べると落ちます。2006 Emmerich Knoll Riesling Federspiel Wine Advocate # 177Jun 2008 David Schildknecht 86 Drink: N/A $30 (32) Also recommended, no tasting note given.Having finished picking the last day of October makes this by one measure among the earliest harvests on record here, "certainly," says Knoll, "since the early nineties, anyway." (In 2003, they began earlier but finished later.) While this year's Federspiel bottlings were by Knoll's admission "right on the border" of going over into legal Smaragd territory and required quick action during harvest, they nevertheless retain the requisite sense of lightness and refreshment. But if the harvest was relatively hurried, Knoll's approach in the cellar was anything but, and none of his 2006 Smaragd had been bottled yet when I tasted them last summer.
2009/08/28
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シオン 2008 CP87長野産のシャルドネを使ったワインです。リンゴ系の香りが強く、シャルドネとしてはイマイチな硬質なワインです。酒質も薄いので寝かせてよくなる感じではありません。この蔵だと3000円前後出さないと美味しいシャルドネに当りませんね。サンクゼール長野シャルドネ[2007]St. Cousair Nagano Chardonnay
2009/08/28
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2006年2月に買ったワインです。買ったころパッとしないムルソーでした。24本も買ったので困っていましたが、この瓶は良いです。やっと味が乗って来たと言う感じです。去年まで平面的で香りも弱くつまらないワインでした。白ワインで8年、買って3年半待って此処まで良くなるのも珍しいです。色は輝く黄金色、香りは火打石と蜜、洋ナシ、蝋、ピスタチオ、味わいは強いミネラル、ナッツ、蜜蝋、実に堂々としたムルソーです。酸も甘い余韻があって美味しいワインです。まだ沢山残っているのでこれから楽しみです。
2009/08/28
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ワイン王国ベストバイ・五ッ星!ロバート・パーカー絶賛エリタージュ サンタ・デュック CP862006年に買ったワインです。このワイン2005年に買ったのが美味しかったので06に数本買ったのですが、残念ながら期待と違って濃いのですが美味しく無く、セラーの肥やしになっていました。1000円クラスのワインですから寝かせる意味はないのですが、捨てるのももったいないので開けてみました。やはりNVのヴァン・ド・ターブルです。3年経ってパワーダウンして力抜けです。同クラスのリトル・ジェームスの方が熟成に耐えます。NVですが、毎年味は変わるので、瓶詰め年か輸入年でも入れてもらうと助かるのですが・・・2000 Domaine Santa Duc Heritage VDP de Vaucluse Wine Advocate # 145Feb 2003 Robert Parker 86 Drink: 2003 - 2005 $10 (10) The 2000 Heritage is a vin de pays from some of the estate's youngest vines. Made from 100% Grenache (all from the appellation of Gigondas even though Yves Gras calls it a VDP) it was aged in tank and bottled quickly to take advantage of its vibrant, straightforward, black cherry and raspberry fruit. Serve it slightly chilled over the next 1-2 years. As I indicated in 2001, Yves Gras, one of the most talented producers of Gigondas, is also offering wines under a negociant label called Santa Duc Selections. These offerings are made from purchased fruit, as opposed to the estate-bottled efforts that appear under the name Domaine Santa Duc.
2009/08/27
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FWRHタイユヴァンが絶対に手放さない、賞賛のローヌ!シャトー・デュック!コート・デュ・ローヌ・キュベ・シルヴィアンヌ[2002] 750ml28aug09P10 CP872800円位のワインですからこんな物と言えばそれまですが、もう力が落ち始めています。02の大洪水の年のローヌならではでしょうか・・同じ蔵の同じセパージュのコート・デュ・ローヌ・グラン・レゼルヴ 2002 シャトー・デュックが美味しかったので期待したのですがちょいとがっかりです。ボリューム感が無いと言うかエネルギーを感じません。無難にセパージュらしいワインです。最近ただセパージュらしいワインは2000円以下にして欲しいと思っています。このクラスの蔵ならセパージュを超えたワインを作って欲しいですね。飲んでいて楽しくなって来ない一本でした。04や06はもっと美味しいでしょう。コート・デュ・ローヌ・キュヴェ・シルヴィアンヌ[2006]年・シャトー・デュッグCote du Rhone Cuvee Sylviane [2006] Chateau d'Huguesシャトー・デュック コート・デュ・ローヌ・キュヴェ・シルヴィアンヌ [2004] 赤 750ml
2009/08/27
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シャトー ド フォンサレット コート・デュ・ローヌ ルージュ 2000 CP892年前は6000円位でしたが今や1万円です。年間250ケース位の少ないワインなので仕方ないのでしょう。ただ1万円だとちょいと高いですね。2000年はまだまだ元気で濃いいです。まだ固さも持っています。タンニンもしっかりしていて厚みもあります。飲み始めて6時間経っても香りが出きって来ないです。スパイシーさや茎らしさもあります。もう3年位待った方が良さそうです。2006~7年位に飲むか2012年位に飲むかでしょうか。眠っているように思います。 販売店資料よりシャトー・ラヤスは、コート・デュ・ローヌ地方のシャトー・ヌフ・デュ・パプ地区で最も優れたワイナリーの一つという評価を得ています。1880年にアルベール・レイノーがシャトー・ラヤスを購入したことが始まりです。1945年にシャトー・ド・フォンサレットを購入します。1978年に、後に"ローヌの神様"と呼ばれるジャック・レイノーが跡を継ぎ、名声を確立しますが1997年に急逝します。子供がいなかったので、当時、シャトー・デ・トゥールを経営していた甥のエマニュエル・レイノーが跡を継ぐことになりました。エマニュエル・レイノーは、丁寧な畑仕事と徹底的な収量の絞り込みを行い、名声を更に高める事に成功しています。収量はボルドーの1級シャトーでも30hl(ヘクトリッター)/haと言われていますが、ラヤスは僅か15~20hl/haです。また、シャトー・ヌフ・デュ・パプは13種類の葡萄の栽培が認められており、複雑性を出す為に数多くブレンドする造り手が多いなかで、グルナッシュを中心に4種類程度しか使わず、一線を画しています。エマニュエル・レイノーは現在、シャトー・ラヤス、シャトー・ド・フォンサレットとシャトー・デ・トゥールの3つのブランドをリリースしています。シャトー・ラヤスは10haの砂地の畑から取れます。ヌフ・デュ・パプの畑によくある小石はジャック・レイノーの時代に、反射する太陽光がグルナッシュの風味に悪影響があるとの理由で取り除かれとの事です。赤ワインはグルナッシュ100%でアルコール度数の高く、驚くほどの果実味があり、しかも滑らかな舌触りと長期熟成が持ち味です。白ワインはグルナッシュ・ブラン50%、クレレット50%の畑から作られ、豊かな果実味が印象的です。ラヤスのセカンドワインはピニャンで、原則グルナッシュ100%の赤ワインです。シャトー・ド・フォンサレットは12haの葡萄園を有し、赤ワインはグルナッシュ50%、サンソー35%、シラー15%から作られ、ラヤスよりは軽めに仕上がっています。白はグルナッシュ・ブラン80%、クレレット10%、マルサンヌ10%の畑から作られています。ラヤの醸造所で醸造と瓶詰めが行われています。シャトー・デ・トゥールはラヤスから2~3km離れた場所にあり、40ha程度の敷地があります。ラヤスに比べてカジュアルな造りになってはいますが、力強く豊かな果実味と凝縮感を持ち、コスト・パフォーマンスの高いワインに仕上がっています。2000 Chateau Rayas Fonsalette Cotes du Rhone Wine Advocate # 145Feb 2003 Robert Parker 89 Drink: 2003 - 2011 $62-$80 (58) The deep ruby-colored 2000 Fonsalette Cotes du Rhone offers gorgeously seductive aromas of sweet black cherry fruit intermixed with pepper and licorice. Medium to full-bodied, soft, and silky, it is best drunk over the next 7-8 years. A disclaimer is in order concerning the following tasting notes. While the bottled 2000s were easy to taste, the 2001 barrel tastings at Rayas were challenging because there was no electricity in the cellars. Rayas was one of many estates where electricity had been cut off by the floods of September 8 and 9. Hence, the tasting was conducted by flashlight ... a first in my 25 years of experience.It was hard to get a grasp of the barrel samples' colors when viewed by flashlight, but they appeared to be light to medium ruby. However, darkly pigmented wines are rarely produced at this domaine. There have been some deep-colored vintages of Rayas (1995, 1990, and 1989), but most are surprisingly weak in color, yet intense in flavor.Wine Advocate # 138Dec 2001 Robert Parker (89-91) Drink: N/A $62-$80 (55) The 2000 Fonsalette Cotes du Rhone, a blend of 60% Grenache, 25% Cinsault, and 15% Syrah, exhibits a dark ruby color as well as copious aromas of black fruits, balsam, and earth. Medium to full-bodied and rich, with sweet tannin, it should be a top-notch vintage for Fonsalette. The Cinsault came in at a whopping 16.5% natural alcohol, and the Grenache at 15%, so there is no lack of power or glycerin in this cuvee.
2009/08/27
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2007年産は軽やかな渋みと酸味が特徴です!癖になる味わいの旭洋酒さんの甲斐ノワール!ソレイユ 甲斐ノワール [2007] 2005 CP89美味しいワインです。適度な熟成感があって果実感もあって、楽しめます。ベリーA的なライトなワインですが膨らみもあってよいですよ。甲斐ノワール95%、メルロー5%*グラン・ムリ カットトマト缶 400g
2009/08/26
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90年代後半の濃縮系からよりエレガントなスタイルへグロ・フレール・エ・スール ヴォーヌ・ロマネ 2005 CP90去年の3月に飲んだ時とは印象が違います。もっと期待したのですが、力が落ちているというか、眠っているというか・・・去年は潜在力を感じたのですが、今は酸と苦みが強く感じられます。開けたては良いのですが、力の落ちるのが早い様に思います。グロ・フレールは濃い目のワインですが、この瓶に関しては濃さはあるのですが、奥行きが感じられません。タンニンも酸もしっかりしているので3年後に期待したいと思います。販売店資料より果実味豊かな赤ワインです。新樽100%使用しております。カシス・チェリー・ラズベリーなどのベリー系の豊かなアロマやジャムのニュアンス、なめし皮を思わせる動物的なニュアンスが少し混ざり合い、複雑性がある香りが楽しめます。トーストした樽の豊かな香りがアクセントとなっています。また、土地の特徴的な甘いカラメルを焦がしたようなふんわりとした、やさしいニュアンスがとても心地よいワインです。しなやかでいて、しっかりとしたタンニンが楽しめる人気ワイン!
2009/08/25
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○[35%OFF] マックマニス ファミリー シャルドネ カリフォルニア 2008 [ラベル不良] CP891500円ならお買い得なシャルドネです。かんきつ系やパイナップル系のヴィオニエの様な香りがあるのですが、ボディーは膨らみがあって価格にすれば濃いワインです。グラスワインとしては最適です。趣味で飲むなら同メーカーのヴィオニエの方が面白いでしょう。安っぽさのないお買い得なワインです。販売店資料よりこの価格ですが、果実は100%自家畑である 『リヴァー・ジャンクション・ヴィンヤード』 からの実は単一畑(といってもかなり広大な規模ですが)。一部をマロラクティック製法にて醸して後からミックスすることでワインに複雑味を与えています。綺麗な樽の香りにあるハーヴやスパイス、そしてライムやシトラスの感触を豊富に抱える果実味のミネラルが複雑味のアクセントになり、また味わいを心地よく纏め上げています。オレンジピールのホロ苦味と綺麗な酸味が全体にある甘みを上手にコントロールしており、1,000円台前半で楽しめるシャルドネとしてはお手本のようによく出来たワインです。造る側にセンスを、そしてまた手作り感を同時に感じさせるシャルドネが1,500円を切ってくるのは加州ではなかなか無い体験です。
2009/08/25
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【¥1000均一】[2008] コート・デュローヌ レ・ザベイユ 白 ジャン・リュック・コロンボCotes du Rhone les Abeilles Blanc Jean Luc Colombo CP88良く出来たワインです。ただしローヌの古いタイプの白ワインです。ローヌの古典的白ワイン好きには良いですが、現代的ワインやブルゴーニュのシャルドネファンには理解しにくい味かも知れません。もたつき感や苦味と言ったローヌ的複雑さを感じます。少し寝かせると変って来るでしょう。ソムリエ試験の勉強をしている人には良い教材です。2000 Jean-Luc Colombo Cotes du Rhone les Abeilles Blanc Wine Advocate # 138Dec 2001 Robert Parker 87 Drink: N/A $12 (12) A classy offering, the 2000 Cotes du Rhone Les Abeilles is a blend of Viognier, Clairette, and Grenache Blanc. It possesses delicious peach, honeysuckle, and citrusy fruit, light to medium body, excellent purity, and a clean, dry finish.
2009/08/25
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[2006]ピノ・ノワール CAROLINE'S ワイタキ・ヴァレーオストラー・ヴィンヤード 2005 CP94これ正直言って凄いワインです。95点にしようか悩みました。ニューワールドのピノで最も優れた一本です。ブルゴーニュの超一流ドメーヌの一級クラスに匹敵するワインです。私が飲んだのは05です。スクリューキャップですから熟成は遅めですが、おそらく3年後に飲んだら95点付けると思います。濃密で洗練されています。香りもクリーミーで素晴らしく、味も複雑で余韻も長いです。まあ騙されたと思って何処かで見かけたら飲んでみて下さい。凄いワインですよ。販売店資料より2005年物のコメントです●オストラーと言う言葉の響きがトラペのジュブレ「オストレア」と何となく似ているので選んでみました。というのは半分ぐらい冗談ですが、半分は本気。実際に試飲したときにはそう感じたんだから・・・。●香りはしっかり熟した果実味の固まり。しっとり感もあるのだけれどあまり開いていません。さらには樽由来?のタンニンの厚みを感じるちょっと堅そうなお焦げのニュアンス。そして中途半端なヴァニラっぽい甘さ。新大陸系丸出しという感じなのですが・・・・。●これが飲んでみると実にイケてる。香りからも何となく感じられますが、それ以上に酸がしっかりと効いている。味わいにメリハリがあるんですね。そしてタンニンも思っていたよりも軽い。むしろしっかりとミネラル感に満ちている。しかも余韻が長い。ちょっとフィサン~ジュブレ系でしょうか?唯一惜しむらくは各要素がストレートすぎるところかな?この辺りがブルゴーニュの強者と異なるところ。でもそのストレート、幾分手元で伸びるような・・・それぞれの要素を捉えてみるとポテンシャルは高い。2~3年寝かせて再評価する方が良いかもしれません。●イメージ的にはカレラのジャンセン辺りに似ているかな?と言う感じですが、そこまでは太くなくむしろ繊細さが光っている。USA風に言えば「ハンギングタイム」が長いのかな?じっくりと酸が熟成されている感じですね。具体的な数値はわかりませんがブルゴーニュよりも実質的には長いのではないでしょうか?結果的に糖度は上がりつつも酸がしっかりと残っている。違いは土壌だけなのかな?少し継続的にウオッチしてみたい、と言う「何か」を感じています。(2007.04.20 いのまた)●飛んで4日目。もうダメかな?と思ったんですが、ちょっとビックリ。樹齢の低さ(今日わかったんだけど)からは想像できない生命力。じわじわと来る、ピノです。「新大陸丸出し」とか「ジャンセン」とか言っていましたがゴメンナサイ、って感じです。実にピノ・ノワールしています。●これはやはり石灰質の土壌のせいなのかな?最近ピノ系のワインには、あまり果実味とかは期待せず、ぐっと来る、あるいはじわっと来る旨味をありがたく思う今日この頃ですが、そこいら辺を実に巧みに掬ってくる味わい。これはイイワインを紹介していただきました!(2007.04.23 いのまた) --------------------------------------------------------------------------------●インポータさんからの情報をゲット!です。 ■気 候寒暖の差においてはセントラルオタゴと似ており、例えば夏場の最高気温が30度を超える日であっても、夜間の温度は10度から5度程度まで下がる。特徴的なことは年間の平均気温はセントラルオタゴより4度低く、ブドウ栽培地としては最も冷涼な地であること。2007年1月の平均気温は16度、最高気温の平均でも22度程度しかなかった。一方、四季の寒暖の変化は緩やかで、春から夏そして秋(とりわけ秋は東海岸から暖かい風が長い間吹いてくる)の温度変化がゆったりとしており、ブドウは時間をかけて成熟を迎えることができる。また、セントラルオタゴでたまに見受けられるような糖度が一気に上昇する様な急激な気候変化は、ワイタキでは考えられない。収穫はセントラルオタゴの平均が4月上旬から始まるが、オストラーでは5月上旬から始める。降水量は低く平均で300ミリ程度(干ばつが激しいオーストラリアのここ2年間の平均レベル)しかないが、灌漑を少量に抑えることが可能となる要因として、土壌構成が石灰質であることが挙げられる。霜と結実不良の問題点はあるが、ワイタキの気候はピノノワールの栽培においてニュージーランドでは最も理想的な地区かも知れない。 ■土 壌土壌構成は3800万年前の地層が基底土になっており、貝殻の化石を大量に含む石灰の岩盤。表土は薄く小石の多いシルティローム。標高220Mの北東向き(北半球における南東向き)の緩やかな斜面で、植樹数は4167/ha ■醸 造90%除梗したブドウを破砕せずに開放タンクへ入れ、そのまま約1週間の低温浸漬を行う。野生酵母による発酵で、発酵中は1日2回のピジャージュを行うが温度コントロールはしない。発酵終了後に1週間のポストマセレーション。その後は新樽を20%含むバリックで12ヶ月の熟成。ビン詰めの際に軽くフィルターをかけるが、清澄は行わない。 2006 Ostler Vineyard Pinot Noir Wine Advocate Issue #176Apr 2008 Neal Martin 88 Drink 2008 - 2010 Although it takes a long time to develop in the glass, this Pinot Noir is worth the wait with a slightly leafy nose of black cherries, tomato leaf, iodine and violets. Medium-bodied with good acidity, this has a nice combination of crispness and silkiness, two virtues of great Pinot Noir. Lacks a little length, but this is still a highly pleasurable wine. Tasted October 2007. Drink 2008-2010
2009/08/24
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エグリ・ウーリエ グラン・クリュ ロゼ ブリュット[NV]【泡ものオススメ価格実施中】 CP87最高のシャンパンの作り手ですが、ロゼはイマイチですね。香りも味もまあまあです。9000円以上出して買う価値があるかと言うと疑問です。5~6000円位ならべたほめしても良いとは思います。クリーミーな泡とふくよかな香りはありますが、それで如何したの!!と言った感じです。心に響くものが何も無いと思います。6000円前後で他に美味しいロゼ泡は沢山あります。 販売店資料よりピノ・ノワール60%、シャルドネ40%から造られる。通常のブリュットクラスの数倍の価格がするピノ・ノワールの味わいが皆無の色付けだけ施したマーケティングとは一線を置くロゼ・シャンパーニュ。カシスや赤いベリーのニュアンス、ジャミーながらもきめ細かい酸と格別のシャンパーニュだけが持つミネラルがバランスを取っている一本。NV Egly-Ouriet Pere et Fils Brut Rose Grand Cru Wine Advocate # 180Dec 2008 Antonio Galloni 92 Drink: 2008 - 2011 $118 (118) The NV Brut Rose Grand Cru is a very serious wine. This intense Champagne flows onto the palate with intricate layers of small red berries, pomegranate, flowers and spices in a style that marries power to a decidedly pure, pointillistic expression of fruit. This is another wine that continues to grow in the glass in an utterly captivating, seductive style. Egly-Ouriet's Rose is best enjoyed with food, preferably over several hours, which will give readers the opportunity to experience this wine in its full splendor. The Rose is 60% Pinot Noir and 40% Chardonnay with the addition of still Pinot juice from Ambonnay that spent 48 months on its lees prior to being disgorged in July, 2008. Anticipated maturity: 2008-2011. This range from Francis Egly is one of the most impressive I tasted. Egly farms eight hectares of old-vine plots, the lion's share of which are in his home base of Ambonnay. The wines are made in a pure, unmanipulated fashion with no filtration in a style that clearly highlights the qualities of variety and terroir to the fullest. Readers will find more details as to the aging of the various bottlings and their disgorgement dates on the back labels. In short, I always look forward to drinking the wines of Egly-Ouriet and I can't recommend these Champagnes highly enough.
2009/08/23
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久しぶりに人の作ったフランス料理を食べて来ました。野菜が多く美味しかったです。合わせたワインは2002年クロード・マレシャル 白 サヴィニー・レ・ボーヌジェラール・ラフェ 2004年 赤 シャンボール・ミュジニーです。一皿目は鴨のムース2皿目は野菜と鳥のテリーヌ 3皿目は冷製スープ4皿目フォアグラのスープ仕立て5皿目スズキのポワレ6皿目 お口直しのグラニテ7皿目 仔牛のベーコン巻8皿目 デザートの盛り合わせ品数豊富でお腹一杯になりました。ご馳走様でした。ワインも美味しかったです。
2009/08/22
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野辺山の八百屋に松茸が並んでいました。国産も出てきていますが、相変わらず高いです。これは中国産です。お盆の前後はまだ料理屋さんも使わないので相場は一番安い様です。コルク栓と比較して大きさが分かると思いますが、この特大のつぼみで一本1100円でした。炭火で焼いて食べました。歯ごたえも良くとても美味しかったです。輸入の松茸は、秋になると高くなるので今が一番買い時です。【送料無料】中国産まつたけ(つぼみ)300gMまたはLサイズ(4~7本程度)すだち付き マツタケ/松茸 【送料無料】 輸入松茸(中国産)大サイズ(L・HAL)つぼみ・中つぼみ 250g
2009/08/21
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野辺山の八百屋さんにタマゴタケが出ていました。山で見たら素人の私には毒キノコにしか見えません。オレンジ色のディズニーの漫画に出てきて踊っていそうなキノコです。味噌汁、オヒタシ等で食べると出汁が出て美味しいそうです。御盆も過ぎてキノコの季節の到来ですね。
2009/08/20
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プイイ・フィッセ・レ・シュヴリエール[2004]ドミニク・コルナン(白ワイン) 2006 CP93このワイン実に爽やかなワインです。まるでロワールのサンセールの様な若草の香りがあります。葡萄はシャルドネですが、いわゆるシャルドネ臭くなくてとても良いと思います。酸も切れが良いのですが、強過ぎず飲みやすいワインです。はっきりとした個性があるので、このワイン好きになる人多いと思います。ただあまり売っていないのが残念ですね。楽天でも06は売り切れでした。販売店資料よりオスピス・ド・ボーヌのメタヤージュワインマコネ地区で秀逸な白ワインを生産するドミニク・コルナンは、ドメーヌ・ド・ラランドの当主で、1997年に葡萄園を引き継いで以来オスピス・ド・ボーヌのプイィ・フィッセの畑を任されるほどの実力を持つドメーヌへと発展させた実力者です。マコンに点在する計6ヘクタールの畑を所有しバイオダイナミックス農法によりこだわりのワイン造りを行っています、葡萄の木も樹齢の高いものが多く100年以上の古木もあります。このワイン、プイイ・フィッセ・レ・シュヴリエールは、ドミニク・コルナンがまかされたオスピス・ド・ボーヌの畑から造られるワインのうちオスピス・ド・ボーヌへ収めた残りをドメーヌ・ド・ラランドからリリースしたもの、つまりメタヤージュ(畑を借りてその地代を出来たワインで納める)ですね。オスピスの畑が4haで、彼の手元にのこるのは1.3ha分のワイン。全て樽発酵後新樽で約1年熟成、香ばしくてまろやかな果実味溢れる味わいのおすすめ白ワインです。
2009/08/19
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【参考上代の50%OFF!】カーヴ・ド・マンセイ クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ブラン・ド・ブラン 750ml CP92これはお買い得なワインです。泡も細かく持続力もあって、香りもまあまあ、ふくよかで酸が強過ぎず、誰が飲んでも美味しい泡だと思います。シャンパンと比べると、ふくよかさ故、若干辛口としては切れが悪いという事位でしょう。なかなか良い葡萄を使っていて泡を考えないで飲んでも良いワインだと思います。販売店資料よりブドウ品種: シャルドネ 80%、 アリゴテ 20% ブルゴーニュの伝統的スパークリング! シャルドネ主体のブラン・ド・ブラン! そんなコストパ最高レベルのスパーク! カーヴ・ド・マンセイが造るワインは、フランスの主要なワイン・ガイドに毎年のように掲載され、コスト・パフォーマンス に優れたワインであることが広く認知されています。 カリスマ的存在であるカーヴ・ド・マンセイの醸造家ベルナール・デランの渾身の作! キメ細かくて、持続的に立ち上るキレイな泡! 花の香りやパイナップルなどの豊満な果実味! シャキッ爽やかな泡がみずみずしい! シャルドネがたっぷりの果実味と力強さと気品を備えていてコクのある一品! 蒸し暑さを吹き飛ばすシャキ泡っ! マンセイは主要なワインガイドに毎年のように掲載されています! 特にフランスワインにもっとも精通するガイドの1つ「ギード・アシェット」の最新版にて5種類ものキュヴェが掲載! しかも、その中の2種類は「3ツ星」とさらにその中から選ばれる「クープ・ド・クール」を両方受賞するという快挙! この【ダブル受賞】に輝いたワインは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのラ・ターシュ&ル・モンラッシェなど、ごく限られたワインのみ!
2009/08/19
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2001 CP95何時もながら素晴らしいパストゥグランです。寝かせて良くなる数少ないパストゥグランの一本です。13度で飲み始めたのですが、温度が高過ぎました。獣臭と酸が強く感じました。直ぐにバケツに氷を入れて10度に冷やしました。10~11度で飲むと本当にバランスが取れて旨いです。酒質も薄いし、元々若飲み用に作られたワインですから、飲み方は難しいです。まあ安いワインの古い物ほど、スイートスポットが狭いです。この手のワインこそソムリエの腕の見せ所ですね。10度と言ってもグラスに注ぐと温度が上がるので実際飲んでいるのは12度位と思います。色は鮮やかなルビー色、香りは獣、バラ、ローズヒップ、こけもも、森の下草、味わいは綺麗な酸、柔らかいタンニン、エレガントな果実味、美味しいだし汁の利いた癒し系の余韻の長いワインです。何時もながらグロフィエのパストゥグランは最高です。隠れた銘酒と言うか、ACブルや村名、特級には出てこない世界があります。若いうちも果実味がたっぷりで美味しいですが、5~8年寝かせると別世界になりますね。ちょいと気難しい所がありますが、そこがまた良いと思います。私のストックもこのヴィンテージはこれで終わりです。楽しみました。販売店資料より≪2001年ブルゴーニュ・パストゥ・グラン試飲鑑定≫ 色はしっかりガーネットで濃い。ふちは赤紫がちょっと落ちてきて、落ち着いているが、まだまだ十分に若々しい。 最初は還元臭が香りの本体をカバーしているが、樽だしの赤ワインでつけこんだブラックチェリーの香りはなかなか濃厚、ココアやアニマルな風味が混ざって、揺らすと熟成した森の下生えの湿ったニュアンスが、そろそろ本番入りなのが分かる。 果実のふっくら感、まるみのある酸味、渋みはまったりと重さがあって、口の中でブドウの日当たりのよさをしっかりと感じることができる。果実の厚み、タンニンの分量と大きさが飲み応えのバランスを見事にとっていて、うまみやミネラル感がジュワッと広がる。 これが、パストゥ・グラン?とは信じられない豊かさは、肥った果実と樽の見事な融合を楽しませてくれる。余韻のフルーツとチョコのフレーヴァーが、う~ん、うまい酒を飲んだと大満足じゃ。値上がり前にわしも買うかな。ウハハ、内緒内緒。 /veritas鑑定ノートより
2009/08/18
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ヴァン・ド・ペイ・デ・ラルデシェ[2005] メルロー CP88ヴァンサン・パリはコルナスの新星とも言える作り手です。パーカー評価も高いです。非常に良いワインを作る蔵ですが、個人的には濃過ぎて好きではありません。ニュータイプのローヌと言うか、パーカー高評価を狙った濃い目のローヌです。これはヴァンサン・パリのスソモノです。いわゆるボルドーのメルローらしさは全くありません。濃さと熟成感が適度にバランスしたワインです。結構このワインが好きな方は多いでしょう。私はやっぱり好きになれませんが・・・メルローと言うより、重いグルナッシュとでも言うか、スパイシーさの無いシラーとでも言うか、悪く言うとボッテっとした暑苦しいワインです。良く言えばフルボディーで果実感があって、酸が弱く、濃密なワインです。香りも熟れたプラムの香りがあって美味しいです。
2009/08/18
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ボルドーメドック2級シャトー・グリュオー・ラローズ[1998] CP95素晴らしいワインです。太く強いのに甘いタンニンが美味しいです。サンジュリアンらしい濃厚でジューシーなワインです。香りも芳醇、味は濃密、正に飲み頃のグランクリュだと思います。07年には6000円以下で買えたのですが、今は9800円クラスになってしまいました。どちらにしろ、価格に見合ったワインです。先日飲んだ97と比べると圧倒的にパワーも酒質も上ですね。誰が飲んでも美味しいと思えるカベルネの傑作です。色は濃い目のガーネット、香りは芳醇でブラックベリー、カシス、杉、ベーコン、スパイス、ハーブ、革、味わいは甘い強いタンニン、ジューシーで豊かな果実味、綺麗な酸、ふくよかなボディー、非常にバランスよく、複雑で、適度な熟成感があって飲み頃感があるワインです。美味しい一本です。1998 Gruaud Larose Wine Advocate # 134Apr 2001 Robert Parker 88 Drink: 2004 - 2016 $50-$100 (45) Gruaud-Larose has fashioned an elegant, less rustic wine than previous vintages. The color is a healthy dark ruby/purple. The bouquet offers aromas of plums, black raspberries, and cassis. Stylish, with medium to full body, sweet tannin, and excellent purity as well as overall symmetry, it will drink well between 2004-2016. Wine Advocate # 128Apr 2000 Robert Parker (90-91) Drink: 2006 - 2020 $50-$100 (45) This wine, which revealed astringent tannin last spring, has fattened up, expanded its mid-palate, and the tannin has become sweeter and better integrated. A black/purple color is followed by intense aromas of cherry liqueur, cassis, smoke, dried herbs, and leather. Heady, ripe, medium to full-bodied, and authoritatively flavored, this effort has good weight and overall balance/harmony. Its tannin should ensure two decades of longevity. Anticipated maturity: 2006-2020. Wine Advocate # 122Apr 1999 Robert Parker (87-88) Drink: 1999 - 2004 $50-$100 The question mark denotes the presence of elevated, astringent tannin in this wine's finish. Otherwise, it is well-made, exhibiting a deep ruby/purple color, sweet, pure, black currant fruit, medium body, and an angular mid-palate. Four to five years of cellaring may be beneficial, but this wine will have to be watched carefully in case it begins to lose its fruit.
2009/08/17
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1985 CP932007年の12月に買ったワインです。2008年の11月に一本飲んだのですが、その瓶は良いワインでしたが、村名クラスの宿命の様な物を感じました。そこそこ良いのですが、2時間で落ちてしまいました。この瓶は以前飲んだ瓶より良いです。非常に密度があって香りもよく素晴らしいジュヴレの古酒です。香りも厚みがあってカブトムシの香りがします。味わいもふくよかで複雑で一級クラスの力を感じます。3時間経っても落ちて来ません。リコルクしていない古いワインですから、瓶差があるのは当然です。一本だけでは実力は測れませんね。08年の11月の瓶は8000円クラス、今日のこの瓶は15000円クラスの味わいです。旨かったです。 販売店資料より13℃前後で抜栓し、1時間くらい置く。濃く沈んだ暗いガーネット色、菫、薔薇、ハイビスカス、カシス、グリオット、ブラックベリー、プラム、黒オリーブ、赤身肉、レザー、鞣革、黒胡椒、香菜、丁子、バニラビーンズ、杜松の実、タイム、ローズマリー、木材、コーヒー、シガー、茸、武夷岩茶、腐葉土、ヨード、森の下草湿った土、黒い土、1985が素晴らしい年ということは重々承知しているが、ここまで濃く沈んだ色合いを持ち、土そのものをイメージするほどに力強いとは予想だにしなかった。ドライとフレッシュが混在する花とフルーツのノートに硬さと強靱さを感じ、戸惑っている。信じられないほどに若い。友人達も訳が分からずパニックを起こしているようだ。先日、中田氏が来店されたときに聞かなかった為、何処の物か分からないが、これだけクラシック・スタイルでしっかりとした物を造れるところはざらにはないだろう。時間が経ち少し開き出すと滲み出るような旨味と出汁が効いたような肉・革系のニュアンスに頬がゆるむ。そして、様々なハーブ(黒胡椒、香菜、丁子、バニラビーンズ、杜松の実、タイム、ローズマリー)が香り立ち複雑でスパイシーな味わいを加え、木材、コーヒー、シガー、茸、武夷岩茶、黒い土などがジュブレイ・シャンベルタンらしい土と黒の世界を演出している。驚くほど、若く、強靱で、豪華なワインです。これが、ルー・デュモンのラベルではなくメゾン・ルロワと貼ってあっても違和感は全くないだろうし、1級クラスの格落としであっても不思議とは思えない。じっくりと時間を掛けて、ゆっくりと楽しむべき物だろう。そうすれば、長く綺麗なアフターを含め、もっと色々な世界を見せてくれる素晴らしいワインだ。今回、飲んだときは16~17℃だと思うが、20℃近くまで上げても崩れるどころか、真のブルゴーニュというべき素晴らしい世界を見せてくれるだろう。 2007.12.8
2009/08/16
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メオ・カミュゼ マルサネ [2003] 750ml CP93バックヴィンテージで手に入れたワインです。リリース直後に飲んだ瓶より旨いですね。リリース直後は濃いワインですが、カミュゼのACブルと大きくは違いませんでした。5000円越えはちょいと高いと思いますが、価値のあるワインだと思います。実に味が乗って来ています。まさに飲み頃の第一期のピークと言う感じです。いまだ乳臭い香りがあります。03らしい濃いワインで果実味が濃く分かりやすいワインです。誰が飲んでも美味しいと思うワインだと思います。薄旨好きにも美味しく思えるエレガントさを濃いのに持っています。此処がこのワインの凄い所です。ニューワールドのピノ好きにも納得出来るピノだと思います。まあ癒し系や薄旨系のワインが好きな人が進んで買うワインではありませんが、誰が飲んでも旨いと思えるピノをブルゴーニュでも作る必要はあると思います。そんなワールドワイドに評価されるに堪えるワインだと思います。
2009/08/15
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2004 CP93先日飲んだシャンガンより切れがあります。まあここら辺は好みですが、私はこのガレンヌの方が好きです。ジャン・リケールらしい大柄でミネラリーなピュリニです。値段的にも5000円以下ですから文句ないでしょう。ピュリニーの一級らしいワインをお探しの方には良いと思います。輝く麦藁色、スモーキーで強い火打石香、甘い蜜の香り、熟れた洋ナシ、味わいは強いミネラル、厚みのある果実味とボディー、複雑で強いエキス分、濃い中でも切れの良い酸、バランスの良い、適度な熟成感のあるシャルドネです。ニューワールドでは出てこない、クラシックなブルゴーニュとも違う、新しいブルゴーニュの世界を感じます。
2009/08/14
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今日は武川町のふるさと祭りに行って来ました。とても楽しいお祭りでした。缶ビールを久しぶりに5本も飲んで汗を沢山かきました。武川は山梨の米どころです。食味特Aの米を作っている町です。他にも超古木の桜も有名です。今回は「ばんばひろふみ」さんのコンサートと花火があるので、非常に魅力的なふるさと祭りになりました。村の中学校のグランドでビンゴゲームやコンサート、盆踊り、花火とコンパクトですが、フルコースのお祭りでした。屋台も地元の焼きトウモロコシ、サイコロステーキ、等があって美味しかったです。プロのテキヤの屋台より地元の産物を地元の人が料理する屋台は楽しいですね。コンサートは最初は多少しらけていましたが、バンバさんが皆の知っている歌をドンドン歌って徐々に乗って来て盛り上がりました。ヒット曲の「いちご白書」「SACHIKO」をはじめ、「冷たい雨」他の人の曲で「風」「戦争を知らない子供たち」等を歌ってアンコールもあって短い時間でしたが、楽しいコンサートでした。高速が渋滞して大阪から5時間かけて来たかいがあったとご本人も仰っていました。最後の花火は目の前で上がって、頭の上に本当に降って来る花火で迫力がありました。駐車場も近くに沢山あるし、席も沢山用意されていて、人ごみを見に行く東京のイヴェントと違ってのんびり出来て良いお祭りですね。無料でこれだけのものが楽しめるのは地方ならではでしょう。
2009/08/14
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2000 CP94素晴らしいヌフです。ヌフを超え、ローヌを超えた良いワインです。香りもよく、複雑さもあって、ブルゴーニュの特級やボルドーの2級クラスと十分互するワインです。こんな美味しいワインが5000円以下で買えるのはローヌだけでしょう。色は濃い目のルビー色、香りはブラックチェリー、熟れたプラム、カブトムシ、ハーブ、スパイス、 味わいは太く濃く甘いタンニン、しっかりした酸、濃密な果実味、ふくよかなエキス分、濃いのにスルスルと喉を通って行きます。熟成感もあって素晴らしいワインです。2000 Vieux Donjon Chateauneuf du Pape Wine Advocate # 145Feb 2003 Robert Parker 91 Drink: 2006 - 2016 $35 (35) The 2000 Chateauneuf du Pape represents an educational tour of the southern Rhone, in particular, Chateauneuf du Pape. It possesses all the appellation's classic components ... underbrush, garrigue, licorice, pepper, lavender, sweet black cherries, and incense. Extremely perfumed and heady, this full-bodied, moderately tannic offering comes close to matching the mass and blockbuster power of the 1998. Firm tannin in the finish suggests a long aging curve. Given my experience with Vieux Donjon, most of the classic vintages hit their peak at 7-8 years, where they remain for 5-6 years. Around age 15-16 they begin a slow decline. The 2000 should follow that path. Anticipated maturity: 2006-2016. One of the classic Chateauneuf du Papes of the appellation, the proprietor (the Michel family) makes an uncompromising, long-lived wine that is remarkably consistent from vintage to vintage. My buying history with this estate goes back two decades, and I have enjoyed virtually every vintage I have purchased. At present, I'm working my way through the last of my 1985s and 1990s, and then I'll attack the 1995s, and in a few years, the extraordinary 1998s.Given the realistic pricing of Vieux Donjon, this wine should be purchased by the case.eRobertParker.com # E2003Jan 2003 Robert Parker 91 Drink: 2006 - 2016 The 2000 represents an educational tour of the southern Rhone, in particular, Chateauneuf du Pape. It possesses all the appellation's classic components ... underbrush, garrigue, licorice, pepper, lavender, sweet black cherries, and incense. Extremely perfumed and heady, this full-bodied, moderately tannic offering comes close to matching the mass and blockbuster power of the 1998. Firm tannin in the finish suggests a long aging curve. Given my experience with Vieux Donjon, most of the classic vintages hit their peak at 7-8 years, where they remain for 5-6 years. Around age 15-16 they begin a slow decline. The 2000 should follow that path. Anticipated maturity: 2006-2016. Wine Advocate # 138Dec 2001 Robert Parker (90-93) Drink: 2005 - 2018 $30 (30) The two component parts of the 2000 Chateauneuf du Pape were tasted. The first reveals fabulous concentration, large-scaled, blockbuster power, and notes of pepper, leather, tapenade, and blackberry/cherry fruit. The other cuvee was more opulent, but just as full-bodied, emphasizing pure black fruits and less spice/roasted notes. Anticipated maturity: 2005-2018. ~インポーター資料~~世界の極上ワインより~アペラシオンで最も古典的で昔ながらのスタイルの作品を造っているミッシェル家は引き続き妥協を知らないほど長命で一貫性を持ったワインを生産している。暗いプラム紫色をした2001年は挽いた胡椒、ラベンダー、ローストしたエルブ・ド・プロヴァンス。牛肉からでる血、クランベリーなど壮大なプロヴァンスブーケを誇る。芳香のあるこのワインは甘くて幅のあるフルボディの味わい。程ほどに強いタンニン、見事なまでの濃密さと噛み応えを見せている。最近の偉大なヴィンテージは2003,2001,1998,1990,1978年である。
2009/08/13
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フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノー ブルゴーニュ・ルージュ [2007]750ml 2005 CP92味が乗って来て良いですね。3000円のACブルですが、力があります。テロワール感を除けば十分村名クラスです。人気のレシュノーですから05は流石にもう売っていません。06や07はまだ市場にあるようです。このワインは05と言う良年の恩恵を受けて何時ものACブルの完全にワンクラス上です。04のニィイ・サン・ジョルジュより力は上を行っています。ただ複雑さとか余韻に関しては村名の方が上だなとは思います。色は綺麗なルビー色、香りはラズベリー、バラ、獣、赤身肉、味わいは円熟味のある果実味、柔らかい酸とタンニン、甘い余韻、バランスの良い楽しいピノノワールです。土臭さもあって良いワインです。
2009/08/13
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クリストフ・ペロ・ミノClos Vougeotクロ・ヴージョ2002 CP88去年も飲みましたが、去年の瓶は酸が強くバランスが悪かったのですが、将来性は感じました。この瓶は酸のバランスは良いのですが、ペロ・ミノ節を感じません。15000円クラスのペロ・ミノの特級らしさが感じられません。、まだ暗いワインです。2日目の方が美味しいので潜在力もあるし、将来性もあります。でも圧倒されるような美味しいペロ・ミノに数回出会った私としては満足できませんでした。香りもある程度良いし、ワインとしても複雑さやボディーはあります。でも人を惹きつけるような魅力もないし、もう一度12000円前後で売っていても買う事はないでしょう。保管やロットの問題かも知れません。販売店資料より醸造上の特徴は、2度という極低温での10日~14日の長いマセラシオンにある。果皮に含有される水分が膨張・氷結して細胞膜を破壊し、アントシニアンがマスト中に効率的に溶出する。「9度以上では酵母が働き、本当の低温マセラシオンではない。」そして、CO2による酸化防止とラッキングの廃止による、アロマ保持の最大化です。彼は瓶詰めする前に決して澱引きはせず、マロラティック発酵完了後、1樽当たり30mlだけ二酸化硫黄を加える(長い注射針を用いて直接澱の中に注入する)。品質にこだわり、人工的な処理を何も介さないワインつくりをする人がみなそうであるように、彼も、清澄処理も濾過処理も一切しない。< 以下、ロバート・パーカー氏著『世界のワイン』より抜粋 >将来スーパースターになる可能性を秘めているものについて語ろう。クリストフ・ペロー=ミノ(アンリの息子)の名は、リニエ、デュガ、ルーミエなどと同じくらい有名になるであろう。私は、このドメーヌを去るとき、ムルソーにあるアルノー・エンテのドメーヌを離れるときのように興奮した。
2009/08/12
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クリオ 2007 CP917月13日に飲んだのは同じバロ・ミロですが、ナルボーでした。発注したのがクリオで酒屋さんの伝票もクリオになっていたのでクリオだと思って飲んでブログにもエチケットを確認せずにクリオと書いてしまいました。後から配送違いが分かって、先日飲んだのはナルボーだと分かったのです。まあ同じ作り手の同じヴィンテージでムルソーの村名で、クリオは北のヴォルネイ寄りで、ナルヴォーは南西のピュリニー・モンラッシェよりと言う違いです。と言う事で、間違いに気がついてクリオがやっと来たので開けてみました。今飲むとクリオの方が美味しい様に思います。ムルソーらしい蜜感もクリオの方が強い様に思います。ただどちらも若いので、1年待って飲み比べしてみないと実力は分かりません。どちらにしろ言えるのは、辛口白ワインとしては良く出来たワインですが、鑑賞用の大物のムルソーのイメージはありません。数名の方が大変高く評価しているので、1年後の様子を見たいと思います。
2009/08/11
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dancyu (ダンチュウ) 2009年 09月号 [雑誌]8月6日発売のダンチュウに九段下の東京タヴァーンが載っています。小さい記事ですが探してみて下さい。ちなみに東京タヴァーンはお盆の13・14・15・16はお休みです。かがり火は16・17・18日が休みです。この8月は暑さや雨で暇なのでよろしくお願いします。
2009/08/10
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【参考上代の50%OFF!】マコン シャントレ [2006] 750ml ドミニク・コルナンマコン シャーヌ 2006 CP91これは良いマコンです。蜜感があります。モタッとしたマコン臭さも少ないです。酸の切れがよく、ミネラルが出しゃばらない、温度が上がっても蜜感で楽しめる、そういう意味では非常に良いです。06と言う良年の恩恵を受けたバランスの良いシャルドネです。芳醇な香りが楽しめればもっと良いのですが、1600円クラスのフランスのシャルドネとしては秀逸です。
2009/08/10
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【カレラ】セントラル・コースト・ピノ・ノワール[2007](赤)375mlハーフボトル CP92良く出来たピノです。何時もそれなりに美味しいです。キャンディー香があるのがブルゴーニュとの違いでしょうか。07でもう美味しいと言うのも凄いと思います。色はやや薄めのルビー色、香りはラズベリージャム、キャンディー香、赤身肉、味わいは甘酸っぱく、チャーミングなピノです。タンニンも果実味に隠れて、酸も綺麗です。酒質は左程強くないので翌日にはへたれます。カリフォルニアのピノの代表ですね。誰が飲んでもとりあえず美味しいワインです。酸の多いピノが嫌いな方にはお勧めです。
2009/08/10
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ルネ・アンジェル ヴォーヌ・ロマネ[2002] 2004 CP93これは良いワインですね。素晴らしいピノだと思います。残念な事はタヒチで心臓麻痺のため49才で他界されて04がラストヴィンテージだと言う事です。この暑い時期に飲んでもへタレません。温度が上がると駄目になるピノが多いのですが、このワインフラットなままついて来ます。これは結構凄い事です。栓を抜いて冷房の無い部屋で5時間、液温25度以上になっても冷たかった時と変わらず美味しいです。等身大で味が変わって行くだけです。ちょいと吃驚ですよ。一言で言えば薄旨系の部類に入るワインでしょう。ただ凄くバランスが良く、果実味がエレガントで余韻が長く良いですよ。熟成感もありますが、若い時から美味しかったのでしょうね。バラやラズベリーの香りも長続きします。愛すべきヴォーヌ・ロマネです。大変気に入りました。販売店資料より●ルネ・Eのラストヴィンテージ2004!玄人好みの静かな味わい。もうこの味わいは体験できないのかと思うと・・・。ルネ・アンジェルの2005年、飲んでみたかったな・・・・。●感想・・・・ やっぱり2004年は好みだ~!うっすらと甘さを感じさせる赤い果実味。幾分オリエンタルチックなハーブの香り。しっかりとしながらも滑らかなタンニンの味わい。・・・幾分こなれてきたところもありますが、しっかりとした風格を保った久々の村名ヴォーヌ・ロマネです。・・・・って事なんですがやっぱり2004年。ごく僅かアフターに残る青っぽさ、が非常に残念。食事とか合わせて飲めば気にならないと思うけど、ワイン単独でじっくりと観察してしまうと、もとがいいだけにやっぱり気になる・・・・。あと5年ぐらいは十分に寝かせて美味しそうになるけれど、この2004年的痕跡は残りそうな気がしちゃう。これがなけりゃリアルワインガイド番外編的には今飲んで91点ポテンシャル92点なんだけどな・・・・・。と、瞬く間に一本空いてしまいました。(2008.02.02 いのまた)●・・・予想を上回るオイシサに、思わず追加してみました。で、もう一度飲んでみたのですが、このボトルにはあまり青っぽさがありませんでした・・・スルスルと飲めます・・・・。●バーガウンド.comでコメント見つけました。 「Spicy, elegant and nicely pure black cherry and plum aromas combine with racy, precise and sweet light to medium weight flavors underpinned by dusty tannins and a delicious, punchy and moderately long finish. This will benefit from 5 to 7 years of cellar time. Tasted: Jan 01, 2006 Score: 86-89 Drink: 2009+●この2004年のワイン、バックにフィリップへの追悼文が書かれています。残念ながら・・・・フランス語読めません。やはりバーガウンド.comのコメントですが2004年の事に少し触れていますのでご参考までに・・・・ 「As readers may have heard by now, the larger-than-life Philippe Engel passed away last May at the age of 50, leaving behind many shocked and grieving friends and family members. He will be dearly missed by everyone who knew him and those who were devotees of his wines. His brother Frederic Engel, who has worked periodically at the domaine in the past, received me on this visit and explained that the future of the domaine is in question, and indeed it may very well be sold. Engel explained that because of inheritance tax issues, the domaine's holdings will probably be leased to someone for a few years but whether it would be a lease with a sale kicker or exactly what form the transaction might take was too soon to say. And because of the timing of Phlippe's death, the 2005 crop was sold off as grapes so there will be no wine from the domaine in 2005. Similarly, Engel could not say whether there would be one for 2006 or whether other arrangements, such as the lease possibility I noted already, would be made. The 2004s reviewed here were vinified by Philippe and a long term employee of the domaine essentially did the elevage by himself.」
2009/08/10
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リュリー・メジエール[2005](白)ドメーヌ・ヴァンサン・デュリュイル・ ジャンティアル 2007 CP91良いワインですが、まだ若いですね。この作り手の赤ワインは大好きです。リュリーとは思えない果実味とエレガントさがあって、チャーミングなワインです。白はベビー・モンラッシェと呼ばれていますが、07に関して言うとより柔らかくムルソー的です。ミネラルがあって酸もバランスよく、適度な飲みごたえのある良いワインです。価格的にもう少し安いとバンバン飲みたいのですが、ちょいと良い値段ですね。07が安めに楽天に登場するのを待っています。
2009/08/09
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東京ぐび呑みワインと言う本にタヴァーンが紹介されました。7月下旬に発売された様です。非常に細かく紹介されています。他にも立ち飲みのワインバーや面白い店が多数出ています。
2009/08/09
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マックマニス・ファミリー ヴィオニエ [2007] <白> <ワイン/カリフォルニア> CP91カリフォルニアの1600円クラスのヴィオニエとしては良く出来ていると思います。香りもやたらとパイナップルやライチー、トロピカルフルーツ系の物ではなく落ち着いています。カレラのヴィオニエより良いかも知れません。ローヌのワインを思わせる本格的なヴィオニエで、熟成には不向きな葡萄ですが、このワインなら1年後が面白そうです。ミネラルと酸がしっかりしているので、結構持ちそうです。
2009/08/09
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シャトーメルシャン城の平カベルネソーヴィニヨン[2004]750ml 2005城の平の05のカベルネが金賞と言う事で本当にメルシャンさんおめでとうございます。金賞取ったのは05ですが、まだ市場には04しかありません。9月発売だと思います。城の平は数回お邪魔しましたが、本当に手間とお金のかかった畑です。畑と言うより実験農場と言った感じです。これだけ手間暇かけても良いカベルネが毎年出来ない、日本の気候・風土でカベルネの栽培が何処まで難しいかを物語っている畑です。今までのコンクールで金賞を取ったカベルネは山梨ワインさんの「カベルネ・ソーヴィニョン七俵地畑収穫2005」だけです。このワインは今も眠っている大物です。メルシャンの城の平も05を今年の秋にリリースすると言う事は既に4年経っています。瓶熟3年というボルドーでもお目にかかれない熟成期間です。(04が売れないから発売が遅れたたと言う事ではないと思います。)発売されたらじっくり飲んでみたいと思います。04は銀でした。そして05がやっと金を取ったと言う事です。05はフランスだけでなく日本でも良い年だったのですね。
2009/08/09
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シャトー・ムートン・ロートシルト[1987]最近流行っている訳あり品を買ってみました。87のムートンは良年の85、偉大な86の蔭に隠れてパッとしないヴィンテージです。エチケットの絵もバロン・フィリップの肖像ですが、心霊写真見たいで好き嫌いの別れるデザインです。訳ありで19000と言う価格に釣られて買ってみました。キャップシールを間違って切ってしまった訳あり品です。どうせ飲むときは切るので味には問題ないと言う事で買ってみました。先ずは最初のツマヅキは2本あると言うので、2本買ったのですが、あるのは一本でした。買ったワールドリカーショップさんから、間違いとお詫びのメールが来ました。次のツマズキは届いたワインが、コルク栓が瓶の中に落ちていました。古いワインでは時々ある事です。コルクが衝撃で瓶の中に落ちることは数回経験しています。カンナを叩くと刃が抜け出るのと同じ様な現象でしょう。キャプシールがあれば良かったのですが、無い状態でコルクが落ちれば当然ワインはこぼれだします。と言う事で87のムートンは香りだけ嗅いで終わりました。もったいな~~~~瓶を送り返して終わりです。キャップシールの無いワインの危うさを知りました。もしキャップシールがあれば同じ衝撃でもコルクが瓶の中に完全に落ちることはなかったと思います。万が一落ちてもワインがこぼれ出る事は無かったと思います。旅をするワインにはキャップシールも必要なものなのですね。勉強になりました。
2009/08/08
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送料無料はこちらから!3本で今ならクール代も無料!ドメーヌ・デ・トゥール[2005] VdP ヴォークリューズ・ルージュ750ml 2003 CP93相変わらず良いですね。このワインが1500円以下で買えると言う事は奇跡としか言いようがない様に思います。よくこの価格でエマニュエル・レイノーは売ると思います。値段では計れない良さのあるワインです。ローヌですが、ブルゴーニュ的な柔らかいワインです。03ですから濃いですが、リリース直後の濃さは無くなって落ち着いて来ました。グイグイ飲める感じです。軽いビオ臭がしますが、時とともに消えて行きます。細かい澱があって多少濁っています。甘いラズベリーの香り、ハーブ、バラ、獣、土、赤身肉、甘いタンニン、優しい酸、非常にバランスがよく、喉越しも1500円クラスのワインとはとても思えません。エレガントでチャーミングで飲んでいて楽しくなるワインです。グルナッシュ60%、サンソー20%、クーノワーズ10%、ディヴィエール10% 販売店資料よりシャトー・ヌフ・デュ・パプ最上の造り手シャトーラヤスの現オーナー。そしてあの伝説的な人物ジャック・レイノー氏の甥に当たるエマニュエル・レイノー氏。 そのエマニュエル・レイノー氏が自宅の近くに所有する畑で、造る、カジュアルなクラスのワイン「シャトー・ド・トゥール」、そして「ドメーヌ・ド・トゥール」。 エマニュエル・レイノー氏は、非常に気難しい人物として有名だったジャック・レイノー氏譲りの偏屈な人物。 そんなエマニュエル・レイノー氏は、「クレイジー」にも見えるほどの情熱と労力を欠け、偉大な「ラヤス」と全く同じだけ手を掛けて造るのがこのワインなのだそうです。 実際、現行のヴィンテージがヴァン・ド・ペイクラスのワインでさえ 2002年というのは驚異的!ヴィンテージの翌年にはリリースされることが多いこのクラスでも 4年近くをかけて、そして『ヴァケラス』にいたっては2000年ですので 6年近く経っています!! 実際に、飲んでみてもヴァケラスは、ヴァン・ド・ペイ・ヴォークリューズは、色合いは薄いですが、このクラスとは思えないほど、しっかりとした果実感、そして熟成感がある素晴らしいもの! そして本当にビックリしたのは『ヴァケラス』です!「シャトー・ラヤス」程の強いミネラル感や、強烈な余韻はありませんがそれでも、ボリューム感とエキスの強さなど、これに匹敵するようなワインはシャトー・ヌフ・デュ・パプでも見つけることは非常に難しいのではないでしょうか? しかも、品質はグランヴァンながら価格は驚くほどリーズナブルなことにも驚いていただけると思います! ローヌというと「重くて濃い」イメージをもたれるかもしれませんが美しい酸とミネラルの余韻をたたえた素晴らしいワイン!偉大なブルゴーニュにも匹敵する素晴らしさだと思います。 輸入元資料より だれもが認めるシャトーヌフ・デュ・パプ最高の造り手であるシャトー・ラヤス(Rayas)の現在のオーナーであり、醸造家でもあるエマニュエル・レイノー氏が自宅近くの畑から造るカジュアルなワインがこのシャトー・デ・トゥールであり、ドメーヌ・ド・トゥールです。 エマニュエル・レイノー氏は1997年に亡くなったジャック・レイノー氏の甥で、彼自身も叔父であるジャック・レイノー氏と同じくかなり気難しい性格で、常人離れしたこだわりを持ってワイン造りにあたっています。この地では珍しいグルナッシュ100%でワインを生産し、野生酵母で発酵をさせるなど、尋常ではないほどのこだわりと労力をもってワイン造りに当たっており、シャトー・ラヤスに要求される数々の厳しい仕事と同レベルの労力を注ぎ込みカジュアルなワインを生産するその姿はまさに奇人、変人。実際、かなり気難しく、人嫌いで偏屈な面があり来訪者を困惑させることもしばしば。そもそも彼に会えることすら奇跡なのです。
2009/08/08
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[2004] ラ・クロワ・ド・ボーカイユ / サン・ジュリアン フランス ボルドー CP93何本も飲んでいますが、良いですね。力は若干落ち始めていますが、飲みやすくなっています。そういう意味ではこのワインの第一期飲み頃のピークは今年の2月前後だった様です。04のボルドーは作り手による差がありますが、これは良いです。店でも5ケース売りましたし、自宅でも12本は開けて来ました。誰が飲んでも美味しいと思わせる、納得させるワインです。チョコレートやアーモンドキャラメルの様な香りがありますが、実にシックな楽しめるワインです。香りも芳醇で、タンニンが甘くなって、酸も柔らかく、実に飲み頃です。タンニンが落ちて来てるので、ミディアム・ボディーでいくらでもグイグイ飲めてしまうボルドーです。エグイ・渋いはありません。4000円以下ならお買い得だと思います。
2009/08/07
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2003 CP96クロ・フランタンも変わりましたね。非常に大柄で強いマルコンソールです。特級と言って良いワインだと思います。ニコラ・ポテルのマルコンソールも飲みましたが格が違います。クロ・フランタンはどちらかと言えば古典的な作りのワインだと思っていましたが、この03のマルコンソールは現代的です。チョコレートの香りが強く力強いワインです。まだまだ寝かせて置きたいワインです。クロ・フランタンは評論家の評価も最近は低いし、親会社のビショの下位クラスが不振の為に日本では低く見られているようですが良いワインを沢山生み出しています。(クロ・フランタンのエチケットに似たデザインの水っぽいジュヴレ等売るから駄目なのです)このワインを飲む限り、カミュゼやデュガと並ぶドメーヌだと思います。実際私の若い頃はヴォーヌのトップドメーヌでした。畑の良さと言うか、生まれの良さが本当に出ています。色は綺麗な澄んだルビー色、香りはチョコレート、バニラ、プラム、ハーブ、モカ、黒ベリージャム、味わいは強く甘いタンニン、濃密な果実味、しっかりした柔らかい酸、複雑で濃厚なワインです。余韻も長く、喉越しもよく、力があります。ラ・ターシュ以上に濃密なマルコンソールです。久しぶりに大物のブルゴーニュを飲んだ気がしました。クロ・フランタンは要チェックです。正直言うと癒し系好みの私には力があり過ぎです。でも美味しいですね。
2009/08/06
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音楽の都【ウィーン】で造られるオーストリア最高クラスの白ワイン[2007] ウィーナー・ゲミッシュターサッツ(ヴィーニンガー) CP87今年の4月に飲んだ時より美味しいです。オーストリーらしいふくよかさが少し出てきました。でもまだ酸っぱいです。酸があるのは良いのですが、酸が立っては駄目ですね。4日かけて飲んだのですが、徐々に良くなるような気もします。まあどちらにしろ2500円は高いと思います。1800円クラスの酒質です。
2009/08/06
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ドメーヌ・ルネ・ロスタン コート・ロティ 1999年 フランス コート・デュ・ローヌ CP94非常に美味しい癒し系ローヌです。10年経って完熟です。まだまだ持ちますが、美味しいです。シラー用のグラスは使用しない方が良いです。リーデルのシラー用のグラスはオージーワインやニューワールドのシラーには合っていますが、ローヌの一流ドメーヌのワインには全く向きません。この事はプロのベテランソムリエでも知らない人が多いです。ピノノワール用のグラスをお使い下さい。この手のローヌは本当に飲み方を含めて知られていないので可哀そうです。ブラインドで出したらこのワインがローヌのシラー100%だと思う人が何人いるでしょうか?シラー=濃いスパイシーなワインと言う間違ったイメージが植え付けられていますが、多くのトップドメーヌの熟成したワインを飲むと非常にピノノワールに近いワインだと言う事が分かると思います。どうしてこうなったかと言うと、ローヌと言えばギガルとシャプティエを飲んで分かった気になっている人が多すぎるからです。実は昔の私もそうでした。安いローヌや手に入りやすい大手のローヌしか飲まないと、濃くてスパイシーなワインで終わってしまうのです。エレガントでチャーミングで癒し系のワインが沢山埋もれているのです。ちょいと濃い目のピノを飲みたいときにうってつけのワインなのです。ボンヌ・マールやシャンベルタンを高い金を出して買わなくても、ピノの特級クラスの凝縮感や厚みを、三分の一以下の価格で楽しめます。レストランのワインリストもローヌを馬鹿にしたものがほとんどです。ブルゴーニュよりも安いランクと思っているので、若くて重い、濃くてスパイシーなワインがリストに数品並んでいるだけです。多くの有資格ソムリエさんが、お客さんが求めていないのでローヌのワインは置きたくないと言う有様です。隠れた名品を掘り出して売るのが仕事なのですがね。このワインは92点ですが、同じヴィンテージの上級キュべがパーカー100点だったのも頷けます。 セクシーなワインです。 去年飲んだ時より熟成は僅かですが進んでいます。素晴らし芳醇な香りと、エレガントな味わいに魅了されます。6500円が安く感じる一本です。深く濃い澄んだルビー色、プラムや熟れた黒いベリーの香り、獣、革、赤身肉、ハーブ、味わいは太く逞しく甘いタンニン、品の良い優しい酸、鉄分を強く感じます。非常にバランスが良く、喉越しもよく、飲み飽きしないワインです。流石コート・ロティのトップドメーヌのワインです。1999 Rene Rostaing Cote Rotie Cote Blonde Wine Advocate # 140 Apr 2002 Robert Parker 100 Drink: 2002 - 2018 $250-$450 (90) What can I say about the 1999 Cote Rotie Cote Blonde. This is a dry vintage port-like Cote Rotie. It possesses extraordinary intensity, brilliant harmony, and a staggering bouquet of violets laced with other flowers (paperwhite narcissus come to mind), blackberries, cassis, vanilla, and a touch of honey. The wine is unctuously-textured yet remarkably well-defined, with elegance married to intense concentration as well as an extremely long finish, this is one of the most profound and seductive Cote Roties I have ever tasted. There are 500 cases of this nectar. Anticipated maturity: now-2018.Rene Rostaing was apologetic for his 1999s, undoubtedly the greatest vintage he has ever produced. He was quick to point out that they are "atypical and too rich." Excuse me! This is Cote Rotie at its most concentrated and seductive. One of the most intelligent winemakers in Cote Rotie, Rene Rostaing continues to exhibit maturity as well as wisdom with the conditions he con fronts in each vintage.Wine Advocate # 133 Feb 2001 Robert Parker (96-99) Drink: 2001 - 2015 $250-$450 The 1999 Cote Rotie Cote Blonde flirts with perfection. A dense ruby/purple color is followed by a profound bouquet of blackberries, cassis, violets, pain grille, and honeysuckle. Thick, chewy, and intense, with enormous volume yet an uncanny sense of elegance, this viscous, super-concentrated 1999 possesses both fabulous persistence and remarkable definition. A tour de force for Cote Rotie, it is likely to be completely consumed before it reaches full maturity ... it's that seductive. Anticipated maturity: now-2015.1999 Rene Rostaing Cote Rotie Cuvee Classique Wine Advocate # 140 Apr 2002 Robert Parker 92 Drink: 2002 - 2022 $47-$66 (68) The 1999 Cote Rotie Cuvee Classique (14,000 bottles produced) is a brilliant example that should age well for 15+ years. Its sexy concoction of jammy black fruits intermixed with violets, acacia flowers, cherry liqueur, and creme de cassis jumps from the glass. The wine is exotic and nearly port-like, with sweet levels of glycerin coating the mouth, low acidity, and fabulous concentration as well as purity. It is impossible to resist, but it will last for two decades. Rene Rostaing was apologetic for his 1999s, undoubtedly the greatest vintage he has ever produced. He was quick to point out that they are "atypical and too rich." Excuse me! This is Cote Rotie at its most concentrated and seductive. One of the most intelligent winemakers in Cote Rotie, Rene Rostaing continues to exhibit maturity as well as wisdom with the conditions he confronts in each vintage.Wine Advocate # 133 Feb 2001 Robert Parker (91-93) Drink: 2001 - 2013 $47-$66 The 1999 Cote Rotie Cuvee Classique reveals a dense purple color as well as a smoky, blackberry/cassis-scented nose with a hint of flowers. Fat, with low acidity, a viscous, opulent texture, and an immensely flattering, disarming personality, it is gorgeous to drink now, and should last 10-12 years. Because of its concentration, low acidity, and high glycerin/alcohol, it will be irresistible young. 販売店資料よりご存知、パーカーポイント100点を連発するランドンヌ、ブロンドを擁するコート・ロティのトップ・ドメーヌ。 「小さい頃は収穫の手伝いをさせられるのが嫌で嫌でたまらなかった。コート・ロティは急斜面で作業が厳しいからね」と笑うルネ氏が、このドメーヌの名声を一代で築き上げた。 1971年にフランス革命以前からアンピュイ村でワインを造ってきた親族と夫人の祖母の畑をまとめる形でドメーヌを設立し、定年を迎えた親族の畑を次々に相続することでドメーヌを拡大してきた。 特に叔父のマリウス・ジャンタズからテュルク等古木を持つ畑を相続したことは大きい。現在所有する複数の区画から「コート・ブロンド」「ヴィエレール」「ランドンヌ」の3種類のコート・ロティとスタンダードなコート・ロティ、コンドリューのボネット、5種類のキュヴェを造る。但し、ヴィンテージによって品質に納得できないときはヴィエレールやランドンヌをスタンダードなロティにアッサンブラージュして、リリースすることも多々ある。ラベルにも描かれドメーヌのシンボルとなっている小屋は戦前に建てられた。鮮やかな人目を引く屋根の小屋は、コート・ブロンドの中腹からローヌ河の岸辺にあるドメーヌを見守っている。
2009/08/05
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クロース・エルミタージュ セ・ル・プランタン [2007] ダール・エ・リボ 750ml (赤ワイン) CP88自然派の大御所と言うか、臭いワインの教祖とも言える、ダール・エ・リボのワインです。相変わらず臭くてジューシーなワインです。最近思うのですが、酸化防止剤無添加の臭いの平気なビオワインは全て同じ味に感じてしまいます。濃い薄い、重い、軽いはありますが、ほぼ全て誰が作っても似たような味に思うのです。葡萄の違いもありますが、全部結果似たような感じになるビオ味、ビオ臭が支配的でそれで終わってしまうように思います。酸化防止剤を使った、また使っていなくてもビオ臭を抑えたビオワインは繊細な作り手やテロワールの違いを感じます。強烈なビオ臭が葡萄本来の香りを全て覆い隠してしまっています。作り手や信者はこれが葡萄本来の香りだと言いますが、葡萄の香りではなく、酵母や雑菌が葡萄と共に出している香りであって、生の葡萄を食べても、しぼりたての葡萄ジュースを飲んでもビオ臭などしません。極端な言い方をすると、ある病気に侵されて皆同じ味に、香りになっていると言う事です。まあ冒頭一見酷い事を書いていますが、事実ですし、ワインは趣向品ですから好きな人が飲めばよいので、私も時々臭いビオを飲みます。臭いビオワインの良いところは、6日位味は変化はしますが、飲めるという事です。と言う事で、一人で飲んでいて何かもう少しワインを飲みたいという時には便利です。このワインは安定して何時も臭いダール・エ・リボのワインです。もっともビオワインらしいワインです。色は濁った濃い目のルビー色、香りはビオ臭、梅鰹、ヘソゴマ、ワインヴィネガー、タンパク質の腐敗臭、味わいは甘酸っぱいビオ味、柔らかいタンニン、独特な酸、まあ良く出来たビオワインだと思います。販売店資料より「繊細な人柄とどこまでも深い優しさを映し取ったワイン」 ダール・エ・リボダール・エ・リボは、ルネ・ジャン・ダールとフランソワ・リボの2人によって運営されるドメーヌです。その評価は非常に高いものの大のジャーナリズム嫌いで、その存在がメディアに露出することはほとんどありません。たとえ訪問がかなっても写真をとることすら難しいといわれるほどです。しかし、そのワインの味わいは、実直で芯の通った素晴らしいもので、ローヌというともすれば野暮ったい味わいになりがちなアペラシオンにあって気品と強靱さを兼ね備えた自然派ワインとなっています。栽培はどこまでも自然な方法で行い、極限まで遅らせた収穫によって健全で完熟したブドウを得ます。茎まで完全に熟したブドウであるため、除梗も行いません(彼らは良いワインを造るためには茎が必要と考えています)。発酵・醸造においても、野生酵母による発酵や清澄・ろ過を基本的には行なわいなど人為的な作業を排し、ブドウの持つ本来のピュアさをワインに映しとります。SO2は醸造・瓶詰め段階において基本的に使用しません。彼らのワインには、従来のシラーという品種やエルミタージュというアペラシオンが備えていた頑強でスパイシーなワインというイメージがありません。それは、従来のスパイシーなシラーというのは作られた個性であって、ブドウや畑本来の個性ではなかったからに他なりません。実際、最近のヴィンテージにおけるダール・エ・リボのワインは、非常になめらかで優しい果実味があり、品の良さを備えたエレガンスに満ちたワインとなっています。「ガチガチで10年も飲めないような」ワインを無理をして造るのでは無く、より素直に、そしてより繊細にワインのピュアさや美しさを表現しています。
2009/08/04
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ジャン・ルイ・ライヤール ニュイ・サン・ジョルジュ [2005] 赤 750ml CP92 非常に素直で良い現代的なピノノワールです。DRCがどうのとコピーに盛んに書かれていますが、DRCとは違いますが、良いワインだと思います。5000円でこの味なら人気になるでしょう。一級クラスも飲んでみたくなるワインです。癖が無いというか、減点する部分の少ないワインです。丁寧に作っているのだと思います。香りも高級ブルの香りですし、味もストレートでエレガントなピノです。非常にバランスが良いです。~インポーター資料~葡萄品種 ピノ・ノワール平均樹齢60年の僅か0.45ヘクタールの区画から生まれるキュヴェ。果梗を100%残したまま高温(33℃)で発酵させ,アリエ産のバリック(新樽比率30%)で澱引きをせず17ヶ月熟成させたキュヴェDRCで40年間働いていた母 (しかも,あのロマネ・コンティの畑の葡萄の摘み取りを任されていた最も優秀な収穫人の1人)と,同じく37年間働いていた父を両親に持つ男がいる。その男の名はJean-Louis Raillardジャン=ルイ・ライヤール。自らもDRCで働き,様々なネゴシアンでも働いた経験を持つライヤールは,現在,著名なボーヌ醸造学校で教鞭を取る傍ら,自身のドメーヌでワインを造っている。平均樹齢50年という素晴らしい古樹の畑を所有する彼のワイン造りは,有機栽培(完全なバイオダイナミック農法へ転換中),馬による耕作,遅い収穫,低収量,非除梗,高温発酵,澱引き回避,無清澄,無濾過,重力に逆らわない瓶詰めなど,正真正銘DRCから受け継いだブルゴーニュの王道 を行く方法だ。引退した両親が40年間DRCで働いて培った的確なアドヴァイスが生かされていることも見逃せない。ドメーヌは栽培面積3.5ヘクタール,年間総生産量7千本前後という超ミクロ・ドメーヌだ。しかも,ライヤールは毎年DRCの瓶詰めに立会い,試飲もする権利を持っている数少ない男だ。神秘なるロマネ・コンティの神髄の全てを継承した男,ジャン=ルイ・ライヤール。
2009/08/03
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【限定12本!】当たり年の特級古酒なのに…若いヴィンテージよりむしろ安い掘り出し物!カミュ・ペール・エ・フィスシャルム・シャンベルタン[1999] CP92カミュは良いワインだと思うのですが、イマイチ評価が低いのですが、ワイナートの評価は高かったですね。価格的にも良年の飲み頃のジュヴレの特級が7000円で買えるという最近ワインを始めた方には気持ち悪い位安いのですが、この値段が正常だと私は思います。昔はルソーもカミュも同じ値段で売られていました。90年位までは価格差は少なかったのです。その後DRCの価格に近づくドメーヌが出てきて、世の中とんでもない価格のワインが増えていったのです。ルロワ、デュガ、ルソー、コシュデュリ、ラフォン等々DRCと普通のワインの中間価格帯が形成されたのは本当にこの数年の事です。この原因の半分はパーカー評価や、需給を絞って価格操作して中間業者が仕掛けて行った結果だと思います。カミュは世の中変わってもどこ吹く風で、昔からの仕込みや価格を変えずに我が道を歩んでいるという感じです。それが出来たのもカミュは最も沢山ジュヴレの良い畑を持っていたからだと思います。新興のドメーヌと違って高額な畑を買ったりする必要が無いのです。そしてINAOの要職に長年ついている名門ですから、変な事は出来ないし、業界全体の利益を考えて、長期的な視野でワインを造り売っているのだと思います。結果ワインバブルに乗っかる事も、過度なコールドマセラッションに走る事もせずに、古典的ワインを適正な価格で売り続けているのだと思います。そういう意味ではカミュさんは本当に立派な方だと思います。個人的には1975・78年のシャンベルタンを飲んで以来惚れ込んで良く飲んでいます。最近の作品を飲んでも本当に大きくは変わっていないカミュ節を感じます。古酒になればなるほど出汁が出て美味しくなるワインです。若い頃はややタンニンが強く果実味濃厚系の現代ワインを飲み慣れている方には固く閉じた印象をもたれると思います。10年位経つとやっとカミュの世界が見えて来ます。この瓶は適度な熟成感があってカミュ節全開と言った感じでした。昔からすればこれでも多少は若飲み様になっているようにも思います。黒系のしまった鮮やかなルビー色、香りは熟成感のあるローズヒップや紅茶が出てきています。バラ、ラズベリー、獣、森の下草も香ります。味わいは骨格のしっかりしたタンニンが未だ支配していますが、角は丸くなって来ています。酸もしっかりして甘い感じの良い酸です。果実味はエレガントで、透明感のあるエキス分を感じます。全体としては硬質です。ミネラル感がしっかりしていて一本芯の通ったワインです。まだ置いても良くなりますが、この状態は後3~5年で、徐々に果実味が落ちて古酒感が出て来ると思います。その頃もう一回飲んでみたいワインですね。
2009/08/02
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